旬の食材ふんだんに 浮かぶ料亭で会席を(屋形船 晴海屋)

2021年3月5日(金) 配信

料理(イメージ)

 屋形船 晴海屋(東京都江東区)は、「浮かぶ料亭」をコンセプトに和食の達人が手掛ける、旬の食材をふんだんに使用した手作りの会席料理が味わえる屋形船だ。とくに、毎朝豊洲市場から仕入れる新鮮な江戸前穴子を1匹ずつ捌き、船内で揚げるアツアツの天ぷらは絶品。今だけの景色として、今夏開催予定の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の会場も、船上から見られる。

 これからの時期におすすめなのが、屋形船でのお花見。隅田川に架かる吾妻橋から桜橋までの約1㌔にわたり、ソメイヨシノやシダレザクラが咲き誇る「隅田川の千本桜」が見どころだ。

 このほか人気を集めているのが、「板前が目の前で握る絶品本格江戸前寿司」を楽しめる特別乗合船。銀座の名店で経験を積んだ板前が目の前で握る本格江戸前寿司を提供する企画で、船の上で握りたての寿司が食べられる至福のひとときを味わえる。また、記念日などには、2人だけで屋形船を貸し切れる「万葉コース」がおすすめだ。

白鷺(船内)

 晴海屋ではコロナ禍でも安心して船上でのひとときを楽しんでもらえるよう、新型コロナウイルス感染症対策も万全。船内やデッキおよび船内備品のアルコール消毒と船内の換気を随時実施。

 ソーシャルディスタンスを確保する取り組みとしては、使用できる席数は半分に減らし、席と席の間隔を空けるだけではなく、非対面になるよう配席している。

 「桜や花火の時期以外にも、隅田川にかかる橋のライトアップなど、船上ならではの景色にも出会えるので、ぜひ一度ご乗船ください。また、修学旅行の受け入れも行っていますので、子供たちの思い出作りにもおすすめです」(安田恵津子女将)。

都庁と奥多摩をつなぐ 5G映像でリアルな渓流釣りを体験(東京都)

2021年3月5日(金) 配信

東京都主催「都内で渓流釣り体験」

 東京都は3月10(水)~16日(火)に、東京都庁内で5G映像体験実証事業「都庁で渓流釣り体験」を行う。5Gの通信技術である高速大容量や、低遅延通信、同時多接続を使って、都庁にいながら遠隔で奥多摩の渓流釣りをする「ニューノーマル時代の観光体験」を提供する。

 同イベントでは、Re-al(新明脩平社長、神奈川県川崎市)が開発したリアルハプティクス技術を応用した小型遠隔釣りロボット「テレアングラー」を使い、奥多摩のマスを釣る体験ができる。

 「テレアングラー」の触覚情報のほか、高精細で高解像の4K映像とサラウンド音声を組み合わせることで、釣り具の振動や、魚に引っ張られる感覚をリアルタイムに感じることのできる新感覚シミュレーションを楽しめる。

 同イベントは、東京都庁第一本庁舎1階・全国観光PRコーナーで行われる。

 日時は、3月10(水)~16日(火)の午前9時半~午後5時10分(初日は午後12時10分~午後5時10分)。

 対象年齢は10歳以上で、参加は無料。

 事前申し込みが必要で、定員は153人(先着順)まで。

 

ANAセールス、新商号「ANAあきんど」に 旅行事業分割でANA Xに承継  

2021年3月5日(金) 配信

イメージ

 ANAセールス(高橋誠一社長)はこのほど、4月1日(木)付けで旅行事業を分割し、ANA X(加藤恭子社長)に承継すると発表した。ANAセールスの商号は、同日付で「ANAあきんど」に変更する予定。

 ANAあきんどは、地域創生事業、航空セールス事業を手掛ける。

 ANA Xは、国内・海外旅行事業のほか、航空販促、ライフサービス、データドリブンマーケティング、顧客コミュニケーションチャンネル運営、ANAマイレージクラブ運営の事業を展開する。

 また、旅行積立に関する業務は、10月1日(金)付けでANA Xに承継する。

NAA、連絡バスにWi-Fi導入 接触減らし感染防止はかる

2021年3月5日(金) 配信

Wi-Fiを導入した空港連絡バス

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は3月1日(月)、ターミナル間の連絡バスに国内空港初となる無料Wi-Fiのサービスを始めた。

