里湯昔話雄山荘 絶景の露付客室開業 現代名工特別メニューも

2023年4月5日(水) 配信

琵琶湖を望む絶景の客室露天風呂

 滋賀県大津市のおごと温泉の里湯昔話雄山荘(宇津木公一社長)は3月10日、同館最上階を含む9―10階に露天風呂付き客室計4室を開業した。食事は、2022年度の厚生労働省「現代の名工」に選ばれた森順一総料理長が県産食材を取り入れた特別メニューを開発し提供。インバウンド富裕層を主なターゲットにする。

 同階にあった計8室の一般客室をリニューアルし、2室を1室に変更した。「エグゼクティブ里山スイート」と名付けた客室は80平方㍍の広さ。温泉街の最も高台に位置する同館は、かねてから琵琶湖を望む眺望が自慢だが、新客室からの比叡山と琵琶湖を一望する景色は圧巻だ。

 客室は露天風呂とデッキチェア付きベランダ、シャワーブース、リビングルーム、ツインベッドと小上がりのある部屋などで構成する。ベッドルームな洋室だが畳敷きの小上がりを設けることで、日本情緒を演出するという。

日旅23年度入社式 新入社員45人を迎え「価値創造に協力を」

2023年4月4日(火) 配信

日本旅行は4月3日(月)、2年ぶりとなる入社式で45人の新入社員を迎えた

 日本旅行(小谷野悦光社長)は4月3日(月)、本社会議室で2年ぶりとなる2023年度入社式を開いた。今年度の新入社員はグループ全体で45人。小谷野社長は、「旅行需要が回復し、V字回復を実現した当社が単に元に戻るのか、コロナ禍の経験をもとに新たな価値創造を続けていけるか、我われの取り組みと新入社員の皆さんの協力が不可欠」だと力を込めた。

 現在の日本旅行は、会社が大きく変化する歴史的な大転換期だとして、「むしろこうした時期に入社されたことをチャンスと思っていただきたい。既成概念に捉われない柔軟な発想と行動力、若い感性で将来を切り開く中心的な存在になってほしい」とエールを送った。

 また、ルールを守ることの重要性を強調し、「日本旅行の最重点取り組みである営業コンプライアンスにも通じることであるため、ルールに沿った行動を心掛けてほしい」と呼び掛けた。

阪急交通社23年度入社式 「大きな転換となる年」新入社員27人を迎える

2023年4月4日(火) 配信

阪急交通社は4月3日(火)、27人の新入社員を迎えた

 阪急交通社(酒井淳社長)は4月3日(月)、大阪府大阪市のヒルトンプラザウエスト・オフィスタワーを会場に2023年度の入社式を行った。酒井社長は新入社員27人に対し、エールを送った。

 酒井社長は、海外旅行の完全復活は24年度を見込んでいると話したうえで、「現在好調の商品を中心に、コロナ前の50%までの回復を目指す」と意気込んだ。

 また、ソリューション事業において、この3年間で築いたネットワークと信頼関係による新たな事業の創出と受注拡大を目指していく。

 今年、創業75周年を迎えたことに言及して、「この節目の年に入社した皆さんには、新たな創業100周年までの道のりを目指して、大きな成長を期待している」と呼び掛けた。

埼玉古墳群散策の際の拠点に さきたま古墳公園内に「観光物産館さきたまテラス」開業

2022年4月4日(火) 配信

テラス内

 埼玉県行田市と行田おもてなし観光局は4月1日(土)、さきたま古墳公園内に「観光物産館さきたまテラス」を開業した。

 埼玉古墳群散策の際の拠点として、地場産品の販売や軽食の提供、観光案内を行う。地元のパン屋と開発した日本最大級の円墳として知られる丸墓山古墳をイメージしたメロンパンなどの古墳、埴輪関連のグッズに加え、行田おもてなし観光局が開発し話題となっている「行田の餃子」などの行田土産など約300種類を販売。軽食エリアでは地元の森乳業と共同開発した「わたぼくソフト」や古代米を前方後円墳型に盛り付けた「行田古代米カレー」などのメニューを取り揃えた。

丸墓山メロンパン

 開業を迎え行田おもてなし観光局の富山紀和事務局長は、「埼玉古墳群のあるこのエリアに光を当て、新しい層を呼び込んでいく施設に育てていきたい。またこの場所ができたことで市内回遊が生み出されるので、はにわの館にはレンタルサイクルも用意した。まちのなかで盛り上がっている花手水も設置しているので、花手水に興味を持たれた方に対し情報発信を行いまちの中にも人を呼び込んでいく」との考えを示した。

石井直彦市長らがテープカット

 同日行われた開業セレモニーで石井直彦市長は、「まちをにぎやかにしていく上では拠点が必要。(今回の開業で)拠点はできたので次はここを生かし、一緒に楽しい施設にしていきたい」と思いを語った。

