スターフライヤー、「スマートラグジュアリーサロン」を期間限定オープン ハンドマッサージなど無料サービス

2018年9月4日(火) 配信

スターフライヤーアンテナショップ

スターフライヤーは、9月12日(水)から21日(金)まで無料でハンドマッサージやネイルケアの施術が受けられる「スマート ラグジュアリーサロン」を有楽町の同社アンテナショップで開く。

 スターフライヤーが機内で提供している「Star Chorus(スターコーラス)」を、大型モニターで楽しめる。鼓動のように明るさが変わる星の光に音を加えたサウンドが、よりリラックスできる空間をつくり出す。

 施術はJNA(日本ネイリスト協会)の資格を有する専門ネイリストが行う。ハンドマッサージ+甘皮処理か、マニキュア+ネイルアート(希望者のみ)から好きな内容を選べる。それぞれ施術時間は15分ほど。

 期間中、アンテナショップ内のようすを指定ハッシュタグを付けてSNSに投稿し、スタッフに提示すると、先着300人にオリジナルトートバックかピンバッジがもらえる。実施時間は平日が午後12時から5時まで、土日祝日は午前10時半から午後5時まで。なお、9月18日(火)は定休日となっている。

オリジナルトートバッグ
ピンバッジ

社員が旅館で経営研修、峡泉で体験 宿泊予約経営研究所

2018年9月4日(火) 配信 

実際に接客も体験

宿泊予約経営研究所(末吉秀典社長、神奈川県横浜市)は7月から、同社の社員を対象に、旅館経営を学ぶための体験型研修を実施している。研修の舞台は、同社の子会社「良地良宿」が運営する、長野県飯田市の旅館「静かな渓谷の隠れ宿 峡泉」。

 「当社社員の宿泊業に関する理解をより深め、業務や自社サービスの改善につなげたい」(末吉社長)との考えから、今年入社した新卒社員13人を含む33人が、10月までの研修に参加する予定。いずれも自ら参加を志願したスタッフだ。研修期間は3日間から2週間。参加社員は来館した宿泊客への接客対応や、清掃などを体験する。 

館内清掃の方法を峡泉の小林義道主人から受ける、宿研の社員

 研修に参加した社員からは「旅館の仕事を体験し、大変さを実感した」や、「接客とWeb予約を同時に対応されている宿の方の多忙さが分かるようになった」など、現場を実際に体験することで「今後の業務に生かしたい」といった声も多数あるという。

 同社は宿泊施設専門のWeb集客パートナーとして2004年9月に設立。予約サイトにおける宿泊プランの企画・作成・販売登録、自社システムでの在庫管理、集客コンサルティング、ホームページ制作などを行っている。

2018年上期のインバウド動向分析 地方部の人気が拡大 エクスペディアグループ

2018年9月3日(月) 配信 

訪日外国人旅行者は、より地方部へ(画像はイメージ)

 

エクスペディアグループがこのほど発表した調査によると、地方部の人気が急速に拡大していることが分かった。

 2018年上期(1~6月)における訪日外国人旅行者のオンライン予約動向を分析した。人気が集まる東京都と大阪府、京都府の主要3地域以外の宿泊予約が、前年同期比45%増だった。とくに青森県は同180%増と大きく伸びた。

 主要3地域以外のトップ5は沖縄県と福岡県、北海道、愛知県、千葉県で昨年と同じ。ただこれら5地域が、主要3地域を除く全体の約半数を占めた。とくに伸び率が顕著だったのは、青森県に次いで熊本県(同100%増)と、宮崎県(同80%増)、宮城県(同80%増)、山梨県(同75%増)、福岡県・静岡県(同65%増)などとなった。

 青森県は平均客室単価でも同40%増と伸びが大きかった。このほか、伸び率が2ケタだったのは、宮崎県(20%増)と大分県(同15%増)、佐賀県(同)、福岡県(同10%増)となった。

 地方部を訪れる国・地域は、韓国と香港、米国、台湾、オーストラリアが大部分を占めた。一方、新たな国からの需要も増大。アイルランドとメキシコは3ケタ増と飛躍した。このほか、タイとニュージーランド、デンマークなども地方部への旅行者需要が増加した。

