インバウンドを呼び戻せ 「関西インバウンド観光リバイバルプラン」公表へ 観光庁

2018年9月19日(水) 配信 

関西地区へ

 

観光庁は9月18日(火)、 関西地区におけるインバウンド観光を活性化させるため、21日(金)に「関西インバウンド観光リバイバルプラン」を公表すると発表した。韓国や中国の大型連休期間(※)を挟んだ1カ月程度を集中キャンペーン期間と位置づけ、外国人旅行者の呼び戻しをはかる。

 同プランは、関西を観光地として改めて「知ってもらう」、「来てもらう」、「行ってもらう」、「楽しんでもらう」の4つの柱を置く。日本政府観光局(JNTO)や、航空会社、旅行会社、関西圏の空港、公共交通事業者、小売店、飲食店などの幅広い観光関係者の協力を得て、外国人旅行者の関西への来訪を歓迎する取り組みだ。

  「平成30年台風第21 号」や、これに伴う関西国際空港の被災などで、好調な訪日外国人旅行者数に影響が出ることが懸念されている。このため、関西国際空港が、9月21日(金)に見通す第1ターミナル北の再開を機に、同プランで関西地区のインバウンド観光の活性化をはかる考え。

  関係団体・事業者からの聞き取り結果を踏まえて、それぞれの取り組みを記載した「関西インバウンド観光リバイバルプラン」を9月21日に公表する予定だという。

※ 韓国秋夕(チュソク):9月23 ~25 日 、中国国慶節:10 月1~7日

高山本線全線の復旧を記念し、飛騨市が宿泊割引クーポン配布

2018年9月18日(火) 配信

「君の名は。」のモデルとなった高山本線・飛騨古川駅

飛騨市では、「平成30年7月豪雨」被害で通行止めとなっていたJR高山本線(坂上駅~猪谷駅間)が11月下旬、全線開通となる見通しであることを記念し、市内の宿泊施設利用者に向けた割引クーポンを2018年9月19日(水)から発行する。

 飛騨市と包括連携協定を締結している楽天(東京都世田谷区)が運営するオンライン旅行予約サービス「楽天トラベル」と連携。同サービスに登録されている飛騨市内の17の宿泊施設に宿泊する際、利用できる割引クーポンを発行して市内の宿泊事業者を支援し、地域振興をはかる。

飛騨市内宿泊割引クーポン 実施概要

利用方法:

 「楽天トラベル」に会員登録し、「西日本を旅行で応援しよう!割引クーポン」特設サイトに掲載の飛騨市宿泊クーポンを入手。予約時に使用することで、割引価格で利用できる。

発行期間: 2018年9月19日(水)~発行枚数に達し次第終了

宿泊対象期間:

 2018年9月19日(水)~12月16日(日)チェックアウト分まで

 ※除外日:9月22日(土)~23日(日)

割引額:3千円(大人2人以上で利用、かつ宿泊費合計が1万円以上)

発行枚数:200枚

特設サイト:

休暇村伊良湖×愛知県「伊良湖アウトドアフェスタ」を9月30日(日)開催!

2018年9月18日(火) 配信

芋掘り体験

愛知県田原(たはら)市の「休暇村伊良湖」は9月30日(日)、愛知県と共同主催で「伊良湖アウトドアフェスタ」実施する。

 今年で8回目の催し。伊良湖岬が舞台となった叙情詩「椰子の実」にちなんだ「全日本椰子の実ころがし大会」やお子様大喜びの「芋掘り体験」、缶ぽっくり、竹馬など昔の遊びを体験する「昭和の遊びコーナー」を企画している。

伊良湖アウトドアフェスタ概要

開催日:2018年9月30日(日)午前10:00~午後3:30 ※雨天中止
場所 :休暇村伊良湖グラウンド・いらごさららパーク(休暇村伊良湖内)
参加費:無料
主催 :休暇村伊良湖・愛知県
後援 :田原市

全日本椰子の実ころがし大会

全日本椰子の実ころがし大会

 「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ」のフレーズで有名な歌曲「椰子の実」。田原市では「遠き島」に見立てた石垣島から、椰子の実に「波にのせ想いは遥か恋路ヶ浜」と刻んだ金属プレートを取り付け、毎年約100個の椰子の実を投流している。