ホテルメトロポリタン 鎌倉 「開業3周年記念宿泊プラン」販売 

2022年4月4日(火) 配信

宿泊はスーペリアツインルーム

 ホテルメトロポリタン 鎌倉(神奈川県鎌倉市)はこのほど、「開業3周年記念宿泊プラン」を売り出した。

 朝食無料の特典がついて、1泊3万3000円で宿泊できるお得なプラン。ホテル1階Café&Meal MUJIで楽しめる朝食は、「鎌倉しらす」や「鎌倉海藻ポーク」、「鎌倉野菜」など地元の食材を使用したメニューとなっている。また同プラン利用者は、足元まである大きな窓から鶴岡八幡宮二の鳥居を眺められえるプレミアムコーナーツイン」の1泊2名様朝食付き宿泊券が当たる抽選に参加できる。

 担当者は「ライトアップされた荘厳な夜の寺社や、由比ヶ浜の朝焼け、朝のお寺での座禅体験などお泊りいただくことで体験できる鎌倉をお楽しみいただけます」とPRする。

朝食(イメージ)

 歴史⽂化と⾃然に恵まれた鎌倉の雰囲気を引き⽴てる建物・デザインでお客様をお迎えする「鎌倉の別邸」を⽬指し設計された同ホテル。2月には、アメリカのデザインアワード「INTERNATIONAL DESIGN AWARDS(IDA) 2022」の「Hotels & Resorts」 部⾨で銅賞を獲得。IDAは2007 年にアメリカのロサンゼルスで設⽴された国際的なデザインアワードで、建築、インテリア、プロダクト、ファッション、グラフィックの5 分野で構成されている。

約70種900本の桜を彩る 4月23日まで「NAKED桜の新宿御苑2023」開催中

2022年4月4日(火) 配信

桜マッピング

  約70種900本の桜を彩る――。ネイキッド(村松亮太郎代表、東京都渋谷区)は4月23日(日)まで、新宿御苑(東京都新宿区)で夜桜お花見イベント「NAKED桜の新宿御苑2023」を展開している。、新宿門から三角花壇までの道のりに咲く桜をライトアップと音楽で演出する「夜桜ライトアップエリア」や、約100㍍の距離を桜の絵柄にライトアップする「桜の小径」などで構成される同イベント。見頃を迎えた桜をプロジェクションマッピングで演出する「桜マッピング」では、 開花時期に合わせてその時々にあった桜を楽しむことができる。

 会場が環境省所管の国民公園であることから自然や環境に最大限配慮したサステナブルなお花見の提供を目指しており、トヨタ自動車協力のもとイベントでのライトアップやプロジェクションマッピングの一部に、水素を使って走る燃料電池自動車「MIRAI」や、「Moving e」(燃料電池バスと、可搬型外部給電器・可搬型バッテリーを組み合わせた移動式発電・給電システム)による給電を期間限定で活用している。

 ネイキッドは4月15日(土)まで、二条城(京都府京都市)でも夜桜のお花見を楽しめるアート展を展開している。

唐門のプロジェクションマッピングショー
 
 開催中の体感型アート展『NAKED FLOWERS 2023 桜 世界遺産・二条城』では「桜×日本の伝統文化」をテーマに、作品を用意。二条城の入り口である唐門では、さまざまな絵画技法で描かれ続けてきた「桜」を題材に、ダイナミックなプロジェクションマッピングショーで来場者を華やかにおもてなし。絵画技法が移り変わるシーンでは、唐門に描かれている鶴や蝶が華麗に行き交い春の訪れを告げ、デジタルアートに彩られた幻想的な城内へと誘う。
 
 また本物の桜が咲き乱れる「桜の園」では、蝶をつつむことで和楽器の音色と光を楽しむことができるインタラクティブアートを展開。幻想的な夜桜を楽しみながらお茶や伝統文化を堪能できる空間台所前庭『夜桜茶会』では、円窓に近づくと春の和歌が歌われ美しい情景が広がるインタラクティブアートも楽しめる。
 
 

一休、3月に新たに宿5軒 「一休Plus+」加盟へ

2023年4月4日(火)配信

「一休Plus+」特設ページ

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休(榊淳社長、東京都港区)は4月4日(火)、今年3月に5軒の宿が「一休Plus+」に加盟したと発表した。

 加盟した宿は、MALIBU HOTEL(神奈川県逗子市)、お宿うち山(静岡県伊東市)、MUNI KYOTO by 温故知新(京都府京都市)、Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN(長野県・白馬村)、八 HACHI(長野県・白馬村)。

