ビンゴで近江牛もらえる 「美味しい和色めぐり」9月1日(火)からスタート 休暇村

2020年8月18日(火) 配信 

ビンゴ列をそろえると近江牛がもらえる

 休暇村協会(河本利夫理事長)は9月1日(火)から2021年3月31日(水)まで、全国37カ所の休暇村施設でビンゴスタンプラリー「美味しい和色めぐり」を実施する。1泊2食付き宿泊でもらえるスタンプを集めてビンゴ列をそろえると、「近江牛」が自宅に届く。内容は、すき焼きセット、切り落とし、焼肉、しゃぶしゃぶ食べ比べ、ステーキセット――の計5種類。

 参加方法は、「美味しい和色めぐり」対象食事コースか、その他の1泊2食付コースで宿泊すると、ビンゴカードがもらえる。宿泊するごとにスタンプを押印し、集まったビンゴの列数に応じてプレゼントする。

 1列ビンゴ賞(すき焼きセット)、2列ビンゴ賞(すき焼きセット・切り落とし・焼肉の計3種類)、3列ビンゴ賞(全5種類)、パーフェクトビンゴ賞(全5種類各2セット)――の4コースを用意する。

 同CPの対象コースとして、休暇村越前三国(福井県坂井市)の「かに尽くしコース」、休暇村日光湯元(栃木県日光市)の「日替り季節のプレミアム会席 誉(ホマレ)」などを提供する。

ビルや商業施設などの警備人員と不足の問題解決 京浜急行らが実証実験

2020年8月17日(月)配信

ugo(左)とSQ-2

 京浜急行(神奈川県横浜市)は8月3(月)~12日(水)まで、京急グループ本社で警備ロボットの本格実装に向けた実証実験を行った。ビルや商業施設などの警備人員不足の問題解決、新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってニーズが高まっている「非接触」のオペレーションの達成をはかることが目的で、2020年度中の実装を目指す。

 スタートアップ企業の「SEQSENSE(シークセンス)」の自律移動警備ロボット「SQ-2」と、「Mira Robotics(ミラロボティクス)」のビルメンテナンス向けアバターロボットugoを使用。両社は、京急と事業支援を手掛けるサムライインキュベートによるベンチャー企業向け事業支援プログラム「京急アクセラレータ―プログラム」に参画している。また、実証実験には、京急グループの京急サービスと、京急ビルマネジメントも加わった。

 SQ-2は、立哨と、巡回警備、遠隔通話を行うロボットで、3方向に付いた魚眼レンズで常時撮影を行い、空間のなかでの位置を自動で認識し、移動する。自己位置特定と3Dマップを作成し、超音波センサーと組み合わせることで超近距離にある障害物も感知し衝突を回避する。

 一方のugoは立哨と、巡回警備、案内などのコミュニケーションを行えるロボット。2本の腕を持つはさまざまな業務を担えるのが特徴で、エレベーターを使って階の移動の実現可能。遠隔で人が操縦することで、マルチタスクをこなすことができる。

 8月12日には京急グループ本社ビルで、報道関係者向けの実証実験が行われた。

 京急新規事業企画室の橋本雄太主査は、今回の実証実験の概要などを説明。「我われは、大切な生活インフラを運営している。新型コロナウイルスの感染症の流行拡大によって社会が大きく変わる中で、継続的に運営するためには(自動ロボットのような)テクノロジーの活用が急務」と力を込めた。

 Mira Roboticsの松井健CEOは、「ウィズコロナ時代に向けて、現場に行かなくても働ける、新しい働き方を提案したい」とし、エッセンシャルワーカーと呼ばれる生活必須職従事者が、リモートも組み合わせて働ける社会の実現にロボットを活用したい考えを示した。

8月14日、「シーバス・ゼロ」を就航

2020年8月16日(日) 配信

シーバス・ゼロ

  ポートサービス(齊藤昌哉社長、神奈川県横浜市)は8月14日(金)、「シーバス・ゼロ」を就航した。

 昨年9月に発生した台風15号の被害で沈没した「シーバス3号」に代わる新造船。船舶では日本初搭載の自動ドア付きバリアフリートイレや、観光案内を多言語表示する大型サイネージモニターを設置。航路をGPSで測位し、自動で航路上のポイントを多言語で案内できる放送システムも導入した。

 後部デッキの屋根は開閉が可能で、晴天時には、フルオープンのデッキシートができるほか、星空の下での音楽イベントの開催なども可能だ。

 8月7日(金)には、同船のお披露目が行われた。井上茂常務は、横浜市中央卸売市場などの新航路も計画中であると説明し、「より観光客の皆様のお役に立てる新航路を開発したい。新型コロナウイルス感染症収束後には、シーバス・ゼロを横浜の観光を盛り上げる象徴にしていく」と力を込めた。

