10月の行事振替休日は子供無料に! 箱根小涌園ユネッサン

2023年9月27日(水) 配信

10月は「ハロウィンカボチャ風呂」も実施

 温泉施設の箱根小涌園ユネッサン(松山元信支配人、神奈川県・箱根町)は、10月中に学校行事で振替休日となる月曜日(祝日にあたる10月9日は10日の火曜日)に、子供(3歳~小学生)を対象に「秋の振替休日はお子様“無料”」キャンペーンを実施する。

 同施設は今年の7月に開業以来、最大規模のリニューアルを実施しており、初の流れるプール「ボザッピィリバー」が誕生している。10月は運動会をはじめ、学校行事が多いことから、行事を頑張った子供たちに新しいプールを楽しんでもらおうと、水着で遊べる温泉「ユネッサン」エリアの入場料を無料とする。利用には、休日に学校行事があったことが分かる、ちらしやしおりの提示が必要。

 また、10月1日(日)~31日(火)の期間中は、本物の巨大カボチャを使用した「ハロウィンカボチャ風呂」を開催している。水着でハロウィン気分を楽しめるように、屋外エリアの「超絶景 展望露天風呂」で実施する。エリア内には周囲1.4メートル、高さ60センチほどの超巨大おばけカボチャを用意し、重さ当てゲームを行う。100g単位で重さを当てられた人には抽選でユネッサンペア招待券や「箱根ホテル小涌園」ペア宿泊券など豪華景品をプレゼントするという。

JTB、クルーズ旅行を販売 「お買い物チャンネルQVC」で 9月29日正午放送から

2023年9月26日(火) 配信

(写真左から)MSCベリッシマ、海側バルコニー付き船室(イメージ)

 JTB(山北栄二郎社長)は、テレビショッピングを中心としたマルチプラットフォーム通販企業のQVCジャパン(伊藤淳史CEO、千葉県千葉市)のテレビショッピング番組を通じて、旅行商品の販売を始める。

 第1弾として、JTBがチャーターする「MSCベリッシマで航く 年末年始ニューイヤー グアム・サイパンクルーズ9日間」の旅に、QVC視聴者限定の特別企画をアレンジし、9月29日(金)正午放送から売り出す。

 旅行期間は12月30日(土)~2024年1月7日(日)。当日は、横浜港を出発後に船内で年越しカウントダウンパーティを開き、新年を迎えたのちに、1月3日(水)にグアム、4日(木)にサイパンに寄港し、7日(日)に横浜港へ帰着する。

 旅行代金は1室2人利用で26万9998円からで、港湾諸税4万4000円が別途必要。代金には、船内のほとんどの施設利用、食事、イベントなどが含まれる。QVC会員の特典として、ドリンクパッケージや1人55ドルのオンボード・クレジット、船内チップ付き。

「大人の親子旅」ツアーを販売 ジャルパック×東急ホテルズ

2023年9月26日(火) 配信

京都朝活プラン「利き茶体験」

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、東急ホテルズ&リゾーツ(村井淳社長、東京都渋谷区)と「大人の親子旅」ツアーを売り出した。体力に少し不安のある親世代が旅を諦めずに、娘や息子世代と旅を楽しんでほしいという想いを込めた、高齢者に配慮した旅行商品。

 両社の女性活躍プロジェクトのメンバーが、旅の課題を女性目線で話し合い、「高齢の親が迷惑を掛けるからと旅行を遠慮している」「働き盛りの子世代が忙しくてなかなか企画できない」という意見を反映。事前相談窓口や、「朝活プラン」、荷物宅配サービスなどを盛り込んだ。朝活は地域ごとに「金箔張り体験」や「利き茶体験」などを用意する。

 ツアー形態はJALダイナミックパッケージで、設定期間は2023年10月1日(日)~24年3月31日(日)。設定ホテルは、ザ・キャピトルホテル 東急と金沢東急ホテル 、THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel 、大阪エクセルホテル東急、松江エクセルホテル東急。


