リビエラ逗子マリーナ内「マリブホテル」、「ふたり婚」開始

2020年8月25日(火) 配信

コンセプトは「自分たちらしい結婚のかたち」

 リビエラ(小林昭雄、東京都港区)はこのほど、リビエラ逗子マリーナ(神奈川県逗子市)内「マリブホテル」での「ふたり婚」の予約を開始した。

 「自分たちらしい結婚のかたち」をコンセプトに、都心から約1時間、ふたりきりで叶えられる滞在型リゾートウェディングを実現。新型コロナウイルス感染病の影響で海外リゾートウェディングを諦めた人や、⾃分たちのペースで結婚式を挙げたい人を応援する。

 「マリブホテル」は、11ある客室すべてが50平方メートル以上のオールスイートのスモールラグジュアリーホテル。「何もしない贅沢」をコンセプトに、大自然の中での朝食や、ホテル所有艇でのプライベートクルージングなど、さまざまな体験メニューも取りそろえている。

 同プランでは、挙式とディナーのほか、プライベートヨガなど、滞在型ウェディングだからこその充実したアクティビティも提案。アメリカの5つ星ホテルのスパでも施術されている「クレイド スパ」も体験できる。

 担当者は、「いつ収束するかが見えないなかで、結婚式の日延べを余儀なくされている人や、海外リゾートでの結婚を諦めた人に、まずは安心して結婚の誓いをたてていただくことが一番です。そして、その後も、思い出の地となったホテルに毎年お帰りいただくことで、私たちスタッフも一緒におふたりの記念日を祝うことができたら大変嬉しいです」とPRする。

Go Toの宿泊需要調査 1泊5万円以上が好調 atta調べ

2020年8月25日(火) 配信

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 旅行検索サービスを運営するatta(春山佳久社長、東京都荒川区)は8月21日(金)、Go Toトラベルキャンペーン開始後1カ月間の宿泊料金トレンドの調査結果をまとめた。CPや夏休みによる宿泊需要は伸び悩む一方で、1泊5万円以上の宿泊施設は好調だということが分かった。

 調査は、オンラインで予約可能な日本のホテル・旅館3万2541施設を対象に行われた。7月22日(水)~8月23日(日)に2人1室の客室タイプで1泊2日宿泊した場合の料金を調べ、調査結果をまとめた。

 CPや夏休み需要を期待して高めの宿泊プランを販売していたが、予約需要が少ないため、チェックイン直前で宿泊料金が大幅に下がった。

 1泊5万円以上の宿泊プランの料金は、チェックイン日に近付くにつれて高騰し、需要が高かった。3万円未満の宿泊プランは料金が下がり、低迷した。

 2020年夏休み時期の全国平均宿泊料金のピークは例年通り、お盆休み前の土曜(8月8日)だった。前年同様日比だと34%減だった。

 全国平均と比べて、関東から近い避暑地である長野県は好調に推移した。一方、同じ避暑地である北海道は需要が伸び悩んだ。同社は、「飛行機での移動よりも、車で移動ができる近場の避暑地への需要が高まった」と分析する。

 春山社長は、「新型コロナウイルスの感染状況が落ち着かない限りは、旅行需要も増えないことがデータから読み取れる」としたうえで、「少しでも宿泊施設のお役立ちができるように、今後も需要をリサーチしていく」とまとめた。

「魅力的な滞在コンテンツ造成」第2次公募開始 8月21日(金)~10月5日(月)まで 観光庁

2020年8月25日(火) 配信

観光庁

 観光庁(蒲生篤実長官)はこのほど、地域公共団体、観光地域づくり法人(DMO)に向け、「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」における実施事業の第2次公募を始める。募集は8月21日(金)~10月5日(月)、午後5時必着。

 第1次公募の選定結果は9月中旬に公表予定。不採択となった事業も、改良を加えたうえでの再申請を認めている。

 公募は、「観光イベント・観光資源をより安全で、集客力の高いものにする」(観光庁)目的。実証事業の支援を通じて、滞在コンテンツ造成に向けた取り組みの方向性の調査・検証をする。

