函館・湯の川温泉 ホテル万惣、6月19日営業を再開

2020年6月15日(月)  配信

大浴場「湯蔵」(外湯)

 函館・湯の川温泉 ホテル万惣(北海道函館市)が6月19日(金)、営業を再開する。

 再開にあたり、オリックス・ホテルマネジメントが定める「『With COVID‐19』下における運営・サービス指針」とガイドラインを適用する。

 同ガイドラインは、厚生労働省が公表した「新しい生活様式」、「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン」などの関連する業界団体のガイドラインに基づいてまとめられた。

 函館ダイニング「蔵祭」は、宿泊客のみの利用とし、利用時間は完全予約制とする。

 大浴場は、日帰りでの利用は不可で、露天風呂も含め混雑状況によって人数制限を行う場合がある。また、サウナ(アロマミストサウナ、ドライサウナ、アロマスチームルーム)も当面の間利用できない。

はとバス、6月13日運行再開 「リアルトミカ号」で行く東京タワーコースを復活

2020年6月15日(月) 配信

トミカラッピングのはとバス

 はとバス(中村靖社長、東京都大田区)は6月13日(土)から、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い休止していた一部コースの運行を再開した。

 再開したのは、2階建てオープンバス「’O Sola mio」で案内する「TOKYO パノラマドライブ」コース。国会議事堂や東京タワー、豊洲市場など、東京の観光名所を約1時間で巡る。

 6月20日からは、トミカ 50 周年ラッピングはとバスが東京の街を走る「はとバス『リアルトミカ号』で行く東京タワー」コースの運行を開始する。

 同コースはトミカ50周年記念し、はとバスとタカラトミーが特別コラボレーションした企画。新型コロナウィルス感染症の流行に伴い運休となったゴールデンウイークまでの期間限定のコースを多くの人からの再開を望む声に応え復活させた。参加者には、非売品のラッピングはとバスのトミカをプレゼントする。

 また同日から東京タワーとコラボレーションした「【2階建てオープンバス】外階段で昇る東京タワー」コースもスタートする。

 運行再開にあわせ、コース運行時の感染予防対策を公表した。当面の間販売座席数を通常の半分にするほか、車内の消毒を徹底する。

はとバス「リアルトミカ号」で行く東京タワー

運行日:6月20日~8月31日まで毎日

※7月14日、8月18日を除く

出発:午前9:50、午後2:00 の1日2便

料金:大人 3330円。子供2010円

発着地:東京駅丸の内南口はとバス乗り場

コース:東京駅=東京タワー・メインデッキ(展望)とギャラリー見学=レインボーブリッジ通行=お台場(車窓)=豊洲市場(車窓)=歌舞伎座(車窓)=銀座(車窓)=東京駅

「学生1000人応援プロジェクト」 平成エンタープライズ、就職、受験活動を支援

2020年6月15日(月) 配信

バスと宿泊を無料で提供

 平成エンタープライズ(田倉貴弥社長、埼玉県志木市)はこのほど、「学生1000人応援プロジェクト」の募集を始めた。

 新型コロナウィルス感染症の流行に伴い経済的に困窮している学生が対象。運営する高速バス「VIPライナー」2回分(往復相当)とホステル「わさび」1泊分を1セットとし無料で提供することで、就職、受験活動を支援する。

 「現在の状況」と「就活、受験にかける思い」を専用フォームに記載して応募する。募集期間は、8月15日まで。高校生、短大生、大学生、専門学校生、高専生、大学院生、予備校生が対象。選ばれた学生には8月末ごろまでに連絡が行われ、9月以降から翌年の2月までの期間内(利用可能日)にサービスが受けられる。

 平成エンタープライズは、単独での支援が難しいことと、支援の輪を広げることを目的に、クラウドファンディングを利用し同プロジェクトを行うことを併せて報告した。

日本ホテルスクール、学校説明会を再開 新型コロナ感染拡大防止ガイドライン策定、オンライン説明会対応

2020年6月15日(月) 配信

体験授業のようす。ソーシャルディスタンスを保持している

 日本ホテルスクール(石塚勉理事長、東京都中野区)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年3月から入学希望者を対象としたオープンキャンパスや学校説明会の開催を自粛していたが、6月7日(日)のオープンキャンパスから「新しい生活様式」にあわせ、感染拡大防止ガイドライン策定やオンライン説明会開催で対応する。

