日本最大級ハロウィンの祭典”カワハロ” 東京ゲゲゲイが登場

2019年9月10日(火)配信

ハロウィン・パレード(写真はイメージ)

 日本最大級のハロウィンイベント「カワサキ ハロウィン2019」(通称:カワハロ)が、2019年10月1日(火)~31日(木)までの期間、神奈川県のJR川崎駅周辺や各商業施設、各商店街で開幕する。昨年2,200人が参加した「ハロウィン・アワード」は27日(日)、新企画となる長さ50㍍の巨大ランウェイで子供が主役になれる「カワハロランウェイ」を26日(金)に実施する。

 今回は、平成から令和に新元号が変わったことから 「新時代への挑戦」をテーマに、未来ある若手クリエイターやパフォーマーを積極的に起用し、新たな時代の幕開けを象徴するカワハロを目指す。2020年に向けて、そして日本最大級のエンターテイメントとして、言語や国境、性別を超えたカワハロの魅力を未来に向けて発信していくことに努める。

今年のキービジュアルは「東京ゲゲゲイ」!ハロウィン・パレードに初登場

今年のカワハロキービジュアルは「東京ゲゲゲイ」

 カワハロの目玉でもある「ハロウィン・パレード」。昨年好評を博した、新川通りの全6車線を完全に封鎖したダイナミックなパレードは、日本最大級の大規模ハロウィンパレードだ。全長約1.7㌔のコースを、全国から集まる個性豊かな衣装に身を包んだ多くの参加者が、大通りを踊り歩く。

 パレードを先導するフロート車には、今年のカワハロキービジュアルである「東京ゲゲゲイ」が登場。今年のカワハロを象徴するように、パレードの先頭でダンスパフォーマンスやDJを披露し、パレードをさらに盛り上げる。

 世界で活躍するアーティスト集団「東京ゲゲゲイ」。カワハロプロジェクトチームが数年前から彼らにオファーし続け、ついに令和初のカワハロへの出演が決定した。キービジュアルは、川崎が誇る「工場夜景」をバックに撮影。芸術的・前衛的なカワハロの魅力や、多様性に富んだ川崎のイメージを世界に向けて発信する。

「ハロウィン・パレード」開催概要

日時:2019年10月27日(日)午後2:00~4:00

場所:川崎駅東口エリア

 (駅前京急線高架下通り~市役所通り~平和通り~新川通り)

出演:東京ゲゲゲイ、ほか

※「ハロウィン・パレード」の参加申し込みは、最下にある公式Webサイトから

【10/27(日)開催プログラム】

パレード参加者約2千人が参加する「ハロウィンアワード」

昨年のハロウィンアワードグランプリ

 個性的・クオリティの高さ・楽しみ方などあらゆる面から参加者の仮装を評価し、優秀仮装を決める伝統の「ハロウィンアワード」。昨年より審査方法を大幅にリニューアルした。

 審査員が会場の川崎駅周辺エリアに自ら飛び出して、個性的な仮装者を見つけに行ったり、公式アプリ上に参加者に多数の写真をアップしていただいた中から、もっともカワハロらしいアイデア、クオリティ、そしてエンターテイメント性を評価して、グランプリをはじめ、各賞を決定していく。

 グランプリには、賞金50万円を贈呈するほか、各賞入賞者にも賞品を贈呈する。

「ハロウィン・アワード」開催概要

日時:2019年10月27日(日)終日

場所:カワハロ会場エリア全体

審査:審査員回遊、ステージ審査

結果発表:2019年10月31日(木)

 ※詳細は後日、カワハロのwebサイトで発表される。 

毎年恒例の大人気イベントも開催!

「ダンシング・パンプキン」(アフターパーティー)

 毎年人気が高いパレード終了後のアフターパーティー「ダンシング・パンプキン」。ステージでは、パレード参加DJやパフォーマーが登場し、夜のカワハロを盛り上げる。昼間とは違い、夜の暗闇の中でよりリアルさを増したパフォーマンスにも注目!

<「ダンシング・パンプキン」開催概要>

日時:10月27日(日)午後4:00~10:00 ※予定

場所:ラ・チッタデッラ フットサルコート特設ステージ

その他のプログラムも随時情報解禁!