スノーピークが陸前高田にキャンプ場オープン 仮設住宅利用エリア跡地に

2023年9月26日(火) 配信

フリーサイト

 スノーピーク(山井太会長兼社長、新潟県三条市)は9月23日(土)、岩手県初の直営キャンプフィールド「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」を開業した。同地は県立のオートキャンプ場だったが、東日本大震災後に仮設住宅エリアとして利用されていた。10年以上が経過し、その役目を終えて新たなキャンプ場として運営を再開する。

 テントサイトは陸前高田の海が臨めるオートサイトをはじめ、フリーサイトやグループサイト、ドッグランサイトを用意。バス・トイレ付のモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」やキャビンサイトも設ける。敷地内には炊事棟や暖房・温水洗浄便座付トイレ、24時間使用可能なシャワールームや洗濯機を完備しており、幅広い層が快適に楽しめる。また、必要な道具をすべてレンタルでき、手ぶらでキャンプが楽しめる「手ぶらCAMPプラン」も利用可能だ。

 キャンプギアとアパレルを取りそろえる直営店のほか、不定期でマルシェも開催する予定。

 所在地は岩手県陸前高田市小友町獺沢155-78、サイト数は145サイト。営業時間は午前9時~午後6時。冬季は午後5時まで。

東武トップツアーズ、大淀町と連携協定 協働でまちづくり推進へ

2023年9月25日(月) 配信

協定書調印式の辻本眞宏町長(前列左から2番目)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は9月19日(火)、奈良県・大淀町(辻本眞宏町長)と、地域の活性化や住民サービスの向上をはかることを目的に、包括連携協定を結んだ。

 大淀町は、大阪や京都などへアクセスしやすく、四季を身近に感じられる自然豊かなベッドタウンとして吉野郡の中核となっている地域。同協定を契機に、それぞれが有する資源や人材を有効に活用した協働によるまちづくりを推進する。

 具体的には、2025年に開設を予定している「子育て支援拠点施設~未来樹(みらいじゅ)~」に関する取り組みをはじめ、地域の課題解決に向けた提案と施策を推進していく。ほかにも、能楽ゆかりの地「桧垣本座(ひがいもとざ)」をはじめとする地域の財産である文化や文化財を活用して地域活性化を目指す取り組み、NFT(非代替性トークン)を活用したふるさと納税による関係人口の構築など。

櫻井家住宅の見学客急増 「VIVANT」ロケ効果鮮明に 島根・奥出雲

2023年9月25日(月) 配信

櫻井家住宅

 9月17日(日)に放送を終えたTBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」の島根県ロケ地の1つとなった同県奥出雲町の櫻井家住宅の見学客が急増している。

 櫻井家は、戦国武将・塙団右衛門の末裔家で、松江藩の鉄師頭取を務めるなど、たたら製鉄で栄えた。櫻井家住宅は1738年に建てられた母屋を中心とし、国の重要文化財の指定を受ける。

 ドラマでは堺雅人さん演じる主人公・乃木憂助の実家として描かれた。8月13日(日)放送の第5話で、阿部寛さん演じる警視庁公安部の野崎守が乃木家の現当主を訪ねるシーンが放送された直後から観光客が増え始めた。

 住宅に隣接する櫻井家の歴史資料館「可部屋集成館」の尾方豊専門員によると、平時は平日が数人、土・日曜日でも10~20人程度だが、盆以降の土・日曜日は100人を超え、平日でも数十人の見学客が訪れるという。1日600人を超える日もあった。

 9月10日(日)放送の第9話では、役所広司さん演じる乃木卓(ノゴーン・ベキ)が、「奥出雲は古来から米作りとたたらで栄えた地域」と言及。砂鉄採取の場所を稲作地に転用する仕組みなど、たたら製鉄が丁寧に描かれた。

 尾方さんは「若い人が明らかに増えた。ドラマでは奥出雲という名称をはっきり出してくれた。鉄とともに暮らしてきた当地の背景を、短い映像のなかで端的に表現してくれた」と喜ぶ。

 ロケは今年4月に行われ、堺さんや阿部さんらが参加した。堺さんは以前、大河ドラマ「真田丸」で真田幸村を演じた際、櫻井家の初代当主である塙団右衛門役と共演した。現当主・櫻井誠己さんの妻の紀子さんによると、その話しを聞いた堺さんは驚き、隣接する資料館の中にある塙団右衛門の兜や鎧を見て回ったという。

