電子書籍付きの海外ガイドブック「せかたび」売り出す JTBパブリッシング

2019年7月26日(金) 配信

「せかたびハワイ」イメージ

 「るるぶ」などの旅行情報誌を発行するJTBパブリッシング(今井敏行社長)はこのほど、新シリーズの書籍型ガイドブック「せかたび」を売り出した。海外旅行向けに、ソウルとハワイ、台北の3冊を発行。本書の内容を無料でダウンロードできる電子書籍付きで、スマートフォンでも観ることができる。写真や情報量も豊富で、現地を旅する初心者からリピーターまで満足できそうだ。

 主な特徴として、モデルコースが充実していることが挙げられる。王道コースからテーマ別のコースまで多様なラインナップが紹介されているので、目的によって観光コースを選ぶことができる。

 詳細な折り込みイラストマップが付いていて、分かりやすい図解で示されている。メインストリートからローカルエリアまで記載されているので、地理に明るくない旅行者も楽しめるようにした。電子書籍を取得すれば海外でもオフラインで見ることができるので、電波が届かないところでも情報を得られる。

「せかたび」の特色

①“本当に使える”モデルコースが大充実
初めて現地を訪れる人向けの王道コース、リピーターや旅の目的が決まっている人はテーマ別コースをチェック。

②詳細折りこみイラストマップ付き
表紙裏の折りこみMAPに注目。街のメインストリートから、話題のローカルエリアまで図解で説明。

③電子書籍付き
本書の電子書籍版が無料でダウンロードできる。スマホで持ち歩けば、海外でも安心。

④Webサイト「せかたび」と連動
季節に合わせたモデルプランなど、読者限定コンテンツを配信。

掲載内容(抜粋版)

「せかたびソウル」
・本場のサムギョプサルに舌鼓
・アイドル御用達グルメスポット ほか

「せかたびソウル」イメージ

「せかたびハワイ」
・やっぱりNo.1なワイキキビーチへ
・日本未上陸パンケーキ ほか

「せかたびハワイ」イメージ

「せかたび台北」
・ワンダーランド士林夜市へGo!
・“映える”マンゴーかき氷に夢中! ほか

「せかたび台北」イメージ
「せかたび台北」イメージ

※パリ、ニューヨーク、イタリア版は10月発行予定

【書誌概要】
書名:「せかたびソウル」、「せかたびハワイ」、「せかたび台北」
定価:1200円(税別)
発売日:2019年7月25日(木)
仕様:A5判変型210mm×139mm、本誌256ページ
発行:JTBパブリッシング
販売:全国の書店

那覇市が観光PR動画3本を公開  地元目線で「食」や「写真」などのスポットを紹介

2019年7月26日(金) 配信

那覇市が観光PR動画を公開(那覇市経済観光部観光課提供)

 那覇市経済観光部観光課はこのほど、同市の魅力を世界に発信するためのPR動画を公開した。「世界級なスポット」「フォトジェニックなスポット」「那覇のグルメスポット」をテーマに3本を作成。いずれも市内在住者の目線で、街の良さを表現している。

世界級スポット「World Class in NAHA」(約1分30秒)

 ワールドクラスのスポットを紹介。「世界級の観光ストリート」として国際通りや「世界級サイズ」の壷屋焼きで作られた兄弟シーサー、「世界級のサンセット」として首里城公園の西のアザナから見る夕日などを紹介している。

フォトジェニックスポット「Photogenic in NAHA」(約1分40秒)

 女子旅などを想定し、SNS映えするスポットを案内。異国情緒あふれる庭園「福州園」や、さまざまなシーサーが見られる壷屋のやちむん通り、カラフルな色彩が印象的な牧志のパラソル通りなどを取り上げている。

 

那覇のグルメスポット「Ryukyu-8 Foods in NAHA」 (約2分)

