5月29日、野菜の魅力を体験できる複合型施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」開業 

2022年5月26日(木)配信 

体験農場と施設外観

 キユーピーは5月29日(日)、野菜の魅力を体験できる複合型施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」を開業する。「体験農園」と「マルシェ」、「レストラン」、「野菜教室」の4コンテンツを用意。さまざまな体験を通じ野菜を好きになってもらうきっかけとなる場所を目指す。

 常時約30種類、年間約100種の野菜が植えられている体験農園では、ガイドツアーを実施する。参加者はガイドスタッフの解説を聞きながら農園を散策、その後旬を迎えた2~3種の野菜を収穫する。収穫した野菜は持ち帰り専用で、美味しく、また無駄なく食べるための調理方法もガイドスタッフが解説する。

マルシェ

 深谷市や深谷市近隣の農家から仕入れた新鮮な旬の野菜、果物を50種類以上販売する予定の「マルシェ」は、利用者が手に取った野菜の「一番おいしい食べ方」と「無駄なく使いきる方法」を販売スタッフが案内するのが特徴。スタッフの中には野菜ソムリエの資格保持者もおり、利用者の野菜に関する疑問やおすすめの調理方法などの質問にも答える。

 グランドメニューがないレストランでは、マルシェにその日入ってくる新鮮な野菜をメインにしたメニューを都度考案し、提供する。

 5月23日(月)に行われた内覧会で「野菜の魅力を伝えることで、日本人の野菜摂取の推進、促進に貢献していきたい」と同施設への思いを語った同社執行役員、広報担当兼グループ総務統括、深谷テラスプロジェクト担当の森佳光氏。その後、深谷市内数カ所の生産者のもとを訪れたことに触れ、「深谷市の生産者の皆さんは野菜の栽培に対し非常に挑戦的で、いろいろな人に魅力を発信したいという気持ちに満ちあふれている。私たちはこの施設からこうした生産者の思いや伝えたい情報を日本全国に発信していきたい」と力を込めた。

ロイヤルウイング、横浜開港祭特別クルーズ実施 第41回横浜開港祭を記念

2022年5月26日(木)配信

ロイヤルウイング

 ロイヤルウイング(神奈川県横浜市)は6月2日(木)、横浜開港祭特別クルーズを実施する。同日行われる第41回横浜開港祭を記念し企画されたクルーズ。レストラン船「ロイヤルウイング」の船内で、絶品の中華料理を味わいながらのひとときが楽しめる。

 料金は、大人1万1000円、小学生7000円。幼児3500円(乗船料・中国料理バイキング・フリードリンク・消費税)。運航時間は、午後6:30~8:20。

 レストラン船「ロイヤルウイング」は、横浜港内を約2時間弱掛けて運航。食事は前菜からデザートまで、すべて船内厨房で調理しており、本格中国料理を味わいながらのクルーズが楽しめる。

6月にも観光入国再開する方針 モニターは6月上旬まで(観光庁)

2022年5月26日(木) 配信

訪日観光実証事業のツアー参加者は5月24日(火)に入国した

 観光庁が実施する訪日観光実証事業に参加する第1陣は5月24日(火)、米国・ロサンゼルスとハワイから計7人が成田国際空港に到着した。第1陣は日本旅行が取り扱うコースに参加する。事業は6月上旬まで実施予定。

 同事業のツアーは、JTBグローバルマーケティング&トラベル、近畿日本ツーリスト、日本旅行、東武トップツアーズ、ANA X、ジャルパックの6社が取り扱う。目的地は岩手、山形、茨城、栃木、千葉、長野、石川、岐阜、山梨、和歌山、福岡、大分──の12県。

 また、政府は水際対策で停止していた外国人観光客の入国を6月から再開する方針で調整している。感染リスクが低い国・地域を対象に、欧米を中心とした約100カ国・地域の観光入国を認める。旅行会社が行動管理する添乗員付きのパッケージツアーに限定して受け入れる。

一の坊、省エネ法基づく評価でSランク 宮城県の宿泊業で唯一

2022年5月26日(木) 配信

松島一の坊の露天風呂

 ⼀の坊(高橋弘行社長)が運営する宿泊施設「松島一の坊」(宮城県・松島温泉)と「 ゆづくしSalon一の坊」(同・作並温泉)のほか、飲食店「仙台牛 炭火焼肉 和火一」(同仙台市)と「かきとあなご 松島 田里津庵」(同・利府町)はこのほど、省エネ法に基づく2021年度提出分の定期報告書で、資源エネルギー庁から「Sランク」事業者として認定された。宮城県内の宿泊業では、唯一となる。

 同ランクは、中長期的な計画に基づき、5年度間の平均エネルギー消費量を年1%以上低減した事業者に付与する。一の坊は、同量を11%低減。二酸化炭素排出量は5年間で約40%に当たる2457㌧を削った。さらに、高効率空調機への更新でエネルギー消費量を30%減らした。

