富士山周辺の魅力を発信 地元の推進協議会が東京でPR展

2024年7月4日(木) 配信

しずおか富士山PR展2024

 静岡県の富士山周辺の富士宮市、富士市、裾野市、御殿場市、小山町の4市1町で構成する「しずおか富士山利活用推進協議会」は6月25(火)、26日(水)の2日間、東京駅近くのKITTEで「しずおか富士山PR展2024」を開催した。

 会場では高砂酒造の日本酒や御殿場高原ビールといったアルコールや、甘さとコクが特徴のとうもろこし「富士山麓わくわくコーン」、巨大マッシュルーム、ヨーグルト、ジャム、しらすなどの自慢の食を販売した。

 また、富士山に関するブースのほか、5市町が観光パンフレットの配布を行った。このうち裾野市のブースでは富士サファリパークが初参加し、来場者にパークの魅力を説明した。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(234)」 「和華蘭」が入り混じったカオスな町・長崎(長崎県長崎市)

2024年7月4日(木) 配信

坂道の長崎は異文化のラビリンス

 和と華と蘭が入り混じった「わからん」と呼ばれる長崎。国際色豊かな町である。

 江戸初期までは、朱印船貿易の港として栄え、ポルトガル、オランダ、イギリス、中国など、世界の国々との交易が盛んであった。「鎖国」が宣言された1639(寛永16)年以降も、長崎だけはオランダ(蘭)と中国(華)との交易が許された。もともとの和の文化に華と蘭の文化が混ざり合って、独自の文化が育まれてきた。この異国情緒あふれる雰囲気は、そのまま今に引き継がれている。

 そんな長崎の町を久々に散策させていただいた。来年1月下旬のランタンフェスティバルに併せて、全国商工会議所観光振興大会が開催されるので、その協議も兼ねた視察であった。

 まち歩きの出発は思案橋近くの丸山公園。ガイドは「長崎さるく」の友人、田中潤介さんである。公園近くにある花月は、1642(寛永19)年、市中に散在していた遊郭を1カ所に集めたのが始まりとか。外国人を相手とする唯一の遊郭で、京都島原、江戸吉原と並ぶ「三大花街」として賑っていた。

 この花月を長崎湾に向かって勅使坂を登ると、梅が枝焼餅の和菓子屋や大隈重信揺籃の地などがある大徳寺に抜ける。この丘から、出島が遠望できる。

 丘から坂を下ると旧唐人屋敷街に出る。鎖国政策が行われるまで中国人は市内に自由に住んでいたが、密貿易とキリスト教浸透を嫌う幕府は、1689(元禄2)年に唐人屋敷街を建設し、中国人を収容・隔離し出入りを管理した。現在は、土神堂・天后堂・観音堂と福建会館の4堂のみが残されている。エリア一帯には、当時の道路や石垣、空掘などの歴史的遺構が多く残されている。これら中国の文化や風習は、長崎くんちや「卓袱料理」「ランタンフェスティバル」など、時代を越えて今に息づいている。

 さらに進むとオランダ坂に差し掛かる旧居留地の一画、一気に「蘭」の風情になる。この日は、東山手の活水女子大学の脇を抜けて、東山手13番館などを見ながら、大浦海岸通りに面した旧英国領事館に出た。現在修復工事中だが、誠に運よく、工事現場の視察にも立ち会わせていただいた。

復元が進む長崎出島

 ここまで来ると出島はすぐ近くである。出島は明治以降、周辺の埋め立てが進み、かつての海に浮かぶ扇形の原形を失ったが、いま長期の構想で、これらの完全復元を目指して工事が進んでいる。近くには、軍艦島クルーズの拠点や、軍艦島デジタルミュージアムなどもあり、長時間楽しめる。

 訪ねた6月1日は、10月に行われる長崎くんちの「小屋入り」「打込み」の日にあたっていた。「小屋入り」とは、踊町の世話役や出演者が、諏訪・八坂の両神社神前で清祓を受け、大役の無事達成を祈願する行事だが、まちなかは、既に賑やかな祭りの雰囲気に包まれていた。