 一方、訪日外国人旅行者が地方部の宿泊施設を予約する場合、平均リードタイムは47日前となる。ただ、タイとイタリア、ニュージーランド、ブラジル、スペインからは、平均60日前に予約するという。「(タイなどの)訪日需要における振興国から予約を取り込むためには、宿泊予約のリードタイム(予約してから実際に泊まるまでの期間)を念頭に置く必要があるでしょう」(エクスペディアグループ)と分析する。

「ナリタニスト石垣島観光大使になろう!」キャンペーン実施中

2018年9月3日(月) 配信

ポスターイメージ

成田国際空港(NAA)とバニラ・エアは9月12日(水)まで、成田-石垣線就航記念キャンペーン「ナリタニスト石垣島観光大使になろう!」を行っている。

 期間中、ナリタニスト公式Webサイト内特設ページでナリタニスト石垣島観光大使クイズに回答した人の中から抽選で、2人を石垣島に無料で招待。滞在中にナリタニスト石垣島観光大使が撮影した写真の一部は、第2ターミナルから第3ターミナルへのアクセス通路内(ナリタニストロード)にポスターとして掲出する。

 ナリタニストとは、会員数約4千人の成田空港から旅立っていく旅人たちとそれを共有する人たちのコミュニティー。空港内イベントの開催や、Web上で旅の魅力について情報発信を行っている。

キャンペーン概要

応募期間:~9月12日(水)

※当選発表は、2018年9月13日(木)以降を予定。

ツアー実施日:10月2日(火)~10月3日(水)

※悪天候の場合は別日程にて実施予定。成田空港からの往復航空券、宿泊費、現地交通費などは主催者側で負担、当日成田空港までの交通費は各自負担となる。また、アテンドが1人随行する。

応募条件:

下記の条件を両方満たしている人

①ナリタニストに会員登録をしている

②ナリタニスト石垣島観光大使クイズ(3択式)に回答している

※既にナリタニスト会員の方については①は不要。

ナリタニスト石垣島観光大使
https://naritanist.net/ishigakijima2018/
ナリタニスト石垣島観光大使になろう!~2名様を石垣島に無料でご招待!〜

開業25周年!目指したのは体験のリニューアル 宮崎・シーガイア

2018年9月3日(月) 配信

宮崎県のフェニックス・シーガイア・リゾート(シーガイア)は昨年、大規模なリニューアルを実施。今年は開業25周年を迎えるなか、記念のステイプランやイベントなどを企画し、新しくなった施設の魅力をPRしている。

 開業以来最大規模となるリニューアルの完了で、「まるで海外のリゾートのよう」とも表現されるようになったシーガイア。25周年特設Webページでは“新しいシーガイア”の魅力を、美しいビジュアルで表現するとともに、「あなたの知らないシーガイア」のコピーで、これまでのイメージから大きく生まれ変わった事を伝えている。

フェニックス・シーガイア・リゾートはおかげさまで25周年 - フェニックス・シーガ...
http://www.seagaia.co.jp/special/25th/
南国リゾート宮崎シーガイア。豊饒な大地からとれる最高の食材と源泉から湧出る温泉とリゾートスパの癒しの空間で融合されたインターナショナルデスティネーションリゾート。フェニックス・シーガイア・リゾート。

生まれ変わった“新しいシーガイア”とは

ワンランク上のリゾートステイを

客室は雄大な景観をさらに満喫いただける空間へ一新

 2017年10月、開業以来最大規模となるリニューアルが完了。リゾートのフラッグシップホテルである「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の客室約96%を改装し、36階以上の上層階に新設された「クラブフロア」は、特注の回転式ソファを備えるなど客室の仕立てから、専用ラウンジでのチェックインや宮崎の恵まれた素材を楽しめる朝食、枕のフィッティングなどのサービスに至るまでワンランク上のリゾートステイを楽しめる環境を用意した。

