オリックス不動産、オリックスグループの18の宿泊施設の運営会社8社統合 新社名は「オリックス・ホテルマネジメント」

2020年1月30日(木) 配信

人材育成の強化と専門性向上による事業拡大を目指す

 オリックス不動産(深谷敏成社長、東京都港区)はこのほど、オリックスグループの18の宿泊施設の運営会社8社を統合すると発表した。

 旅館とホテル、研修所を運営するブルーウェーブ(似内隆晃社長、東京都港区)を存続会社とし、「クロスホテル」を運営するクロスホテルズなどの運営会社7社を統合するとともに、オリックス不動産100%出資とする「オリックス・ホテルマネジメント」に4月1日付で社名を変更する。

 サービス・専門性の向上、ガバナンス体制の構築、人材獲得・育成強化および業務集約・標準化などを実現し事業拡大を目指す。

 また「オリックス・ホテルマネジメント」は、18施設を運営に加え、オリックスグループが運営するその他の宿泊施設や水族館、サービスオフィスなど16施設についても業務支援を行う予定だ。

 統合対象会社(運営対象施設)は、以下の通り

・ブルーウェーブ:

「箱根・芦ノ湖 はなをり」、「ホテルJALシティ羽田 東京」、「ホテルJALシティ羽田 東京 ウエスト ウイング」、「ハンドレッドステイ 東京新宿」、「クロス・ウェーブ幕張」、「クロス・ウェーブ船橋」、「クロス・ウェーブ府中」、「クロス・ウェーブ梅田」

・クロスホテルズ:

「クロスホテル札幌」、「クロスホテル大阪」、「クロスホテル京都」

・ユニバーサルホテルマネジメント:「ホテル ユニバーサル ポート」

・ヴィータホテルマネジメント:「ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ」

・東鳳マネジメント:「会津・東山温泉 御宿 東鳳」

・宇奈月ホテル:「黒部・宇奈月温泉 やまのは」

・函館湯の川ホテル:「函館・湯の川温泉 ホテル万惣」

・洗心亭:「熱海・大月ホテル 和風館」「ホテル ミクラス」※第三者資本

星のや富士、樹海ツアーを実施 ヘリクルーズやカヌー体験も

2020年1月29日(水) 配信

ディスカバー樹海ツアー(写真はイメージ)

 グランピングリゾート「星のや富士」(山梨県・富士河口湖町)は4月1日~5月31日まで、2泊3日の「ディスカバー樹海ツアー」を開く。ミステリアスなイメージがある樹海の魅力を多くの人に伝え、記憶に残る体験を提供する。

 ツアーでは、富士山麓上空を周遊するヘリクルーズと湖から樹海を眺めながらアペリティフタイム(食前酒)を楽しめるカヌー体験、樹海の中を歩くトレッキングを行う。3種のアクティビティを組み合わせたオリジナルツアーとなっている。

富士山麓上空のヘリクルーズ

上空から樹海を楽しめる

 星のや富士近郊に位置するヘリポートからヘリコプターに乗り、富士山麓上空の周遊を楽しめる。約15分間で富士山と富士五湖、樹海を観察できる。

 樹海は、富士山から流れた溶岩で焼け野原となった土地の上に位置する。樹木の高さが均一に育ち、木々が風になびくようすが海原でうねる波のように見えることから、「海」の名前がついた。

 上空から広い視野で観察することで、海のように広がる樹海のようすや、富士山の火口から流れた溶岩のダイナミックな動きがよくわかる。

カヌーに乗りながらのアペリティフタイム

カヌーでアペリティフタイム(食前酒)

 カヌーに乗って、富士五湖のひとつである西湖から樹海を観察する。西湖では、湖に流れ込みながら固まった溶岩の姿、その上に育つ樹海の植物を間近で見られる。乗船するカヌーには、向かい合って座れる椅子とテーブルを用意。ソムリエの資格を持つスタッフが選んだお酒とおつまみを、カヌーに乗りながら堪能できる。

