「DOOR TO THE FUTURE」観光施設をVRで、オンライン上に再現して公開

2020年11月6日(金)配信

福島県・芦ノ牧温泉「大川荘」などをVR体験できる

 テー・オー・ダブリュー(秋本道弘社長、東京都港区)らはこのほど、観光・宿泊施設をオンライン上に再現するプロジェクト「DOOR TO THE FUTURE」を発足し、提供を始めた。11月6日(木)に同プロジェクト(PJ)の第1弾として、愛媛県松山市の「瀬戸内リトリート青凪」、福島県・芦ノ牧温泉の「大川荘」、山形県鶴岡市の「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」のVR体験を公開した。

 同PJは、テー・オー・ダブリューとEVERY DAY IS THE DAY、ARCHI HATCHの3社共同プロジェクト。コロナ禍によりデジタル活用が急激に高まるなか、「いつか行きたい場所を、いまから楽しむウェブメディア」をコンセプトに、新しい旅の楽しみ方を提案する。

 同PJのコンテンツとして、観光・宿泊施設内の空間を特殊な4Kカメラで360度撮影し、リアルな空間をオンライン上に再現する。利用者は、同PJのWebサイトから気軽にアクセスでき、VRのようにオンライン空間を360度自由に見渡し、回遊しながらさまざまなコンテンツの体験ができる。観光・宿泊施設のリアルな空間をオンライン上で体験してもらい、利用者の観光・宿泊の意欲を喚起し、送客につなげる狙いだ。

 なお、同PJのWebサイトは日本語、英語の2カ国語対応。訪日外国人旅行客へのサポートも行い、未来のインバウンド需要も視野に入れ、日本の観光業界を盛り上げていきたい考えだ。

シンガポール旅行の気分満喫!成田発着のJAL周遊チャーター

2020年11月6日(金) 配信

多種多様な魅力にあふれるシンガポール(イメージ)

 日本航空(JAL)とシンガポール政府観光局、ジャルパック、成田国際空港(NAA)は12月5日(土)、「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~シンガポール~」を実施する。新型コロナウイルス感染症の影響で海外旅行に出掛けられないなか、シンガポール旅行気分を味わえるよう企画した。

 搭乗ゲートにはシンガポールの景色のフォトブースを設置し、機内では謎解きイベントを用意する。また、シンガポールをイメージした機内食や旅行券やグッズが当たる抽選会を行う。

 このほか、オプショナルツアーとして、一般公開していない成田空港のエリアをバスで巡る「成田空港スペシャルバスツアー」も設定する。

 料金は、チャーターがビジネスクラスの窓際1席4万9000円、エコノミークラスの窓際2席5万9000円(2人利用)・4万7000円(1人利用)など。オプショナルツアーは1人1万円。

 ツアーの抽選申込受付は、11月9日(月)午後2時~11月11日(水)午後11:59までジャルパックの専用サイトで行う。

 なお、JALとジャルパック、NAAの3社は今後も「チャーターDE海外旅行気分を満喫!」を継続して実施する。次回のテーマは台湾を予定している。

HISとHTBエナジー、電気代の割引額を旅行クーポンで還元 旅行代金の充当で利用増はかる

2020年11月6日(金) 配信

新プランのイメージ。クーポンは国内ツアーや航空券の購入で使える

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)と同社のグループ会社HTBエナジー(赤尾昇平社長、福岡県福岡市)は11月9日~2021年2月4日まで、電気料金プランの割引額をHISで使えるクーポンに還元する「でんきde トラベル」を売り出す。同社に電力会社を乗り換えることで、電気料金の割引分をHISの商品代金に充当できるようにし、両社の利用者を増加させる。

 同プランは、一般電気事業者が提供する契約種別従量電灯Bまたは従量電灯Aと同じ単価で電気を供給する。毎年、電気プランまたは年間電気料金に応じた割引相当額をHISの旅行商品で使える「でんきdeトラベルクーポン」として付ける。

 クーポンは、全国のHISの店舗やコールセンターで販売する海外と国内ツアーをはじめ、航空券やホテル、オプショナルツアーなどの旅行商品に使うことができる。

「みらいをつくる」観光共創イニシアティブ 人材育成15地域を採択

2020年11月6日(金) 配信

観光庁

 観光庁は11月6日(金)、地域の観光人材のインバウンド対応能力を高め、観光サービスの質を向上させる、「『みらいをつくる』観光共創イニシアティブ」に参加する15地域を決定した。同事業は「現地プログラム」と、誰でも視聴できる「オンデマンドプログラム」で構成する。

 観光業界を牽引する講師陣が、経営力の向上に資するオンデマンドコンテンツ活用の反復研修を行う。また、ありたい未来をビジョン化し、アクションを起こせる地域リーダー・実践「人財」を育てる。

 地域名、団体名は次の通り。

 


秋田県北秋田郡(こあに食農観応援隊)