・今年初開催!川崎の「工場夜景」とのコラボ企画「ハロウィンナイトクルーズ」

・カワハロ第1回からの定番人気企画「ロッキーホラーショウ」

・大人気企画!名作ホラー映画「ZOMBIE」の音楽を生演奏上映「ゴブリン」公演

※その他、さまざまなプログラムを用意。決定次第、最下のwebサイトで発表する

※カワハロの各種プログラムへの参加申込やイベント詳細は、最下の公式webサイトから

【10/26(土)開催プログラム】

 今年初企画となる、子供とファミリーが長さ50㍍のランウェイ楽しむ「カワハロランウェイ」を開催する

カワハロランウェイ(写真はイメージ)

 川崎駅東口にある商店街「銀柳街」のアーケード内に、長さ約50㍍のランウェイが出現。約1,500人のお子様とファミリーが、思い思いの仮装で登場し、スポットライトを浴びてハロウィンの街の主役になれる新企画。

<「カワハロランウェイ」開催概要>

日時:2019年10月26日(土)午前11:00~午後5:00 ※予定

場所:銀柳街 アーケード内

料金:1組500円

参加者:キッズ、ファミリー限定

申し込み方法:カワハロ公式webサイトから事前申込

復活企画!ハロウィンをテーマにした縁日などが家族で楽しめる「キッズ・ハロウィン・パーク」

 ファミリーに人気が高い「キッズ・ハロウィン・パーク」が復活。ハロウィンをテーマにした縁日のほか、ブースやステージなど家族で楽しめるイベントがいっぱいだ。

<「キッズ・ハロウィン・パーク」開催概要>

日時:2019年10月26日(土)午前10:00~午後5:00

場所:ラ・チッタデッラ フットサルパーク内

カワサキ ハロウィン公式webサイト

奈良県に「蔦屋書店」2020年春開業予定 観光振興施設の役割担う

2019年9月10日(火) 配信

施設イメージ

 関西TSUTAYA(能登康之社長)とプレシード・パートナーズ(宮崎俊夫代表)は2020年春、奈良県奈良市に「奈良 蔦屋書店」をオープンする。県が進める 「大宮通り新ホテル・交流拠点事業」における会議場・観光交流拠点「奈良県コンベンションセンター」内に開業し、観光振興施設としての役割を担う。

 関西TSUTAYAが同施設の企画を、プレシード・パートナーズが運営を行う。コンセプトは“文化に囲まれ、好奇心の扉を開く場”。県内の観光や地元の名産品、奈良ならではの新しい知識の発見がある本・雑貨を提案していく考え。

 地域最大級の座席数となる「BOOK & CAFE」を通じ、近隣住民が日々使いたくなるような地域コミュニティ拠点と、国内外の観光客が寛げる空間を目指す。

大宮通り新ホテル・交流拠点事業について/奈良県公式ホームページ
http://www.pref.nara.jp/44892.htm
Nara Prefecture

関西TSUTAYA 概要

社名:株式会社関西TSUTAYA

設立:2017年2月27日

本社:大阪府吹田市垂水町1-56-16

代表:能登康之

代表電話番号:06-7634-7950

事業内容:「TSUTAYA」の運営及び、 関西エリアにおけるTSUTAYAフランチャイズ事業

プレシード・パートナーズ 概要

社名:株式会社プレシード・パートナーズ

設立:2014年4月30日

本社:東京都目黒区青葉台4-7-1プラトーヴェール3階

代表:宮崎俊夫

代表電話番号:03-5452-4592

事業内容:「TSUTAYA」、 「ベーカリーカフェ リトルマーメイド」の企画、 運営

11%増の737億円要求へ JNTO体制強化 最多の配分 20年度観光庁予算の概算要求

2019年9月10日(火) 配信 

概算要求の表 観光庁資料より

 観光庁は2020年度予算の概算要求で、東北復興枠を除き、前年度予算比11%増の737億400万円を求めた。うち、国際観光旅客税(出国税)を充当する項目は同7%増の520億円だった。新規事業はDMOが主体となる情報プラットフォーム構築と海外への教育旅行。全項目のなかで、日本政府観光局(JNTO)の体制を抜本的に強化するなどの「戦略的なプロモーションの実施」に、最も多い配分の約118億円を計上。政府目標である2020年の訪日客4千万人達成へ「即効性のある事業」を用意した。

【平綿 裕一】

 20年度の概算要求総計は、770億9900万円とした。出国税の520億円、一般財源の209億8700万(同21%増、事務費などの約7億円除く)、東北復興枠の33億円(同25%減)を合わせたもの。

