3、40代の女性向けWebマガジン「たびずかん」スタート

2018年8月3日(金) 配信

「たびずかん」トップ画面

共立メンテナンス(上田卓味社長、東京都千代田区)はこのほど、30代から40代の旅好きな女性向けWebメディア「たびずかん」を始動させた。ビジネスホテル「ドーミーイン」やリゾートホテル「共立リゾート」などホテルを全国展開するノウハウを生かし、旅情報を発信する。

 記事は、幅広い分野で活躍するライター陣が現地に訪れ、独自の視点で執筆したものを月に約10本配信する。LOVERY VIEW、GOURMET、CULTURE、ACTIVITY、BUSINESS、LIFEの6つのカテゴリから、旅を切り口として地域の魅力を再発見できるウェブマガジンとなっている。

 また、「共立リゾート」の施設情報やアクセス、過ごし方も提案していく。同社は「あらゆるキーワードでおすすめの旅を検索できる“旅の図鑑”を編纂する。新たな旅の計画に、是非活用してもらいたい」とコメントしている。

各コンテンツ(イメージ)

 

ライター陣

〈川越むねのり〉共立リゾートの多様な施設、旅のプランを提案。

〈中野エリ〉料理家。おすそ分け(お土産)の活用レシピ、アイデアを紹介。

〈池田晶紀〉写真家。景勝地の写真と共に、地域の魅力を発信する。

〈やまねりょうこ〉イラストレーター。初めて訪れた旅先での実体験を、写真とイラストを交えてレポートする。

〈工藤花衣〉共立リゾートで働く女性にリサーチした、現地のおすすめスポットを紹介。

史上初、万里の長城に泊まる特別企画を発表 エアビー

2018年8月2日(木) 配信 

万里の長城で泊まる特別企画

 

民泊仲介大手の米Airbnb(エアビーアンドビー)は2018年8月2日に、中国・北京にある万里の長城を宿泊施設として公開する史上初の取り組みを発表した。

 今回は万里の長城にカスタムデザインの家を用意。今年9月に、抽選で4組を招待する特別企画だ。

 同社の共同創業者で、Airbnb China会長であるネイサン・ブレチャージクは「人と人を隔てる壁から、人と人をつなぐ壁に変容を遂げた、奇跡のランドマーク。そこに光を当てる遠大な構想だ」と期待を寄せる。

 参加方法は、CPページにアクセスし、北京現地時間※2018年8月11日午後11時59分(GMT+8)必着で、①異文化を隔てる壁を突破することが今ほど重要な時代はないと思う理由②異文化の人と心をつなぐ自分なりのアプローチ――を入力して応募。 当選者には全世界からのペア往復航空券をプレゼントする。※北京との時差は1時間。日本が北京より早い

ベットルーム

フィンランド政府観光局が選ぶ「夏から初秋におすすめの地方都市5選!」

2018年8月2日(木) 配信 

フィンランド旅行は秋から冬にかけて見られるオーロラや、サンタクロース村など冬場が人気だったが、近年その傾向が変わりつつある。夏場の旅行も増加傾向にあるという。

 フィンランド政府観光局は、昨年夏にフィンランドに訪れた外国人旅行者は430万人で、宿泊日数は前年同期比14%増加したと発表した。日本から遠いイメージがある北欧だが、直行便を利用すれば10時間ほどで行ける。ヨーロッパのなかでは足を延ばしやすい距離だ。

 日本からの旅行者数も増加したが、その背景には、夏の白夜をPRしたホワイト・ナイト・キャンペーンや「暮らすように旅する」をコンセプトにした都市滞在型の商品が奏功したとみる。同局は、今夏も堅調に推移すると予測する。日本・中国・ロシアからの旅行者数は5~10%の成長を見込む。

 一方、「フィンランドは、ラップランドやヘルシンキ以外にも魅力的な地域がたくさんある。国際的に知名度をもっと上げる必要がある」とフィンランド政府観光局のパーヴォ・ヴィルックネン局長はアピールする。