 感染拡大への不安、都合が合わない、遠方からの参加が難しいなどの声に応え、「オンライン学校説明会」も5月から開催している。マンツーマンで教職員と相談したい人向けに「個別Web相談」の予約も受け付けている。

 同校は「今回の事態で、進学希望者も大きな不安や疑問を抱いたはず」と理解を示したうえで、「ホテル・ブライダル業界を目指す一人ひとりと真摯に向き合っていきたい」とした。

シームレスなまちづくりが評価される 南町田グランベリーパーク、都市空間部門で国土交通大臣賞受賞

2020年6月15日(月) 配信

南町田グランベリーパーク地区 イメージ

 南町田グランベリーパーク地区(東京都町田市)はこのほど、令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」において、大賞にあたる国土交通大臣賞を受賞した。町田市、東急、東急電鉄が官民一体で取り組んだシームレスなまちの構造が高く評価された。

 主な評価ポイントは商業施設と都市公園の間にコミュニティ拠点「パークライフ・サイト」を設けたこと。巧みな駐車場配棟計画により、回遊型オープンモールとした商業施設を建設した。

 同プロジェクトは田園都市線「南町田グランベリーパーク駅」の南側に広がる鶴間公園と、2017年2月に閉館したグランベリーモール跡地を中心とする約22㌶のエリアについて、都市基盤・商業施設・都市公園・駅などを一時的に再整備・再構築し、「新しい暮らしの拠点」の創出に取り組んだ。

 南町田ならではの「鉄道駅と都市公園、商業施設が隣接する」という特徴を生かし、まち全体をひとつの「パーク(公園)」として計画して、14の広場を地区全体に散りばめた。駅、商業施設から公園までのエリア一帯を歩車分離し、バリアフリーに配慮している。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~山形県・鶴岡市~

2020年6月15(月)配信

 山形県・鶴岡市の名所、クラゲの展示種類数世界一の加茂水族館や、修験の息づく出羽三山のほか、日本で唯一の食文化創造都市が誇る美味しい食べものや、城下町文化などを、観光にお越しいただいたお客様目線で紹介しています。

鶴岡市観光PR映像(15分版)

「ホテルブリーズベイマリーナ」本館リニューアルオープン ゲストルームを全室一新

2020年6月15日(月) 配信

ホテルブリーズベイマリーナ 外観

 南西楽園リゾート(高橋洋二社長、沖縄県宮古島市)は7月20日(月)、「シギラセブンマイルズリゾート」内の「ホテルブリーズベイマリーナ」本館をリニューアルオープンする。

 「ホテルブリーズベイマリーナ」は、宮古島初のリゾートホテルとして1993年に開業した。本館、タワー館、アネックスコンドミニアムの3棟からなり、宮古島最大の客室数304室を有する。

 「海へと続く宮古島のNATURE WORLD」をコンセプトに、本館のゲストルーム全109室、パブリックスペースやレストラン、ショップなどをリニューアルした。館内には新たにキッズプレイルームを新設し、小さな子供も安心して遊ぶことができる。

ホテル概要

ホテル名称:ホテルブリーズベイマリーナ

所在地:〒906-0203 沖縄県宮古島市上野宮国784-1

アクセス:宮古空港から車で約20分、みやこ下地島空港ターミナルから車で約50分、各空港から無料送迎バスあり、無料駐車場あり

客室:総数304室(本館109室、タワー館115室、アネックスコンドミニアム80室)※全室禁煙

チェックイン:午後3:00

チェックアウト:午前11:00

施設:屋外ガーデンプール(無料)、更衣室・セーフティロッカー(新設)、キッズプレイルーム(新設)、喫煙エリア(新設)、ショップ「ブリーズショア」、エステサロンなど

TEL:0570-550-385(シギラセブンマイルズリゾート予約センター)

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~山形県・鶴岡市~

2020年6月15(月)配信

 山形県・鶴岡の冬は、なんといっても食べ物がおいしい!とくに動画にもでてくる寒鱈汁は絶品で、冬になれば市内の飲食店で楽しめるほか、例年1月には日本海寒鱈祭りも開催され、大いに盛り上がります。
 また、観光地もきれいに雪化粧がなされ、国宝羽黒山五重塔や大宝館もこの時期ならではの美しい姿を見せてくれます。