 出国税で定められている使途の大枠は3つ。ストレスフリーで旅行できる環境の整備と、情報発信、体験滞在の満足度向上となる。3つの大枠に沿って各事業が枝分かれしていくが、現状はどのような使い道かは決まっていない。執行時に関係省庁へ配分する額も未定。

 観光戦略実行推進会議の場など活用し、民間有識者の意見を踏まえ、今後の予算編成過程で決めていく。出国税の予算額については、18年度の出国者ベース(外国人3200万人、日本人2千万人)で算出した。

 一般財源の柱は3つ。1つ目の「戦略的な訪日プロモーションの実施」は同30%増の126億7400万円を要求した。一般財源の半分以上を占める。2つ目の柱は「地方誘客の促進」で同9%増の15億9千万円、残りは「受入環境整備の
向上」で同10%増の60億2300万円を求めた。

 とくに訪日プロモーション施策のうち、「一元的な情報発信・地方誘客に向けたJNTOの体制強化」は117億5100万円の内数(JTNO交付金)と全項目で最高額を計上した。「来年度概算要求の大きな柱」(観光庁)とする。

 JNTO体制強化の軸は2つ。デジタルマーケティングと地域連携となる。

 デジタルマーケティングでは、JNTO内にあるデジタルマーケティング室を格上げし、デジタルマーケティングセンターを作る。訪日客の属性などのデータ収集は、今年度事業である程度可能になった。

 ただ、収集したデータをいかに分析するかが不十分なため、「データ分析の高度なスキルをもった人材を充てていきたい」とする。

 もう一方は地域連携の強化となる。「これまで地方自治体やDMOらと密に情報共有ができていなかった。ここを強化し、デジタルマーケティングで分析したデータをフィードバックする」(同)。JNTOと地域の好循環を生むため
の体制強化を進めていきたい考え。

 重点20市場の拡充もはかる。20年4月からは、中東地域とメキシコ、スイス、ニュージーランド、オランダを追加。重点25市場とする。併せて、観光統計の整備に7億円(同7%増)を計上して、新たな市場を含み市場を的確に把
握できるようにしていく。

 このほか、「東アジア市場のテコ入れが必要」とし、アジア市場向けの大規模プロモーション事業を盛り込んだ。

 なお、JNTOの海外事務所設置については、広州は今年中に、ドバイとメキシコシティは来年度中に開設する見通しだという。 

新規事業は2つ 教育旅行とDMOを

 相互交流に力を入れる。新規事業として「教育旅行を通じた青少年の国際交流の促進」に2千万円を要求する。教育旅行の現状分析や課題整理、諸外国との協議のほか、普及啓発活動を行う。

 現状、全体の海外教育旅行生徒数は増えているが、中国など一部市場は減り、2国間のギャップが拡がっている。

 来年度は中国市場をメインに進め、将来的にはインドや豪州など溝が広がる国へのアプローチもしていきたい考え。

 もう一方の新事業は「DMOによる宿泊施設等と連携したデータ収集・分析事業」で、1億6千万円を充てた。地域内の宿泊施設や観光施設などが集めた観光客データを、DMOに一元的に集約するためのプラットフォームを構築する。

 DMOがプラットフォームに集積したデータを分析して戦略を決め、地域の観光関連事業者に提供する流れをつくる。DMOの集めたデータは、JNTOのデジタルマーケティングセンターにも集積される見通し。

継続事業に新メニュー ブレジャーで消費増へ 

 「MICE誘致の促進」は3億1100万円で、同99%と伸び率では全項目中最も高い。MICE市場は世界で約30兆円といわれている。しかし、インセンティブ旅行は取り組みが遅れていると指摘がある。このため、インセンティブ旅行に
かかる特別なコンテンツ創出を進める。

 併せて国際会議などで日本を訪れる外国人旅行者への「ブレジャー」促進をはかる。ブレジャーはビジネスとレジャーを合わせた造語。出張の前後に休みをつけて、観光を楽しむといったもの。会議だけでなく、観光地を巡っ
てもらうことで、長期滞在による消費額増加を狙う。

