屋外プールでフローティング体験 癒しのひとときを提供(星のや竹富島)

2023年11月2日(木)配信

早朝のプールを貸し切る

 沖縄県・竹富島のホテル「星のや竹富島」は12月1日(金)から2024年2月29日(木)までの毎週月・水・金曜日、施設内にある屋外プールの水面に浮かび、リラックス体験を楽しむ「朝焼けホットプールフローティング」を実施する。

 ホテル宿泊者対象の企画で、早朝の時間帯にプールを貸し切りで利用する。スタッフの支えと浮き具に身を任せて水面に浮かぶ。プールの水温は約36度と温かく、自然の音や鳥のさえずりに包まれながら浮遊感が楽しめるという。

 体験後は、ハーブや果実などの特製シロップをお湯で割ったホットドリンクと、軽くつまめるグラノーラを提供する。プール内に特設するソファー席で楽しめる。

 1日1組(2人まで)限定で、1組9680円。実施時間は午前7時から午後8時30分。

「DMO大阪梅田」設立 MICE誘致で34施設・団体が連携

2023年11月2日(木)配信

 大阪市北区の梅田エリアのホテルや商業施設など34施設・団体は10月31日(火)、同エリアへのMICEの誘致や受け入れ支援を行う組織「DMO大阪梅田」を設立した。

 報奨・研修旅行や国際会議、展示会・イベントの開催を検討する企業など主催者に対し、会議の場所や宿泊、飲食、エンターテインメントなどの情報を一元的に提供する「ワンストップ窓口サービス」を行う。

 誘致したMICEの参加者をエリア全体でもてなすためのコーディネートも実施する。複数施設を組み合わせたMICE開催や公共空間を活用したレセプションの提案などで、梅田エリアのブランド価値向上をはかっていく。

 梅田では複数の大規模開発事業が進行し、「グラングリーン大阪」や「JPタワー大阪」など新たな商業施設の開業が控える。コンベンション施設やラグジュアリーホテルも次々と誕生する計画で、積極的なMICE誘致で経済効果を高める狙いだ。

■「DMO大阪梅田」の組織概要

【正会員】

 アロフト大阪堂島/インターコンチネンタルホテル大阪/ウェスティンホテル大阪/梅田サウスホール/梅田スカイビル/梅田センタービル/ MBSメディアホールディングス(SkyシアターMBS)/大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション/オーバルホール/グランフロント大阪 ショップ&レストラン/ザ・リッツ・カールトン大阪/ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター/NU茶屋町・NU茶屋町プラス/ハービスPLAZA・PLAZA ENT/ハービスHALL/阪急三番街/阪急百貨店 阪急うめだ本店/阪神百貨店 阪神梅田本店/ヒルトン大阪/ビルボードライブ大阪/ブリーゼタワー(株式会社サンケイビル)/HEP FIVE/ホテルグランヴィア大阪/ホテル阪急インターナショナル/ルクア大阪

【賛助会員】

 JR西日本コミュニケーションズ、日本旅行、阪急交通社、阪急阪神マーケティングソリューションズ

【特別会員】

 西日本旅客鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道

【協力会員】

 大阪市経済戦略局、大阪観光局

KNT-CT、「世界遺産カレンダー」 24年度版を予約受付

2023年11月2日(木)配信

2024年版世界遺産カレンダー(見本)

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長、東京都新宿区)は11月1日(水)、「近畿日本ツーリスト 世界遺産カレンダー」の2024年版の予約受付を始めた。価格は1本2400円(税込・送料無料)。24年1月15日(月)まで、近畿日本ツーリスト公式通販サイト「e—MARKET」で予約を受け付けている。

 1996年に制作を開始したオリジナル「世界遺産カレンダー」は、今回で29作目。当初は、取引先やお得意様に限定して配布していたものが好評を受け、これまで複数のカレンダーコンテストで上位を獲得したことからご購入依頼の声が高まり、販売に至った。