兵庫県出石町 観光案内所がリニューアル  体験受付や観光商品販売も行う総合ツアーデスクに

2020年8月15日(土)配信

入口には出石城と時計台・辰鼓楼(しんころう)をデザインしたタペストリーを設置

 兵庫県豊岡市の出石まちづくり公社はこのほど、町の中心地・大手前駐車場に隣接出する石観光センター内に設置した「出石観光案内所」を「出石総合ツアーデスク」としてリニューアルした。

 ツアーデスクでは来訪観光客への案内を行うとともに、「そば打ち体験」「EVカーレンタル」などの各種体験メニューの受付も行う。さらに出石皿そば店を3店巡れる「皿そば巡り巾着」や、出石城・有子山城を訪れた記念となる「御城印」も販売。観光客の利便性向上に努める。

 出石は、1604年に小出吉英により出石城が建築された時から、約400年以上続く城下町だ。明治時代に火災で焼失したものの、町割の多くが当時のまま残り、街並みは「伝統的建造物群保存地区」にも指定されている。名物となっている「出石そば」は、1706年に信州から国替えとなった仙谷氏に伴ってきたそば職人によって伝わったと言われている。その後、出石焼が始まり、白磁の小皿に盛る様式で「出石皿そば」として広まった。現在も、40軒を超えるそば店が小さな城下町にひしめきあっている。

感染症専門医の監修で安心度アップ! おいしく楽しい ”大江戸温泉物語式あんしんバイキング”

2020年8月14日(金)配信

佐藤医師による現場視察のようす(7月5日、ホテル水葉亭)

 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(森田満昌社長、東京都中央区)は、自慢の創作バイキングの感染症対策について、外部の専門医に監修を依頼。意見をもとに取り組む「大江戸温泉物語式あんしんバイキング」として、PRに力を入れている。

 日本感染症学会専門医・佐藤昭裕医師に現場を視察してもらい、専門医としての確かな「目」で感染防止策のアドバイスを仰いだ。バイキング会場内では顧客と同じ体験をしてもらい、アルコール消毒液の設置場所などさまざまなアドバイスを受けた。

 お客同士の感染防止策として、レストラン入口で全員に使い捨てビニール手袋を配布。料理や飲み物をとる際の完全着用を案内する。監修を経た「大江戸温泉物語式あんしんバイキング」について、佐藤医師は「新型コロナウィルスの感染拡大防止の措置として有用である」 との見解を示した。

 宿泊業界のガイドラインを順守に加え、感染症専門医が監修したことで、「より安心して楽しんでもらいたい」(同社)という。

OYO Japan合同会社を創設

2020年8月14日(金)配信

 不動産賃貸サービスを提供する「OYO TECHNOLOGY & HOSPITALITYJAPAN」と宿泊事業の「OYO Hotels Japan」はこのほど合併し、「OYO Japan合同会社」(東京都千代田区)を創設した。

 事業運営を統合することで、 顧客や加盟施設にとってより良いサービスや事業を展開していくことが目的。今後、 1つのプラットフォーム上で総合的な不動産事業とホスピタリティ事業を展開するほか、「One OYO Japan」としてのブランディングとマーケティングにより、 市場における認知度獲得をはかる。また、1つの企業としてテクノロジーに関するリソースを集中させることで、 ウェブサイトやアプリのアップデートを加速させ、 業界最高レベルのUI/UXを提供する。

 同社社長には、OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN日本代表の山本竜馬氏が、 副社長には、OYO Hotels Japan最高業務責任者の田野崎亮太氏が就任した。

「シュガーロード」日本遺産へ 長崎館でコーナー設置、伝統のお菓子販売も 長崎県

2020年8月14日(金) 配信

長崎街道(シュガーロード)地図

 「砂糖文化を広めた長崎街道 ―シュガーロード―」は6月19日(金)、長崎県長崎市らが文化庁に申請し、日本遺産に選定された。これを記念して、日本橋長崎館では8月31日(月)まで「シュガーロードコーナー」を設置し、長崎街道沿いの砂糖文化を継ぐ県内のお菓子の展示や販売を行う。

 小倉と長崎をつなぐ全長228㌔の街道。室町時代末ごろから江戸時代にかけて行われた西洋や中国との貿易で、街道沿いの地域には砂糖や外国由来の菓子が多く流入し、独特の食文化を持ったといわれる。

 日本遺産に認定されたストーリーを構成する文化財は全52件。「長崎街道」「出島和蘭商館跡」「カステラ」「大村街道」「有平糖」「松原宿」「諫早おこし」「へこはずしおこし」「大村寿司」――など、長崎県では計24件が構成文化財に選ばれた。