より豊かなリゾートライフのために

 2階には宿泊者が利用できる「風待ちテラス」がオープン。松林を眺める空間で、旅をテーマとした本とともに、こだわりのカフェメニューを楽しめる。同じく宿泊者専用のガーデンエリアも“大人を愉しむ水辺のリビング”をテーマに一新。「焚火のリビング」では、ゆらめく炎で焼きマシュマロを。ガーデンエリアの夜景を眺める「KUROBAR」で、オリジナルのジン・トニックでリゾートの夜を楽しむなど。それぞれのシチュエーションで、宮崎・シーガイアならではの“リゾート時間”を過ごせる。

食の宝庫 宮崎を心行くまで

 “日本一おいしいリゾート”を目指し食も充実。放送作家の小山薫堂氏の総合プロデュースにより宮崎牛を多彩な調理法で提供する「Beef Atelier うしのみや」をはじめ、落合務シェフの王道イタリアンを42階からの絶景とともに楽しむ「リストランテ・アルコ」、宮崎県出身で現代の和食界を牽引する若手料理人 黒木純氏が監修する「実家 くろぎ」など、「食の宝庫 宮崎」を心行くまで堪能するレストランが続々と誕生した。

目指したのは「体験のリニューアル」

 シーガイアでは、今回のリニューアルを単に「施設が新しくなった」「豪華になった」ということではなく、『体験のリニューアル』と位置付けている。

リゾートステイに“ストーリー”を

 『体験のリニューアル』として、リゾートステイに“ストーリー”を盛り込んだ。例えば宿泊者専用のテラスラウンジ「風待ちテラス」では、旅をテーマとした本がそろい、宮崎の名店「なかはら珈琲工場」の豆を使用したハンドドリップコーヒーなど、こだわりのカフェメニューとともに宮崎での楽しみ方を計画。アクティビティーセンターでは、シーガイアのアクティビティーの予約をはじめ、観光情報の提供やレンタカーの手配など旅の楽しみをサポートする。宮崎旅で楽しんだ思い出を「レタールーム」で手紙にしたため、大切な方に伝えたり、未来への手紙として残していただくなど、一連の滞在ストーリーが盛り込まれている。

泊まって楽しむコンテンツも充実

ホテルの目の前であがる花火を様々なシーンで楽しむ

 リゾートに“泊まって楽しむコンテンツ”も充実させた。夜の客室から眺める松林にはイルミネーションが施され、自然のリズムの合わせ優しい光がゆらめく。夏休みには毎日打ち上げ花火を実施。客室から眺めれば目の前に、ナイトプールから、バーでお酒とともに、ナイターゴルフをプレーしながらと、リゾートの多彩なシーンとともに花火が楽しめる。

シーガイア25周年記念企画

1)“新しいシーガイア”を満喫するお得な25周年特別宿泊プラン

 【1日5室限定/朝食・夕食付き】 デラックスフロア<1室>25,000円プラン

 期間:2018年9月3日(月)~12月29日(土)
 料金:1泊2食付き:1室25,000円(1人12,500円)
 客室:16階以上のデラックスタイプ
 夕食:和洋ビュッフェ・中国料理・和食から選択
 朝食:種類豊富な朝食ビュッフェ
 スイーツ:風待ちテラスのスイーツセット
 BAR:パシフィカ、KUROBARから選択
 お土産:シーガイアオリジナルキャンディ付き

2)“新しいシーガイア”を愉しむ25周年記念イベント

 秋のシーガイアはレモン尽くし レモンフェア

 期間:9月1日(土)~ 11月30日(金)
 巷で話題の“レモン”を贅沢に使用した爽やかな味わいのメニューを、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート内の各レストラン&バーにてご提供。シェフが趣向を凝らし「レモンフェア」のためだけに作りあげた期間限定のオリジナルメニューをお楽しみください。 レモンメニューを堪能できる宿泊プランも用意した。

 ここち酔い、オトナ時間 みやざき酒フェス2018

 期間:10月12日(金)・13日(土)
 宮崎県内 約30 の蔵元、約100銘柄が大集結&宮崎の旨いグルメが大集合!本格焼酎、日本酒、クラフトビールに地ワインなどのお酒とグルメで“ここち酔いオトナ時間”を。 シーガイアオリジナルのレモンサワーやレモネード等、日南レモンを使ったドリンクも楽しめる。

