3月開催の「藤原雪まつり」「たくみの里つるし雛ひなめぐり」 群馬県みなかみ町

2018年2月19日(月)配信 

ちびっこ宝探し(「藤原雪まつり」内イベント)

群馬県みなかみ町では、2018年3月から「藤原雪まつり」と「たくみの里つるし雛ひなめぐり」を開催する。まだ雪が楽しめるスキー場で雪まつりを開く一方、道の駅・たくみの里でひなまつりを祝う催し「ひなめぐり」が行われる。

「藤原雪まつり」

藤原雪まつり(イメージ)

 昨年までの名称は「みなかみかまくら祭り&キャンドルナイト」だったが、今年は開催場所を藤原スキー場に移し、「藤原雪まつり」と名称変更。世界的な映像アーティスト・長谷川章氏を迎え、ノーベル賞ナイトカップ晩餐会でも投影されたD-K(デジタル掛け軸)と、地元の有志が作り上げるキャンドル点灯で、幻想的な空間を藤原に彩る“アートなみなかみ”を感じられる新しい雪まつりとなる。

 デジタル掛け軸は、会場にプロジェクターを設置し、目の前にある自然や建物、そして通行人をもキャンパスにして、色彩豊かな抽象のような幾何学模様を映し出す。映し出された絵柄はゆっくりと地球の自転の速度で変化し、目の前にあった風景が全く違った風景へと刻々と変化していく。

エコキャンドル

<概要>

開催日:2018年3月10日(土)、11日(日)

時間:(10日)午後3:30~9:00、(11日)午後4:30~9:00

場所:藤原スキー場(群馬県利根郡みなかみ町藤原4957-1)

イベント内容:

・ちびっこ宝探し ・キャンドル点灯

・ゴロピカのファイヤーダンスパフォーマンス

・デジタル掛け軸 ・打ち上げ花火(5分間くらい)

ホームページ:

「たくみの里つるし雛めぐり」

つるし雛1

 たくみの里つるし雛実行委員会(横山富夫代表、群馬県みなかみ町)は2018年3月1日~4月1日の期間、たくみの里つるし雛ひなめぐりを開催する。毎年恒例となった同イベントも今年で8回目。さまざまな種類のつるし雛を主要施設に飾り付けする。

 期間中、たくみの里の各体験施設や飲食店、宿泊施設など約35店舗で買い物をしてスタンプを集めて福引きを行う。福引きの賞品にはみなかみ18湯(猿ヶ京温泉、湯宿温泉、水上温泉)のホテル旅館への宿泊券や、たくみの里の名産品などが当たる。また、期間中には各種イベントも実施する。

つるし雛2

<概要>

開催期間:2018年3月1日(木)~4月1日(日)

営業時間:

3月1日(木)~20日(火) 午前9:00~午後4:00

3月21日(水)~4月1日(木) 午前9:00~午後5:00

場所:道の駅たくみの里 豊楽館/たくみの里内体験施設/飲食店/売店など

福引抽選会場:たくみの里「香りの家」

福引抽選時間:午前10:00~午後3:00

 

期間中イベント:

※問い合わせはたくみの里体験予約センターへ(0278-20-6111)

○泰寧寺「須川の里雛飾り」

 時間:午前10:00~午後4:00 場所:泰寧寺「龍光庵」

○ひな祭り絵手紙展示会

 時間:午前9:00~午後4:00 場所:豊楽館特設会場

○中野区伝統工芸展(みなかみ町との友好都市である中野区とのコラボイベント)

 日時:3月24日(土)、25日(日) 時間:午前9:00~午後3:00

 場所:豊楽館特設会場

○着物でそぞろ歩き(着物を着てお越しいただき、たくみの里を自由散策)

 日時:3月25日(日) 時間:午前11:00集合

 場所:たくみの里「香りの家」

問い合わせ

一般社団法人みなかみ町観光協会

所在地:〒379-1313 群馬県利根郡みなかみ町月夜野1744番地1

tel0278-62-0401

人気インスタグラマーが企画・監修、豪州のフォトジェニックツアー

2018年2月19日(月) 配信 

フォトジェニックなスポットを巡る

 

