菊池夕奈氏(ホテル四季の館 那須)が2連覇  日本ハウス・ホテル&リゾート料理コンテスト開く

2023年10月3日 (火) 配信

菊池夕奈氏

 日本ハウス・ホテル&リゾート(山栄共靖社長、東京都千代田区)は9月28日、「ホテル森の風那須」(栃木県・那須塩原町)で「第23回料理コンテスト」を開いた。

 同社社長と外部審査員3人による審査により菊池夕奈氏(ホテル四季の館 那須)の「秋の味覚の旨味プレート」が最優秀賞に選ばれた。菊池氏は前回のコンテストでも最優秀賞に選ばれており、同コンテスト初の2連覇となった。

「秋の味覚の旨味プレート」は、豆腐の味噌漬けとカシューナッツで作るヴィーガン豆腐を使った竹炭チーズボールや、エディブルフラワーなどで作る花の春巻きなどを盛り込んだ一皿。「ヴィーガン・ベジタリアンの方向け料理の知識があまりないなか、本などを読みながら試作を重ねてきました。これからもよいモノを作れるよう、日々努力していきます」と思いを語った。

 料理の魅力向上を目的に年2回開催されている同コンテストの今回のテーマは、「ヴィーガン・ベジタリアン(完全菜食主義者)のための料理」。

 同グループが運営する7施設から38人のエントリーがあり、原価300円以内という条件のもと料理を考案。各施設の総料理長による予選を経て、5人が本選に進んだ。

 ヴィーガン・ベジタリアン(完全菜食主義者)向けの料理をテーマにするのは同社にとって初の試み。増加するインバウンド対応の一環としての選定で、各料理人がさまざまなことを学びながらコンテストに臨んだ。また、今回のレシピは7施設で共有するという。

(左から)鈴木氏、中田氏、菊池氏、蜂木氏、平藤氏

 優秀賞以下各賞の受賞者は次の各氏。

優秀賞:蜂木宥哉氏(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)

特別賞:中田宏明氏(ホテル東日本宇都宮)

アイディア賞:鈴木悠大氏(ホテル四季の館 那須)▽平藤拓也氏(ホテル森の風箱根仙石原)

HISの研究機関HRLab.、人事・組織の課題解決で新サービス 他社事例の情報提供など行う

2023年10月3日(木) 配信

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)が運営するHR(人事・組織)領域の研究機関HRLab.はこのほど、他社事例の情報提供などを通じて企業のHRの課題解決をサポートする無料の新サービスMOREの提供を始めた。

 同機関は2022年6月に、人事領域での事業パートナーとして取引先の課題解決に貢献することを目的に設立。組織力向上に課題を抱える企業と研修会社とをマッチングするTOMIや、HR担当者向けに定期的な情報交換の場を提供するコミュニティサイトHcrossを運営している。Hcrossの会員企業は300社、会員数は500人を超えている。これまで人事交流会などのイベントにのべ600人以上が参加した。
 
 MOREは、研究員が企業のHRの課題をヒアリングし、参考になる他社の実務情報を紹介するほか、さらに、課題解決を支援する企業とのマッチングを行う。具体的には人材育成や採用、人事制度、キャリア形成などについてサポートする。

 同機関は「各企業で働く人の輝きを創り、人と組織の成長の実現を目指していく」とした。

鎌倉市の観光渋滞解消へ 11月から予約制駐車場の実証実験開始(タイムズ24)

2023年10月3日(火) 配信

駐車場イメージ

 タイムズ24(西川光一社長、東京都品川区)はこのほど、神奈川県鎌倉市が11月4(土)~12日(日)に実施する鎌倉市域の観光渋滞の緩和をはかる「予約制駐車場に係る実証実験」に参加する。

 短期的な観光渋滞対策として、時間賃駐車場を予約制駐車場へ転換し運用することで、訪れる人が円滑に駐車場の利用ができるように整備する。また、道幅が狭い道路で駐車場の空きを待つ車両による交通の流れの阻害を改善することを目的としている。