 住宅には1803年に櫻井家に初めて松江7代藩主・松平治郷(不昧)公を迎えたときに造られ、現在は国指定名勝の日本庭園がある。阿部さんは以前、庭師の役をしていたことで庭園についての知識があり、櫻井家の庭園を見て「何もかも完璧!」と目を丸くしたという。

 櫻井紀子さんは「皆さん気さくで本当に人柄が素晴らしかった。堺さんに『おはようございます!櫻井さん!』と声をかけられたのが忘れられない」と振り返る。

 「放送後は赤ちゃん連れの家族が訪れるなど、あまりの変化にびっくりしている。元々見学客が多い紅葉シーズンがどうなるか想像がつかない」と嬉しい悲鳴を上げる。

撮影で使用された「上の間」(通常は入室できない)

旅館運営業者「猪の倉」(三重県津市)が破産手続き開始決定受ける 負債は約8億8000万円(帝国データバンク調べ)

2023年9月25日(月) 配信

 猪の倉(岡田泰典社長、三重県津市)は9月5日(火)、津地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約8億8000万円。

 同社は2004(平成16)年9月に設立された旅館運営業者。宿泊施設「ふよう荘」(津市白山町)と、日帰り温泉施設「しらさぎ苑」(同)を運営し、ピークの09年12月期には年間収入高約5億2000万円を計上していた。

 しかし、その後は同地域への観光客の減少や、施設の老朽化などにより業績は低迷。20年以降は新型コロナの影響で来客数が大幅に落ち込んだため、ゼロゼロ融資や雇用調整助成金を活用して事業継続をはかったものの、業績の回復には至らなかった。

 加えて、過去の設備投資に伴う借り入れ負担が重荷となり、資金繰りは多忙化した。「しらさぎ苑」を22年5月ごろに休館したほか、「ふよう荘」も今年2月ごろから休館し、事実上事業を停止していた。

KNT-CT、再発防止策を公表 「全体の意識改革が重要」

2023年9月25日(月)配信

左からKNTーCTホールディングスの小山佳延専務、米田昭正社長、近畿日本ツーリストの瓜生修一社長

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長)は9月20日(水)、子会社の近畿日本ツーリストによる新型コロナウイルス関連の受託事業での過大請求について、調査委員会による調査報告書の提言を踏まえた再発防止策を公表した。

 過大請求額について、疑義のものを含め最大37自治体、最大約7億円になったと明かした。8月に発表した最大約50自治体、最大約9億円から減少したが、自治体などとの協議は継続中で、最終的な総額は未確定。これまで14自治体に約3億6000万円を返納した。

 米田社長は、同日に開いた会見で「人(意識)、業務、組織の3つの改革を進める。なかでも人(意識)の改革が最も重要。再発防止の徹底をはかるとともに、信頼回復に向け、全経営陣、全社員が一丸となって抜本的な企業風土の改革を断行する」と述べた。過大請求が発生したBPO事業に留まらず、旅行業を含むグループ全体の事業活動で不正を発生させない企業風土づくりを推進する姿勢を示した。

「人(意識)の改革」

 小山佳延専務コンプライアンス改革本部長は、「経営陣と社員の意識改革が最も重要である。グループの全経営陣と全社員が一丸となり、心と意識を変える強い気持ちを持たなければ真の改革にはつながらない」と強調。グループ全経営陣・全社員対象の意識調査を行ったと伝え、今後は調査結果の分析・考察を踏まえ、グループ全体で「ありたい姿」を共有しながら改革に向けた取り組みを進めるとした。

 経営陣が率先してコンプライアンスに対する意識改革に努め、各地域の社員と率直な意見交換するタウンホールミーティングや職場単位でワークショップを実施する。CI(コーポレート・アイデンティティ)の再構築と並行し、「KNT-CTグループ行動規範(仮称)」を制定。全経営陣と全社員の教育機関として、「KNT-CTアカデミー(仮称)」を2024年1月に新設する。

