2018年10月1日(月) 配信

文化観光プログラム「Profound Tourism~心を感じる文化の旅~」イメージ © Toppan Printing Co., Ltd.
凸版印刷と、トッパングループで旅行事業を展開するトッパントラベルサービスはこのほど、訪日外国人向け日本伝統文化体験ツアープログラム「Profound Tourism(プロファウンド ツーリズム)~心を感じる文化の旅~」を売り出した。凸版印刷が文化体験プログラムの企画開発、トッパントラベルが視察・研修、観光、MICEなどのテーマに合わせたツアー全体の設計、販売を担う。
同プログラムでは、凸版印刷が文化財デジタルアーカイブ・VR(仮想現実)事業やイベント企画・運営事業などを通じて培ってきた知見をもとに、リアルとバーチャルを組み合わせ、日本の伝統文化に宿る精神性を文化体験としてツアー形式で提供する。対象は、日本を訪問する国外の官公庁や企業・団体。同事業による収益の一部を文化財の保存・修復や公開に活用することで、観光立国の実現や地方創生の活性化に貢献する活動も行う。両社は今後、同プログラムをグローバル企業や官公庁、海外の旅行代理店などへ拡販し、2021年に約30億円の売上を目指す。
□具体的なプログラム例
伝統ある神社・仏閣から日本の歴史や倫理観を学ぶ、エグゼクティブ向けプログラム
伝統のある神社・仏閣を舞台に、高僧による法話や文化財の特別拝観などを通じ、日本の歴史や倫理観を学ぶ。企業倫理が重視される大手流通・メーカーの幹部向け研修などに最適。
和食文化の一つである日本酒を通じ、その魅力やものづくりの極意を学ぶ国際視察向けプログラム
和食文化の1つである日本酒をテーマに、日本酒発祥の地の散策や老舗の酒蔵見学・試飲会、経営者との対話などを通じ、日本酒の魅力に触れる。また、伝統を守り新たな事業にチャレンジするものづくりに対する姿勢の極意も学ぶ。企業の国際視察向けプログラムなどに最適。
参考価格:
エグゼクティブ向けツアー 1企業(10人)2泊3日 1千万円~(詳細は要相談)

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日本旅行業協会(JATA、田川博己会長)と日本観光振興協会(山西健一郎会長)、日本政府観光局(JNTO、清野智理事長)は9月20―24日の4日間、東京ビッグサイトで「ツーリズムEXPOジャパン2018(TEJ)」を開いた。来年からの地方開催を前に、国内・海外・訪日の三位一体イベントの一つの完成形を示した。総合テーマは旅とツーリズム産業の「新しいカタチ」の発見や創造を掲げた。フォーラム&セミナーは「観光で地域創生を!」のもと、各個別テーマで課題解決策や今後の方向性を探った。【飯塚 小牧】

ジャルパックはこのほど、熊本地震からの復興を支援する、11月3日(土)出発の「南阿蘇観光未来プロジェクトモニターツアー」を売り出した。跡見学園女子大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科「篠原ゼミ」と連携し、学生が何度も現地視察と現地関係者との協議を重ねて実現した企画。モニターツアーには学生が同行し、案内する。





