「磐梯朝日国立公園」と「霧島錦江湾国立公園」を学ぶ 初のナショナルパーク検定 受講者募集

2022年2月16日(水) 配信

涌井史郎会長

 ネイチャーホスピタリティ協会(涌井史郎会長)はこのほど、初の検定試験受講者の募集を開始した。

 同協会は、国立公園のさまざまな楽しみ方を提供、紹介する指南役「ナショナルパークアウトフィッター」の育成を目指して設立された。「ナショナルパークアウトフィッター」は、自然との関わりを楽しむ人、自然体験を提案する人を指す「アウトフィッター」に、国立公園を掛け合わせた協会考案の造語。

 同協会は、検定試験などを通じ交流人口増加のための人材養成と、ファン作りを進め、国立公園と温泉地の活性化をはかる。

 今回初めて実施するナショナルパーク検定は、ライブ配信中心のオンライン講座10回と検定試験で構成する。

 オンライン講座では、国立公園の成り立ちや特徴、国立公園を中心とした地域の温泉地、文化、歴史、食など幅広い内容を学ぶことができる。また検定試験合格者はナショナルパークアウトフィッターに認定され、協会が主催するユーチューブチャンネルへの出演や、地域や施設のPRなどが行える。

 講義は毎回2つの国立公園をテーマに展開され、初の検定試験では、「磐梯朝日国立公園(福島県、山形県、新潟県)」と、「霧島錦江湾国立公園(鹿児島県、宮崎)」に焦点を当てる。講師は、磐梯山噴火記念館館長の佐藤公氏や桜島ジオサルクガイドの姥千恵子氏らが務める。

 検定では1コマ50分の講義を1日2コマ、全10コマ行い、その後試験を受講する流れとなっている。受講料は通常3万3千円(税込)、1回目のみ 1万1千円(税込)となる。

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寒川町で「鎌倉殿一の御家人 景時ゆかりの地『寒川』歴史探訪ツアー」が人気

20222年2月16日(水) 配信

ツアーのようす

  寒川町観光協会(神奈川県・寒川町)で毎月20日、「鎌倉殿一の御家人 景時ゆかりの地『寒川』歴史探訪ツアー」が開かれ、人気を集めている。

 寒川町は、石橋山の戦いでは敵方に属しながら頼朝の危機を救い、その後臣従した梶原景時ゆかりの地。景時の月命日にあたる20日に開催される同ツアーは、寒川町観光ボランティアガイドとともに、梶原景時館址や梶原伝七士の墓など、町内の景時にまつわる史跡やスポットを巡る。

 参加費は、「鎌倉殿のお弁当」と、景時をイメージした土産が付いて2千円(税込み)。定員20人、所要時間は約3時間。「鎌倉殿のお弁当」は、頼朝らが「富士の巻狩り」で食べたであろう「駄餉(だしょう)」の再現を試みた珍しい一品。

 ツアーは3~5月まで催行が決定しているが、4月以降は新型コロナウイルス感染症の状況などを踏まえ、予定が変更になる場合がある。

 寒川町では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送に先駆け、昨年から景時に関する情報発信を進めてきた。

ほぼ等身大フォトスポットパネル

 これまでに、ホームページ特設欄の公開や梶原景時と息子たちのほぼ等身大フォトスポットパネルの作成、主催イベントでのPRなどを実施。

 関係者は、「地道に活動を継続した甲斐があってか、今回の歴史探訪ツアーにたくさんのご応募をいただくことができました。また、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も始まり、町内梶原スポットにもお客様が立ち寄ってくださるようになってまいりました」と成果を説明。 

 「継続的に、梶原景時のPR活動を続け、『鎌倉殿の一の郎党』と謳われた景時と、景時の人生の最終章の始まりの地でもある寒川町を、広く皆さんに知っていただきたい」と力を込めた。

「小店」にスポットを当て、ディープな中華街体験を提供 回遊促進イベント「横浜中華街 楽楽 -Fun!Fan!-」開催中

2022年2月16日(水) 配信

飲み物とデザートにお楽しみ土産が付く萬來行カフェ

 横浜観光コンベンション・ビューロー(神奈川県横浜市)は3月13日(日)まで、回遊促進イベント「横浜中華街 楽楽 -Fun!Fan!-」を展開している。コンセプトは、「横浜中華街で旅気分~特別な体験を楽しんでファンになろう~」。老舗の名店やメディアに取り上げられるような有名店などではない「小店」にスポットを当て、ディープな中華街体験を提供する。

人気メニュー8種11品が楽しめる清香園.