山形県東村山郡(黒塀の里山保存会)

山形県山形市(やまがた未来共創塾)

福島県北塩原村・猪苗代町・磐梯町

福島県河沼郡(会津坂下町観光物産協会)

福島県いわき市

群馬県吾妻郡(中之条町観光協会)

群馬県富岡市(富岡市観光協会)

埼玉県秩父郡(長瀞町観光協会)

岐阜県高山市(奥飛騨外客誘致協議会)

京都府与謝郡(与謝野町役場)

三重県多気郡(明和観光商社)

熊本県八代市(DMOやつしろ)

宮崎県児湯郡(西米良村観光協会)

鹿児島県鹿屋市(おおすみ観光未来会議)

テーマは「産業観光と教育旅行」 第16回教育旅行シンポジウム 2021年1月16日(土)開催

2020年11月6日(金) 配信

イメージ

 日本修学旅行協会(竹内秀一理事長)は2021年1月16日(土)、東京都千代田区の一橋大学・一橋講堂で第16回教育旅行シンポジウムを開く。「産業観光と教育旅行 ~産業観光をどのように位置づけるか~」をテーマに、地方自治体や、小・中・高等学校の教職員、観光業関係者など約250人が参加する。

 今回は日本観光振興協会、全国産業観光推進協議会と共催する。

 シンポジウムは2部構成となり、第1部の基調講演では全国産業観光推進協議会の須田寬会長が「産業観光」への取り組みの現状や、教育に活用することの意義などの基本的な考えを提示する。

 第2部は「産業観光」に対する学校のニーズや教育旅行での効果的な学び方、課題やこれからの方向性について、パネルディスカッションで議論していく。パネリストには東京都立練馬工業高等学校の守屋文俊校長や、東京大学教育学部附属中等教育学校の淺川俊彦副校長、全国産業観光推進協議会副会長の丁野朗氏らを招く。

 今回のシンポジウムのテーマについて、同協会は「産業を対象とした学びは教室の中だけにとどまらず、実際に『見る』『体験する』ことで一層深い学びになる」という考えだ。この学びが生徒の勤労観や職業観を育む機会となり、キャリア教育で「重要な役割を担うことを目指す」(同協会)。

 参加資料代は1人2000円。教育関係者は無料。

 申込締切は12月11日(金)。指定の申込書記入のうえ、FAXかメールで申し込みを受け付ける。

秩父鉄道、12月引退の108号機で行くツアー実施 特典に撮影会やオリジナルグッズなど用意

2020年11月6日(金) 配信

電気機関車108号機

 秩父鉄道(大谷隆男社長、埼玉県熊谷市)は12月12日(土)、1973年から同社が保有する電気機関車108号機が12月で引退することに合わせて、同機関車で行くツアー「快速秩父路デキ108号」を実施する。

 快速秩父路デキ108号は熊谷~秩父間を1往復する。行程は熊谷を午前10:10に出発し、午後0:07に秩父に到着する。復路は秩父を午後2:36に出たのち熊谷には午後4:18に着く。添乗員と同社スタッフは、全区間に同行する。ツアーの募集人員は108人で、最少催行人員は80人。 

 旅行代金は向合せのABCD席4席1ボックスを占有するプランが1人1万8400円。GoToキャンペーンを利用した場合は 1万2000円となり、地域共通クーポンが3000円分付く。なお、小児の設定はない。

 窓側と通路側のAB席又はCD席2席占有するプランは大人1人1万5300円。GoToキャンペーンを利用すると1万円になり、地域共通クーポンは2000円分となる。3歳以上小学生以下の小児は1人1万4600円。GoToキャンペーンの活用で代金は9500円。地域共通クーポン2000円分が一緒になる。座席の指定はできない。2席占有のプランは、ほかの利用客と相席になる場合がある。

 参加特典として、利用者全員に軽食をはじめ、特別乗車票とオリジナルグッズをプレゼントする。さらに参加者限定で、秩父駅構内特別区域に撮影できるスペースを設けるほか、新商品グッズの先行販売する。

 ツアーの受付は11月9日(月)正午~11月13日(金)午後5:00まで。専用メールで申し込むことができる。なお、参加希望者多数の場合は、抽選となる。抽選結果は11月19日(木)にすべての申込者へメールで通知する。

 新型コロナウイルス感染防止対策として、参加受付時に検温で37・5度以上の人の参加を断るほか、ツアー定員を座席定員の約40%程度にし、参加受付場所と列車内に消毒液を設置、添乗員と乗務員のマスク着用、列車内の手すりと座席、荷物棚などの除菌消毒を実施する。

オール富良野でおもてなし 「Fからはじまるふらのありがとうキャンペーン」実施

2020年11月6日(金)配信

 北海道のふらのWEBキャンペーン実行委員会は2020年11月12日(木)~21年3月31日(水)まで、「Fからはじまるふらのありがとうキャンペーン」を実施する。市内各所にグルメやスキーなどのテーマ別コンテンツを組み上げた「村」を設置し、オール富良野で観光客を迎える。