 観光庁は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、従来の生活様式から変化が急速に進んでいる。これからは、地域が一体となって新しい生活様式に沿った旅行スタイルに対応した着地整備を行っていくことが重要」とした。

MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020、93タイトル551点の原画など展示

2020年8月25日 (火)配信

展示室

 国立新美術館(東京都港区)で11月3日まで、「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」が行われている。フランス・パリで2018年に開かれた「MANGA⇔TOKYO」の凱旋展。東京が漫画やアニメ、映画などのフィクションと相互に影響を与え合いながら変化を続けていることを実感してもらうことが狙い。93タイトル551点の原画などを展示する。

 会場中央に巨大東京都市模型を展示。模型を中心に、東京を舞台とするマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品の展示を展開することで、現実の都市風景に、さまざまな物語の場面やキャラクターの記憶が重ねられて醸成される、「東京」の複合的なリアリティを体感できる構造になっている。

 展覧会は、3つのセッションで構成される。「破壊と復興の反復」では、幾度となく大地震や大火に見舞われ、その都度復興を繰り返してきた東京のすがたに着目。「ゴジラシリーズ」や、「帝都物語」など、漫画やアニメ、特撮などで描かれてきた「東京の破壊と復興」を通じ、歴史とフィクションの関係性を浮かび上がらせる。

 「プレ東京としての江戸」、「近代化の幕開けからポストモダン都市まで」、「世紀末から現在まで」の3つのテーマで構成される「東京の日常」では、日常生活を描写した作品群を通して、人々の生活の場としての東京の姿とその変遷を辿る。

 「キャラクターVS都市」のセッションでは、架空のキャラクターが商品の販売促進や、観光資源などに活用されていることに注目。初音ミクとコラボレーションしたコンビニエンスストアや、「ラブライブ!」のJR山手線キャンペーン時の車内を再現した模型などを展示する。

「トラベルスクエア」コロナ危機の原因はお客にあり

2020年8月25日(火) 配信

 

 実際“Where to Go”(どこに行くの?)と言いたくなるGo To問題なのだが、東京在住組はアウトということで、1度入った予約がまた解けての繰り返しでは、地方のホテル旅館のメンタルがもたなくなるよね。

 一方で3密対策をうるさく言われ(当然だけど)、幾分かの設備投資も余儀なくされたところも多そうだし、殺菌ジェルとかの衛生用備品の購入もしなければならないし、本当に経営者は大変だと思う。とにかく、1人でもコロナ患者が出たらお終い。こんな緊張感のもとでの営業再開も苦しいものがある。

 そんななか、僕が信頼している温泉評論家の方から寄せられた話が衝撃的だった。

 箱根の旅館に行ったのだが、宿側の対応はほぼ完璧。従業員全員がマスク、フェイスシールドを付けて、しかもきびきび時間を掛けないで対応しているという。

 ところが……。

 お客さんの側でマスクを着用して行動している人がほとんどいなかった、というのである。

 このお客側の事態認識の甘さ! 温泉リゾートでリラックスしに来たのに、マスクなんかしてられないよ、という気持ちは分からないでもないが、無症状のウイルスキャリアーが他のお客さんや旅館側のスタッフに感染させる機会はゼロではない。無神経すぎる。お湯に入って一杯やれば、またまた気持ちが緩んで、夕食会場でも、大声のお喋りも多かったという。

 どうしても、こういう時に旅行に出られるのは高齢者になるが、概して耳が遠い。僕もサークルのOB会の幹事をやってるが、出席者の大半が75歳以上。で、何が起きるかと言うと、我れ先にお喋りしたくなり、自分も聞こえにくいのでどうしても大声になる。結果として大声の掛け合いになってしまう。おそらく、そんなケースが温泉旅館ホテルで頻発すると思う。食事は静かに、終わったらマスクをして静かに談話。そういう習慣を、今こそつけなければいけない。コロナ危機の源はお客にあり、だと思う。要するに。あまりにモラルが低く緩みすぎ。

