アパートメントホテル「MIMARU SUITES 京都CENTRAL」 6月1日オープン

2023年6月21日(水) 配信

2ベッドルームスイートのリビング

 都市型アパートメントホテル「MIMARU」を運営するコスモスホテルマネジメント(藤岡英樹社長、東京都港区)は6月1日(木)、京都府京都市中京区に「MIMARU SUITES 京都CENTRAL」を開業した。

 全室ベッドルームを2つ以上備えた「MIMARU SUITES」シリーズの第4弾。京都の中心、烏丸御池駅から徒歩3分の好立地で、85平方メートルの広々した全19室の客室に、リビングやキッチン&ダイニング、畳スペース、2つのバスルームをしつらえている。

 客室タイプは、プレミアム2ベッドスイート(定員4人)1室、2ベッドルームスイート(同4人)16室、畳スペースに布団を備えた3ベッドルームスイート(同6人)2室で構成する。

プレミアム2ベッドスイートの内装

 1室限定のプレミアムルームは、大正~昭和初期のノスタルジーを感じさせる内装と、家具や調度品、照明にこだわり、別荘に滞在しているような感覚で家族や友人との大切な時間を楽しめる。

 同館では新サービスのトライアルとして、「MIMARU SUITES 東京」との2施設の間を手ぶらで移動できるサービスを用意した。手荷物による移動のストレスを解消する荷物配送・タクシー送迎無料サービスのほか、オンライン上で免税価格での買い物ができるTaxFreeOnline.jpとの提携サービスを提供している。ゲストに対して「手ぶら観光」を推奨し、自由を楽しむ旅(フリーハンドツーリズム)を提供するほか、街なかや交通機関の混雑緩和にも貢献する取り組みとして展開している。

 開業記念として「オリジナル御朱印帳」を先着200組にプレゼント。ホテルのフロントでは、おすすめの神社仏閣の御朱印とご利益・行き方を紹介しているという。

3万8000枚以上、香港行き往復往復航空券をプレゼント 6月26日(月)から

2023年6月21日(水) 配信

ヴィヴィアン・チャン氏(中央左)、アルジャーノン・ヤウ氏(中央右)

 香港国際空港(HKIA)は6月26日(月)から、日本の旅行者向けに、3万8000枚以上の香港行きの往復航空券を提供するキャンペーンを始める。

 香港への訪問を通して独自の魅力を体験してもらうことを目的に、全世界で約50万枚をプレゼントする「ワールド・オブ・ウィナーズ」CPの一環。コロナ前の市場シェアによって枚数が割り当てられている。

 航空券は、香港空港管理局(AAHK)をスポンサーとして、香港を拠点とする航空会社、キャセイパシフィック航空(1万5000枚以上)、香港エクスプレス(約6000枚)、香港航空(1万7000枚以上)の3社から提供される。

 当選者は、東京(羽田空港、成田空港)、大阪、福岡、札幌、名古屋、鹿児島、沖縄、米子、高松を出発地とするエコノミークラスの往復航空券が提供されるだけでなく、香港のホテル宿泊、ショッピング、エンターテインメイントに関する特典も用意される。

 同CPに先立って、6月20日(火)には、東京・赤坂のザ・リッツ・カールトン東京で、メディアランチョンが開かれた。AAHK最高執行責任者(COO)のヴィヴィアン・チャン氏は「香港は再び海外からの旅行者を全面的に受け入れており、日本の旅行者に香港の魅力を再発見していただく絶好の機会」と強調。「快適な旅ができるよう準備を整えている」と述べた。

 香港特別行政区政府商務経済発展局のアルジャーノン・ヤウ局長は「日本の方々にも、活気があり、魅力にあふれる本当の香港を見てもらいたい」とアピールした。

阿智村で日本一の星空映画祭 ショートショートフェス

2023年6月21日(水) 配信

7月15~23日に開催

 日本一の星空「長野県阿智村」の阿智昼神観光局(白澤裕次社長)は、7月15~23日までの期間中、天空の楽園ナイトツアー会場の富士見台高原ロープウェイ「ヘブンスそのはら」で、日本一の星空とショートフィルムが楽しめる、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2023 in 阿智(SSFF & ASIA 2023 in ACHI)―日本一の星空映画祭―」を開催する。

