観光甲子園2021 新たに「SDGs修学旅行部門」が追加

2021年7月7日(水) 配信

観光甲子園2021 ロゴ

 観光庁が後援する高校生を対象とした観光動画コンテスト「観光甲子園2021」(ネクストツーリズム主催)は、日本遺産部門と、今年度から新設した「SDGs修学旅行部門」の2部門でコンテストを行う。

 日本遺産部門では、地元都道府県が有する日本遺産を世界に向けてPRする動画を募集する。

 SDGs修学旅行部門では、自分の町が舞台の修学旅行プランをSDGs思考の体験型メニューで企画する。

 予選出場高校は、日本遺産部門が69校、SDGs修学旅行部門は93校が出場する(1校で複数チームのエントリーあり)。

 予選通過チームの発表は8月20日(金)。決勝大会進出チームの発表は、12月13日(月)にユーチューブで公開する。決勝大会は22年2月6日(日)にオンラインで行われる。

 動画作成にあたり、サポートとして、AiGROMや観光甲子園mentors、ひょうご大学生観光局などが加わる。高等学校の探求型学習をサポートするプログラムや、社会課題解決をSDGs思考で考える観光マーケティングの構造的理解を目指す、効果的なプログラムを導入。サポートプログラムを充実させた。

ANTA、経営と雇用の維持を 二階会長が再任、北氏(石川県)副会長に

2021年7月7日(水) 配信

総会では「国内観光活性化フォーラムinやまなし」で国内旅行のさらに振興することを決めた

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長、5448会員)は6月29日(火)、東京都内で2021年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、二階会長の再任を決めた。副会長には新たに北敏一氏(石川県)が就任し、駒井輝男氏(東京都)と近藤幸二氏(岡山県)は続投する。専務理事には国土交通省運輸安全委員会事務局の元審議官・菅井雅昭氏が就いた。二階会長は「経営と雇用の維持などが困難に陥らないように、(国会議員としても)会員のさまざまな要望を受ける」方針だ。

【木下 裕斗】

二階俊博会長。「(国会議員として)会員のさまざまな要望を受ける」考えを示した

 今年度は22年3月9日(水)に、「国内観光活性化フォーラムinやまなし」を山梨県甲府市で開催する。同県の観光資源を全国に発信することで、国内旅行のさらなる振興をはかり、地元自治体などとの連携も強める。併せて、20年の第15回国内観光活性化フォーラムで採択された熊本県送客キャンペーンを行う。

 安全・安心な旅行を催行するため、感染防止対策の周知も徹底する。さらに、貸切バスの安心・安全の確保と重大事故支援制度付き全旅協旅行災害補償制度の利用を促す。国際観光交流については、国の観光ビジョン実現プログラムに協力し、近隣諸国とASEANから訪日需要の回復を狙う。

 昨年度に引き続き、政府などにさまざまな経営支援を要望していく。

 二階会長は「(旅行業が)業界の先頭に立って難局を乗り越えてほしい」とこれまで以上の邁進を鼓舞し、「観光業界がコロナ禍で疲弊した日本経済を元気にしたい」と意気込んだ。

 北新副会長は就任のあいさつで、「皆様と協力して本部運営に努めたい。『ANTAに入って良かった』と思われる活動を展開する」と意気込みを述べた。

 新たに着任した菅井専務理事は観光庁で審議官などを務めた自身の経歴を紹介。「皆様の指導・協力で協会の発展に尽くす」と話した。

(左から)北敏一氏、近藤幸二氏、駒井輝男氏、菅井雅昭氏

 来賓の蒲生篤実観光庁長官(当時)は、経営と雇用の維持に対する支援として、雇用調整助成金の延長や県民割の制度を創設したことを伝えた。そのうえで、「国が用意した制度を活用してほしい」と呼び掛けた。

 Go Toトラベルキャンペーンの再開時期は、「感染状況が落ち着いた然るべきとき」との考えを示した。

 このほか、「地旅の推進など地域に根差した会員の企画力で、新しい生活様式に沿った魅力ある着地型観光の消費拡大に努めてほしい」と語った。

 事業計画の審議では一部会員が会費を通常通り、請求することに対して、免除を要望する事前質問を提出した。

 有野一馬専務理事(当時)は会費を全旅協旅行災害補償制度の見舞金などに充てていることに触れ、「万が一の際、補償を支払えなくなる」と会費の徴収に理解を求め、承認された。