 政府も多額の税金を使って、観光振興をやろうというなら、その血税を使っての割引措置を受けられる(都民が享受できないというのは、やっぱり納得がいかないけれど)キャンペーン応募の人々にはマスクをきちんとする、大声でしゃべらないなどの禁止条項を明確にし、罰則規定が作れないにしても、「ことコロナ感染問題に関しては、旅館ホテル側の忠告、注意を遵守します」といった趣旨の誓約書をとるくらいのことはしないといけない。旅館ホテルさん側も、目に余る緩み客は人前でも叱り飛ばすくらいの迫力がほしいなあ。

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏=1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

 

 

「井川今日子のおもてなし接客術(44)」 おもてなし場面の縮小を質で補う3要素

2020年8月24日(月) 配信

 日本国内では旅行を促進する施策が動き出し、宿泊需要も活性しています。一方で、宿泊者数の増加に比例するように、宿泊施設では運営方法(コロナ対策)の見直しに迫られています。

 自館での感染者を出してはいけないと必死になるなかで、極力お客様にはリラックスしていただいて、料理や温泉、おもてなしを満喫していただきたい、というのは宿泊業の根底にある想いです。

 宿側としては、お客様と密接にならないように(お客様もそれを求めている)と考え行動しますが、良かれと思ってしていることが裏目に出てしまい、コロナ対策をし過ぎることで顧客離れを招いてしまっては元も子もありません。

 コロナ対策を講じた接客を行ううえで、顧客満足度を下げないポイントがあります。

 ①お客様に手間や面倒を掛けないこと②共感や利点を示すこと③代替案を用意すること。以上の3つをお勧めしております。

 ①に関しては、感染対策を行ったうえで、極力お客様に手間を掛けないように工夫することが求められます。

 感染防止対策のためにと、部屋に荷物を運ぶサービスや、荷物の台車の貸し出しを止めるといったことがお客様は不便に感じます。提供するサービスを無くすのではなく、スタッフが手袋をつけて、台車を消毒すれば済むはずです。

 ②は、宿側が発するメッセージを受け取るお客様が、どう感じるかという心理を最大限に考慮した言い回しをすることをお勧めしています。

 例えば、館内でマスクを着用してくださらないお客様を見かけた時に「マスク着用にご協力をお願いいたします」と言うだけではなく、「ご面倒ではありますが、他のお客様がいらっしゃるところでは、お客様ご自身の感染防止のためにもマスクの着用をお勧めしております」と、共感と利点を伝えた方が聞こえは良いと思います。

 それは、お客様をバイ菌扱いしていないという姿勢を示すことにもつながります。

 ③は感染予防に対する感度は人それぞれ違いますので、個々のお客様になるべく寄り添いアレンジしてあげることが好ましいです。

 例えば、チェックインの際にお客様の往来が集中するからと客室までの案内を控えている場合でも、とくにご高齢のお客様などがフロントでの館内地図を使った説明だけでは不安を感じていらっしゃるようであれば、時間をずらして案内するなど、代替案の提示もできるはずです。

 コロナ対策では、目に見える形で省いてしまう接客対応も少なくなく、お客様からすると対応不足や不便を感じる点が増えたのではないでしょうか。

 接客の場面数としては引き算となる格好ですが、その分、対応の質を足し算して“おもてなし”の強化、顧客満足度の維持・向上に努めることをお勧めします。

 

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

 

 

「提言!これからの日本観光」 “(都府)県境を越える”

2020年8月23日(日) 配信

 新型コロナウイルス蔓延防止のため、最近数都府県が「都府県外への外出は自粛するように」との強い呼び掛けを繰り返し行った。

 この自粛要請には疑問を禁じ難い。何故ならば、「県境などどこにあるのか、日常生活ではほとんど意識しないことが多い」からだ。とくに、大都市圏では「県境などを越える外出」をしないと、日常生活・社会生活に支障する人々も多く、改めて地図を持ち出して、どこに県境などがあるのか調べて愕然としたという話も聞いた。以前はJRの駅名標に県市名などを掲載していたが、首都圏や近畿圏などのJRは必要性が薄いとして、今は削除している。

 また、以前鉄道沿線の敷地外で多く設けられた野立広告の県境表示もまったく見かけなくなった。それほど日常生活の行動範囲は県境とは関係なく広がり、新幹線などは短時間で2、3県境は通過する。航空機での旅行は県境などを意識すれば、成立しない。

