日本初の訪日ユダヤ人旅行者ハンドブック公開

2018年3月13日(火) 配信

昇龍道では、ユダヤ人旅行者が増加傾向にある。(画像はイメージ)

中部運輸局はこのほど、「訪日ユダヤ人旅行者ウェルカムハンドブック」を公開した。ユダヤ教の歴史などの基礎情報から、旅行・食事時のコーシェル対応やヘブライ語での観光案内など、実務に役立つ項目も盛り込んだ。受入施設らに向けて、訪日ユダヤ人への対応方法を詳細にまとめたものは日本初となる。昇龍道では、イスラエルなどのユダヤ人旅行者が増加。「杉原千畝ゆかりの地域から、周辺地域にも波及してきている」(同局)とみる。北陸信越運輸局と連携し、受入環境整備を進める一環で作り上げた。ハンドブックは中部運輸局HPから無料でダウンロードできる。

 今回は日本イスラエル親善協会、愛知教育大学黒川知文教授が監修した。「杉原千畝ルート推進協議会(事務局:高山市)※」の協力のもと行った「訪日ユダヤ人旅行者に対応した受入環境推進セミナー」、「ユダヤ人旅行者のモニターツアー」での意見なども踏まえた。なお、「世界各地のユダヤ人は、国籍や風習により個人差がある。ユダヤ教の戒律を把握した上で、個人それぞれに合った対応をすることを推奨している」(同局)としている。同局では引き続き、好調なユダヤ人旅行者の受け入れに向けた理解促進と、環境整備をはかっていく考え。

 ※ 第2次世界大戦中に多数のユダヤ人難民の命を救った外交官杉原千畝氏にゆかりのある地域および周辺地域(敦賀市、金沢市、白川村、高山市、八百津町、名古屋市)を「杉原千畝ルート」として結び、海外からの誘客をはかることを目的としている。

訂正:本記事は、2018年3月15日(木曜日)に、第一段落の「ハラール」を「コーシェル」と改めました。お詫びし訂正致します。

道内の高速道路が定額で乗り放題 「北海道観光ふりーぱす」を発売

2018年3月13日(火) 配信 

GWや夏休みの北海道旅行がお得に(写真はイメージ)

NEXCO東日本北海道支社は3月下旬(予定)から、北海道などと連携し北海道150年事業としてドラ割「北海道観光ふりーぱす」の発売を始める。ETC車を対象に北海道内の高速道路が定額で乗り降り自由となる商品で、各種お得な特典がセットになる。

 「北海道観光ふりーぱす」は、週末や祝日などを含む最大3日間利用可能な「夏トクプラン」と平日休日を問わず4~6日間いつでも使える「ゆったりプラン」、本州から車でフェリーに乗って北海道旅行をする利用者限定の「フェリー限定プラン」の3プランで構成。道内各地の観光地をお得に周ることができる。特典内容などは後日、NEXCO東日本の情報サイト「ドラぷら」などに掲載される。

「北海道観光ふりーぱす」 各プランの概要

夏トクプラン

利用期間:4月27日(金)~11月5日(月)のうち、土日祝日などを含む最大3日間

販売価格・対象車種:普通車、7900円・軽自動車など、6300円

ゆったりプラン

利用期間:4月27日(金)~11月5日(月)

※利用最終日が11月5日(月)を超える場合は申込み不可

販売価格・対象車種:

4日間→普通車、1万500円・軽自動車など、8千円

5日間→普通車、1万1500円・軽自動車など、9千円  

6日間→普通車、1万2500円・軽自動車など、1万円

フェリー限定プラン

利用期間:後日発表

販売価格・対象車種:

7日間→普通車1万3400円・軽自動車など、1万700円

8日間→普通車1万4300円・軽自動車など、1万1400円

9日間→普通車1万5200円・軽自動車など、1万2200円

10日間→普通車1万6千円・軽自動車など、1万2800円

11日間→普通車1万6800円・軽自動車など、1万3400円

12日間→普通車1万7600円・軽自動車など、1万4100円

13日間→普通車1万8400円・軽自動車など、1万4700円

14日間→普通車1万9200円・軽自動車など、1万5400円

※上記料金のほか、フェリー運賃[特別割引運賃(後日お知らせ予定)]が必要となる。

対象区間:北海道内のすべての高速道路(NEXCO東日本が管理する高速道路)