 同局は、夏から初秋におすすめの地方都市として、フィンランド中東部に無数の湖が広がるレイクランドエリアと、南西部の群島エリアを提案する。レイクランドエリアは湖、森、湖畔のサウナ、サマーコテージなどフィンランドらしい美しい自然と長時間沈まない太陽が魅力。大小さまざまな島が集まる群島エリアは、フェリーやサイクリングで島を渡ったり、灯台のある島に泊まることができる。フィンランド政府観光局が「夏から初夏におすすめの地方都市5選!」と題した地方都市の魅力を紹介する。

ユバスキュラ(ヘルシンキから電車で約3時間30分)

ユバスキュラ上空

 ユバスキュラは、中央フィンランド最大の都市でヘルシンキから270㌔北上した場所に位置する。建築家「アルヴァ・アアルト」ゆかりの地として、多くのアアルト作品が残る。ユバスキュラから30分ほどローカル線に揺られると、ユネスコ世界遺産になった古い教会があるぺタヤヴェシの観光もできる。

 毎年7月の第1週目は「サウナ・リージョン・ウィーク」としてさまざまなサウナイベントが開かれる。どれだけ早くサウナを温められるかを競うものや、16~20のサウナをはしごして楽しむサウナマラソンなど、多種多様だ。

ラハティ(ヘルシンキから電車で約1時間)

シベリウスホール

 フィンランドを代表する作曲家シベリウスの名前を冠したシベリウスホールは、ラハティ港のすぐそばにある。フィンランドの森に着想を得たという木造のホールは、シンプルな美しさのなかにも曲線が巧みに用いられたつくりとなっている。建物からは、美しい眺めを一望することができる。

 ラハティからタクシーで40分ほど離れると、かつての上流階級の人々が所有していたマナーハウス、「ウラヤルヴィ・マナーハウス」がある。フィンランドで最も古いマナーハウスで、2016年から博物館として公開されている。

ハメーンリンナ(ヘルシンキから約1時間30分)

ヴァナヤヴェシ渓谷

 赤レンガが印象的なハメ城や、ヴァナヤヴェシ渓谷があるアウランコ自然保護区などフィンランドらしい風景が楽しめる場所、ハメーンリンナ。同局は、夏ならではのユニークな楽しみ方として、沈まない太陽下でのゴルフを提案する。ハメーンリンナには4つのゴルフ場があり、長時間ゴルフを楽しむことができる。

 8月15日~19日にはハメ中世フェスティバルが開かれ、中世の衣装に身を包んだ人たちに出会える。同時にマーケットも開催し、中世音楽のコンサートや剣と盾を持っての格闘技などを見学できる。電車で15分ほど離れると、ガラスメーカー「イッタラ」の工場や博物館がある。アウトレットでは掘り出し物も期待できる。

タンペレ(ヘルシンキから電車で2時間弱)

ラヤポルティサウナ

 タンペレでは、フィンランド最古のサウナと、最新のサウナを体験できる。カラフルな木造住宅がかわいらしいピスパラ地区には1906年に開業したフィンランドで現存する最古の公衆サウナ「ラヤポルティサウナ」がある一方、今年6月にオープンしたばかりのサウナレストラン「クーマ」はモダンなデザインの新しいタイプのサウナだ。

 市内からボートで20分ピュハ湖を渡った「ヴィーキンサーリ島」は、フリスビーなどのスポーツやレストラン、教会もあり、タンペレ市民の憩いの場となっている。

ベンクトシャール島・オロ島

ベンクシャール島の灯台

 フィンランド南西部の島々は、橋がかかっているところはサイクリングで移動できる。ベンクトシャール島には、1906年に建てられた石造りの荘厳な灯台がある。戦時中は戦いの場となり、今も当時の弾痕が残る。長い間荒廃していたが1995年に再建され、現在は6~8月末の期間限定で一般公開もされている。灯台の一部はカフェやホテル、チャペル、博物館となっている。

