立山黒部アルペンルートで「佐々成政武者行列」6月1日開催

2019年5月28日(火) 配信

佐々成政武者行列(2018年)

 富山県富山市と長野県大町市、立山黒部貫光(佐伯博社長、富山県富山市)からなる「立山黒部アルペンルート佐々成政武者行列実行委員会」は、6月1日(土)に、立山黒部アルペンルートで「佐々成政武者行列」を開く。

 立山黒部アルペンルートの玄関口である富山県富山市と長野県大町市で公募により選ばれた各10人が佐々成政や重臣などに扮し、立山黒部アルペンルートを練り歩く。中間点である室堂では、合同イベントとして富山・大町両隊が立山信仰ゆかりの「大姥尊(うばそん)」を受け渡すほか、「佐々成政公のザラ峠越え」の逸話紹介が行われる。来場者には、酒や郷土料理「さらさら汁」を振る舞う。

佐々成政武者行列イベントの見どころとスケジュール

午前8:10~:富山城出発イベント(富山隊)

 馬上の佐々成政公を中心に勝ちどきをあげ出発。勇壮な武者行列が富山城から行進し富山駅へ向かう。その後、各種乗り物で室堂を目指す。城址公園内の富山市まちなか観光案内所で、馬のえさやり体験(午前10:00~午後4:00)を楽しめる。

午後0:00~午後0:30:室堂合同イベント(富山隊・大町隊)

 富山・大町両隊が記念品などを交換する。佐々成政公のザラ峠越えの逸話を紹介し、立山信仰ゆかりの大姥尊(うばそん)像を受け渡す。また、来場者には酒や郷土料理「さらさら汁」を無料で振る舞う。※数量・時間限定

午後2:05~:黒部ダムえん提上イベント(大町隊)

 合同イベント後、大町隊は黒部ダムへ向かう。雄大な自然を見渡せるダムえん堤上で、和太鼓の演奏や、来場者と写真撮影を行う。

午後3:50~:西正院大姥堂イベント(大町隊)

 大町市の西正院で野口百姓衆の迎えの言葉を受け、成政公が大姥尊像を奉納する。勇ましい勝ちどきをあげイベントを締めくくる。

※武者行列に参加する公募エキストラの募集はすでに終了している。

※当日の天候状況により、イベントの実施内容を変更することがある。

日本橋とやま館開館3周年 5つの特別展示などを企画

2019年5月28日(火) 配信

企画は全20種類

 富山県の首都圏情報発信拠点「日本橋とやま館」(荻浦明希子館長)は5月29日(水)から、「日本橋とやま館開館3周年記念フェア ~TOYAMA JAPAN 2019~」 を開く。

 同フェアのメイン企画、開館3周年特別展示「TOYAMA JAPAN 2019」では、世界的なフラワーアーティスト「花千代」氏による「薬都とやま」で薬の原料に使われる「シャクヤク」と日本遺産「木彫刻のまち井波」で創作される伝統工芸品「井波彫刻」を組み合わせたインスタレーション「富山シャクヤクと工芸品の饗宴など5つの展示企画を展開する。また各フロア特別企画や同館名物のワークショップなどのプログラムも用意。5月31(金)~6月2日(日)の間は開業記念イベント「日本橋とやま館大感謝祭」が行われ、富山の伝統と風習「朔日饅頭(ついたちまんじゅう)」のプレゼントや大抽選会を行う。

 荻浦館長は、「5つの特別展示をはじめ、充実した内容で皆様をお迎えしたいと思います。見て、触れて、味わって、参加して、ぜひこの機会に富山を体感してください」とPRした。

「日本橋とやま館」開館3周年記念フェア 開催概要 

期間:5月29日(水)~6月23日(日)

 時間午前10:30~午後7:30(バー午後9:00まで)

※企画により日時は異なる。

場所:日本橋とやま館 (東京都中央区日本橋室町1-2-6 -1F・03-6262-2723)

主な実施内容

 日本橋とやま館3周年特別展示「TOYAMA  JAPAN  2019」(一例)

富山シャクヤクと工芸品の饗宴 ~日本橋とやま館 × 花千代~  

内容:

G8洞爺湖サミット晩餐会やAPEC総理公邸晩餐会で会場装花を手掛けたフラワーアーティスト「花千代」氏が、「薬都とやま」で薬の原料にも使われるシャクヤクと富山の伝統工芸品「井波彫刻」を組み合わせたインスタレーションで館内を演出

