東京ドーム(長岡勤社長)と子会社の東京ドーム・リゾートオペレーションズは3月28日(木)、静岡県熱海市に複合型リゾート施設「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(アタミベイリゾートコウラクエン)」をオープンする。1960年から運営してきた「熱海後楽園ホテル」を中心に、2016年に閉館した宿泊施設や遊園地などの跡地を再開発した。入浴施設やレストランなどを充実させることで、日帰りでも楽しめる“おでかけ熱海”を打ち出し、地域の活性化を目指す。
2月18日(月)に東京ドームホテルで開いた「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN記者発表会」で、長岡社長は「新施設へは110億円を投じた。近年最大の投資額だ」と明かし、同社の主力事業の1つに据える考えを示した。「熱海は海と新鮮な食材、温泉が魅力。一時は下火になったが、首都圏から身近なリゾートとして再び注目を集めている。日帰りでも楽しめる“まち”を作ることで、熱海のさらなる活性化につながることを期待している」と述べた。
同社は「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN」の開業に先立ち、2月18日(月)から「おでかけ熱海プロジェクト」を開始した。「都心から1時間で行けるリゾートの熱海におでかけ感覚で気軽に来てほしい」という想いを込め、公式ウェブサイトなどで魅力を発信していく。アンバサダーには女優の中村アンさんが就任し、サイトでも日帰り旅を紹介するスペシャルムービーなどに登場する。