みなかみエリアに情報発信型店舗 11月22日(木)上毛高原駅に開業

2018年11月5日(月) 配信

店舗イメージ

群馬県・みなかみエリアの魅力が詰まった情報発信型店舗「みなかみツェルト」が11月22日(木)、上越新幹線・上毛高原駅構内に開業する。

 「観光」「食」「特産品」をテーマにした店内では、地元のクラフトビールや軽食、デザート、土産物を多数取りそろえる。みなかみエリアの魅力も発信し、新幹線の待ち時間や地域のコミュニティカフェとして、県内外の利用を見込んでいる。みなかみ町観光協会、上越クリスタルガラス、JR東日本高崎支社が連携し開業する。

商品メニューの一例

1)飲食部門

地元産リンゴのアップルパイ(阿部りんご園)

 クラフトビール(ピルスナー、エール)700円
 おつまみセット(育風堂ハムセットまたは地元ケーキ店のタルト)500円
 たにがわ茸の包み焼 400円
 地元果実たっぷり!フルーツケーキ 700円
 地元産リンゴのアップルパイ 400円

2)工芸品部門
 月夜野工房ガラス製品(グラス、インテリアなど)500円~

3)土産部門
 育風堂ハムほか
 みなかみ産 農産物・果物
 みなかみ製造 漬物・菓子

店舗開業の経緯

 上毛高原駅は、観光客(登山、アクティビティ、温泉)を中心とした利用が多い駅で、みなかみエリア(後閑、上牧、水上、湯檜曽、土合)のみならず利根沼田地域の玄関口になっている。その「玄関口」上毛高原駅に、みなかみエリアの豊富な資源を体感してもらう情報発信型店舗を3社が連携し、エキナカに開業する。

 また地域の人にとっても、気軽に訪れることができ、みなかみ町内に点在する素晴らしい資源に触れ、地元の良さを再認識してもらうことで、町への誇りを醸成する拠点としての機能も目指す。

店名について 

 ツェルト(zelt)とはドイツ語でテントの意味。とくに登山用の小型軽量テントのことを指す。登山には頼もしい存在であり、また必須の山行ギアでもある。みなかみのシンボルである谷川岳は世界中から愛され、畏怖され、毎年たくさんの登山客が訪れる。みなかみを訪れる人たちが、目的に行く前に立ち寄って休憩したい場所、情報を得るための頼りになる場所となるようにと命名した。

地元事業者との連携について 

 本店舗はみなかみを中心とした情報発信型店舗として、地元の事業者と連携した商品展開を行っていく。みなかみ町の魅力に触れてもらい、町内各所へ足を運ぶきっかけをつくる。

・スウィーツ提供 
 フルーツケーキ :みなかみフルーツランドモギトーレ、
 アップルパイ  :阿部りんご園
 タルト     :ジャックザタルトファンタジー!
・ドリンク類提供 :みなかみ農村公園公社
・お土産類提供  :水上きのこ販売、丸久物産、マルシゲ物産
・キノコ類提供  :月夜野きのこ園
・生ハム、肉類提供:育風堂精肉店
・マグカップ、陶器類提供:釉庵窯
・ガラスアクセサリー提供:TaigaGlass
・桐工芸品提供:桐匠根津
・小物入れ、サービストレイ提供:たけのこ学園

店舗営業情報について

店舗名称:みなかみツェルト                                         
所 在 地:群馬県みなかみ町月夜野1756                      
営業時間:午前10:00-午後6:00                                    
店舗面積:103.6平方メートル                            
座 席 数:18席+立ち飲みカウンター                
定 休 日:なし       

大阪城の夜の新スポット 「SAKUYA LUMINA」が12月公開

2018年11月5日(月) 配信 

「サクヤルミナ」は12月15日オープン

大阪城公園(大阪市中央区)に2018年12月15日(土)、夜の新スポット 「SAKUYA LUMINA(サクヤルミナ)」がオープンする。幻想的な音や光と、大阪城の自然が融合したナイトウォーク体験を楽しめる。

 サクヤルミナは、カナダ・モントリオールに本拠地を構える最先端のデジタルアート集団「Moment Factory」が開発し、世界中の人を魅了している「ルミナ ナイトウォーク」シリーズの9作目となる最新作。その土地がもつ固有の文化や美しい自然にインスピレーションを受け、幻想的な光と音、演出、映像、そしてインタラクティブな仕掛けを通じて、言語を超えて人々の心を動かす体験型ナイトウォークを展開する。