 表紙は年間カレンダーとして使えるほか、ひと月ごとに作成された中面には、その月の世界遺産の説明や場所を示す地図が入る。貴重な建造物や遺跡などの文化遺産や、景観・自然環境などの自然遺産の四季折々に合わせた選りすぐりの写真で1年間楽しめる。

 サイズは760㍉×520㍉のB2判カラー13枚綴り。商品代金の入金が確認でき次第、11月24日(金)ごろから順次発送する。なお、販売数量に達し次第終了とする。

しらはま丸をラッピング 「黒船フェリー」運航へ(東京湾フェリー) 

2023年11月2日(木) 配信

黒船フェリー(イメージ)

 東京湾フェリー(齊藤宏之社長、神奈川横須賀市久里)は11月23日(木・祝)から、黒船フェリーの運航を開始する。

 ペリー率いる黒船艦隊が浦賀沖に来航してから170周年を迎えたことから企画。同社所有のしらはま丸に、黒船(サスケハナ号)に模したラッピングを施し運航することで横須賀を“黒船初来航の地”として広く周知し、横須賀市・地元観光協会・地元商店街とともに観光活性化をはかる。

 ラッピングに合わせ内装には当時のイラストをあしらい、黒船来航当時の歴史やストーリーをわかりやすく展示。船内ではさまざまな黒船関連商品を販売する。関係者は、「ペリーが乗船していたサスケハナ号としらはま丸の全長はほぼ同じなので170年前に来航した黒船の大きさがイメージいただけるのでは」と PRする。

 同社は黒船フェリーを使用し、11月25日(土)と26(日)、170年前ペリー艦隊が久里浜沖に来航した際に停泊した位置や、江戸湾の測量でペリーアイランドと海図に書かれた猿島、ペリーも実際に見たと言われる浦賀港にある燈明堂などをガイドの解説つきで巡る「ペリー来航の足跡と横須賀の伝説を辿るクルーズ」を実施する。

 12月23日(土)と24(日)に運航する「黒船で行く横須賀の夕日と夜景・ソウルフードを楽しむXmasクルーズ」では、ペリーも見た可能性がある走水沖からの夕日と富士山を楽しみながら横須賀沖までをガイドの解説とともにクルージング。船内には、横須賀海軍カレーやネイビーバーガー・ポテチパン・横須賀ブラジャーなど、横須賀の代表的なソウルフードを用意する。

日ASEAN観光大臣特別対話 持続可能性・相互交流の促進へ

2023年11月1日(水) 配信  

日ASEAN特別対話でのフォトセッション(国交省HPより)

 日ASEAN観光大臣特別対話が、10月27(金)~29日(日)に東京で開かれた。同対話では、「日ASEANで歩むこれからの50年~持続可能な観光への道を共にデザインする~」をテーマに議論を行った。日本からは、斉藤鉄夫国土交通相が参加した。

 今回の対話では、日本とラオスが共同議長国を務めた。持続可能な観光や相互交流が日ASEAN両地域の課題であるなか、両地域における課題解決の取り組みを共有し、ともに取り組む方向性について議論を行った。

 この結果、「日ASEAN観光大臣特別対話共同声明」を発出した。

 共同声明では、持続可能な観光と相互交流を2本柱とした。環境への影響を軽減するだけではなく、地域経済・社会の持続可能性を高めていく。

 ASEANが採択した「持続可能な観光開発に関するASEANフレームワーク」と、日本の「観光立国推進基本計画」、さらに、オーバーツーリズム未然防止のための取り組みに留意しながら、取り組みを進める。

 相互交流の促進では、国際感覚の向上と相互理解の増進をはかり、持続可能な観光に留意しながら、世界の平和と繁栄に貢献する。

 また、バイ会談では、ASEAN事務局のカオ・キムホン事務総長、インドネシアのサンディアガ・ウノクリエイティブエコノミー観光省大臣、ラオスのスワンサワン・ヴィニャケート情報文化観光大臣、タイのスダワン・ワンスパキコソル観光スポーツ大臣と、斉藤大臣が会談を行った。2国間の観光交流の促進や観光分野における協力などについて意見交換を行い、建設的な協力関係を深めていくことを確認した