 日本旅行(堀坂明弘社長)とオーストラリア政府観光局(中沢祥行・ジョー日本局長)、バリーズ(野々村菜美代表)の3者はこのほど、「タビジェニ 大人女子旅 ゴールドコースト/メルボルン5・6日」を共同企画した。人気インスタグラマーがプロデュースする、オーストラリアのフォトジェニックなスポットを巡る特別ツアー。SNS(交流サイト)を軸に据え、情報感度の高い20~30代の旅行需要の取り込んでいく考え。

 人気インスタグラマーの3人が、それぞれ旅をした中で、印象に残った体験や、おすすめの観光地、SNSに映える撮影ポイントなどを厳選し、ツアー化した。今回は、バリーズが運営する海外旅行専門WEBマガジン「旅MUSE」に参加する、人気インスタグラマーの富嶋和希さんとSakieさんがゴールドコーストとバイロンベイを訪れ、デザイナーのNATSU.さんはメルボルンとモーニントン半島を旅した。プロデュースするために訪れた旅の様子はインスタグラムや「旅MUSE」内の記事(*)でも紹介していく。

  特長はインスタグラマーおすすめのフォトジェニックスポットを巡り、サーファーズパラダイスのビーチでの「ヨガレッスン」や、オーストラリアの天然温泉「ペニンシュラ・ホット・スプリングス」の体験など。このほか、個人では訪れにくい注目のエリア、バイロンベイとモーニントン半島の移動に、専用車・専用ガイドをつけるなど、オーストラリアを満喫できる内容とした。

 ツアー申込者にはインスタグラムのシークレットアカウントに招待。フリータイムにおすすめのカフェ巡りや、ショッピング情報などを閲覧できる特典も用意した。

ツアー概要について

ツアー名:「タビジェニ 大人女子旅 ゴールドコースト/メルボルン5・6日間」(成田空港発着)

ツアーページ

タビジェニ 日本旅行公式instagram|日本旅行
http://www.nta.co.jp/tabijeni/
日本旅行公式インスタグラムのご紹介です。「タビ」に出たくなるような、ここどこだ?と探してみたくなるような「フォトジェニック」な写真を投稿していきます!

設定期間:[ゴールドコースト]2018年1月15日~11月30日 [メルボルン]2018年2月1日~11月30日※出発除外日はツアーページを参照

旅行期間:3泊5日または4泊6日

旅行代金:[ゴールドコースト]21万1900円~35万7900円 [メルボルン]29万900円~41万900円

協力:オーストラリア政府観光局

企画監修:バリーズ株式会社

企画・実施:株式会社日本旅行

コーディネーター(企画監修)について

富嶋 和希氏

<ゴールドコースト> :

富嶋 和希 モデル

 カジュアルで女性らしいファッションが注目され、関西を中心に若い女性に絶大な支持を得る人気インスタグラマー。ViVigirlとしても活躍し多くの雑誌で特集を組まれる。

Instagramアカウント:

フォロワー数:83,700人

Sakie

 

Sakie クリエイティブディレクター

旅を中心に発信するInstagramが人気となり、様々な企業のSNSコンサルを行う。最近ではイベントの空間ディレクションやフォトライターとしても活躍中。

Instagramアカウント:

フォロワー数:38,400人

<メルボルン>:

NATSU. デザイナー・アーティスト

 ライフスタイルやファッションを表現するSNSで人気を集め、 有名モデルやタレントなどの錚々たるファッショニスタたちも注目を寄せる、今最もホットな人物。インスタグラムフォロワー数は、現在約9万人を超える。

Instagramアカウント:

フォロワー数:91,300人

※企画のため訪れた旅のようすは、インスタグラムや「旅MUSE」内の記事で紹介している。

*ゴールドコースト:

*メルボルン:

オリジナル特典付き「JALグアム」、JTBが発売

2018年2月19日(月) 配信

ルックJTBが、「JALで行くグアム」を売り出した。出発日は2018年3月25日(日)~7月19日(木)

ルックJTBはこのほど、「JALで行くグアム」を売り出した。お得なオプショナルツアーの販売も行う。

 3月25日(日)の成田―グアム線臨時便の就航に合わせた取り組みで、JAL SKY SUITE Ⅱを利用できる「JAL ビジネスクラスで行くグアム」と「JALで行くファミリーグアム」を用意した。エコノミークラスであっても、グアム空港にあるプレミアムラウンジ(ルックJTB)の利用が可能だ。

 「JALで行くファミリーグアム」の利用なら、子供の旅行代金が半額(幼児の場合には100円)となる。オプショナルツアーでは3つのプランを用意。10~48のオプションから自由に組み合わせて楽しむことができ、価格は1人当たり9千円~2万5千円(大人)。詳細については、下記デジタルパンフレットにて確認できる。

ルックJTB JTBお買得旅 || <成田発>JALで行く グアム
http://www.jtb.co.jp/lookjtb/dp/index.asp?id=JWV/2018_gum_8482301
●ルックJTBなら往復の国際線では、追加代金なしで並び席をご用意いたします!●復路のグアム空港にてラウンジを追加代金なしでご利用いただけます●こども半額・幼児100円ファミリーコースをご用意!●人気の滞在プラン「KOMI-KOMIチョイス」(追加代金なし)、「+(プ...

沖縄のサクラをハワイに 沖縄美ら島財団で取り組み

2018年2月19日(月) 配信

組織培養技術でサクラの苗の増殖に取り組んでいる。

沖縄美ら島財団は、ハワイで開花するサクラの導入を目的に、組織培養技術を用い、気候が類似する沖縄のサクラの苗の増殖に取り組んでいる。

 1912年、当時の東京市長・尾崎行雄氏により、3千本のサクラがワシントン(ポトマック河畔に寄贈されて以来、サクラは日米友好親善のシンボルになっている。

 日本の外務省はサクラ寄贈100周年記念にサクラ名所を米国の主要地域につくる計画を立案。ハワイ州もそのひとつに選ばれ、2012年にハワイ桜基金により取り組みが始まった。

 しかし、ハワイの気候ではソメイヨシノが育たず、当時の総領事がハワイ州に在住する理学博士・小山鐡夫氏(=沖縄美ら島財団研究顧問、ハワイ桜基金の理事長)にサクラの品種選定を依頼した。その後の活動を経て、現在は、比較的温暖な地域に育成するオオシマザクラとセンダイヤが、15カ所に約160本植栽されている。

2月にはハワイの視察団が沖縄を訪問

八重岳さくら視察(本部町)

 小山氏は温暖な気候でも開花する沖縄のサクラの品種ならば、ハワイ州でも生育・開花しやすいと考え、ヒガンザクラの導入を提案。今年2月6日(火)、7日(水)の両日、ハワイ桜基金などから5人の視察団が、沖縄美ら島財団や沖縄本島北部を訪れ、ハワイへの導入に向けた調整を行った。

 ハワイでは生きた植物の持ち込みに際し、完全に病害虫を除去した状態でないと持ち込めないなど、厳しい検査がある。財団総合研究センターが、組織培養技術を有していることから、苗によるヒガンザクラの導入が提案され、現在組織培養(葉や芽から植物を再生する技術)によるサクラの苗の増殖を試みている。この技術を使えば、無菌状態でハワイに導入することが可能になる。

 同財団は「将来、沖縄のヒガンザクラがハワイで開花し、沖縄とハワイの交流がより深まることを期待している」という。

日本最大級のおでんの祭典「静岡おでんフェア2018」開催

2018年2月19日(月) 配信 

30以上のご当地おでん屋台が立ち並ぶ

 