 森に覆われたオロ島は、ロシア皇帝の時代から軍事的に使用されていた島だった。2015年までは一般公開されておらず、限られた人たちのみアクセスできた。現在は群島自然公園として独特の地形や動植物を楽しめる。約20㌔のハイキングコースと自然散策路があり、バードウォッチングや希少な蝶を見れることも。両島には、カナナスからバスかフェリーで上陸できる。カナナスまでは、ヘルシンキ、トゥルクから出ているバスを利用する。

フィンランド政府観光局

東京モノレール、HKT48出演の新CM、ポスター公開

2018年8月2日(木) 配信

テーマはスタイリッシュでわかりやすく(©AKS)

東京モノレールは8月1日(水)、大きく一新ポスタービジュアルと新TVCMを公開した。東京モノレールの良さである、「空港快速の便利さ」や「行先がひとつで迷わない安心感」、「JR線との乗り換えが改札一つでフラット」をPRする。

 イメージキャラクターは、5年連続でHKT48メンバー。指原 莉乃さん、宮脇 咲良さん、矢吹 奈子さん、田中 美久さん、松岡 はなさんが出演している。「空港快速篇」では、浜松町と羽田空港間を最速13分で結ぶ速達性と、日中平均4分間隔で運行し、その3本に1本が空港快速という本数の多さをアピール。「まよわず安心篇」では、山手線直結で新宿や渋谷などに移動する際にも迷わない安心感を、「フラットのりかえ篇」では山手線へ乗り換える際のスムーズさを発信する。

日本の原風景に出会うホテル  山形県鶴岡市に9月19日(水)グランドオープン 

2018年8月2日(木) 配信

田園に優しく浮かぶようにたたずむホテル

山形県庄内地方で街づくりを進めるヤマガタデザインは2018年9月19日(水)、山形県鶴岡市に「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイ ホテル スイデン テラス)」を開業する。8月1日(水)には、客室やレストラン、ライブラリー、ショップなどがプレオープンした。

 SUIDEN TERRASSEは、建築家の坂茂(ばん・しげる)氏設計のもと、バイオベンチャーが続々と生まれ、地方創生のモデルとして注目が集まるサイエンスパーク内に立地。143室ある客室はすべて木造で、四季折々で表情を変える田園に優しく浮かぶように建てられれ、自然と調和した景観を作り出している。

 プレオープンでは、スパ&フィットネスを除く、すべての施設が開業した。パブリックスペースとして解放されたライブラリーやショップ、レストランは宿泊しなくても利用できる。ビジネスや研修向けの会議室も10室設ある。

客室

 華美ではない、シンプルな美しさを追求した、木造ならではの温もりのある客室。「GASSAN」「HAGURO」「YUDONO」という、出羽三山の名称を冠した3つの棟に143の部屋を配した。ダブル、ツイン、スイートタイプと、団体で利用できるグループルームの計4種類がある。窓からは庄内平野の原風景や中庭など、趣ある景色を臨むことができる。

レストラン・バー

 自社農場で収穫した無農薬野菜をふんだんに取り入れ、地産地消と素材の良さにこだわった、庄内の旬を味わえる料理を提供する。月山を望むオープンテラスを備えた開放的な空間の中で、食事や飲み物を楽しんだり、地酒を取りそろえたバーで、夜のひと時を過ごすことができる。

ショップ

 「山形と庄内のオトナのお土産」をテーマに、品ぞろえをはかる。米どころ山形の厳選した地酒とおつまみ、地元のクラフト作家が丹精込めて作った雑貨・アクセサリーなど、オトナだからこそ楽しめる、山形と庄内の逸品を取りそろえる。

ライブラリー

 ブックディレクターの幅允孝(はば・よしたか)さんとヤマガタデザイン社が「オトナもコドモ コドモもオトナ」をテーマに選んだ、1千冊規模のライブラリー。自分を大きく見せることなく、相手を小さく見ることなく。この街に暮らす人、この街を訪れる人、みんなが等身大に出会えることを願い、オトナが素の自分に戻れるような本をセレクトした。