(観光未来プランナー 丁野 朗)

和倉温泉の大観荘がクラファンを開始 能登半島地震からの復興に向け支援求める

2024年7月3日(水) 配信

大観荘の外観

 令和6年能登半島地震の影響で休館中の旅館「天空の宿 大観荘」(大井徳幸社長、石川県七尾市)はこのほど、復旧・復興の資金を集めるためクラウドファンディングを開始した。プラットフォームはREADYFORで、プロジェクト名は「能登半島地震による存続の危機! 和倉温泉 大観荘の復興支援のお願い」

 同宿は震災で甚大な被害を受けた直後から、一刻も早い再開に向け、使用可能な設備備品から修繕を続けてきた。本当の意味での復旧・回復には期間的、金銭的に困難なことから、部分的にでもよりよいカタチで復旧することで旅館を守っていきたいと考えている。しかし、それでも営業再開には数億円の費用と数年にわたる期間が必要で、融資や助成を受けながら維持費や人件費を捻出してもなお、まかないきれない部分があると、今回クラウドファンディングを企画した。

 目標金額は300万円で、支援期間は7月31日(水)まで。寄付の設定は、お礼のメールまたは手紙が1万円、応援コースが3万円、日帰り入浴コースが5万円、ペア宿泊券が10万円。

全国旅行業協会、旅行業の復活柱に据える 旅行取扱管理試験パソコンで実施へ

2024年7月3日(水) 配信

総会のようす

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長、5374会員)は6月27日(木)、東京都内で2024年度定時総会を開いた。今年度は旅行業界の完全復活を柱に据え、事業に取り組む。国内旅行業務取扱管理者試験について、自然災害で受験できないほか、試験会場が遠方となった際に金銭的負担が大きくなることを踏まえ、パソコンで行うCBT試験に変更する。

 二階会長は「持続可能な地方の発展に観光は不可欠。会員は地方に誘客するよう努力しなければならない。5400社の会員が一致団結して前進したい」と会員を鼓舞した。

二階俊博会長

 さらに、「どこの市町村でも観光を語らない人はいない。観光を盛んにしたい気持ちは我われと同じ。各地域で観光のあり方を相談してほしい」と強調。そのうえで、「(新しい事業を行うための)予算が足りないなどの声を聞くが、大いに発展できるよう一つの歴史を作るくらいの気概で頑張ろう」と会員の奮起に期待を寄せた。

 来賓の観光庁の髙橋一郎長官(当時)は「日本全国の地域観光資源の魅力はこんなものではない。より地方の魅力が花開けば、観光は限りなく伸びていく」と地方誘客の重要性を語った。「地方への誘客には資源発見と磨き上げが必要。地域を熟知するANTAの役割が今ほど大きいときはない。先頭に立って着地型をはじめとした観光を伸ばしてほしい」と呼び掛けた。

髙橋一郎長官(当時)

 また、2025年に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となるため、「ユニバーサルツーリズムをより推進していく。(ANTA会員が)旅行を諦めていた人に旅の喜びを届けてもらえるよう努めていく」と観光庁の方針を述べた。

 今年度は旅行業界の完全復活に向けて、25年1月に第19回国内観光活性化フォーラムin東京を開催。島嶼部を含む東京への送客をさらに促進し、国内観光需要回復の起爆剤にしていく。

 国際観光交流については、近隣諸国とASEAN諸国を中心に、2国間の双方向交流の活性化に努める。

 その後懇親会が開かれ、小池百合子東京都知事が登壇し、25年に東京都で世界陸上と聴覚障害者のための世界規模のスポーツ大会デフリンピックが開催されることを紹介。20年の東京オリンピック・パラリンピックが新型コロナウイルスの拡大によって無観客で行われたため「溢れんばかりの観客が東京で観戦し、地方にも訪れる流れを皆様とつくりたい」と話した。

