ジェットスター、お得で欲張りな九州旅行のコツを発信

2018年12月11日(火) 配信

「食べたい」、「撮りたい」、「浸かりたい」と、テーマ別におすすめスポットを紹介

ジェットスター・ジャパンはこのほど、九州エリアの周遊旅のコツを発信する特設サイト「ちゃっかりおトクでよくばりな『サンカク旅』九州編」を開設した。

 「サンカク旅」とは、行きの到着空港と帰りの出発空港を別にしたLCC(格安航空会社)ジェットスターだからできる周遊旅。同社が就航する6県の路線を組み合わせることで「九州周遊の旅の選択肢が広がることをより多くの方に知っていただき、もっと気軽に、そしてよくばりに、九州の旅を楽しんでほしい」との思いを込めて命名された。

 特設サイトでは、ジェットスターが就航する九州6県すべてを満喫できるよう、「長崎~福岡」「宮崎~鹿児島」「大分~熊本」の3つのおすすめルートを紹介。旅好きでアクティブなジェットスターアンバサダーが、三角形を描くように旅をしながら、各スポットを紹介する。「食べたい」、「撮りたい」、「浸かりたい」をテーマにスポット検索を行うこともできるほか、そのスポットを含むおすすめのルートを見つけることも可能。担当者は、「自分の好きなことから旅のイメージを膨らませ、自分らしい『サンカク旅』を計画・体験してもらいたい」と語った。また同社は、四国エリアでも、今年12月就航予定の高知と松山、高松を組み合わせた「サンカク旅」の楽しみ方の発信を予定する。

【発表】第44回(2019年)プロが選ぶ100選

「100選」ロゴマーク
「100選」ロゴマーク

旅行新聞新社(石井貞德社長、本社・東京都千代田区)は12月11・21日合併号の「旬刊旅行新聞」と自社ホームページで、第44回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の総合、もてなし部門、料理部門、施設部門、企画部門の入選施設を発表しました。総合では加賀屋(石川県和倉温泉)が2年連続で1位になったほか、匠のこころ吉川屋(福島県穴原温泉)が10位となり、初のトップ10入りを果たしました。

 ホテル・旅館100選は全国の旅行会社による投票を集計し100選施設を選出するもので、観光業界で最も歴史のあるランキングイベントです。1976年の第1回以来、今回で44回を迎えます。投票は10月に全国の旅行会社(旅行業登録1種、2種、3種)の本社や支店、営業所など1万6095カ所に、投票案内を掲載した「旬刊旅行新聞」と投票用紙(専用はがき)を直接送り、実施しました。返信いただいた投票ハガキを集計し、「もてなし」「料理」「施設」「企画」の部門ごとの100選および、4部門の合計点からなる「総合100選」が決まりました。また選考審査委員による「日本の小宿」10軒も選出しました。

 同時に第39回「プロが選ぶ観光・食事施設、土産物施設100選」、第28回「プロが選ぶ優良観光バス30選」、第2回「プロが選ぶ水上観光船30選」も発表しました。観光・食事施設100選では伊達の牛たん本舗(宮城県仙台市)、土産物施設100選では浅間酒造観光センター(群馬県長野原町)が、バス30選でははとバス(東京都大田区)が、水上観光船30選では最上峡芭蕉ライン観光(山形県戸沢村)がそれぞれ1位の座を死守しました。

■第44回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(総合トップ10入選施設)

順位 館名 県・地区名
1位 加賀屋 石川県 和倉温泉
2位 八幡屋 福島県 母畑温泉
3位 稲取銀水荘 静岡県 稲取温泉
4位 白玉の湯 泉慶・華鳳 新潟県 月岡温泉
5位 草津白根観光ホテル櫻井 群馬県 草津温泉
6位 日本の宿 古窯 山形県 かみのやま温泉
7位 水明館 岐阜県 下呂温泉
8位 指宿白水館 鹿児島県 指宿温泉
9位 いぶすき秀水園 鹿児島県 指宿温泉
10位 匠のこころ吉川屋 福島県 穴原温泉

 

  総合(11位~100位)、部門(もてなし、料理、施設、企画)、観光・食事施設、土産物施設、優良観光バス、水上観光船、日本の小宿の各入選施設につきましては当社ホームページに掲載しています。

