石垣島「KINIアロハフェス」、八重山の自然を背景にフラ動画公開 コロナでイベント中止に

2020年12月3日(木) 配信

 沖縄県・石垣島の「KINI(キニ)アロハフェスティバル実行委員会」はこのほど、沖縄・八重山諸島の9団体が石垣島などを舞台にフラダンスを踊る動画を配信した。

 今年10月に開催を予定していたフライベント「KINIアロハフェスティバル2020in石垣島」(主催:同実行委員会、共催:近畿日本ツーリスト沖縄、KNT-CT八重山会、石垣市など7企業・団体・自治体)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、地元のフラチームの踊りを収録した動画公開に変更した。

 約50分間の動画では、石垣島を代表する景勝地・川平湾をはじめ、石垣やいま村から望む名蔵湾、与那国島など、自然豊かな八重山諸島の景色を背景に、各チームが優雅な舞いを披露している。

 同実行委員長で、KNT-CT八重山会長の高橋秀明氏は動画の中で、「石垣市と姉妹都市のハワイ・カウアイ郡との関係強化と、魅力的な石垣島のPR」とイベント開催の目的について説明。そのうえで、「来年は盛大な大会にしたい。石垣島でお会いしましょう」と呼び掛けている。

 石垣市の中山義隆市長は「今回は新しいカタチでの開催となった。石垣島の自然、風景、素晴らしいダンスをお楽しみください」とメッセージを寄せた。

 次回から名称を「石垣島フラフェスティバル」に変更し、来年10月の開催を目指す。詳細が決定次第、全国各地から出演者を募る。

 なお、動画の公開は今月末までの予定。

島の自然豊かな景色を背景に踊る(スクリーンショット)
フラと三線の融合(スクリーンショット)
夕刻のサザンゲートブリッジで(スクリーンショット)
石垣市消防本部の隊員らで構成するチームも(スクリーンショット)
川平湾でフラを披露(スクリーンショット)

NAA、ナリタニスト公式アプリを一新 「空港を利用する旅をより楽しんで」

2020年12月3日(木) 配信

アプリのトップ画面。スタンプの付与エリアや旅の共有機能を加えた

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は12月1日(火)、同空港の国内線利用者向けのアプリ「ナリタニスト公式アプリ」をリニューアルした。より使いやすく、同空港を利用する旅を楽しんでもらう。

 同アプリは「あなたの旅をもっと楽しく、もっとオトクに!」がコンセプト。国内線LCC(格安航空会社)の利用で貯まるデジタルスタンプ機能や空港内外で使えるクーポン、LCCセール情報などを提供している。12月1日現在、累計ダウンロード数は約1万4000回。

 今回のリニューアルでは、デザインを一新し、より直感的で使いやすいデザインへ変更した。デジタルスタンプ機能は付与エリアに第1ターミナル国内線エリアを追加した。NAAは同機能で利用者の行動データを収集と分析も行い、利用者の快適で楽しい旅の実現をはかる。

 さらに、同空港の公認キャラクター「クウタン」のフォトフレームを配信。12月中旬には旅先で撮影した写真を投稿・共有できる「旅共有」機能を加える。

沿線観光地の混雑状況を見える化、東武トップツアーズがLINEらと協力

2020年12月3日(木) 配信

リアルタイムの混雑状況をLINEで確認

 東武トップツアーズ(本社:東京都墨田区、社長:坂巻伸昭)はこのほど、LINE とドコモ・インサイトマーケティング(DIM)の協力で、東武沿線の観光地の混雑状況をリアルタイムで確認できる機能を LINE 公式アカウントに追加した。観光地の新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環。

 DIM が提供する「モバイル空間統計Ⓡ 人口マップ」の技術を活用し、LINE アプリで友だち登録を行うことにより、誰でも利用できる。

 同社は今後も、安心安全な旅を提供するさまざまな取り組みを継続していくとしている。

 サービス提供エリアは、日光(東照宮周辺)と中禅寺湖(奥日光)、鬼怒川温泉、浅草、東京スカイツリータウンⓇ、足利市、栃木市、川越南会津郡下郷町(大内宿)。

20年冬の旅行動向、年末年始は控える傾向に トリップアドバイザー調べ

2020年12月3日(木)配信

三重県志摩市の英虞湾

 トリップアドバイザー(ステファン・カウファーCEO)はこのほど、日本人旅行者への意識調査と同サイトの利用状況データを基に、今冬の旅行傾向をまとめた。志摩、日光、箱根町などの宿泊予約状況が他の地域に比べて回復基調。一方で仙台、札幌、東京、大阪など都市部の回復は、昨年同時期と比べ鈍化していると明かした。