 また、プロのインストラクターがカヌーをけん引するため、波に流される心配はなく、透明度の高い美しい湖と樹海が織りなす景色を眺められる。

樹海のなかを歩くトレッキング

ガイドと樹海を歩く

 樹海をよく知るガイドから、樹海の植物や動物について詳しい解説が聞ける。ヘリクルーズやカヌー体験で外側から眺めていた樹海の中に入り、自分の足で歩くことで、独特な根の育ち方や、溶岩の上で育つ植物の生命力の強さなど、新たな発見をすることもできる。

「ディスカバー樹海ツアー」概要

期間:2020年4月1日~5月31日

料金:1人12万円(税・サービス料別、宿泊代別)

予約:公式サイトで1カ月前までに予約

含まれるもの:ヘリクルーズ、カヌー体験(湖上のアペリティフタイム付)、樹海トレッキング

備考:悪天候の場合は、内容を一部変更、中止する可能性がある

ANA、3月1日まで「成田ー武漢」欠航に 武漢空港への交通機関が運行停止で

2020年1月29日(水) 配信

成田国際空港(イメージ)

 全日本空輸(ANA、平子裕志社長)は 2月1日(土)~3月1日(日)までの間、「成田―武漢」線を欠航にすると発表した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大している問題で、中国・湖北省の武漢空港への鉄道やバス、高速道路の交通機関の運行が停止しているため。

 欠航に伴う影響人数は、約3400人。今後の運航は、決まり次第発表するという。最新の運航状況は同社ホームページ「ANA SKY WEB」で確認できる。

欠航便

【2月1日(土)~2月29日(土)出発】

便名:NH937

区間:成田―武漢

出発予定時間(現地時間):18時10分

到着予定時間(現地時間):22時00分

【2月1日(土)~3月1日(日)出発】

便名:NH938

区間:武漢―成田

出発予定時間(現地時間):9時30分

到着予定時間(現地時間):14時00分

2月2日(日)、秩父鉄道が「令和2年2月2日記念乗車券」発売

2020年1月29日(水) 配信

令和2年2月2日記念乗車券イメージ

 秩父鉄道(埼玉県熊谷市)は2月2日(日)、「令和2年2月2日記念乗車券」を売り出す。令和2年2月2日に「2」が並ぶことを記念したもの。駅窓口で発売している「硬券乗車券」の日付印も、日にち限定で和暦表記へ変更する。

 記念乗車券は特製台紙付きのA型硬券1枚で、台紙には車両番号に「2」の付く車両の写真を使用。A型硬券の発売区間である、ソシオ流通センターから寄居の駅間の距離も22.2㌔となっている。

 販売価格はソシオ流通センターから寄居までの大人片道運賃と同じ650円で、2月21日(金)まで購入可能(売り切れ次第終了)。秩父鉄道の羽生駅と、熊谷駅、寄居駅、長瀞駅、秩父駅、御花畑駅の各窓口で購入できる。

 併せて、秩父鉄道の羽生、熊谷、武川、寄居、秩父、御花畑、三峰口の駅窓口で販売する硬券乗車券(普通乗車券、普通入場券、急行券)の日付印も「2.-2.-2.(令和2年2月2日)」に変更する。なお、1月25日(土)~3月1日(日)発売の「ロウバイ記念急行券」は西暦表記の日付印となる。

ANA、羽田発国際線が第2と第3ターミナルに 3月29日から

2020年1月29日(水) 配信

空港(イメージ)

 全日本空輸(ANA、平子裕志社長)は3月29日(日)から、同社が運航する羽田空港発着の国際線について、「第2旅客ターミナル」と「第3旅客ターミナル(現国際線旅客ターミナル)」の両方を使用すると発表した。

 これに伴い、第2旅客ターミナル発着のANA国際線は、ANA国内線と同じターミナル内での乗り継ぎが可能になる。第2ターミナル内で国内線から国際線に乗り継ぐ場合の最少接続時間(MCT)も、現在の70分から55分に短くなる。

 ただ、路線によって使用ターミナルが異なるため、出発前に利用日のターミナルの確認が必要になる。

 確認は、①eチケット控えの表示②ANAウェブサイトの予約と空席照会ページ(2月中に開始予定)③登録の連絡先にメールでのお知らせ(3月29日搭乗分以降開始予定)④ANAウェブサイトの運航状況の案内ページ(同)⑤SNSやANAアプリのプッシュ配信(4月中旬以降開始予定)――から可能。