 「全日本椰子の実ころがし大会」は、アウトドアフェスタのメイン競技で、約3キロの椰子の実を転がして、その距離を競う。競技は男女別で一般と小学生の部があり、各部上位3位までが表彰される。これまでの最長記録は、2014年一般男子の部 51.6メートル。

休暇村伊良湖

 絶品の海鮮や渥美野菜に舌鼓。広大な敷地内にホテル・コテージ・キャンプ場を有する伊良湖岬のほど近くにあるリゾート。バーベキュー場や体育館、テニス場など、施設も充実。渥美野菜や新鮮魚介を用いた和食中心のバイキングや、旬の食材をふんだんに用いた季節の会席も人気だ。

所在地: 〒441-3615 愛知県田原市中山町大松上1
TEL  : 0531-35-6411

銀座に大型スーツケース出現、TOKYOFMとタイアップ(ジャルパック)

 2018年9月18(火) 配信

サテライトオフィス通常時(上部)とジャルパックオリジナルステッカーラッピングイメージ

ジャルパック(江利川宗光社長)はこのほど、東京・銀座の数寄屋橋交差点(旧ソニービル跡地)にオープンした「Ginza Sony Park」内のTOKYO FMサテライトスタジオ「TOKYO FM Ginza Sony Park Studio」とタイアップした。サテライトスタジオとして設置されているトレーラーハウス型の同スタジオを「GINZA to HAWAII From JALPAK」でラッピングし、トレーラーをスーツケースに見立ててハワイ旅行のプロモーションを展開する。実施は10月11日(木)まで。

◆「Ginza Sony Park」内TOKYO FMサテライトスタジオを“ジャルパックでハワイ旅行”をイメージしたデザインにディスプレイ

 

期間:2018年9月17日(月・祝)~10月11日(木)
 世界中を連れまわしたスーツケースの証、旅先の思い出を表現したさまざまな色や形のステッカーにより、トレーラー型、サテライトスタジオをスーツケースに見立てた。「Ginza Sony Park」に新たなフォトスポットが出現する。

◆9月18日(火)~10月11日(木)
ワイド番組「シンクロのシティ」内 月~木 5分コーナー展開
『FEELIN’ ALOHA supported by JALPAK』をオンエア(午後4時台)

 毎日テーマを変え、オアフ島やハワイ島のホットな最新情報をお届け。「JALパック ハワイ」の商品企画に携わるスタッフが「JALパック」ならではのハワイの楽しみ方、お得なツアー情報を配信する。
また、リスナーに向けた特別企画を用意。番組を聞いてくれた人の中から抽選でハワイ旅行2人1組を招待する。


 

 
 
 

「みやざきシーサイド芸術花火2018」11月4日(日)開催

2018年9月18日(火) 配信

メインビジュアル

全国展開中の芸術花火シリーズが「みやざきシーサイド芸術花火2018」として11月4日(日)にみやざき臨海公園で開かれる。

 2010年に宮崎で発生した家畜伝染病、口蹄疫のメモリアルイベント「水平線の花火と音楽」の後継イベントで、恒例イベントを復活してほしいとの声に応えて開催に至った。

 全国各地の花火師が集結し、大迫力の1万2千発の花火を音楽に合わせて次々と打ち上げる。開場は午後3時で、花火の打ち上げは午後6時からの予定。チケットは9月15日(土)から売り出している。

【PR動画】

【参加花火会社】

アルプス煙火工業(長野)/安藤煙火店(山形)/伊那火工堀内煙火店(長野)/柿薗花火(宮崎)/野村花火工業(茨城)/響屋大曲煙火(秋田)/山内煙火店(山梨) ※他随時、参加予定

「みやざきシーサイド芸術花火2018」(イメージ)

【公式ホームページ】

みやざきシーサイド芸術花火2018
https://miyazaki-hanabi.com
あの感動がふたたび!「水平線の花火」が新しく芸術花火として復活! "日本最高峰の花火師達"が集結!宮崎の秋の夜空を彩ります!