 ブレジャー市場は旅行会社とも相談しながら開拓していく。インセンティブとブレジャーの両事業で8千万円を求めた。

 「観光産業における人材確保・育成事業」(2億4700万円、同53%増)では、初等中等教育から観光を学べるよう環境を整える。

 「幼い時から、観光というものを意識してもらいたい。ただ、(教育機関側からは)どのように指導すれば良いかわからないといった声が多い」という。このため、観光教育に活用できる教材などを作成・集約し、「観光教育
ポータルサイト」を構築。モデル事業やシンポジウムなども行う。

 「訪日外国人旅行者受受入環境整備緊急対策事業」(60億300万円、同10%増)の新メニューでは、トイレの洋式化を加えた。これまでもトイレの洋式化や機能向上はあったが、水洗式トイレのみが対象だった。

 未だ地方部などの人里離れた観光地に汲み取り式トイレがあり、評判が悪いという。新メニューでは、汲み取り式を水洗化するための浄化槽整備事業を支援していく。

民泊は14億円計上 違法物件の特定へ

 「健全な民泊サービスの普及」は同1%増の14億円を計上した。営業日数などの自動集計機能を、現システムに追加する改修を提示。今年度で構築した違法性が疑われる物件の特定するシステムも来年度に運用開始させたい考え。

税制改正要望 免税店の増加を 

 免税店の増加を狙う。現状は本人確認などの免税手続きを行う人員の配置が必要だが、顔認証ができる機器を設置した場合、人員配置を不要とするよう求めた。従業員を介さず販売する物品も免税対象としてほしいといった新
たな需要に対応するカタチだ。

 同庁が想定するのは、空港などでIoT技術を搭載した自動販売機が、ぬいぐるみや化粧品、五輪関連グッズなどを販売するような場面だ。

 従来の自動販売機は飲み物だけを販売するものが主流だったが、それでは免税対象となる5千円にはとどかなかった。ただ、今後は高額な商品も自動販売機で売り出される動きが進むと判断し、市場拡大前に先手を打つ。

 財政当局と調整中だが、自動販売機などで販売する場合でも、1つの免税店としてカウントする見通し。なお、19年4月現在で、全国の免税店数は5万198店に上る。

組織・定員要求 

 災害時などに外国人旅行者へ情報提供など的確に行うため、「外客安全対策官」を要求する。国際観光部にぶら下がる予定で、本省で5人、対応する運輸局に20人を要求する。

JR九州とANA、新幹線車両基地の見学会とフリーきっぷのマイル償還サービスを実施へ

2019年9月9日(月) 配信 

ANAのマイルで新幹線の車両基地見学会ツアーとフリーきっぷに交換できるサービスを始めた

 九州旅客鉄道(JR九州、青柳俊彦社長、福岡県福岡市)と全日本空輸(ANA、平子 裕志社長、東京都港区)はこのほど、新幹線車両基地の見学ツアーとJR九州フリーきっぷのマイル償還サービスをスタートした。利用者の利便性の向上で、新しい旅の価値を提供し、地域への誘客をはかる。

 両社はこれまで、ANAの観光情報多言語サイト「Japan Travel Planner」で、JR九州の観光列車「D&S列車」の特集し、国内外に発信。このほか、九州北部エリアをおトクに周遊できる訪日外国人向け鉄道周遊きっぷ「ANA & JR KYUSHU RAIL PASS」をANAの機内で販売してきた。

取り組み概要

JR九州の新幹線車両基地「熊本総合車両所」の見学ツアー

 熊本総合車両所では、日々JR九州が所有する新幹線の整備と点検を行っている。今回は、ANAマイレージクラブ会員限定ツアーとし、通常の見学では見ることのできない場所への案内も予定し、両社の特色ある取り組みを実施することで新たな旅の価値を提供する。
実施内容:
・新幹線基地「熊本総合車両所」の見学
・800系新幹線またはN700系新幹線の車内見学
・新幹線基地内での写真撮影
・子供向け制服着用による写真撮影
開催日:11月30日(土)
申込(抽選)期間:9月13日(金)~11月1日(金)
※申し込みの対象はANAマイレージクラブ会員のみ
※抽選で当選した人のみ、見学ツアーとマイルを交換することが可能
必要マイル数 1千マイル
定員数:40人
その他:・申し込み方法など詳細は、ANA SKY WEBで確認できる。
    ・実施内容は、車両運用上の都合などにより、急遽内容の一部変更または中止になる場合がある

 