 年末年始の旅行について、42%の人が「まったく安全ではない」と回答し、「ある程度・少しは安全」と答えた人は46.6%だった。また、73%の人が今回旅行を控えると回答し、旅行に慎重な傾向。旅行をすると答えた人の50%以上が「休暇のため」と回答した。

 宿泊日数は、宿泊を考えている人の80%が1泊で計画しているという非常に短い傾向にあると分かった。年末年始に旅行をすると答えた人の約50%が「自家用車」で移動と答え、次に電車(23%)、飛行機(18%)という結果だった。

 コロナの流行により年末年始は、回答者の約50%が「自宅にいる」、23%が「いつもより少人数の友人や家族とお祝いする」と回答。レストランでの会食は63%が控えると回答した一方、11%の回答者が地元の店舗を支援するために、レストランで持ち帰り・デリバリーを注文すると答えた。

 今冬の日本人旅行者による国内行き先ランキングでは、1位が志摩(三重県)、2位が日光(栃木県)、3位が箱根町(神奈川県)、4位が白浜町(和歌山県)、5位が別府市(大分県)――と続いた。今秋に引き続き、温泉やアウトドア、自然散策が楽しめる観光地への感心が高まっている傾向にある。

ジェットスター、避密(ひみつ)の旅CP開始 平日や早朝の旅で密回避を提案

2020年12月4日(金) 配信

CPのロゴ。復路の運賃が1320円になるセールも行う
 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長、千葉県成田市)はこのほど、密を避け楽しむ旅のスタイルを提案する「ジェットスターで行く!避密(ひみつ)の旅」キャンペーンを始める。密を避け、旅先の魅力を再発見してもらうのが狙い。
 
 「避密の旅」をテーマに、平日やオフシーズンなどの旅を促すほか、旅先での予定を早朝に変更することや、屋外での旅行など密回避を勧める。
 
 同キャンペーンでは「スーパースターセール ~避密(1320)の旅~」も実施する。対象路線は国内線。往復で購入した場合に復路の運賃が1320円となる。販売期間は12月3日(木)午後5:00~12月7日(月)午後5:00。搭乗期間は 2021年2月2日(火)~3月18日(木)まで。なお、完売次第終了する。また、販売期間を延長する場合がある。

東武鉄道、C11形325号機の火入れ式行う 2機体制で年間通じた運行へ

2020年12月3日(木) 配信

(左から)根津嘉澄社長、門脇麦さん
 東武鉄道(根津嘉澄社長、東京都墨田区)は12月2日(水)、同社の南栗橋車両管区SL検修庫(埼玉県久喜市)でSL「C11形325号機」の運行開始に先立ち、SLの心臓部というボイラーに点火する「蒸気機関車火入れ式」を行った。ゲストとしてイメージタレントを務める女優の門脇麦さんが駆け付けた。
 
 「C11形325号機」 は12月26日(土)に運行を始める。これにより、同社が保有するSLは2機となり、年間を通してSL大樹を走らせる。2021年夏以降は毎日、運転する予定。同年冬までには、3機目のSLとなる「C11形123号機」の復元を目指す。蒸気機関車を3両つないで運行する3重連運転や、東北復興支援として福島県会津方面への営業運転なども検討する。
 
 根津社長は「17年8月10日に運行を開始したSL大樹は、沿線地域からのさまざまな協力で、日光・鬼怒川エリアの重要な観光資源に成長した」と謝辞を述べた。
 
 門脇さんは「第1号機のC11形207号機の運行日は私の誕生日と同じ8月10日だったので、SL大樹とは何かご縁があるように思っていました。今日も火入れ式に参加できてとても光栄でした」とコメントした。
 
 SL大樹は鉄道産業文化遺産の保存と活用をはじめ、日光・鬼怒川エリアの活性化、東北復興支援の一助を目的に運転を開始した。「C11形325号機」は真岡鐵道(栃木県)で運転され、芳賀地区広域行政事務組合(栃木県真岡市)から譲受したもの。「C11形123号機」は江若鉄道(滋賀県)が1947年に発注した。東武鉄道は18年11月に、日本鉄道保存協会で静態保存されていた同機を譲り受けた。
 