 このような要請は県などの首長(及びその周辺)が自らの権限の及ぶ範囲を意識するあまり、発出すると思われてならない。自分の県などの狭い範囲で昔の殿様のような気分になっているのではとさえ思えてくる。

 さらに、他県から「自県」を守る意識が強いあまり、このように呼び掛けているのではないかとも思う。

 最近、某県の首長が隣県との往来自粛を要請した際、「自粛を要請した県とはまだ連絡していない」と発言。隣県の首長が当惑したような表情で「おおげさだ!」と、直後の会見で批判していたのをテレビで観た。両者の縄張り意識をそこに感じざると得なかった。交流自粛は観光にとっては致命的なことである。

 また、狭い県内だけでコロナウイルス蔓延防止などできるものではない。外出自粛を求められる前に県内の実情を振り返って、科学的、医学的な対策や、その体制整備に隣県とも協力し合って進めることこそ肝要だと思う。何か戦場の大将のように妙に高揚して県外への移動自粛を叫ぶのをみると恐怖感さえ覚えるほどだ。

 近年、観光は県境をあまり意識せず、各県の連携によって広域的に進められるようになってきている。そこに「県境を越えた外出自粛」が叫ばれると、一般市民は当惑せざるを得ないのである。コロナ対策も国をあげて、また、近県同士が連携し進めて、はじめて効果があると考えられる。

 そのような時に出される都道府県レベルでの「不要不急」の外出自粛は、あくまで広域的にかつ検査態勢はじめ、医学的防疫対策等を含む総合施策の一環として発出すべきものと思う。府県別から脱皮して、今日のような世界的大流行に際しては、国が統一した強力な施策を全国的に打ち出すべきではなかろうか。

 今次のコロナ対策から、狭小な国土を47都道府県に細分化することの是非、地方自治とは何か、そして、その範囲権限は、非常事態の際も含めて如何にあるべきかを改めて見直す必要を痛感する。

 

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

「観光人文学への遡航(2)」 移動の自由と公共の福祉

2020年8月22日(土) 配信
 

 普段当たり前に感じるものが、有事になって改めてその有難みを感じるということはよくある。ライフラインや食糧の供給は言わずもがなだが、自由に移動することができないということが、こんなにも人の気持ちに影響を与えるということを今回のコロナ禍で改めて実感した。

 
 日本国憲法は、公布時には他国の憲法と比較すると人権に関する記述の割合が極めて大きいことが特徴であると評されていたが、現在では多くの国が人権に関する記述を増やしていて、結果的に世界のトレンドを先取りしたものだった。

 
 大日本帝国憲法においては、臣民は天皇から自由権を「法律ノ範圍内ニ於テ」行使することが認められたとされているのに対し、現行憲法では、国民は生まれながらにして自由権を享有し、それは永久不可侵であるとしている。権力者、為政者の都合で自由に制限は加えられないことが憲法で明確に規定されている。

 
 現行憲法が定めている自由権は、思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由といった内面的精神の自由、表現の自由、集会、結社の自由といった外面的精神の自由とともに、居住、移転の自由、外国移住・国籍離脱の自由、職業選択の自由といった経済的自由に分類される。この中の居住、移転の自由の中に、自由に旅行することができる移動の自由も含まれる。

 
 ただ、ここで注意したい点として、内面的精神の自由、外面的精神の自由の条文には、制限が何も書かれずにシンプルにその自由の保障が記述されているのに対して、居住、移転の自由には、「公共の福祉に反しない限り」という制限が記述されている。第十二条および第十三条で、すべての自由および権利は公共の福祉に照らして行使されることが述べられているにも関わらず、居住、移転の自由の項目には、また敢えて書かれていることから、居住、移転の自由は多くの自由権の中でも、とくに公共の福祉の観点が重要であるとのメッセージが込められている。すなわち、自由とは、権力者によって制限はできないものであり、唯一、公共の福祉のみが市民の自由に制限を加えうるものである。