  両親と子供2人の家族4人が沖縄のソウルフードを堪能するようすが描かれている。沖縄のぜんざいや、おやつ感覚の沖縄のてんぷら、ポーク玉子おにぎりなどが登場。

 

 これらの動画は、那覇市観光協会ホームページなどでの公開を予定している。夏休みの旅行で那覇市に行く人や、今後の旅行を検討している人は、この動画を参考にプランを練ってみては。

那覇市観光協会ホームページ

 

熱川バナナワニ園、8月25日まで夏休みイベント開催

2019年7月26日(金) 配信

熱川バナナワニ園夏休みイベント開催中

 熱川バナナワニ園(静岡県賀茂郡)は8月25日(日)まで、公式キャラクター「熱川ばにお」と一緒に楽しめる夏休みイベントを行っている。すでに7月25日にイベント初日を迎えているが、同園の担当者によると「(体験型のイベントが)家族連れに好評だった」という。

熱川ばにお

 同園の広報を務める「熱川ばにお」は開園60周年を記念して名前を公募で決定し、着ぐるみが作られた。普段は土日しか会うことができないが、夏休みイベント中は平日にも会うことができる。また、LINEスタンプの発売を記念して、ステッカーがもらえるスタンプラリーを開く。さらに、ステッカーの裏に当たりと書いてあればトートバックももらえる。このほか、カメにエサをあげたり、オオオニバスに乗ったりするなどの体験イベントも用意。

イベント詳細

<熱川ばにおに会おう>

熱川ばにおに会おう

平日:午後2:00~午後2:30

土日とお盆(8月12日~15日):午前10:00~午前10:00

<熱川ばにおLINEスタンプリリース記念スタンプラリー>

熱川ばにおLINEスタンプリリース記念スタンプラリー

園内4カ所にあるスタンプを集めるとステッカープレゼントするほか、その場で当たるWチャンスとして当たりが出たらトートバックもプレゼントする。

<カメにエサをあげてみよう!>

カメにエサをあげてみよう!

平日:午後1:30~午後3:00

土日とお盆(8月12日~15日):午後2:30~午後3:30

体験料:300円

※エサが無くなり次第終了

<カメに乗ってみよう!&エサをあげてみよう!>

土日とお盆(8月12日~15日):午後1:30~午後2:00

体験料:500円

※体重20㌔以下の子供限定

<オオオニバスに乗ってみよう!>

オオオニバスに乗ってみよう!

毎日:午前10:00~午後1:00、午後2:00~午後4:00

体験料:200円

※体重30㌔以下の子供限定

<ワニのエサやりを見学しよう!>

ワニのエサやりを見学しよう!

毎週水曜日、日曜日:午後1:00~

熱川バナナワニ園

 静岡県・伊豆熱川の温泉地にある、ワニの飼育や熱帯植物の栽培や展示を行っている動植物園。豊富な温泉の熱を利用して、動植物の育成に最適な熱帯に近い環境を構築した。レッドリスト(絶滅危惧種)に登録された希少種も含めて16種、約140頭(交雑含む)のワニを現在飼育しており、ほかにも日本唯一のアマゾンマナティーや、ニシレッサーパンダをはじめとした希少動物を多数飼育・展示している。園内には約5千種の熱帯植物や果樹もあり、園内で採れたバナナやパパイヤを併設のフルーツパーラーで食べることができる。

所在地:〒413-0302 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10

アクセス:伊豆急行線 伊豆熱川駅から徒歩1分

営業時間:午前9:00~午後5:00(最終入園午後4:30まで)

TEL:0557-23-1105

「日台の観光交流推進へ」台湾のホテル旅館経営者らが訪日 7月29日に東京都旅行業協会と意見交換

2019年7月26日(金) 配信

今年6月に茨城県で開催された全旅連全国大会にも来賓として出席した徐銀樹氏(写真後方)