グランドオープン時に「スパ&フィットネス」開業

 地下1200㍍から汲み上げた源泉掛け流しの天然温泉。半地下部分にあるフィットネスは、全身運動と持久系トレーニングを軸としたマシン機器を取り揃えている。9月19日(水)のグランドオープン以降に利用可。

施設概要

名 称                   :SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイホテル スイデンテラス)

住 所                   :山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1

プレオープン       :2018年8月 1日(水)

グランドオープン:2018年9月19日(水)

設 計                   :坂茂建築設計

客室数                  :全143室(ダブルルーム85室/ツインルーム40室/メゾネットルーム9室スイートルーム2室/グループルーム7室)

施設構成              :レストラン・バー、天然温泉、フィットネス、ショップ、ビジネスルーム(貸会議室 10室)

宿泊料金              :1人1室 9800円 (税抜)から。 庄内しぜん定食(朝食)付き

隣接施設「KIDS DOME SORAI (キッズドーム ソライ)」

 ヤマガタデザイン社が開発・運営する全天候型児童施設。9月19日(水)のホテルのグランドオープン時に、同時開業を予定。県産の木材を使ったドーム状の屋根が特徴的な本施設は、延床面積 2千平方㍍の屋内の遊び場と、約1㌶の屋外のプレイパークで構成。子供の創造性を爆発させる遊びの空間となっている。設計は、坂茂建築設計が担当。

クラツー、北半球世界1周の旅を造成

2018年8月2日(木) 配信

7カ国の主要観光地を1度に回る(写真はイメージ)

クラブツーリズムはこのほど、「北半球7カ国 世界一周20日間」を初めて売り出した。カナダやアメリカ、ロシア、イギリス、ドイツ、イタリア、フランスで1度はやりたい、食べたい、行きたいを一度に叶えられる贅沢なツアー内容にまとめられている。

 ツアーで巡るのは、ロシアのエルミタージュ美術館 や アメリカのメトロポリタン美術館 、 フランスのルーブル美術館 、イギリスの大英博物といった1度は行きたい博物館や美術館、カナダのナイアガラの滝、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城など。長距離国際線区間はビジネスクラスでの移動で、近畿2府5県在住者は自宅から伊丹空港までハイヤーを手配するなど、一生に一度の贅を尽くした旅を演出する。また、団体旅行の安心・安全を提供する一方で不慣れな人でも参加しやすいよう、各都市で自由行動の時間も設定。パリシャンゼリゼ通りなどで、まち歩きも楽しめる。

 世界1周旅行を求める声も多いことから同社は、今夏、大自然を満喫できる南半球1周ツアーも売り出す。

北半球7カ国を一度に巡る 夢の世界一周の旅20日間 概要

出発日:3月3日、4月19日、5月7日

出発地:大阪

旅行代金:260万円(2人1室、1人) 

※燃油サーチャージほか諸税を除く

説明会:

9月9日(日)、大阪・梅田で開催

外国人ユーチューバーが自転車で日本縦断、各地の秘境をライブ配信

2018年8月2日(木) 配信 

日本縦断の旅へ

訪日外国人のデジタルマーケティング事業を手がけるレッドホースグローバルはこのほど、英国で人気がある外国人ユーチューバー Abroad in Japan(Chris Broad: YouTubeフォロワー数93万人以上、合計視聴回数1億以上)が、自転車で日本中の秘境を紹介する日本自転車縦断プロジェクトを今秋に始めると発表した。

 プロジェクトでは、山形から鹿児島までの期間中、ライブ配信動画プラットフォームTwitchを使ったライブ配信やYouTube配信、ブログ記事のほか、SNSで毎日情報を更新。山形から鹿児島まで至る日本全国の秘境をPRする。地方の魅力を配信することで、訪日外国人が地方に訪れるキッカケをつくる。

