KNT-CTパートナーズ会、被災地域の会費免除 全国交流事業が北陸開催へ

2024年6月7日(金) 配信

KNT-CTパートナーズ会の堀泰則会長

 KNT-CTパートナーズ会(会長=堀泰則・ひだホテルプラザ会長、3329会員)は5月29日(木)、東京都港区のシェラトン都ホテル東京で2024年度通常総会を開いた。24年1月に発生した能登半島地震により、内灘地区以北の会員施設22施設の定額会費を免除するほか、北陸連合会応援施策、全国交流事業を北陸連合会地区で開催することなどが承認された。

 北陸連合会応援施策は、KNT-CTパートナーズ会から500万円、KNT-CTホールディングスから140万円の義援金を基に実施するもの。重点施策は能登半島の現状を鑑み、復興状況の目途がついた段階で再度検討するとして、クラブツーリズムと近畿日本ツーリストブループラネットによる商品施策は、北陸応援割の終了後から展開予定とした。

 他方で、北陸3県での観光PRの継続した展開と、団体観光客減少に伴う観光部会の土産販売の伸び悩みを受けて、5月に大阪で北陸3県観光PR&北陸物産販売を行ったと報告。引き続き、会員と連携した北陸応援に取り組むとしている。

 全国交流事業の北陸開催については、能登半島地震で被災(風評被害)にあわれた会員・エリアを応援するために、北陸連合会に打診して決定した。開催日は10月2日(水)、懇親会は福井県・あわら温泉清風荘。復興に依然時間を要する輪島・和倉地区の状況を視察し、復興後の誘客・応援につなげていく。なお、当初予定していた九州連合会地区での開催は、次回25年度に延期となった。

 このほか、25年度以降の組織改正として、12連合会から8連合会への改正を承認。同HD組織に対応した組織改正と、会関連の支部・連合会幹事の事務処理など負担軽減するメール登録システムの活用を理由とした。

堀氏が会長を続投

 26年度までの続投が決定した堀会長は「共生・共創」をテーマに掲げ、地域創生に力を込めていくと述べた。このうえで「新しい地域コンテンツを各地域で磨き上げ、(同HDとの)情報交換により、ビジネスとしての立ち位置を作っていく。それが持続可能な地域づくりの一助となる」考えを語った。

 24年度事業計画では、地域自治体や観光協会などとタッグを組み、「持続可能な観光地域づくり」「地域コンテンツの価値創造」を発掘し、旅ナカ商品の開発・造成。会社と共催する全国キャンペーンの成功とグループ会社への浸透をはかるなど、同HDグループ会社に継続して協力していく方針だ。

 KNT-CTホールディングスの米田昭正社長は冒頭、昨年の過大請求事案に関して謝罪し、自治体への返済が完了したことを報告。21~25年度までの中期経営計画を見直し、「信頼回復と持続的成長に向けたグループ一体運営の強化」をテーマに掲げ、24~26年度までの新・中期経営計画により、立て直しをはかると話した。米田社長は「27年度以降の早期に、売上高700億円を目指す」と力を込めた。

 総会後には懇親会が開かれ、KNTーCTホールディングスの新社長に内定した小山佳延専務が乾杯のあいさつを行い、盛会裏に終了した。

「芸者’s BAR in YUMOTO FUJIYA HOTEL」 7月21日に開催(湯本富士屋ホテル)

2024年6月7日(金) 配信

「婆娑羅」

 湯本富士屋ホテル(勝俣克数総支配人、神奈川県・箱根町)は7月21日(日)、箱根湯本芸能組合とコラボレーションした「芸者’s BAR in YUMOTO FUJIYA HOTEL」を開く。昨年好評だったため、今年も企画した。

 芸者衆で結成した「婆娑羅」バンドによる演奏や芸者衆とのトーク、お座敷遊びなどを繰り広げるイベント。終盤のディスコタイムでは芸者衆と一緒に踊ることができ、ここでしか楽しめない特別な体験を提供する。

