3密避け日光の紅葉を満喫 「日光紅葉夜行」列車運行 東武

2020年9月30日(水) 配信

特急スペーシアで深夜に日光へ

 東武鉄道と東武トップツアーズは、10月16日(金)、17日(土)、23日(金)、24日(土)、30日(金)、31日(土)の6日間、東武スカイツリーライン浅草駅(東京都台東区)から日光線東武日光駅(栃木県日光市)まで、ソーシャルディスタンスを確保した臨時夜行列車「日光紅葉夜行」を運行する。

 夜行列車として深夜時間帯に出発することで混雑を避け、奥日光の色鮮やかな紅葉を早朝から満喫できる。列車や接続する専用バスでは、ソーシャルディスタンスを確保するため、1人あたり2席分の利用で客同士が隣り合わせにならないようにし、より安心して寛げる空間を提供する。

日光の紅葉風景(イメージ)

 日光紅葉夜行は、特急スペーシア1編成(6両)で運転を行い、浅草駅を午後11時55分に出発、途中、北千住・新越谷・春日部駅からも乗車できる。終点の東武日光駅からは専用バスで中禅寺湖・龍頭の滝・戦場ヶ原・湯元温泉などを巡る。

 同列車は、東武トップツアーズの旅行商品として販売。乗車駅から東武日光駅までの往復割引運賃と往路の特急料金、湯元温泉までのバスの往復運賃がセットになっている。また、「GO TOトラベルキャンペーン」の対象にもなっているので同キャンペーンの併用によりさらにお得に利用できる。

 運転時刻は、浅草駅午後11時55分発→北千住駅午前0時10分発→新越谷駅0時26分発→春日部駅0時45分発→東武日光駅2時16分着。東武日光駅到着後は4時ごろまで列車内で仮眠ができる。

 使用車両は特急車両100系「スペーシア」1編成(6両)。定員は各132人(座席数制限)。

 プラン内容は、①乗車駅~東武日光駅の往復乗車券(復路のみ2日間有効)②往路(日光紅葉夜行)の特急券③湯元温泉までの往復バス(往路は専用バス・復路は路線バス。復路のみ2日間有効・同一方向に限り何度でも乗り降り可能)④日光自然博物館の入館(入館料は旅行代金に含む)⑤中禅寺湖遊覧船の割引⑥中禅寺金谷ホテルの日帰り入浴割引⑦日光アストリアホテルの日帰り入浴割引⑧ザ・金谷テラスのコーヒー代金割引――。

 旅行代金(GO TOトラベルキャンペーン適用後の支払い実額)は、大人6500円、子供4290円(浅草駅発の場合)。別途、地域共通クーポン(大人2千円、子供1千円)が付与される。なお、個室料金は2640円(各日同一料金)※個室利用は1室・最大2人まで。

 発売箇所は東武トップツアーズ各支店。各出発週の金曜日午後5時まで発売している。土曜日の当日出発分は発売不可のため要注意。

 問い合わせ=東武トップツアーズ北千住駅支店 ☎03(3881)6107、東武鉄道お客さまセンター ☎03(5962)0102。

菅首相「回復に向けた政策プランの策定を年末までに」 宿泊施設などからヒアリング

2020年9月29日(火) 配信

首相官邸で観光戦略実行推進会議を開いた

 政府は9月29日(火)、首相官邸で観光戦略実行推進会議(第39回)を開き、日本の観光の現状と回復に向けた取り組みについて議論を行った。宿泊施設の代表者など有識者を招き、Go Toトラベルキャンペーンの効果や提言など、現場の声をヒアリングした。

 菅義偉首相は、提言を受け、「支援していくことが必要」と述べ、当面の観光需要回復に向けた政策プランを年末までに策定するよう観光庁などに指示した。そのうえで、「観光は文化施設、国立公園を含め多くの役所に関係する政策であり、復活のためには、それぞれの省庁が知恵を絞る必要がある。縦割りを打破し、前例に捉われず、政府一体となって取り組んでいきたい」と力を込めた。