イベント概要

主催:サクヤルミナ製作委員会

会場:大阪城公園内 特設会場

 ※チケットセンターはJR「大阪公園」駅すぐJ「JO-TERRACE OSAKA」内

営業期間:2018年12月15日(土)から3年間の常設を予定

営業時間:午後6:00~10:00(最終受付は午後8:40)

 ※第1期チケット販売期間は2019年1月末まで。

  営業時間は季節により変動する。

 ※雨天決行、荒天中止

公式ホームページ:以下のページリンクから

ルミナ ナイトウォークとは?

 カナダ・モントリオールに拠点を置く「Moment Factory」が生み出した、ユニークな屋外型マルチメディア体験がルミナ ナイトウォーク。参加者は自分の足で会場を歩き、物語の世界観に引き込まれるような、「イマーシブ(没入感のある)」な空間を楽しめる。2014年にカナダ・ケベック州に初のルミナが誕生したのをきっかけに、日本やシンガポールにも広がり、数々の国際的な賞を受賞している。

 ルミナの特徴は、それぞれの土地の文化や美しい自然にインスピレーションを受けて紡がれた、独創的なストーリー。幻想的な音や光、インタラクティブな最新デジタル・アート、そして美しい自然の融合は世代や言語の壁を超えて心を動かす。

MOMENT FACTORYとは?

 カナダ・モントリオールを拠点とする、すべてのプロダクション機能を備えたマルチメディアスタジオ。映像やライティング、建築、音響、特殊効果など多様な専門分野をもつスタッフが集まり、今まで見たことないような「体験」を日々つくり出している。

 本拠地であるカナダ・モントリオールのほか、ロサンゼルス、東京、ロンドン、ニューヨーク、パリにも活動拠点を置く。展覧会やコンサートなどのイベント、テーマパーク、商業施設、公共空間など、世界中で400以上のプロジェクトを手がけた実績を持つ。

 クライアントは安室奈美恵さん、マドンナさんなどのアーティストから、マイクロソフト、ソニー、トヨタ、ロイヤル・カリビアン・クルーズなどの企業、シンガポール動物園、シンガポール・チャンギ国際空港、バルセロナのサグラダ・ファミリアといった施設まで多岐に及ぶ。

 Moment Factoryは、世界に新しい経験をもたらすエンターテイメントのパイオニアとして、あらゆる場所でワクワクするような感動や、人と人とのつながりを感じられるような表現を追求している。

 第21回 文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門 優秀賞(2018年)

アンバサダーに渡辺直美さんが就任!!

「サクヤルミナ」の概要発表会見のようす(中央が渡辺直美さん)

渡辺直美さんコメント:

 「SAKUYA LUMINA」のイメージ映像を見ました。さすがMoment Factoryが手がける世界、すごく美しい!イルミネーションだけじゃなく、自然との融合がすばらしいと思いますね。私もすごく楽しみにしてます。あ~、早く行きたい!」

チケット販売概要

料金:

前売券:

 大人(18歳以上)2,700円

 中人(13歳以上~17歳以下)、シニア(65歳以上)1,800円

 小人(4歳以上~12歳以下)1千円

当日券:

 大人(18歳以上)3,200円

 中人(13歳以上~17歳以下)、シニア(65歳以上)2,200円

 小人(4歳以上~12歳以下)1,200円

 ※3歳以下は無料

 ※大阪市民優待として「2019年1月31日まで大人2千円、中人・シニア1千円、小人500円の特別料金」を実施。

対象:大阪市の在住者・通勤・通学者

証明:保険証、学生証、免許証、社員証(住所記載)などを提示

※​12月15日のオープンに先駆け、大阪市民を対象としたプレオープン招待イベントを予定。詳しくは後日発表される。

※障がい者優待料金、車イス、ベビーカーでの参加については、公式ホームページの「INFORMATION」を確認するようお願いする。

チケット販売先:

前売券・当日券販売先

 チケットよしもと

当日券販売先

 大阪城公園「JO-TERRACE OSAKA」内サクヤルミナチケットセンター

チケットに関する問い合わせ:

チケットよしもと予約問合わせダイヤル

 TEL 0570-550-100(午前10:00~午後7:00/年中無休)