 台湾から、中華民国ホテル旅館・旅行業国際推進協会(徐銀樹理事長)らホテル旅館経営者ら12人が7月29日(月)、東京都旅行業協会(村山吉三郎会長、東京都千代田区)を訪れ、日本と台湾の観光交流推進に向けた意見交換会を行う。

 徐理事長ら一行は、東京・代々木公園で7月27日(土)~28日(日)に開催される第4回「台湾フェスタ2019」にブース出展し、10万人規模の来場者に、台湾観光の魅力をアピールする。翌29日に、東京都旅行業協会の幹部ら約10人と面会。日台双方の交流拡大へ、双方が課題を共有し、さらなる発展につなげていきたい考えだ。

 親日家で、日本の宿泊団体など、観光業界に幅広いネットワークを持つ徐理事長は、「日本の旅行会社とも良い関係を築き、訪日台湾人旅行者と同じくらい、多くの日本人が台湾に訪れてもらえるように議論したい」と話す。

ANA 、アプリの通知機能で運航情報を提供 SMSの運行情報提供サービスも拡充

2019年7月26日(金) 配信

プッシュ通知機能(イメージ)©ANA

 全日本空輸(ANA、平子裕志社長)はこのほど、予約便の遅延や欠航などの重要な運航情報について、従来のメールなどでの案内に加え、スマートフォンアプリ「ANA」のプッシュ通知機能を活用した配信サービスを始めた。スマートフォンのトップ画面に通知されるようになり、より情報を伝わりやすくする狙い。同アプリにログイン後、プッシュ通知機能の設定することで利用できる。対象はANAマイレージクラブ会員で、フライトを予約した人。対応言語は日本語と英語とした。

ANAアプリの運航情報画面(イメージ)©ANA

 一方、SMS(ショートメッセージサービス)による運航情報の配信サービスは国内線にも拡大した。国際線については、現在の日本語と英語から、日本語、英語、中国語簡体字、台湾繁体字、香港繁体字、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語の12言語に拡充した。SMSのメッセージをタップすると運行情報のウェブサイトに移動。便名や路線などを入力すると運航情報を閲覧できる。対象者はANAウェブサイトの予約画面でSMSの配信を希望し、携帯番号を登録した人となっている。

ウェブサイトの運航情報画面(イメージ)©ANA

休暇村、準備と片づけ不要の「手ぶらキャンプ」プランを売り出す

2019年7月26日(金) 配信

同社のキャンプ場のようす

 休暇村協会はこのほど、気軽で身軽にキャンプを楽しめる「手ぶらでキャンプ」プランを売り出した。準備や片付けにハードルを感じている人に、キャンプを楽しんでもらいたいとの考えから実施する。

 同プランではテントがあらかじめ設営してあり、タープや寝具、調理器具などのキャンプ用具と食材もそろっているため、ホテルに宿泊するときと同じような安心感と身軽さでキャンプを楽しめる。キャンプの醍醐味である夕食の食材には、地元の美味しい旬の幸を用意。キャンプ場はホテルの敷地内に位置しているので、温泉大浴場も利用できる。夜には虫の鳴き声と満天の星、肉眼で天の川や流れ星が見られることもある。ホテルの快適さとキャンプならではの解放感を味わえる、良いとこどりのプランとなっている。

海キャン、山キャン、湖キャンまで

 全国38カ所にある休暇村のうち、キャンプ場を有するのは30カ所。それぞれのキャンプフィールドは個性豊かで、海に面したサイトや木々に囲まれ木漏れ日の中にあるようなサイトもある。

 休暇村岩手網張温泉では2018年夏にキャンプサイトをリニューアル。木立のように区画割りされたサイトが棚田のように並ぶ「林間サイト」と、広くて開放的な「芝生サイト」を開設した。ファミリーはもちろん、ペアやソロキャンプなど、スタイルに合わせてサイトを選べる。

