東武トップツアーズ、おせちを刷新 食するシーンにあわせて

2024年10月8日(火)配信

おせちイメージ(加賀屋)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月8日(火)、従来のコンセプトを見直し、新たに利用者が食するシーンにスポットをあてた「おせち・お取り寄せ」を売り出した。全国各地のおせち79商品、お取り寄せ65商品の全144商品を取りそろえる。

 例年のおせち商品を見直し、夫婦や大切なパートナーとの2人に最適なおせち、1人でも正月気分を味わえる豪華なおせち、家族や大人数向けのお肉のおせちを用意。このほか、和洋中オードブル、初めての試みのスイーツおせち、サンリオや万博のキャラクターおせちなど、さまざまな食のシーンに合う多種多様なおせちを販売する。

 今回の見直しにより、約半分が新商品となった。東武グループの通販サイト「TOBU MALL」などで販売している。

東松山市 市制70周年で市の花「ぼたん」の新品種発表 来春、東松山ぼたん園で開花

2024年10月7日(月)配信

来春の開花に期待を込めて植樹

 市の花に「ぼたん」を掲げる埼玉県東松山市は2024年10月5日(土)、市制施行70周年事業の一環として、日本ぼたん協会から贈られた新品種ボタンの名称発表と植樹式を、東松山ぼたん園で実施した。

 寄贈を受けたのは「桃色」、「藤色」のボタンと、ボタンとシャクヤクの交配により生まれた「黄色」のハイブリッド種の3品種。7月に市民や市内在勤・在学の人を対象に名称を募集し、147件の応募があった。選考の結果、神秘的な薄い藤色の花は「古稀の彩(こきのいろどり)」と命名された。名付け親の君嶋友絵さんは、「70歳の東松山市らしい名前で、70歳のお誕生日プレゼントにこのボタンを渡す習慣ができるといいな」と話す。桃色の花は歩く街・東松山市から「歩々笑美(ほほえみ)」と、黄色の花は比企郡(ひきぐん)の空に浮かぶ月を思い浮かべて「ヒキノツキ」と、それぞれ名付けられた。

 会場では名称発表、命名者への表彰に続き、植樹が行われた。今回3品種のうち2種を提供した松本農園(島根県松江市)の松本康市さんによると「こう配からボタンの花が咲くまで12年ほど。咲くまでどのような花になるかは分からず、ほんの一部が新種になる」という。貴重な花の寄贈を受けた森田光一市長は「ボタンは手入れが難しい面もあるが、市内で愛好者も多いことから、70周年記念事業を通じて普及に努めたい」と、来春の開花へ期待を寄せた。

 会場となった東松山ぼたん園は、1990年に開園した。園内にボタン約5千株と、ハイブリット種550株、シャクヤク850株が植栽されている。今年4月からは、由志園(門脇豪社長、島根県松江市)が指定管理者となり、ボタンシーズンの「観光」はもちろん、シーズン終了後は子育て世代が楽しめる都市公園として、通年イベント開催などに力を入れている。

能登半島大雨の復興支援プラン発売 1泊1000円から被災地へ寄付 三井ガーデンホテル金沢

2024年10月7日(月) 配信

三井ガーデンホテル金沢 イメージ

 三井不動産ホテルマネジメント(雀部優社長、東京都中央区)は10月7日(月)から、三井ガーデンホテル金沢(石川県金沢市)で2024年能登半島大雨「復興支援 日本赤十字社への寄付付きプラン」の予約を開始する。

 同プランでは、泊数に応じて、宿泊代金の一部(1泊1室あたり500円)に、ホテルから500円を上乗せして、合計1泊・1室あたり1000円を、日本赤十字社を通じて被災地に全額寄付する。

 予約期間は11月29日(金)まで、宿泊期間は11月30日(土)まで。

 さらに、全国のザ セレスティンホテルズ、三井ガーデンホテルズ、sequenceなど全40施設のロビーで、義援金を募る募金箱を設置している。

 同社は、プラン販売に当たり、「被災地における非常事態が一刻も早く収束し、被災地の皆さまの安全と1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます」とコメントした。

「或る列車」など北九州を楽しむ4日間 JALPAKブランド誕生60周年特別企画

2024年10月7日(月) 配信

「或る列車」外観

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は10月7日(月)、JALPAKブランド誕生60周年特別企画として、九州旅客鉄道(JR九州)が運行している観光列車「或る列車」やハウステンボスなど北九州を楽しむ4日間のツアーを売り出した。

 同ツアーは、1日目に約1300万球のイルミネーションが輝くハウステンボスを訪れる。夜は同社ツアー客限定でイルミネーションを楽しむガイド付きの「カナルクルーズ」を用意する。