山形から鹿児島へ

 背景には、増え続ける訪日外国人が地方部へ足を伸ばしているものの、未だ大都市部に偏っている課題がある。観光庁の宿泊旅行統計調査によると、今年5月(2次速報)の外国人延べ宿泊者数は、3大都市圏が451万人(前年同期比16・2%増)、地方部は297万人(同13・0%増)だった。

 「現状を打破するにはまず、日本の地方部の良いところを知ってもらうことが重要」(同社)。同社はすでに、日本在住のユーチューバーらが全国47都道府県を訪れ、各地をPRするOdigo47を行ってきた。このほか、訪日インバウンドメディアOdigoを展開するなど日本の地方部の魅力を発信してきた。さらに今回のプロジェクトを通じて、「訪日外国人を地方部に送客し、地方創生に貢献できれば」と意気込む。

 Abroad in Japan(Chris Broad)は仙台在住で日本の文化、旅の情報を配信する外国人ユーチューバー。東日本大震災後の2012年に山形に移住し、そのころから、YouTubeで東北の魅力を発信してきた。今では各地を旅し、日本の魅力を世界に向けて発信し続けている。

訪日外国人のレンタカー事故防止 オンライン予約の「たびらい」が注意喚起

2018年8月2日(木) 配信

たびらいが、インバウンドによるレンタカー事故を防ぐために、特設ウェブページを開設した

レンタカー旅行をもっと安全に――! 

 日本の交通ルールや標識などを分かりやすく解説した特設ウェブページ(Tabirai Japan租車比較・預約網)がこのほど、公開された。オンライン旅行予約サービスの「たびらい」(パム、長嶺由成社長)によるもので、「安全に日本の旅行を楽しんでもらうためだ」(同社広報)とした。対象は、沖縄への来訪が多い、台湾・香港エリアからの観光客ら。

  2次交通に、レンタカーを選択する訪日外国人旅行者(インバウンド)が増えている。15年には、インバウンド利用者が70万人を突破、5年間で約4倍と急増した(国際航空旅客動態調査)。大手レンタカー事業者のなかには、収益の約1割がインバウンドによるものというところも。一方、事故率も増加傾向にある。沖縄県ではインバウンドによるレンタカー事故が9648件(2016年)、3年間で3倍に。

 たびらいは、バジェットレンタカーと連携し、具体的な事故原因などさまざまな事例を収集。それに基づき、国内外の交通ルール比較や、安全運転のポイントをまとめた。車両の受け取り方から事故発生時の対応まで、想定されるシーンに適した対処方法も掲載し、注意喚起をはかる。

日本と台湾の交通ルールを比較・説明

#インスタグンマー高崎を開設 じわじわくる高崎を配信

2018年8月2日(木) 配信

群馬県高崎市は7月27日(金)に、市内のよく見るとじわじわとおもしろい“じわジェニック”な風景を、インスタグラムを通して発信するWebサイト「#インスタグンマー高崎」をオープンした。高崎市は2017年9月末から、長年愛される絶品ローカルグルメを紹介するグルメサイト 「絶メシリスト」 を公開。「#インスタグンマー高崎」は、このれに次ぐ第2弾のプロモーション。なお、「絶メシリスト」は書籍化され、8月1日(水)から販売を開始している。

インスタグンマー高崎

 サイトは、市内の高校生とプロのカメラマン・ライターで編成された「インスタグンマー高崎製作委員会」が運営。一見平凡な風景でも、よくよく見るとなんだかおもしろい、じわじわくる。そんな“じわジェニック”な写真を投稿していく。また、一般の人も「@instagunmer」に向けて「#インスタグンマー」「#高崎」のハッシュタグをつけて投稿すると、サイト内に表示されていく仕組みになっている。

 そのほか、投稿された“じわジェニック”な写真の撮影場所をすべてマップにプロットしていく「インスタグンMAP」や、「フリーグンマー素材」、月に1回最も“じわジェニック”な写真を選ぶ「インスタグンマー・オブ・ザ・マンス」など、さまざまなコンテンツを用意。ぜひあなたも高崎市を訪れインスタグンマーになってみては!?