ABBA RESORTS IZU-坐漁荘が「一休Plus+」へ加盟

2020年12月3日(木)配信

露天風呂付き客室の一例

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休(榊淳社長、東京都港区)は12月1日(火)、「ABBA RESORTS IZU-坐漁荘」(静岡県・浮山温泉)が「一休Plus+」に加盟したと発表した。「一休.com」掲載の宿から厳選された、さらに上質で特別な宿をそろえた「一休Plus+」で売り出す。

 「ABBA RESORTS IZU-坐漁荘」は、50余年の歴史を持つ旅館で、2014年に大幅リニューアルを行った。日本旅館らしい本館の「露天風呂付の和室」や、和洋折衷の「露天風呂&プール・ジャグジー付メゾネットヴィラ」など、4タイプの部屋を備えたスモールラグジュアリーな旅館。首都圏から約2時間、関西圏から約3時間で、伊豆高原エリア・浮山温泉の自然に囲まれた立地でのひとときを味わえる。

 敷地内の庭園散策、部屋から庭の自然を眺めながらゆっくりと過ごす時間、和会食とフレンチから選べる夕食などクチコミでも高い評価を集めている。日本刀鑑賞や日本茶の淹れ方など、同館ならではの文化体験プログラムは、外国人のみならず日本からの宿泊客にも人気が高い。

 宿泊料金は、和室露天風呂付・夕朝食付き1室2人利用で11万4400円(税別)など。Go Toトラベルキャンペーンの割引対象施設のため最大35%割引と、最大15%分の地域共通クーポンの補助対象となる。

クラツー、よしもと芸人らも参加の「テーマ旅フェスタ」 初のオンライン開催へ

2020年12月3日(木) 配信

よしもと芸人・房野史典さん(ブロードキャスト‼)は戦国時代の「歴史」について語る

 クラブツーリズム(CT、酒井博社長、東京都新宿区)は12月19、20日、テーマ旅行をより楽しむための講座を複数用意した「テーマ旅フェスタ」を行う。初のオンライン開催となる今回は、吉本興業所属芸人による歴史講座など、それぞれの趣味の知識を深めることのできる40講座を開講する。

 よしもと芸人・房野史典さん(ブロードキャスト‼)の講座「超現代語訳 戦国時代」(12月19日開講)は、歴史上の重大事件を分かりやすい言葉で説明する。歴史が好きな人はもちろん、これまであまり興味がなかった人も楽しく聴ける60分に仕上げる。

 このほか、哲夫さん(笑い飯)による「おもしろ仏教講座」(12月20日開講)や、お座敷列車からの生中継を交えながら鉄道旅の魅力を語る講座(12月19日開講)、写真、登山など、内容は多岐にわたる。

 参加費は、講座によって無料~2500円。すべて事前予約が必要となる。

日本旅行、22年度新卒採用見送り 抜本的構造改革を目指す

2020年12月3日(木) 配信

日本旅行は、2022年度新卒採用を見送ると発表した

 日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)は12月2日(水)、2022年度入社の新卒採用を見送ると発表した。これに伴い、インターンシップも中止する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい経営環境を踏まえ、経営体質の転換を早期実現するために、「抜本的構造改革」に取り組む意向を示し、今回の判断に至った。

 今後の採用情報については、日本旅行ホームページなどで知らせる。

〈観光最前線〉和歌山でパンダの赤ちゃん誕生

2020年12月3日(木) 配信

12月2日現在の姿 白と黒のパンダ模様が出始めている

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」に「いい夫婦の日」である11月22日、ジャイアントパンダのメスの赤ちゃんが誕生した。同施設でのパンダ誕生は17頭目で、2018年8月に生まれた「彩浜(さいひん)」以来、約2年ぶりとなる。

 同施設で2000年に生まれたメスの「良浜(らうひん)」と中国生まれのオス「永明(えいめい)」の間に生まれた子供で、出生時の体重は157グラム、全長は20・5㌢。母子ともに健康状態は良好という。永明は28歳と、人間ならば80歳を超える高齢で、飼育下で自然繁殖に成功した世界最高齢のオスのパンダという自身の記録を更新した。

 同施設では現在、今回生まれた赤ちゃんを含め、7頭のジャイアントパンダが暮らしている。

【塩野 俊誉】