【チケット】

・芝席(エリア内自由) 2千円(税込2160円)

・イス席(指定席) 4千円(税込4320円)

・4人テーブル席(駐車場付) 3万円(税込32400円)

・カメラ席(エリア内自由) 4千円(税込4320円)

※未就学児無料(膝上観覧)

※小学生以上はチケットが必要

※雨天決行(荒天中止)

第24回全旅連青年部全国大会 10月30日に長崎県長崎市で開催

2018年9月18日(火) 配信 

2017-18年度西村体制の集大成の場に

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(西村総一郎部長)は10月30日(火)に、長崎県長崎市で「第24回全国大会in長崎」を開く。

 「変わらないために変わる―The Only Constant is Change」をスローガンに、西村体制(2017~18年度)の集大成の場として、全国各地の青年部員が一堂に集う。

 西村部長は「観光業・宿泊業の力が問われる今、私たち青年世代が主体となって『自信と誇り』、『気概と覚悟』をもって未来を切り拓くという決意を内外に示したい」と、1人でも多くの部員の参加を呼び掛けている。

 大会実行委員長の塚島英太財務・組織担当副部長は「熊本地震、九州北部大水害によって九州は甚大な観光被害を受けた。全国の仲間からたくさんの支援をいただいた。言葉では言い表せない感謝の気持ちをお届けしたい」と地元・長崎で準備を進めている。

 大会式典は、長崎ブリックホールで午後1時から開幕。各地域の積極果敢な青年部活動を称える褒賞表彰式も行われる。青年部長賞(グランプリ、準グランプリ2本)、青年部OB賞、さらに旅行新聞新社賞など各賞も発表する。各分科会の開催も予定している。

 午後6時からの懇親会は長崎県立総合体育館(アリーナかぶとがに)で開く。

 翌31日(水)には、15年7月に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録された、軍艦島に上陸するエクスカーションも用意している(参加費は3840円、先着90人)。

 問い合わせ=全旅連青年部事務局 tel 03(3263)4428。

「提言!これからの日本観光」 「産業観光」とまちづくり

2018年9月17日(月) 配信

舞鶴赤れんがパーク

余暇ツーリズム学会が文化庁、舞鶴市などの後援のもと、このほど舞鶴市で「観光地域ストーリー研究会」を開催し、筆者も参加した。

 明治中期、近代国家として列強に伍する防衛力の整備が国策として進められた。横須賀、呉、佐世保、舞鶴の4地域が地勢、後背地の状況から対象に選ばれ海岸鎮守府が置かれた。鎮守府は多くの艦船の母港となり、造船の製造、補修のための大規模な工廠をはじめ、そこで働く兵員、工員などの人々の生活を支える交通インフラや住宅、厚生施設などが必要で、その性格から、新(軍港)都市ともいうべきまちづくりが進められた。海岸には日本の近代化を象徴するさまざまな軍需産業、交通施設が集積された。これらの多くは現在、産業遺産となり、「日本の近代化の躍動が体験できるもの」として国の〝日本遺産〟に認定された。

 舞鶴市東地区では、1901年、鎮守府開設を機に海側には軍港施設、工廠などが、山側に操車場をもつ東舞鶴駅が立地、ここから沿岸地域へ臨港線も建設される。そして、この間に近代的都市計画による住宅、商業地域の造成、水道などの都市インフラの整備、格子状の街路に囲まれるコンパクトな港湾産業都市が短期間で整備された。

