よみうりランド ジュエルミネーション®~黄金と誕生石のRESONANCE~始まる

2020年10月26日(月) 配信

イルミネーション全景

 よみうりランド(溝口烈社長、東京都稲城市)は2021年4月4日(日)まで、遊園地「よみうりランド」で「よみうりランド ジュエルミネーション®~黄金と誕生石のRESONANCE~」を行っている。今回のテーマは、「黄金と誕生石のRESONANCE」。

 期間中、新型コロナウイルスに対して、最前線で従事する医療従事者への心より敬意と、尽力に対する感謝の意を込め、稲城市と神奈川県川崎市多摩区、麻生区の医療従事者2万人を招待する。

 11年目となる今回の「よみうりランド ジュエルミネーション®」は、650万球の宝石イルミネーションで演出する。園内に「ガーネット」、「エメラルド」など誰もが憧れる誕生石と黄金をモチーフにした12エリアが新登場する。

 日本屈指の大迫力噴水ショーは、幅60㍍、高さ15㍍、噴水231本という圧倒的なスケールで開催。夜空を疾走するジェットコースター「スターライトバンデット」など夜限定のアトラクションや光の山から滑り降りるソリ遊びなど、遊園地ならではのアクティビティも楽しめる。

噴水ショー

 また同社はイルミネーション期間中、最寄り駅の京王よみうりランド駅を利用する人にも楽しんでもらえるよう、上下線ホームにイルミネーション装飾を施す。監修は園内と同じく照明デザイナーの石井幹子氏が務める。併せて多くの来園者が見込まれる10月31日(土)~21年1月3日(日)までの土日を中心に、同駅に準特急・急行列車が臨時停車する。

オリジナルストーリーに沿って山手線沿線を巡る謎解きゲーム 6枚の写真を手掛かりに謎を解く

2020年10月26日(月) 配信

特設サイトにもさまざまな謎を用意

 リアル謎解きゲームを使ったプロモーションを企画制作するハレガケ(黒田洋介代表、東京都豊島区)はこのほど、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が主催する「FUN!TOKYO! 山手線謎めぐり ”6枚の写真に隠された秘密”」を企画、製作した。

 「FUN!TOKYO! 山手線謎めぐり ”6枚の写真に隠された秘密”」は、JR東日本東京支社の山手線沿線ブランド「FUN!TOKYO!」のプレイコンテンツとして開催されるゲームイベント。

 オリジナルストーリーに沿って山手線沿線を巡る謎解きゲームで、最初に提示される6枚の写真を手掛かりに謎を解くことで、次の目的地や行動などの情報が明らかになる。自由周遊型のゲームで、途中では食事や観光も自由に楽しめる。

また、特設サイトでは、山手線の駅ごとの謎に挑戦する練習問題も用意している。

 開催期間は、10月28日(水)から~2021年2月28日(日)まで。参加費は1100円で、必要なキットはNewDays 13店舗で販売している。

往復運賃が半額に 黒部峡谷トロッコ電車が「シニア感謝デー」 11月4日(水)から

2020年10月26日(月)配信

宇奈月駅を出発したトロッコ電車が最初に渡る真紅の鉄橋「新山彦橋」

 富山県の黒部峡谷鉄道は2020年11月4日(水)~11月26日(木)の火、水、木曜日に、60歳以上の人を対象に運賃が約半額になる「シニア感謝デー」割引を行う。10月下旬からは黒部峡谷の紅葉が見ごろを迎え、絵画のような景色を楽しめる。

 割引期間は、2020年11月4日(水)~11月26日(木)の火・水・木曜日。60歳以上が対象で、「宇奈月-欅平」間往復乗車券が3960円(税込)から1980円(同)に、「宇奈月-鐘釣」間の場合は2820円(同)が1420円(同)になる。