 宿泊施設からは、池の平ホテル&リゾーツ社長・矢島義拡氏や、宝川温泉汪泉閣社長・小野与志雄氏、温故知新社長・松山知樹氏らが出席した。

 矢島氏は、Go ToトラベルCP効果について報告。開始前(4~6月)の稼働率が前年比12%だったのに対し、開始後(7~9月)は同52%まで回復したことを説明した。また、宿泊にアクティビティなどの付加価値を高めた商品販売の契機となり、宿泊単価は、昨年9月の平均1万1200円から32%増の1万4800円に上昇させることができたという。

 政府には、長期型滞在観光を増やすための施設改修費補助、規制緩和を含めた自然公園法の再整備、休日の地域分散など、コロナ後を見据えた支援を要請した。

 小野氏は、インバウンド効果について説明を行った。2019年の宿泊客のうち44%をインバウンドが占め、冬のインバウンド比率は11年間で10倍以上となったという。

 新型コロナウイルス感染拡大後は、インバウンドだけでなく日本人の宿泊客も減少し、4~6月の約2カ月間休業した。再開後の6月も前年比60%減と大幅な減少となった。

 CP後は、旬の地元食材を使った宿泊プランの販売により、平均単価を3000円上げることに成功し、一部客室を減らしたものの前年並みの売上を確保した。CPに東京都の追加が発表されて以降は、既に10・11月の週末は予約で満室の状態となっているという。

 今後の要望は、CP終了後も継続的な支援を求めた。また、インバウンドに対応するためスタッフの英語力向上などのサポート、インバウンド再開時の地域住民の不安払拭をお願いした。

 菅首相は官房長官時代から同会議の議長を務め、観光分野に取り組む優先順位は高い。今回は首相就任後初の会議でもあり、多くの大臣も出席し、各省庁に指示を出す狙いがあったとみられる。

全長57キロの中山道ウォーキングツアー開催 塩尻市観光協会

2020年9月29日(火) 配信

「歴史と浪漫『中山道を歩く』」

 長野県・塩尻市観光協会(塩原悟文会長)は、三密を避け安心に参加できる新しい旅のかたちとして注目される「マイクロツーリズム」推進の一環として、10月8日(木)から、全行程57㌔におよぶ中山道ウォーキングツアー「歴史と浪漫『中山道を歩く』」を全5回の日程で開催する。

 今回の「歴史と浪漫『中山道を歩く』」では、中山道随一の難所と言われる鳥居峠越えからスタートし、パワースポットしても人気が高い諏訪大社・下社までの全行程57㌔を5回に分割して実施。塩尻市内を通る中山道の宿場町を中心に踏破する。

 全行程に地元ガイドが同伴し、コースの見所や歴史的な背景などを説明する。各回の概要は以下の通り。

・第1回「人気の鳥居峠越えと奈良井宿」約9㌔(10月8日開催)

・第2回「贄川宿と贄川関所を巡り桜沢へ」約12㌔(10月22日開催)

・第3回「塩尻3宿 本山宿・洗馬宿・塩尻宿を歩く」約13㌔(11月5日開催)

・第4回「塩尻峠越えと今井茶屋本陣」約13㌔(11月19日開催)

・第5回「諏訪大社・下社と下諏訪宿を歩く」約10㌔(12月3日開催)

 参加費用は各回とも1人2千円(税込・当日徴収)昼食付き。定員20人・先着順。1回のみの参加も可能。

 参加条件は目安として1時間に4㌔程度歩けること。台風など余程の荒天時以外は決行する。行程は当日の状況により変更する場合もある。

 申し込み・問い合わせ=塩尻市観光協会 ☎0263(54)2001。

群馬・上野村の「北沢しおじ原生林」をトレッキング

2020年9月29日(火) 配信

 