日程:5月29日(水)~6月9日(日)

新元号「令和」記念展

内容:

新元号「令和」の出典が富山県ゆかりの「万葉集」であることを祝して、万葉集巻五の「令和」関連部分や、富山ゆかりの文学を発信する高志の国文学館の館長「中西 進」氏の著書、書家の「青柳 志郎」氏の書などを展示。また、万葉集にちなんだ和菓子の販売なども行う。

日程:5月29日(水)~6月9日(日)

5.「観光交流サロン」リニューアル展示お披露目

内容:

「観光交流サロン」が「富山の家の床の間」をコンセプトに、県産材の立山杉を活かした設えにリニューアル。これまでの「井波彫刻」の欄間に加え、作家作品など伝統工芸品の展示を開始する。

伝統工芸の匠:「高岡銅器」「高岡漆器」「井波彫刻」「越中瀬戸焼」など

日程:5月29日(水)から 

各フロア特別企画(一例)

日程:5月29日(水)~6月23日(日)

和食レストラン「富山はま作」3周年記念特別ランチ「まつり丼」

内容:

富山の海の幸(刺身、昆布巻き、シロエビの唐揚げ)、里山の幸(氷見牛のローストビーフ)を贅沢に盛り込んだ丼を、秘蔵の特製タレで仕上げる(味噌汁・漬物・デザート付)。

価格:2800円(税込)※限定10食/日

《バーラウンジ》3周年記念特別メニュー 「富山のご当地カレー」

内容:

富山県では地域の特産品を取り入れたご当地レトルトカレーが数多く開発されている。今回、富山ならではのご当地カレーを数量限定で提供する。

価格:

「しろえびカレー」、「黒部名水ポークカレー」(カントリーキッチン)は900円(税込)

「薬膳カレー(ビーフ)」(広貫堂)は1千円(税込)

開業記念日イベント「日本橋とやま館大感謝祭」

日程:5月31日(金)~6月2日(日)

 内容

富山の伝統と風習「朔饅頭(ついたちまんじゅう)」プレゼント:

館内利用者各日先着150人に、富山藩主が好んだ「竹林堂」の甘酒まんじゅう「朔日饅頭」をにプレゼント。

富山が当たる大抽選会

館内で1千円以上の買い物で、賞品が当たる。

商品

1等: ショップ トヤマカード 1万円分(1人)・和食レストラン お食事券 1万円分(1人)

2等: ショップ トヤマカード 5千円分(3人)・和食レストラン お食事券 3千円分(3人)

3等:ショップ トヤマカード 2500円分(6人)・トヤマバー 飲み比べ・おつまみセット(6人)

4等: 日本橋とやま館オリジナルグッズ(30人)

特別賞:富山の細工蒲鉾 宝船セット(2人)

参加賞:富山のおいしい水(各日200人、計600人)

「日本橋とやま館」名物ワークショップ&蔵元来館(一例)

「ます寿しづくり」ワークショップ(要予約)

店ごとに素材、製法、味が異なる富山名物「ます寿し」。昭和10年創業以降「笹・鱒・米」の三位一体にこだわる、「今井商店」のます寿し作りを学ぶ。自分で作ったます寿しの味とお店で買うます寿しとの味の違いも楽しめる。

日時:6月22日(土)午後3:30~午後4:30

講師:今井商店 /3代目 今井 克己 氏

場所:和食レストラン

料金:2500円(ます寿し持帰り・試食付き) 定員15人

蔵元来館「とやま地酒の会」

県内6蔵の女性蔵元が一堂に集まる、貴重なイベント開催が決定。各蔵の歴史やお酒の特徴を聞きながら、「富山はま作」特製おつまみと地酒を楽しめる。

日:6月16日(日)

時間:1回目、午後3:30~午後4:45 2回目、午後17:30~午後6:45

場所:和食レストラン「富山はま作」 

料金3800円 

定員:各回30人

※各ワークショップ、イベント参加者は、「日本橋とやま館」公式ホームページで募集。

開館3周年記念「SPECIAL THANKS DAY」(当館会員限定) ~年に1度の感謝の集いで、富山ファン同士で語り合おう!!