 美しい自然が残る阿智村で、SSFF & ASIAが特別にセレクトした、日本を含む世界の「先住民」や「地域の祭り」をテーマにそれぞれの文化の「美」を紹介するショートフィルムプログラムほか、世界中から集めた作品が一挙上映される。

 開催時間は午後5~8時に上りゴンドラ運行。屋外イベント会場で午後7時~同30分に映画上映。7時40分~8時にライトダウン・星空観賞時間を設け、8時~同30分に再び映画上映、8時30分~50分にライトダウン・星空観賞時間を設ける。

 ゴンドラ乗車時間は片道約15分のため、午後7時からの映画上映を観る人には午後5時~6時30分のチケットをお勧めしている。料金は大人・高校生2600円から、小中学生1300円から、幼児無料。

 なお、オンラインチケット(日時指定・事前予約制)は、天空の楽園ナイトツアーの特別イベントとして開催するため、チケットは同ナイトツアーチケットを購入する。当日、現地でのチケット販売はないので要注意。

 主催はジェイ・マウンテンズ・セントラル、企画・統括はショートショート実行委員会、特別協力は阿智昼神観光局/スタービレッジ阿智誘客促進協議会。
 問い合わせ=阿智昼神観光局 ☎0265(43)3001(※午前9時~午後5時30分)。

東京都旅行業協会、村山会長が再任 団体旅行の補助事業要望へ

2023年6月21日(水) 配信

都のDXの普及推進補助事業に協力し、各委員会の事業の見直しもはかる

 東京都旅行業協会(村山吉三郎会長、691会員)は6月19日(月)、東京都内で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、村山会長の再任を決めた。今年度は、団体旅行に特化した補助事業の実施を求めるほか、東京都が行うDXの普及推進補助事業に協力し、各委員会の事業の見直しと新たな事業を展開する。

 村山会長は全国旅行支援について「立て替えた割引額の振り込みの遅さなどで、制度から脱退した会員が多くいる」と報告。「この事態が今後発生しないよう、会員と一致団結して、新たな需要喚起策なども求める要望書を提出したい」と語った。

村山吉三郎会長

 また、北海道・函館市で発生したバスとトラックの衝突事故に触れ、「バスの運転手に非がない場合でも、事故を意識した消費者はバスに怖い印象を持ち、利用を控えるケースが見受けられる」と述べた。そのうえで「我われが旅行の楽しさをさらに開発し、利用を促す必要がある」と呼び掛けた。

 来賓の東京都の向井一弘観光部長は「観光業は幅広い産業に経済波及効果をもたらしており、回復基調にさらなる弾みをつけるべき」との考えを示した。これを踏まえ、都では5月、サービスの質を高めるためのDX化に向けた補助制度をスタートしたことを紹介。そのうえで、「業界の牽引役として、より一層東京の観光振興に協力してほしい」と呼び掛けた。

向井一弘観光部長

 ㈱全旅の中間幹夫社長は、東京都旅行業協会における22年度の全旅クーポンと全旅ペイメント、保険商品の取扱実績が全国1位だったことを説明し、「皆様の努力の賜物。要望と実情に沿った経営を続けていく」と話した。

中間幹夫社長

 東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長は「予約方法のオンライン化や客室の構造などの変革が求められている」と語った。このため、受入方法については毎年、東京都旅行業協会に向けて会員の宿を紹介する冊子をWeb化し、予約も受け付けられるように整備したい考えを示し、「一歩ずつでも改革しないと、時代に乗り遅れてしまうという危機感を募らせている」と述べた。

児島博司会長

余市ラフェト2023チケット付の商品販売 ジャルパック

2023年6月21日(水) 配信

9月3日に開催のラフェトでワイン堪能

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は6月27日(火)正午から、北海道・余市町で9月3日(日)に開かれるワインイベント「ラフェト・デ・ヴィニュロン・ア・ヨイチ(農園開放祭)」のチケットと往復航空券、宿泊、送迎を組み合わせたJALダイナミックパッケージ商品を売り出す。