 群馬県・上野村産業情報センターは10月24日(土)と31日(土)に、上野村のトレッキングコース「北沢しおじ原生林」のツアーを開催する。

 国の天然記念物に指定されている神流川上流の「北沢しおじ原生林」。宝暦年間(1751~63年)以来伐採されたことがないと言われている。

 原生林は神流川上流の渓谷を抜けた先にあり、渓谷には多くの沢が流れ込み、しおじ林以外にも山野草やトチ・ホウ・オニクルミ・カツラなどの巨木も見ることができる、とっておきの大自然満喫ツアーだ。

 集合場所は「浜平温泉しおじの湯」。参加費は1人5800円(税込、※ガイド料・昼食代・傷害保険・温泉入浴料を含む)当日現金払い。催行人数2~6人。要予約。申し込み締切は各日10日前まで。

 申し込み・問い合わせ=上野村産業情報センター(森の体験館) ☎0274(20)7070。

観光予約「Fun」、OTA18社と業務提携へ(Fun Group)

2020年9月29日(火)配信

「Fun」は、予約から決済、現地での体験提供まで一貫して担う

 Fun Group(三木健司社長、東京都渋谷区)は9月28日(月)、観光アクティビティブランド「Fun」で、国内外のOTA(オンライン旅行会社)18社との業務提携に合意したと発表した。

 同社は世界7カ国に拠点をもち、ガイドやドライバー送迎など現地アクティビティに付随するオペレーション業務を行っている。9月現在では、世界70以上の国籍からの利用実績がある。

 業務提携の合意先(サービス名)は次の通り。

 Activity Japan、BUYMA TRAVEL、Ctrip / Trip.com、Expedia Local Expert、GetYourGuide、Hopetrip、Hot Holiday、KAYAK、KKday、MAPPLE Activity、Oway、Seek Sophie、Skyticket、STWorld、Traveloka、VELTRA、Viator(Tripadvisor)、Voyagin。

JNTO、2人をMICEアンバサダーに任命 広島大学学長の越智氏とIEEE会長の福田氏

2020年9月29日(火) 配信

国際会議の誘致をはかる(イメージ)

 日本政府観光局(JNTO)はこのほど、国際会議の日本誘致を推進するため、新たに2人のMICEアンバサダーを任命した。就任したMICEアンバサダーは総勢69人となり、国際会議の誘致活動に対して支援を行っていく。

 今回、就任したMICEアンバサダーは、広島大学学長の越智光夫氏と米国電気電子協会(IEEE)2020年度会長で名城大学大学院理工学研究科教授の福田敏男氏。

 越智氏は膝関節外科が専門で、これまでに国際的学会に180回超の招待を受けるなど、国内外の医学界への影響力が大きい。学長を務める広島大学も、国際会議を開催する教職員に対して助成支援を行うなど、積極的に誘致・開催している。

 福田氏は、IEEE会長として幅広いネットワークと強力な発信力があり、産業界への国際会議啓発も積極的に取り組んでいる。これまでにさまざまな形態の国際会議に携わり、誘致や開催に関する多くのノウハウと経験を持つ。

 JNTOと観光庁が展開するMICEアンバサダープログラムは、国際会議の誘致活動を目的に、専門分野において国内外に影響力があり、“日本の顔”として広報活動や誘致活動に寄与する有識者を「MICEアンバサダー」に任命している。

滋賀のめぐみを船上で 県産の食材をメインにしたランチセットの販売開始、琵琶湖汽船

2020年9月29日(火) 配信

メインは、滋賀県産醒井ニジマスのソテーなど

 琵琶湖汽船(川添智史社長、滋賀県大津市)はこのほど、 滋賀県産の食材をメインにしたランチセットの販売を始めた。

 「滋賀のめぐみ」をコンセプトに、 滋賀県のブランド豚「藏尾ポーク」や醒井の「ニジマス」、赤こんにゃく、鮒ずしなど、 滋賀県産食材を積極的に取り入れたコース仕立てになっている。