JR九州フリーきっぷのマイル償還サービス

 九州への観光客の利便性向上のため、航空と鉄道を一貫して利用できるようJR九州フリーきっぷをマイルにて交換できるサービスを提供する。自然や食、歴史など世界に誇る多種多様な魅力を有する九州を、航空と鉄道で広域にわたって堪能できるサービスとなっている。
サービス提供期間:11月1日(金)~12月31日(火)
提供商品:

フリーきっぷ引換可能期間:2020年4月30日まで
その他 :
・当サービスの利用対象となる人は、サービス提供期間中に羽田発九州方面へのANA運航便を予約/購入したANAマイレージクラブ会員となる。
・マイル交換の手続きが完了後、約3週間を目安にフリーきっぷのバウチャー券(引換券)を郵送する。マイル交換からフリーきっぷの利用希望日まで、3週間を切っている場合は、受け付けない。バウチャー券を持っていない場合も、フリーきっぷとの引き換えはできない。
・その他詳細は、ANA SKY WEBで確認できる。

 

 

 

 

 

日本旅行、教育旅行を通して「第1回 TABLE FOR TWOアワード」のPR部門で3位を獲得

2019年9月9日(月) 配信 

表彰式のようす

 日本旅行(堀坂明弘社長)はこのほど、世界の食の不均衡解消を目指す日本発のNPO法人TABLE FOR TWO International(TFT)主催の「第1回 TABLE FOR TWOアワード」のPR部門において、ミューズとコラボレーションした取り組みで3位を獲得した。

 同NPO法人は、社員食堂や店舗でヘルシーメニューを売り上げた際、1食につき飢えに苦しむ子供の給食費1回分に当たる20円を寄付している。

 これまで企業や官公庁、大学、病院など719団体が参加。約7100万食をウガンダやルワンダ、エチオピア、タンザニア、ケニア、フィリピンに届けてきた。

 同アワードには、PR部門22件のほかメニュー・ドリンク部門22件と運動部門7件、商品・サービス部門10件がエントリーした。活動報告会に参加したTFT導入企業のCSR担当者など約200人が1人5票を投票し、表彰した。

 日本旅行は同NPO法人の取り組みに賛同し、芸能プロダクションのミューズとともにTFT検定プログラムを作成し、同NPO法人の取り組みをPRしている。 

 両社は「TFT検定2019 公式テキスト」も作成し、契約施設と共に開発したヘルシー弁当と合わせて、修学旅行用に中高生に提供。これにより学生が社会に貢献し、SDGsについても学べようにした。

ヘルシー弁当と一緒に提供した「TFT検定2019公式テキスト」

 

 

クラブツーリズム、第2弾「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」の約100コースを発表 9月20日(金)まで受付

2019年9月9日(月) 配信

 クラブツーリズム(小山佳延社長)はこのほど、第2弾の「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」を約100コース発表し、抽選申込の受け付けを始めた。全国各地から発着する添乗員同行のツアーで、観戦チケットと宿泊、交通がセットになっている。締め切りは9月20日(金)午後5時30分で、抽選結果は9月26日(木)~30日(月)に発表される。

 今回は北海道、東北、関東、名古屋、大阪、福岡発着のツアーで、人気のバドミントン男子シングル決勝やレスリング男子・女子決勝、野球・ラグビーの決勝を観戦するものもある。ほかにも20日間で19競技を観戦するツアーや日帰りツアーなど、日程のラインナップも多彩に用意した。

 9月16日(月)から9月29日(日)には、4都市で「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」の説明会も開催。五輪元日本代表やアスリートによるトークショーもあり、見どころなどを紹介する。

東京2020オリンピック公式観戦ツアーの一例

【北海道発】サッカー男子1回戦(2試合)(日帰り)
旅行代金:3万円~3万6千円
【東北発】バスケットボール男子予選ラウンド(日帰り)
旅行代金:6万8千円~8万円
関東発】トランポリン女子決勝戦とフェンシング女子サーブル団体準決勝 (2日間)/高級バス・ロイヤルクルーザー四季の華「碧号」で行く
旅行代金:17万9千円
【中部・東海発】
とことん東京2020大会満喫(19競技観戦)(20日間)
旅行代金:1百万円
女子ゴルフ第1~第4ラウンドから決勝・表彰式(6日間)
旅行代金:22万9千円
【名古屋・大阪発】
バドミントン男子シングルス決勝 (2日間)
旅行代金:名古屋発29万円、大阪発29万9千円
レスリング男子・女子決勝と男子飛込決勝 (3日間)
旅行代金:名古屋発38万円~44万円、大阪発39万9千円~44万9千円
【大阪発】オリンピックスタジアム・陸上競技とラグビー男子決勝 (3日間)
旅行代金:39万9千円
【福岡発】男子飛込決勝・新体操団体決勝 (2日間)
旅行代金:22万8千円~26万3千円
※いずれも旅行代金は1人、ホテル2人1室利用の場合