申込方法:

「夏トクプラン」「ゆったりプラン」は、3月下旬に申込受付開始予定。受付開始後、利用開始前にNEXCO東日本の情報サイト「ドラぷら」から申し込み。高速道路走行前であれば、当日お申し込みも可能で、携帯端末からも申し込める。

利用特典

 「北海道観光ふりーぱす」利用者には、抽選で北海道の特産品などがあたるアンケートプレゼントや、提携レンタカー会社の特典、地域寄り道の特典など、ドライブ旅行にぴったりのお得なサービスを用意する予定。

国際女性デーにイベント(Airbnb) 生駒芳子さんらが出席

2018年3月13日(火) 配信

エアビーアンドビーは3月8日(木)の国際女性デーに、「シェアリングエコノミーで広がる女性の新しい活躍の場トークイベント」を開いた。(写真は当日のようす。同社より提供、以下略)

Airbnb(エアビーアンドビー)は3月8日(木)、国際女性デーに因むイベントを東京都内で開いた。日本遺産プロデューサーの生駒芳子さんと女性起業家の支援・育成に取り組む近藤洋子さんが出席し、女性ホストらとともに民泊・「体験」の提供を通じた自己実現について語り合った。

 当日は、2008年のサービス立ち上げから通算で、女性ホストらが100億ドル(約1兆550億円)の収益を得たことも発表された。民泊物件のホスト(住宅宿泊事業者)と、「トリップ」事業(サービス)のホストに女性が占める割合は、すでに5割を超えており、エアビーアンドビーのプラットフォームは、女性の起業でも役立てられている。

 16年からスタートした「トリップ」事業(サービス)は、宿泊の提供ではなく、ローカルに根ざした「体験」を旅行者に提供するというもの。茶道体験やローカルフードの調理指南、自転車によるまち探訪、地域の文化・歴史紹介など、ホストが主体となって旅行者をもてなす新しい旅・交流のカタチとして注目を集めている。

 体験をめぐる個人間消費(CtoC)ビジネスであるため、ホストは自身の経験や趣味嗜好にもとづく体験ツアーを組み立て、販売できる。体験時のアクシデントには、エアビーアンドビーが提供する保険が適用されることも、参入ハードルを下げる要因となっている。

 旅行業界では近年、地域限定の募集型企画旅行(国内のみ)を実施できる第3種旅行業者が増加傾向にある。一因とされるのが、訪日外国人旅行者(インバウンド)向けオプショナルツアー販売を行うベンチャー旅行会社の増加だ。日本への関心高や、口コミサイト、SNS(交流サイト)の発達とともに、世界をターゲットに据えた集客が容易になってきた。一方、ゲストの保険加入は、個人ではなかなか対応が難しい。エアビーアンドビーでは、不足の事態への備えを整えることで、CtoCビジネスでの体験販売を実現した。

 国際女性デーに行われたイベントでは、「シェアリングエコノミーで広がる女性の新しい活躍の場トークイベント」と題し、生駒芳子さんと近藤洋子さんらが、女性ホストであるIbukiさん、Kaoruさんとともに登壇。シェアリングエコノミーの醍醐味や、ゲストとの思い出をめぐって語り合った。

ライフスタイルの変化や女性活躍などについて語り合う生駒さん(左)と近藤さん

 生駒さんは、「VOGUE」や「ELLE」、「マリ・クレール 日本版」など一流ファッション誌の責任者を経て、文化庁日本遺産のプロデューサーに就任。18年には、伝統工芸を軸にした自身のジュエリーブランド(HIRUME)を立ち上げるなど、ファッションやカルチャー、地域創生など、さまざまな分野で活躍している。日本女性起業家支援協会・代表理事を務める近藤洋子さんは、女性の起業支援・育成に携わるほか、起業家と企業のマッチングにも力を入れている。