小池百合子東京都知事

 その後、浅子和世埼玉県旅行業協会会長の掛け声のもと、出席者全員が東京都知事選挙に立候補している小池氏へ「頑張ろうコール」を行い、エールを送った。

ワインの祭典「栄光の3日間」と東フランスを楽しむ ANA Xの添乗員同行海外ツアー

2024年7月3日(水) 配信

「栄光の3日間」のようす

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)は7月1日(月)から、添乗員同行の海外パッケージツアー「ANAビジネスクラスで旅する ブルゴーニュ地方のワインの祭典『栄光の3日間』と東フランスの秋を愉しむ8日間」を売りだした。出発は11月14日(木)。

 2日目にシャンパンの街・ランスでシャンパーニュを造り続けているメゾン「ヴーヴ・クリコ」の見学とヴィンテージを含む4種類の試飲を体験する。4日目は年に一度のブルゴーニュ地方最大のワインの祭典「栄光の3日間」を訪れる。

 また、3・4日目はミシュラン3つ星レストラン「ラムロワーズ」で夕食をとり、「ルレ エ シャトー」加盟のオーベルジュ「メゾン ラムロワーズ」に2連泊する。

 5日目はブルゴーニュ公園の首都・ディジョンへ。ランチは名物「エスカルゴ」を用意する。このほか、ツアーでは自由行動の時間もあるという。

 ツアー料金は大人1人136万8000円から。定員は10人。

【三国花火大会】8月11日(日・祝)、三国サンセットビーチで開催 美しく半円描く「水中花火」も

2024年7月3日(水) 配信

三国花火大会の名物「水中花火」

 北陸最大級の花火大会「三国花火大会」は今年も「山の日」の8月11日(日・祝)に、福井県坂井市の三国サンセットビーチで開催される。

 県内外から多くの人が来訪されるイベントで、昨年は20万人以上が参加した。

 三国花火大会の名物は「水中花火」。船から火をつけた花火玉を花火師が直接海へ投げ込む。危険を伴うが、綺麗な半円を描く美しい花火として人気が高い。

 「ほかにも見どころたくさんの三国花火大会を、場所取り不要の有料観覧席でゆっくり鑑賞し、ひと夏の思い出を作ってください」(坂井市)とアピールする。

 なお、今年は6月29日から有料観覧席の販売をスタートしている。

ぐんまちゃんが高崎駅ジャック! 7月31日まで「ぐんまちゃん駅に」

2024年7月3日(水) 配信

 群馬・高崎駅が「ぐんまちゃん駅」に!――。7月1日(月)から、群馬県によるぐんまちゃん30周年と東日本旅客鉄道(JR東日本)の高崎駅開業140周年を記念した大型プロジェクト「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」が始まった。31日(水)までの1カ月間、高崎駅がぐんまちゃん一色に染まる。自治体とJR東日本が連携して、ご当地キャラクターをテーマに大規模なイベントを実施するのは今回が初めて。

長谷川秀治駅長(左)と駅長になったぐんまちゃん

 初日の1日(月)は高崎駅でぐんまちゃんへの駅長委嘱状授与式が開かれた。ぐんまちゃんはJR東日本高崎支社の樋口達夫支社長から委嘱状を、長谷川秀治駅長から駅長制帽を授与された。

 期間中、西口と東口のエントランスをはじめ、東口壁面や駅コンコースなどをぐんまちゃんの世界に装飾する。週末はグリーティングイベントやダンスイベントを開く。グリーティングでは、ぐんまちゃん駅記念カードを毎週1500枚配布する。

 また、「SL・ELぐんまちゃん号」がオリジナルヘッドマークを装着して運行する。7月13日(土)にはSLぐんまちゃん水上号出発式を開催。午前9:35ごろ2番線ホームで行い、駅長服のぐんまちゃんが登場する。

 プロジェクトの一環で、ぐんまちゃんが首都圏の駅を訪れるキャラバンも実施する。7月11日(木)に新宿駅・中央東改札内、12日(金)に池袋駅・みどりの窓口横、16日(火)に横浜駅・中央通路でぐんまちゃんグリーティングを行う。

大阪・関西万博の工事状況を見学 「夢洲」現地取材会(日本専門新聞協会)