 満腹村「グルメdeふらのワインぶどう収穫感謝フェア」は、11月12日(木)~12月27日(日)の開催。ワイン工場と連携し、今年収穫したぶどうで製造した「新酒 富良野ロゼ2020」の解禁(11月18日)に合わせて、富良野産の食材で趣向を凝らした各店自慢の料理・おつまみ等の新メニューを提供する。開始3日間(11月12~14日)は、「新酒 富良野ロゼ2020」を解禁前に該当メニュー注文で1杯無料サービスする。

 森の中に創られるイルミネーションに彩られたファンタジーの世界を体験できる、歓寒村「ふらの歓寒村~氷の森の雪遊び~」は12月23日(水)~2月28日(日)の開催。グループや家族でアフタースキーはアクティビティを満喫したり、カップルでデートを楽しんだり、素敵な夜を楽しめる。開場時間は各日とも午後4~8時。

 幻想村「ロングラン花火大会」は12月23日(水)~3月2日(火)のうち、毎週3、4日打ち上げる。2日以上の連泊をすると1回は観賞できる企画だ。花火を見上げながらゆったりと川を下るラフティング体験も実施する。このほか市内の対象宿泊施設に泊まりアンケートに答えると「ふらのワイン」をプレゼント(1部屋にフルボトル1本)する「泊まるとワイン」(先着1万組)なども企画する。

下部ホテル 「公式アンバサダー」の募集を開始

2020年11月6日(金) 配信

子供との思い出作りに

 下部ホテル(山梨県身延町)はこのほど、「公式アンバサダー」の募集を開始した。

 インスタグラムの投稿を通しホテルの情報を発信、コンテンツのシェアをしてもらうことが目的。アンバサダー登録後は、実際に宿泊してもらうほか、オンライン座談会への参加依頼も行う。

 自身のインスタグラムで隔週1回下部ホテルに関する投稿を3カ月間行い、PRすることや、5~12歳の子供と一緒に宿泊することなどが応募の条件。募集期間は11月30日まで。募集人数は5人で、決まり次第終了となる。

 公式アンバサダーは、1家族1泊2食付1万円(5000円の地域共通クーポン付き)で招待する。宿泊は、12月1日~2021年1月20日(年末年始除く)まで、座談会は21年1月21日~31日のいずれかで行う予定だ。

ホテルや旅館も掲載「ワクトリ」、観光地特化の求人サイト

2020年11月6日(金)配信

観光地に特化した求人検索サイト「ワクトリ」のトップ画面

 ポンスタッフ(原島和也社長、神奈川県横浜市)は11月5日(木)、リゾートバイトの求人検索サイト「ワクトリ(WORKTRIP)」を公開した。全国のホテルや旅館などの宿泊施設のほか、テーマパークやスキー場などの観光地に特化したアルバイトの求人情報を検索できる。

 「ワクトリ」は、職種や勤務地、期間などの条件を入力するだけで、希望の仕事検索が簡単に行える。さらに、Webエントリーを行うことで、非公開案件の紹介、新着求人や特別求人の定期案内のほか、さまざまなサービスを受けられる。

 さらに、仕事紹介から終了まで担当コーディネーターによるサポートをつけ、滞在中は無料で利用できる個室寮を提供する。そのほかに、Wi-Fiレンタル特別割引やオンライン英会話の無料利用、当日振込対応の給料即払い制度などのサービスも用意している。

 運営するポンスタッフは設立以来、地方創生・福祉領域に特化した人材サービスを提案してきた。そんななか、新型コロナウイルスの影響で大量の人材が観光業界から流出。政府によるGo Toキャンペーンで観光地の繁忙が急速に起こり、人材不足を深刻化させている。同社はこの現状を脱却するべく、「ワクトリ」のサービスを開始した。

20年度版教育旅行年報「データブック」発行 11月末まで早割も 日本修学旅行協会

2020年11月6日(金) 配信

教育旅行年報「データブック」2020

 日本修学旅行協会(竹内秀一理事長)は12月1日(火)、2020年度版教育旅行年報「データブック」を発行する。

 同書では19年度に実施した中学・高校生の国内修学旅行や、海外・訪日教育旅行の実態をまとめる。

 そのほか、修学旅行の歴史や、教育旅行シンポジウムの開催一覧などを収録する。

 同協会は発行にあたり「学校・教育旅行関係者や、受け入れ地域の方々にご活用いただければ」と期待を込める。

 頒布価格は1000円(税込、送料別)。11月30日(月)までに予約申し込みをすると、800円の特別価格で購入できる。発送は12月中を予定。

 問い合わせ=日本修学旅行協会 ☎03(5640)8061。