このほか「Beyond by Airbnb」は高級志向に対応する。昨年7月に富裕層向け高級バケーションレンタル仲介業者のLuxury Retreatsを買収。同社が持つ最高級の宿泊施設・現地体験の提供を今春から始める。プラスの平均宿泊料金は2万5千円ほどだが、ビヨンドはこれよりも高品質な旅行体験となるという。
手塚作品の翻訳家としても活躍した米国在住のマンガ評論家フレデリック・L・ショット氏は、1970年代に日本の漫画を世界に紹介した。それから40年の時を経て、現在、フランスでの日本マンガの翻訳出版数は年間1500タイトルにも及ぶ。今号では、こうして市場が拡大し続ける「翻訳」に着目した。■谷口ジロー作品の翻訳でも知られるパトリック・オノレ氏と、「FAIRY TAIL」などの翻訳を手掛けたティボー・デビエフ氏の初対談では、マンガ翻訳にまつわる率直な意見を交換。■「神の雫」などの翻訳のプロデュースに携わった編集者が語る、日本語ができないことを逆手にとった監修。■翻訳業界の「第三世代」ミヤコ・スロコンブ氏は、日本語が持つ繊細なニュアンスを伝える難しさについて言及。■翻訳されるマンガ家、真島ヒロ氏にインタビュー。■マンガ学校の講師も務める仏人翻訳家が、日本語オノマトペによる視覚的効果を解説。■冒頭のショット氏は、1983年に初著(英語)「Manga! Manga! The world of Japanese Comics」(講談社インターナショナル)を出版。今号のタイトル「Manga! Manga! 」には、その功績へのオマージュと同時に、世界が認める「漫画の神様」手塚治虫氏や、世界のマンガ人気を支える翻訳家たちへの敬意を込めた。