 当日は対象者全員の年齢を証明できる書類(免許証・保険証など)を提示する。予約をインターネットや電話で受け付けるほか、宇奈月駅窓口で当日販売も行う。GoToトラベル事業の「地域共通クーポン」も利用可。

プッシュ通知に台風追加 日外国人向け災害時情報提供アプリ「Safety tips」 観光庁

2020年10月26日(月) 配信

「Safety tips」 アプリトップ画面(観光庁HPから)

 観光庁が監修している災害時情報提供アプリ「セーフティ チップス」で、10月23日(金)から台風情報が確認できるようになった。各地に甚大な被害をもたらした昨年の台風19号の影響を考慮した。同庁は備えをもって行動する必要がある台風について、よりタイムリーで分かりやすい情報を多言語で発信し、情報提供に努めていく。

 同アプリは、訪日外国人に対して国内における緊急地震速報や気象特別警報、避難勧告などをプッシュ型で通知する。現在14カ国語15言語に対応している。

 自然災害の多い日本で、訪日外国人旅行者が安心して旅行できるよう、避難行動を示した対応フローチャートや、周りの人から情報を得るためのコミュニケーションカードを備える。災害時に必要な情報を収集できるリンク集なども提供している。

 アプリのトップ画面には「緊急連作先情報」として、110番や119番の利用上の注意点と、ワンクリックダイヤル機能がある。また、利用者の登録した母国情報に応じた大使館へのワンクリックダイヤルも用意する。

東武とJTB、「日光MaaS」21年度導入検討に着手 国内初の観光配慮型・観光MaaS

2020年10月26日(月) 配信

事業イメージ図

 東武グループ(根津嘉澄社長、東京都墨田区)とJTBグループ(山北栄二郎社長、東京都品川区)はこのほど、栃木県日光地域で、国内初となる環境配慮型・観光Maas(仮称:日光MaaS)の2021年度導入に向けた具体的な検討に着手する。栃木県と連携した「環境にやさしい観光地づくり」を推進するとともに、日光地域の長期的発展に貢献する。

 日光MaaS(仮称)は、同県が導入する奥日光エリアのEV(電気自動車)バスとも連携する官民連携事業。脱炭素社会の実現に向け、マイカーから公共交通への転移、地域内におけるエコモビリティの利用を促進するとともに、周遊観光の振興につなげていく。

 具体的には、国内初の取り組みとなる、鉄道とEVカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の検索、予約、決済のワンストップ化を目指す。さらに移動だけでなく、ネイチャーアクティビティなど観光コンテンツや宿泊との連携も強化していく。

 これまでに東武グループでは、日光地域において鉄道網を生かした首都圏からの誘客など、地域と連携した取り組みを進めている。また、JTBグループは全国で「EVモビリティ観光活性化事業」を展開しているほか、観光宿泊、レジャー施設にEV・PHV(プラグインハイブリッド自動車)用普通充電器の設置を進め、環境負荷低減に努めている。

 今回、同県の「環境にやさしい観光地づくり」に対し、両社が賛同し、環境配慮型・観光MaaSの導入に向けた具体的な検討に着手した。

 自然豊かな日光国立公園などを有する日光地域は、年間1100万人の観光客が訪れている。だが、約7割がマイカーを利用(同県調べ)していることなどから、同県では日光地域をモデル地域とした環境負荷の低減をはかっている。これまでに、2次交通の利便性向上やEV導入を促進しているほか、今年度は奥日光エリアで運行する低公害バスのEV化を予定している。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(189)」 生業を観光に(神奈川県小田原市)

2020年10月25日(日) 配信

街角博物館めぐりの拠点「なりわい交流館」

 観光資源とは何か。簡単なようで意外と難しい。古都京都の著名な寺社仏閣、城郭、温泉や、知床のような素晴らしい大自然、巨大なテーマパークなどは、誰もが観光資源と認めるものであろう。