■“映えダルマ”がもらえる!インスタグンマー・オブ・ザ・マンス
 

 数ある投稿の中から、とくにじわじわくる“じわジェニックな作品”を委員会が独断と偏見で選考し、毎月勝手に表彰していく。今月の1枚に選ばれた投稿者には、インスタ映えすること間違いなしの“映えダルマ”をプレゼント。賞品のデザインは毎月異なり、ここでしか手に入れることができない。

 8月の賞品は「パンケーキだるま」。応募方法は、①「#インスタグンマー高崎」の公式インスタグラムをフォロー。②じわじわする写真を撮影。③「@instagunmer」、「#インスタグンマー」、「#高崎」 とともに写真を投稿していただくだけ。結果発表は、表彰者にのみインスタグラムのDMで知らせる。詳細はWebサイト参照。 

“高高”の新聞部でディスカッション

■「インスタグンマー高崎製作委員会」の取り組みのようす
 7月、「インスタグンマー高崎製作委員会」の一員である、群馬県立高崎高等学校の新聞部の学生15人と、プロのカメラマン・ライターによる第1回ワークショップが行われた。ワークショップでは、市の“じわジェニック”な写真にハッシュタグをつけるため、3グループに分かれディスカッションを実施。その後、各グループの代表者が話し合いで出てきたハッシュタグを発表。地元学生ならではのハッシュタグの数々に笑いが起こった。

【参加高校生のコメント】
 「普段見ている風景にハッシュタグを付けて、高崎市らしさを表現することはやったことがなく、難しかったです。でも、どうしたら面白くなるのか細かいところまで話し合い、発見した時はとても楽しかったです。ハッシュタグは、長くなりすぎず、分かりやすいインパクトがある言葉になるように工夫しました。新聞部は、高崎市内のいろいろな場所に取材に行くので、『#インスタグンマー高崎』に投稿する風景も探していきたいと思います。」
 「今回のワークショップを通して、高崎市ってやっぱり不思議なところがあるなと改めて思いました。もう見慣れた風景ですが、ビルが立ち並ぶなか、大きいダルマがぽつんといたり、高崎市ならではの写真がたくさんありました。高崎市以外の人たちにもそういう風景を楽しんでほしいと思います。」

■『#インスタグンマー高崎』の企画背景
①加速する東京一極集中、深刻化する若者の地域離れ
 総務省が発表した「住民基本台帳人口移動報告(2017年)」によると、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)は、転入者が転出者を上回る「転入超過」が11万9779人となっており、東京圏の転入超過は22年連続になっている。さらに、同省統計局は「転入者の多くを15~29歳の若年層が占める」と指摘。大学進学や就職を機にした若者の東京圏集中が止まらない現状が浮き彫りに。

出典:「住民基本台帳人口移動報告(2017年)」(総務省)
     http://www.stat.go.jp/data/idou/2017np/kihon/pdf/all.pdf

②年々減少する群馬県、高崎市の人口
 2017年に公開された群馬県企画部統計課の調査によると、群馬県の人口は2005年から13年連続で減少。15歳未満の人口は過去最低の12・4%、65歳以上の人口は過去最高の28・9%を記録した。さらに、高崎市の人口も2015年から徐々に減少し、少子高齢化が進んでいる。

出典:「群馬県移動人口調査結果(2017年)」(群馬県企画部統計課)
     http://toukei.pref.gunma.jp/idj/IDJ2017.htm
   「群馬県年齢別人口統計調査結果」(2017年)」(群馬県企画部統計課)
     http://toukei.pref.gunma.jp/nbj/data/nbj2017.pdf