東京2020オリンピック公式観戦ツアー説明会(入場無料・要予約)

【札幌会場】
日時:2019年9月23日(月・祝)午後3:45~午後5:00
会場:ニューオータニイン札幌
特別ゲスト:折茂武彦さん
(北海道のプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」代表取締役社長兼選手)
 【仙台会場】
日時:2019年9月16日(月・祝)午後12:45~午後2:15
会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
特別ゲスト:岩崎恭子さん(バルセロナ1992オリンピック金メダリスト)
 【広島会場】
日時:2019年9月28日(土)①午前10:45~午後12:00、午後12:45~午後2:15※午前、午後とも同一内容。
会場:TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前
特別ゲスト:岩崎恭子さん(バルセロナ1992オリンピック金メダリスト)
 【福岡会場】
日時:2019年9月29日(日)午後1:00~午後2:30
会場:オリエンタルホテル福岡 博多ステーション
特別ゲスト:谷口浩美さん(男子マラソン元日本代表)

 

“旅館の人手不足”解決へ 2020年4月、アウルキッチンアカデミー始動!

2019年9月9日(月)配信

和食職人を目指して

 佳松苑グループとして8軒の宿を展開するアウルコーポレーションは、昨今の旅館業界の若手の板場(和食職人)の育成、人材確保そして教育指導の見える化を目的に2020年4月、アウルキッチンアカデミーを創設する。

 アカデミーでは実践的な技術、知識を職業経験を通じて体得し、また和食について広く学び、2年後には国家試験である調理師免許取得を目指す。現在、アカデミー予定地の工事・整備を進めながら、生徒を募集している。

アカデミー創設の背景

旅館、和食業界の動向
 2013年「日本人の伝統的食文化」として「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された後も、「和食を極める」という職人への道のりは険しい。また昔からの教育方法である「技は盗んで覚える」スタイルと、現代の若者が望む指導方法とのミスマッチもある。結果、洋食と比較するとことに伝統文化である和食の継承者が不足している。

長年にわたる旅館の人手不足問題
 佳松苑グループは海の京都、京都府北部の夕日ヶ浦温泉を中心に8軒の宿を運営しているが、業界の動向と同様に若手の料理人の離職と人手不足に悩まされてきた。そこで、指導方法や教育過程をわかりやすくし、仕事を通じて体系的に学べる場所を作り、職人の育成に努めたいと考え、アカデミーを創設することにした。

アウルキッチンアカデミーの特徴

 アウルキッチンアカデミーは専門学校とは違い学費を払うのではなく、社会人として収入を得ながら学ぶことができるため、責任が生じる。しかしながら「実践で培った実務経験は必ず役に立つものとなる」という。

今後について

 将来的には洋食部門、おもてなし部門、生け花など分野を広げ、講師の招へいも行い、スタッフのレベルアップを図っていくことをねらう。公開アカデミーも開催し、地域住民にも花嫁修業や料理の基礎勉強ができる場所として活用してもらうことを考えている。最終的には「職人不足で同じ悩みを持つ地域の旅館の方々とも協力体制が取れれば」と計画している。

会社概要

商号  : アウルコーポレーション
代表者 : 代表取締役 沖田 康彦
      代表取締役 沖田 繁子
所在地 : 〒629-3241 京都府京丹後市網野町木津253
創業  : 昭和43年
事業内容: ホテル旅館の経営 (佳松苑/はなれ風香/はなれ櫂/雨情草庵/一望館/みなと悠悠/ひだまり/小さな白い花)
資本金 : 2,000万円

 

