長崎県雲仙市が地域おこし協力隊員募集中 観光まちづくりやワーケーションなど推進

2021年5月12日(水) 配信

雲仙市のようす。DMOの設立も担う

 長崎県雲仙市は5月31日(月)まで、雲仙市の観光を広くPRし、観光産業振興に携る地域おこし協力隊員を募集している。

 雲仙市は、長崎県の南部、島原半島の北西部にある市。雲仙普賢岳を取り巻くように広がる。日本最初の国立公園である雲仙天草国立公園と島原半島県立公園に指定されている地域で、観光スポットとしては「雲仙温泉」や「小浜温泉」などがある。これらの自然環境を観光で生かすことで、地域を活性化させ、持続可能な地域としていくために同市は2022年度に、DMOの認定法人成立を目指す。21年3月には雲仙観光局(仮称)設立準備委員会を設立している。

 今回募る協力隊員は、地方と都市の交流により新たな価値を生み出す仕事として、「観光まちづくり」や「ワーケーション推進」、「プロモーション活動」、DMO認定法人化に向けた「雲仙観光局(仮称)設立準備委員会」の運営に関する業務などを担う。

 同市は「DMOの立ち上げに初期段階から関わることができ、雲仙市の観光事業の今後を担うビッグプロジェクトのメンバーになれる」とアピールする。

 市が求めるのは地域の人と一緒に、都市と雲仙市をつなぐ交流コンシェルジュとして活動できる人。具体的に求めるスキルはコミュニケーション力やプレゼン力、マーケティングの力のほか、書類作成や申請など事務仕事の能力となる。

 住居などのサポートとしては、雲仙市若者UIターン家賃補助金補助要件(35歳以下)などが合致した人に、家賃24カ月分(最大60万円)の支援などがある。募集人員は1人。勤務地は雲仙市役所。

じゃらん、「BBQを盛り上げてくれそうな芸人」ランキング 1位は「ヒロシ」、2位に「サンドウィッチマン」が続く

2021年5月12日(水)配信

「じゃらん」BBQを盛り上げてくれそうな芸人ランキング

 リクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)が発行する旅行情報誌「じゃらん」はこのほど、「バーベキュー(BBQ)を盛り上げてくれそうな芸人」のランキングを発表した。調査の結果、1位にアウトドア関連で圧倒的人気を誇るヒロシさんが輝き、続いて2位にお笑いコンビのサンドウィッチマンさん、3位に明石家さんまさんが選ばれた。

 調査は2021年4月6日(火)~7日(水)までの2日間、47 都道府県の20~50代を対象に、インターネットで実施した。有効回答数は1032人。

 同社によると、ヒロシさんは4月に発表した「『じゃらん』一緒に春キャンプを楽しみたい芸能人ランキング」に続き、見事2冠を獲得。4位にランクインしたバイきんぐ西村さんも、同ランキングで4位を獲得するなど、「両者ともにキャンプを中心にアウトドアのイメージがしっかり定着しているようだ」と述べている。

4月期・GWの宿泊稼働状況 第4波で大きく悪化へ(九州経済調査協会調べ)

2021年5月12日(水) 配信

宿泊稼働指数の推移(全国)※5月9日時点の推計値 (九州経済調査会調べ)

 九州経済調査協会(髙木直人理事長)はこのほど、同協会が提供する「データサラダ」を活用し、2021年4月とゴールデンウイークの宿泊施設稼働状況を分析した。結果、新型コロナウイルス感染拡大第3波に伴う緊急事態宣言解除があり一時は回復していたが、4月は再び感染拡大し第4波が到来したとして、稼働が低下した。

 宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、同協会が独自に推計したもの。原数値は0~100で、稼働状況が良い場合は100に近づく。

 全国の宿泊稼働指数は、4月は23・0㌽となり前月の33・2㌽を下回り、3カ月ぶりに低下した。なお、コロナ禍による宿泊稼働の悪化から1年が経過したことで、3月は前年差19・3㌽増、4月は18・0㌽増と、2カ月連続で前年を上回っている。

 地方ブロック別では、北海道・東北・北関東・甲信越などの12ブロック全地域で前月を下回り、「第4波の影響が広い地域に及んだとみられる」(同協会)。とくに東海が15・6㌽、南関東が18・5㌽、近畿が19・4㌽など、感染が広がった地域で低水準が続いている。

 都道府県別で見ると、4月は茨城県を除く46都道府県で前月を下回った。茨城県の前月比増は、「工場火災の復旧支援に伴う宿泊需要があったため」と協会は推測している。

 栃木の前月差11・5㌽減をはじめとして、千葉(同9・3㌽減)、神奈川(同9・8㌽減)、京都(同17・5㌽減)、兵庫(同15・7㌽減)、和歌山(同20・2㌽減)など、大都市の周辺地域の低水準が目立つ結果となった。

