〈観光最前線〉日本全国の魅力に触れて

2021年12月12日(日)配信

美しい景観

 10月から12月にかけて、出張と個人旅行が重なり、日本全国を飛び回った。糠平温泉、八戸、鶴岡、大洗、幸田、雲仙、八女など、移動距離が気になり、宿や主要観光地と家の距離をグーグルマップで調べたら、日本一周と同程度の距離を移動していた。

魅惑の一品

 これだけ短期間に全国を巡ったことで、食や気候、地形などの多様性を明確に比較できたことが最大の収穫。幸田町のように地域を誇りに思う人が輝いている場所が、有名観光地に負けない魅力を生み出していた。また、アニメファンが多く集まる大洗では、作品が地域に利益をもたらす方法を学べた。今回巡った場所の多くは有名観光地ではないけれど、それに負けない輝きがあった。「書を捨てよ 町へ出よう」。本当に、今回は人との出会いが多くの気付きにつながった。

【後藤 文昭】

「観光人文学への遡航(18)」 ホスピタリティを人文学から捉える試み

2021年12月12日(日) 配信

 
 色々あった2021年も終わりを告げつつあるが、中でも東京オリパラのぐだぐだは、日本の劣化を象徴した出来事だった。思えば、東京開催が決定してからすぐエンブレムの盗作問題が持ち上がり、当初からぐだぐだ状態でスタートしていた。

 
 さらに遡って、誘致の段階では、滝川クリステル氏の「お・も・て・な・し」が話題となったが、この演説で「おもてなし」が過大評価をされすぎてしまったように感じる。日本のおもてなしは世界最高だと根拠のない自信を持ってしまい、果たして本当におもてなしが最高のホスピタリティなのかということを検証もせずに神話のように信じ切ってしまっている。

 
 以前このコラムで、カントのホスピタリティ論に触れた。カントのホスピタリティは「心からのおもてなし」「感動のサービス」「博愛精神」といった情緒的な概念ではなく、お互いが友好的な関係を構築する前提として認められるべき権利として捉えられている。

 
 ちなみに、ホスピタリティの語源は、ラテン語のhospesであり、この語から派生した語には、hospitalやhostだけでなく、hostile(敵)という語も出てきていることからも、来訪者との関係性の構築という概念が当初のホスピタリティの持つ意味であった。

 
 カントのホスピタリティ論は、情緒的なおもてなし論を超えて、対人間の関係性の構築であることを私たちに知らせてくれている。この関係性の構築という点からホスピタリティを紐解いていくと、私たち日本人が世界一と信じて疑っていない「おもてなし」が、案外表面的であるということがわかってくる。

 
 22年からは、人文学の分野からホスピタリティを紐解いていく。これを私の次のライフワークにしていくと決めた。というのが、このコロナ禍で多くの観光従事者がこの世界を去った。去った人々は、機会があれば戻りたいと思っている人もいるし、もう戻りたくないと思っている人もいる。戻りたくないと思っている人はホスピタリティ疲れを訴えている。

 
 学界では、肉体労働、頭脳労働に加えて感情労働という第3の労働形態として、感情をすり減らして稼いでいるという見方をしている学説がある。ただ、本当に観光従事者はみな感情をすり減らしているのだろうか。最前線を知らない学者ほどこの学説を支持する。しかし、最前線では、まったくすり減らすことなく、この仕事を天職としてまっとうしている人も多く存在する。

 
 観光産業が人の感情をすり減らすようでは、コロナ禍が収束しても人は戻ってこない。すり減らさない生き方とはどういうものかを人文学の見地から検証する。コロナ禍が収まり、多くの笑顔であふれる観光地が復活するためにも、観光従事者の心のありようを今のうちに考えておきたい。

 

コラムニスト紹介 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。日本国際観光学会会長。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

〈旬刊旅行新聞12月11・21日合併号コラム〉2021年の観光業界を振り返る――「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」創設

2021年12月11日(土) 配信

 
 2021年の観光業界は、20年に引き続き、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた。本紙6~7面で「見出しと写真で振り返る2021年の観光業界」を掲載しているので、ぜひ紙面を開いてみてほしい。