3)25周年記念 25カ月連続「#リゾートなひととき」インスタグラムキャンペーン

 期間:2018年10月~2020年10月の25カ月間
 リゾート旅のひとときはもちろん、自宅の庭でビールを飲むひととき、会社帰りに夕日を眺めるひとときなど、あなただけの“リゾートなひととき”をインスタグラムの投稿で募る。

 「#リゾートなひととき」と「#シーガイア」の2つタグをつけて写真を投稿いただいた方のなかから抽選で 毎月1組に宿泊招待券など“シーガイアの特別”をプレゼント。

   ※詳細は10月1日にシーガイア公式ホームページで発表。

フェニックス・シーガイア・リゾートについて

 雄大な太平洋沿いの広大な黒松林に囲まれたフェニックス・シーガイア・リゾート。中心に位置する「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」は全室東向きのオーシャンビュー。松林の空間に佇む温泉施設「松泉宮」や、アジアン・スパブランドのパイオニア「バンヤンツリー・スパ」、宮崎の食を堪能する多彩なレストランがそろう。

 2017年にリニューアルが完了し、美しく雄大なロケーションと、それを楽しむための空間演出、そしておもてなし。すべてにおいてこれまでにない “体験価値”がそろう『新しいシーガイア』へ進化した。

カニの水揚げ量日本一の鳥取へ!「蟹取県ウェルカニキャンペーン」開催

2018年9月3日(月) 配信

特選とっとり松葉がに「五輝星(いつきぼし)」

カニの水揚げ量日本一を誇る鳥取県で、2018年9月1日(土)から2019年2月28日(木)まで、「蟹取県(かにとりけん)ウェルカニキャンペーン」を開催する。

 期間中、対象の宿泊施設(全151軒)に宿泊し、特設Webサイトの専用フォームか専用応募ハガキで応募すると、抽選で毎月100人(総勢600人)に、松葉がに(ズワイガニの雄)やベニズワイガニなど鳥取県の旬のカニをプレゼントする。

 幸運を呼び込む生き物であるカニにちなみ、県内7カ所のラッキースポットを周りスタンプを集めると蟹取県オリジナルグッズが当たる「ラッキースタンプラリー」や、カニをテーマにした写真を撮影して応募すると「蟹取県の旨いもん」が当たる「ラッキーフォトコンテスト」も実施する。

カニの水揚げ量日本一の鳥取県へ、11府県ふっこう周遊割も

 鳥取県は、境漁港など県内の主要漁港でのカニ類の水揚げ量の合計が約8,715㌧と全国の約49.6%を占めており、日本屈指の産地となっている。9月1日にはベニズワイガニ漁、11月上旬には鳥取の冬の味覚を代表する松葉がにや親がに(ズワイガニの雌)漁が解禁され、鳥取の美味しいカニが味わえる季節が到来する。この時期には、多くの宿泊施設で松葉がにやベニズワイガニが楽しめる。

 8月末からは、今夏の豪雨で宿泊キャンセル等の影響を受けた11府県が連携し、旅行者の宿泊料金を支援する“観光で西日本を元気に!!「11府県ふっこう周遊割」”も始まった。

「蟹取県ウェルカニキャンペーン」実施概要

概要:

 期間中、鳥取県内の対象の宿泊施設に宿泊された人に抽選で毎月100人(総勢600人)に鳥取県の旬のカニをプレゼントする「ラッキーステイ」をはじめ、県内7カ所のラッキースポットを巡る「ラッキースタンプラリー」やカニをテーマにした写真を応募する「ラッキーフォトコンテスト」を実施する。

期間:2018年9月1日(土)~2019年2月28日(木)

観光で西日本を元気に!!「11府県ふっこう周遊割」

 2018年7月豪雨により宿泊キャンセル等の影響を受けた11府県が連携し、鳥取県と他の被災地10府県の2府県以上に2泊以上連続して宿泊した旅行者の宿泊料金を支援する “観光で西日本を元気に!!「11府県ふっこう周遊割」”が始まった。