 2日目は焼き物で有名な佐賀県・有田でのフリータイムや呼子のイカを味わったあと、糸島を経由して福岡県・博多へ移動する。

 3日目はJR九州が誇る「D&S列車」(デザイン&ストーリー列車)の“食・時・おもてなし”を味わう「或る列車」を貸し切り乗車する。車内では世界ベストレストランに10年連続でランクインしている成澤由浩氏監修の食事やフリードリンクが楽しめる。宿泊は大分県日田市の奥日田温泉。4日目は日田市内を散策し、ショッピングやフリータイムの時間を設ける。

 ツアーの出発日は2024年12月5日(木)、25年2月20日(木)。出発は東京と現地発着。料金は東京発・2人1室利用時の1人分が31万8000~32万円。第1次の募集は10月17日までで、抽選方式となる。

「ANA楽パック」累計利用者1200万人突破 楽天トラベルで最大1万2000円オフクーポン配布CP実施

2024年10月7日(月) 配信

「利用者数1200万人達成記念 ANA楽パック感謝祭」

 楽天トラベル上で提供する国内ダイナミックパッケージ「ANA楽パック」は、2006年10月の販売開始以来の累計利用者数が、24年9月時点で1200万人を突破した。これを記念し、楽天トラベルでは、「ANA楽パック」で利用できる最大1万2000円オフクーポンなどを配布するキャンペーンを始める。

 このCPでは、「Special Thanksクーポン」として、ANA楽パックの旅行代金が1万2000円オフになるクーポンのほか、テーマパーク提携施設で利用できる8000円オフクーポンを配布する。

 さらに、11月5日(火)午前9時59分までにANA楽パックをレンタカー付きで予約すると、「楽天ポイント」を1200㌽進呈する。

 CP期間は、10月7日(月)~12月2日(月)まで。

「デジタル観光統計オープンデータ」を正式公開 日本観光振興協会

2024年10月7日(月) 配信

デジタル観光統計イメージ(ブログウォッチャー)

 日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都港区)はこのほど、観光来訪者数データを一元化した「デジタル観光統計オープンデータ」を正式公開した。これにより自治体は、国内居住者の観光来訪者数をタイムリーに把握することができ、速やかな施策実行や評価が可能になった。

 同データは観光庁「観光入込客統計に関する共通基準調査要領」で観光入込客数を把握する手段の1つとして提示されており、ブログウォッチャー(新村生社長、東京都中央区)が保有する人流(位置情報)データを使用し、全国47都道府県・1741市区町村の観光来訪者数を月別に集計したもの。既存統計の代替、EBPMの推進、観光DXなどでの活用が期待されている。

 日観振は昨年3月にデータの適切な整備と運営に向けて、「デジタル観光統計整備検討委員会」(座長=清水哲夫・東京都立大学都市環境学部観光科学科教授)を設立。観光庁もオブザーバーに迎え、観光客や観光地点の定義を検討し、各都道府県で行われていた既存の観光統計との精度検証を行ってきた。昨年10月からはお試し版を公開し、学識者や自治体による検証や確認を経て正式公開となった。

 公開にあたり、清水座長は「この10年以上にわたって、旅行者の位置情報を活用して観光地域づくりの施策を考えることに対して、自治体やDMO、観光協会の多くが大きな関心を寄せていたが、加工技術や費用対効果の面で大きな問題があった。問題解決の第一歩として、今回の検討委員会では観光庁『観光入込客統計に関する共通基準』に準拠した位置情報データの統計化にチャレンジし、晴れて公開にいたった」と喜びを語った。

H.I.S.ホテルホールディングス、奈良モダンルームの提供開始 地元企業とコラボし吉野ひのき活用

2024年10月7日(月) 配信

奈良モダンルーム

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は9月26日(木)から、運営する「変なホテル 奈良」(奈良県奈良市)で地元企業とコラボレーションした「奈良モダンルーム」の提供を始めた。

 同客室には、「あかり工房 吉野」(奈良県・大淀町)の吉野ひのき光絵パネルやペンダントライト、キャンドルホルダーを設置。1940年に創業した「松田商店」(奈良県奈良市)の吉野ひのきの匂いを楽しむ「香りのインテリア」も取り入れた。

 宿泊客には「チアフル」(奈良県・吉野町)の同ひのきを使用した入浴剤「JIWAJIWA」をプレゼントする。価格は1室1泊当たり1万7000円(税・サ込)から。

あべのハルカス、「にいがた酒の陣OSAKA」を初開催(10月10~14 日)

2024年10月7日(月) 配信

自分好みの日本酒との出会いを楽しめるのが「にいがた酒の陣」の魅力

 新潟県の35の蔵元の日本酒が楽しめるイベント「にいがた酒の陣OSAKA」が10月10日(木)~ 14 日(月・祝)まで、あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で初めて開催する。酒蔵数日本一を誇る新潟県内の蔵元が、自慢の酒を一堂に持ち寄り、個性豊かな美味しい地酒を味わってもらうイベント。あべのハルカス開業10周年を記念して、近鉄本店で開く。

