岩手県北上市と西和賀町 東京で観光や物産をアピール

2023年3月3日(金) 配信

北上・西和賀観光物産展のようす

 岩手県北上市と西和賀町は2月20(月)、21日(火)の2日間、東京・東銀座の県のアンテナショップで「北上・西和賀観光物産展」を開いた。毎年開催している恒例イベント。

 会場では北上市は3種類(青林・スリムレッド・はるか)のリンゴや酒、米粉クッキー、えごま油などを、西和賀町は寒ざらしそばや、わらび餅、西わらびと野菜のピクルス、納豆汁の素などを販売したほか、リンゴの試食も行った。

 さらに北上、西和賀の観光パンフレットの配布なども行い、両エリアへの旅行も呼び掛けた。

韓国・達城郡、旅行会社と懇親会 誘客強化年へ送客促す

2023年3月2日(木) 配信

日本からは旅行会社5社(左側)が出席した

 韓国の達城郡(たるそんぐん)と大邱(てぐ)広域市観光協会は2月15日(水)、東京都内で日本の旅行会社5社と観光懇親会を開いた。2023~24年に国内外からの誘客を強化する「達城訪問の年」を設定したことを受け、地域観光の魅力をアピールし、送客につなげる狙い。

 達城郡は大邱市内に位置する自治体。高速鉄道KTXを利用することで釜山からで約40分、ソウルから1時間30ほどでアクセスできる。コロナ禍前の19年に成田空港からの直行便が就航していた大邱空港からは、車で約40分。鉄道では乗り換えがあるため、釜山またはソウルから訪問が最短経路になるという。

 同郡は歴史や自然の観光資源が豊富であるほか、アクティビティや農村体験を楽しめることが特徴だ。

 具体的には、4月下旬にピスル山の約100万平方㍍に咲くツツジが見ごろを迎える。また、同山から徒歩5分ほどの場所には、9世紀に建立された大見寺が位置する。道東書院は世界文化遺産に認定。樹齢400年を超えるイチョウの木が植えられている。

 また、達城韓日友好館では韓国の伝統的な弓を体験できるほか、子供向けに坪に槍を入れる遊びを提供している。

 名物は牛肉のスープコムタンやナマズ鍋、アンマンの嘉昌蒸パンなど。

 達城郡観光課のキム・テギョン政策チーム長は「新しい郡長が昨年7月に就任し、観光に力を注ぐことになった。日本の旅行会社の皆様からさまざまな意見を聞きたい」と語った。

 キム・テヒョン観光コンテンツ長は「達城郡は大邱市市内にあるが、雰囲気は大きく異なり、歴史文化と自然が豊かな場所。旅行会社の皆様には魅力的な場所を紹介してほしい」と話した。

日本語解説士を用意 インセンティブも

 観光懇親会の前日となる2月14日(火)にはキム政策チーム長とキム観光コンテンツ長、ユン・ヒナム観光マーケティング主務官、キム・ユンジョン観光マーケティング主務官、大邱市観光協会チョ・ヒョンドク アシスタントマネージャーが、キャラバン隊として本紙東京本社を訪れ、インタビューに応じた。

(左から)キム・ユンジョン観光マーケティング主務官、キム・テギョン政策チーム長、キム・テヒョン観光コンテンツ長、ユン・ヒナム観光マーケティング主務官、大邱市観光協会チョ・ヒョンドク アシスタントマネージャー

 ――日本の旅行会社に対する支援について教えてください。

 日本語で観光を楽しんでもらおうと、郡内の大見寺や韓日友好館など10カ所の観光地に日本語で歴史や文化を説明する解説士が常駐しています。

 また、団体旅行商品に組み込む宿泊やバス、体験施設への立ち寄りなどに対して、インセンティブを用意しています。

 ――観光客にシティーツアーバスを用意しています。

 郡内の観光地をより多く巡ってもらうため、観光地のみを結ぶシティーツアーバスを土・日曜日に運行しています。

 利用客には行程に沿って、途中いくつかの観光地に立ち寄っていただくことができます。

 ――韓国では21日(水)、マスクの着用義務が解除されました。

 韓国政府は感染者数や死者数の減少を受け、義務を解除しました。引き続き、公共交通機関と医療機関では着けることが求められています。

 ただ、感染を防ぎたい人が多いため、着用率はほぼ変化していません。

 ――旅行会社へのメッセージをお願いします。

 達城郡の観光地は、韓国らしさを感じることができます。大邱市の中心部や釜山と組み合わせての旅行も可能となっています。

 またインセンティブの金額は、韓国の郡の平均額よりも高額となっています。団体と個人旅行の両者に用意していますので、達城郡への送客を検討してください。

 ――ありがとうございました。

ホテル椿山荘東京(東京都文京区)の庭園内に3月15日 鰻専門店の菊水楼「うな菊」開業

2022年3月2日(木)配信

あいのせ重

 ホテル椿山荘東京(東京都文京区)の庭園内に3月15日(水)、明治時代からの味わいを受け継ぐ鰻専門店の菊水楼「うな菊」が開業する。

 菊水楼「うな菊」は1891年創業の奈良県の老舗料亭が、会席の一部として提供し人気を博していた「鰻」料理をより多くの人に楽しんでもらいたいと開業した店で、30余年受け継がれてきた技法による極上の江戸前うなぎのメニューを提供している。