 バスの移動中もコロナ禍で日々変化する状況や情報などをバス乗務員に問い合わせることなく、利用者自身で調べられるようにし、感染防止をはかる。

 Wi-Fi接続時の画面は多言語で表示する。このほか、車内で実施している感染症対策や乗客に協力を依頼する事項も掲載する。

 接続方法は同Wi-Fiを選択したあとに表示される利用規約などに同意する。なお、メールアドレスなどの入力は不要。

【締切間近】47旅館の宿泊券が当たるプレゼントアンケート

2021年3月5日(金) 配信

宿泊券&名産品プレゼントを3月26日まで実施

 旅行新聞新社では昨年12月に発表した「第46回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」入選施設の宿泊券、「第41回プロが選ぶ土産物施設100選」の名産品が当たるアンケートを、旅行新聞新社サイト内で2021年3月5日(金)~3月26日(金)まで実施しています。奮ってのご応募をお待ちしております。

 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」、「プロが選ぶ土産物施設100選」は、全国の旅行会社の本社・支店・営業所に投票ハガキを郵送、優れたホテル・旅館や土産物施設を推薦してもらい、集計・発表する事業です。ホテル・旅館100選には「総合100選」のほか、「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門の100選があります。また「土産物施設100選」は、オリジナルの土産やその土地ならではの土産を販売する施設(道の駅も含む)を推薦してもらうもので、土産物施設のほか「観光・食事施設100選」も設けています。

プレゼントアンケート詳細

 旅行に関するWebアンケートにお答えいただいた人のなかから抽選で、「第46回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」入選施設の宿泊券(1組2名様、1泊2食付)を47組に、「第41回プロが選ぶ土産物施設100選」の入選施設おすすめの名産品を32名様にそれぞれ、プレゼントします。

応募期間:2021年3月26日(金)まで

当選発表:

 宿泊ご当選者様につきましては、「旅行新聞新社」から当選のご連絡をさせて頂いたうえ、宿泊券は各お宿より、直送させて頂きます。宿泊券プレゼントにつきましては5月中旬に「旅行新聞新社」ホームページで当選者名(お名前のみ)を発表させて頂きます。名産品の当選につきましては発送をもって発表に代えさせて頂きます。

応募方法:

 以下のページリンク先の「キャンペーンに応募する」から

城崎温泉で2つのキャンペーンスタート 今後もさまざまな企画を展開

2021年3月4日(木) 配信

城崎温泉公式Instagram ハッシュタグキャンペーン

 城崎温泉(兵庫県豊岡市)でこのほど、津居山ガニ(ズワイガニ)や但馬牛の当たる、城崎温泉公式宿泊サイト「お宿とれとれ」の宿泊キャンペーンと、公式インスタグラムでの思い出写真投稿によるハッシュタグキャンペーンがスタートした。

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け同温泉では、「城崎温泉観光センター」を拠点に温泉街の活性化に取り組む3団体(城崎温泉旅館協同組合・城崎温泉観光協会・湯のまち城崎〈城崎温泉ステキ体験旅行社〉)が連携。城崎温泉の魅力発信とファンづくりのため、SNS(交流サイト)などを活用し、城崎のまちと城崎が好きな人が直接つながる仕組みづくりを進めることを決定した。

 城崎温泉公式のインスタグラムやラインの立ち上げ運営、ステキ旅(体験型着地観光プログラム)の動画配信など6つの取り組みを12の内容で展開する。城崎温泉観光3組織の担当者(地元事業者)と事務局、専門企画会社のチームでそれぞれの取り組みごとに企画と立ち上げ、PR費用は、国(経済産業省・中小企業庁)のGoTo商店街事業採択(城崎温泉街・戦略PR ファンづくり事業として)を受けて実施する。

 今回のキャンペーンは、このスタートアップの期間に位置付けられている。

 キャンペーン終了後も、作った仕組みを利用・活用し、中期的・継続的な取り組みとして、効果を拡大させる。

主な取り組みは以下の通り。

1 城崎温泉観光センターにおける、地元特性を伝える宿泊強化

内容:ICTを活用し、観光3組織が連携して、旅館組合を通じた城崎温泉への宿泊拡大を狙う。

 ①検索NO.1サイト「城崎温泉観光協会ページ」と宿泊サイト「お宿とれとれの連携強化」

 ② 宿泊予約サイト「お宿とれとれ」の検索エンジン対策、広告告知

 ③ 地元特産品「豊岡鞄」と連携した、オリジナル商材「湯めぐりパスケース」の開発と予約キャンペーンの実施

内容:公式宿泊予約サイト「お宿とれとれ」から、3月1日~4月30日に予約した人限定で、先着800人に「豊岡鞄×城崎温泉特製 湯めぐりパスケース」をプレゼント。さらに、その中から抽選で、津居山ガニと但馬牛が当たるキャンペーンを実施する。