 
 振り返ってみると、緊急事態宣言に明け暮れた。東京都では、新年早々の1月8日から3月21日まで2回目の緊急事態宣言が発令された。

 
 3月22日~4月11日まで束の間、解除されたが、ゴールデンウイークを目前に、4月12~24日までまん延防止等重点措置が適用され、翌25日から6月20日まで、3回目となる長い緊急事態宣言下の生活が続いた。

 
 その後、6月21日~7月11日までまん延防止等重点措置が適用。翌12日~9月30日まで4回目の緊急事態宣言が出された。

 
 1年延長された東京オリンピックは緊急事態宣言下での開催となった。「開催するのか、否か」、「有観客か無観客か」で結論が直前まで先送りされた。IOC(国際オリンピック委員会)など国内外のさまざまなしがらみや、批判的な声に思い切った決断ができず、不完全燃焼のまま幕を閉じた印象だった。

 

 
 緊急事態宣言が全面的に解除された10月以降は、新型コロナウイルスの感染者数は激減した。「どうして急速に減少したのか」専門家ですら明確な答えが出ないなか、現時点では感染者数は少ないままだ。

 
 一方で、「このままコロナが終息してほしい」という人々の願いが実を結ぶかに思われた11月に、新たな変異株「オミクロン株」が南アフリカで見つかった。日本政府は水際対策措置の強化策として、11月30日以降、外国人の新規入国を原則停止している。

 

 
 こうしてみると、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の繰り返しで、2年連続でコロナに翻弄され続けたが、コロナ禍でもできることはやった。

 
 12月1日には瀬戸川礼子氏が記した書籍「おもてなしの原点 女将さんのこころ その三」を出版した。55人の女将の生き方や考え方がぎっしりと詰まっており、多くの観光業界の方々に読んでほしい1冊だ。

 
 また、旅行新聞新社はこのほど「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」を創設した。日々の取材活動を通じて創意工夫の見られる取り組みを独自に選び、毎年12月に表彰する試みだ。

 
 2021年のグランプリには「リーガロイヤルホテル東京」を選出した。コロナ禍であったが、同ホテルはドラマ撮影などロケ誘致に力を入れるとともに、撮影時の独自ガイドラインを作成するなど、窮地を逆手に取った取り組みで大きな成果を上げた。

 
 優秀賞には「札幌観光バス」と「SUWAガラスの里」の2社を選んだ。

 
 「札幌観光バス」は、乗務員と事務職が1つの「チーム」をつくり、「バスガイド付き貸切バスの楽しさを伝え、北海道のファンになってもらう」ことを目的に、アイデア溢れる取り組みを継続している。

 
 「SUWAガラスの里」は、感染症拡大で作品の発表機会が激減するなか、展示販売スペース「アーティストスクエア」を新設し、地域交流や活性化にも貢献した。

       

 
 厳しい経営環境でも観光業界には、アイデアや知恵を出して頑張っている人たちがいる。日々の取材で見つけていきたいと思う。

 

(編集長・増田 剛)

「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」創設 2021 グランプリは「リーガロイヤルホテル東京」 優秀賞「札幌観光バス」、「SUWAガラスの里」

2021年12月11日(土) 配信

【グランプリ】リーガロイヤルホテル東京 ガーデンラウンジ

 旅行新聞新社(石井貞德社長)は12月11日(土)、取材活動などを通じて見聞きした観光業界の取り組みの中から、創意工夫の見られるものを独自に選び、表彰する「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」を創設した。第1回となる2021年のグランプリは感染症拡大を受け営業休止を余儀なくされた館内施設で、ドラマ撮影などのロケ誘致に従来以上に力を入れ、大きな成果を上げた「リーガロイヤルホテル東京」を選んだ。優秀賞には「札幌観光バス」と、「SUWAガラスの里」を選出した。

 
 栄えある日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2021のグランプリに輝いた「リーガロイヤルホテル東京」(中川智子社長、東京都新宿区)は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、営業ができなくなったバーやレストランを、撮影用に積極的に貸し出すだけではなく、ロケ用に独自のガイドラインも作成。20年度のロケ誘致での収益は約2000万円にも上った。
 
 また、ホテル内にある「中国料理 皇家龍鳳」が某バラエティ番組のロケに使われた際に、番組で提供した料理の一部でコース料理を仕立て提供したところ、大きな反響があったという。ロケ誘致に取り組む他の施設との連携も積極的に進め、観光業界全体の活性化や、新たな客層の開拓にも取り組んでいる点を高く評価した。
 