うなぎ鉄鍋まぶし

 ホテル椿山荘東京店では、「蒲焼き」と「白焼」の両方を味わえる「あいのせ重」などに加え、料亭菊水楼で好評の大皿料理をアレンジした「うなぎ鉄鍋まぶし」や新たに構成した「うなぎづくしコース」といった同店オリジナルのメニューも味わえる。

 3月1日(水)に行われた内覧会で椿山荘マーケティング支配人の眞田あゆみ氏は「藤田観光グループの会員の皆様向けに26日から先行予約を開始したところ、初日だけで約400人の方からご予約をいただき、皆様の期待の高さをひしひしと感じています」とあいさつ。「明治時代から歴史が始まり、賓客をもてな場所であるというところに親和性を感じている。菊水楼『うな菊』は中国人の方にも知られているので、インバウンドの誘客も期待している」と語った。

 一方、菊水楼「うな菊」ホテル椿山荘東京店マネージャーの中村邦夫氏は「歴史、文化の親和性が高く、大事なものがここに詰まっていると感じたことが初出店の決め手。いつ来てもおいしい鰻が味わえる場所、素敵な経験や気のいいサービスが生まれる場所にこの店を育てていきたい」と力を込めた。

大岡川の桜を船から 25日からポートサービスが特別クルーズを運航

2022年3月2日(木)配信

 ポートサービス(神奈川県横浜市) は3月25日(土)~4月7日(金)の期間、 横浜の桜名所を巡る春季期間限定の特別便「大岡川桜クルーズSakura Cruising」を運航する。

 横浜港で30年以上の運航歴史を誇る「SEA BASSシーバス」による大岡川運河クルーズは、今年で2回目。道中窓の広い船内からは、手を伸ばせば届きそうな、美しい桜を見上げる臨場感が楽しめる。

 シーバス横浜駅東口のりばを出発し、みなとみらい大観覧車 「コスモクロック 21」、都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN ヨコハマエアキャビン」の真下を通過、弁天橋、長者橋、黄金橋と経由し白金人道橋で折り返し、シーバス横浜駅東口のりばへ戻る約60分のクルーズ。

 料金は大人3800円、子供2500円。

「ふるさとイベント大賞」 富山県高岡市の市場街が大賞に

2022年3月2日(木)配信

受賞者・主催者によるフォトセッション

 地域活性化センター主催の「ふるさとイベント大賞」の表彰式が2月28日(火)にルポール麹町(東京都千代田区)で行われ、富山県高岡市の市場街(高岡クラフト市場街)が大賞(内閣総理大臣賞)に選ばれた。イベントを通じ、伝統工芸や地場産業の振興につながる可能性があることや、同種のイベントを開催している他地域のモデル的な取り組みとなっていることが評価された。

 毎年秋に3日に渡って開催され、クラフトと高岡のまちの魅力の発信を目的に、市内各所でクラフトの展示販売やワークショップ、工場・工房見学などが行われている同イベント。市場街実行委員会代表の國本耕太郎氏は「開催される3日間だけではなく、期間中に出会った人とのつながりや、新たに生まれた価値観によって残りの362日で良い影響が生まれるようになってきている」とこれまでを振り返り、関係者やこれまでの参加者に謝意を述べた。

 「ふるさとイベント大賞」は、地域の個性を生かしたユニークなイベントのうちとくに優れたものを表彰し、全国に紹介することによって、地域におけるイベントの創造、発展、活性化を促し、個性豊かな地域社会を実現する大きな力となることを目的に行われている。今回で27回目を迎え、66イベントの応募があった。地域活性化センターの福田勝之会長は「新型コロナウイルス感染症の影響が長引くなか、全国各地で地方創生に向け地域の活力を生み出していく特色ある取り組みが展開されている。各地で開催されるイベントは地域固有の風土、伝統、暮らしを守るとともに、地域に対する誇りと愛情を育み内外との交流につながるもの」と開会にあたり自身の考えを述べた。

 そのほかの受賞イベントは次の通り。

最優秀賞 (総務大臣表彰)

・房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス 2020+(千葉県市原市)

優秀賞(地域活性化センター会長表彰)

・わらアートまつり(新潟県新潟市)

・第3回小倉城竹あかり(福岡県北九州市)

・吉田皿屋ひかりぼし(佐賀県嬉野市)

ふるさとキラリ賞(選考委員会表彰)

・行田花手水week及び希望の光(埼玉県行田市)

・てぬぐいひらひら(鳥取県境港市)

選考委員特別賞(選考委員会委員長表彰)