 日本のワインは近年、国内外から高評価を受けている。なかでも、余市の特有な風土で育まれるワインは高品質なもので、日本ワインの発展を牽引する。

 同町で年に1度開かれるワインイベントは通称「ラフェト」や、農園開放祭と呼ばれ、同地域のワイナリーやブドウ農園を巡ってワインを楽しむもの。普段は立ち入ることができない畑の見学や希少性の高いワインを堪能できるため、全国のワイン愛好家の間ではチケット争奪戦が繰り広げられるという。

 JALグループは、余市観光協会や余市ラフェト実行委員会の協力で、チケット200枚を確保。予約は先着順で、ツアー用ラフェト2023チケットの予定枚数に達し次第、販売を終了する。

 ツアーは9月2日(土)出発で、2・3日間を用意。ダイナミックパッケージのため航空便や宿泊はそれぞれ選択し、価格は予約のタイミングで変動する。

【濃飛バス】記念デザインバスを運行 会社創立80周年、高速バス新宿線開業25周年で

2023年6月21日(水)配信

路線開設当時のデザインを復刻

 濃飛バス(水野敏秀社長、岐阜県高山市)は、会社創立80周年と高速バス「高山~新宿線」開業25周年を記念したデザインバスを、2023年6月24日(土)から運行する。

 「高山~新宿線」開業当時の車体デザインを、このほど導入した新造車に復刻した。同区間は、中部縦貫道・安房トンネルの開通を契機に、1998年3月から京王電鉄バスと共同運行を開始。1年半後の99年 9月には利用客数10万人を突破した。23年5月時点で、累計約 185万人が利用した(同社)という。

 復刻デザインは、飛騨の美しい山並みのイメージを背景に、「高山のまつり屋台」と「さるぼぼ」を描いた。飛騨高山の自然・伝統・文化をシンプルに表すとともに、バス天井には高層ビルから見下ろした際に目を引くよう「行かんかな 飛騨高山へ」の文字を大きくあしらった。

 運行は6月24日(土)の新宿行きからを予定。以降は新宿線や京都・大阪線を中心に名古屋線や岐阜線などで運行する。

〈観光最前線〉ときどき「和ろうそく」

2023年6月21日(水)配信

7代目・三嶋順二さんが丁寧に説明してくれる(三嶋和ろうそく店)

 電気代高騰ゆえ、ときどき「ろうそく」を灯しています――理由は冗談、行いは本当。和ろうそくの話です。

 何層も塗り重ねる製造工程やススが少ないなど、さすがという特徴が並ぶが、一番感心したのが「無風の室内でもゆらぐ炎」。太い芯の内部が空洞なので、空気の流動がなせる業という。その「イロハ」は、岐阜県飛騨市の「三嶋和ろうそく店」で教わった。

 気分転換で眺めるなら、1時間程燃焼する3匁(約10㌘)サイズがおすすめ。今は島根県安来産の「透かし燭台」が、最高の相方だ。鉄皿にドット模様が施され、炎と影、双方のゆらぎを楽しめる。

 飛騨をはじめ会津や七尾など、和ろうそくの産地を訪れた時、少量買い求めるのが楽しい。手元の燭台が生まれた「たたら製鉄の古里」にも、機会あればぜひ。

【鈴木 克範】

 

琴平グランドホテル桜の抄 「現代の名工」受賞祝賀会 「日々精進していく」

2023年6月21日(水)配信

「現代の名工」を受賞した山口和孝料理長(右)

 厚生労働大臣表彰の2022年度卓越した技能者(現代の名工)を受賞した、香川県こんぴら温泉郷「琴平グランドホテル桜の抄」(近兼弘幸社長)の山口和孝料理長の受賞記念祝賀会が5月22日、姉妹館の「湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭」で行われた。

 会には山口料理長の師匠である大田忠道氏(天地の宿奥の細道)や大田一門の兄弟弟子、取引業者など約100人が参加した。

 大田氏は冒頭のあいさつで参集への謝辞を述べた後、「山口氏はまだまだ上を狙える」と激励した。

 近兼社長は「山口さんとの出会いは18年前。数年後、オープンキッチン型のレストランを作り、さまざまな意見を交わすなかで料理の評価が上がってきた。山口さんの料理には喜怒哀楽があり、心がこもっている。さらなる高みを目指してほしい」と話した。