 このほか、休暇村嬬恋鹿沢では場内にある釣り池で釣り体験ができる。「CAMPHACK」と休暇村がコラボで実現した、約140種類の最先端キャンプギアがレンタルできる休暇村裏磐梯や、キャンプサイトの目の前に砂浜が広がりまるでプライベートビーチの休暇村瀬戸内東予など、海や山、湖など大自然のなかでキャンプを楽しめる。

プラン概要(参考)

休暇村岩手網張温泉
「テント設営済みでお父さんラクラク!片付けなしでお母さん安心♪
手ぶらでキャンププラン2019<バーべQコース>」を利用した場合
プラン内容
・夕食用食材(BBQ&ローストチキン、夜食のポトフ)、朝食:パンセット
・キャンプ用具レンタル一式
・チェックインからチェックアウトまで入浴無料
※キャンプ場から本館まで徒歩約5分
料金
家族4人利用合計23,590円(税込)
※大人2人・小学生1人・幼児(4~6歳)1人の場合
※大人(1人の料金)7,560円/小学生5,500円/幼児(4~6歳)2,970円

 

城山ブルワリー 改装記念ボトル4千本をネットで先行販売中

2019年7月26日(金)配信

城山ブルワリーボトル「ファヴール・エール」

 鹿児島県鹿児島市の「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」(城山ホテル鹿児島、東清三郎社長)のShiroyama Brewery(城山ブルワリー)はこのほど、8月上旬にリニューアルオープンすることに先立ち、城山ブルワリーボトル「ファヴール・エール」を4千本限定で売り出すと発表した。現在、同ホテルのオンラインショップで先行販売を実施している。

 5月に限定販売した城山観光70周年記念ボトル(7cs Hop session IPA)に続く、第2弾。ホップの香りとモルトの甘みを優しく感じさせる上品な「ペールエール」を、今回城山ブルワリーの倉掛工房長が原料・ホップ・製造工程を監修し、自身が修業したブルワリー「伊勢角屋麦酒」に製造・ボトリングを依頼。城山ブルワリーと伊勢角屋麦酒のコラボレーションにより、城山ブルワリーファン&ビール愛好家待望の第2弾「ファヴール・エール」が誕生した。

 フランス語で“恵み”を意味する「ファヴール」の名前に相応しい仕上がりの逸品。希少な「ファヴール・エール」を、大切な人へのギフトや自宅でゆったりと過ごすお供におすすめ。同ホテルが誇る城山ブルワリーの芳醇な1杯を楽しめる。

ショップリニューアル記念ボトル

城山ブルワリーボトル「ファヴール・エール」6本セット

税込価格:4,500円

SHIROYAMA HOTEL kagoshimaオンラインショップ:以下のリンクから

【ショップリニューアル記念】城山ブルワリーボトル「ファヴール・エール」 6本セ...
https://www.shiroyama-shop.jp/products/detail/92
ホテル内ショップのリニューアルオープン(8月上旬)に先立ち、城山ブルワリーボトル「ファヴール・エール」をオンラインショップで先行販売。(6本セット)城山観光70周年記念ボトル(7cs Hop session IPA)に続く第2弾!今回はホップの香りとモルトの甘みを優しく 感じ...

星野リゾート、大塚で「下町インドアスポーツ」ツアー開催

2019年7月26日(金) 配信

「下町インドアスポーツ」ツアー

 東京都豊島区のホテル「星野リゾート OMO5 東京大塚」は9月1日(日)、スポーツの秋にちなんだ「下町インドアスポーツ」ツアーを始める。レトロなバッティングセンターや7月開業の卓球バーなど、ユニークなスポーツ施設が増えてきた大塚を「OMOレンジャー」と共にめぐり、実際にスポーツをするツアーだ。

OMOレンジャー

 OMOブランドは、ホテルを中心とした街全体を一つのリゾートとして捉え「街を楽しむ」という視点で「ご近所ガイドOMOレンジャー」というサービスを展開している。OMOレンジャーは、5色で構成された街のヒーローで、グルメや酒など得意分野にそったガイドをしている。カルチャーを担当しているOMOレンジャーパープルの「ディープな大塚を、スポーツを通して楽しんでもらいたい」という思いから、このツアーが誕生したという。