 さらに、国交省の堂故茂副大臣は、日本ASEANセンターの平林邦彦事務総長とバイ会談を行い、意見交換を行った。

JRシステム、東海ツアーズと連携 宿はEX旅パックで客室在庫販売可能に

2023年11月1日(水) 配信

 

 宿泊施設向け旅行会社・予約サイト一元管理システム「らく通with」を提供するJRグループの鉄道情報システム(JRシステム、本多博隆社長、東京都渋谷区)はこのほど、ネット予約サービスEX旅先予約とEX旅パックを運営するジェイアール東海ツアーズ(杉浦雅也社長、東京都中央区)との連携を始めた。

 これにより、らく通withを利用する宿泊施設は、共通販売機能で登録した客室在庫をEX旅先予約とEX旅パックで販売できる。

 共通販売機能は、旅行会社がらく通withに登録した宿泊施設のプランや在庫、料金情報を取得し、販売できる。予約成立前に在庫を確認するため、オーバーブックのリスクを低減することが特徴。

 EX旅先予約とEX旅パックは、東海道・山陽・九州新幹線のほか、宿泊施設や現地の交通、観光プランをネットで予約できるサービス。会員と登録者数は計1000万人以上。日本語をはじめ、英語サイトも用意している。このうち、EX旅パックは乗車直前まで、ネットで列車を変更することができる。

トラベルコ、アプリに新機能 「旅行相談AIチャット」β版

2023年11月1日(水)配信

AIチャットに相談しながら気軽に旅行計画が可能に

 旅行比較サイト「トラベルコ」を運営するオープンドア(関根大介社長、東京都港区)は10月26日(木)、アプリ版の新機能として、AIチャットで旅行探しができる「旅行相談AIチャット」のβ版の提供を始めた。

 「旅行相談AIチャット(β版)」は、チャットでAIに旅行相談ができるアプリ版トラベルコの新機能。旅行に対する漠然としたイメージをAIにチャット上で相談することで、AIがユーザーの要望に合った回答を行う。あわせて、AIは回答に関連したアプリ内のリンク先を提示するため、ユーザーは必要に応じて比較検討もでき、旅行探しでの利便性をさらに高められる。同機能により、旅行先やアクティビティなどを予め決めることなく、気軽に旅行探しが可能となる。

「旅行相談AIチャット(β版)」の利用イメージ

 同社は2023年8月導入の「トラベルコChatGPTプラグイン」に加え、今後もAIを活用した検索機能の向上に努める方針とした。

 アプリ版トラベルコは、iOSおよびAndroid対応の無料アプリ。同機能のβ版は、既存ユーザーであればアップデートを行うことで利用が可能となる。

H.I.S.ホテルHDとカッパ・クリエイト、寿司握りプラン販売 ウォーターマークホテル京都客室で回転寿司も再現

2023年10月31日(火) 配信

プランのイメージ

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)とかっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト(山角豪社長、神奈川県横浜市)は10月24日(火)から、ウォーターマークホテル京都(京都府京都市)で宿泊客が寿司の握り方を教わりながら実際に握る体験ができる「お寿司握り体験プラン」を売り出した。

 同プランでは客室内で回転寿司を再現し、まぐろと中とろ、大とろ、サーモン、いくらなど1人15貫の寿司も用意する。客室は京都タワーを望めるスイートルームとなる。価格は1室当たり9万9800円(税・サ込)から。体験時間は約2時間。