 山口料理長は「今回の受賞は昭和58年に弟子になって以来、ご指導いただいている大田のおやっさんのお陰」と師匠へ深い感謝の言葉を述べた。そのうえで、「オープンキッチンの花見世厨房『ゐきり』の設備投資の話しを聞いたときの興奮は今も鮮明に覚えている。席から見える金刀比羅宮や讃岐富士の景色が料理に華を添えてくれる。全国どこにもない最高の舞台で仕事ができる幸せを胸に刻み、日々一層の精進をしていく」と結んだ。

【土橋 孝秀】

パーレンス小野屋 露天風呂など一新 ラウンジもワーケ対応に

2023年6月21日(水)配信

庭園の中の露天風呂

 福岡県朝倉市・原鶴温泉の旅館「ホテルパーレンス小野屋」(宮川具久社長)は、男女庭園露天風呂や上質な高級ラウンジを3月にリニューアルオープンして話題を集めている。

 同館は九州一の大河・筑後川を望み、1881(明治14)年に創業した142年の歴史を誇る同温泉最古の宿。温泉は、クレンジング効果の単純硫黄泉と肌をつるつるにする弱アルカリ性単純泉の2つの泉質を持ち、さまざまな木々を植栽した日本庭園、九州の旬の味を楽しめる料理が自慢。

 リニューアルでは、自慢の庭園と肌にやさしい温泉を生かした庭園露天風呂を造り上げた。内湯は天井の梁が剥き出しの和モダンと黒のシックな石張り調。内湯の外に陶器の水風呂、岩風呂など木々の庭園に囲まれる。

 アロマ水をサウナストーンに掛け、蒸気を発生させるロウリュウ式サウナも男女に設置。館内にはこのほか、畳の大浴場や貸切風呂も完備する。

ゆったり広々のラウンジ

 中央館1階のラウンジは、庭園を眺めるワーケーションラウンジとして生まれ変わった。広々とした空間に、海外家具を使用のインテリア、ソファー席、書棚などのほか、コワーキング用のカウンターやテーブルを備える。午後3―6時にはコーヒー、甘夏ジュースなどフリードリンクで、ゆったり寛げる。子供向けに、アイスキャンディ4種類を用意して食べ放題にした。

 客室では、中央館に温泉露天風呂付きの客室2室も設置した。

埼玉県旅行業協会、浅子会長が留任 全旅協と政府に要望へ

2023年6月20日(火) 配信

今年度は資金調達や需要喚起策の実施を求めていく

 埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、236会員)は6月13日(火)、さいたま市内で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、浅子会長の留任を決めた。今年度はコロナ禍で厳しい経営状況が続くなか、資金調達や需要喚起策の実施などを全国旅行業協会(ANTA)と共に政府へ要望していく。

 浅子会長は会員へ全国旅行支援の複雑さに苦労していることを労った。一方、地域クーポンの発行で手数料を得たことに触れ、「厳しい経営状況のなか、少しでも収入を得られるのはありがたいこと。今後は団体が回復していくだろう」との考えを示した。

浅子和世会長

 また、「役員共々、一生懸命勉強し、その都度色々なことに対応できるようにする」語った。

 来賓として出席した全国旅行業協会(ANTA)の駒井輝男副会長は「全国旅行支援の制度の複雑さを解消することを求めてきた」と報告。

駒井輝男副会長

 また、一部報道で中国において新型コロナウイルスの感染者が増加していることに触れ、「団体旅行が復活したら、怖い。旅行によるコロナ拡大だけは阻止しなければならない」とした。

 同日には(株)埼旅(梶田雅彦社長)も総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では梶田社長の再任が決定した。

梶田雅彦社長

 梶田社長は、2人から旅館に宿泊できる商品らくパックについて、旅行会社への手数料のほか、利用客1人に付き館内利用券1000円分をプレゼントできることを説明。「団体より個人旅行の回復が早いなか、皆様の支援につなげたい」と利用を呼び掛けた。