「日本橋とやま館会員」限定の交流パーティー。富山の地酒や食材を取り揃え、アトラクションイベントを行う。

日時:6月4日(火)午後5:30~午後9:00

場所:交流スペース・トヤマバー・ショップ(3フロア)

内容:

1.「ます寿しと富山の日本酒ペアリングミニ講座」~ます寿し王子×名誉唎酒師~   

時間:午後6:00~と午後7:30~の2回 

※各回先着12人

2.「井波彫刻」のデモンストレーション ~日本遺産の町から~

3.ショップ特別営業&お買い物ポイント3倍進呈

料金:2千円(2ドリンク・フリーフード)

備考:当日の会員入会も可能

100万円の目標達成も支援者続々と 北海道美瑛町の農家が観光公害対策へクラウドファンディング

2019年5月28日(火) 配信

美瑛町の農家が立ち上がる

 北海道美瑛町の農家が立ち上がり、今年5月24日から、観光公害を無くすべく、「畑看板プロジェクト」の資金調達を目的としたクラウドファンディングを行っている。目標とした100万円は3日足らずで達成し、5月28日午後5時時点で約144万円の支援が集まった。記事執筆中にも、支援者は増え続けている状況だ。

 「予想以上に反響があり、正直驚いている。全国に美瑛町のファンがいて、自分たちのことのように真剣に考えてもらっていると実感した。とてもありがたい」。PJの事務局の担当者は支援者に感謝の言葉を語った。

 北海道のほぼ中央に位置する美瑛町の農業景観は、観光客に人気だ。3千枚もの四角い畑が広がる丘。同じ作物を続けて作らない輪作体系によって、毎年異なる風景を織り成す。現在では年間160万人もの観光客が訪れる。一般的な観光地とは異なり、農家の営みそのものが観光資源となっている珍しい場所。

美瑛町の風景

 一方、農家と観光客の関係は、溝が深まるばかりだった。2016年に美瑛町では、観光名所として知られ、先代から畑と一緒に受け継いだ大切な「哲学の木」を、農家自らの手によって伐採した。農地に許可なく立ち入り、農地を踏み荒らしながら記念写真を撮影する観光客が来なくなるようにと、決断したものだった。

 近年ではとくに訪日外国人旅行者が押し寄せ、“SNS映え”する写真を 撮ろうと無断で農地に入るなどの観光公害に頭を抱えている。生活の基盤は農業。靴についた病原菌を農地に持ち込まれると、作物が枯れるといった重大な問題を引き起こす危険性がある。文字通り「死活問題」なのだ。

 PJの構想は5年前からあった。観光客を排斥するのではなく、共存する道を探る。農業景観をバックにベストショットが撮影できるスペースを設け、農地所有者の名前を明記した看板を設置する。

新たに設置する看板イメージ

 ただの看板ではない。これまで無断侵入の暫定措置として「立入禁止」の看板を設置していた。しかし、「美しい農業景観のなかで、禁止の看板の存在感が強まっていた。止む負えないことだが、残念でならなかった」と、本意ではなかった。

 今回の看板は、農業景観を損なわないように工夫し、観光客へのおもてなしの気持ちと感謝のメッセージを添えて、農家の想いを観光客に伝える。さらに、看板にはQRコードがあり、ここから農家のメッセージ動画や、SNS、ECサイト、協力金の支援を募るサイトにリンクするようになっている。

 「農家と観光客が『美瑛を守りたい』という同じ方向に意識が向き、互いに共有され、双方がより良い関係性を構築していくことが目的。観光客に農地は『私有地』であり、見る側もこの農地を守っていくことの必要性を知ってもらいたい」。

 「そして、観光客も農地を大切に思っていることをすべての農家にも感じてほしい。この小さな取り組みが、農家と観光客の間にできた深い溝を埋めてくれると僕らは信じている」。

哲学の木

 なお、リターンには美瑛産農産物や、PJに賛同する写真家の中西敏貴氏のオリジナルプリントなどがある。クラウドファンディングでの支援金は①農家と観光客がつながる看板の制作②試験的に人気の観光名所3カ所の写真撮影スポットの整備③取り組みを紹介するウェブサイトの構築――に活用される予定。

 ※プロジェクトページには下記から

リロバケーションズ、キルトの祭典で体験宿泊が当たる抽選会

2019年5月28日(火) 配信

キルトイメージ

 「別荘×家族時間」をコンセプトに別荘のタイムシェアを展開するリロバケーションズ(田村佳克社長、東京都新宿区)はこのほど、2019年5月30日~6月1日に開かれるキルトの祭典「キルト時間フェスティバル」で、“体験宿泊ブース”を出展すると発表した。