 実証実験の予約開始日は10月22日(日)から。対象となる駐車場は、北鎌倉駅周辺では、タイムズ北鎌倉第2、タイムズ北鎌倉第4、タイムズ建長寺西。鎌倉駅周辺では、タイムズ鎌倉佐助1丁目、タイムズ鎌倉宮前。

 駐車場は13日前から当日まで予約できる。予約時間内の出入庫は自由。予約は1日1回の終日予約となる。クレジット決済のみ対応している。

若桜鉄道、4年ぶりにピンクSLを披露 10月21日に式典開く

2023年10月3日(火) 配信

鉄道好き有名人が集合

 鳥取県の第3セクター鉄道の若桜鉄道(上川元張社長、鳥取県・若桜町)は10月21日(土)~29日(日)までの9日間限定で、ピンクSLを披露する。21日には若桜駅で記念式典や走行も行い、4年ぶりのピンクSL登場を盛り上げる。

 ピンクSLは2016年5月1日「恋の日」に初披露されたもので、鉄道番組などでも活躍するホリプロマネージャーの南田裕介さんが「ピンク色に塗って走らせてみては」と発言したのが始まり。なぜピンクかというと、同じく鳥取県の3セク、智頭急行が沿線の「恋山形」駅の駅舎などを地域活性化のため、ピンクに塗装したことに由来する。今では恋愛のパワースポットとして、鳥取県を代表する観光地になっており、県内はピンク色のカレーや醤油など、ピンク色で盛り上がっている。

 2019年までは5月1日を中心に毎年ピンク色に塗装したSLを披露していたが、コロナ禍で中止されていた。今回は4年ぶりにピンクSLが帰ってくる。なお、毎年イベント後は元の黒色に復元される。

 式典には鉄道好きの有名人として、鉄道写真家の中井精也さんとお笑い芸人のダーリンハニー・吉川正洋さん、ななめ45°の岡安章介さん、南田さんが参加し、4人と一緒にSLを間近に見学できる。日没後にはライトアップも実施する。

【ANTA支部長から~届けメッセージ~】埼玉県旅行業協会 浅子和世会長  実情を踏まえ、現場指導の徹底を

2023年10月3日(火) 配信

浅子和世会長

 5月からコロナが5類に移行され、何の制約もなく旅行ができるということとなり、旅行業界もこれから活発になるのではと期待されておりました。

 約5カ月経過いたしましたが、未だ団体の動きが思わしくなく、旅行事業者は困惑いたしております。

 一方で、個人の旅行者の動きは、活発に推移されておりますが、私どもの会員のほとんどが、団体を主に行っている状況です。

 団体が発生しましても、コンパニオンを手配し、カラオケができる宴会場を持つ施設を見つけるのが困難な現況です。それには原因がありまして、施設の従業員不足やコンパニオンの不足などが挙げられます。

 物価高騰に伴い観光関連施設の値上がり、加えて10月から貸切バスの料金運賃が、関東圏では26%の値上げとなりますと、団体旅行の利用がますます減少傾向となるのは、必然的となるでしょう。

 バスの料金改定につきましては、国土交通省によると、燃料費の高騰や従業員不足解消のための給与の引き上げなどを理由としておりますが、従業員不足は給与問題だけではないのです。現代の風潮として、週末の休暇や就業時間が不明瞭であることなどが、観光バス従業員が集まらない原因の大きな要素となっております。

 また、高齢者の雇用問題が大きくクローズアップされております。個人タクシーでは大幅な上限年齢の改定が行われることとなり、一方で会社勤務の上限年齢は据え置きということで、多方面から見ますと、観光バス業界も人の命を預かるのは同じで、色々な面から施策を練っていただきたいものです。

 バス業界のあまりにも厳しい規制や書類の提出、事業者への適正調査についても、調査員のまちまちな考えのなか、困惑する状況です。

 このような実情を踏まえ、国交省に対しては、「現場指導を徹底的にする必要性がある」と言いたいところです。バスの手数料についても現在でも、まちまちな考えのなか、苦情を耳にいたします。いつでも被害を受けるのは底辺の旅行事業者です。