 4月29日(木)~5月9日(日)のGW期間の平均は22・4㌽と、4月1(木)~28日(水)の平均23・5㌽を下回っていた。一方で、一部では稼働の上昇もあり、ピークは5月2日(日)の47・6㌽だった。

 連休前半の指数の伸びが弱く、連休後半には大きく悪化していることから、協会は「感染拡大による外出自粛が行われた」と分析した。

宿泊稼働指数の推移(全国)

ハウステンボス、5月29日からあじさい祭開く 1250品種が百花繚乱

2021年5月12日(水) 配信

花の広場。あじさいや初夏の花が咲く

 ハウステンボス(坂口克彦社長、長崎県佐世保市)は5月29日(土)から6月27日(日)まで、ヨーロッパの街並みを日本最多という1250品種のあじさいが彩る「あじさい祭」を開く。

 さまざまな色のあじさいは場内全体に咲く。このうち、「花の広場」では、あじさいをはじめとした初夏の花を見ることができる。また、広場内のステージでは毎日ショーを開催し、ホテルレストランの料理を味わいながら楽しめる。

 「あじさいロード」は運河沿いにカラフルなあじさいが咲く場所。ヨーロッパの街並みを再現した同ロードは、写真映えするという。このほか、同社はあじさいを販売するマーケットと天候に関わらず楽しめる直営施設のホテルヨーロッパ、夜のライトアップされたあじさいを見どころとしている。

 今回の同祭では初めて、いくつもの花がまとまり、花束のように見える新品種「ハウステンボス」が花の広場王冠オブジェ内に登場する。このほか、あじさいをイメージした「紫陽花あんみつパフェ」や期間限定で熊のぬいぐるみを売り出す。

新品種の「ハウステンボス」。複数の花がまとまり、花束のように見えるという

 場内全体を花で彩ろうと同社は高さ3~6㍍の「ジャイアントフラワーツリー」やフォトジェニックな「フラワーバス」などの新スポットも設ける。

高さ3~6㍍のジャイアントフラワーツリー。場内全体を花で彩る

MATCHA「インバウンドサミット」、6月19日オンラインで

2021年5月12日(水)配信

基調講演はデービッド・アトキンソン氏が登壇

 MATCHA(青木優社長、東京都台東区)は6月19日(土)、全国の観光事業者や自治体を対象に、大規模なオンラインカンファレンス「インバウンドサミット2021 − 日本のインバウンドは終わったのか?」を開く。新型コロナウイルスの影響から、インバウンド観光をはじめとした日本の観光業界が厳しい状況に置かれているなか、インバウンド観光の戦略的重要性を高めることを目的に開催する。

 同イベントでは、基調講演として小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン氏が登壇。その後、アソビューCEOの山野智久氏、日本政府観光局(JNTO) 理事長代理の吉田晶子氏、L&GグローバルビジネスCEOの龍崎翔子氏、MATCHA社長の青木優氏との5人によるパネルディスカッションを行う。

 また、「エリア」と「カテゴリー」の大きな2つのテーマに分かれ、複数のセッションを開く予定。各セッションの登壇者や内容については、公式サイトで順次公開していくという。

 第1回目となった昨年は、登壇者80人で、3000人を超える参加があり、今回はそれを上回る規模での開催を予定している。

 開始時間は午後1:30から、終了は5:30。ライブ配信は、MATCHAのYouTubeチャンネルや、オンライン会議ツールのZoomから視聴できる。参加無料。

「ワーケーションコンシェルジュ制度」策定 専門家9人を任命(日本ワーケーション協会)

2021年5月12日(水) 配信 

日本ワーケーション協会はこのほど、「ワーケーションコンシェルジュ制度」を策定した

 日本ワーケーション協会(入江真太郎代表理事)はこのほど、ワーケーションの普及などを目的とした専門家認定制度「ワーケーションコンシェルジュ制度」を策定した。また、初期ワーケーションコンシェルジュとして、9人を任命した。

 同制度は、「ワーケーションや、これに関係するコンテンツ事業の実施者からワーケーションの拡大に協力してもらいたい人を認定する」(同協会)。

 専門家は、①ワーケーション実施者②地域の魅力を訴求できる人③ワーケーションに関する専門知識・技術を有する人──の3ジャンルに分けて、それぞれの相談に対応できる人を任命する。

 

今回任命された9人は次の各氏。

【①ワーケーション実施者】

山本裕介(長野県)
朱明奈(東京都、CoCo代表取締役)
大月均(長野県)

【②地域の魅力を訴求できる人】

渡邉岳志(長野県、信州たてしな観光協会企画室長)
浅野容子(福井県、福井ワーケーション協会代表)
星昌宏(北海道、北海道オートキャンプ協会理事)

【③ワーケーションに関する専門知識・技術を有する人】

竹内義晴(新潟県、②と兼任)
山岡健人(兵庫県、アドリブワークス代表取締役CEO)
児玉真悠子(東京都、ワーケーションプランナー)