 料金は1万3000円。事前予約制で、定員になり次第申し込みは終了する。

日本観光振興協会の新会長に三井不動産の菰田正信氏 情報交換会には斉藤鉄夫国交相も出席

2024年6月7日(金) 配信

菰田正信新会長

 日本観光振興協会(山西健一郎会長、676会員)は6月6日(木)、東京都内で2024年度の通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、新会長に三井不動産会長の菰田正信氏を選任した。菰田新会長は就任にあたり、「観光は我が国にとって重要な基幹産業であり、数少ない成長産業でもある。国内観光振興の中心的な役割を担う当協会の会長を拝命したことは身の引き締まる思い」と述べた。

 菰田新会長は自社で全国に1万3000室のホテルを有していることや、経済団体連合会の観光委員会委員長を務めたことなどを紹介。「こうした経験を生かしていきたい」とし、

「ウラカタチケット」上野動物園など4つの都立動物園・水族園で導入(アソビュー)

2024年6月7日(金)配信

アソビューはこのほど、都立動物園・水族園でウラカタチケットを提供する

 アソビュー(山野智久代表)は6月13日(木)から、恩賜上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園において電子チケットサービス「ウラカタチケット」の提供を始める。

 都立動物園や水族園では、2021年からオンライン上でのチケット販売に対応している。複数人での一括着券(入園受付)への対応や、訪日外国人に向けた多言語化を進めるため、電子チケットの利便性をより向上させる目的で導入した。

 恩賜上野動物園では、6月26日(水)から入園受付を開始。一般600円、中学生200円、65歳以上300円。多摩動物公園では、6月27日(木)から受付開始。一般600円、中学生200円、65歳以上300円。井の頭自然文化園の入園受付開始日は、6月26日(水)。一般400円、中学生150円、65歳以上200円。葛西臨海水族園の入園受付は、6月27日(木)から始める。一般700円、中学生250円、65歳以上350円。

「ストーリーでつなぐ地域のコンテンツ」実証事業 6月28日(金)まで募集(観光庁)

2024年6月6日(木) 配信

観光庁は「ストーリーで繋ぐ地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」の実証事業を募集する

 観光庁はこのほど、「ストーリーで繋ぐ地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」事業における、ツアー造成・販売の実証事業を募集する。

 同事業は、インバウンドの旅行需要が回復に向かうなか、消費額増加をより一層促進させるため、1週間以上の旅全体を通じたストーリーの造成などにより、地域をつなげ、長期滞在を実現させるための実証に関わる取り組み。

 観光庁は、「長期旅行者を一層ひきつけるためには、造成したロングストーリーツアーに対する継続的な販路拡大・磨き上げなどの実施や、これまでの成果を取り入れた、よりストーリー性が感じられるツアーの新規造成・販売が必要」という考え。また、「ツアーに同行し、地域の多様な関係者と連携しながらツアー全体をコーディネートするエクスペリエンスマネージャーの育成も不可欠だ」とした。

 公募期間は6月5日(水)~6月28日(金)午後1時。

東京会場「ジブリパークとジブリ展」は6月28日(金)から 東京メトロとのコラボスタンプラリーも

2024年6月6日(木) 配信

ジブリパークとジブリ展×東京メトロ スタンプラリー 告知ポスター

 「ジブリパーク」(愛知県長久手市)誕生の舞台裏を紹介する展覧会「ジブリパークとジブリ展」が6月28日(金)~9月23日(月)まで、東京都・天王洲の寺田倉庫B&C/E HALLで行われる。 また、「ジブリパークとジブリ展」の開催を記念し、東京地下鉄(東京メトロ、山村明義社長)は6月13日(木)~7月15日(月)まで、「ジブリパークとジブリ展×東京メトロ スタンプラリー」を実施する。

 東京メトロの対象5駅(青山一丁目駅、門前中町駅、江戸川橋駅、市ケ谷駅、東大前駅)に設置されたスタンプ箇所を巡り、オリジナルスタンプを集める。

 すべてのスタンプを集めると、先着7000人に「“東京会場オリジナル”ステッカー」をプレゼントする。

 「ジブリパークとジブリ展」では、ジブリパークのほか、「三鷹の森ジブリ美術館」の建設プロジェクトや、愛・地球博(愛知万博)のパビリオンとして建設された「サツキとメイの家」を手掛けた宮崎吾郎監督のスケッチや制作資料などを展示する。