 このような新しいまちづくりが短期間に進んだのは、緊急国策として半ば強制的に進められたからである。完成後、軍港としての秘密保持のため、立入り、写真撮影も一部禁止され、新しい地図も非公表、戦後、引揚港として知られるまで東舞鶴港一帯は訪れる人も稀な地域でさえあったという。しかし、舞鶴市は港湾産業施設などの立地が進んだため、(交流)人口が急増した。(舞鶴市の人口は戦時中兵員の増加徴用、動員された工員で20万人近くに膨れ上がったと聞く)。まさに、産業活動による(交流)人口増大がまちづくりの原動力となったことを示している。これからは「観光」(とくに産業観光)による交流人口増を新しいまちづくりの動機とする必要がある。観光客を迎えるため、観光、交通インフラの整備などが求められ、これがまず、ハードのまちづくりの原動力となる。また、舞鶴ではすでに旧海軍工廠施設から転換した施設などの「産業観光」が盛んである。「産業観光」はその性格上、官民とくに住民、企業など多くの関係者の連携協働で進める必要がある。この推進体制は、即まちづくりの推進母体となって「産業観光まちづくり」が進む、また「産業観光」を持続的観光とするためにもこの協働体制が大きい役割を果たしており、「産業観光」推進とまちづくりは絶妙な相互補完、依存の関係にある。さらに、ソフトのまちづくりも求められるが、これも観光で培われた住民の「もてなしの心」の共有が前提となろう。このような「産業観光」推進による地域再活性化への努力が即市民参加の新しいまちづくりの原動力となることを、今回の勉強会で実例に接して改めて確認することができたように思う。

須田 寛

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏

「旅館コンサルタント大坪敬史の繁盛旅館への道(46)」地域の現状のツタエカタ

2018年9月16日(日) 配信

災害が起こったときこそ「旅」のチカラを

まず、今回の西日本豪雨で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧と復興を願ってやみません。

 弊社の事務所は、神戸に登記している会社で、私の住まいも神戸ということで、今回の西日本豪雨で、多くのお客様から「ご自宅や会社は大丈夫でしたか」というありがたいお見舞いを頂戴しました。幸い、先般の地震も今回の大雨の影響もなく、家族親類にも被害は皆無でした。神戸の住人は、神戸にほとんど被害がなかったことは理解していますが、遠く離れた地域の人たちからみれば、テレビから流れるショッキングな映像が頭に残り、すべてが被災している、という勘違いをさせてしまいます。

 群馬県のクライアント旅館から、7月下旬に予約されていた海外ツアー客のキャンセルがあった、という話を伺いました。

 20人ほどの小団体だったそうですが、そのうちの1から2人が西日本豪雨災害の映像を見て、「日本は危ないから行きたくない」と言っているとのことでした。

 群馬県は西日本豪雨の影響とはまったく関係がありませんし、実際に甚大な被害を受けた地域であっても、懸命な復旧作業に当たっておられる方々もおられます。

 ただ、地方においては行政区分(市町村)が同じであっても、当該面積が都会のそれとは比べ物にならないような広さがあり、同じ市町村名がついていても、被害はごく一部の地域で、その地域のショッキングな映像が、視聴者の誤解を招いてしまうことも多々あります。

 もちろん、被害を受けた地域の復旧業務は急務であります。ただ、被害を受けた地域での1日も早い復旧と、被害を受けなかった地域の1日も早く日常(通常生活)に戻るという考え方を並行して物事を進めないと、被害を受けた地域へ手を差し伸べることもできなくなってしまいます。

 大雨の直接的な被害が少なかった飛騨高山の本陣平野屋では、今回の大雨のあと、自社のブログで、現在の「飛騨高山の様子」と高山に行くための交通手段を定期的に発信されておられます。

 ■「本陣平野屋 ブログ」で検索すると、飛騨高山の「今」と「飛騨高山に至る交通手段」が正確に記載されており、飛騨高山地域の方々がどういう思いで営業しているのかが伝わってきます。インターネットの発展は、こういった地域を想う企業がダイレクトにお客様に対して情報を発信できる時代になったということです。

 マスコミは視聴率のために、過度でショッキングな映像を撮り流します。その映像がお客様の頭に残り、「ここに行くのはやめておこう」や「こんな時に旅行をするのはどうだろうか……」という発想に陥ってしまいがちですが、過度な自粛は結果的に経済活動を締め付け破たんにつながります。

 こういった災害が起こった時だからこそ、「旅」のチカラで日本を盛り上げていきたいと強く願っております。

コラムニスト紹介

大坪敬史氏

旅館コンサルタント 大坪 敬史 氏

大手旅行会社での実務業務を経て船井総合研究所入社。インターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増&即時業績向上ノウハウには定評があり、数多くの宿泊産業の業績向上に貢献。観光文化研究所を設立し代表取締役。

 