「夢の休日 国内 冬・早春号」本日発売 醍醐寺の貸切夜桜鑑賞など

2018年11月5日(月) 配信

JTBの高品質旅行専門店「ロイヤルロード銀座」は11月5日(月)、「夢の休日 国内 冬・早春号」を売り出した。冬の祭りや行事の見学、カニやフグなど旬の味覚を楽しめるコースなど、全36コースを用意した。

 昨年人気だった「世界遺産 醍醐寺 特別拝観と夜桜鑑賞」の特別企画は、閉門後の醍醐寺「霊宝館」を貸し切り、「法話と声明の夕べ」を開く。花見時期に混み合う醍醐寺の夜桜を、「夢の休日」参加者だけでゆったりと鑑賞できる。

 「夢の休日 国内」は日本の美しい四季の風景や伝統行事、希少価値の高い旬の食材や厳選された郷土料理などを、添乗員の案内で楽しめる少人数ツアー。桜の季節の商品のうち、毎年人気の高いコースは早くから問い合わせがあるため、今年は例年より早い発売となった。

霊宝館の枝垂れ桜(イメージ)

夢の休日 国内 冬・早春号 商品一例

新・世界遺産登録の天草を訪ねる~スイーツクルーズ「エルミラ」乗船と「天空の船」で寛ぐ3日間

◆出発日:2019年3月2日(土)

◆旅行代金:24万8千円
(2人1室利用/羽田空港発着/2泊目「天空の船」サンセットビュージュニアスイート泊)

◆宿泊先:1泊目/雲仙観光ホテル、2泊目/天草 天空の船

◆おすすめポイント

・雲仙天草国立公園内の天草五橋や三角西港などの絶景を巡るスイーツクルーズ「エルミラ」をロイヤルロード銀座で貸切乗船。船体デザインはJR九州の豪華列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏が手がけ、優雅な空間でスイーツが楽しめる。

・今年「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録されたばかりの天草・﨑津集落にある﨑津教会を訪れる。キリスト教の伝来から繁栄、迫害、潜伏、そして復活へと信仰の変遷を示す資産がある。

・キリスト教解禁後、初めて建てられた華やかで美しい白亜の教会「大江教会」を訪れる。

日本一早く咲く桜と絶景古宇利大橋 「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」で寛ぐ3日間

◆出発日:2019年2月1日(金)

◆旅行代金:25万3千円(2人1室利用/羽田空港発着/プレミアムツイン泊)

◆宿泊先:THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座 (2連泊)

◆おすすめポイント

・沖縄本島のほぼ中央部、水平線から昇る朝日が美しい東海岸ならではのロケーションに2018年7月にオープンした、ひらまつ初の美食リゾートに2連泊する。全室ジャグジー風呂付きオーシャンビューの客室、洗練されたフランス料理・イタリア料理を提供する開放感あふれるレストランなど、料理・サービス・宿泊のすべてを追求したプライベートリゾート。

・日本一早く咲く桜「寒緋桜(かんびざくら)」の名所を訪れる。

・絶景が広がる全長1960㍍の古宇利大橋を渡る。

跡見学園女子大学、東義大学校と学術交流協定を締結

2018年11月5日(月) 配信

協定締結式のようす

跡見学園女子大学(文京キャンパス・東京都文京区大塚、新座キャンパス・埼玉県新座市)はこのほど、東義大学校(大韓民国釜山市)と学術交流協定を締結した。韓国の大学との協定は初めてで、第二外国語科目である朝鮮・韓国語の短期研修の実施や、観光などの学術分野の交流を深める。

 東義大学校で行われた協定締結式には跡見女子大の笠原清志学長、イシカワカズ副学長らが出席。東義大学校からはコン・スンジン総長やチャン・ジョンウク副総長ら4人が出席した。また締結式前日には笠原学長が東義大学校の学生に向け、「日本製造業の栄光と陥穽情報化:グローバル化になぜ対応できなかったのか」をテーマに特別講義を行った。

 跡見学園女子大学はこれまで、8カ国の大学と協定を結び、語学や現地文化、地域コミュニティについてなどの海外研修プログラムを実施。語学力やコミュニケーションカ、国際的視野を育むグローバル社会での活躍を見据えた取り組みを進めている。