八ヶ岳で宇宙体験ができる「宇宙ホテル」を 27年開業目指しクラファン開始

2023年10月3日(火) 配信

宇宙ホテルイメージ

 八ヶ岳高原テラス(川上幸男社長、長野県・原村)と宇宙空間体験コンテンツ制作を手掛けるamulapo(アミュラポ、田中克明社長、東京都新宿区)はこのほど、「宇宙ホテル」の実現に向けクラウドファンディングを開始した。両者は2027年、地上で体験できる宇宙ホテル開業に向けたロードマップを公開。そのなかのフェーズ1として、11月30日(木)まで資金を募っている。

 宇宙ホテル「八ヶ岳高原テラスSpace Hotel the amulapo」は7月7日、長野県・原村にプレオープンしており、宇宙をテーマとした体験や食、建築、アクティビティを段階的に造成することを目指している。現在は旧来のペンションに宇宙モチーフの小物や照明を施している程度だが、今後は星空観測ツアーの実施や宇宙体験コンテンツの充実、設備の充実をはかる。

 クラウドファンディングのリターンはプロジェクト自体を応援する「応援プラン」やクラファン限定の宿泊体験を楽しめる「クラファン限定宿泊プラン」、宇宙ホテルの部屋を命名できる「命名プラン」などを用意する。支援は5000円から。クラファンのプラットフォームはキャンプファイヤーを使用している。

東武トップツアーズ、「イノベーションオアシス」開設

2023年10月3日(火)配信

エントランス

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月2日(月)、新たな事業を創造する拠点として、東京・品川周辺に「Innovation Oasis(イノベーションオアシス)」を開設した。

 同施設は、行政・自治体・観光団体・企業などが集まり意見を交わす場として、首都圏のみならず、地域の人にも立ち寄ってもらえるようなスペースをつくる。さまざまな知見やテクノロジーを活用しながら、ミックスカルチャーによる新規事業の共創・社会実装、サービス開発、社会課題の解決を目指す。それとともに、それぞれのステークホルダーが長期的なパートナーシップを築き、新たな価値を創造することを目的とする。

大会議・セミナースペース

 同社によると「品川は現在再開発が進み、大規模カンファレンス施設の設立など国際ビジネス交流拠点としての都市機能が整備されている。この品川で新たなイノベーション創出を目指す」としている。

 住所は、〒108-0075 東京都港区港南1-8-15Wビル19F。

カフェカウンター

JAL、20年ぶりの国際線新フラッグシップ機導入へ 年内中に羽田ーNY線就航

2023年10月3日(火) 配信

エアバスA350―1000型機

 日本航空(JAL)は年内中に、約20年ぶりの国際線新フラッグシップとして、エアバスA350―1000型機を導入する。当初は11月下旬就航予定と発表していたが、部品納入の遅れなどで就航が遅れている。導入は全13機を予定し、運航路線は羽田―ニューヨーク線。

 新機材の内装は日本の伝統美を取り入れたほか、JALブランドの一貫性を出すため国内線機材のデザインも意識した。

ファーストクラス座席イメージ

 座席は史上最大のくつろぎ空間を提供するため、ファーストクラスは1便6席とし、JALでは初めて扉を設置してプライバシー性を高めた。ビジネスクラスは座席数を現行から増やして54席としたが、前後間隔を十分に確保して快適性を高めているほか、こちらも扉を設置してプライバシーを確保した。ファーストクラスとビジネスクラスの機内エンターテインメントシステムは、世界で初めてヘッドレスト内臓スピーカーを導入。ヘッドフォン不要で寝ながらでも快適にエンターテインメントシステムが視聴できる。

 24席のプレミアムエコノミークラスは、大型のプライバシーパーテーションを設けてプライバシー性を大きく向上させた。プレミアムエコノミーでは世界初のリクライニング機能を電動化し、電動レッグレストは水平まで調整できる。画面は従来比1・3倍サイズの16インチで、4Kの大画面モニターを採用した。エコノミークラスは155席。現行コンセプトを継承し、広い足元空間と座り心地に磨きをかけた。画面は従来比1・3倍サイズの13インチ4Kモニター。