 別荘の体験宿泊が当たる抽選会や、体験宿泊の予約者先着10人にプレゼントが当たる特典を用意する。

会場イメージ

  キルト時間フェスティバルは2019年5月30日(木)~6月1日(土)の期間で、午前10:00~午後5:00まで開いている。場所は、パシフィコ横浜展示ホールAB。入場料は当日券が1800円(税込み)となり、前売り券は1600円(税込)。中学生以下は無料で、 障害者手帳を持参した人(付添1人含)は無料となる。

JAL往復直行便でモスクワへ、ジャルパック

2019年5月28日(火) 配信

クレムリン

 ジャルパック(江利川宗光社長)はこのほど、日本航空(JAL)の直行便を往復利用するツアーコンダクター同行の「モスクワ5日間ツアー」を売り出した。

 ロシア・モスクワの王道観光地で世界遺産のクレムリンや“地下鉄の美術館”と称される、モスクワの地下鉄駅などを観光する。また、選べる観光として「ロシア民芸品のマトリョーシカの絵付け体験」か「蒸留酒のウォッカ博物館見学」を選択できる。

 食事は昼・夜2回ずつ付き、ロシア名物を堪能できる。全出発日ツアーコンダクターが同行する。

ツアー概要

設定期間:2019年7月9日~10月1日

出発地:成田

最少催行人員:全出発日2人

KNT-CTの「海外旅行交流コンベンション」に関係機関159社が参加

2019年5月28日(火) 配信

東京都立産業貿易センター(台東館)で行われた商談のようす

 KNT―CTホールディングス(丸山隆司社長)は5月27日(月)、東京・浅草で「第17回 海外旅行交流コンベンション」を開いた。同グループ各社が出展した51のブース(125人)に、観光局や航空会社など関係機関159社の282人が訪れ、今後の商品造成に向けた商談や情報交換などを行い、交流をはかった。

 主催者を代表してあいさつした丸山社長は「2018年度の海外取扱人員は前年度比9%増で、売り上げも利益も前年を上回った。コア事業である海外旅行のさらなる成長に向けて取り組んでいく」と意気込みを語った。

あいさつする丸山社長

 続けて登壇した池畑孝治グループ事業推進本部長は「関係機関の皆様のご支援をいただきながら、お客様にいい旅行を提案していきたい」と、開催の成果に期待を込めた。

 同イベントは、2003年に発生したイラク戦争やSARS(重症急性呼吸器症候群)で落ち込んだ海外旅行を立て直そうと開かれ、今年で17年目を迎えた。今回も第1回目とほぼ同じ人数が参加し、会場は熱気に包まれていた。

JALのHPにホームアウェイ物件を掲載 3千マイルのプレゼントCPも実施

2019年5月28日(火) 配信

木村支社長(左)と下瀬部長。ハワイへの送り込みを強化する

 ホームアウェイ(木村奈津子日本支社長)と日本航空(赤坂祐二社長)は5月23日(木)に、戦略的パートーナシップを組んだ。日本航空のウェブサイトに、ホームアウェイが扱う国内外約200万軒のバケーションレンタル物件を掲載し、200円につき1マイルが還元される。

 併せて、両社はハワイへの日本人送客に関する共同施策も実施する。同施策はハワイの物件を7月31日までに、予約完了した先着1千人に、3千マイルをプレゼントするものだ。

 同日、東京都内で開いた発表会でホームアウェイの木村日本支社長は、ハワイ施策の実施理由について「ハワイはファミリーやグループ需要が多いことと、リピート率の高さがホームアウェイの扱う物件にマッチするため」と説明した。バケーションレンタルは1棟貸しなので、シティホテルより1人当たりの宿泊費が安価。キッチンがついているので、食費を安く抑えられる。同社の調査によると、ハワイの日本人観光客のうち、38.1%はファミリー層で、他地域と比較して最も多い。また、直近5年で3回以上ハワイに訪れたリピーターのうち約46%が、バケーションレンタルを利用している。リピート率はアメリカ本土、中国に次ぐ第3位となる。

 木村支社長は「民泊新法が2018年6月に施行されて、日本人の民泊への認知は上がったが、利用は限定的。バケーションレンタルという新しいカテゴリーを認知し、多くの人に利用してもらいたい」と話した。