「街のデッサン(211)」バルカン半島への誘い 外交官の書いた1冊の著作から

2018年11月5日(月) 配信

第2次大戦勃発の年に、芦田均が著した「バルカン」

 バルカン半島を旅したいと思った背景には、私個人としての長い歴史があった。

 まだ若かりしころであるが、詩人のミハイル・イサコフスキーが作詞した「バルカンの星の下に」というロシア民謡があって、よく口ずさんでいた。黒い瞳の恋人と故郷を、戦場の兵士が懐かしむ詞であったから、青春の感傷にはピッタリの歌だった。ドナウ川の彼方にあるバルカンとはどんなところなのか、想いを馳せたものだったが、その回答は1冊の岩波新書が与えてくれた。芦田均著、 1939(昭和14)年発刊の「バルカン」だった。

 そう、芦田均と言えば戦後の日本の、短期間だが内閣を率いた総理であった人物だ。その芦田均がなぜこの本を第2次大戦が始まった年に書いたかと言えば、彼は戦前に外交官でトルコ大使館に勤めていたからである。芦田が外交官であったしばらくあとに、リトアニアの領事館では有名な杉原千畝が6千人のユダヤ人を救うために活躍していた。杉原も有能な正義心のある外交官であるが、一方では本国にドイツが侵略戦争を始めたヨーロッパから重要な情報を送る「諜報官(インテリジェント・オフィサー)」の役割を果たしていたという。従って、芦田の「バルカン」も地政学的な視点でのバルカンの分析的な著作ではあるが、私には文学味豊かな作品に思えた。芦田は、実はトルコ大使館赴任中に「海峡問題(ボスポラス海峡・ダーダネルス海峡の通航制度)」に注目して論文をまとめ、東京帝国大学から法学博士を授与されている。それが下敷きになって、岩波新書になったのであるが、この本の文体はリリシズムに富んだ感性の本とも思える。

 最近(2017年)出された、イギリスの歴史家マーク・マゾワー著の同じタイトル「バルカン」の序文で村田奈々子東洋大学教授は、芦田均による著作は「民族の多様性、地形上の中心の欠如、政治的統一の困難、(中略)結果的にヨーロッパの進歩から取り残されたバルカンの〝後進性〟という、バルカンを特徴づける常套句である」としている。確かに、分析的には現在においても常套的な中身であろうが、そこに表現されたバルカン半島の諸国は、行ってみたいと思わせる歴史や文化に溢れた表現に満ちている。「バルカンの既往」という節では「その昔ホーマーという男が、多島海の岸をさ迷いながら、人生を詩に歌った」という文章から展開する。こんな文章を見ると、誰もが自分もホメロスになりたいと思うのではないか。私のバルカンへの旅は、そこから始まった。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

 

はとバス、東京横浜観光バスツアー発表 皇居一般参賀コース強化

2018年11月5日(月) 配信

皇居一般参賀(イメージ)

はとバスはこのほど、2018年12月~19年3月の東京横浜観光バスツアーを売り出した。秋からの継続分を含め、クリスマスやお正月コースの季節限定商品など166コース(前年156コース)を設定。平成最後の正月として注目が集まり、皇居一般参賀の高い需要が見込まれることから、皇居一般参賀を組み込んだコースを強化した。

  もう一つの目玉となる夜の観光では、36コースを造成。前年度(2017 年7月1日~2018 年6 月30 日)の都内夜観光コース利用人員は、働き方改革、ナイトタイムエコノミーの気運の高まりにより、前年比0.5%増。また高単価商品(1万2千円~2万 円)の利用人員も同60%増となったことを踏まえ、化粧室付き最上級バス「ピアニシモⅢ」で運行する夜観光コースを5日間限定で発表する。このほか、昼のホストクラブが体験できるユニークなコースも売り出した。

コース一例

新春!皇居一般参賀と江戸太神楽

出発日:2019年1月2日限定

旅行代金:大人9400円、子供6310円

行程:東京駅丸の内南口(午前7:30発)=皇居一般参賀=東京湾クルーズ(シンフォニーランチクルーズ乗船・洋食バイキングの昼食。食後船内にて獅子舞・ジャグリングなどお正月の雰囲気満載の江戸太神楽を鑑賞/130分)=浅草観音と仲見世(参拝/午後2:50ごろ到着後自由解散)