スポーツ経験者の指導やプロテイン入りジュース

バッティングセンターでアドバイスがもらえる

 ツアーでは大塚のスポーツ施設で、スポーツ経験者からの指導が受けられる。「バッティングセンターひょうたん島」では、野球経験者でもあるバッティングセンターのスタッフが、実際に一緒の打席に入ってバッティングフォームなどのアドバイスをする。また、卓球バー「ping-pong ba」でも、店舗のスタッフが打ち方を指導する。OMOレンジャーと卓球対決をして、指導の成果を発揮できる機会を用意している。

プロテイン入りフレッシュフルーツジュースが楽しめる

 ツアーの最後には果物専門店「フルーツすぎ」に立ち寄る。ここではツアー参加者限定のプロテイン入りフレッシュフルーツジュースが飲める。

大塚のスポーツ施設

・バッティングセンターひょうたん島 20球300円(税込)

・ping-pong ba 30分1千円(税別)

・バク転教室東京マッハ! 60分2人まで1万5千円、以降追加1人4千円(税別)

・ボルダリングスタジオ BEAM 2160円~、専用シューズレンタル540円(税込)

「下町インドアスポーツ」ツアー概要

期間:2019年9月1日(日)~通年

料金:1人1千円(税・サービス料込)※宿泊費、店での飲食や体験費別途

含まれるもの:OMOレンジャーのガイド、スポーツウェア(上下)貸し出し ※運動靴は要持参

予約:OMO5 東京大塚ホームページで前日午後10:00までに予約

定員:14人

時間:午後7:00~午後9:00

対象:OMO5 東京大塚宿泊者限定

備考:店の営業状況により、ツアー内容が一部変更になる場合がある。

「天然温泉 凌雲(りょううん)の湯 御宿 野乃 浅草」オープン 大浴場では黒湯の温泉が楽しめる

2019年7月25日(木) 配信

クイーンの客室

 共立メンテナンスは7月25日(木)、東京・浅草に「天然温泉 凌雲(りょううん)の湯 御宿 野乃 浅草」をオープンした。「御宿 野乃」は、同社が運営するビジネスホテル「ドーミ―イン」の和風プレミアムブランドで、ビジネスホテルでは珍しい全館畳敷きであることが特徴。東京都での出店は初めてとなる。

 ホテルは浅草寺まで徒歩約3分の場所に立地している。客室は154室あり、大浴場では湯色が黒褐色の「黒湯」の温泉が楽しめる。朝食は、「牛鍋」などを取り入れた和風御膳を1日30食限定で提供。また、夜食にドーミーイン名物のあっさり醤油ラーメン「夜鳴きそば」を無料でサービスする。

和風御膳の牛鍋

「天然温泉  凌雲(りょううん)の湯  御宿  野乃  浅草」 概要

開業記念価格:素泊まり1人、1万円(税込)、素泊まり2人、1万4千円(税込)

※2019年7月25日~2019年9月30日まで

アクセス:つくばEXPRESS「浅草駅」A1出口より徒歩約4分
     銀座線「浅草駅」1番出口より徒歩約8分
     東武線「浅草駅」北改札口より徒歩約10分
     都営浅草線「浅草駅」A4出口より徒歩約10分

 TEL:03-5830-0510

 

台湾・台南の林百貨店が樂園百貨店(沖縄県・那覇市)に出店中

2019年7月25日(木) 配信

林百貨店のイメージ

 台湾・台南市の人気百貨店「林百貨店」が日本に初上陸する。リウボウインダストリー(糸数剛一社長、沖縄県那覇市)は8月31日(土)まで、沖縄と日本、海外から厳選した食品やコスメ、ライフスタイル雑貨などを提案する「樂園百貨店」に林百貨店を招いている。