【優秀賞】札幌観光バス YouTubeちゃんねる「なまらさっかんさん」

 優秀賞の「札幌観光バス」(福村泰司社長、北海道札幌市)は20年10月、社内組織に新しい部署「ファンづくり課」を設置。乗務員と事務職が1つの「チーム」となり、旅行会社の先にいる消費者に向けて、「バスガイド付き貸切バス旅行の楽しさを伝え、北海道のファンになってもらう」取り組みを行っている。
 
 公式ユーチューブちゃんねる「なまらさっかんさん」の運営や、オンラインバスツアーの開催、大型バスの運転体験日帰りバス旅行、バスガイドによる音声番組(Podcast)配信など、さまざまな活動を展開している。
 

【優秀賞】SUWAガラスの里「アーティストスクエア」

 同じく優秀賞の「SUWAガラスの里」(岩波太佐衛門尚宏社長、長野県諏訪市)は、コロナ禍で発表する機会がなくなってしまったアーティストや商店を救済する目的で、新しい発表・販売の場を提供して地域活性化に貢献している。「アーティストスクエア」は50人のクラフト作家の作品を館内に展示し、アーティスト1人あたり90㌢四方のブースを用意。ガラスに限らない作品を広く公募して、展示販売の場とした。
 
 アーティストとの出会いの場としても、新しい可能性を提案している。「SUWAレイクマルシェ」はSUWAガラスの里の敷地を開放して、地域の人々にフリーマーケット会場を提供。コロナ禍では地元の人々の貴重な交流の場となった。

22年1月14日に 「100選」会場で表彰 

 

 日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2021のグランプリ(1社)と、優秀賞の受賞者(2社)は、22年1月14日に京王プラザホテル(東京都新宿区)で開催する旅行新聞新社主催「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」などの表彰式会場で表彰する。受賞者の取り組みについては、順次、旬刊旅行新聞紙上で詳しく紹介していく。
 なお、「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2022」は、来年12月1日に発表する予定。

第47回 プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選発表

2021年12月11日(土) 配信

 旅行新聞新社が主催する第47回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」、第42回「プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」、第31回「プロが選ぶ優良観光バス30選」、第5回「プロが選ぶ水上観光船30選」と選考審査委員特別賞「日本の小宿」10施設が決定した。「ホテル・旅館」の総合は八幡屋(福島県・母畑温泉)が5年ぶりに1位に返り咲いた。また、「優良観光バス」ではとバス(東京都大田区)が、「水上観光船」は最上峡芭蕉ライン観光(山形県・戸沢村)がそれぞれ3年ぶりの1位に輝いた。各賞入選施設は2、3面に掲載。表彰式は来年1月14日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれる。(2、3面に関連記事)

八幡屋がトップに返り咲く、はとバス3年ぶりに1位に

 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は全国の旅行会社(本社主要部門、営業本部、支店、営業所含む)1万4596カ所に投票用紙(専用ハガキ)を配布。10月1―31日までの投票期間に「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門で優れていると思われる旅館・ホテル、観光・食事施設、土産物施設、観光バス、水上観光船を推薦してもらった。

 11月15日に後援団体の全国旅行業協会(ANTA)や日本旅行業協会(JATA)、旅行雑誌編集者らで構成される選考審査委員会を、東京都千代田区のLEVEL21東京會舘で開催した。そこで、総合100選と選考審査委員特別賞「日本の小宿」を決定した。

八幡屋が5年ぶり、「総合」1位に

 「ホテル・旅館」の総合では、八幡屋(福島県・母畑温泉)が5年ぶりで1位となった。

 2位は加賀屋(石川県・和倉温泉)、3位は水明館(岐阜県・下呂温泉)、4位は白玉の湯泉慶・華鳳(新潟県・月岡温泉)、5位は稲取銀水荘(静岡県・稲取温泉)、6位は指宿白水館(鹿児島県・指宿温泉)、7位はホテル鐘山苑(山梨県・富士山温泉)、8位は草津白根観光ホテル櫻井(群馬県・草津温泉)、9位はゆのくに天祥(石川県・山代温泉)、10位はいぶすき秀水園(鹿児島県・指宿温泉)。10位のいぶすき秀水園は、トップ10に2年ぶりに入選した。……