トークのようす

 生駒さんは、「シェアリングエコノミーは、人とのつながりとお金を生むきっかけとなる。出産や介護など、女性のライフスタイルの変化に合わせた働き方が、ホストならできる」と語り、近藤さんは、「女性の経験や感性にしか提供できない〈体験〉があり、それをビジネスに生かせるかもしれない」と応じた。出産や育児などの体験が女性を成長させ、男性にはない視点を育むキッカケとなる。生駒さんと近藤さんもまた、出産や育児、介護などを実際に経験し、多くのことを学び仕事に生かしてきた。エアビーアンドビーが提供するプラットフォームを上手に活用することで、自身のライフスタイルに適した働き方を見つけてほしいという。

民泊(ホーム)ホストのIbukiさん

 現役ホストであるIbukiさんとkaoruさんはそれぞれ、和歌山県と東京都内で民泊や「体験」をゲストに提供し、高い支持を集めている。Ibukiさんは夫婦ですさみ町(和歌山県)へのIターンを決意。ジビエなど、自然をベースにした料理を堪能できる宿泊体験で人気を集めている。Kaoruさんは、自身で旅行会社を立ち上げ東京下町をめぐるサイクリング体験事業を進めている。

体験ホストのKaoruさん

 2人は、エアビーアンドビーのプラットフォームを活用することで、自身の得意分野を生かし、自己実現を達成している。双方ともに、「心が通じ合うのに、語学力は不要だ」と語ったのが印象的で、ゲストから教えてもらうことも多く、一緒になって楽しめるプランをつくっていくことこそ、ホストの醍醐味だと強調した。ホストによるホスト同士の交流会や、ビギナー向け企画相談会の実施も検討していきたいという。

 エアビーアンドビーでは「体験」提供希望者向けの申し込みフォームを用意しており、企画書提出後、基準に適合すれば実現に向けたサポートを受けられる仕組みとなっている。

兵庫・南京町生誕150年記念事業 3月15日には開幕イベント

2018年3月13日(火) 配信 

先着限定で販売する「南京町生誕150年極上スープ」「老祥記神戸ビーフ豚鰻」

兵庫県神戸市では、日本を代表する中華街「南京町」が生誕150年を迎えることを記念し、2018年3月15日(木)~2019年2月末にかけての約1年間を通して、「南京町生誕150 年記念事業」を展開する。

 記念事業のスタートとして、2018年3月15日(木)に南京町広場と長安門前でオープニングイベントを実施する。

「南京町生誕150年事業オープニングイベント」概要

 オープニングイベントでは、神戸ならではの「南京町」のブランドを多くの人に楽しんでもらおうと、「クラシック」「神戸ジャズ」「オルゴール」のステージが楽しめる「南京町Music live」や、照明デザイナー・長町志穂氏プロデュースのリニューアルされた長安門ライトアップの点灯式、南京町の中華料理店が連携してこの日のために特別に販売する1日限定メニューなどが楽しめる。

 同イベントを皮切りに、戦災や再開発、震災など、何度もの試練や節目のたびに日本人と中国人が一丸となって、街のにぎわいを作ってきた歴史ある南京町の魅力を伝えるため、「食」や「文化」「エンターテインメント」など、さまざまな集客イベントやキャンペーンを神戸市内で展開し、神戸観光を盛り上げていく。