 ジブリパーク制作資料や、「ハウルの城」の20分の1スケール模型、「サツキとメイの家」の5分の1スケールの模型なども展示。

 また、映画「ゲド戦記」「コクリコ坂から」「アーヤと魔女」などの宮崎吾郎監督作品のイメージボードや背景美術を紹介する。

 チケットは日時指定予約制。通常チケットは、大人1900円、中高生1600円、小学生1200円。未就学児は無料。

 「昭和食堂船」利用券が付いた特典付きチケットは、通常チケット料金+1000円。特典付きチケット1枚につき、ナポリタンかラーメンどちらか1食を提供する。メニューは週替わり。

【茅ヶ崎市美術館】「アルフォンス・ミユシャ展」6月18日(火)~8月25日(日)開催

2024年6月6日(木) 配信

華麗で優美なミュシャ作品が茅ケ崎に勢ぞろい

 茅ヶ崎市美術館(神奈川県茅ケ崎市)は6月18日(火)~8月25日(日)まで、「アルフォンス・ミユシャ展 アール・ヌーヴォーの美しきミューズ」を開催する。 華麗で優美なミュシャ作品が茅ケ崎に勢ぞろいする。

 アルフォンス・ミユシャ(1860-1939)は、19世紀末から20世紀初頭に、ヨーロッパで花開いた芸術様式「アール・ヌーヴォー」を代表する画家。ミユシャが描いた植物文様で彩られた優雅な女性像は、今も多くの人を魅了している。

 同展では、ポスターや装飾パネルをはじめ、デザイン集、ポストカード、切手、紙幣、商品パッケージなど多様な作品を展示することで、ミユシャの生涯に迫る。

 会期は6月18日(火)~8月25日(日)。休館日は月曜日(7月15日、8月12日は開館)。開館時間は午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。

 料金は、一般1200円、大学生1000円、茅ケ崎市内在住65歳以上600円。なお、高校生以下、障害者とその介護者は無料。20人以上の団体割引あり。

東京都庁舎プロジェクションマッピング 「TOKYO Night&Light」 6月24日から新たな作品「Synergy」上映

2024年6月6日(木) 配信

人間と自然の関係テーマの「Synergy」

 東京都は6月24日(月)から、都庁舎のプロジェクションマッピング「TOKYO Night&Light」で新たな作品「Synergy」の上映を開始する。

 都は夜間観光の活性化に向けて、東京の夜を彩る新たな観光資源として、都内のランドマークの1つ「都庁第一本庁舎」をキャンバスに光と音で多彩なアートを表現するプロジェクションマッピングを通年行っている。

 今回の新作品「Synergy」は人間と自然の関係をテーマに、人間の営みが自然と複雑に交錯しながらも調和をはかることで、共生可能な明るい未来がもたらされることを描く。

 流体シミュレーションを活用したCG映像と、建物の構造を生かした繊細ながらも大胆な演出で自然の生命力や力強さを表現。建物に生命が宿っているかのような躍動感のある映像が見どころという。

 上映時間は平日が午後7:30、8時、8:30、9時、9:30。土・日、祝日は7:30のみ。

後払いからデポジットへ、国際標準化目指す 「日本の海旅と業界を守るため」 OTOA第33回通常総会

2024年6月6日(木) 配信

大畑貴彦会長

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA、大畑貴彦会長、正会員104社)は6月5日(水)、第33回通常総会を開いた。大畑会長は冒頭あいさつで、「国連世界観光機関(UNWTO)によると、世界の海外旅行者数は19年同期の97%まで回復した。一方、日本の海外旅行の回復は、依然として対19年の60~70%に留まり、旅行会社を利用した海外旅行に限れば、さらに低迷している」との認識を示した。

 旅行会社との取引条件の適正化については、……

【人事異動】国土交通省(5月31日付)

2024年6月6日(木) 配信

 国土交通省(斉藤鉄夫大臣)は5月31日付の人事異動を発表した。

 【辞職】独立行政法人国際観光振興機構海外プロモーション部次長 松本将(大臣官房総務課企画官〈海事局併任〉)