対象宿泊期間:8月31日(金)~11月30日(金)予定

対象地域:岡山県、広島県、愛媛県、岐阜県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県、高知県、福岡県

問い合わせ:

 「11府県ふっこう周遊割」鳥取県事務局
 TEL:086(232)6525
 営業時間:午前10時~午後5時(平日のみ)

鳥取で水揚げされるカニ

ベニズワイガニ・・・境漁港での水揚げ量は全国の約6割。名前のとおり鮮やかな紅色が特徴(漁期:9月~6月)

松葉がに…成長した雄のズワイガニの山陰地方での呼び方。鳥取を代表する冬の味覚(漁期:11月上旬~3月中旬)

若松葉がに…脱皮して間もない雄のズワイガニ。松葉がによりも価格がリーズナブル(漁期:1月下旬~2月)

親がに…雌のズワイガニ。手頃な価格で鳥取の家庭で食べられている。(漁期:11月上旬~12月)

特選とっとり松葉がに五輝星(いつきぼし)…「とっとり松葉がに」のうち、大きさ・品質・型とも最上位の松葉がにをトップブランドとして認定。過去には1枚130万円という価格がついたことも。以下の5つの基準に基づき、10人の目利き人が厳しい目でトップブランドを選別します。

 大きさ:甲幅13.5センチ以上
 重さ:1.2キロ以上
 形 状:脚が全てそろっているもの
 色合い:鮮やかな色合い
 身入り:身がぎっしり詰まっていること

※昨年の実績では、水揚げされる松葉がにの中での出現率は0.01%。1万枚に1枚という希少性だった。

瀬戸内を旅して応援しよう!JAL豪雨復興キャンペーン

2018年9月3日(月) 配信

 

ジャルパック(江利川宗光社長)はこのほど、平成30年7月豪雨(西日本豪雨災害)からの復旧、復興を旅で応援するため「JAL豪雨復興キャンペーン 瀬戸内4日間」を売り出した。 

 観光産業の早期復興、風評被害の払拭のため政府が創設した「平成30年7月豪雨観光支援事業費補助金」を活用し、岡山から広島を経由して松山まで各県に1泊しながら4日間で巡るツアーを設定。気軽に楽しむフリープランと移動に便利なレンタカープラン2つのプランを用意した。

商品概要

設定期間:2018年9月01日(土)~2018年9月23日(日)

出発地:東京

最少催行人員:1人または2人

◆宿泊施設
岡山県
・倉敷:倉敷国際ホテル、倉敷ロイヤルアートホテル
・岡山:三井ガーデンホテル岡山、ホテルグランヴィア岡山

広島県
・呉:呉阪急ホテル
・尾道:尾道国際ホテル
・広島:グランドプリンスホテル広島、リーガロイヤルホテル広島
・宮島:安芸グランドホテル、神撰の宿 ホテルみや離宮

愛媛県
・松山:国際ホテル松山
・道後温泉:ホテル椿館 本館、大和屋、道後プリンスホテル、道後御湯
・宇和島:JRホテルクレメント宇和島

ジェットスター、ふらっと“しま旅”プロジェクトスタート

2018年9月3日(月) 配信

日本の島々の魅力を発掘

ジェットスター・ジャパンはこのほど、「ジェットスターで、ふらっと“しま旅”プロジェクト」をスタートする。プロジェクト第1弾では、鹿児島県が内閣府と進める「特定有人国境離島滞在型観光促進プロモーション事業」に参画し、若年層や女性旅行者の滞在型観光の促進をはかる。

 「ジェットスターで、ふらっと“しま旅”プロジェクト」は、上級者の旅のイメージがある“しま旅”を身近にすることが目的。プロジェクト第1弾では、「特定有人国境離島」の甑島(こしきしま)と、種子島、屋久島、三島、十島の島々の魅力を順次発信する。特設サイトでは、鹿児島の島々の観光スポット情報や現地までの交通アクセス、現地のコミュニティに溶け込むコツ、文化・習慣のルーツなどを紹介。インフルエンサーを活用したSNS(交流サイト)企画や、“しま旅”をもっと身近に感じてもらうイベントなどの開催を検討している。またスペシャルアドバイザーに、日本の有人島すべてに渡ったフォトグラファーの加藤庸二氏が就任した。

