「台湾祭」熊本市で9月29日から 本場の台湾グルメ集結

2023年9月28日(木) 配信

夜市を再現した空間で台湾グルメが楽しめる

 熊本県熊本市の花畑広場みらい創造共同体事業は9月29日(金)から10月1日(日)の3日間、食を通じて台湾を身近に感じられるイベント「KUMAMOTO 台湾祭」を同市の中心市街地にある花畑広場で開く。

 台湾祭は、「365日の台湾夜市を日本で」をコンセプトに、主に関東で夜市を再現したフードイベントを開いており、九州では初開催となる。

 台湾グルメの定番「小籠包(ショーロンポー)」や小麦粉の生地に細切りネギを混ぜ焼いた「葱油餅(ツォンヨゥピン)」、麺の上にとろとろ牛肉がのる「牛肉麺(ニョウロウミェン)」など、さまざまな料理が並ぶ。台湾現地以外で飲めるのはここだけという「台湾生ビール」も限定販売する。

 会場内はカラフルな提灯の灯りなどで彩り、台湾夜市のリアルな空間を創出する。県の営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」と台湾の人気キャラクター「喔熊(Oh!Bear)」が登場し、イベントを盛り上げる。

 開催時間は29日(金)が午後4時から午後9時、30日(土)が午前11時から午後9時、10月1日(日)が午前11時から午後7時。入場料無料。

相乗り型輸送サービス「そら席」 都内から成田空港まで1800円

2023年9月28日(木) 配信

そら席予約サイト画面イメージ

 GREEN TOMATO(金子愛代表、千葉県・芝山町)は10月2日(月)から、東京都内から成田空港へ向かう人向けに、相乗り型輸送サービス「そら席」を売り出す。

 同社が2012年から訪日旅行客向けに販売している空港送迎サービス「エアポートシャトル」の空席を利用している。予約済みの東京都内15区のホテルから成田空港に向かう車に乗ることができる。

 日時・場所が指定されるため、エアポートシャトルが片道料金6600円なのに対し、そら席は片道1800円とお得に利用できる。

 運行開始を記念して、12月28日(木)乗車分まで有効な500円オフクーポンキャンペーンを実施する。

 利用はそら席予約サイトから受け付けている。

中国の訪日旅行動向「影響は限定的」 24年を日米観光交流年に(髙橋一郎観光庁長官)

2023年9月28日(木) 配信 

観光庁の髙橋一郎長官は9月27日(木)、会見を開いた

 観光庁の髙橋一郎長官は9月27日(水)に開いた会見で、8月の訪日外国人旅行者数が、3カ月連続で200万人を超えたことを報告した。一方で、中国における団体旅行解禁の2週間後にALPS処理水の海洋放出があり、旅行控えの懸念があったが、現地の旅行会社にヒアリングしたところ、影響は限定的とした。髙橋長官は、「今後の動向や実績に注視し、プロモーション活動や必要な取り組みを進めていく」考えを示した。

 日本政府観光局(JNTO)によると、2023年8月の訪日外客数(推計値)は、前年同月比1169・5%増(19年同月比14・4%減)の215万6900人だった。1~8月の累計では、同1747・7%増(19年同月比31・4%減)の1519万人。

 中国の訪日外客数は、前月31万人から16%増加し、8月は19年同月比63・6%減の36万4100人となった。前月から回復率の増加がみられ、観光庁では、回復傾向が継続しているとの見方を示している。

 観光庁は、JNTOを通して現地の旅行会社にヒアリングを行った。この結果、9月25日時点で、中秋節・国慶節期間の予約状況について、「19年同時期の件数を既に超えている」「キャンセルと新予約がそれぞれ発生している」「一定程度のキャンセルが発生している」などの回答が混在しており、「影響の有無や大小については、旅行会社ごとに異なっている」とした。

 また、訪日中国人の旅行形態の約7割を占めているFITについては、個人旅行客向けの商品を扱う中国の大手OTA(オンライン旅行会社)から聞き取りを行ったところ、「キャンセルが相次ぐ状況にはなく、変わらず予約を受けている」との回答が得られた。