 台湾はテレビや雑誌など複数のメディアで特集されるなど、昨今大きな注目を集めている。2018年に訪日台湾人と訪台日本人ともに過去最高を記録し、19年には訪台日本人が200万人にも上る勢いを見せている。

 「林百貨店」は日本統治中の1932年に、日本人の林方一氏が創業した台南市の百貨店だ。ノスタルジックな外観と、地元で生産されるモノを中心としたハイセンスなセレクトで台南を代表する観光地として連日多くの人で賑わっている。今回の出店では「林百貨店」の人気商品を取りそろえて、文化や風土に多くの共通点を持つ沖縄の地より、日本の統治時代を懐かしむ「懐日ブーム」に沸く台湾の新しい魅力を提案する。

沖縄から一番近い国、台湾で起こる日本をルーツにした「懐日ブーム」

 沖縄は日本で一番台湾に近く、その距離はわずか700kmほどと東京~沖縄間の半分程度となっている。台湾と沖縄は海に囲まれ、シーサーにも似た守り神など、多くの共通点がある。近年人の往来も増加し、積極的な交流が行われている。

 台湾では第二次世界大戦前の日本統治時代を懐かしむ「懐日ブーム」に注目が集まっている。背景には古いものと新しいものを融合させることに新たな「台湾の価値」を見出す人が増えたことにある。とくに、多くの旧跡が残る戦争以前の首都台南市を中心に起こっている。

「林百貨店」とは

 台南市では首都の台北市に先駆けて、歴史ある建造物を残し、現代の使用目的に合わせてリノベーションする計画を官民共同で進めている。「林百貨店」もその計画により再開発された建造物の1つだ。

 同店は日同統治中、台湾の近代化が始まった頃に、日本人の林方一氏が始めた台南市の目抜き通りに建てた百貨店となっている。1932年の開業当時、最先端の西洋建築を用いて建てられた。14年にリニューアルオープンし、懐日ブームの先頭を行く観光地として連日多くの人で賑わっている。選りすぐりのオリジナリティ溢れる商品を販売することを特徴としており、その商品ラインナップは国内外から高く評価されている。

「林百貨店」の日本初上陸をきっかけに沖縄と台湾交流を活発化、沖縄ブランドの強化へ

 台湾が生み出すデザインや文化は現在、中国や香港などアジアを中心に広く評価されている。リウボウインダストリーは、「台湾のいいモノ」を取りそろえることで、アジアにおける沖縄ブランド力をより高めていくことを目指している。今回の出店を皮切りに、「樂園百貨店」の台湾展開などを視野に入れ、国外展開をより一層強化する。

「樂園百貨店」×「林百貨店」出典概要

 「林百貨店」でも人気の雑貨や帆布バッグ、林人形シリーズに加えて、台南の縁起物や剣獅、い草工芸品、「林百貨店」限定ストール、刺繍の小物などデザイン性の高い雑貨を取り揃え、日本国内の来店客、観光客へ、台湾の魅力を発信する。

開催期間:8月31日(土)まで

会場:樂園百貨店(デパートリウボウ2階)

 

展開商品(一部)

人形ノート

商品名:人形ノート

価格:1782円(税込)

 1932年の開業当時、従業員が店内の服を飾るために自作していた人形をモチーフにした「林百貨店」の「林人形」ノート。他にもさまざまな林人形アイテムを提供する。

い草のバッグ

商品名:い草バッグ

価格:左/中:6480円(税込)、右3番目: 7009円(税込)

台湾の特産品のい草とキャンパス地を組み合わせたバッグ。涼しげな雰囲気が沖縄にもピッタリ。2型3種類を用意している。

帆布ポーチ

商品名:帆布ポーチ

価格:2,594円(税込)

 台湾では古くから帆布が通学用に愛用されてきた。「林百貨店」限定デザインで売り出す。