    ◇

 新役員は次の各氏。

 【会長】二階俊博【副会長】駒井輝男▽近藤幸二▽北敏一【専務理事】菅井雅昭【常任理事】大久光昭▽佐藤達雄▽長山克己▽西岡宏之▽野地敏行▽花岡正雄▽藤田雅也▽松嶋洋▽村山吉三郎▽吉村実【理事】坂入満▽菅沼稔▽積田朋子▽玄東實▽三浦雅生▽三橋滋子▽山口剛▽山口嘉幸【監事】髙橋幸司▽吉田正博▽酒井和夫

五輪で約5万3000人が入国 約3万人が成田空港利用へ

2021年7月7日(水) 配信

田村明比古社長。「観光目的の入国が認められない限り低水準からの脱却は難しい」と話した

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は6月28日(月)に開いた会見で、日本を訪れる東京オリンピック・パラリンピック関係者は約5万3000人で、このうち約3万人が同空港を利用すると述べた。

 同選手団のほぼ全員は、成田空港と羽田空港から入国する。このうち、成田には定期便利用者が到着。羽田にはチャーター便に搭乗する選手団が着く。

 入国者の増加に合わせて同社は、需要減少で閉鎖した一部ターミナルの使用を再開。同ターミナルはPCR検査の待機場所としても使われる。

 田村社長は「検疫所の水際対策を支援するため、さまざまな要請に応えられるよう準備している」と話した。

 同日に発表した2021年5月の総発着回数は前年同月比34%増の1万85回、航空旅客数は同268%増の32万9674人だった。前年の4~5月に発出されていた緊急事態宣言時と比較してビジネス需要が増加した。

 このうち、国際線の発着回数は同17%増の8103回、旅客数は112%増の11万3513人。太平洋・アジア方面で商業利用が改善した。

 一方、国際線貨物便の発着回数は同25%増の4308回で、貨物量は同49%増の20万5244㌧と過去最高だった。旅客便の減便で運べる貨物量が減り、貨物臨時便が多く運航された。このほか、中国から北米への便数が少ないことから、成田空港を経由して運ばれる貨物量が増えた。プラスチックの利用削減が加速するなか、代替品として丈夫な紙の輸入が増えたのが特徴。

 6月1~22日までの国内線旅客便は前年同期比155%増の1061回と5月の同380・5%増の1522回から回復が鈍化した。4月下旬に再発出された緊急事態宣言が主な要因。

 田村社長は「県境を跨ぐ移動や、観光目的の出入国が認められない限り、低水準からの脱却は難しい」と感染状況を見極めたうえでの旅行需要の回復を切望した。

ニフティ温泉、7月13日に温浴施設向けオンラインセミナー

2021年7月7日(水)配信

申し込みは公式ホームページ内の同内容プレスリリースから

 温泉・スパ情報専門メディア「ニフティ温泉」を運営するニフティライフスタイル(成田隆志社長、東京都新宿区)は7月13日(火)、「新しい行動様式と温浴業界のこれから」と題した無料オンラインセミナーを開く。温浴業界の代表者を招き、温浴施設のこれからとウィズ&アフターコロナに対しての集客法を紹介する。

 講演内容は、①温浴業界のこれから②安心安全の環境作りとしてこれから必要な事③With/Afterコロナの集客について④ニフティ温泉による施設応援施策について――。登壇者は、①がアクトパス社長の望月義尚氏、②が「旭川高砂台 万葉の湯」(北海道)の高金良氏と、「喜助の湯」(愛媛県)の臼意卓氏、ニフティライフスタイル執行役員の井口康弘氏、③がニフティ温泉メディアセールスリーダーの松本旭代氏を予定している。

 参加対象者は、温浴施設経営者や運営者(支配人・現場スタッフ含む)で、Webミーティングツール「Zoom」を用いて実施する。開催時間は午後7:00~8:30終了予定。申し込み締め切りは、セミナー開催日当日の午前10:00まで。定員80人、定員になり次第締め切りとする。

 なお、セミナーの詳細や申し込みについては、ニフティライフスタイル公式ホームページから。

ワクチン接種で85%が「安心」 旅行再開の意向高まる(産経新聞社)

2021年7月6日(火) 配信

ワクチン接種後の安心度(産経リサーチ&データ調べ)

 産経新聞社(飯塚浩彦社長、東京都千代田区)は7月2日(金)、新型コロナワクチンの接種の実態や、その後の生活意識などを把握するアンケート調査を行った。ワクチンを接種したことにより、「安心した」と回答したのは85・1%だった。また、感染の可能性が低くなったら再開したいことについて、第1位が「旅行」という回答が得られた。