政府目標達成に向け初会合開く、安倍首相「今一度アクセルを」

2018年9月3日(月) 配信 

観光戦略実行推進会議を開く

 

政府はこれまでの観光戦略実行推進タスクフォースを「観光戦略実行推進会議」に改め、8月31日(金)に初会合を開いた。

 タスクフォースの決定・検討事項は同会に引き継ぐ。2016年度に策定した観光ビジョンの目標年次の20年まで、折り返し地点を迎えた。政府目標の確実な達成を目指し、局長級から閣僚級の会議へと位置付けを上げた。

 同会は国際観光旅客税(出国税)の使途なども議論する場となる。使途に関する基本方針ではタスクフォースで定めることとなっていたが、同会がその役割を担う。同会のワーキンググループも新設し、2つの場で議論していく方向だ。

 「今一度アクセルを踏み込み、観光先進国の実現に向けて一気呵成に取り組む」と、安倍晋三首相は会を立ち上げた意義を強調した。初会合は関係省庁における観光ビジョンの進捗状況や、観光需要に対する西日本豪雨などの影響が報告された。

 訪日外国人旅行者数は17年で2869万人となり、12年の836万人から約3・5倍に増加した。訪日外国人旅行消費額は12年と比べて、約4倍増の4・4兆円。ともに大きく伸びている。

 ただ訪日外国人旅行消費額の目標(20年)は8兆円とする。地方部における外国人延べ宿泊者数の目標は7千万人泊だが、17年は3266万人泊に留まる。目標達成までは道半ばだ。事務局を務める観光庁は「近年の旅行形態の変化も踏まえ、取り組みを強化していかなければならない」と述べた。

 一方で、大阪北部地震や西日本豪雨の災害で、好調な訪日数にブレーキがかかった。7月は、7月として過去最高の約283万人となったものの、前年同月比は5・6%増に留まった。上半期の平均伸び率は約16%で、10㌽ほど低くなった。

 このほか、せとうち観光推進機構の村橋克則事業本部長は、岡山・広島・愛媛・兵庫・山口・徳島・香川の8県の7~8月分における影響額を報告。「国内旅行者を中心に約200万人泊の大量キャンセルがあり、約155億円の損失が見込まれる」とした。

 対策として政府は31日から、被災地域11府県合計で31億円を充てた「ふっこう周遊割」を始めた。対象地域へ2府県・2連泊以上の周遊旅行や、2連泊以上のボランティアに対し、1泊最大4~6千円を割り引く。

 他方、熊本地震では合計約180億円の事業費を支援している。村橋本部長は支援額の増額や、門戸が狭まる「2府県・2連泊以上」などの条件緩和を要望した。

 訪日外国人への配慮も示した。被災府県が採用した今回の仕組みでは、個人旅行の場合、宿泊後に口座に還付することとなっている。しかし、訪日外国人は日本に口座を持っていないことが多く、還付が難しい。村橋本部長は「訪日外国人旅行者も還付されるように運用の改善が必要だ」と指摘した。

【アソビュー・山野 智久代表インタビュー 】事業者から自治体まで テクノロジーで最適解を

2018年9月3日(月) 配信

アソビューの山野智久代表

経済が成熟するに従って、モノからコトへの関心は自ずと高まる。旅行体験それ自体が「コト消費」といえ、発展目覚ましい東アジアからのインバウンド増もその証左といえる。「コト消費」の重要性にいち早く目をつけ、国内のレジャー・アクティビティ事業の成長に寄与してきたアソビューの山野智久代表を訪ねた。【謝 谷楓】

 「観光行政とレジャー事業者の問題・課題は同じ。テックカンパニーとして、地域の情報流通をサポートしていきたい」。アソビューの山野代表が本紙に、地方創生に対する考えや今後の展開を語った。