実施日時:2018年3月15日(木)正午~午後6:30

開催場所:南京町広場、長安門前

主催:南京町生誕150年記念事業実行委員会

後援:神戸市、神戸観光局

問い合わせ先:神戸観光局 tel:078-303-1188

【全体スケジュール】

午前11:00 限定メニューの整理券配布

午前12:00~ 

 「南京町生誕150年極上スープ」と「老祥記神戸ビーフ豚鰻」販売

午前12:00~午後5:00 

 南京町生誕150年MusicLive

 午前12:00~同12:30/午後1:00~同1:30

  スーパーストリングスコーベ「Rune&June」

 午後2:00~同2:30/午後3:00~同3:30

  六甲オルゴールミュージアム出張コンサート

 午後4:00~同4:30/午後5:00~同5:30

  Kitanami Yoshika TRIO

午後6:00

 長安門LEDライトアップ点灯式 久元喜造神戸市長

 ・久元喜造 神戸市長挨拶

 ・照明デザイナー長町志穂氏による解説

 ・「神戸龍獅團」(市立神港橘高校)による獅子舞パフォーマンス

【みどころ】

1.南京町Music live

スーパーストリングスコーベ「Rune&June」

午前12:00~同12:30/午後1:00~同1:30

 スーパーストリングスコーベ「Rune&June」

 櫃本瑠音(チェロ)、櫃本樹音(ヴァイオリン)による姉妹デュオ。

午後2:00~同2:30/午後3:00~同3:30

 六甲オルゴールミュージアム出張コンサート

 六甲山上の「六甲オルゴールミュージアム」からストリートオルガンが出張演奏。来場者も手回しオルガン演奏体験会に参加できる。

午後4:00~同4:30/午後5:00~同5:30

 Kitanami Yoshika TRIO

 日本のジャズ発祥の地、神戸で活躍中のジャズヴォーカルバンド。第5代神戸新開地ジャズヴォーカルクイーンが、ジャズのスタンダードナンバーを中心に南京町テイストの上質なジャズを届ける。

2.「長安門LEDライトアップ」(3月15日 午後6:00~ 点灯式)

LEDライトでライトアップされ様々な色に染められる長安門

 南京町のシンボル「長安門」。南京町生誕150年を記念し、ライトアップ照明をフルカラーLEDにリニューアルし、オープニングイベントで初めて点灯する。午後6:00からの点灯式には久元喜造神戸市長も参加し、派手な爆竹音とともに点灯された長安門をバックに、龍舞の世界大会にも出場する名門「神戸龍獅團」(市立神港橘高校)による獅子舞が祝舞を披露する。

 中国河北省の大理石に彫刻を施した装飾が浮き上がるカラーライトアップで、夜の南京町を一層華やかに彩る。

3.1日限りの限定メニュー

先着限定で販売する「南京町生誕150年極上スープ」「老祥記神戸ビーフ豚鰻」

 南京町生誕150年を記念し、南京町の老舗の名店「民生 廣東料理店」や名物“焼鶏”の「劉家荘」など、南京町の名店が協力して作る極上スープ。フカヒレやアワビなど中華の豪華食材をふんだんに使用した超高級の蒸しスープと創業100年を超える豚饅発祥の店「老祥記」のスペシャル豚饅「神戸ビーフ豚饅」をセットにして限定販売する。

・限定100食 南京町生誕150年特別価格1千円(8千円相当)

・販売時間:(※午前11:00より整理券発行)

 午前12:00/午後1:00/同2:00/同3:00/同4:00 (各回20食ずつ)

南京町生誕150年記念事業 今後の予定

【今後の主なイベント】2018年3月現在の予定。変更の可能性あり。

■ 4月 南京町ジャズ月間

 日本のジャズの発祥地・神戸が創設した記念日「KOBE JAZZ DAY 4/4」と南京町がコラボ。南京町広場でジャズコンサートなどを開催する。

・4月4日(水) KOBE JAZZ DAY × 南京町

 ラジオ関西「KOBE JAZZ-PHONIC RADIO」(火曜午後6:00〜同8:00)のジャズステージを南京町広場で公開収録。

出演:広瀬未来(Tp)、高橋知道(Ts)、たなかりか(Vo)ほか

司会:三上公也

時間:(1)午後4:00~同4:40、(2)午後6:00~同6:40

・4月14日(土) KOBE MUSIC STAGE「Old and New Jazzライブ in 南京町」

 古くて新しいジャズをテーマに神戸の新旧管楽器奏者、トロンボーンの井手正雄とアルトサックスの石井陽太を迎え、南京町特設ステージにて懐かしのオールドジャズや、若さ時めくジャズが楽しめるライブを開催。