鮒ずしコロッケ、近江鳥のローストなどのオードブル

 同社は新型コロナウイルス感染症対策として、7 月1日(水)の運航再開以降、船内でのブッフェ料理・コース料理の提供を一時休止してきたが、乗船客からの「レストランシップであるミシガン船上で、本格的な料理を楽しみたい」との要望があり、今回のランチセットの販売を決定。コロナ対策として、客とスタッフの接触回数を減らすため、最低限の配膳回数で提供する。

 担当者は「ぜひ美しいびわ湖の景色を楽しみながら、“滋賀のめぐみ”をご賞味ください」とPRする。

ミシガンと比叡山

海賊船で「Sunset Cruise」 「クイーン芦ノ湖」のデッキで、ワインやビールなどを楽しむ

2020年9月29日(火) 配信

箱根・芦ノ湖の夕暮れ(イメージ)

 箱根観光船(岡本裕之社長、神奈川県小田原市)は10月17日(土)と24日(土)、海賊船での「Sunset Cruise」を運航する。

 夕方出航する海賊船「クイーン芦ノ湖」のデッキで、ワインやビールなどを楽しみながら、秋の箱根・芦ノ湖の「空と湖がオレンジ色に染まる瞬間」が堪能できる約60分のクルーズ。同社がサンセットクルーズを運航するのは初めだ。

 乗船料金は、大人2480円、子供1240円(税込)で、小田急ポイントカードの提示による割引価格も設定。乗船料金には、船内ショップで提供する飲み物ワンドリンク代(ワイン、ビール、ホットコーヒーほか)が含まれている。

 乗船定員は各日120人程度。チケットは、「じゃらんnet」での事前予約発売や同社への申込で購入可能。また当日券を箱根町港と元箱根港の窓口で運航当日の午後3時30から発売する。なお、事前予約発売が優先となるため、定員に達した場合は当日券は発売されない。

岐阜関ケ原古戦場記念館 10月21日オープン

2020年9月29日(火) 配信

関ケ原古戦場記念館(外観)

 「岐阜関ケ原古戦場記念館」が10月21日(水)、岐阜県・関ケ原町にオープンする。関ケ原の戦いが起きた1600年10月21日から420年が経過した日を開業日とした。

 1階では、全国を舞台とした東西陣営のスケールの大きな戦いを俯瞰することができる床面スクリーンや、振動や風の演出で合戦をリアルに感じられる曲面スクリーンによる映像を楽しめる。

 2階には歴史的な資料を展示。関ケ原の戦いに関する武将の肖像画や古文書、武具などを公開しているだけでなく、体験コーナーでは武具や兜を実際に身に着けて記念撮影することができる。

 最上階である5階の展望室は、全面ガラス張りで現在の関ケ原を一望できる。

 開館時間は午前9:30~午後5:00(最終入場午後4:30)。月曜休館。入館料は大人500円、大学生・高校生300円、中学生以下無料。車72台とバス8台が収容できる無料駐車場を完備している。

「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」開業

2020年9月28日(月) 配信

ザ・カハラ スイート

 リゾートトラストは9月23日(水)、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」(神奈川県西区)を開業した。

 富裕層向けホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」(ハワイ・オアフ島)の国際展開第一弾。客室は7タイプ146室で、全客室が47平方㍍以上と、横浜・みなとみらい地区最大級の広さを誇る。 

 ホテル3階には、インドアバスやプール、トレーニングジム、トリートメントサロンを完備したスパ「ザ・スパ」を配置。インドアプールから外に出た場所には、バイブラバスを設け、朝・昼・夜の時間帯毎に、異なる表情を見せる水庭の煌きに包まれながら、眼前に広がるベイブリッジとみなとみらいの風景を楽しめる。

バイブラバスからの眺め.

 レストランは、リストランテ「OZIO」(イタリア料理)、日本料理「濱」、鉄板焼き「濱」の3店舗。日本料理「濱」では地域と連携し、横浜の魅力の再発見・再発掘を行うとともに、横浜をより多くの人に認知してもらうことを目的とした「日本酒プロジェクト」を展開しており、県内の酒蔵13蔵それぞれのここでしか飲むことができない日本酒を取りそろえている。