「津田令子のにっぽん風土記(41)」期間限定の宿で集落の日常を体験~高知県・日高村編 ~

2018年9月15日(土)配信 

「POP UP INN」の朝のようす
POP UP INN プロジェクトリーダー 小野 かおりさん

 
今年7月、高知県高岡郡日高村の江尻集落、仁淀川のほとりでスタートしたプロジェクトが「POP UP INN(ポップアップイン)」だ。集落内の空き地にテントなどの宿泊施設を期間限定で設置。宿泊者はウナギとり、お茶園での収穫など村民のふだんの暮らしが学べる「村民弟子入り」体験にも参加可能だ。「暮らしキャンプ」をテーマに、集落の日常を体験することを目指している。
 
  プロジェクトリーダーの小野かおりさんは、約1年半前から日高村と東京の2拠点居住をしている。東京の広告制作会社に勤めていたが、東日本大震災後、学習支援や子ども食堂などのボランティアを始めた。そんななか、日高村に素晴らしい活動があると聞き、訪れて滞在するうち、その活動をするNPO法人日高わのわ会や、村の方々の人柄、自然などに魅せられたという。現在は村の地域おこし協力隊となり、日高わのわ会の広報や特産品のPRなどをしながら、合間に広告ディレクターの仕事も続けている。「都会だけだと価値観が固まってしまう。田舎との2拠点だと体も心も健やかになれます」と語る表情は生き生きとしている。
 
 多様な魅力があり、高知市内から約40分という優れた利便性もある。ポテンシャルの高い日高村に他の人も「行きつけられる」よう、宿泊施設があるといいと考え、来夏にゲストハウスをオープンする予定だ。
 

 「知らないことで不安感が増す」と、まずは期間限定でテント式の宿を開き、そのようすを地元の方に見せたいと小野さんは考えた。集落の空き地の活用にもなる。東京で通っていたゲストハウス開業講座で仲間もできていた。運営は自分が所属する日高わのわ会に協力を得た。地域の人との間に入ってもらうことで、土地を借り、近隣の人の理解を得ることに成功。テントなど一部備品の購入には村の協力も得られた。また「ここでしかできないことを」と、体験のプログラムも整えた。
 
  ゲストを受け入れ始めると「釣りをしても釣れるかわからないなど、飾らない日常を体験すると村民と仲良くなれます」。体験を提供する村民もゲストから「楽しかった」「うらやましい」などの声を聞き「自分たちの生活が素敵なんだと感じて、活気づいている」と小野さん。
 
  当初は9月末までの予定だったが、期間延長を決めた(詳しくはホームページ参照)。「風通しのいい地域を目指したいです。色々な価値観の人に来ていただきたいですね」。

 

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

 

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

 

 

手描きの紙観光ガイドマップをオンライン化へ、位置情報も反映 JTBとStrolyが業務提携

2018年9月14日(金) 配信

「観光ガイドマップ等のインタラクティブ・メディア化」のイメージ

JTBは、紙媒体の観光ガイドマップをオンライン化する独自技術を持つStroly(髙橋真知社長、京都府京都市、以下ストローリー)に資本参加し、両者間で包括業務提携を行うことを8月に合意した。業務提携による新サービスを始動させる。

 新サービスは①地域の観光ガイドマップなどのメディア化②オンラインマップを通じた旅ナカ体験価値の向上③大型イベント実施時の会場案内――の3つ。

 ストローリーが提供するサービスは、手描き地図などデザインはそのままに、位置情報を重ねあわせるもの。インバウンド向けに多言語にも対応する。古地図や鳥瞰図など、さまざまなデザインマップを簡単にオンライン化できる。ストローリーと、旅行情報誌「るるぶ」を有するJTBの観光コンテンツやデザインマップを掛け合わせ、両者の強みを生かしたオンラインマップを造成する。

 サービスを利用した観光客の閲覧状況や行動データは収集・分析し、商品開発や誘客マーケティングに役立てる。

 大型イベント実施時は、会場のイベントや出店舗の混雑情報などを発信し、混雑回避や危険防止につなげる。

 今後は金沢市・川越市・那覇市をはじめとし、全国の観光地で事業展開していく方針だ。