 しかし、近代の産業遺産や現役の工場・工房のほか、特色ある商店街、棚田など農村景観、アニメの聖地、スポーツ施設などが観光資源かと言えば、意見が分かれるかもしれない。正解はないが多くの人々が興味を持ち、その対象へ容易にアクセスできて、かつ楽しめる仕組みができていれば、それは観光資源ということになろう。収益を上げられる事業モデルが確立し、持続性があれば、立派な観光となる。そんな文脈からすれば、神奈川県小田原市の「生業(なりわい)ツーリズム」は、その代表的な事例であろう。

 小田原は、近世以前の北条時代からの堂々たる城下町であった。近世以降の東海道の整備に伴い、街道一の宿場町としても栄えた。従って多くの人口が集積し、数多くの旅人が往来した。その住民や旅人をもてなすために、数多くの生業が生まれた。相模湾に面した小田原は、近海の豊かな漁場だったのだ。

 その資源を加工した蒲鉾や鰹節、干物など海の幸に恵まれた。箱根の山にも近く、良質な森林資源を生かした漆器や寄木細工などの加工品も盛んだった。さらに、足柄や曽我のような豊かな農地にも恵まれたことから、茶や梅干しなど里の産物にも恵まれた。

一夜城から一望する小田原市街と相模湾

 これらの生業店は、店の一角に小さなミュージアムを設け、来訪者を受け入れる「街角博物館」として整備されている。古い店では、江戸初期の1661(寛文8)年から日本茶・和紙などを商う江嶋、中国から日本に渡り、博多・京都を経て、応仁の乱後に北条を頼り小田原に転居、500年にわたって操業する「ういろう」(外郎家)。同じく1633(寛永10)年から400年近く薬屋を営む、済生堂小西薬局などの老舗もある。

 街角博物館の整備とともに、地域の多様な生業を訪ね、体験し、食を味わう。小田原のまち歩き型観光(生業観光)の基本は、まさに地域に根差した暮らし文化を味わう「文化観光」でもある。

 小田原観光と言えば小田原城であり、コロナ前には海外観光客も順調に増えていた。ただ小田原城は城だけの観光にとどまらず、その城下に広がる経済や暮らしぶりを見て初めて理解できる。生業観光は、その全体像を見ていただく試みでもある。

 小田原城に偏りがちな観光の分散化も今後の大きな課題だ。海沿いや山、里に根付く生業もそうだが、市街地から少し離れた一夜城や、隣接の早川漁港も誠に魅力的なエリアである。北条攻めの豊臣秀吉軍が拠点とした一夜城は、日本一の構え(総構え)を持つ小田原の町並みを眺め理解するにも、格好の存在である。小田原の次の観光戦略の展開に大いに期待したい。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(10月号)」

2020年10月24日(土)配信

http://zoomjapon.info

〈巻頭言〉

クロード編集長

 フランスの酒といえばワインというイメージが強いかもしれませんが、軽く飲むならビールという人も大勢いるのは日本と同じです。クラフトビールが成長している点でも日本の市場と共通性が見られますが、値段に関しては世界一高い税率が課された日本のビールに比べると、フランスのものは格安と言えるでしょう。日本には、舶来品として課された税金、その後の国産ビールの発展から、値段を抑えた発泡酒の開発、そして誕生した「第三のビール」まで、実は知られざる独自のビール文化が存在します。本誌10月号は、専門家へのインタビューや大小のビール醸造業者への取材を行い、「ビールから学ぶ日本」を、全ページを通して特集しました。ビールの歴史が長いヨーロッパから見ても、地ビール開発などによる日本の地方活性化事業などは、とくに興味深い話題です。

(編集長 クロード・ルブラン)