「街のデッサン(221)」バラの谷のジプシー 未来を生きるノマド(遊牧の民)モデル

2019年9月8日(日) 配信

2人の愛らしいロマの少女

 ブルガリア、ルーマニアを巡る旅の4日目。ツアーのバスはブルガリアの一大産業であるバラの香水やオイルの生産地「バラの谷」へ向かっていた。このバラの谷とは、バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた平原一帯を指す。観賞用には向いていないが、香油用としては最高の品質を誇るバラの栽培に気候や風土が適していて、生産地はこの地域に集中している。

 街道を走るバスが、丁度ブルガリアの国土の中心を示すという塔が立つ地点で止まった。その周辺に広がっているバラ畑で、ピンク色をしたバラの花を摘み、香りを体験しようという算段だ。バスを降り、バラ畑に入っていくと先客がいた。10人ほどの人数で、特異な色彩の衣装の大人子供が混じった家族のような人々だ。掘立小屋の脇には馬の繋がれた荷車があって、彼らの相貌を見て直ぐにジプシーだと分かった。

 ヨーロッパの国々を巡ると、いたるところでこのジプシーと呼ばれる人々に出会う。彼らとの出会いの多くは、教会などの人々の集まる場所で幼子を抱えた女性が物乞いをしているような情景が多い気がする。イタリアのフィレンツェでは、サンタマリア・デル・フィオーレ教会の前でスリをした容疑で警官に尋問されているジプシーを見たし、ロンドンの地下鉄では妻が小さな子供たちに囲まれてバックに手を入れられた事もある。

 ツアーに参加すると添乗員が必ずスリや置き引きに注意し、パスポートは肌身離さずにと散々警告、その仮想の相手が暗にジプシーを示すことがほとんどだ。
 バラ畑の前にたむろしていたジプシーの家族は、バラ摘みを仕事にしている人々だった。バラ摘みは午前中の花が最も香りを放つタイミングで収穫することが求められているようで、バラック小屋ではズダ袋のバラを計量する最中だった。小屋から2人の少女が飛び出してくると、私と妻に写真を撮ってくれと、せがんでいるようだった。2人の笑顔が飛び切り可愛らしかったし、屈託のないようすが自然で元気に溢れていた。2人の間に妻が入った写真を撮ってやった。こんな近くで彼らと接したのは初めてだった。

 バルカン半島の諸国では、ジプシーの事を「ロマ」と呼んでいる。ロマとは、ロマニ語で「人(ひと)」の事だというが、彼らはまさに「人間」そのものだと私は感じた。ジプシーの過去は、侮蔑と差別の歴史だった。しかし、哲学者ジル・ドゥルーズのいう真のノマドとは権力や制度や格差と無縁で生きてきた彼らしかいない、と私には思えてならない。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

「味のある街」「パイナップルケーキ」――サニーヒルズ南青山店(東京都港区)

2019年9月7日(土) 配信

パイナップルケーキ 5個入り 1500円(税込)▽サニーヒルズ南青山店▽東京都港区南青山3-10-20
 先日、私が講師を務めるNHK文化センターのまちあるき講座で、青山周辺を歩いた。外苑前駅方面から表参道駅に近づくと、おしゃれなセレクトショップや美容院などが並び、和食やそばなどの老舗もあちこちにある。そうしたエリアの近くに、木組みが高く組まれた、一際目を引く建物がある。これが2013年にオープンしたサニーヒルズ南青山店だ。この建物は新国立競技場の設計などでも知られる隈研吾さんが設計した。
 
 サニーヒルズは09年に設立された、台湾でも人気のパイナップルケーキブランド。日本で販売している商品は台湾のものとは少し味を変え、より日本人の好みに合うようにしている。
 
 店舗の1階で商品を販売し、2階では「おもてなし」として、来店者にパイナップルケーキと台湾茶を振る舞っている。
 
 パイナップルケーキとアップルケーキのどちらがいいかと尋ねられ、パイナップルケーキを選ぶと、しばらくしてお茶とともに運んできた。お茶は味に合わせたものを選んでくださっているそうで、パイナップルケーキには台湾の阿里山で採れた青心烏龍茶、アップルケーキには紅玉紅茶。夏の暑い時期だからか、冷たいものを用意してくれた。
 
 パイナップルケーキを一口いただくと、パイナップルそのものの甘さがぎゅっと詰まっていて、しかし甘すぎず美味しい。このパイナップルは台湾中部の八卦山産のものだそうだ。そして烏龍茶もさっぱりとして中国茶の旨味を十分に感じ、このケーキに合うというのがわかる気がした。
 