 なお、ANA国内線の使用ターミナルに変更はない。

3月29日(日)からサマーダイヤにおける羽田空港出発の国際線使用ターミナル

 対象期間は3月29日(日)~10月24日(土)までの夏ダイヤ。冬ダイヤの出発便ターミナルは、8月下旬ごろの案内を予定している。

【北米路線】

第2旅客ターミナル:ニューヨーク、ワシントンD.C.、ロサンゼルス、ヒューストン、シアトル、バンクーバー

第3旅客ターミナル:シカゴ、サンフランシスコ、サンノゼ、ホノルル

【欧州路線】

第2旅客ターミナル:ロンドン、フランクフルト、ミュンヘン、パリ、モスクワ、ウィーン、ストックホルム、イスタンブール

第3旅客ターミナル:ミラノ

【アジア・オセアニア路線】

第2旅客ターミナル:台北、ホーチミンシティ、ジャカルタ、シンガポール、シドニー、北京、青島

第3旅客ターミナル:ソウル、香港、マニラ、バンコク、クアラルンプール、デリー、上海、深圳、広州

 

 

 

 

HIS、地方創生EXPOに出展 海外現地法人と地域つなぐ

2020年1月29日(水) 配信

出展ブースのイメージ

 エイチ・アイ・エス(HIS)は2月5日(水)~7日(金)、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開かれる「第3回地方創生EXPO」に出展する。アジア訪日プロモーションをはじめ、地方創生を支援する各種コンテンツを提案する。

 同社は訪日需要を地方創生につなげるため、4府県とさまざまな協定を結んでいる。このうち、神奈川県と鳥取県との「インバウンド推進協定」をはじめ、大阪府と「海外ビジネス支援連携協定」、三重県と「食の海外展開に係る戦略的連携協定」を締結。各地域の観光資源発掘やプロモーション活動、海外ローカルのマーケット情報の提供などを行ってきた。

 出展ブースでは全国の自治体をはじめ、観光協会、官庁、地方創生や地域振興などに関わる担当者に向けて「訪日プロモーション」と「SDGs取組支援」、「スポーツ/eSports大会運営・活用」、「海外ビジネス進出」、「地域イベント活性化」を提案する。

ブース概要

プレゼンテーションゾーン
 大型モニターを設置し、同社における旅行業以外のプロモーション事例を紹介する動画を上映する。5つのコンテンツの魅力を盛り込んだ内容で、概要も短時間で理解できるという。1日3回開催するプレゼンテーションでより詳しい案内をする。

商談ゾーン
 6つの商談席を用意し、訪日プロモーションなど各コンテンツの担当者が来場者に説明する場となっている。海外現地法人の訪日事業(タイとフィリピン、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム)の責任者が出席。来場者は各地域のニーズに沿った商談を行う。

東旅協、「オリンピックで復興アピールを」 新年賀詞交歓会開く

2020年1月28日(火) 配信

村山吉三郎会長

 全国旅行業協会東京都支部・東京都旅行業協会(村山吉三郎会長支部長・会長)は1月23日(木)に、ヒルトン東京(東京都新宿区)で新春賀詞交歓会を開いた。村山会長は「東京オリンピックは、震災などからの復興を世界にアピールする最大のチャンス」と日本を観光面でPRできることを語った。さらに、雪不足については「業界でも影響が出ているのではないか」と危機感を示した。

小池百合子都知事

 式典には来賓として小池百合子東京都知事が登壇した。過去のオリンピック期間中は外国人客が1千万人増えるとしたうえで、「『東京にまた来たい』と思ってもらい、ビジネスチャンスを広げられる大会にしましょう」と呼び掛けた。

 このほか、来賓として全国旅行業協会の駒井輝男副会長と観光庁参事官の奈良和美氏、(株)全旅の中間幹夫社長が挨拶した。

奈良和美参事官

 観光庁参事官の奈良氏は訪日客向けウェブサイト「Your Japan 2020」などを紹介したうえで「地方への観光を促進する情報を掲載した。業界全体を活性化していく」と意気込みを述べた。