静岡県静岡市は3月9日(金)~11日(日)の3日間、日本最大級のおでんの祭典「静岡おでんフェア2018」を開く。会場は静岡市役所前の青葉シンボルロード。地域の風土を色濃く反映したご当地おでん。今年で12回目を迎え、昨年は27万人が来場するまでに成長した。日本の伝統的な食「おでん」を呼び水に、地域食文化の関心を深めてもらう。

 期間中は全国9地域のおでんどころからご当地おでんが集う。合計30以上の屋台が静岡駅から徒歩10分の場所に軒を連ねる。同市は「個性あふれるおでんを一挙に楽しめると人気を博している年に一度の祭典です」と自信をみせる。

 おでんが有名な静岡市。真っ黒なスープに黒はんぺんが入り、ダイ粉をかけて食すのが特徴的な「静岡おでん」が自慢の一品だ。ルーツは大正時代にまでさかのぼる。廃棄処分されていた牛筋や豚モツを、煮込み料理の材料としたことが始まりとされる。静岡は日本有数の漁港が近いこともあり、練り製品もさかん。黒はんぺんなどの練り製品がおでんの具に加わり、日本随一とも称される〝おでんのまち〟を育んできた。そんなおでんのまちからは、20以上のおでん店が一堂に会す。

 このほか期間中は、しょうが醤油が売りの「姫路おでん」、鯖きんちゃくが入った「若狭おばま鯖おでん」、牛タンつくねが味わえる「石巻 絆おでん」など、個性的なおでんが立ち並ぶ。併せて出展各地域の地酒も用意。ご当地おでんを肴に地酒を堪能しながら、旅風情を感じるのもまた一興だ。

開催概要

時:2018年 3月 9日(金)午後4:00~午後9:00(一部午後7:00に閉店)、3月 10日(土) 午前10:00~午後9:00(一部午後7:00に閉店)、3月 11日(日)午前10:00~午後6:00

場:静岡市役所前 青葉シンボルロード 【静岡市役所住所】〒420-8602 静岡市葵区追手町5−1

アクセス:JR静岡駅から徒歩約10分、静鉄電車「新静岡駅」から徒歩約 7分、しずてつ ジャストラインバス「県庁・静岡市役所葵区」下車徒歩約 3分

入場料金:無料 ※ただし、商品購入代は必要

公式:

問い合わせ先:静岡おでんフェア実行委員会 TEL:080-9117-0439

参加するご当地おでん:静岡おでん(静岡市)、姫路おでん(兵庫県)、若狭おばま鯖おでん(福井県)、舞鶴おでん(京都府)、豊橋おでん(愛知県)、陸前高田両氏のおでん(岩手県)、石巻絆おでん(宮城県)、金澤おでん(石川県)、信州上田のおでん(長野県)、東京・北区おでん(東京都)

広島県・大崎上島で謎解きイベント 島民が全面協力

2018年2月19日(月) 配信

プログラムは太郎編・乙姫編の2コース

島民の全面協力のもと実施されるユニークな体験型観光プログラムが開催する。大崎上島町観光協会(広島県・大崎上島町)は3月3 日(土)から、全国で体験型のリアル宝探しを展開するタカラッシュと“謎解き”プログラム「Mystery Trip~忘れられた竜宮島の秘密~」を実施する。

 謎解きプログラムは大崎上島に伝わる乙姫伝説をモチーフにシナリオが設定されていて、参加者は物語に入り込みながら島内に隠されたさまざまな謎を解き明かしていく。島民とのコミュニケーションを通して謎解きのヒントを入手するなど、大崎上島の滞在を楽しめる仕掛けも盛り込まれている。また、参加キットに含まれている“竜宮島”の紙幣は実際に1500円分の金券として利用可能で、現地での飲食や土産購入が同時に楽しめる。 

開催日:3月3日(土) ~5月5日(土)

