エアトリのPCR検査センター 東京・新橋駅近くに開業

2021年8月4日(水) 配信

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 エアトリ(柴田裕亮社長兼CFO)はこのほど、衛生検査所を併設するPCR検査センター「クイックPCR」を、東京都港区・JR新橋駅近くにオープンした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、コロナ禍での安心安全な移動を推進するためにエアトリグループが運営している。

 クイックPCRは、来店検査と宅配検査キットによる検査の2パターンを提供する。来店検査は1回3980円(税込み)、宅配検査キットによる検査は1回5980円(同)、それぞれ保険適用外となる。追加オプションとして、検査直前での当日予約(別途1100円)、当日検査結果通知(同5980円)が可能。電話サポートや陰性証明書の発行サポートもあり、お客のさまざまなニーズに応えられる体制を整えている。

 受付時間は午前9時~午後6時までの年中無休。予約方法は「クイックPCR」Webサイトまたは電話で対応する。

 なお、全国の旅行会社から同検査センターでのPCR検査依頼も受け付けている。旅行会社から顧客を受け入れ、PCR検査(来店検査と宅配検査キット)を提供する。旅行パッケージなどへのPCR検査の組み込みも受け付ける予定。同検査センターと提携を希望する旅行会社と観光事業者は、メールアドレス(alliance@quickpcr.jp)まで。

 予約・問い合わせ=☎03(6820)2355。

しなの鉄道・観光列車ろくもんなどで「トレインワーケーション体験ツアー」を企画

2021年8月4日(水) 配信

 ふろしきや(長野県千曲市)と信州千曲観光局(長野県千曲市)、しなの鉄道(長野県上田市)の3者が提携して「トレインワーケーション体験ツアー」を企画している。

 列車で移動しながら仕事と観光を楽しむ「トレインワーケーション」は、週末・祝日を中心に運行される観光列車のさらなる稼働率向上を見込めることから、企画に取り組む。2021年度は、8月10日(火)に「真夏のトレインワーケーション」(戸倉駅⇔黒姫駅の往復特別運行)と、10月13日(水)~15日(金)に「信越縦断プレミアム・トレインワーケーション」を実施する。

本年度予定プラン

8月10日(火)運行:真夏のトレインワーケーション
 2021年2月に初めて開催したトレインワーケーション。8月のCHIKUMA WORKATION WELCOME DAYS 2021に合わせて観光列車「ろくもん」に乗り、北信五岳を眺めながら戸倉駅と黒姫駅を往復する贅沢な1日を楽しんでもらう。黒姫駅では約5時間停車し、車内でのワーク、野尻湖でのアクティビティを選べる。駅停車中の観光列車によるコワーキングスペースやカフェ利用を可能とし、新しい観光列車の活用を試みる。参加費は大人2万2千円、中学生雨情の額税1万6千円、小学生以下6千円、食事不要の幼児は無料。CHIKUMA WORKATION WELCOME DAYS 2021のホームページで参加を募集している。

10月13日(水)~15日(金)運行予定:信越縦断プレミアム・トレインワーケーション
 しなの鉄道「ろくもん」とえちごトキめき鉄道「雪月花」という両社が誇る観光列車を乗り継ぎ、長野県から新潟県に渡るトレインワーケーションを予定している。新幹線接続駅の上田駅から、妙高高原駅で乗り継ぎ、糸魚川駅折返しで妙高高原に戻る。宿泊もハイグレードな旅館を用意する。

上電で車両運転体験 東武トップツアーズが限定ツアー企画

2021年8月4日(水) 配信

運転体験イメージ

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、営業運転に使われている電車を利用した運転・車掌体験ツアーを、9月18日(土)と11月21日(日)の出発限定で売り出した。

 同ツアーは上毛電気鉄道(古澤和秋社長、群馬県前橋市)協力のもと、元京王井の頭線3000系の700形電車を実際に運転するほか、ドア開閉などの車掌体験ができる。また、昭和初期に製造された希少な電気機関車や、国の登録有形文化財となっている車庫内の見学ができ、小学生から大人まで幅広い世代が楽しめる内容という。往復は東武鉄道の特急「りょうもう号」を利用する。

 運転・車掌体験終了後は修了証が配られる。また、ツアー参加者には上毛電気鉄道オリジナルの「運転士」&「車掌」バッジをプレゼントする。なお、昼食は上毛電気鉄道イベント限定の弁当「車庫弁」(ソースヒレカツ丼)。