・全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)<愛媛県四国中央市>

日旅・JR西・野村総研が提携 ツーリズム事業のデジタル化に向け

2023年3月2日(木) 配信

3者は2月27日、「ツーリズム事業のデジタル化」に向けアライアンス契約を結んだ

 日本旅行(小谷野悦光社長)と西日本旅客鉄道(JR西日本、長谷川一明社長)、野村総合研究所(NRI、此本臣吾社長)は2月27日(木)、「ツーリズム事業のデジタル化」実現に向けたアライアンス契約を締結した。

 日本旅行の基盤となるツーリズム事業において、自らの商品仕入れ・造成・販売力と、JR西日本グループの持つ地域とのつながりや顧客基盤、また、NRIのデジタルの知見とノウハウを生かして、3者が提携し協働する。これにより、新たなツーリズム事業への変革を通じて、地域活性化や持続可能な経済社会の実現などの課題に取り組む。

 また、3者は、デジタルでの顧客接点を充実させることで、顧客一人ひとりに対し、日常生活から旅先での地域の魅力や新たな体験に至るまでのソリューションの提案に取り組む方針だ。

再生・高付加価値化、第1期地域公募始まる 3月13日(月)~4月13日(木)

2023年3月2日(木) 配信

観光庁は3月13日から「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」の公募を始める

 観光庁は3月13日(月)から、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」第1期地域公募を始める。同事業は、宿泊施設や観光施設などの改修、廃屋撤去、面的DX化などの取り組みを複数年度にわたって計画的・継続的に支援する。

 地域の特色や強みを理解したうえで、中長期的なビジョンを持ち、そのビジョンの達成に向けて、事業者が連携して面的な取り組みを進めることを目的とする。これにより、観光需要の拡大、収益・生産性向上など、地域・産業の「稼ぐ力」の回復・強化をはかる。

 第1期公募は3月13日(月)~4月13日(木)午後5時締切。第2期公募は6月1日(木)~6月30日(金)午後5時締切。

 第1回の採択は5月下旬を予定している。

一休、2月に新たに宿5軒 「一休Plus+」加盟へ

2023年3月2日(木)配信

「一休Plus+」特設ページ

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休(榊淳社長、東京都港区)は3月1日(水)、今年2月に5軒の宿が「一休Plus+」に加盟したと発表した。

 加盟した宿は、「TAPKOP」(北海道・弟子屈町)、「HOTELLI aalto」(福島県・北塩原村)、「ATAMI Funny house」(静岡県熱海市)、「国指定登録有形文化財 葉山加地邸」(神奈川県・葉山町)、「COMICO ART HOUSE YUFUIN」(大分県由布市)。

 「一休Plus+」は、「一休.com」の中でもさらに厳選された宿で構成され、国内のオンライン旅行予約サイトでは「一休.com」でのみ予約ができる。

ジャルパック、24年度新卒採用が再開に 募集は3年ぶり

2023年3月1日(水)配信

新卒採用ページなどからエントリー可能に

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は3月1日(水)、コロナ禍にて中断していた新卒採用を3年ぶりに再開した。同社ウェブサイトの新卒採用ページ、または就職情報サイト「マイナビ」から応募を受け付ける。

 募集職種は総合職で、理系文系問わず全学部全学科から募集している。対象は2021年4月~24年3月までに、4年生大学または大学院を卒業・修了、または卒業・修了見込みの人。新卒採用ページなどからエントリー後、エントリーシート提出と適性検査、グループディスカッション、複数回の面接にて選考を行ったあと、内々定の通知が行われる流れとなる。

 募集要項などの詳細は、同社ウェブサイトの新卒採用ページから。

H.I.S.ホテルHD、旅館で保育サービス提供 新ワーケーションスタイル提案

2023年3月1日(水) 配信

石川県・粟津の温泉旅館「満天ノ 辻のや」で実施する

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は3月15日(水)~21日(火)、運営する石川県・粟津の温泉旅館「満天ノ 辻のや」において、旅館で保育サービスを提供する「旅館のほいくえん」を実施する。「子供を見ながら仕事をすることが難しい」などの悩みに応え、新しいワーケーションのスタイルを提案する。

 同プランでは家族で「満天ノ 辻のや」に泊まる。親は館内のワーキングスペースで庭園を眺めながら仕事。子供はHOIKU(⽔野雄太社長、東京都港区)が提供する人と関わる力や意欲のほか、自己肯定感など非認知能力を高める「見守る保育」を利用する。

 仕事が終わった後は、家族で会席料理や天然温泉、庭園散策を楽しめる。また、実施期間中は小松空港と小松駅から旅館を結ぶ無料送迎バスが運行される。

 朝食と夕食を含めた1泊当たりの宿泊代金は、大人が1人2万900円から。子供は1万1万450円から。

 また、ワーキングスペースの利用料は、午前9時~午後1時までの午前の部が2200円。午後1時から5時までの午後の部は2200円。終日は3300円。見守る保育の代金は、午前8時30分~午後1時の午前の部は昼食が付いて5500円。午後1時~5時30分の午後の部が4400円。終日は8800円となる。