実施主体:城崎温泉旅館協同組合

2 SNSツール「インスタグラム」を活用した集客・告知プロモーション

 ①「【公式】インスタグラム 城崎温泉Official」の立ち上げと運用

 ②投稿(フォトコンテスト)による「ハッシュタグ キャンペーン」の実施

内容:城崎温泉公式インスタグラムのフォローと、「#きのさきぐらむ」をつけた城崎温泉の写真投稿により、津居山ガニや但馬牛、地元特製の土産品が当たるキャンペーンに参加できる。3月1日~3月31日までの投稿が有効。写真は、城崎温泉で撮影されたものであれば、過去のものでも、現在滞在中のものでも可。

実施主体:城崎温泉観光協会(公式インスタグラム運営委員会)

地酒の試飲を楽しめる「飛騨高山・7蔵のん兵衛まつり」3月28日まで開催

2021年3月4日(木) 配信

飛騨高山7蔵の地酒が楽しめる

 飛騨・高山観光コンベンション協会は3月5日(金)~3月28日(日)まで、飛騨高山の7蔵元自慢の地酒の呑み比べを楽しめる「飛騨高山・7蔵のん兵衛まつり」を開催する。

 「飛騨高山御酒飲帳」を購入すると参加でき、7蔵元でそれぞれ2種類の地酒の試飲が楽しめる。参加特典として、記念杯と特製エコバッグが付いてくる。7蔵すべてで試飲し、御酒飲帳にスタンプを集めると記念品がもらえる。

「飛騨高山音声ガイドMAP」は日本語と英語に対応

 また、新型コロナウイルス感染症の予防対策として、酒蔵や飛騨高山の町についての音声ガイドをスマートフォンなどで視聴できる「飛騨高山音声ガイドMAP」を作成した。人との接触にも考慮しながら、飛騨高山オリジナルのコロナ禍における新しい旅のスタイルを楽しめる。

「飛騨高山・7蔵のん兵衛まつり」概要

期間:2021年3月5日(金)~3月28日(日)

時間:午前10時~12時、午後1時~4時

対象店舗:平瀬酒造店、川尻酒造場、二木酒造、平田酒造場、老田酒造店、舩坂酒造店、原田酒造場(川尻酒造場と平田酒造場は、中橋観光案内所で試飲・御酒飲帳の押印を行う)

前売り販売:2,700円(税込)

販売場所:岐阜県以外のローソン、ミニストップ、セブンイレブン、ファミリーマート

販売期間:3月1日(月)~3月27日(土)

一般販売:3000円(税込)

販売場所:平瀬酒造店、二木酒造、老田酒造店、舩坂酒造店、原田酒造場、濃飛バス高山バスセンター、中橋観光案内所

販売期間:3月5日(金)~3月28日(日)

JTBの国内旅行CP「日本の旬 東北」、3月11日開始 東日本大震災から10年で復興と新たな魅力発信

2021年3月4日(木) 配信

「日本の旬 東北」ロゴ

 JTB(山北栄二郎社長)は3月11日(木)~9月30日(木)まで、国内旅行キャンペーン「日本の旬 東北」を展開する。東日本大震災から10年目の節目に改めて防災意識を伝えるとともに、同社ならではの旅行プランを通じて災害からの復興、東北の魅力を全国に発信し、地域活性化に貢献していく。キャンペーン対象地域は、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県の東北6県。

 旅行商品は、震災の記憶・復興を伝えるプランと、新たな東北の魅力を伝えるプランを用意した。一例として、語り部ガイドとともに福島の現状と復興を視察するタクシープランは、「東日本大震災・原子力災害伝承館」(福島県・双葉町)の見学や、甚大な被害を受けた双葉町・浪江町をガイドとめぐり、現在の地域の現状が確認できるほか、復興に尽力している人たちと交流できる内容に仕上げた。

 震災後の新たな食文化発信にも注力する。2015年に開館した秋保ワイナリー(宮城県仙台市)では、ブドウ畑やワイナリーの見学に加え、地元食材を使ったオードブルとワインを味わう。ワインと食材選びのコツなどのセミナーも実施する。

山田町の漁師が案内する

 また、カキやホタテで知られる宮城県・山田湾に浮かぶ養殖いかだを見学するプランは、地元漁師が漁船を使って案内する。津波で自宅や仕事場、船を失い、再び海と共に生きることを決意した漁師たちが、熱意や海の魅力を案内する。このプランは、2019年JTB交流創造賞を受賞した岩手県山田町の取り組みを商品化した。