 同県は「これを機に、400年以上の時間をかけて発展し続ける砂糖やお菓子の文化に触れてほしい」と期待を込める。

 展示・販売期間は8月12(水)~31日(月)、午前10時~午後8時。

世界初の常設型ゴジラミュージアム 先行開業

2020年8月14日(金)配信

巨大ジオラマなどゴジラの世界観が楽しめる。

 ゴジラの世界観を体験できる世界初の常設型「ゴジラミュージアム」--。

 兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」に8月31日(月)まで、新アトラクション「ゴジラ迎撃作戦 ~国立ゴジラ淡路島研究センター~ 」オープンに先駆け、アトラクションの一部を先行開業している。

 ゴジラ映画の特撮美術を担ってきた東宝映像美術の協力のもと、 映画撮影にも使用されたゴジラスーツとビル群などを使用して名シーンを再現。「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」(2003年公開)をイメージした巨大ジオラマや、 「シン・ゴジラ」(2016年公開)の東京駅での戦いをイメージ したジオラマなどを通じ、来場者をゴジラの世界観に引き込む。

 その他にも、 約80体の怪獣フィギュア約80体の怪獣フィギュアや、 歴代ゴジラ作品で使用された東宝映像美術所蔵のプロップス(撮影の際に使用する小道具)、ゴジラ映画制作に欠かせない怪獣たちの造形検討用原型などの貴重な映画資料を展示する。

GoToトラベルのコールセンター受付時間延長へ 年中無休で問い合わせに対応 観光庁

2020年8月14日(金) 配信

観光庁

 観光庁はこのほど、Go Toトラベル事務局コールセンターの体制を強化した。オペレーターの数を大幅に増やし、年中無休かつ受付時間の延長を行って、旅行者や旅行・宿泊事業者の問い合わせに対応する。

 

問い合わせ先

【一般利用者向け】

①0570(00)2442
受付時間:午前10時~午後7時 年中無休

②03(6636)9457 ※回線数増設
受付時間:午前10時~午後7時 年中無休

③03(3548)0520 ※8月31日(月)まで利用可能
受付時間:午前10時~午後5時 土日祝・年末年始休み

 

【事業者向け】

①0570(01)7345
受付時間:午前10時~午後7時 年中無休

②03(6747)3986 ※回線数増設
受付時間:午前10時~午後7時 年中無休

③03(3548)0525 ※8月31日(月)まで利用可能
受付時間:午前10時~午後5時 土日祝・年末年始休み

 

宿泊業倒産、4カ月ぶりに1ケタ 7月時点で前年通期75件を上回る 東京商工リサーチ調べ

2020年8月13日(木) 配信

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 東京商工リサーチがこのほど発表した2020年7月の宿泊業倒産は7件(前年同月は9件)となった。1ケタ台となったのは今年3月(6件)以来、4カ月ぶり。同社は、新型コロナウイルス禍対策の持続化給付金や、民間金融機関の返済猶予など、資金繰り支援策が行き渡り「倒産を抑制した」と見る。しかし、今年1~7月累計の倒産件数は79件に達し、19年1~12月の75件を既に上回る結果となった。

【馬場 遥】

宿泊業・旅行業の倒産状況

 宿泊業の7月の負債総額は11億1200万円(前年同月は16億6800万円)と、6カ月ぶりに前年同月を下回った。負債10億円以上の発生がなく、1億円未満が4件と、過半数を占めた。

 形態別では破産が6件、特別清算1件。

 地区別では近畿3件、東北、関東、中部、北陸が各1件となった。

 おもな倒産事例として別所観光ホテル(長野県・別所温泉)が、7月10日(金)に破産を申請。負債総額は約5億100万円となった。宴会需要を取り込み、ピーク時は約2億5500万円の売上高を計上していたものの、過去の設備投資負担が重く、たびたび赤字を計上していた。新型コロナが影響し、資金繰りの目途が立たなくなった。

 磐梯熱海温泉の老舗であるホテル金蘭荘はなやま(福島県郡山市)は、7月15日(水)に破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約1億3800万円。設備投資が負担となり経営が悪化したのを理由に、10年8月には会社を分割し温泉旅館事業を同社が引き継いでいた。翌年には東日本大震災が発生して客足が伸び悩む。その後も減収基調が続き、今年のコロナ禍の打撃を受け、回復の見通しが立たないことから事業継続を断念した。

 一方、旅行業の7月の倒産は2件で、3カ月ぶりに前年同月と同数だった。1~7月の累計倒産件数は17件(前年同期は16件)となり、若干ながら前年を上回った。

 負債総額は2100万円で2カ月ぶりに前年を下回り、2件とも小・零細規模の倒産だった。

 「Go Toキャンペーン」が開始されたものの、東京都が除外された影響で、「効果が限定的」と同社は指摘。新型コロナの第2波を懸念する声もあり、移動や外出の自粛が再び呼び掛けられる状況では、「旅行需要の回復が阻害されかねない」(同社)と警戒する。

 同社は、「現時点で旅行業の倒産は前年並みの推移をたどっているが、廃業を選択する企業の増加も危ぶまれる状況だ」との見方を示した。