 カッパ・クリエイトは「握るだけでなく、職人ならではの軽快なコミュニケーションを楽しめる」とアピールしている。

別府市がリゾート産後ケア事業展開 来年1月に実証実施へ

2023年10月31日(火) 配信

ONSEN+CAREのサイトも開設

 大分県別府市(長野恭紘市長)は2024年1月、実証事業として「リゾート産後ケア事業」(ONSEN+CARE)を行う。産後1年以内の母親と乳児を対象とするもので、温泉宿泊施設に滞在中、助産師のケアを受けることができる。同事業はWith Midwife(岸畑聖月社長、大阪府大阪市)が市から委託を受けて実施する。

 近年、出産後の母子に提供される健康の維持増進や休息を目的とした「産後ケア」が注目されている。

 産後の女性はホルモンバランスの急変や新生児の世話による睡眠不足、疲労などを要因に産後うつを発症する可能性がある。妊産婦の死因の1位はそれらを要因とした自殺で、コロナ禍で産後うつが3倍に増加したとのデータ(神奈川県立福祉大学研究報告)もある。日本では戦前は「産小屋」など周辺の協力で産後サポートができていたが、核家族化が進み、家族のみでの産後ケアは難しいのが現状だ。

 こうしたことを受け、産後ケアは2015年に厚生労働省の「妊娠・出産包括支援事業」として本格実施され、21年には母子健康法の一部を改正する法律、産後ケア法が施行されるなど国による取り組みも始まっている。現在は助産院のみならず、産後ケアホテルやリゾートホテルなどでのケアプランも出始めている。

 他方、日本最大級の温泉地である別府は、新たな温泉の利用価値開拓に力を入れており、さまざまな画期的な取り組みを行っている。今回は温泉の魅力と健康・子育ての専門家である助産師を掛け合わせ、親湯治・ウェルネスツーリズムを後押ししていくという。

 長野市長は「女性のからだや赤ちゃんの専門家である助産師に育児の悩みを相談しながら、お母さん自身もケアを受け、温泉でからだを癒し、非日常の空間でゆっくりしていただきたいと思っています。もちろん、一緒に育児を頑張っているお父さんにも優雅な休息を過ごしていただける内容となっています。別府の温泉と観光で日ごろの育児の疲れを癒してください」とコメントした。

 今回の事業の募集人員は6組限定。1月24日(水)~27日(土)がガレリア御堂原の滞在で、費用は15万円~25万円(父母+乳児)、申し込みは12月15日まで。1月29日(月)~31日(水)は美湯の宿 両築別邸の宿泊で、10万円~20万円(父母+乳児)。募集は12月22日まで。部屋のグレードや食事内容によって宿泊費用は前後する。参加者は2~3泊程度の旅行が可能な健康状態で事前事後のオンライン面談やアンケート回答に協力できる人。

池袋を楽しむサブカルチャーの拠点の1つに 東京都、日本のアニメの拠点「アニメ東京ステーション」開業

2023年10月31日(火) 配信

アニメ制作の工程を紹介

 東京都は10月31日(火)、世界中に根強いファンを持つ日本アニメの拠点「アニメ東京ステーション」(東京都豊島区)を開業した。

 地下1階では都が保管する約5万点のレイアウトや原画、シナリオ、企画書、台本、絵コンテ、セル画などを保管、展示。展示を通じて、アニメ制作の工程を紹介する。

「NARUTO-ナルト-」フィギュア&ゲームの展示を展開

 2階には企画展用のスペースとグッズショップを用意した。企画展は年4回企画展を予定しており、内容は話題の作品などを中心に運営、管理を行う日本動画協会とテーマを選定する。現在同スペースでは、24年1月まで人気の高い「NARUTO-ナルト-」フィギュア&ゲームの展示が行われている。

 このほか、懐かしい作品から最新の人気アニメまで、計118作品のアニメのキャラクターや名シーンで構成されたシンボルディスプレイが飾られているアニメ総合情報フロアでは、アニメ制作などを学べるワークショップの実施も予定する。

 都は「アート・カルチャー」の魅力溢れるまちづくりを進める豊島区とも連携し、池袋を楽しむサブカルチャーの拠点の1つとして、活用していく考えを示す。