 19年に台風などで被災した地域への観光需要創出にも期待した。「19年に創設した復興割を活用し、国内各地への送客をお願いします」と要望した。

 全国旅行業協会(ANTA)の駒井副会長は19年にアウトバンドが過去最高を記録したことに触れたうえで、「このうち数%でも国内旅行に出掛けてほしい。努力しないといけない」と力を込めた。

 (株)全旅の中間社長は冒頭、19年4~12月の同社における東京都旅行業協会の売上を発表し、「クーポン事業とペイメント事業、保険事業は全国1位を記録した」と報告した。

 中間社長は「全旅の19年度の売上は407~408億円に達する」と予測。そのうえで、「1千億円の売上を達成することは夢ではない。一層の努力をしてほしい」と呼び掛けた。

観光庁とJATA、日本人海外旅行者数2000万人達成の祝賀会を開催 田端長官「さらなる飛躍を」

2020年1月28日(火) 配信

2000万人達成を喜ぶ観光庁の田端長官(左)とJATAの田川会長

 観光庁と日本旅行業協会(JATA)は1月27日(月)、2019年の日本人海外旅行者数が史上初の2000万人を突破したことを受け、国土交通省内で祝賀会を開いた。民間企業や各国の駐日大使館、政府観光局(JNTO)など官民から約250人が出席し、観光関係者の悲願達成を祝った。

観光庁の田端浩長官

 19年の日本人海外旅行者数は、前年比5.9%増の2008万人を記録。政府が掲げた目標「2020年までに2000万人」を1年前倒しで成し遂げた。

 あいさつに登壇した観光庁の田端浩長官は「日本人が海外を訪れることは、国際交流など外交的に重要。諸外国も求めている」と述べた。

 そのうえで、「2020年は羽田の発着枠の充実など、アウトバウンドにとって好材料ばかりで、風向きが良い年。さらなる飛躍を実現していきたい」と力強く語った。

JATAの田川博己会長

 続いて登壇したJATAの田川博己会長は、「前回の東京五輪があった1964年に海外旅行が自由化された。その後、米国同時多発テロなどを経て、2000万人を達成した」と振り返った。

 現在、影響が懸念される新型コロナウイルスにも触れ、「過去にもSARSや新型インフルエンザ、災害などがあったが、乗り越えてきた。皆さんで前に進んでいきましょう」と意気込みを語った。

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)の田中純一副会長は、大畑貴彦会長の祝辞を代読。19年7月に運用を開始した政府公式の海外安全情報共有プラットフォーム「ツアーセーフティーネット」が活躍するときだとした。

 ツアーセーフティーネットに参加する旅行会社で申し込みをした場合は、旅先の安全情報やツアー参加者の安否確認が可能で、OTOAでは都市別安全情報を提供している。

会場には多くの人が訪れた

サービス連合、秋闘結果と春闘方針を発表 冬季一時金は0・07カ月増

2020年1月28日(火) 配信

後藤常康会長

 サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(後藤常康会長)は1月27日(月)に会見を開き、2019年秋闘の結果と20年春闘の方針を発表した。昨年12月16日(月)までに集計できた53組合の冬季一時金支給月数の単純平均は、前年同期比0・07カ月増の1・23カ月となった。

 集計できた53組合のうちホテル・レジャー業の24組合は、同0・10カ月増の1・28カ月。ツーリズム・航空貨物業の29組合は同0・04カ月増の1・19カ月となった。

 後藤会長は「19年は台風などの災害があり、旅行業界には大きな影響があった。しかし、前年の水準を維持できたことは各加盟組合が真摯に議論した結果。敬意を表したい」と評価した。

 20年春闘は、14年春闘から掲げていた賃金改善要求0・5%以上を1・0%以上へ引き上げることを基本認識とした。11年に中期的な目標として定めた「35歳年収550万円」の実現を加速したい考え。

 同連合は、すべての加盟組合が実質的な賃金改善に取り組めるように0・5%以上の引き上げを要求してきた。19年春闘では、要求した組合が全体の7割ほどとなり、取り組みは一定度定着していた。