 富岡賢治市長は「近年、地方では若年層の地域離れが社会課題になっています。高崎市でも、多くの若者が進学・就職を機に東京に移り住んでいます。そのような状況のなか、どうしたら高崎市の良さが伝わり、残りたい、戻ってきたい場所になるのかを考えました。昨年9月にスタートした『絶メシリスト』では、これまで光が当たりにくかった高崎市の昔ながらの飲食店を紹介し、注目される様になりました。反響も大きく、皆様に知っていただく良い機会になったと感じています。今回は若者にアプローチすることを目指し、現在人気のインスタグラムに注目しました。『#インスタグンマー高崎』には、高崎市内の高校生が製作委員会として参加してくれています。この取り組みを通して、地元の若者と交流を持ちながら、まち全体を盛り上げていけることを大変嬉しく思います」とコメントしている。

箱根の移動に楽しさ・くつろぎを 100億円の大規模投資(小田急箱根グループ)

2018年8月1日(水) 配信

小田急箱根グループ(小田急箱根ホールディングス、五十嵐秀社長)が、箱根エリアにて総額100億円規模の大型投資に取り掛かることが分かった。箱根エリアの移動を担うインフラ事業のなかに、楽しさやくつろぎのエッセンスを加えることで、来訪者数の底上げを狙う。

 芦ノ湖を巡る新型海賊船や、スイス製ゴンドラを投入するなど、目玉コンテンツの強化が中心。登山鉄道とロープウェイを結ぶ早雲山駅舎のリニューアルも行う。

 8月1日(水)、東京都内で行われた会見に出席した五十嵐社長は、「大型投資を着実に遂行し、箱根フリーパスの年間発売枚数100万枚の早期達成を目指す」と意気込んだ。17年の箱根フリーパスの販売枚数は95万枚。移動時のコンテンツ力を強めることで、目標を達成できるとみる。

100億円規模の大型投資について説明する五十嵐社長

 同グループは、箱根湯本を起点に観光客の移動を司ってきた。登山電車からケーブルカー、ロープウェイと乗り継ぎ、箱根海賊船で芦ノ湖を遊覧。下船後は登山バスで帰路にというゴールデンコースが長い間支持を集めていた。

 総額100億円に及ぶ今回の投資では、人気のゴールデンコースの要所々々を補強。主要ターゲットである国内外の個人旅行者の満足度を上げることで、箱根エリアのさらなる活性を目指す。宿泊施設や土産物屋など、各観光スポットをつなぐインフラとしての役割を果たしつつ、移動時の楽しみも積極的に提案していく構え。

新型海賊船のイメージ。名称は2019年2月の進水式で披露する。建造費は12・5億円

 新型海賊船は、水戸岡鋭治氏がデザイン設計を担当した。水戸岡氏は、豪華観光列車「ななつ星in 九州」を筆頭に、観光列車ムーブメントの火付け役でもある。起用の経緯について、箱根観光船の岡本裕之社長は「ななつ星のインパクトが強かった。中世のイメージや居住空間の快適さを求めた結果、オファーに至った」と説明。木材を基調としてクラッシックな内装で、芦ノ湖遊覧の魅力を訴える。全長35㍍、541人を収容し、建造費は12・5億円。

2021年に、新しく導入される予定のゴンドラ

 小涌谷に掛かり、富士山を望む箱根ロープウェイでは、スイス・CWA社製のゴンドラ(TARIS)を新たに導入する。2人同時に乗降可能な広い開閉部が特徴で、定員は18人となる。営業開始は、2021年4月の見込み。早雲山駅~桃源台駅間、30分弱ほどと時間は短いが、箱根観光の目玉コンテンツであることは誰もが認めるところ。新たなゴンドラ(TARIS)によって、新規客・リピーターのさらなる取り込みを狙う。製造費は約16億円。

新しい駅舎のイメージ

 早雲山駅舎のリニューアルについては、「キャパシティを広げ、新しい楽しみ方を提案する」(五十嵐社長)とした。同駅舎は、ケーブルカーからロープウェイへの乗り換え場としての役割を担う。多様なニーズを受け止め、万が一の際にも柔軟に対応できるよう、バリアフリー化と救護室・授乳室の設置を行う。相模湾を一望するテラスと、足湯スペースも用意する予定だ。10月に着工し、2020年春に営業を開始する。