 「一休Plus+」は、「一休.com」の中でもさらに厳選された宿で構成され、国内のオンライン旅行予約サイトでは「一休.com」でのみ予約ができる。

JTBグループ、新入社員370人が入社 山北社長「未来の新交流時代をともに」

2023年4月4日(火)配信

JTBの山北栄二郎社長

 JTBグループは4月3日(月)、2023年度でグループ会社15社に入社した370人の合同入社式を開いた。昨年はコロナ禍により新卒採用を見送ったため、開催は2年ぶり。JTBの山北栄二郎社長は新入社員に向け、「One JTBとして、未来の新しい交流時代を、ともに切り拓いていこう」と力を込めた。

 山北社長は冒頭、創立112年目を迎える今年は「もう一歩前へ~持続的な成長を目指して~」というテーマのもと、コロナ禍で途絶えた交流を復活させるとあいさつ。同日からリブランディングを開始し、JTBを象徴するコーポレートブランドロゴを35年ぶりに刷新したと報告した。リブランディングを始めた年の新入社員として、「交流を創造し挑戦し続ける、多様性あふれるダイナミックなJTBを体現する社員となることを期待している」と語った。

 また、今年から日本を起点に国際往来が活発になる大型イベントが続くことを受け、「国際交流が本格的に動き出し、JTBの本領を発揮するときが来た」と言及。顧客の実感価値を徹底的に追求することが重要と訴え、JTBグループの事業ドメインである「交流創造事業」の全体像について説明した。

 そして、JTBグループでは、旅行業界のリーディングカンパニーとして、サステナビリティによる社会的責任を果たすことを経営方針に掲げている。新入社員に向けて「サステナビリティの観点からJTBで実現したい企画や取り組みを、自分事として考えてほしい」と呼び掛けた。

 このうえで、「自律創造型人財」が目指すべき人物像と示し、「一人ひとりが自身の成長や将来について真剣に考え、さまざまなことに挑戦し続けて欲しい」と強調。挑戦の積み重ねが、自律創造型人財へとつながり、会社の成長、グループとしての成長・飛躍・変革を支える考えを示した。

 最後に「私たちの仕事は、常に感動に寄り添い、お客様に喜びを実感してもらうことがすべての原点。自分の仕事に誇りを持ち、お客様の喜び・感動を自分自身のこととして共有できる社員になってほしい」とエールを送った。

新入社員の代表者による決意表明のようす

 新入社員による決意表明では、各グループ会社の代表者が登壇し、それぞれの想いを乗せた決意を示した。このなかには「学生時代に学んだ観光学を基礎に、ビジネストラベルマネージメントの観点から、より多くの企業や人に最適なソリューションを提供し、新たな感動と価値を届けていきたい」と表明。ほかにも「大学時代の経験を生かし、人と人が交流する楽しさを感じることのできる教育旅行をつくることに挑戦したい」など、新たな旅行業の担い手として熱く語った。

ネット予約者について自筆名簿不要を通知 利用客と宿の事務負担軽減を支援(厚労省)

2023年4月4日(火) 配信

デジタル庁に届いた一般消費者の声を厚労省へ伝え、旅館に通知した

 厚生労働省の医薬・生活衛生局生活衛生課は3月31日(金)、全旅連と日本旅館協会、全日本ホテル協会、日本ホテル協会の宿泊4団体にネットで予約した宿泊者について、自筆での宿泊者名簿の記載を不要としていることを書面で通知した。自筆での記入を求める一部宿と利用客の事務負担の軽減を支援したい考え。

 デジタル庁に届いた一般消費者の声を厚労省へ伝え、旅館に通知した。

 厚労省は、宿泊者がオンライン予約時に氏名などを入力した場合、チェックイン時に誤りなどがないことを確認し、チェックボックスへのチェックを行うことで足りるとしている。

日本の宿古窯・佐藤幸子さん 10冊目の著書「縁」発刊 長年接してきた各著名人の〝縁〟を「残された言葉」として書き留める

2023年4月4日(火) 配信

「縁」佐藤幸子〈著〉

 日本の宿古窯(山形県・かみのやま温泉)の副会長・佐藤幸子さんはこのほど、長年接してきた各著名人の〝縁〟を、残された言葉として書き留めた書籍「縁」(書肆犀)を発刊した。

 橋田寿賀子氏や瀬戸内寂聴氏、石原慎太郎氏らとの心の触れ合いのなかから、人間味あふれる生き方や、印象に残る言葉のやりとりをまとめた。

 直木賞作家の高橋義夫氏は「からっぽの金庫から、日本の宿古窯を育て上げ、からっぽの段ボール箱をメモでいっぱいにして、9冊ものエッセイを書いた。この〝縁〟が記念すべき10冊目。ますます快調。人生の達人だ。佐藤幸子さんには驚嘆する」と言葉を寄せている。定価1500円(税別)