 会場は、「上越」「中越」「下越」「佐渡」の4つのエリアに分かれ、それぞれのエリアの日本酒の個性を感じながら、自分好みの酒を探す楽しみを味わえる。各エリアの風土や食文化に合わせて日本酒の味も異なり、日本酒造りのプロである各蔵元の「蔵人」とコミュニケーションを取りながら飲み比べて、自分好みの日本酒との出会いを楽しめる「にいがた酒の陣」の魅力を堪能できる。

 会場内には、新潟にちなんだおつまみとともに日本酒の飲み比べを楽しめる「スナックニイガタ」が登場するほか、新潟県の新米の販売も行う。また、日本酒には欠かせない酒器などを集めた「にいがたもん博」も併催する。

 会場はあべのハルカス近鉄本店のウイング館9階。開催期間は午前10時~午後8時(最終日は午後4時閉場)。

トヨタ・センチュリーが京都鉄博にやってくる! 11月2~4日に産博学3者連携イベント

2024年10月7日(月) 配信

 彌榮自動車(粂田晃稔社長、京都府京都市)と京都鉄道博物館、京都産業大学は11月2日(土)~4日(月・祝)に鉄道博物館内で産博学3者連携の初イベント「トヨタ・センチュリーが京都鉄博にやってくる!」を開く。

 イベントでは彌榮自動車が保有し、これまで国内外の賓客送迎に使われてきた「ハイヤー特別車」であるトヨタ・センチュリー(2代目、GZG50型)と、京都鉄道博物館が所蔵しているC51形蒸気機関車(239号機)を京都鉄道博物館内の扇形車庫で並べて展示する。また、当イベントに合わせて京都産業大学の学生スタッフが展示車両を案内する。

 2社は京都産業大学が開講する課題解決型授業「O/OCF-PBL(オーシフピービーエル)2」に参画している事業者として縁が生まれた。彌榮自動車が7月末にヤサカグループのタクシー・バスのミニカーを京都鉄道博物館に寄贈し、鉄道ジオラマ内に展示する企画を実現。さらなる連携企画として、今回のイベントを実施する。

 イベントの開催時間は午前10時~午後5時まで。学生による案内は正午~午後1:30の間は休止となる。場所は博物館の扇形車庫内。

阪急交通社が城西国際大学と包括連携結ぶ 観光振興や人材育成に向け新しい産学連携を

2024年10月7日(月) 配信

倉林眞砂斗学長(左)と酒井淳社長

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)はこのほど、城西国際大学(倉林眞砂斗学長、千葉県東金市)と観光振興・観光人材育成に関する包括連携協定を結んだ。10月4日(金)に同大学の東京・紀尾井町キャンパスで協定書締結式を開き、酒井社長は「新しいカタチの産学連携として、学生のキャリア形成をサポートしていきたい」と力を込めた。

 阪急交通社はコロナ後の観光需要回復に伴う人材不足に危機感を持ち、大学生を対象に中長期的な育成プログラムを開始。プログラムではコロナで旅の機会を奪われた学生に対してバスツアーの添乗業務などの経験を通して、旅の楽しさを実感してもらいたいと考え、このパートナーとなる大学を探していた。

 一方、城西国際大学は社会とのつながりを持ったフィールド教育やキャリア教育に力を入れており、とくに観光学部においては22年の東金キャンパス移転を機に新たな産学連携のパートナーを求めていたところ。この両社の狙いが一致したことから、今回の連携締結にいたった。

 2者は既に2023年6月から、観光学部の学生を対象に阪急交通社のツアーブランド、トラピックスでの添乗業務などを体験する「旅行業務サポートプログラム」を実施してきた。今年度も2年生と3年生の計16人が現場で学んでいるという。

 今回、連携協定を結んだことで、観光人材育成プログラムをさらに充実させるほか、ツアー企画担当社員が指導する「観光プロジェクト・阪急交通社クラス」の開校などを想定する。人的交流事業や観光振興にかかわる共同研究なども行い、両者の強みを生かしてプロジェクトに学術性や商業的知見を付与し、より効果的な成果を得ることを目指していく。

 観光学部の教授でもある倉林学長は「自分の目で見る学びがすべての起点になる。将来を見通しながら、質の高い連携をしていきたい。よりよい教育成果になるよう力を尽くしていく」と意気込んだ。

 城西国際大学の観光学部生は現在約380人。今春の卒業生は約5割が観光産業に進んだという。これまで同大から阪急交通社へ就職した例はないが、酒井社長は同社の強みとして募集型企画旅行に触れ「募集型が造成できる会社は現在数社しかない。授業に参加して実際にツアー造成の魅力を感じた学生はその数社を希望するのではないか」と期待を寄せた。阪急グループとしては、観光産業のなかで旅行業以外にも幅広い職種があるため、各社の魅力発信や周知もはかっていきたいとした。