■表彰式・祝賀パーティー

 1月18日(金)には東京・京王プラザホテルで、入選施設や来賓、招待者を交えての表彰式と祝賀パーティーを開催します。

日時 2019(平成31)年1月18日(金)

    表彰式:11:00~

    祝賀パーティー:12:15~

会場 京王プラザホテル5階 コンコードボールルーム

    東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL03-3344-0111

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(95)お客様を守るおもてなし 「想いのバトンリレー」

2018年12月10日(月) 配信 

想いのバトンリレー

 「この先のドラッグストアは、午後10時まで開いていますのでまだ間に合うと思います」。携帯の画面を見せながら教えてくれたのは、たまたま立ち寄ったコンビニエンスストアのスタッフでした。クライアント企業の方によると、街でも評判のスタッフということでした。

 ある日、私は出張先のホテルで朝から腰に違和感がありました。前日の東京は冷たい雨が降り、チェックインした部屋はひんやりと寒く、室内の空調温度を上げてもなかなか暖かくなりません。29度まで上げても同じです。表示をよく見ると冷房表示でした。

 設定を切り替えようとしても駄目でした。フロントに連絡すると「まだ、暖房設定にできません」と言われ、仕方なくそのまま寝ることにしました。その結果、翌朝には身体が冷えた影響もあり、腰が痛くなりました。

 朝の新幹線で移動してスタッフと合流し、クライアント企業の車に乗り込んでからも、痛みはひどくなる一方でした。その日の業務を終えて、夜遅くにホテルまで送ってもらい、早めに就寝することにしました。

 すると、その1時間ほどあとに部屋のドアがノックされ、スタッフが「これを使ってみてください」と湿布薬を買ってきてくれたのです。

 私が部屋に入ったあと、彼はクライアント企業の方にその湿布薬を買うためにコンビニまで送ってもらったそうです。そのとき、コンビニスタッフのすばらしいおもてなし行動に出逢ったというのです。

 ただ、そのコンビニには湿布薬はありませんでした。困っていると「ちょっとお待ちください」「これで代用できないでしょうか」と、保冷剤をいくつか持って来てくれたそうです。「どうだろうか」とスタッフがそれを手にしながら考えていると、「もう少しいい物がないか探して来ますね」、と店の奥に戻り携帯電話を手に出てきて、掛けてくれた声が文頭の言葉でした。

 「西川さん、すごくないですか、この接客」と、翌朝ニコニコとその話をしてくれるスタッフを見て、本当に感動しました。

 お客様の要望は叶えてあげたい。だから、「できない」とは言わない。よくそんな言葉を聞きます。しかし、現実に提案される内容は、あくまで自社のビジネスの中でのことが多いものです。ところが、今回のように競合ともいえるお店を、お客様のためにわざわざ手間をかけて調べて教えてくれる姿に、スタッフは驚いたのです。

 湿布薬があれば少しは楽になるかもしれないという想い。お客様に最良のものを手にしてもらいたいという想い。こうした想いのバトンリレーこそが、感動を生むおもてなしなのではないでしょうか。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

KNT関西、「ハワイアン航空で行く!オトコタビ!ハワイ」発売

2018年12月10日(月) 配信

パンフレット表紙

近畿日本ツーリスト関西はこのほど、海外企画旅行商品「ホリデイ」で「ハワイアン航空で行く!オトコタビ!ハワイ」(関空発)を売り出した。男性をメインターゲットとした新商品で、「女性やファミリー、ハネムーナー向けの旅行先」というイメージが強いハワイへの送客拡大をはかる。

イメージに合わせ、パンフレットのデザインも変更

 価格は、設定期間が卒業旅行シーズンと重なることから、 学生も参加しやすい料金に設定している。同ツアーのために用意した、焼肉食べ放題ディナーなどが楽しめる「オトコタビ!ハワイGO!GO!オプション」も、同じくお手軽な値段設定としている。なおツアーには、女性も含め、誰でも参加ができる。

「ハワイアン航空で行く!オトコタビ!ハワイ」(関空発、5・6・7日間)概要

設定期間:2019年1月3日(木)~3月31日(日)発

旅行代金:8万9千円~14万9千円(大人1人)

※オトコタビ!ハワイ5日間。ハワイアン航空エコノミークラス利用(お近くシートなし)。パールホテル・ワイキキ、2人1室利用。2日目フリープラン。燃油サーチャージ含む