掲載物件の一例

 続いて、日本航空のWeb販売部の下瀬浩史部長が登壇した。「多様化するハワイ滞在のニーズに応えたい。リピーターには、さらにリピートしてもらいたい」(下瀬部長)と実施意図を説明した。また、同社にとってハワイは、初めて日本から国際線を就航させた場所であり、「我われにとってアイデンティティ」(下瀬部長)という。ホームアウェイの物件をウェブサイトに掲載することで、新しいハワイの過ごし方を提案し、利用者数の増加を狙う。

ホームアウェイのハワイ物件は、オアフ島のホノルルやハワイ島、マウイ島などハワイすべての地域を掲載している。60平米以上の広い部屋やオーシャンビュー、プール、ジャグジーなどを設けている。

バケーションレンタルとは 

 1棟貸しの民泊物件。ホテルや旅館と違い、プライベートな空間を保つ。同社の物件は、地方やリゾート地などに多く、ファミリーやグループの利用が多い。アメリカで、別荘を利用しない間、新聞広告で利用を募ったことが始まり。

NAA新社長に前観光庁長官の田村明比古氏

2019年5月27日(月) 配信

田村明比古氏

 成田国際空港(NAA、夏目誠社長)はこのほど、新社長に前観光庁長官の田村明比古氏が就任すると発表した。6月25日(火)に開く株主総会と取締役会で正式に決定する。

 田村 明比古(たむら・あきひこ) 1955年生まれ。東京都出身。80年3月東京大学法学部卒業後、同年4月運輸省入省。2000年6月同運輸政策局観光部旅行振興課長、01年国土交通省運輸政策局観光部旅行振興課長、11年8月同鉄道局次長、12年9月同航空局長を経て、15年9月同観光庁長官に就任。18年8月同参与、19年1月三井住友銀行顧問などを歴任。

HIS×鳥取県 インバウンド観光推進に関する協定を締結

2019年5月27日(月) 配信

調印式のようす

 エイチ・アイ・エス(HIS)と鳥取県はこのほど、東南アジア地域などの訪日観光需要の獲得にむけ、インバウンド観光推進に関する協定を結んだ。

 同県がインバウンド観光推進に関する協定を締結するのは今回が初の事例だという。HISとしても東南アジア・南アジア地域と自治体をつなげる連携協定は初の試み。チャーター・インバウンドツアーの企画・販売や、受入体制の整備などを実施。今回でノウハウを培い、HISは今後、他県での展開を見通す。

 対象地域は、東南アジアがベトナム・シンガポール・マレーシア・フィリピン・タイ・インドネシアで、南アジアはインド・カンボジア・ミャンマー・バングラデシュ・ラオスの計11カ国となる。

日本文化遺産を守る会が創設10周年 「歴史的建造物の宿」の魅力発信

2019年5月27日(月) 配信

あいさつする小山田明会長

 朝日旅行(石森隆社長)の協力会「日本文化遺産を守る会」(会長=小山田明・強首樅峰苑社長、23会員)は5月21日(火)、群馬県・法師温泉長寿館で2019年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、小山田会長の再任を決めた。

 登録有形文化財や近代化産業遺産などに登録された施設が集まる同会は、「文化遺産の継承と旅文化の創造」を掲げ、「会員同士が情報交換や切磋琢磨し合っている」(小山田会長)という。

 一方、朝日旅行は、同会顧問で旅のライター・土井正和氏と会員宿を巡る新シリーズを企画するなど、“日本の古き良き文化遺産”の魅力を体感できるツアーを多数展開している。

 総会の冒頭、小山田会長は「今年は当会が創設して10周年の節目の年。小さな組織であるが、歴史的建造物の宿という独特の魅力を発信し、新しい時代を切り開いていけるように努力していきたい」と語った。今年度は会員の増強にも取り組んでいく。

土井正和氏が講演

 総会終了後には、土井正和氏が「文化遺産の町歩き」をテーマに講演。日本自然保護協会参与の横山隆一氏が「クマタカ・イヌワシの生態観察」について説明会を行った。

 翌22日には、法師温泉長寿館周辺で生息するクマタカやイヌワシの観察会を実施し、自然保護についても学んだ。

クマタカ・イヌワシの生息地で自然観察会を実施