 ワクチン接種後の安心感については、年齢が上がるにつれて「安心した」と回答する割合が増え、80歳以上では9割を超える結果となった。しかし、男性の約3分の1が「大いに安心した」と答える一方で、女性は2割程度にとどまった。

 ライフスタイルを戻す時期は、「今年中は無理」と答えた割合が最も多く、21・4%となった。次いで、「自分と同居家族の2回目の接種が済んだら」(19・5%)、「周りに接種済みの人が増えてきたとき」(17・5%)となり、約半数がワクチン接種で元の生活に戻すことができると考えているようすが見られた。同社は、「集団免疫に期待しているのでは」と推察する。

 また、「自分が1回目のワクチン接種が済んだら」の回答が0・6%と低いことから、「1回のみの接種では効果が限定的であることも理解されていることがうかがえる」(同社)。

 再開したいレジャーや娯楽については、「旅行」が72・8%、次いで「外食」(57・4%)、「離れていた家族や友人と再会する」(45・6%)の順となった。

 一方で、クラスターの発生が報告された「パーティー」や「カラオケ・コーラスなど」は再開意欲が低い結果となった。

 コロナ禍で変化したライフスタイルについては、「動画・音楽配信を利用するようになった」のが26・8%と最多に。次いで、「読書量が増えた」(24・8%)、「とくに何も変わらない」(24・2%)という結果になった。

 調査は6月25(金)~28日(月)の期間で、同社が運営する「産経iD」の会員3191人に対しインターネットでアンケートを実施した。

ANAグループ、夏休みに「フライング・ホヌ」チャーターフライト開催へ 成田発着で計7回

2021年7月6日(火) 配信

1号機または2号機で実施する

 全日本空輸(ANA、平子裕志社長)は7月1日(木)、夏休み期間中の8月に、成田発着の「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」チャーターフライトを計7回実施すると発表した。ハワイ線の機内食をアレンジした食事を提供するほか、参加者にはオリジナルグッズの土産付きで、夏休みの思い出作りの場を提供する。

 約3時間半の遊覧飛行中は、使用機材であるエアバスA380型機に関するクイズや抽選会なども行う。記念品として、全員に搭乗証明書とHONUリュックをプレゼントするほか、座席のクラスごとのオリジナルグッズも付く。

 機内食と飲み物は、座席のクラスごとに楽しめる料理を提供する。また、小さな子供向けの食事(チャイルドミール)の希望も受け付ける。

ファーストクラス席の洋食(イメージ)
ビジネスクラス席の洋食(イメージ)
プレミアムエコノミー席、エコノミークラス席の洋食(イメージ)

 1人当たりの旅行代金は、ファーストクラス席が10万8000円、ビジネスクラス席の窓側が6万9800円(通路側5万9800円)、プレミアムエコノミー席の窓側が4万9800円(通路側3万9800円)、エコノミークラス席の窓側が4万4800円など。

 出発日は、8月2日(月)、8月7日(土)、8月16日(月)、8月21日(土)、8月23日(月)、8月28日(土)、8月30日(月)。いずれも成田発が午後1時(空港集合は午前10時~11時30分ごろ)、成田着が午後5時ごろとなる。

 同企画・販売は、ANA X(井上慎一社長)が行う。申込みはWeb限定で、8月2、7日出発は7月8日(木)午前10時まで、8月16、21、23、28、30日出発は7月12日(月)午前10時まで受け付ける。なお、申込多数の場合は抽選となる。

宿泊事業者向け相談窓口設置 7月1日の大雨被害受け支援策など案内(観光庁)

2021年7月6日(火) 配信

観光庁はこのほど、大雨で被災した宿泊事業者向けの特別相談窓口を設置した

 観光庁は7月5日(月)、中部運輸局に宿泊事業者向けの特別相談窓口を設けた。7月1日(木)から続く大雨により、被災した宿泊事業者などの被害状況を聞き、相談や要望に対応する。