 一時金は年間支給月数を4・0カ月相当とし、すでに4・0カ月以上を確保している加盟組合は前年実績以上を要求する。

 契約社員やパートタイマーなどの待遇改善もはかる。月例給労働者には1・0%以上の実質的な賃金改善分を加えた4500円以上の賃金改善を要望する。時間給労働者には、1・0%以上の実質的な賃金改善分を加えた30円以上の賃金改善に取り組む。

「同一労働同一賃金」に対する考えを表明

 同日には、4月からスタートする「同一労働同一賃金の法整備への対応の考え方」を示した。同連合の取り組みとして①加盟組合の実態把握と必要な支援を行う。一方、加盟組合では、①雇用形態の違いによる不合理な待遇差を是正し、原則として、正社員と同様の待遇をめざす。

 ②雇用形態の違いによって待遇に差を設ける場合には、その理由を明確にすること。

 ③不合理な待遇差の是正に際し、正社員の待遇引き下げは認めない。

 ④不合理な待遇差の是正に向けた団体交渉や労使協議を行う場合は、必ず対象者の声を踏まえて実施する。

 ⑤無期転換後の労働者は今回の法改正では対象とはならないが、同様に取り組む。

 このほか、派遣については「雇用」と「使用」が分離された雇用形態となるため、不安定雇用に陥るケースが多く発生。これを踏まえて、派遣先・派遣元双方で雇用の安定と公正な労働条件の確保に取り組んでいく。

陸前高田「ワタミオーガニックランド」 隈研吾氏設計日本最大級の野外音楽堂を建設

2020年1月28日(火)配信

左から、陸前高田市長・戸羽太氏、隈研吾氏、ワタミ代表取締役会長兼グループCEO・渡邉美樹氏

 ワタミ(東京都大田区)は、岩手県陸前高田市に建設している日本初のオーガニックテーマパーク「ワタミオーガニックランド」内に、建築家の隈研吾氏が設計・デザインする「ワタミオーガニックランド野外音楽堂」を建設する。

 ワタミオーガニックランド野外音楽堂は、ワタミオーガニックランド内の象徴として建設するもので、市民や市外から観光客が集まる施設を目指す。広域から集客が見込む大規模イベントだけでなく、地元の団体や学校の催しなど、さまざまなイベントを実施する。開業予定は「ワタミオーガニックランド」オープン1年後の2022年3月11日(金)。施設規模は、牧草地を一体化した際には最大で5ヘクタール、最大収容人数5万人となり、野外音楽堂としては日本最大級だ。

ワタミオーガニックランド野外音楽堂の概要

施設概要   :野外音楽施設
管理運営   :ワタミオーガニックランド(岩手県陸前高田市)
所在地    :岩手県陸前高田市気仙町 今泉北地区
開業予定日  :2022年3月11日(金)
建築・デザイン:隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所、東京大学教授)
面積     :約5ヘクタール
収容人数   :最大規模で約50,000人
投資額    :約2億円

農業テーマパーク「ワタミオーガニックランド」について

 有機・循環型社会をテーマにしたオーガニックテーマパークで、東日本大震災の発生から10年後にあたる2021年3月11日(木)に開業する。陸前高田市と連携するとともに、段階的に設備を拡充して、約23ヘクタール(東京ドーム5個分)の広大な施設になる予定。畑作や畜産を体験できるとともに、農作物の生産に始まり、加工品を作り、販売までを手掛けることで、ワタミグループが推進する6次産業モデルの拠点と位置付ける。さらに農産加工品を世界に発信していくことで、陸前高田市への注目を高めて活性化につなげる。

2011年から始まった陸前高田市とワタミのつながり

 2011年から渡邉氏が陸前高田市の参与を務めている。イベントの開催、コールセンターの設置、渡邉氏の経営塾開催などを実施し、経済の活性化や雇用の促進に取り組んでいる。「ワタミオーガニックランド」の設置で、国内外から人を呼び込める魅力ある場所をつくるとともに、陸前高田市でできたオーガニック商品を販売していく。