 松島一の坊は17年度に、浴槽循環ポンプのインバーター化し、エネルギー消費量を45%削った。18年度、高効率変圧器に更新したことで、ゆづくしSalon一の坊は同消費量を30%低減した。

JTB×カナダ観光局、未来につなげる旅を発売

2022年5月26日(木)配信

カナディアンロッキー モレーンレイク

 JTB(山北栄二郎社長)は2021年4月から、JTB International(カナダ、渡邉展夫社長)とカナダ観光局(マーシャ・ウォルデン社長兼CEO)とのパートナーシップを3カ年計画で締結。このほど、これからの未来につなげる新しいカナダの旅、ルックJTB「こころで旅するCANADA~Tsunagari tabi~」を売り出した。

 同旅行商品は、これからもカナダの旅が持続可能な産業であり続けるため、未来につなげるサステナブル(持続可能)な体験を盛り込んだ。地元の人との交流も旅程に取り入れ、「カナダならでは」の旅を提案する。

 設定期間は22年7~10月で、成田発の13コースを設定する。

H.I.S.ホテルHD、屋形船プラン販売 ロボットが船頭とガイド務める

2022年5月25日(水) 配信

宿泊客で貸し切り、1万円分の会席料理を提供する

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)はこのほど、「変なホテル東京 浅草橋」の開業4周年を記念して、同ホテルに泊まりコミュニケーションロボット“ロボホン”が船頭と観光ガイドを務める屋形船に乗船するプランを売り出した。

 同ホテルは「変わり続けることを約束するホテル」として、フロントで人型ロボットがチェックインを手伝い、ロビーでロボホン15 体によるダンスや歌のパフォーマンスで利用客を迎えている。また、ゲームやビデオコンテンツを楽しめる VR 機器や、14 個のエアバックを搭載したフットマッサージ機などを設ける。

 同プランは2022 年7月9日(土)のみ設定した。当日は宿泊客で三浦屋の屋形船を貸し切り、約2時間30分乗船。東京スカイツリー®や、お台場などの夜景を見ながら、お刺身の舟盛りや特選江戸前の天ぷらなど 1 万円相当の会席料理と、アルコールとソフトドリンクを飲み放題で楽しめる。さらに、抽選で同ホテルの無料宿泊券のほか、全員にオリジナル巾着と光るうちわをプレゼントする。

野原ホールディングスなど、アートテーマの宿泊プラン企画 「家で取り入れる楽しさ感じて」

2022年5月25日(水) 配信

35点のパネルを飾るコンセプトルーム

 インテリア内装材・壁紙ブランド「WhO(フー)」を展開する野原ホールディングス(野原弘輔社長、東京都新宿区)はこのほど、ライフスタイルホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8」(東京都)とアートをテーマにした宿泊プランを企画した。5月24日(火)から8⽉24⽇(⽔)、先着30組を1日1組まで受け入れる。

 宿泊者には部屋に飾られたウォールパネルから1点選んでもらい、同期間終了後自宅に届けることで、家にアートを取り入る楽しさを感じてもらう。

 今回は同ブランドの壁紙デザイン2000点以上から、元気がもらえるという色彩豊かな作品や、空間に馴染むシックなウォールパネルなど35点を飾っている。また、⽬の前で燻製し真っ⽩な煙に包まれる燻製カクテルを用意。キャラメルとウィスキーの濃厚な味わいに、エルダーフラワーの華やかな⾹りを楽しめる。

燻製カクテル

 料金は1室2名利用で1万3000円(税・サ込)から。 同ホテルの公式予約サイトで発売する 。

   WhOはより美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のための壁紙ブランドとして展開。2016年にはグッドデザイン賞を受賞した。
 
 同ホテルは19年3月、ミレニアル世代をターゲットに開業。「MAKE IT HAPPEN そこに集う、何かが生まれる。」をキーメッセージに、街に合わせ、街のパートナーとともに、ふとした出会いやホテルならではの体験の提供を目指す。具体的には現代美術品を置くことで、銀座の街のイメージを表現している。

 客室数は全121室。ティーサロンやラウンジ、ジム、レストランなどを備える。銀座駅から徒歩約5分の場所に位置する。

山田館(愛知県蒲郡市)が自己破産申請へ 負債は約1億8000万円(帝国データバンク調べ)

2022年5月25日(水) 配信

 山田館(山田金弥社長、愛知県蒲郡市)は4月30日(土)に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、「負債は約1億8000万円の見込みだが、今後変動する可能性がある」としている。

 同社は1953(昭和28)年4月に創業、71年4月に法人改組した。蒲郡市の形原温泉で、一般個人向けの温泉旅館を経営していた。日の出を観賞できる立地や、地元三河湾の海鮮食材を使用した会席料理が評価を得て、2016年8月期には年間収入高約1億1000万円を計上していた。