特集 ビール特集

ビアジャーナリストの野田さんは、ビールは多くの食べ物に合うと力説する

 日本産ビールの歴史は、鎖国時代の出島でのオランダ人商人による醸造、400年前に遡る。日本人としては幕末期の蘭学者がその先駆者だが、その後国内に出回ったのは、開国後に参入した「舶来品」である。明治期になると横浜、大阪、北海道など国内にビール醸造場ができ、国産ビールの販売が定着。それがのちのキリン、サッポロ、アサヒなどの大手メーカーに発展し、サントリーも加わり「4社体制」で市場が激化、ヒット商品の開発や価格競争が盛んになった。1990年代になると「舶来の嗜好品」として税率が高いままのビールに代わり、麦芽の使用が少ない発泡酒や、麦以外を原料としたり、発泡酒を別なスピリッツなどで割った第三のビールが誕生。また、醸造量を制限する法律の成立は少量生産の地ビールにとって追い風となり、ビールの多様性が生まれた。■ビアジャーナリスト野田幾子さんに聞くビールの魅力と移り変わり■老舗キリンビール工場を取材■頑張る小規模ビール醸造所ベアードビール■南の星、オリオンビール■漫画で知るビール■東京おすすめビールスポット■シェフが手掛けるパンから作るビール■ビールを使った料理レシピ■ホップの産地、遠野を訪ねる。

〈ZOOM・JAPON 編集部発 最新レポート〉根強い日本食レストランの人気

ブッダボールと呼ばれる丼タイプの弁当

 パリには多種多様な国籍のレストランがあふれ、日本食レストランもたくさんあります。日本人がシェフをつとめる店も多く、日本とほぼ同じレベルの日本食を楽しむことができます。パリの日本食レストラン街と言われるオペラ地区では、あちこちに見られる日本語の看板を掲げた店の前でパリジャンたちが長い行列を作っています。とくに人気なのはラーメンやうどんなどの麺類を扱う店で、開店前から待っている人もいるほど。手ごろな料金と、フレンチレストランと違って気軽に1人でも食べに行ける雰囲気も魅力の1つなのでしょう。

 ロックダウンが段階的に解除され始めた5月以降、新型コロナウイルス感染予防策により座席数や営業時間など、飲食店にはさまざまな制限が課せられるなかで、日本のお弁当文化が新しい営業ツールとして役立っています。さまざまな店がテイクアウトサービスを開始、Uberなどのデリバリーサービスの利用にも積極的です。また現在、コロナ第2波到来でさらに営業制限が厳しくなるなかでも、新規の日本食レストランが続々とオープンしています。

 フランスも日本食ブームといわれて久しくなりましたが、これからもまだまだその人気は続きそうです。

 

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

「トラベルスクエア」外食と観光の女性人材交流

2020年10月24日(土) 配信

 

 憂鬱なコロナの秋が来た。憂鬱というのは、この秋から、なんとか踏ん張っていたレストラン、食堂組がガソリン切れ、続々倒れていくのではないか、という予感があるからだ(地方旅館だって同じだが)。

 そうなると何が起きるか。大量の解雇、人員整理ということになる。

 男性には次の就職先を探す余地があろうが、こうなると女性は圧倒的に不利になるだろう。

 一方で、観光産業は相変わらずの人手不足。このミスマッチを解消しようと手を挙げてくれた女性がいる。

 石川史子さんといって、現在フードフィールドクリエイティブという会社を主宰され、フード関連全般のコンサルティング(とにかく厨房機器に強いリケジョなのが素晴らしい)、フードのECサイト運営、いくつかのまちおこしへの参加活動をされている方だ。

 実は、先輩ジャーナリストに誘われて、コロナで危機に陥っている外食産業にアドバイスをしようと、業界の指導的立場に立っている方々を集めたフードビジネス研究会の設立に加わっている。ちなみに、この組織、英語名はフードビジネスインスティチュート、頭文字をとってFBIと名付けたのは僕。米国にCIA(カリナリー・インスティチュート・オブ・アメリカ)があるなら、こっちはFBIで行こうという気構えだ(笑)。