開催場所:広島県大崎上島 

開催時間:午前9:00~午後6:00

参加費:ペアチケット前売り5800円、 当日6200円 

主催:大崎上島町観光協会

協力:大崎上島町および島民、せとうちHolics 

原案・後援:大崎上島町商工会青年部

企画・制作:株式会社タカラッシュ

「井川今日子のおもてなし接客術(29)」外国人へのおもてなし

2018年2月18日(日)配信

口を覆わない咳やくしゃみは、世界基準のマナー違反

 外国人観光客が多い観光地や宿にとっては、外国人観光客のマナーの悪さが問題になっているかもしれません。一方で、外国人観光客や日本在住の外国人にとっても、日本人のマナー違反に苦しむことは少なからずあるようです。

 今でこそ、マスク着用が普及して、風邪や体調の悪い人、花粉症の人がマスクをしていることも多いですが、何気なく出る咳やくしゃみの時に、口や鼻を手で覆わずにしてしまうというのが日本人だそうです。

 外国人は小さいころから咳やくしゃみをする時には、手やハンカチで口を覆うように育てられるそうで、この日本人の行為を非常に不快に思うそうです。

 また、鼻をかまずに、鼻水をすすって対処することも、日本人には多いようです。

 1度や2度で済めば問題ないのですが、何十回と繰り返し鼻をすすることがほとんどだそうで、その無限に続く鼻すすりの音が外国人にとっては煩わしく、とてつもなく不愉快に感じるそうです。

 また、通路を塞ぐ・譲らないというのも、日本人が集団で行動すると思われていることの一つです。

 2人で並んで歩くのはまだしも、3―4人が横一列に並んで道を歩くのが日本人だそうです。

 その集団に向かって(対向するかたちで)歩いていても、道を譲ってくれることはほとんどなく、結局建物の敷地に入って彼らに歩道を占拠されたまま、道を譲る羽目になるそうです。

 他人に無関心で厳しく無礼というのは、すべてに関わってくるものだと思います。

 お客様とスタッフの関係だったり、一度交友関係が生まれたりすれば、日本人は非常に礼儀正しい人種ではありますが、それがまったく関係性の無いあかの他人となると、途端に厳しく無礼になるということです。

 他人同士で目を合わせてあいさつをしたり、会話をするのは外国人にとって普通の事であるのに、日本人にはそれが異常な行為と見えたり、他人同士がぶつかると、途端に殺伐とした空気が流れることもあります。

 「マナーの違いも含めて、異文化に触れるとはこういうことを言うのだ」という考えもありますし、今回取り上げたことはある種の外国人の意見であって、必ずしも外国人全員がそう思っているかと言えば、そうではありません。

 ただ、おもてなしを提供する旅館業・観光業に就いている方にとって必要な視点は、日本のマナーはあくまでもジャパニーズスタンダード(日本の基準)であって、グローバルスタンダード(世界の基準)ではないことを常に認識しておく必要があります。

 相手の事を思って為すというのが、おもてなしの意味ですが、日本のマナーを当然と思うのではなく、相手の国々のマナーを意識して対応していく心掛けも持ちたいものです。

 

(おもてなしコンサルタント 井川 今日子 )

コラムニスト紹介

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

「津田令子のにっぽん風土記(34)」多種多様な館山の春の魅力満喫 ~ 千葉県館山市編 ~

2018年1月17日(土) 配信

安房神社の桜
館山市観光協会
事務局長
鈴木 実さん

 館山市観光協会事務局長の鈴木実さんは、約40年間JA安房に勤め、2006年10月に現職に就任した。その経歴から農家の方をはじめ、地域に知り合いが多い。その人間関係を「武器」にして仕事をしていると鈴木さんは話す。協会職員とともに、体験学習のやり方を変えるなど、さまざまな改革も行ってきた。「のんびりゆったりしていて、資源が豊富にあるという館山の良さを地域外にも発信できるのは楽しいですね。一つに絞ってPRするのは難しいのですが、祭りも自分が色々と手掛け、皆さんの協力を得て作り上げる喜びがあります」と鈴木さんは話す。