2024年7月3日(水) 配信

リング屋根で担当者の説明を受ける約30人の参加者

 日本専門新聞協会による大阪・関西万博の現地取材会が5月27日(月)、会場となる人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)で行われた。同協会加盟社の記者ら約30人が参加し、2025年日本国際博覧会協会の関係者や、今回の取材エリアの施工事業者である大林組の現場担当者から、万博の概要や工事の状況などについて説明を受けた。

JTBハワイG、ホノルル市に寄贈 新デザインのごみ箱30台

2024年7月3日(水) 配信

ホノルル市へ新しいデザインのごみ箱を寄贈した

 JTBグループのハワイ現地法人であるJTBハワイ(久保哲也社長、米国・ハワイ州)は7月1日(現地時間)、60周年記念事業の一環で、ホノルル市が主催する除幕式でごみ箱を寄贈した。

 ハワイへのこれまでの支援に対する感謝の意を表すとともに、地域へ貢献するため、ホノルル市や関係機関と持続可能な観光地経営による共生を目指すための協議を重ね、今回、ホノルル市へ新しいデザインのごみ箱30台を寄贈した。

 新しいごみ箱は、観光客増加に伴うごみの増加、オープン形式のごみ箱による周辺およびビーチでのごみの散乱と、それに伴う海洋汚染といったワイキキ地区のごみ問題を解決するために設置される。ごみの散乱を防ぐ開閉式の蓋に、ハワイの自然環境に調和するデザイン、そして耐久性に優れた固定式を採用し、地域の清潔さと安全性の向上を目指している。

 JTBハワイグループおよび姉妹会社のMC&Aは、観光資源であるハワイの自然を守り、地域の清潔さと安全性を向上させることで、ハワイの持続可能な観光地経営を推進するとした。

 今回寄贈するごみ箱30台(予備を含む)は、ワイキキビーチ(クヒオビーチ)のデュークカハナモク像付近を含む13カ所に設置される予定。

HISが旗艦店を31年ぶりに移転 「トラベルワンダーランド新宿」 “心躍る旅”と出会える場に

2024年7月3日(水) 配信

トラベルワンダーランド新宿(画像は6月28日のプレオープン時のもの)

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は6月29日(土)、旗艦店である「新宿本社営業所」(東京都新宿区)を31年ぶりに移転し、「トラベルワンダーランド新宿」としてリニューアルオープンした。

 今回のリニューアルオープンでは、「PLAY WORLD! 心躍る旅と、出会える場」をコンセプトに掲げ、旅行予約だけでなく、「まだ見ぬ“心躍る旅”と出会える場」として客が利用できる店舗を目指した。また、提供する3つの価値として①旅のプロによる新たなコンサルティング体験②リアルならではのワクワクする旅の発見、③旅にまつわるさまざまなモノ・コトとの出会い――を挙げる。

3つのゾーンで旅が好きなすべての客に心躍る旅との出会いやワクワクする体験を提供

 1階は、じっくり旅の計画が立てられる「PLAY Planning!」エリア、会話の中から理想の旅を見つける「PLAY Talking!」エリア、旅との出会いやワクワクに溢れた「PLAY Meeting!」エリアの3つに区分けされていて、客に心躍る旅との出会いやワクワクする体験を提供できるようになっている。

知識を兼ね備えたスタッフが対応

 さらに、3階ではより客の希望や目的に合わせた旅を案内する。スポーツイベントセクション (スポーツ体験・観戦)、エコツアーデスク (自然体験・学び)、ユニバーサルツーリズムデスク (車いす・手話対応)などの他店舗では取り扱いのない専門店専用の商品も用意し、知識を兼ね備えたスタッフが対応する。

有田浩三個⼈旅⾏営業本部⻑

 また、6月28日(金)に行われたプレオープンでは、HIS執行役員の有田浩三個⼈旅⾏営業本部⻑があいさつで「HISは、会長の『1人でも多くの日本人に海外旅行に行っていただきたい』という想いからできた。その理念に立ち返り、1人でも多くのお客様に“旅の良さ”“海外旅行の良さ”を知ってもらいたい」と話し、海外旅行に対する強い想いを語った。