4月27日(金) ヨルバル × 南京町

 クロスメディアイベント「078(ゼロナナハチ)」にあわせて開催される三宮センター街の街バルイベント「ヨルバル」。神戸中華をテーマに、南京町や神戸の中華の名店による出張出店で飲んだり食べたり。神戸を代表する2つの商店街がコラボしたイベントを楽しめる。

5月3日(木・祝)~5日(土・祝) インフィオラータこうべ北野坂 × 南京町

 「インフィオラータ」とは、イタリア語で「花を敷きつめる」という意味。道路や広場に花びらなどで絵模様を描き、鑑賞するというイベントで、イタリアのジェンツァーノ市をはじめ、ヨーロッパの各都市で実施されている。

 神戸では、阪神・淡路大震災で傷ついた神戸の街を美しく彩りたいという想いで、1997年に初めて開催。まちをチューリップの花びらで彩る神戸の春の風物詩として定着していて、今年で22回目を迎える巨大花絵イベントに南京町生誕150年を祝う、南京町らしいパンダの絵柄の花絵が登場する。

毎月15日「中華の日」前後に開催する多彩なコラボイベント

 市内の観光地や商店街等主催のイベントとタイアップし、南京町の「食」「歴史・文化」「伝統芸能」とコラボレーションしたイベントや出張キャラバンなどのキャンペーン、市内各地と南京町を結ぶガイドツアーやスタンプラリーなどを計画中。

詳細については

 このほか、9月には中秋節(名月を賞する中国の習俗)に合わせた南京町がプロデュースする食のフェスティバルを、11月には毎年行列の絶えない「KOBE豚まんサミット」とのコラボレーションや大学とのタイアップなど多彩なイベントを実施予定。

 詳細は、南京町生誕150年HPで随時お知らせします。

「2018台湾ランタンフェスティバルin嘉義」盛大に開催 来年は屏東県の大鵬湾で

2018年3月12日(月) 配信 

高さ20メートルを超えるメインランタン「忠義天成」

きらめく光の祭典――。「2018台湾ランタンフェスティバルin嘉義」が3月2~11日まで、台湾南部の北回帰線上に位置する嘉義県で盛大に開催された。

 同フェスティバルは毎年、元宵節(げんしょうせつ、旧暦の1月15日)の時期に行われる台湾最大規模のお祭り。毎年異なる地域で開かれる。期間中は、多彩なテーマで、カラフルな大小のランタンオブジェが広大な会場を無数の光で輝かせ、幻想的な雰囲気を醸し出す。

 29回目の今回は、展示エリアも過去最大規模の50㌶に及んだ。国立故宮南院も会場の一部となった。毎年、干支にちなんだメインランタンが登場。18年は、原住民の子供と台湾犬をモチーフにデザインされた「忠義天成」が注目を集めた。

 3月2日の開幕イベントには台湾の蔡英文総統も出席し、ランタンフェスティバルと合わせて嘉義県の観光魅力も紹介し、開催を祝った。

3月2日の開幕イベント

 会場全体をレーダーで照射するハイテクの手法も今回新たに採用され、年々華やかなイベントとなっている。日本からも、よさこいチームのステージパフォーマンスや、ランタンのブース出展、また、同フェスティバルを体感しようと多くの人が会場を訪れ、国際交流を楽しんだ。

台湾交通部観光局の周永暉局長

 台湾交通部観光局の周永暉局長は、3月2日に開いた世界各国のメディアが集まった記者会見で、「台湾に伝わる特有の民俗祭典を押し広げるために、1990年から台湾ランタンフェスティバルを開いている。芸術や建築など幅広い人材、知識を融合し、切磋琢磨しながら台湾の特色を表現してきた」とあいさつ。さらに「台湾ランタンフェスは、同時期に各地で開催される元宵節の祭りを発展させることにも寄与し、国際レベルの提灯職人や技術を育てている」と海外メディアにもアピールした。

日本のランタンも多数出展
嘉義名物の「鶏肉飯」(劉里長)