 そんな鈴木さんが館山市の春におすすめする場所は、まず安房神社だ。ここは安房国の一宮で、春になると、長い参道の両側に咲く桜並木が見事なのだそうだ。最近ではパワースポットとしても人気がある。

 館山市は花の名所が多い。安房神社のほかにも、かつて戦国武将・里見氏の居城があり、現在は復元された館山城のある城山公園は、1月から梅や椿が咲き始め、4月には桜やつつじも美しい。また館山ファミリーパークも早春からポピーやスターチスなどさまざまな花が咲き、花摘みも楽しめる。ほかに、房総半島南端の海岸沿いの道「房総フラワーライン」は、見ごろの1月下旬から2月下旬になると、菜の花と海の景色が美しい。

 次に鈴木さんが教えてくれたのは小塚大師だ。ここは関東厄除三大師随一の霊場とされ、15年に開創1200年を迎えた歴史ある寺院だ。境内には鐘楼堂や「雉子塚」と言われる松尾芭蕉の句碑などのほか、資生堂の創業者、福原有信らを輩出した福原家の墓もある。福原有信は館山市出身。資生堂のシンボルマークは「花椿」だが、椿は館山市の木でもある。ちなみに館山出身の有名人には、他にもロックミュージシャンなどがいるそうだ。

 またイチゴ狩りも魅力の一つだ。やよいひめや、とちおとめなど、時期や農園によってさまざまな品種のイチゴが楽しめる。このように、春の楽しみ方が多種多様にそろっているのが館山の特徴だと鈴木さんは教えてくださった。

 今後の館山市の観光振興に向けて、「観光協会と市職員や商工会議所、商店連合、農家の方などが集まって話し合いをする場をつくることが大切だと思います」と鈴木さん。さまざまな人が意識を共有することで、館山市の魅力をもっと広く発信していくことができそうだ。

「提言!これからの日本観光」「観光ルートバス」

2018年2月17日(土) 配信

メーグルは今日も名古屋市内をめぐる(写真はイメージ)

 名古屋に「めーぐる」と車体に書かれた市営バスが走っている。名古屋駅を起点に市内にある観光スポット、とくに当地域が力を入れている「産業観光」の施設などを巡る観光ルートバスで、「めーぐる」の愛称もそれに因んだものである。

 名古屋市には他の大都市、観光都市と同様市内に「定期観光バス」が運行されてきた。しかし、平成に入ったころから地下鉄新線の開業、自家用車の急速な普及、観光形態の変化があり、利用が落ち込んできた。そして昭和20年代半ばから数十年の歴史を持つ定期観光バスは廃止の憂目を見たのである。当時主な都市で定期観光バスが全国の時刻表から消えたのは名古屋市のみという残念な状況となった。

 名古屋商工会議所など経済団体や、観光団体などは、これに名古屋観光の危機を感じ、その復活、代替交通手段確保を市長に陳情するとともに、一般路線バス方式での運行などの提案もしたのである。市当局でもこれを受け慎重に検討し、新商品ともいうべき標記の「観光ルートバス」の運行を一般路線バスとして2007年から開始した。

 このバスは名古屋駅から、○産業技術記念館、○ノリタケの森、名古屋城、○名古屋文化のみちを経て、○徳川美術館に至る、そして帰途はルートを変えて、栄(この付近にもテレビ塔や○産業資料館などがある)を経て名古屋駅に戻るものである(○は産業観光施設を指す)。

 運行してみると予想以上に好評で、週末には名古屋駅前の乗り場に長蛇の列ができ、異例の玄関横づけとなった産業技術記念館バス停でも長い列が続き、続行便を出したり、大型バスに取り換えたりと開始後は対応に忙殺されるほどであった。

 これに応えて増便増車がはかられ、大型バス五台で30分毎の運転となり、経路も渋滞箇所を避け安定運行を確保、乗客がさらに増加した。現在はまちの景観に融け込んだ黄色に塗られたバスは内外の観光客の大切な足として定着している。