 さらに、社外の認定試験「ビジネスコンプライアンス検定」取得の推進のほか、人事評価基準や管理職の任用要件の見直し、職務定義の明確化などにも取り組むとした。

「業務の改革」

 遵法営業に向けた仕組みを再設計するため、旅行業の業務基準などを見直しと再整備、旅行業以外の受託事業もリスクの洗い出しや受託基準と業務フローの制定を行う。とくに官公庁、地方自治体との契約については、より詳細な取扱ガイドラインを定めたうえで、周知徹底をはかる。

 また、契約書評価ツールなどを用いた事前審査の徹底、BPO事業におけるプロジェクト管理の徹底などを進める。

「組織の改革」

 今年6月に「コンプライアンス委員会」を設け、同委員会事務局としてコンプライアンス改革本部を設置し、経営陣による監督機能や執行統括機能を強化。7月には主要子会社の近畿日本ツーリストとクラブツーリズムに、法令倫理管理センターを設置した。

 このほか、マネジメントコントロールの改革、組織構造改革、審査・監査部門の強化を行う。

休暇村日光湯元がレンタサイクル開始 紅葉の日光を自転車で

2023年9月25日(月) 配信

MTBで名所を巡る

 休暇村日光湯元(川﨑孝利総支配人、栃木県日光市)はこのほど、日光アクティビティツアー「FullTime」とコラボレーションし、レンタサイクルの取り扱いを開始した。人気の高い日光の紅葉を渋滞を避けながら楽しめる。

 日光は西に中禅寺湖など奥日光エリア、東は今市エリア、鬼怒川温泉エリアが広がる。名所やカフェ巡りを楽しむポタリングから、景色を楽しむ本格サイクリングまで好みのコースを選べる。なかでも紅葉の名所が集まる奥日光は「秘境」と呼ばれ、湖や滝、湿原など幅広い自然が凝縮されており、サイクリングに最適だとアピールする。

 休暇村で借りた自転車は華厳の滝前の「FullTime」で返すこともでき、公共交通機関への乗り換えもスムーズだ。なお、休暇村から「FullTime」までは約15㌔。

 レンタル料金はマウンテンバイクが1日4000円、2時間2500円、軽快車が1日1500円。利用時間は午前8時から午後4時まで。

日立が通天閣看板を1年ぶりに点灯 吉村知事「大阪に元気を」と期待

2023年9月25日(月) 配信

1年ぶりの通天閣点灯でライティングショー

 日立製作所(小島啓二社長兼CEO)は9月22日(木)、通天閣観光が運営する大阪・通天閣の野外広告看板をリニューアルし、点灯式を行った。吉村洋文大阪府知事も出席し、「2025年の万博は多くの人が大阪に訪れる。大阪に元気を届けていくためにも、通天閣から灯りを発信し続けてもらえたら嬉しい」と期待した。通天閣が点灯するのは1年ぶり。

 小島社長は「通天閣は今年の7月で初代誕生から111周年を迎えた。大阪のシンボルとして、新型コロナの時期も含めて地域のために輝いてきた通天閣。今後も、通天閣の灯を絶やさぬよう、日立としてサポートし続けていきたい」と意気込んだ。また、今回のリニューアルでLED照明に全面切り替えた看板広告について、「多言語対応が可能になったため、海外の人も多く訪れる通天閣で、さまざまなメッセージを出していきたい。大阪・関西万博もあり、どんどん盛り上がっていく大阪をサポートする」と語った。

点灯式のようす

 点灯式には大阪・関西万博公式キャラクターの「ミャクミャク」や通天閣代表の「ビリケンちゃん」が光のメッセンジャーとして登場。通天閣観光の西上雅章会長の合図で、光をつなぐトーチリレーがスタートし、新世界の2つの通りを副知事「もずやん」や新世界代表「くしたん」などキャラクターが会場まで光のアーチを届けた。

 最後に6人の登壇者が光のトーチを受け取り、点灯台にトーチをかざすと音楽と共にライティングショーが開始された。約4分間の音楽に乗せた光のショーに歓声があがり、多くの人がカメラを向けた。