コラム 退屈と向き合う ― 旅人の力量が問われる闇と静寂 金目鯛の煮付けが無性に食べたくなった。夢にまで見るようになったので、つい先日、東伊豆を訪れた。 しかし、不安もあった。前... 2016.12.01
コラム 視線 ― 客や旅人は監視の目から離れたい 洋服屋で服を選んでいると、店員が来て話しかける店がある。大体そういう店は、店内が閑散としている。こちらが探す余裕も与えてもらえず... 2016.11.21
コラム 訪日客2000万人突破 ― 外国人旅行者を「穴埋め」と考える状況 2016年の訪日外国人客数が10月30日に、累計で2千万人を超えた。1千万人を達成したのが13年のことで、わずか3年で2倍を... 2016.11.11
コラム 冬のキャンプ場 ― “未知の余地”が大きく存在する 小さな新聞社であるが、毎日のように郵便物や、FAX、メールによる情報が届く。 その数ある郵送物のなかで、封筒を開封するの... 2016.11.01
コラム 人によるサービス ― 接し方の多様性こそがおもてなし 日常生活において、仕事上の必要性や、家族との会話を除くと、知らない人とはほとんど会話をしていないことに気づく。東京近隣に住み、都... 2016.10.21
コラム フットパス ― 旅の原点「歩く旅」でまちを知る 「フットパス」に取り組む地域が増えているという。 フットパスは森林や田園地帯、古い街並みなど、地域に昔からあるありのまま... 2016.10.11
コラム “ヘタ”な温泉よりも… ― 清冽な湧水が多くの人をひき寄せる 個体差について考えることが多々ある。例えば、山に棲むヘビの行動範囲に個体差がどれくらいあるのかなど、どうでもいいことを寝しなに考... 2016.10.01
コラム あえて… ― 快適なゆえの“退屈さ”を排除する ある時、フランス料理の先生が2人、向かい合って昼食を食べているのを何気なく眺めていたことがあった。 彼らは、テーブルに肘... 2016.09.21
コラム 旅のプロ ― 空気のような存在こそ練度が高い 魚を釣りに行っても、酒場のバーに座っても、その人が一つのことにどれくらい訓練を積み重ねてきたか、という練度が自然なかたちで感知さ... 2016.09.11
コラム 滞在型に対応 ― 「2泊3日」を想定した食の研究を 多くの旅館は現在も、1泊2食のスタイルが基本である。 最近は、訪日外国人客の増加やビジネス出張利用など、さまざまなニーズ... 2016.09.01