 その事務局を引き受けてくれたのが石川さんで、彼女は今、FBIの下に「女性活躍推進分科会」を設けて、この外食と観光での女性勤務の交流事業を立ち上げようとしている。

 具体的には外食で活躍していた女性たちに、デジタル人材教育を受けてもらう。もともとある接客のスキルと観光関係者が不得意分野とするIT関連の両方を身につけてもらえば、価値が生まれるのではないか、と石川さんには具体的なプランも見え始めているようだ。

 女性活躍、今回の組閣をみても女性の存在感はゼロに近い。これでは駄目だなあ、と痛感する。

 外食や観光関係のコンベンションに参加しても、黒っぽい背広を着た男性ばかり。もう、うんざりすることばかりだ。

 皆さんは「にーまるにーまるさんまる」という標語を覚えておられるだろうか? これは安倍元首相が2020年には企業や組織の役員さんの3割は女性にしようという意図を込めたもの。それすら忘れてしまう政府なんだから、民間においておや、という感じかな。

 しかし、当面はコロナ危機で生まれる女性解雇の波だ。それをなんとかしようという石川さんの試みは貴重なものだ。

 観光業界、とくに旅館さんは、こうした外食系人材にも興味を持っていただきたい。

 僕もこの分科会で及ばずながら頑張るつもり。

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏=1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

 

 

NAAと日本医科大、最短2時間で陰性証明書発行 PCRセンター開設

2020年10月23日(金) 配信

検査で使用する全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)と日本医科大学は11月2日(月)の午前11時に、同空港内にPCRセンターを開設する。最短2時間で新型コロナウイルスの検査結果の証明書を発行する。多くの国で入国時に新型コロナウイルスの陰性証明書を求められるなか、利便性を増すことで、国際線需要の早期回復につなげたい考え。

 同センターは問診から証明書の発行までを行う国内空港初の施設。事前予約なしでも受け付ける。出国者以外も受検できる。

 場所は第1ターミナル中央ビルの3階と第2ターミナルビルの1階に設けた。

 年中無休で24時間営業する。料金は予約した場合3万9800円、予約しなかった人と午前9時から午後5時以外の検査は、4万6500円となる。健康保険は適用できない。

 利用者は同病院の付属病院で検査したうえで、証明書を成田空港で受け取ることもできる。

 10月22日(木)に開いた会見で田村社長は「国際線の早期復活につなげたい」と力を込めた。

日帰り温泉施設「荒船の湯」10月25日オープン 群馬県・下仁田町

2020年10月23日(金) 配信

下仁田「荒船の湯」

 アーキテクト(山口正人代表、埼玉県深谷市)は10月25日(日)、群馬県・下仁田町に日帰り温泉施設「下仁田『荒船の湯』」をグランドオープンする。

 昨年9月に閉館した下仁田町の町営施設「西下仁田温泉『荒船の湯』」の民間移譲公募に応募した同社が、総工費1億5千万円をかけリニューアルした。打たせ湯や寝湯、壷湯、露天風呂の新浴槽など新たな温泉設備の追加やエントランス部分の刷新など大規模な改修を行い、リラックスできる空間づくりを目指す。

 施設入口部分には、ウイルス不活化が期待される消臭・除菌シャワーミストを設置し、館内決済にICタグシステムを導入するなど、コロナ禍でも安心して利用できる。また、今回の改修でコワーキングスペースや個室を新設し、新しい働き方として注目を集めているワーケーション利用も可能な施設となっている。

 館内食堂では、地場野菜を使用した「肉汁ねぎうどん」や、同町初となるクラフトビール「下仁田クラフトビール」などのオリジナルグルメのほか、地元下仁田町にある「神津牧場」の生乳を使用したソフトクリームなども楽しめる。

 食堂のみの利用も可能で、入浴客だけでなく近隣を訪れた観光客や地元住民にも食事処として利用してもらえるように、今後も下仁田町の美味しい食材を生かしたメニュー開発に力を入れていく。