 同イベントで使用する回遊チケットは、「食」、「茶」、「遊」3種類のチケットが1枚ずつついて税込み5千円。各チケットを使うことで、同イベントでしか味わえない、体験できない「限定メニュー」が楽しめる仕組み。「遊」チケットでは、占いや花文字などの中華文化体験、中華街でしか買えない薬膳などの食材の購入などが可能。「食」チケットでは、中華街の料理人が仕事終わりに通う店などで、絶品の中華料理を味わえる。

龍 中華街大通り本店では海運花文字体験ができる

 今回のイベントは、「滞在時間」、「滞在店舗数」、「夜間消費」が年々減少するという中華街の抱える課題を解決するための企画の一つとして考案された。回遊チケットは電子チケットの形式となっており、使用時間や店舗、同行者などのデータが分析できる。今回のキャンペーンで得たこれらのデータを活用し内容や価格などを磨きあげながら定着化させ、春節後などの閑散期対策としても活用していく考えだ。

日本で「最も居心地の良い場所」は屋久島に Traveller Review Awards 2022(ブッキング・ドットコム)

2022年2月16日(水) 配信

Sankarahotel&spa屋久島(イメージ)

 ブッキング・ドットコム・ジャパン(東京都港区)はこのほど、世界の126万1273者の宿泊施設やレンタカー貸出所、空港発着タクシードライバーに対して、「Traveller Review Awards 2022」を授与した。併せて、日本で「最も居心地の良い場所」を選定し、発表した。

 同賞は、新型コロナ感染症の影響が長引く状況下で、旅行者の思い出作りや円滑な旅行をサポートしている事業者の功績を称えるもの。世界中の旅行者からの2億3200万件以上の口コミをもとに選ばれた。

 日本では1万3979軒の宿泊施設が受賞し、各地域の受賞施設の割合を比べたところ、1位は3年連続で「屋久島」だった。次いで、2位が長野県野沢温泉市、3位が山梨県富士吉田市、4位が長野県・小谷村、5位が長野県・白馬村──と続いた。

 また、同社はランキング上位の地域の中でアワードを受賞したおすすめの宿泊施設を紹介した。

 Sankarahotel&spa屋久島は、山と海に囲まれたロケーションを持つオーベルジュ型リゾートホテルで、屋久島の地元食材を楽しめる2つのレストランを併設している。

 山梨県富士吉田のHOSTEL SARUYAは、街づくり活動の一環として、地区80年の元美容院をリノベーションしたホステル。地域事業者とコラボしたアメニティが提供されているなど、富士吉田市の魅力を感じることができる。

 長野県・小谷村のHIEDA SANSOは、コルチナスキー場に直結しており、ウインターアクティビティ好き御用達のヴィラ。バーベキュースペースや焚き火台も併設しているため、オールシーズンで滞在を楽しむことができる。なお、クチコミスコアでは、10点満点中10点を獲得した。

JTBガイアレック、福島の今を知る旅 体験型ツアーを発売

2022年2月16日(水) 配信

震災遺構「浪江町立請戸小学校」(外観)

 JTBグループのJTBガイアレックは2月14日(月)、JTBと福島相双復興推進機構と連携し、「ふくしま浜通り いまを知る」をテーマに、東京・大阪・福島発の添乗員同行ツアーを売り出した。出発日は3月15日(火)、23日(水)。東日本大震災により被災し、福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示などの対象地域となった福島県の相双地域などの地域価値創出と交流人口拡大に向け、ツアーを企画・実施する。

 ツアー名は「福島相双地域から いわき湯本温泉へ 3日間の旅」。長らく居住制限区域や帰還困難区域の指定が解除されず、とくに大きな影響を受けた相双地域などに行き、地域の再生に向けて人が集まり、交流・関係人口の拡大をはかっている「今」を知ってもらうことを目的にしている。