クイズに答えてバージニアの旅を当てよう!ユナイテッド航空

2018年11月5日(月) 配信

クイズに答えてバージニアへ

ユナイテッド航空(米国・シカゴ)は12月10日(月)まで、バージニア州政府観光局と共同で、「アメリカが生まれた場所、バージニアの旅が当たる」キャンペーンを実施している。クイズに答えて正解すると、抽選でバージニアの旅などが当たる。

 アメリカ東海岸に位置するアメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C.に隣接するバージニア州はアメリカ誕生の地ともされ、歴史的遺産が豊富。大統領が最も多く誕生した州で、なかでもジョージ・ワシントンが暮らしたマウントバーノンは全米でも人気のある観光地の1つ。年間100万人を超える観光客や修学旅行生が訪れる。

 今回のキャンペーンでは、まだ知られていないバージニアの魅力を日本人に訴求し、より多くの観光客を誘致するのが狙い。

キャンペーン概要

名称:「アメリカが生まれた場所、バージニアの旅が当たる」キャンペーン

応募期間:2018年12月10日(月)午後11時59分応募分まで

賞品:ユナイテッド航空賞)バージニア州3泊5日の旅 1組2人

   バージニア賞)バージニア赤・白各1本セット 5人

応募方法:下記のキャンペーンサイトからクイズに回答し、応募フォームに必要事項を記入のうえ、応募する。※日本在住者で応募時に20歳以上であることが条件。

「アメリカが生まれた場所、バージニアの旅が当たる」キャンペーン Win a trip to ...
https://unitedair.jp/fly-virginia/

JTBとAirbnbが業務提携を締結 国内旅行体験市場の開拓へ

2018年11月5日(月)  配信

JTBとAirbnbは11月1日(木)、国内の旅行体験市場の開拓を目的に、業務提携覚書を締結した。

 まずJTBが運営する大阪府・心斎橋エリアのツーリスト・インフォメーション・センターで、Airbnb専用のデジタルサイネージ(電子看板)を導入した。訪日外国人向けにAirbnbの認知向上と、旅ナカでの間際需要に対応する。

 また、相互に連携してイベント民泊や地域の魅力開発など地方創生にも取り組んでいくほか、旅行体験市場の新たな事業やサービスを提供していくという。

 Airbnbは宿泊施設・民宿を貸し借りしたい人向けのウェブサイト。「暮らすように旅する」をコンセプトに旅の在り方の変革を目指している。

 両社は「本取り組みを通じて新たな旅行体験市場の創出を推進し、旅を軸とした社会の発展に貢献していく」とコメントを出した。

「味のある街」「栗あんぱん」――信州 里の菓工房(長野県・飯島町)

2018年11月4日(日)配信 

栗あんぱん180円(税抜き)▽信州 里の菓工房▽長野県上伊那郡飯島町七久保2513番地2▽電話:0120(06)8730。

長野県・飯島町では「もっと! 信州伊那栗プロジェクト」が進められている。県内で「北の小布施、南の飯島」と言われるほどの栗の一大産地となることを目指すものだ。町や周辺の農業者約90人と、行政などが参加している。厳しい基準に従って栽培、出荷され、選別された高品質の栗を「信州伊那栗」としてブランド化した。

 このプロジェクトの中心となっているのが2008年に設立された「信州 里の菓工房」だ。同店をプロデュースする恵那川上屋は、栗きんとんの産地である岐阜県東濃地方でも屈指の人気店。恵那市では地元産の栗を使った菓子作りを進めている。飯島町周辺では以前から柿やくるみなどを仕入れていたが、栗の栽培農家とも知り合い、この地で採れた栗でおいしいお菓子をつくりたいという考えが生まれたという。

 この栗を使った「信州 里の菓工房」の人気商品の一つが「栗あんぱん」だ。パンといっても直径6―7㌢の手のひらに乗るサイズ。賞味期限、消費期限は製造日から20日と日持ちするので、贈答にも向く。

 一口食べると、パン生地がしっとり、もちもちしている。その先に小豆のつぶあんの層があり、さらにその中に栗きんとんの層が。小豆や栗の素材の甘みがしっかりと味わえ、そこにパン生地が加わると、ちょうどいい甘さで食べ進める。あんと、きんとんが口の中で混じる食感も楽しめる。ただ一番奥までたどり着くと、やはり主役は栗だと感じられた。栗きんとんに混じる小さな栗の粒が舌に残り、とてもぜいたくな気持ちになれるのだ。パン生地を使った和菓子というのが珍しく、そこにあんや、きんとんが合わせられて、見た目は素朴なのに実はぜいたくな一品となっている。