ボルドーと中継結びワイン楽しむ ジャルパックがオンラインテイスティング企画

2021年5月12日(水) 配信

前回のようす

 ジャルパック(江利川宗光社長)は5月28日(金)に、オンラインでワインの飲み比べが楽しめる「グラン・クリュ・シャトー『シャトー・ラグランジュ』オンラインテイスティング」を開く。 ジャルパックパリ支店と連携してボルドーと視聴者を中継で結び、解説を聞きながら、事前に送るワインを堪能する企画。

 飲み比べするワインはフランス・ボルドー、 メドック地方サンジュリアン村「シャトー・ラグランジュ」の 飲み頃となった10年物のシャトー・ラグランジュ2011(赤)とレ・フィエフ・ド・ラグランジュ2011(赤)。ライブ中継では現地のラグランジュスタッフが日本語通訳付きで解説するほか、同企画でしか見ることができない貴重なワイナリーを撮影した独自動画も視聴できる。

 2月に第1回を実施し、好評で完売したことから今回2回目を開催する。 新型コロナウイルス感染拡大で海外旅行ができないなか、同社は「ワイン好きにはたまらない企画。オンラインでフランス旅行気分を堪能して」とアピールしている。

 企画はZoomを利用する。募集組数は先着30人(Zoom30接続)。開催は5月28日(金)の午後7:30~8:40分ごろまで。価格は1接続2万9800円。申し込みや詳細はジャルパックのホームページから。


Go To事業者に調査 宿泊は40%、旅行は80%が予約7割減(観光庁)

2021年5月11日(火) 配信

観光庁は5月11日、Go Toトラベル参加事業者に対し行ったアンケート調査結果をまとめた

 観光庁は5月11日(火)、Go Toトラベル事業参加事業者に対して行ったWebアンケートの結果をまとめた。1~5月の利用・予約の状況が前年同期比で「7割以上減少した」と回答した宿泊業事業者は30~47%の間で推移したのに対し、旅行業事業者は76~84%と、およそ8割に多大な影響が出ていることが分かった。

 アンケートは4月19(月)~22日(木)に、同事業に参加する3万4656事業者(宿泊・2万8066事業者、旅行6590事業者)を対象に行われた。

 また、1~3月は実績、4月は調査前までの実績とこれ以降の予約状況、5月とゴールデンウイークは予約状況で集計している。

 7割以上減と回答した宿泊事業者は、1月は42・3%、2月は43%だった。3月には31%と微減したが、4月には42・3%となり、5月は47・2%の見込みとなっている。

 旅行業は、1月は81・4%、2月は84%。宿泊業と同じく3月には76%と減少したが、4月には81・5%が予約状況の悪化を訴えた。5月は84・2%となる見込みだ。

JTBのハワイ旅行をより快適に 新サービス「ルックJTBスマートハワイ」7月開始

2021年5月11日(火) 配信

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 JTB(山北栄二郎社長)はこのほど、ハワイ旅行を安心かつ快適に楽しめる新サービス「ルックJTBスマートハワイ」を7月から始めると発表した。独自のアプリを導入し、旅行日程表やツアー参加証などを電子化することでペーパーレス化を実現するとともに、経路検索機能などを搭載し、ハワイ滞在中の新たな過ごし方を提案する。

 今回、導入する「オリオリハワイアプリ」は、ルックJTBの参加者が無料で使えるアプリで、非接触サービスを提供するほか、旅ナカの混雑や待ち時間などのストレス軽減を目的としている。コンセプトは「新しい旅。もっと快適に、もっと感動を。」。

アプリのイメージ
アプリのイメージ

 アプリを活用することで、これまで紙媒体だった行程表のほかオリオリカードなどが電子化されるとともに、同社運行の「HiBus」の停留所やバス到着までの待ち時間なども把握することもできる。また、「HiBus」のほか公共交通機関の「The Bus」や車、徒歩などを含めて、目的地までの経路検索も可能とした。

 同社は、国際交流の再開を見据え、ニューノーマル時代の新たなハワイの過ごし方を提供していく。

ロコパ、宿の物語掲載するメディア開設 女将らの想い伝え親しみを

2021年5月11日(火) 配信

Relux Journalのイメージ。宿の歴史や文化なども掲載する

 ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partners(村上文彦社長、東京都港区)はこのほど、宿の物語を掲載するトラベルメディア「Relux Journal」を立ち上げた。利用者に女将や支配人らの宿への想いなどを伝え、宿泊する施設への親しみを深めてもらう。

 同メディアは宿泊施設の旅の新しい発見となる文化や歴史、働く人の想い、こだわりなどの本質を物語として発信するために開設された。

 具体的には、宿泊施設の歴史と土地、文化などのテーマに沿った記事や、宿泊体験などを掲載する。このほか、宿泊施設と観光業に携わるプロフェッショナルの”想い”に着目したインタビュー記事「Relux シアター」も載せる。