 このほか、臨時列車「東北DC復興号」利用の商品や、クルーズ客船「にっぽん丸」をチャーターしたクルーズ商品、東北の三大桜をめぐるコース商品なども展開する。

 Web上では、東北の祭り、名湯、グルメ、歴史文化など県別に魅力を紹介するオンラインセミナー(4月15日、無料)も実施する。

 同社は震災直後から、東北復興を支援するさまざまな取り組みを行ってきた。ボランティアの現地活動をサポートする「東北復興デスク」を開設し、11年5月以降、ボランティア約8600人のサポートプランを企画運営した。

 震災5年後には「東北絆キャンペーン」を展開。震災の体験を後世に伝えるとともに、JTBグループ初のインバウンド誘客キャンペーンと位置づけ、東北の魅力を国内外に発信した。今後も地域資源を活用し、継続した誘客と復興、地域活性化に寄与していく。

 JTBグループが1998年から展開している「日本の旬」は、“日本の魅力の再発見”をテーマに、各地の旬な魅力を掘り起こし、旅行を通じて観光地活性化を目指す取り組み。主に、上期(4~9月)と下期(10~3月)ごとに対象エリアを選定している。

乳がんの手術をした人が周りを気にせず入浴できるように 全国かんぽの宿で「入浴着」無料レンタルを開始

2021年3月4日(木)配信

「入浴着への理解促進」ポスター

 国内かんぽの宿全33施設で2021年3月8日(月)から、乳がんの手術を受けた人にも温泉を楽しんでもらえるように専用「入浴着」の無料貸し出しを始める。

 乳がんの手術をした人などが周りを気にせず入浴できるように開発されたのが、入浴の際に着用する専用の肌着「入浴着」だ。ただ「衛生面を懸念して入浴着の使用をちゅうちょしていた入浴施設もあった」(日本温泉協会)という。そんななか2000年10月には、長野県上田保健所が「入浴着に付着する石けんは微量であるため衛生上問題ない」と入浴施設での使用を許可。11年1月、総務省や厚生労働省、国土交通省観光庁がユニバーサル観光の一環として「入浴着」の利用を推進するなど、入浴着を使用できる施設は広がりをみせている。

 今回は入浴着メーカーのブライトアイズ(加藤ひとみ社長、東京都練馬区)の協力を得て取り組む。フロントでの入浴着無料貸し出しに加え、入浴着の実物展示や啓発ポスターの掲示も行う。今後は、乳がんのセルフチェック行うイベントなども企画する。

コロナ前の社会の状況にはもう戻れない 自己投資や学びへの意欲が膨らむことや、価値観の変化への理解を (涌井史郎氏)

2021年3月3日(水) 配信

涌井史郎副会長

 国際観光施設協会の涌井史郎副会長は2月17日(水)、「ウイズコロナ時代のニューノーマル」と題し講演を行った。

 同氏は、「コロナ前の社会の状況にはもう戻れない」と強調し、「ポストコロナ時代は皆が新たな発見をし、自分自身を見出す旅をしたがっている。そのために我われは、自己投資や学びへの意欲が膨らむことや、価値観の変化への理解が必要」と語った。

 さらに、「未来を創るミレニアル世代が支持しなければ新しい潮流は生まれない」とし、「持続可能な観光であることが基本。旅の価値自身を再定義する動きが必要になる」と力を込めた。

 また、「能動的、爆発的な催し」から、「自分を高める、自分が安心できて健康になれること」に目的が変化するとの見通しも示した。

 そのうえで、「人間は、危険を感知すると自然共生型社会に戻りたくなる。このことは、観光リソースを考えるうえで重要であり、今後の方向性も示唆している。(変化する)方向に合うメニューをどう提供できるかが、ウイズコロナからポストコロナ時代の観光の方向である。もうコロナ以前の社会には戻れないということを前提に、新しい旅の商品やしつらえをどのくらい実現できるかが課題だ」とまとめた。

 涌井氏は日本の国立公園の活用についても言及した。

 「日本の美しさは、自然が創ったものだけにあるのではない。人と自然がせめぎ合いながら、あるいは共生しながら、300~400年かけて作り上げた景色が最も人を感動させる。この典型な事例が国立公園の中にはある」と持論を展開。

 「入込客数の多さが観光経済を支えるのではない。どれくらいの経済消費をしてくれるかがポイント」としたうえで、「国立公園を経済消費で支えるためには、どれだけの富裕層に訪れてもらえるか、上質化がカギを握る」とまとめた。

 基調講演は、同協会が参加した東京ビッグサイトで開かれた国際ホテル・レストランショーで行われた。同協会は2月16(火)~19日(金)の開催期間中ブースを出展し、協会の1年間の活動成果を発表した。