「体験」の基盤整備

 旅ナカ消費に注目が集まっている。レジャー・アクティビティ、いわゆる体験型コンテンツに関する消費(コト消費)項目(入場料・娯楽費・その他)の伸び率は高い。観光庁の統計によると、日帰り・個人旅行でのその消費額は16年に前年比15・4%の増加、17年には同7・1%増を果たしている(3789億円)。旅ナカ全体に占める割合も拡大傾向にある。17年は全体の約5分の1を占め、パーセンテージでは2年前と比べ2ポイント以上増えた【表グラフ参照】。

 エアビーアンドビーの“トリップ”事業の躍進など、体験型コンテンツは移動を促す新たなツールとして機能し始めている。少額の投資でも起業できるため、地域外からの移住者が携わる場合も多い。事業主のバックグラウンドも多岐に渡る。

 これらレジャー・アクティビティ事業者を束ねるのが、アソビューだ。全国に6500以上のパートナー(レジャー事業者)を擁し、専用のマーケットプレイスを提供してきた。単なる売り場ではなく、販促につながる最適解を導くためにできることは何か? 事業者の収益拡大サポートを視野に、商いの基盤整備にも力を入れてきた。自治体と連動してのセミナー開催や、販売促進に結びつくメールマガジンの配信など独自のコミュニケーション活動もその一環だ。

 「TTA(既存旅行会社)を軸とした組織(旅連)がある宿泊施設と異なり、レジャー・アクティビティ事業者らは横のつながりが希薄だった。自治体と連携したセミナー開催は、販売促進につながるノウハウ共有だけでなく、業界の維持発展にも寄与できている」と山野代表は自信を見せる。

 販路から販促までトータルでサポートし、各事業者から受け取る手数料は10%(19年から15%)となる。

2017年の旅ナカ消費の内約(日帰り・個人) 観光庁の旅行・観光消費動向調査を基に、旬刊旅行新聞編集部が作成した

溝を埋める試み

 「観光業は人口減少による地域の収入を補う役割も担う。事業を展開するなか、自治体から声を掛けられることが多かったこともあり、自然と地方部が抱える問題に向き合うようになった」。

 11年の設立以来、事業者を取り巻く地域(地方行政)との連携にも注力してきたという山野代表。レジャー事業者とユーザーのマッチングを支えるテクノロジーは、地方部が抱える人口減少という問題解決にも有効だと強調する。

 「ウェブによる情報収集が当たり前となるなか、ポスターやチラシなど未だアナログな発信手段に頼る事業者や自治体も多い。双方の立場から、ウェブ上での発信強化をサポートすることが我われの役割の一つだ」。

 事業者・地域は紙媒体で発信し、ユーザーはネットで収集する。情報発信と収集間にある、この大きなギャップを埋めることを目的に、活動を進めてきた。これまで、約100に及ぶ自治体との連携実績を持つ。

DMOを支援

 13年の研究によると、観光情報発信にICT(情報通信技術)を駆使している自治体は30%ほどに過ぎない(地域におけるICT利活用の現状等に関する調査研究、野村総合研究所)。アソビューではこの問題に対応するため、エリアごとに担当者を設け、事業者らのインターネットやテクノロジーに関するリテラシー向上に努めてきた。アクセス情報についても必要とあれば逐次開示し、きめ細かいサポート体制が整っている。

 17年にはJTBと共同で、観光協会やDMO(デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)向けのサービス(エリアゲート)を始めた。観光協会・DMOが地域事業者の出店を募り、ウェブ上で体験型コンテンツを販売するプラットフォームとなっている。登録事業者の販売実績に応じ、各団体は手数料を受け取れる。将来、DMOの財源ともなりえるサービスなのだ。

 売れ筋商品・サービスの分析・把握にも対応するため、地域の強みを客観的に把握し、科学的なマーケティング施策にも効果を発揮できるとみる。2年経たずして、運用実績は17に及ぶ。

 「地域ならではの観光施策を実行し、PDCAサイクルを回すことで成果を求める。地域観光を牽引するDMOが求める仕組みを実現したい。今後も、さまざまな団体・事業者と連携を強めていく」(山野代表)。