利用予定ホテル:

アロヒラニリゾート・ワイキキビーチ、アストン・ワイキキビーチホテル、アンバサダーホテル、パールホテル・ワイキキ

利用航空会社:ハワイアン航空

最少催行人員:2人

※添乗員は同行しないが、現地日本語係員が世話をする。

食事:なし(アロヒラニリゾート・ワイキキビーチは朝食1回付)

行程(5日間の場合)

1日目:

関西空港発(午後8:45~午後9:20)―(ハワイアン航空直行便・約8時間・日付変更線通過)-ホノルル空港着(午前8:50~午前9:35)

ホノルル空港=(エアポートバス)=ホリデイデスク・・・(各自)・・・ホテル(チェックインは旅行者自身で行う) ―到着後、自由行動(滞在中、レインボートロリーが乗り降り自由)/ホノルル泊

2日目

終日自由行動 「オトコタビ!ハワイGO!GO!オプション」への参加が可能。/ホノルル泊

3日目

終日自由行動(6日間コースは3・4日目とも終日自由行動。7日間コースは3・4・5日目とも終日自由行動)。/ホノルル泊

4日目

ホテルチェックアウト(各自)ホテル・・・ホリデイデスク=(エアポートバス)=ホノルル空港

ホノルル空港発(午前1:00~午後1:30)―(ハワイアン航空直行便・約9時間45分・日付変更線通過)/機内泊

5日目

関西空港着(午後6:45)。到着後解散

「オトコタビ!ハワイGO!GO!オプション」

1・オアフ島の見どころ半日観光(追加代金500円)

2・焼肉食べ放題ディナーとタンタラスの夜景観賞(追加代金2500円)

3・歴史の重みを感じるパールハーバー観光(追加代金5500円)

春の「渥美半島」をレストランバスで  来年2-3月にツアー開催

2018年12月10日(月) 配信

レストランバス外観

愛知県東三河地方の自治体や企業でつくる東三河レストランバス実行委員会はこのほど、東海地区初となる「渥美半島レストランバス」を運行すると発表する。三河湾側と太平洋側を巡るツアー6コースを、2019年2月1日(金)~3月31日(日)の木曜~日曜日に実施する。12月10日(月)から電話予約を、12月下旬からWeb予約を受け付ける。

渥美半島レストランバス コンセプト

レストランバス客席(イメージ)

1.最高のタイミングで美しい風景に感動する
 渥美半島をレストランバスで巡ってもらい、旬のタイミングで花の美しさや農産物の美味しさを伝え、生産者とのふれあいや体験を通じて、感動を届ける。

2.最高のタイミングで美味しさを知る
 地元の作り手だけが知っている、食材の本当に美味しい時期や特徴。そんな特徴を、シェフの洗練された技術を通じて提供する。

3.最高のタイミングで料理を味わう
 この土地で採れたその瞬間でしか味わえない美味しさと、花の美しさを体感できる。農産物と花の産地を巡るなか、生産者とのふれあいも楽しみ。

開催概要

期間   : 2019年2月1日(金)~3月31日(日)の木曜-日曜日
販売時期 : 電話予約 12月10日(月)から
       Web予約 12月下旬から
発着場所 : 豊橋駅前「ホテルアークリッシュ豊橋」横
料金   : 全6コース 9,800円~15,980円
主催   : 東三河レストランバス実行委員会
後援   : 愛知県東三河広域観光協議会/東三河広域経済連合会/
       東三河広域連合/田原市
問い合わせ・申込み:
 豊鉄観光サービス・エモア旅行センター 電話:0532-54-5691

コース例

「畑レストランと海食堂をめぐる渥美半島三河湾コース」

 料金:15,980円(税込)/時間:午前11:00-午後7:30

 渥美半島の魅力が溢れる特別コース。1年を通して豊富な魚介類に恵まれ、太陽と大地が育む野菜はまさに「天地の恵み」。福江漁港、キャベツ畑などを巡りながら旬の素材をホテルシェフが最高のタイミングで調理し、美しい景色を眺めながら至高の料理を楽しめる。