 相談者には、中小企業支援策や雇用調整助成金などの活用可能な支援策を紹介するほか、関東経済産業局・各労働局の窓口を案内する。

 特別相談窓口の連絡先は次の通り。

特別相談窓口

 窓口設置場所=中部運輸局観光部観光企画課

 TEL=052(952)8045

 FAX=052(952)8087

SNSでペルー大好き自慢コンテスト、9人にギフトカード進呈

2021年7月6日(火) 配信

SNSを通じて写真コンテストを実施

 ペルー政府観光庁は7月5日(月)~18日(日)の2週間、写真コンテスト「ペルー大好き自慢コンテスト」を、SNS(交流サイト)のツイッターとインスタグラムの同庁公式アカウントで実施している。3つの部門から最優秀賞1人、優秀賞2人の合計9人を選び、Amazonギフトカード2000円分をプレゼントする。最優秀賞には、部門ごとにペルーにまつわるプレゼントも進呈する。

 選出部門は、「思い出愛部門」「ふれ愛部門」「FOOD愛部門」の3つ。「思い出愛部門」は、ペルーを旅行したときの思い出から審査する。「ふれ愛部門」では、日本や現地でのペルーの動物との触れ合いから審査。そして、「FOOD愛部門」は、日本や現地のペルーの料理・食べ物から審査する。なお、ペルー料理は自分で制作したものでも、レストランなどで食べたものでも良い。

ツイッターの投稿例

 各部門の最優秀賞には、「思い出愛部門」がインカコーラの355ミリ缶12本セット、「ふれ愛部門」がアルパカのぬいぐるみ1個、「FOOD愛部門」がペルー産のチアシードオイル3本セットをプレゼントする。

 応募方法は、期間中にハッシュタグ「#ペルー大好き自慢コンテスト」と、フォローした公式アカウントへのメンションをつけて、ペルーに関する写真をペルーへの思いと一緒に投稿するのみ。

龍宮城スパホテル三日月にオリジナルハローキティルーム 7月10日(土)開業 期間限定プレミアムキャンペーンも

2021年7月6日(火)配信

限定2部屋のオリジナルルーム

 龍宮城スパホテル三日月(千葉県木更津市)の富士見亭に2021年7月10日(土)、2部屋限定のオリジナル「ハローキティルーム」が開業する。

 宿泊客の幸せと健康を願い、開運をテーマにした和の空間で、客室デザインはいつまでも永遠に続く繁栄をイメージした「市松模様」を採用した。ここでしか手に入らないオリジナルハローキティグッズも多数用意している。

 オープンを記念して、7月10日(土)~8月31日(火)にハローキティルームに宿泊した人のなかから抽選で、「富士見亭ハローキティルーム宿泊招待券」を3組6人にプレゼントする。さらにハローキティルームに宿泊し、自身のSNSに写真投稿した人全員に「千葉県限定ハローキティグッズ」をプレゼントするSNSキャンペーンも同時開催する。

ホテル雅叙園東京でアートイルミネーション「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」を開催中

2021年7月6日(火) 配信

十畝の間

 ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)は9月 26日まで、館内「百段階段」でアートイルミネーション「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」を行っている。

 日本五大風鈴や切子、陶芸、月山和紙、琉球ガラスなど日本各地のさまざまなあかりアートが集結し、文化財を彩る。

星光の間

 2年ぶりとなる今年のテーマは、「ニッポンのあかり、未来のひかり」。「コロナ渦で国内を移動が難しく、地方のお祭りにも行けない状況のなか、せめて東京で和のあかりを見てもらうことで、日本の未来を明るくしたい」という思いを込めた。

 あかりアートと、オリジナルの楽曲、展示空間をイメージした香りが組み合わさることで、薄暗い空間で、五感を研ぎ澄ませ「見て、聞いて 、感じ、あかりアートに浸る」かのような感覚を楽しめる同企画展。階段を上るごとに「まつり」、「ガラス」、「紙」、「木」、「土」といったまったく違うあかりの世界観を巡ることで、まるで日本を旅しているような体験ができるのが魅力だ。

漁樵の間

 会場内は全室写真撮影が可能で、浴衣姿が映えるフォトスポットも多数用意している。こだわりの写真を撮りたい人やゆっくりと鑑賞したい人向けに、一般見学終了後に入場可能な特別なチケット(2500円)も販売している。料金は大人1200円で、未就学児は無料。学生料金は、夏の思い出作りに気軽に来てもらえるよう、一律600円に設定している。

 同ホテルで7月16日(金)から始まる企画「サマーエクスペリエンス~家族と過ごす夏~」では、同企画展の入場券が特典につき、展示されている籠染灯籠照明や小田原風鈴で部屋を装飾。同企画では、館内の「アートツアー」や「英語で挑戦!小さなホテルマン」など、親子で楽しめる多彩なアクティビティを取りそろえる。