 しかし、東海地区をはじめ、そのほかの温泉地との競争が激化していたこともあって、近時は厳しい業況が続いていた。

 さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けて、21年8月期の年間収入高は約1500万円に落ち込んだ。各種補助金などを活用してしのいでいたものの、長引くコロナ禍の収束も見込めず、今後の見通しが立たないことから事業継続を断念した。

日本バス協会、燃油高に運賃改定 コロナ前に戻らない前提で

2022年5月25日(水)配信

冒頭あいさつを行う清水一郎会長

 日本バス協会(清水一郎会長)は5月18日(水)、東京・丸の内の新国際ビルで通常理事会を開き、その模様をオンラインで出席した会員に配信した。2021年度事業報告・会見報告書案など、6月21日(火)開催の定時総会に提出する議案を審議し、すべて承認した。

 冒頭あいさつをした清水会長は「新型コロナと燃油高で、本当にバス業界は深刻な状況にある」と強調し、コロナ禍による2年間の人流抑制で受けたマイナスに対して、国からの支援を訴えた。

 続けて、運賃改定については「コロナの影響をどうするかが議論になっている。需要は今も戻っていないし、ライフスタイルも変わってきた。コロナ前に戻らない前提で国には考えてほしい」と述べ、早急に運賃改定の認可と実施を求めた。

 清水会長は北海道・知床半島沖の観光船事故にも触れ、「これは運輸事業全体の問題。6年前の軽井沢スキーバス事故を受けて色々な制度改正が行われたが、結局、国が悪質な事業者を退出させることが一番大事である」との考えを示した。貸切バス事業者についても「悪質な事業者を退出させてこそ意味がある。国には踏み込んだ対応を求めていきたい」と力を込めた。

 また、脱炭素に関わるカーボンニュートラル化への対策に関して、貸切バスはエネルギー問題の解決が不可欠。清水会長はエネルギー問題について、「長く続くのではないかと危惧している」見通しを示した。「EVバスは将来見据えて大事なことになる。ただし、EVバスを導入しようも輸入しかない。国産のEVバスを推進するため、支援措置を政府に求めて行きたい」と主張した。

 理事会の最後に、国土交通省自動車局旅客課長の大辻統氏による「バスをとりまく最近の情勢について」の講演を行い、新型コロナの影響を受けたバスへの支援をはじめとした政府の取り組みについて話した。

JR旅連、連盟の解散を承認 2023年3月に、送客数減少受け

2022年5月25日(水) 配信

渡邉宗男会長

 JRグループ協定旅館ホテル連盟(渡邉宗男会長、1834会員)は5月20日(金)、東京都内で2022年度通常総会を開き、クーポンの役割を果たす旅館券の契約満了日となる23年3月31日に解散することを承認した。事務局は同年9月まで、解散に伴う収支決算や備品類の廃棄やなど残務処理を行う。

 解散に至った理由は、東海旅客鉄道の子会社ジェイアール東海ツアーズの営業開始や、西日本旅客鉄道旅行部門の日本旅行への移管、九州旅客鉄道のJTBクーポン利用スタートによる、同連盟を活用した送客数の減少など。さらに、北海道旅客鉄道と東日本旅客鉄道はJR東日本びゅうツーリズム&セールが今年度、新たに立ち上げた旅館連盟に基づいて送客しているため、役割を終えた。

 渡邉会長は「(全国一律ではなく)地域ごとの商売方法が確立されてきた。今後はより地域に根差した契約で送客できる」と強調した。 

 JR側は同連盟の運営終了後も、デスティネーションキャンペーン(DC)や、6社共同宣伝などで、誘客に努めていく。

 今年度のDCは、岡山県(7月1日~9月30日)、佐賀・長崎県(10月1日~12月31日)、京都市(1月1日~3月21日)で実施する。

JRの取組発表 乗り放題切符発売

 総会の冒頭、JR6社が送客増へ具体的な施策を発表した。各社の取り組みは次の通り。

 JR北海道はHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの販売を強化する。同パスは1万2000円で、JR北海道の路線が乗り放題となる。

 また初めて、花咲線と稚内から函館を横断する観光列車を運行する。

 JR東日本は鉄道の開業から150周年を迎えたことを受け、10月14日(金)から27日(木)までの3日間、同社の全線を自由に乗り降りできるきっぷを売り出す。

 JR東海はのぞみ誕生30周年や、新型ハイブリッド車両HC85系の運行開始を記念した商品を造成していく。

 JR西日本は山陽新幹線の開業50周年を記念して、団体列車やイベント商品を発売する。

 JR四国は昨年度初めて、スマートフォンに表示される乗車券または従来の紙のきっぷから選べるチケット「JR四国全線フリーきっぷ」を発売。Webでの売上が半数以上だったことから、インターネット販売に力を入れる。

 JR九州は9月に、西九州新幹線を開業する。また、インターネットで特急券などを買うことができるEXサービスを同線と九州新幹線に導入する。