 災害時に思いを馳せつつ、復興途上の今この瞬間しか見ることのできないエリアを旅する、まさにホープツーリズムを象徴するツアー。ツアー2日目には、富岡町3・11を語る会代表の青木淑子氏による“口演”、「いこいの村なみえ」(福島県・浪江町)からJヴィレッジ(同・楢葉町)まで同行解説を予定している。

 今後、3社協業により東日本大震災の被災地域別エリアへの添乗員同行ツアーをはじめ、学校向けの学習コンテンツの提供、企業に向けた企業研修旅行など移住や誘致につながる取り組みを検討していくという。

 旅行代金は6万5800円~12万3800円。

アソビュー、5000円分ギフト当たるCP実施 まん延防止解除後に施設来訪を

2022年2月16日(水) 配信 

CPのイメージ。100人に当たる
 まん延防止等重点措置の発令中に、家族で子供のやりたいことを見つけ、解除後に観光施設などを訪れてもらおうと、インターネットでのチケット販売を手掛けるアソビュー(山野智久社長、東京都渋谷区)は同措置終了後まで、5000円分のアソビュー!クーポンを抽選で100人にプレゼントするキャンペーンの応募を受け付けている。
 
 同クーポンは那須りんどう湖ファミリー牧場(栃木県・那須塩原町)や東京ジョイポリス(東京都港区)など全国7500店舗で利用することができる。使用期限は2022年5月8日(日)まで。応募は同社ツイッターアカウント@ASOVIEWofficialをフォローし、CPのツイートをリツイートすることで完了する。当選通知はDMで知らせる。
 

沖縄旅行でレンタカーとオムツがセットに ジャルパックがDP専用で販売

2022年2月16日(水) 配信

赤ちゃん連れに紙オムツ「ミラフィール」付オプションを設定

 ジャルパック(江利川宗光社長、東京都品川区)は2月14日(月)、オリックス自動車(上谷内祐二社長、東京都港区)協力のもと、乳児連れの顧客の荷物軽減をはかるため、レンタカーとオムツをセットにしたJALダイナミックパッケージ専用オプショナルプランを売り出した。方面は沖縄で、2月17日(木)~9月30日(金)の利用が対象。

 ブリッジウェル(石橋真彦社長、東京都江東区)が提供する、赤ちゃん用の最高品質紙オムツ「Mirafeel(ミラフィール)」の2枚入りパッケージが1日当たり2セット付く(MまたはLサイズを予約時に選択)。オムツはレンタカー配車時に受け取れるため、荷物にならない。配返車場所はオリックスレンタカーJALパックプレミア店限定で、車種のクラスはSクラスおよびWAクラス。

 同社は「安全・安心・高品質に基づく付加価値の向上や細やかな改善を積み重ねることで商品価値を高め、お客様の声をお聞きしながら多様化するニーズに対応し、今後もお客様が望む商品の提供に努めていきたい」とアピールする。

【静岡・伊豆の国市と三島市視察ツアー】鎌倉殿13人ゆかりの地 史跡中心に観光素材を巡る

2022年2月16日(水) 配信

三嶋大社

 今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公、北条義時は現在の静岡県伊豆の国市が生誕の地。市内には義時をはじめ、父の時政など北条ゆかりのスポットも多い。静岡県東京事務所はこのほど、同市や三島市に残る史跡を中心に2市の観光素材を巡る視察会を開いた。

【野村 一史】

 願成就院(伊豆の国市)は北条時政が、源頼朝の奥州攻めの成功を祈って1189(文治5)年に建立した寺。北条義時や泰時によって堂塔が整備された。発掘調査で大御堂や南新御堂、南塔、池などの跡が明らかになり、壮大な浄土様式の寺院だった往時の広さを想像させる。境内は国指定史跡に指定され、時政の墓もある。

願成就院

 また、寺には運慶作の木造阿弥陀如来坐像、木造不動明王像、童子立像(2体)、木造毘沙門天立像の5体が安置され、いずれも国宝に指定されている。運慶が30歳代のときの作品で静と動の対比を感じとれる。

 拝観料は大人700円、中・高生400円、小学生200円。

 伊豆パノラマパーク(伊豆の国市)はかつらぎ山山頂まで架かるロープウェイ。山頂には碧テラスが整備され、富士山と駿河湾の絶景を一望できる。また、3つの水盤を設け、富士山、駿河湾、空の青を鮮やかに水面に映し出す。テラスにはソファも設置され、ゆっくり寛げる。このほか個室感覚の有料のプレミアムラウンジ「かつらぎ茶屋 プライベートガゼボ」(4室)もある。