 全部門のランキングは、こちらからご覧いただけます。

【全文は、本紙1855号または12月16日(木)以降、日経テレコン21でお読みいただけます。】

【ご案内】プロが選ぶ100選、30選ロゴマークについて

2021年12月11日(土)配信

プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選ロゴ

 旅行新聞新社は12月11日、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」ならびに「プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」、「プロが選ぶ優良観光バス30選」「プロが選ぶ水上観光船30選」の新しいランキングを発表いたしました。併せて今回から、事業ロゴマークを一新しました。引き続き、ご活用いただければと思います。
 
 新しいロゴデザインは“日本らしさ”(中央部の赤)をモチーフに、歴史を刻み続ける「伝統」(ダークブラウン)、プロが選ぶ「信頼」(白)を配色しました。さらに、日本を代表する「栄冠」と、未来への「発展」――のデザインを組み合わせたビジュアルとしました。

 旅館100選のほか、観光・食事、土産物施設100選、優良観光バス30選、水上観光船30選のロゴマークが新しくなります

 ロゴ使用(無料)に際しては、下記のリンクから申請書を入手いただき申請をいただいております。旧ロゴマークの使用を申請いただいた各社・各館様も、お手数ですが再度申請手続きをお願いします。

 申請書はこちら(ZIP圧縮)からダウンロードください。

【発表】第47回(2022年)プロが選ぶ100選

2021年12月11日(土)配信

プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選ロゴ

 旅行新聞新社(石井貞德社長、本社・東京都千代田区)は12月11・21日合併号の「旬刊旅行新聞」と自社ホームページで、第47回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の総合、もてなし部門、料理部門、施設部門、企画部門の入選施設を発表しました。総合100選の1位は八幡屋(福島県母畑温泉)。2016年の第42回発表以来5年ぶり、2度目の栄冠を手にしました。

 ホテル・旅館100選は全国の旅行会社による投票を集計し100選施設を選出するもので、観光業界で最も歴史のあるランキングイベントです。1976年の第1回以来、今回で47回を迎えました。投票は10月に全国の旅行会社(旅行業登録1種、2種、3種)の本社や支店、営業所など1万4596カ所に、投票案内を掲載した「旬刊旅行新聞」と投票用紙(専用はがき)を直接送り、実施しました。返信いただいた投票ハガキを集計し、「もてなし」「料理」「施設」「企画」の部門ごとの100選および、4部門の合計点からなる「総合100選」が決まりました。また選考審査委員で「日本の小宿」10軒も選出しました。

 同時に第42回「プロが選ぶ観光・食事施設、土産物施設100選」、第31回「プロが選ぶ優良観光バス30選」、第5回「プロが選ぶ水上観光船30選」も発表しました。観光食事施設100選では浅間酒造観光センター(群馬県長野原)、土産物施設100選では御菓子御殿(沖縄県読谷)、優良観光バス30選でははとバス(東京都大田区)、水上観光船30選では最上峡芭蕉ライン(山形県戸沢村)がそれぞれ1位となりました。

第47回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(総合トップ10入選施設)

順位   館名            県・地区名
1位   八幡屋          福島県 母畑温泉
2位   加賀屋          石川県 和倉温泉
3位   水明館          岐阜県 下呂温泉
4位   白玉の湯泉慶・華鳳    新潟県 月岡温泉
5位   稲取銀水荘        静岡県 稲取温泉
6位   指宿白水館        鹿児島県 指宿温泉
7位   ホテル鐘山苑       山梨県 富士山温泉
8位   草津白根観光ホテル櫻井  群馬県 草津温泉
9位   ゆのくに天祥       石川県 山代温泉
10位   いぶすき秀水園      鹿児島県 指宿温泉

 総合(11位~100位)、部門(もてなし、料理、施設、企画)、観光・食事施設、土産物施設、優良観光バス、水上観光船、日本の小宿の各入選施設につきましては当社ホームページに掲載しています。

表彰式

2022年1月14日(金)には東京・京王プラザホテルで表彰式を開催します。

日時: 2022(令和4)年1月14日(金)午前11:00~
会場: 京王プラザホテル5階 コンコードボールルーム
     東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL03-3344-0111

※懇親パーティーは中止いたします。

あなたの好きな露天風呂のある宿 結びの宿 愛隣館(岩手県 新鉛温泉)