 髙橋長官は、「現時点では影響は限定的。中国からの訪日旅行市場の動向や今後の見通しについて、JNTOを通して現地の旅行会社に対する聞き取りを実施するなど、引き続き状況の把握を行っていく」と話した。

 

訪日観光レセプション 日米観光交流年定める

 米国・ニューヨーク市で9月21日(木)、訪日観光レセプションが開かれ、斉藤鉄夫国土交通大臣と髙橋長官が出席した。レセプションでは、JNTOや日本旅行業協会(JATA)、元メジャーリーガーの松井秀喜氏、米国の旅行雑誌編集長、テレビパーソナリティなど、観光事業者やメディア、政財界から約200人が参加した。

 「これまでにない体験」をテーマとし、アドベンチャートラベルや日本食、日本文化など、それぞれの新しい日本の魅力を発信し、訪日観光の促進と日米双方向の観光交流の拡大を強く訴えた。

 斉藤大臣が訪日観光の魅力をPRし、来年24年を「日米観光交流年」と定めて、相互交流拡大を推進していくことを発表した。

 また、岸田文雄首相はビデオメッセージにて、「日米で協力して日米観光交流年を盛り上げていきたい」と話した。

 

混雑未然防止抑制へ 今秋にも取りまとめ

 髙橋長官が議長を務める「オーバーツーリズムの未然防止抑制に関する関係省庁対策会議」が9月29日(金)、第2回会議を開く。

 髙橋長官は、「地域の関係者の方や代表の方々にお越しいただき、ヒアリングを行う。さらに、観光庁からオーバーツーリズムの未然防止抑制に掛かる施策の柱立てを提示・提案し、現段階での施策案を関係省庁に発表してもらい、意見交換を行う」とした。「今秋に向け、第3回会議を目途に対策の取りまとめを行うことを目標とし、関係省庁と連携しながら議論を進めていく」考えだ。

 訪日客が増加するにつれ、各地の観光地でタクシー運転手が不足している。国交省や観光庁において、一般ドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」について検討の段階にはないものの、髙橋長官は、「観光地において旅行者のアシを確保することは、国交省各部局共通して重要な課題。しっかり本省と本庁が連携し、交通手段の確保増強に取り組んでいきたい」と話した。

ベトナムランタン200個が彩る 10月7、8日に多摩市でランタンフェス

2023年9月28日(木) 配信

J Smile多摩八角堂でライトアップ(2022年のようす)

 東京都多摩市で10月7(土)、8日(日)の2日間「多摩ランタンフェスティバル2023」が開かれる。日本総合住生活とニューマチヅクリシャ、京王電鉄が主催し、多摩市後援、ベトナム航空協賛のもと実施する。今年で5回目を迎えるイベントで、昨年は1万4000人が訪れた。

 ベトナムの世界遺産「ホイアン」を彷彿とさせる200個のベトナムランタンのライトアップが名物で、今年は終了時間を午後8時までと昨年から2時間延長する。周辺エリアでは、「ニュータウンの夜長」をテーマに、さまざまなイベントを実施。アジアフードが味わえるキッチンカーや、アジアの三輪タクシー「トゥクトゥク」乗車体験などを企画する。

 なお、ランタンのライトアップは10月2日(月)から行うという。

世界遺産・法隆寺でライトアップ 国宝・南大門などデジタルアートで彩る

2023年9月28日(木) 配信

国宝・南大門のライトアップイメージ

 奈良県・斑鳩町は10月21日(土)から11月5日(日)まで、世界遺産・法隆寺で「世界遺産登録30周年記念 法隆寺特別ライトアップIN斑鳩町」を行う。

 デジタルアート演出を手掛けるネイキッド(村松亮太郎代表、東京都渋谷区)が、同寺の国宝・南大門などで歴史的な造形美を引き立てるライトアップと、プロジェクションマッピングを行う。