 ほかにも栗羊羹や栗サブレ、焼きモンブランなどがあり、季節限定で栗のテリーヌ、栗こもちなども登場している。オンラインショップからも購入可能。飯島町の店舗には喫茶コーナー「信州 さとのかCAFE」もある。秋限定メニュー、注文を受けてからしぼる「できたてモンブラン」なども人気だ。
(トラベルキャスター)

 

コラムニスト紹介

トラベルキャスター 津田令子氏

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

「登録有形文化財 浪漫の宿めぐり(91)」(福島県天栄村) 源泉亭湯口屋旅館≪岩瀬湯本温泉の源泉上に立つ茅葺の宿≫

2018年11月4日(日) 配信 

一部がトタンで覆われた分厚い茅葺の屋根。客室の外の高欄が湯宿らしい

「この部屋の床下から源泉が湧いています」。囲炉裏の切られた広い居間で、主人の星完治さんが言った。湯口屋のある岩瀬湯本温泉は、発祥が平安時代初期にさかのぼる。嵯峨天皇の病気平癒を願った3人の兄弟が、現在の岩瀬湯本地区で温泉を発見。湯の花を持ち帰り、嵯峨天皇が入浴に使用すると病気が全快したという。

 天皇は3人を温泉発見地の湯守に命じ、湯口屋は3人の中の長男である星右京進の子孫なのだ。当初から数えると計算が合わない気もするが、「今が15代目くらいではないか」と女将の星真紀子さんは言う。旅館としての営業願いは1886(明治16)年に出ているが、それ以前から湯治宿として利用されていただろう。

 建物は本館主屋と本館西棟、離れ、かつての郵便局の建物を利用した旧郵便局棟、広間棟に分かれ、もっとも古い1871(明治4)年に建てられた本館主屋が登録有形文化財になっている。総客室数11のうち、5室が文化財部分だ。

 本館は茅葺き屋根の木造2階建て。やや複雑な構造で、1階部分が玄関や玄関ホール、みかげ石張りの浴室などのある下部と、ロビーや居間などのある上部に分かれる。その間をつなぐのは幅2・7㍍ほどの大階段。空間に広がりがある。

 1階上部のロビーと居間は豪快な造りだ。どちらも2階まで吹き抜けで、天井の高さはロビーが約5㍍、居間は約6㍍もある。直径30㌢以上の梁が縦横に組まれ、板敷のロビーは置き型の囲炉裏と床の間付き。畳敷きの居間には立派な仏壇がしつらえられ、ケヤキの大黒柱は一辺が30㌢以上もあって力強い。囲炉裏の周囲だけは板敷で、ここで取る夕食はことさらうまい。イワナや馬刺し、キノコに地野菜。すべてが女将の手作りで、食材はほとんどが湯本周辺の産物という。

 本館主屋の客室は、1階上部に3室と2階に2室。どの部屋も四方に長押を回し、1階上部のりんどうの間は、1間の床の間に筆返しのついた違い棚がある。2階には鶴の間と亀の間があり、どちらも手斧削りの梁が天井に組まれている。鶴の間にはかつて漫画家のつげ義春さんが宿泊した。室内から見下ろす岩瀬湯本の家並みを、独特のタッチで描いた。その絵の写真は集落内の智恵子邸という施設で見ることができる。

 文化財に登録されてはいないが、他の客室も趣あるもの揃いだ。本館西棟の紅葉の間はしゃれた落し掛けの床の間と床脇があり、朱漆を塗ったような長押も落ち着きがある。旧郵便局棟は星家が郵便局を営んでいたころの名残で、客室は組子のある下地窓やふすま、吊柱の床の間、筬欄間のガラス戸と組子のある書院障子など、見どころがいろいろ。1947(昭和22)年の建築なので、登録有形文化財の資格は充分である。

 

コラムニスト紹介

旅のルポライター 土井 正和氏

旅のルポライター。全国各地を取材し、フリーで旅の雑誌や新聞、旅行図書などに執筆活動をする。温泉、町並み、食べもの、山歩きといった旅全般を紹介するが、とくに現代日本を作る力となった「近代化遺産」や、それらを保全した「登録有形文化財」に関心が強い。著書に「温泉名山1日トレッキング」ほか。