 ロープウェイの運賃は往復大人2400円、子供1200円。片道同1600円、同800円。

 江間いちご狩りセンター(伊豆の国市)はハウス90棟を要する静岡最大のいちご狩り施設。今年は5月8日まで。利用方法はセンターにある駐車場内の事務所窓口で入園券を購入、指定されたハウスに移動し30分のイチゴ食べ放題を楽しむ。味わえるイチゴは「章姫」もしくは「紅ほっぺ」。料金は3月31日までが大人1800円、幼児1500円。4月1日―5月8日が同1400円、同1100円。

 三嶋大社(三島市)は源頼朝が源氏再興を祈願し、神助を得て成し遂げたことで、より崇敬することになった。

 国指定重要文化財の本殿は1866(慶応2)年に建立。本殿、幣殿、拝殿の3つの建物が連なる複合社殿。総ケヤキ素木造り。正式参拝や御祈祷を執り行う。舞殿は1867(慶応3)年に建立。年間を通じ神事、奉納行事が執り行われる。神門も舞殿と同じく1867年に建立。芸能殿は旧総門。1930(昭和5)年の北伊豆地震で倒壊した後、芸能殿として現在の場所に移築された。総門は北伊豆地震の翌年に建立。門に架かるしめ縄は重さ400㌔、太さ2㍍、長さ6・4㍍もある。

 このほか境内には北条政子奉納と伝えられる蒔絵手箱(国宝)など大社に伝わる御神宝、文書、資料などを保管する宝物館、樹齢1200年と推定される国指定天然記念物の金木犀、源頼朝や北条政子が腰を掛けて休息したと伝わる腰掛石などがある。

 宝物館の拝観料は大人500円、高校・大学生400円、小・中学生300円。

西武HD ホテルやゴルフ場、スキー場31物件を売却

2022年2月15日(火) 配信

後藤高志社長

 西武ホールディングス(後藤高志社長)はこのほど、GIC rivate Limited(GIC)関係会社のReco Pine Private Limitedに「ザ・プリンスパークタワー東京」や「サンシャインシティプリンスホテルグ」、「万座温泉スキー場」などホテルやゴルフ場、スキー場31物件を売却すると発表した。

 資産譲渡の実行日は、今年9月を予定する。譲渡価格は約1500億円、譲渡益は約800億円となる見通し。売却後の31施設の運営は、同HD連結子会社の西武・プリンスホテルズワールドワイドが担い、ホテル・レジャー資産のビルマネジメント業務は同HD連結子会社の西武SCCATが行う。

 今回の決定は、21年5月13日に公表した「西武グループ中期経営計画(21~23年度)」に基づいており、収益の極大化を企図するとともに、西武グループのアセットライト化の推進とホテル・レジャー事業の一層の発展、西武グループ全体の企業価値の極大化につなげることが狙い。GICとの長期的なパートナーシップを構築することも目的だ。

佐渡島の「やまきホテル」事業停止 負債は約11億円に(帝国データバンク)

2022年2月15日(火) 配信

 新潟県佐渡市の「やまきホテル」(山口美津江社長)は1月27日(木)に事業を停止し、債務整理を弁護士に一任した。帝国データバンクによると、負債は約11億円。

 同社は1946(昭和21)年創業、56(昭和31)年法人改組。「両津やまきホテル」の経営を手掛け、客室数92室、収容人員約430人で、コンベンションホールなども完備していた。佐渡島ではトップクラスの設備を誇り、民謡ショーなどのサービスを展開。新潟県内や関東を中心とした県外からの宿泊客に対応していた。台湾など海外からの観光客も積極的に受け入れ、96年3月期には年間収入高約10億200万円を計上していた。

 しかし、その後、佐渡島内の観光客減少により業績が悪化していった。積極的な設備投資に充当した借入金返済の目途が立たず、2008年には金融債務がサービサーに譲渡されるなど、資金繰りの逼迫が表面化していた。

さらに20年春から新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足は急減し、21年3月期の年間収入高は約5000万円に落ち込んだ。新型コロナ対応融資などを利用してしのいでいたが支えきれず、今回の事態となった。