 料金は大人1万5500円・小学生1万3400円(9月18日)、または大人1万6000円・小学生1万3900円(11月21日)。

仕事と観光、県がプランを提案 山口型ワーケーション

2021年8月4日(水) 配信

山口県テレワーク・ワーケーション総合案内サイト イメージ

 山口県(村岡嗣政知事)は8月3日(火)、「山口県テレワーク・ワーケーション総合案内サイト」と、山口宇部空港内に、やまぐちワーケーション総合案内施設「YY! GATEWAY」を開いた。

 テレワークの普及に伴い、都市部から地方移住する関心が高まっている。こうした動きから、山口県では産業や歴史、自然、地域などの資源を生かし、充実したワーケーションを実現する「山口型ワーケーション」を提案し、さまざまな取り組みを行っている。

 「山口型ワーケーション」では、非日常体験や観光などを組み合わせたプランや、県内で起業した人との交流、県内企業を視察する交流プランなど、個々の需要に合わせたプランを提供する。

 同県では、都市部に努めている人が、地方に移住しながらテレワークを活用して都会と同じように働く「転職なき移住」を実現していくことで、新たな人の流れの創出と拡大をはかる。

 このほどオープンした「YY! GATEWAY」では、コンシェルジュを配置しワーケーションに関する情報案内や、受付、相談対応などを行う。利用者ニーズに合わせたプランのコーディネートを実施する。

 また、コワーキングスペースで空港到着後や出発前のリモートワークもできる。個別ブースに作業スペースがあるため、会議やセミナーなども可能。

 週6日営業(毎週月曜休業日)。利用時間は午前9時~午後6時。利用料は無料。

送り手と受け手が連携 コロナ後に向けワーケーション推進セミナー開く(運輸総合研究所)

2021年8月4日(水) 配信

運輸総合研究所はこのほど、ワーケーションに関するオンラインセミナーを開いた

 運輸総合研究所(宿利正史会長)は7月30日(金)、「ワーケーション~働き方と地域活性化~」をテーマにオンラインセミナーを開いた。送り手側である企業でのワーケーションへの取り組みや、受け手側の地域における取り組みを紹介した。また、アフターコロナによる価値観の変容を踏まえた、これからのワークスタイル・ライフスタイルのあり方について講演を行った。

 はじめに、関西大学社会学部教授の松下慶太氏が、「アフターコロナのワークプレイス、ワークスタイル」について講演を行った。

 自発的な活動として、ワーカーがワーケーションという働き方を選択する欧米型ワーケーションとは違い、日本型ワーケーションは、企業や地域が推進するライフスタイル・ワークスタイルを行うため社員として制度を利用するカタチである。

 企業と地域との連携を密にすることで、「世界とは異なる日本型ワーケーションを作っていくことができる」と松下氏は語った。

 また、今までの観光資源は1~2日で経験できる、よく知られた名物や名所であるとして、「一次的な観光資源」と位置付けた。

 一方で、「ワーケーションを行うと、滞在期間が3~4日から長期間、複数回に渡るため、「二次的」「n次的」な観光資源が必要だと主張した。長期間かつ複数回に渡りその地域に訪れたときに活動することや経験したいものを地域で作り上げれば、新たな観光資源である「ワーケーション資源」が生まれる。

 日本航空(JAL)人財本部人財戦略部アシスタントマネジャーの東原祥匡氏は、同社のワーケーションへの取り組みについて紹介した。

 JALでは2017年に、休暇取得の実現のためのワーケーションを導入した。19年には出張時に休暇がつけられるブリジャーも導入した。

 社内や社会全体にワーケーションを浸透させるため、導入初期から浸透施策も行った。ツアーや実証実験など社員参加型企画のほか、JTBなど他の企業と一緒にワーケーションツアーの販売も行った。

 同社では、21~25年度中期経営計画に、「地方移住やワーケーションの普及促進」を盛り込んでいる。「新たな人の流れを生み出すことにより、今後の交通事業者の新たなビジネスモデルを構築する」(東原氏)ことを目標としている。

 一方、地域での取り組みとして、南紀白浜エアポート社長の岡田信一郎氏が「空港型地方創生の取り組み」について話した。

 ワーケーションの先進県でもある和歌山県の玄関口として知られる南紀白浜空港。旅行会社でもあり、ワーケーションに関して県の「総合コンシェルジュ」に登録している同社では、官民が連携して誘致を行っている。