 アップルケーキは青森県産の紅玉りんごを使用した、日本でしか手に入らない商品だ。生地の上に砂糖がまぶしてある。頼んだ人に聞くと、こちらもりんごの味が詰まっていて、しかし甘すぎず上品な味わいだったそうだ。周りを見ると女性グループやカップルのほか、カメラを首から下げたアジア系、欧米系の外国人観光客らしいグループも次々とやってきた。このエリアの新しい名所となっているようだ。パイナップルケーキを1本お土産にして、帰路についた。  
(トラベルキャスター)
 
 

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

岐阜・高鷲エリアで連携 ビッグスノーリゾートエリアが誕生

2019年9月6日(金)配信

統一ロゴと全体ゲレンデマップ

 岐阜県・高鷲エリアのスキー場6カ所とホテル4カ所が連携し、ビッグスノーリゾートエリア「TAKASU MOUNTAINS」が誕生した。国内外にウインターリゾートの楽しさを提供するため、世界に通用する日本代表のスノーリゾートを目指す。

 岐阜県郡上市にある高鷲エリアは、中部、関西エリアの国内スキーヤーやスノーボーダーに人気があり、高鷲エリアの18~19年シーズンの来場者数は80万人を超えている。

 名古屋市から車で80分、飛騨高山は50分、世界遺産白川郷は60分など、都市部や観光地に恵まれた場所に位置する。

 中部国際空港セントレア(愛知県)や小松空港(石川県)、富山空港(富山県)からも約2時間とアクセスも良い。

  同エリアの特徴は、ロングシーズン&ロングタイム。11月下旬のホワイトピアたかすの早期オープンに端を発し、高鷲スノーパークの春営業の5月上旬まで滑走が可能で、およそ半年間も楽しめる。

 早朝営業やナイター営業、オールナイト営業などの環境も整備。さらに、近年需要が高まる訪日外国人観光客の「雪」のニーズにも対応し、受入環境整備に重点を置き、また来たくなるスノーリゾートを目指す。

共通ICリフト券システムの導入

 5スキー場(高鷲スノーパーク、ダイナランド、ひるがの高原スキー場、鷲ヶ岳スキー場、ホワイトピアたかす)が、共通の最新ゲートシステム(AXESS AG社製)を導入。

 これにより、1枚のICリフト券で5カ所すべてのスキー場が利用できる共通ICカードリフト券を発行し、宿泊施設を拠点に複数のスキー場を楽しむことが可能となる。

リフト券自動受取システムの導入

 高鷲スノーパーク、ダイナランド、ひるがの高原スキー場には、鷲ヶ岳スキー場とホワイトピアたかす同様のECサイトを活用したリフト券自動受取端末システム「LIPACA(リパカ)システム」を導入した。

 Web購入からセルフ端末機、または直接リフト乗車へつなぐことで人手不足に対する課題にも対応し、お客様はさらにスムーズにリフト券の購入が可能になる。

名古屋―高鷲―高山間バスの運行

 三重交通が運行するトライパルツアーは「名古屋駅―TAKASU MOUNTAINS―高山駅間」で、バスと雪遊びやスキー商品をセットにしたツアー商品を造成する。

 雪道の車の運転に自信のないお客様や訪日外国人観光客でも安心して、来場できるようになり、スキー場を楽しんだ後に飛騨高山の町中で観光を楽しむことも可能となる。

スキー場間無料シャトルバスの運行

高鷲エリア内シャトルバスルートマップ

 高鷲エリア内では、2次交通の無料シャトルバス「SNOW SHUTTLE BUS」が毎日巡回する。これにより、各スキー場や各ホテルがシャトルバスで結ばれる。

 さらに「ひるがの高原サービスエリア」にもバス停を設け、岐阜バスの高速バス白川郷線「ひるがの高原SA」の停車時刻に合わせて、シャトルバスが発着。公共交通機関を使ってのスムーズな来場が可能となる。

今後の動向

 各施設で利用客が楽しめる体験型アクティビティや文化体験プラン、スキー・スノーボードプランなどを用意。多言語化の促進と自動翻訳機の導入のほか、来場者アンケートによる市場調査とマーケティングを実施し、スキー場で取得したマーケティングデータをエリア内で共有し、より効率的なマーケティング活動をはかっていく。

TAKASU MOUNTAINS 公式サイト

※2019年10月オープン予定