鶴岡市観光PR映像(冬版)

全国の宿泊施設へ安全管理マニュアルを提供 品質認証制度サクラクオリティ

2020年6月15日(月) 配信

サクラクオリティ ロゴ

 観光品質認証協会(川藤等代表理事、東京都千代田区)はこのほど、宿泊施設向け防疫実践マニュアルを全国に展開する。品質認証制度「サクラクオリティ」に参加する宿泊施設と、参加を希望する宿泊施設に対し、安全管理実践マニュアルを整備し、防疫管理プログラムの提供を始めた。

 サクラクオリティ参加施設には、同実践マニュアルを随時更新して提供する。消毒用薬剤や消毒手法とその手順、保管方法、消毒作業スタッフの安全管理、消毒実践の記録や消毒薬剤の廃棄などに関する実施検査を行う。検査で適切と判断された宿泊施設に、サクラクオリティ品質認証と併せて同協会のホームページ上で防疫マークを併記したうえで掲載する。

 このほか、全国の宿泊施設に対しては、希望がある場合「サクラクオリティ安全管理実践マニュアル」を無償で配布する。参加施設に対する検査と同じものを受け適切と判断された施設に対し、防疫マークを配布する。

 今後、参加施設と検査を受けた施設に対して、防疫に詳しい医師や衛生管理の専門家のアドバイスを元に、同協会のホームページで最新の実践マニュアルを随時提供する予定。

防疫マーク

「津田令子のにっぽん風土記(62)」セピア色の想い出に今を重ねる~街歩き編 ~

2020年6月15日(月) 配信

神田神保町「さぼうる」店内のようす
NPO法人ふるさとオンリーワンのまち前監事 荻生 寿美枝さん

 「最近の学生さんは、古本屋さんを待ち合わせに使っているらしいですよ。なんとなくインテリジェンスな感じでセンスいいと思いませんか」と、荻生寿美枝さんはおっしゃる。

 
 確かに、多少の時間の遅れや早く着き過ぎた時でも、待つ人も待たせる人も、退屈せずにうれしい時間を過ごすことができるわけだからうなずける。本が嫌いな人は論外だけれど。
 
 荻生さんの趣味は街歩きだ。とりわけ銀座、赤坂、青山が好きだという。そのほかにも「神田神保町界隈をよく訪ねる」と語る。その理由は、「セピア色に色褪せたたくさんの想い出がつまった古本とともに、いくつもの珈琲屋さんが軒を連ねているから」。
 
 「今でも、さぼうる(1955年創業の人気の老舗喫茶店)には年に数回行っているわよ」と笑顔で話す。
 
 店に一歩足を踏み入れると、とにかく暗い。BGMは、モーツァルトやショパンやジャズ。 
 
 「仄暗い中で、ペパーミントグリーンのソーダ水を飲みながら買ったばかりの文庫を開きページをめくっていたことを思い出す」という。
 
 地下の壁にびっしりと記されている落書きの数々は通り過ぎていった学生の多さを想像させる。「神保町が、こんな風に変わったのかと実感できるし、当時と何も変わらないことがあることも分かる」と荻生さん。「単に『過去に訪ねたレトロな街』としてではなく、懐かしい気分に思いを馳せながらも、当時とは違う友人と歩き、『新しい魅力をみつけ出すことができる』」と、街歩きの極意を伝授下さる。これまでに、また「来よう」という思いを、いくつもの街に重ねてきたのだという。
 
 東京・世田谷生まれの荻生さんは、お父様の仕事の関係で幼少期に蜃気楼で有名な富山県魚津市に住んだ以外はずっと世田谷暮らしだ。
 
 「世田谷が好きなんです。緑も多く、綺麗な美術館があったり、おしゃれなパン屋さんもたくさんある。若い人も多いし、楽しいわよ」。
 
 今は、三軒茶屋にお住まいというが、都内の住みたいランキング上位の街で暮らす幸せを満喫しきっている荻生さんの目標は、「細く長く続けてきた街歩き歴を、さらに延ばすこと」だという。
 
 ノルマが何歩とか、早く歩いて身体を鍛えるとかではく、街歩きをライフワークとして捉える荻生さんの生き方は、どこか余裕を持ってイキイキしているように映る。
 
 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。