 21年には副業支援のみらいワークス(岡本祥治社長)と提携し、都市部の人材を和歌山に呼び込み、関係人口創出と、地域企業の生産性や活性化を目指す。

 施設側の取り組みとして、軽井沢プリンスホテル執行役員兼マーケティング部長兼海外事業部長の赤松衛一氏が「参加・共創型ワーケーション」を紹介した。

 新たな市場であるワーケーションの潜在ニーズを発見するために、個人・法人・地域の3者に、実際体験してもらい、講演会に参加してもらうなど、積極的なヒアリングやアプローチを行った。

 それぞれの視点から見えてきた課題を元に、「ワーク環境の整備」や「バケーション要素の充実」をはかり、地域事業者と法人が連携したボランティアコンテンツを取り入れている。

ANAHD、第1四半期の純損失511億円 前年同期から大幅に改善

2021年8月3日(火) 配信

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 全日本空輸(ANA)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、片野坂真哉社長)が7月30日(金)に発表した2022年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算によると、純損失は511億円(前年同期は1088億円の損失)だった。営業損失は646億円(同1590億円の損失)、経常損失は637億円(同1565億円の損失)。売上高は前年から増加し、前年同期比63.6%増の1989億円となった。

 コロナ禍の影響が続きながらも、事業構造改革の推進によるコスト削減効果などから、純損失は前年同期と比較し500億円超の大幅な改善となった。また、ワクチン接種が先行している一部欧米諸国で需要回復の兆しがみられるとともに、国内線は旅客数と収入が前年同期を上回った。

 セグメント別の営業損益は、航空事業が676億円の損失(同1537億円の損失)、航空関連事業が51億円の利益(同8億円の利益)、旅行事業が1億円の損失(同27億円の損失)、商社事業が1億円の損失(同13億円の損失)となった。

 航空事業の旅客収入は、国際線が129億円(前年同期比36.5%増)、国内線が502億円(同123.5%増)だった。LCCの売上高は39億円(同128.5%増)。貨物収入は、国際線が四半期ベースで過去最高の660億円(同159.5%増)、国内線は59億円(64.3%増)だった。

 2022年3月期の連結業績予想は、4月30日(金)に発表した売上高1兆3800億円、営業利益280億円、経常利益50億円、当期純利益35億円を据え置いた。

大型バスの運転体験や車庫めぐりが日帰りバスツアーに 札幌観光バス

2021年8月3日(火)配信

【2021年9月22日(水)追記】8月28日(土)出発のコースは緊急事態宣言に伴う施設閉鎖により、出発日を10月16日(土)に延期して実施することになりました。現在、参加者を募集しています。なお、9月18日(土)出発のコースは企画が終了しました。

 札幌観光バス(北海道札幌市)は2021年8月28日(土)と9月18日(土)出発で、大型バスの運転体験や車庫めぐりができるバス会社ならではの日帰りバスツアーを企画した。現在、参加者を募集している。

 8月28日(土)出発のコースは「夢が叶うとき♪大型バス運転体験と札幌観光バス車庫めぐり」。事前講習と安全確認を予め行い、スカイポート美唄で長さ片道800㍍の滑走路を参加者の手で運転できる企画だ。運転体験終了後、札幌観光バス本社に戻り、車庫での写真撮影や構内見学を行う。参加費は大人1万8800円、子供1万2800円(子供は運転体験なし)。

 第2弾となる9月18日(土)出発のコースは、「バスの事をもっと知ろう! 観光バス運転体験とえこりん村ランチビュッフェ」。札幌観光バス本社での運転体験(希望者)のほか、車庫見学や撮影、バスに乗車したままでの洗車体験などを予定している。昼食はえこりん村(恵庭市)でのランチビュッフェを楽しめる。参加費は大人9980円、子供6980円(子供は運転体験無し)。

 両コースとも出発地は札幌駅北口など3カ所。運転体験に使用する車両は観光バスタイプ(全長約12㍍・車幅約2.49㍍・高さ約3.55㍍)で、日野車(JBUS)または、三菱車(FUSO)を予定している。参加特典として、運転している姿を撮影して動画データとしてプレゼントするほか記念品も用意している。

JNTO、国際PCO協会とデスティネーション・パートナーシップ締結 より積極的な国際会議誘致へ

2021年8月3日(火) 配信

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 日本政府観光局(JNTO、清野智理事長)は8月1日(日)、国際PCO協会(IAPCO、マーティン・ボイルCEO)とデスティネーション・パートナーシップを締結したと発表した。関係を強化することで、より積極的な国際会議誘致活動に取り組んでいく。 