 最初永続性が危ぶまれたルートバスが発展したカギは、提供する「随意性」サービスと「情報」発信にあったと考えられる。定期観光バスは途中食事などを組み込んだセット商品で、ツアー参加する人々の貸切で、誰でもいつでも乗れるものではなかった。最近の観光客は団体行動から脱皮し、それぞれの志向で単独、小グループで観光するようになってきた。すなわち、セットメニューでは満足しなくなったのである。ルートバスは路線バスと同じバス停から予約なしで自由に乗車でき、運賃も路線バスと同じ均一料金で、各種交通カード利用も可能という「随意性」がアピールできたと思う。また、バス運行に際し、商工会議所産業観光関係施設が全面協力し、結果「情報」の強力な発信ができたことも、大きくこの盛況に寄与している。今日もこのバスは「商工会議所 産業観光施設(名)の協力で運行しています」と車体に明記し、黄色の「めーぐる」をトレードマークにして市内を巡っている。

コラムニスト紹介

須田 寛
日本商工会議所観光委員会共同委員長
須田 寬 氏
 
 
 
 
 
 

京都の旅館で冬の特選料理を3月まで販売

2018年2月16日(金配信 

特選ぼたん鍋

 

京都湯の花温泉旅館 すみや亀峰菴は2018年3月まで、18年冬オススメの「特選料理宿泊プラン」を売り出している。定番のボタン鍋をベースにしたジビエ料理を中心に、冬の味覚「ふぐ」や地元牛「亀岡牛」、「ぼたん鍋」を堪能できる贅沢プランをそろえた。

 「白味噌仕立て」のすみや亀峰菴特製のボタン鍋は、「京都の旅館らしいボタン鍋を提供したい」「猪肉の臭みのあるイメージや、こってりしたスープのイメージを払拭したい」といった想いを込めた。田舎味噌と白味噌を基調とした出汁に冬の京野菜の旨みが染み出し、くせのない薄くスライスされた猪肉を、特製のポン酢で食す。締めは雑炊を用意。猪肉と野菜の旨みの詰まった出汁で仕上げる雑炊は格別だという。ジビエのコースと、ふぐとぼたん鍋のコースで楽しめる。

「旅館で食すジビエ ぼたん鍋や京野菜の冬の滋味をたっぷり楽しむプラン」

 「冬こそジビエ ワインにこだわる旅館だからこそ、ワインと冬の滋味を共に味わっていただきたく、猪肉をはじめ、鴨肉や鹿肉を、京野菜と共に会席に仕立てました。メインの猪肉の鍋は、ぼたん鍋か猪肉のすき焼きが選べます」(同館)。

期間:3月末日まで

料金:2人1室、1人/2万9千円~(税別)

<プランURL>

新プラン!「ぼたん鍋とふぐのお料理」で冬の味覚を堪能♪

 「ふぐの旨みが詰まった、焼きふぐの土瓶蒸しや、猪肉本来の旨みが楽しめる、猪肉と葱の塩焼きなど、ワインと一緒に楽しんでいただけます」(同)。

期間:3月末日まで

料金:2人1室、1人/2万9千円~(税別)

<プランURL>

新プラン!「丹波牛とふぐの特別料理」冬の味覚・ふぐと芳醇な丹波牛を存分に味わう贅沢なひととき

 「1年を通して人気の高い丹波牛と、冬の味覚のふぐを一度に味わえるプラン。澄んだ空気、清らかな水、京都の丹波の自然の恵みによって育まれた丹波牛は脂の乗り具合も程良く、甘みも感じられ、ステーキやすき焼きに抜群のお肉です。メインのお鍋は、すき焼きかしゃぶしゃぶをチョイス。ふぐ料理とともに、お楽しみいただけます」(同)。

期間:3月末日まで

料金:2人1室、1人/3万1千円~(税別)

<プランURL>