 
 それなのに、今市民の口から自由の制限を公権力に求める論調が出始めている。統制への志向が、よりによって市民から出始めたこと、権力者にとってこれほど都合のいいものはない。

 
 現政権のあまりにもお粗末な迷走は、敢えて混乱させることで、憲法での緊急事態条項の必要性が国民から出てくる状況を作り出して、それが改憲のトリガーになるように目論んでいるのではなかろうか。

 
 私たちにとってかけがえのない「自由」という概念、それを日本人は血を流して獲得したのではないからこそ、ここで改めて自由と公共の福祉の概念を遡って考えてみたい。

 

コラムニスト紹介 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。日本国際観光学会会長。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

 

トリップアドバイザー、旅好きが選ぶ「人気の動物園・水族館ランキング2020」発表 「高知県立のいち動物公園」が1位に

2020年8月21日(金)配信

1位の「高知県立のいち動物公園」

 トリップアドバイザー(牧野友衛社長)は8月20日(木)、過去1年間に同社サイト上に投稿された口コミをもとに「旅好きが選ぶ!日本人に人気の動物園・水族館ランキング2020」を発表した。今年は動物園と水族館の混合ランキングで、1位に輝いたのは昨年の「動物園ランキング」に引き続き、「高知県立のいち動物公園」(高知県香南市)が選ばれた。

 同ランキングは、19年6月~20年5月の1年間に日本の動物園・水族館に対して投稿された日本語の口コミを、評価点や口コミの投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。同社は「高知県立のいち動物公園」の口コミから、「見せ方や小動物ふれあいにスタッフの創意工夫満載の動物園で感心した」など、入園者を魅了する取り組みが高評価につながっていると示した。

 また、13位の「沼津港深海水族館」(静岡県沼津市)と、14位の「生きているミュージアム ニフレル」(大阪府吹田市)は今回初めてランクインした。

「旅好きが選ぶ!日本人に人気の動物園・水族館ランキング2020」トップ20

1 高知県立のいち動物公園/高知県香南市

2 掛川花鳥園/静岡県掛川市

3 アドベンチャーワールド/和歌山県・白浜町

4 那須どうぶつ王国/栃木県・那須町

5 旭山動物園/北海道旭川市

6 沖縄美ら海水族館/沖縄県・本部町

7 野毛山動物園/神奈川県横浜市

8 鶴岡市立 加茂水族館/山形県鶴岡市

9 鳥羽水族館/三重県鳥羽市

10 神戸どうぶつ王国/兵庫県神戸市

11 東山動植物園/愛知県名古屋市

12 神戸市立王子動物園/兵庫県神戸市

13 沼津港深海水族館/静岡県沼津市

14 生きているミュージアム ニフレル/大阪府吹田市

15 アクアワールド茨城県大洗水族館/茨城県・大洗町

16 のとじま水族館/石川県七尾市

17 新江ノ島水族館/神奈川県藤沢市

18 おたる水族館/北海道小樽市

19 伊豆シャボテン動物公園/静岡県伊東市

20 名古屋港水族館/愛知県名古屋市

 なお、「旅好きが選ぶ!日本人に人気の動物園・水族館ランキング2020」の詳細は、トリップアドバイザーのWebサイトから閲覧できる。

北陸県民デーで割り引き 黒部峡谷鉄道、9月中の火・水・木

2020年8月21日(金) 配信

黒部峡谷の夏

 黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)は9月1日(火)から、火・水・木曜日に「北陸県民デー」を設定し、運賃を割り引く。9月30日(水)までの期間限定。

 富山と石川、福井県民を対象に割引の往復乗車運賃を設定する。免許証や保険証など、対象者全員の住所を証明する書類が必要だが、約半額で利用できるようになる。

 運賃は宇奈月―欅平間往復乗車券が、大人3960円から1980円に、子供1980円が1000円になる。また、宇奈月―鐘釣間往復乗車券は大人2820円が1420円に、子供は1420円が720円になる。

 利用方法はインターネットか電話予約、または当日宇奈月温泉駅窓口で申請する。15人以上の団体は除く。途中下車は前途無効。乗車券は乗車日から2日間有効になる。