 IAPCOは、中・大型の国際会議開催地の決定に大きな影響力を持つ、世界40カ国の会議運営専門会社(PCO)約140社で構成する国際団体。今回の締結により、PCOに対し、開催候補都市の魅力や施設、サービスなどの情報を多角的にプロモーションする機会が得られる。

 清野理事長は「日本は特色ある国際会議を全国各地で開催できる。この強みをIAPCO のメンバーに知っていただき、彼らの発信⼒を活⽤し、世界の会議主催者に対し日本の認知度を⾼めることで、国際会議の誘致・開催件数を増やしていきたい」と述べた。

 国際PCO協会のマーティン・ボイルCEOは「IAPCOとJNTOはこれまで、人材育成プログラムでの協働・連携など、協⼒関係を築き上げてきた。今回のパートナーシップの締結はさらに連携を強化し、日本のMICE業界に資することにつながると確信している」とコメントした。

 デスティネーション・パートナーシップは現在、ハンブルクとメルボルン、トロント、ドバイ、香港、ルワンダの5都市と1カ国のコンベンション推進機関が締結。これまで、1地域につき1カ所のみだったが、日本の締結によりアジアは2カ所となった。日本の締結期間は、2023年3月31日(金)まで。

  JNTOでは、「2030年にアジアナンバーワンの国際会議開催国として不動の地位を築く」を目標に掲げ、実現に向けた取り組みを行っていく。

九州・山口・沖縄の観光振興目指す 「みんなの観光ポスターコンクール」作品募集

2021年8月2日(月) 配信

「みんなの観光ポスターコンクール2021」

 トラベルテックカンパニー・エスビージャパン(中元英機社長、佐賀県・基山町)はこのほど、九州・山口・沖縄の自治体や観光協会などを対象に、観光誘客ポスターのクオリティ向上と地域の観光振興を目的とした「みんなの観光ポスターコンクール2021」を開く。

 コンクールの最優秀作品と優秀作品は、西鉄福岡(天神)駅コンコース連貼り掲出に加え、「九州旅行博覧会~トラベラーズフェス2022~」でのポスター掲出を予定している。

 募集期間は8月2日(月)~10月15日(金)、午後5時必着。募集対象は九州7県、山口県、沖縄県の自治体・観光協会・観光事業者。

 ポスターは20年3月1日(月)から募集期限までに作成されるものに限る。地域の観光宣伝に活用され、観光誘客につながることがポスターから明確に読み取れることが条件となる。ポスターの規格はA0判、A1判、B0判、B1判。

 応募点数に制限はなし。

 事前説明会は8月20日(金)、Zoomで行われる。

 同社はコンクールの開催にあたり、「新型コロナの感染拡大は観光業界に多大な影響を与え、各地で作られる観光ポスターもお披露目の機会がなくなった。今回のコンクールで日本観光の再興を後押ししたい」と期待を込める。

ワーケ施設「ワークラボもりぐらし」開設 東急リゾートタウン蓼科(東急リゾーツ&ステイ)

2021年8月2日(月) 配信

このほど「東急リゾートタウン蓼科」内にワーキング施設「ワークラボもりぐらし」を開いた

 東急リゾーツ&ステイ(田中辰明社長)が運営する「東急リゾートタウン蓼科」(長野県茅野市)は7月26日(月)、ワーキング施設「ワークラボもりぐらし」を開いた。同施設は、別荘オーナーラウンジ「せせらぎ館」をリニューアルオープンしたもの。ホテルでの宿泊や日帰りのどちらでも、リゾート施設を楽しみながらワーケーション利用ができる。

 フリースペース(室内18席)の家具はセミプライベート型のおこもりソファや、システムソファを備え、利用者がリラックスして仕事に取り組める環境を作った。会議室(1室12人定員)や個室ブース(2室各2人定員)も設け、Web会議などの利用にも対応している。

 屋外にはテラス席(5席)を用意し、川のせせらぎが聞こえる開放的な雰囲気の中で仕事ができる。

 リゾートタウンの施設内のどこでもWiーFiの利用が可能。

 営業時間は午前9時~午後5時。フリースペースは無料。会議室は1時間1000円、個室ブースは1時間500円。

 ワークラボもりぐらしのほか、ホテル客室内や、ホテルガーデンテラスでもワーケーション体験ができる。

「ワークラボもりぐらし」内装イメージ