 光る提灯を持って歩く参加型アート「NAKEDディスタンス提灯」も行う(10月28日は除く)。

石垣島初のホテルコンドミニアム 「VIVOVIVA石垣島」2024年3月開業へ

2023年9月28日(木) 配信

ウォーターガーデンのイメージ図

 京阪電鉄不動産(道本能久社長、大阪府大阪市)とセキスイハイム東海(小林昭次社長、静岡県浜松市)が開発し、会員制リゾート事業などを行うリロバケーションズ(田村佳克社長、東京都新宿区)が運営を行うホテルコンドミニアム「VIVOVIVA(ビボビバ)石垣島」が2024年3月、沖縄県石垣市に開業する。10月31日(火)から宿泊予約を受け付ける。

 オーナーが所有する1室を運営会社との契約に基づき賃貸する「ホテルコンドミニアム」の制度を取り入れる。オーナーが利用しない日を運営会社が一般客に販売する仕組みだ。

 ホテルは市中心部から車で約15分の新川舟蔵に位置する。敷地面積は約15,000平方㍍、延床面積は約8700平方㍍。3棟で構成し、大部分から海の絶景を望む。

 客室は全98室。すべて50平方㍍以上のオールスイート仕様で、キッチンや各種家電が備わる。98室のうち82室がオーシャンビューで、さらにそのうち28室にはプライベートプールが付く。

 パブリック施設はスパやフィットネスジム、レストランなどが充実する。棟を挟むように敷地内には「ウォーターガーデン」を設け、ラグジュアリーな雰囲気を創出する。

ホームエージェント旅行代理店の事業開始へ ホワイトベアーがパートナーを募集

2023年9月28日(木) 配信

OBOGらの活躍も期待する

 ホワイト・ベアーファミリー(近藤康生社長、大阪府大阪市)はこのほど、ホームエージェント型旅行業者代理店業「トラベルジュ」事業を開始すると発表した。2024年2月の運用開始に向け、旅行業手配システム「トラベルジュシステム」の開発を行っているほか、10月には東京と大阪、オンラインでビジネスパートナー向けの説明会を予定。全国からビジネスパートナーを募っていく。

 ホームエージェントとは、自宅などを拠点に少人数で旅行手配などを行う旅行業業態のこと。米国の旅行業界では「パパママエージェント」と呼ばれる家族経営の小規模な旅行会社と一部大手旅行会社で構成され、小規模旅行業の存在感が強いという。日本でも日本旅行業協会(JATA)が人材不足や代理店の減少への対策として、日本版のホームエージェント型の推進に取り組んでいる。

 同社はこうしたことを受け、ホームエージェント型との契約内容をできるだけ簡便化した「トラベルジュ」事業を開始。同社は個人などで旅行業を担うパートナー(法人も可)と契約を結び、同社を本部として、パートナーには仕入れ素材の活用やシステム提供、報酬支払を行う。顧客からの旅行代金集金は同社が行い、パートナーは営業や予約業務に集中できるほか、保証金やデポジットはかからない。

 同社はIATA公認代理店のため、海外旅行も取り扱える。現在、海外旅行向けのシステムについても開発中で、次年度以降にリリースする予定という。

秋の恵那峡へ 岐阜県恵那市で11月4日、初のON・ガスウォーキング 参加者募集中

2023年9月28日(木) 配信

大井ダム

 岐阜県恵那市で11月4日(土)、初のONSEN・ガストロノミーウォーキングが開催される。1924(大正13)年に大井ダムが完成し、今の姿となった恵那峡が舞台。恵那峡は両岸に奇岩・怪石が立ち並ぶ景勝地で、秋には紅葉が湖面を彩る様を見ることができる。

 ウォーキングでは、こうした恵那峡の絶景に加え、国指定天然記念物「傘岩」や、眼下に恵那峡と笠置山が広がる千畳敷岩などを巡る約7・4キロのコースを設定した。

栗きんとん

 途中に設けられるガストロノミーポイントでは、この時期だから食べることができる銘菓「栗きんとん」、ソウルフード「五平餅」、寒天を食べて育ったヘルシーポーク「三浦豚のステーキ」などみのりの国「恵那」のグルメを取りそろえ、参加者をもてなす。