エコノミーの有料機内食イメージ(左)、RED×well-being(右)

 機内食はファースト、ビジネスで提供するヴィーガン・ベジタリアンメニューをリニューアル。イタリアンやヴィーガンシェフとして活躍する米澤文雄氏が監修したメニューをコーススタイルで提供する。プレミアム、エコノミーは事前予約制の有料機内食サービスを開始し、選択肢を拡充する。

 このほか、アメニティや機内食の食器類は脱プラスティック、再生可能な素材の採用など取り組みを深化させていく。

高峰秀子生誕100年プロジェクト 復刻上映や特別展示会など展開

2023年10月3日(火) 配信

高峰秀子生誕100年プロジェクトのキービジュアル

 

 映画『二十四の瞳』、『カルメン故郷に帰る』、『浮雲』などに出演した昭和を代表する女優・高峰秀子さんが、1924年に北海道函館市で生まれてから来年で生誕100年を迎えるのを機に、「高峰秀子生誕100年プロジェクト実行委員会」(会長=大江正彦・香川県小豆島町町長)は今秋から来年にかけて出演映画の復刻上映や特別展示会などさまざまなプロジェクトを行う。

 女優としての功績だけでなく、晩年は文筆家として活躍した高峰さんの女性としての生き方や美学も発信する。

 復刻上映会は東京都豊島区の新文芸坐を皮切りに全国各地で実施する。新文芸坐では10月15日(日)から31日(火)まで、『浮雲』『張込み』など計12本を上映する。15日午後には高峰さんの養女、斎藤明美さんのトーク&サイン会も開く。

 その後、香川県立ミュージアム(香川県高松市)や大阪九条・シネ・ヌーヴォ(大阪府大阪市)、ラピュタ阿佐ヶ谷(東京都杉並区)、高知県立県民文化ホール(高知県高知市)、鎌倉市川喜多映画記念館(神奈川県鎌倉市)などで順次上映する。上映館は今後増えるという。

 高峰さんの全生涯を貴重な愛蔵品などを通して発信する大特別展「逆境を乗り越えた大女優 高峰秀子の美学」は2024年3月28日(木)から5月6日(月・祝)まで、東京タワー(東京都港区)にあるRED°TOKYO TOWER特別会場で開く。

「STREAM HOTEL」1号店 24年1月16日札幌で開業 東急ホテルズ&リゾーツ

2023年10月3日(火) 配信

プレミアム スイート イメージ

 東急ホテルズ&リゾーツ(村井淳社長、東京都渋谷区)は、新たなライフスタイルホテルブランド「STREAM(ストリーム) HOTEL」の第1号店として2024年1月16日(火)、北海道札幌市に「SAPPRO STREAM HOTEL」を開業する。

 繁華街すすきのの中心で今年11月30日に開業する複合商業施設「COCONO SUSKINO(ココノ ススキノ)」の7~18階に入る。一部の客室と施設は12月22日に先行オープンする。

 客室は全436室で、プレミアム、スーペリアプラス、スーペリアの3カテゴリーに分かれる。室内はスタイリッシュなデザインのなかに、北海道の自然や文化、歴史などが感じられるインテリアや照明演出、空間デザインを取り入れるという。

 最上階18階にはプレミアムタイプ宿泊者が利用できるラウンジやサウナ付き温浴施設、ルーフトップテラスを設ける。

 フロント・ロビーがある7階には北海道の食材を取り入れたバー&グリル、地元作家の工芸品やアクセサリーなどを販売するセレクトショップを備える。8階には宿泊者専用のフィットネスと、レセプションや会議に利用できる小規模なファンクションルームを置く。

 そのほか、ホテル内外で楽しめるさまざまなアクティビティの提供、地元とのタイアップ、レストランやファンクションルームを生かしたイベントやワークショップの実施などを検討し、地域に根付くホテル展開を目指していく。

外観イメージ