 なお、来年30回目となる2019台湾ランタンフェスティバルは、屏東県の大鵬湾で開催予定。

農泊成功のカギは地域連携と適合 パソナ農泊セミナー報告会開く

2018年3月12日(月) 配信

農泊推進に必要なことは何か、参加者からの質問も多く上がった。

パソナは3月9日(金)、農泊の中核人材育成のための「農泊セミナー」事例報告会をパソナトラベルハブミックス(東京都千代田区)で開いた。先進的に農泊を推進する6団体と受講者が登壇。「地域内連携」、「地域との適合」を農泊成功のカギとした。

  農泊セミナーは、農林水産省の2017年度農山漁村振興交付金「農泊推進対策(広域ネットワーク推進事業)」の補助を受けて行われた講座。「プラットフォームあおもり(青森県)」と「遠野山・里・暮らしネットワーク(岩手県)」、「美ら地球(岐阜県)」、「春蘭の里(石川県)」、「安心院町グリーンツーリズム研究会(大分県)」、「食・農・人総合研究所 リュウキンカンの郷(熊本県)」の6団体が、農泊を観光地域づくりの核として推進していきたい全国の自治体関係者ら11人の受講者を約30日間受け入れた。

  受講生は学んだことを地域に落とし込むことや、地域で高い目標を共有させることの重要性など、自身の気づきを報告した。一方受け入れ団体側からは、受講生の受け入れがこれまでの事業を見直すきっかけになったとの声が挙がった。また、農泊を運営する若い世代の育成や、年齢による農泊実施に対する温度差の解消も課題に挙げられた。

  報告会のファシリテーターを務めた青木辰司氏(東洋大学社会学部教授、グリーンツーリズム・ネットワークセンター代表理事)は農泊事業に欠かせないものに「地域内連携」を挙げ、「一個の事業体が儲かる事業を行うのではなく、地域のなかで連携してコミュニティビジネスとして定着させることが大事」と強調。「宿泊施設や食事処、温泉などが連携できれば、長期滞在につながる。農泊は、地域に活気を持たせる政策でもある」と主張した。

「SLパレオエクスプレス」の運行日が決定 (秩父鉄道)

2018年3月12日(月) 配信

「SLパレオエクスプレス」は、3月31日(土)~12月9日(日)間の土曜日・休日を中心に運行される(写真は、自由席の整理券イメージ)

秩父鉄道はこのほど、「SLパレオエクスプレス」の運行日・時刻を発表した。3月31日(土)~12月9日(日)の土曜日・休日の運転がメインとなり、席予約情報は、公式ホームページから確認できる。乗車するためには、区間乗車券のほか、指定席券(720円)とSL整理券(自由席、510円)いずれかが必要だ。

 地域とのコラボレーション企画や、オリジナル企画にも力を入れており、イメージキャラクターであるパレオくんとパレオちゃんも子供たちから人気を集めている。3月31日(土)のファーストランでは、出発時と車内でジャズ演奏を行い、ヘッドマークも特別使用のものを用意する。12日現在、自由席の予約は埋まりつつある。気になる方はぜひ公式ホームページを確認してほしい。

 指定席券と整理券は運転日の1カ月前から購入可能。電話予約も受け付ける。2月に終了した地域とのコラボレーション「幸せを呼ぶ列車旅」では、乗車券を秩父三社(寳登山神社・秩父神社・三峯神社)で提示すると、オリジナルの木札ストラップがもらえる企画を実現した。観光資源を取り込むことで、地域の消費増にも寄与している。

秩父鉄道
http://www.chichibu-railway.co.jp
運行情報ツイッター ・・・ 列車の運転見合わせや概ね30分を超える遅延情報等についてご案内しています。 SLに乗る 2017年運転日 時刻表 SL整理券(自由席)予約状況 長瀞で遊ぶ 長瀞ラインくだり 宝登山小動物公園

箱根の自然のなかで、愛犬とリラックス ドッグカフェ3月30日から

2018年3月12日(月) 配信

 