2021年12月11日(土) 配信

 旅行新聞新社では2021年3月に、公式ホームページ上で「あなたが好きな露天風呂のある宿」のアンケート調査を実施しました。人気を集めた宿のなかからおすすめの施設を紹介します。

結びの宿 愛隣館 岩手県・新鉛温泉

川の湯「岩露天風呂」

 3つの豊富な源泉を17の浴槽で楽しめる温泉好きにはたまらない宿、「結びの宿 愛隣館」。花巻温泉郷でも珍しい飲用できる温泉は、効能も抜群でリピーターも多い。立地は豊沢川と緑豊かな自然に囲まれた抜群のロケーションで、森林浴と併せて湯浴みを堪能することができる。
 
 評判の温泉は2019年にリニューアルした「山の湯」のほか、ゆったりと豊沢川の流れを眺めながら湯浴みを楽しめる「川の湯」、ヒーリング効果抜群の「シルクバス」が人気の「森の湯」の3カ所の大浴場で楽しめる。このほかにも、源泉掛け流しの「陶器風呂」、名物の立ったまま入浴する「立湯露天風呂」など、17の浴槽を滞在中はすべて心ゆくまで満喫することができる。

 2021年12月には、人気の和モダンツインルームがワーケーションにも対応して12室増室された。さらに景色を楽しめる花かんむり側には、露天風呂付客室が新たに4室増設。温泉が自慢の「愛隣館」で、今まで以上にハイグレードで贅沢な時間を過ごせる客室へと生まれ変わった。

 プランにより選べる旬の食材を生かした夕食は、ハーフバイキングを楽しめる「かまどダイニング」と水入らずの時間を過ごせる「お部屋食」でいただける。また、朝食バイキングでは石窯オープンキッチンから提供される料理や、「はなまき朝ごはんプロジェクト」による地元の野菜料理が好評だ。

宿データ

山の湯「立湯露天風呂」

住所: 〒025-0252 岩手県花巻市鉛字西鉛23 
TEL :0198-25-2619
FAX: 0198-25-2938 
チェックIN :15:00/ OUT: 10:00 
風呂 :大浴場「川の湯」「山の湯」「森の湯」、貸切風呂「ちゃっぷん」
泉質 :ナトリウムー硫酸塩泉、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉
客室 :全100室
宿泊料金: 1万2000〜6万円

「クラシカル」な伊東女子旅 伊東市で来年1月モニターツアー 参加者募集中

2021年12月10日(金) 配信

川奈ホテルで上質な大人時間を

 静岡県・伊東市役所観光課は12 月 15 日 (水)まで、モニターツアーの参加者を募集している。2022年1月12~13日に行われるモニターツアーのテーマは、「クラシカル」な伊東女子旅。

 大室山や小室山リッジウォーク”MISORA”、城ヶ崎海岸でのジオ体験、東海館でのクラシカル体験など、伊東の魅力をさまざまなテーマで満喫できる今回のモニターツアー。「川奈ホテル」を宿泊場所とし、上質な大人の時間も提供する。

 元々ある伊東の魅力を新たなテーマで再発見しながら巡り、旅の後には「伊東のイメージが変わった」と思える旅を提案する。

 なお、同ツアーはモニターツアーのため、伊東駅までの交通費、個人的に追加した飲食、お土産代などを除き料金は無料となっている。申し込みは以下リンクから。

西武HD ホテル・レジャー事業を中心に事業を展開する「西武・プリンスホテルズワールドワイド 」(SPW)設立へ

2021年12月10日(金) 配信

 西武ホールディングス(後藤高志社長)は12月9日(木)、ホテル・レジャー事業を中心に事業を展開する「西武・プリンスホテルズワールドワイド 」(SPW)を設立することを発表した。

 12月13 日(月)付で設立される予定のSPWは西武HDが 100 %出資する子会社で、22年4月に同HD連結子会社のプリンスホテル(小山正彦社長)の施設運営事業を吸収。ホテル・レジャー事業を中心に保有資産を圧縮し機動的に事業を展開する。

 一方のプリンスホテルは、同HD連結子会社の西武プロパティーズ(上野彰久社長)を吸収合併。社名を「西武リアルティソリューションズ( SRS )」とし、総合不動産会社とし、グループ保有資産の価値を極大化することを目指す。