最後は温泉でゆったりと

 ウォーキング後は、恵那峡を眺めながら温泉に浸かり、散策を締めくくるのがおすすめだ。

 担当者は「秋の恵那峡、来年完成100周年を迎える歴史ある大井ダムを『巡り』、秋の味覚を『食べ』、恵那峡温泉に『浸かる』。ONSEN・ガストロノミーウォーキングの醍醐味を満喫してください」とPRする。

~前後に楽しもう~

 恵那市には、岐阜未来遺産に認定された「岩村の山城・城下町と農村景観めぐり」や大正ロマンあふれる「日本大正村」など観光スポットが多数あります。この機会に恵那を満喫してみるのはいかがですか。

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ロケツーリズム協議会が3回目の会合開く 今年初のエリア別ワーキングで地域間連携深める

2023年9月27日(水) 配信

ロケ誘致担当者が自身で行うロケ実績の活用方法を紹介

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は9月21日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で会合を開いた。

 3回目となる今回は、グループワーキングとエリア別ワーキングを実施。プロモーションコース」では、ロケ地マップの作製と活用について理解を深めた。また福島県福島市や千葉県館山市、長崎県島原市などのロケ誘致担当者が自身で行っているロケ実績の活用方法も紹介した。

 一方、今年初のエリア別ワーキングでは、北海道・東北、関東、静岡、西日本の4ブロックに分かれ、各地域のロケ誘致担当者と製作者が最近の成果やロケ誘致の際の悩みなどを話し合い、連携を深めた。

 ワーキングの前に行わた事例共有では、千葉県旭市や神奈川県綾瀬市などの最新の成果が報告された。

 大分県大分市は映画「春に散る」で主人公の出身地としてロケが行われ、大分市ロケーションオフィスがロケに全面協力したほか、お祭りのシーンでは、地元住民約150人がエキストラとして参加。ロケ地マップの配布に加え、大分市美術館や大分駅、大分空港にパネルなどを展示し、情報発信も行った。

 また、静岡県伊東市にある道の駅 伊東マリンタウンでは、ドラマ「真夏のシンデレラ」のロケ地として夏祭りのシーンが撮影され、地元飲食店11店舗が屋台を出すなどロケに協力。ロケ弁と宿泊、屋台などの費用で、約167万円の経済効果があったという。

岐阜県と神田明神 歴史的なつながりを生かし連携へ

2023年9月27日(水) 配信

(左から)小和田館長と岸川禰宜

 岐阜県と神田明神(東京都千代田区)はこのほど、歴史的なつながりを生かし連携して事業展開をはかると発表した。

 神田明神三之宮の御祭神平将門公怨霊を慰めるために創建されたと伝わる「御首神社」が岐阜県大垣市にあること、関ケ原の合戦に先立ち徳川家康公が神田明神で戦勝祈願を行ったことなど3つの縁が、今回の連携のきっかけ。神田明神にとっては、初の地方自治との連携となる。今後両者はWebサイトでの情報発信や講演会の共同開催などを実施する。

 9月21日には神田明神で会見が開かれ、両者の連携開始が宣言された。

 会見で発表された取り組みは、①岐阜県関ケ原町と神田明神の所有する収蔵品の展示②講演会やイベントなどの共同開催③東美濃エリアを中心とした中山道沿線での連携④双方の公式サイトなどでの情報発信――の4つ。①に関しては、時期や会場を現在調整中で、③に関してはクリなどの名産品が旬を迎える秋ごろ、神田明神で五平餅の実演販売や栗きんとんなどの栗菓子、美濃焼の販売を予定している。②に関しては12月20日、神田明神交流館での岐阜関ケ原古戦場記念館の小和田哲男館長による講演会を皮切りに、順次プログラムを発表していく。

 会見では、両者の歴史的なつながりをテーマに、小和田館長と神田明神の岸川雅範禰宜が対談を行った。

 小和田館長は「今回の対談で史料からも家康公がここで戦勝祈願を行ったといえる可能性が高まった。関ケ原の合戦の一幕として、語り継いでいきたい」と話した。

 一方、岸川禰宜は「神田明神は多くの人が集まる場所なので、地方自治体の皆様にこの場所から情報発信をしていただきたいと思い続けていた。自治体とのひとつの交流のカタチを示していきたい」と力を込めた。