ドッグカフェイメージ

ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ(高木忍総支配人)は2018年3月30日(金)から、昨夏に好評を博したドッグカフェを、時期を早めて始める。

 ドッグカフェは、館内中央リビングルームに隣接した中庭で、アウトドアカフェとして利用可能。テラス席で、ホテルセレクトのシャンパンや、ドライバーも楽しめるノンアルコールカクテル「モクテル」などのドリンクを提供する。ペストリーシェフ特製のアフターヌーンティーやサラダ、スープ、ハンバーガーなどリビングルームのメニューを用意した。「ティータイム、お食事とともに愛犬と一緒にリゾート気分でお楽しみください」(同社)。ドッグカフェの利用時間は、午前11:00~午後4:00(午後3:30 L.O.)まで。

 ドッグカフェ以外の館内施設(レストラン、スパ、温泉など)を利用するときは、愛犬を預けることもできる。利用時間は午前11時から午後6時まで。利用料金は2時間まで1頭につき、小型犬1080円、中型犬1620円、大型犬2160円(消費税込)となる。料金にはブラッシングサービスが含まれる。ランチやティー、スパで総額1万5千円以上利用する場合は無料となる。専任スタッフによるネイルカットなどのケアサービス(有料)も用意する。

日本ワインが日比谷公園に集結 (日本ワインMATSURI 祭)

2018年4月13日(金)、14日(土)、15日(日) 開催

日本ワインが日比谷公園に集結する。1グラス300円から楽しめる

「日本ワインMATSURI 祭」が、4月13日(金)、14日(土)、15日(日)に日比谷公園(東京都千代田区)で開催される。日本ワイナリー協会が主催するもので、飲み比べやテイスティングセミナーも開く。

 ワイナリーを含む果実酒製造場数が年々増加傾向にある。310(2008年度)だった製造場数は388(2016年度)まで増加した。8年間で25%以上の伸び率となっている。ワインの出荷量についても、16年には前年と比べ5.2%の増加。輸出量とともに順調だ。

果実酒製造場数は、年々増加傾向にある。(国税庁の資料をもとに、本紙編集部が作成した)

 今年の「日本ワインMATSURI 祭」では、近年新設立された7ワイナリーが参加。全国56ワイナリー、180点の日本ワインを300円(1グラス)から堪能できる。料理の提供やセミナー開催のほか、会場をめぐるスタンプラリーも実施。楽しくほろ酔い気分で、日本ワインについての知見を深めることができるイベントだ。

 なお、オサワイナリー(北海道)と、秋保ワイナリー(宮城)、勝沼醸造(山梨)、GOMI WINERY(山梨)、シャトージュン(山梨)、東晨洋酒(山梨)、信州たかやまワイナリー(山梨)が初参加となる。

エイサーを知る体験型施設「エイサー会館」 沖縄市に3月25日オープン

2018年3月12日(月) 配信 

エイサー会館

沖縄県の伝統芸能「エイサー」。同県の沖縄市では2007年に「エイサーのまち」宣言をし、文化の継承や発展などで地域活性化に取り組んでいるが、その一環として2018年3月25日(日)に「エイサー会館」がオープンする。

 エイサー会館はコザ・ミュージックタウン内に建設、2階建てで1階の無料ゾーン、2階の有料ゾーンで構成。

 無料ゾーンではエイサーの基本情報の展示を兼ねたラウンジ。関連グッズを販売するショップやイベントスペースもある。有料ゾーンではモニターに流れる映像に合わせ太鼓を叩いたり、踊りが体験できる「エイサーリゾム体験」やタブレットを用いてエイサーの演奏の違いを体験できる「エイサー音楽検索コンテンツ」のほか、エイサーの衣装で撮影できるフォトスポットや沖縄全島エイサーまつりの紹介なども行う。

 開館時間は午前10時~午後9時。休館日は水曜日(祝日の場合は翌日)と12月31日、1月1日。有料ゾーンの入館料は大人300円、小・中学生と高校生100円。小学生未満無料。

 問い合わせ=tel :098(989)5066。