レストランバスとは

 レストランバスは“そこにしかない日本を食べよう!”をコンセプトに、移動ソリューションを提供するWILLER(大阪府、村瀬茂高社長)が開発したオープントップの2階建てバス。「移動」と「食」の融合により、地域の魅力を広く発信することを目指す。1階にはキッチンがあり、シェフが食材の調理を行う。2階には対面式の客席があり、できたての料理を景色とともに楽しめる。これまで、沖縄、新潟、東京、北海道、京都、島根など日本各地で運行を実施し好評を博している。

東三河レストランバス実行委員会とは

 東三河地方の自治体や企業による、単純な営利目的の旅行ツアー事業ではなく「食」を通しての「まちづくり」に取り組む。今後も、豊橋や新城など、生産地と生産者と料理人が三位一体となった東三河全体の地域活性化を目指す。

はとバス、2019年早春の日帰りツアー「チームラボ森と湖の光の祭」など販売

2018年12月10日(月) 配信

チームラボ森と湖の光の祭

はとバスはこのほど、2019年早春の日帰りバスツアー126コースを売り出した。宮沢湖メッツァビレッジ「チームラボ森と湖の光の祭」など新規施設に行くコースのほか、早春の花旅や温泉コースを充実させた。

 目玉となる「チームラボ森と湖の光の祭」は、チームラボによる初めての湖を使ったアート作品。

 宮沢湖と湖畔の森を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変化させた。宮沢湖メッツァビレッジは、埼玉県飯能市に11月9日オープンした北欧のライフスタイルを体感できる施設。北欧ブランド雑貨などを売るマーケットや、北欧風の食を味わえるレストランなどで構成される。3月16日には、ムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」の開業も予定。同社でも、「ムーミンバレーパーク」を組み込んだコースの造成を予定している。

はとバス創立70周年記念コース 宮沢湖メッツァビレッジ“チームラボ森と湖の光の祭”と小江戸川越散策 概要

旅行代金:大人7980円~8480円。子供料金は、500円引き。

運行日:1月26日~3月2日の設定日

行程:新宿駅西口(午前12:00発)=関越道=川越氷川神社(自由参拝)…川越(自由散策)=埼玉種畜牧場サイボク(夕食、ショッピング)=メッツァビレッジ=新宿駅(午後9:00着予定)

鳥取県 ポケモン「サンド」を“とっとりふるさと大使”に任命

2018年12月10日(月) 配信 

観光キャンペーンも実施

鳥取県は2018年12月6日(木)~2019年1月14日(月・祝)までの40日間、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモン「サンド」を、鳥取県をPRする「とっとりふるさと大使」に任命した。あわせて、コラボレーション観光キャンペーン「サンドおいでフェスin鳥取」を実施する。

 期間中、特製グッズが当たるスタンプラリーや俳句フォトコンテストの開催をはじめ、県産品のグッズ販売や、鳥取砂丘にちなんだ砂像の展示など、サンドとコラボレーションした企画を用意している。

サンドとアローラサンドを「とっとりふるさと大使」に

 鳥取県の魅力を広く国内外にPRする「とっとりふるさと大使」に、サンドとアローラサンドが任命された。今後は県内の観光地を回ったり、イベントに出演したりするなど、PR活動を行う。

「サンドおいでフェスin鳥取」内容

【サンド×鳥取県スタンプラリー】

 キャンペーンのリーフレットに、鳥取県内の観光地などに設置されたスタンプを押し、応募された人の中から抽選で特製サンドグッズ(非売品)をプレゼント。

スタンプ設置場所:

 市町村観光案内所、砂丘周辺土産物店、県観光事業団施設など33カ所

特製サンドグッズ:

A賞(スタンプ5個)

 サンドの砂像フィギュア(モルタルマジック制作) 2人

B賞(スタンプ2個)

 三度送れるサンドのレターセット(いなば和紙協業組合制作) 50人

【鳥取県にサンドおいで!俳句フォトコンテスト】

 ゲームアプリ「ポケモンGO」で撮影したポケモンのAR写真か鳥取県内の情景を収めた写真と、その情景を表現した俳句を「#sandoidetottori」のハッシュタグをつけ、TwitterかInstagramで投稿。優秀な作品には特製のサンドグッズなどの賞品をプレゼントする。

募集する作品:

 サンド部門:「ポケモンGO」のARカメラで撮影した鳥取県内の風景とポケモンをおさめた写真と、その情景を詠んだ俳句

 撮っとり県部門:鳥取県内の風景をおさめた写真と、その情景を詠んだ俳句

賞品:

 鳥取県知事賞(各部門1人ずつ):アローラサンド砂像フィギュア(モルタルマジック制作) 、商品券1万円分

 入選(各部門10人ずつ):三度送れるサンドのレターセット(いなば和紙協業組合制作)、商品券3千円分

賞の選定:

 関係者などで組織する審査会で選定

【サンド砂像の展示】

サンド砂像

 サンドとアローラサンドのほぼ実物大(40~60㌢㍍)の砂像を展示する。

展示場所:鳥取砂丘情報館サンドパルとっとり(鳥取砂丘砂の美術館前)

※天候などの状況により、展示が中止となることがある。

【特設サンドグッズの県内販売など】

 県内でしか買えないサンドのオリジナルグッズを制作し、県内土産物店などで販売する。

販売する商品:

 砂(サンド)の丘[和三盆味・生姜味](宝月堂)

 鳥取サンドカレー[甘口・中辛](泊綜合食品株式会社)

 鳥取サンドらっきょう[甘酢・黒酢](泊綜合食品株式会社)

 とっとりサンドせんべい(城北たまだ屋)

 サンド フォトスタンド(モルタルマジック)

 サンドのメモ帳(いなば和紙協業組合)

 さんど珈琲せんべい(すなば珈琲)

 さんど珈琲のマグカップ(すなば珈琲)

 さんど珈琲コースターセット(すなば珈琲)

【スマートフォンアプリ『ポケモン GO』でサンドに出会いやすくなります】

次の期間中、鳥取県全域でサンドとアローラサンドに出会いやすくなる。

期間:2018年12月6日(木)早朝~12月19日(水)

【鳥取大砂丘観光協会のキャンペーン】

 期間中、砂丘周辺店舗(砂丘会館、らくだや、砂丘フレンド、砂丘センター、スカット、レイガーデン)で1千円(税込)以上購入された人に、サンドのオリジナルステッカーをプレゼント。

※なくなり次第終了

「すなば珈琲」は「さんど珈琲」に改名

看板改装イメージ

 2018年12月6日(木)~2019年1月14日(月・祝)までの40日間、店名「すなば珈琲」を「さんど珈琲」に改名する。期間中、鳥取駅前店は、観光客の撮影スポットにもなっているメイン看板を「さんど珈琲」に臨時改修、同様にホームページも「さんど珈琲」仕様に変更する。

 さらに、鳥取県内4店舗でサンドとコラボした特別メニューを提供するほか、7店舗で「さんど珈琲」グッズを販売する。

■「さんど珈琲」限定メニュー

 サンドウインナーコーヒー 540円

 目指せ!サンドパンケーキ 1,080円

提供店舗:鳥取駅前店、賀露店、鳥取砂丘コナン空港店、お菓子の壽城店

■「さんど珈琲」グッズ

 さんど珈琲マグカップ 1,620円

 さんど珈琲せんべい 972円

 さんど珈琲コースター(4種セット) 864円

販売店舗:鳥取駅前店、賀露店、鳥取砂丘コナン空港店、気高町遊魚センター店、お菓子の壽城店、ホープスター店、道の駅神話の里白うさぎ

「サンドおいでフェスin鳥取」特設サイト

「街のデッサン(212)」猫たちが夢見る街・コトル 広場の隅のキャッツミュージアムとは

2018年12月9日(日) 配信

航海猫は今でも夢見る

バルカン半島を訪れる旅は、今回で2度目。4年ほど前にスロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナの3国を旅したのが最初で、しばらく前の民族紛争や内戦で疲弊した国土をイメージしていたが、意に反してどの国の都市も明るく、人々の応対は心に残るものだった。とくにアドリア海に面した港町はどれもが美しく、往時の繁栄の残滓さえ心地よいものだった。

 すっかり半島のファンになってしまい、2度目の訪問を画していたが、日本からはアプローチがしにくいと思えるモンテネグロ、アルバニア、マケドニアのギリシャに接した3国のツアーが出ていたので、時間を工面して参加した。9月初頭の暑さの和らぐ季節である。どれもが小国で、ヨーロッパとアジア文明に挟まれてオスマン帝国の侵略に翻弄された歴史を持っている。成田からイスタンブールに飛んで、そこで5時間を超えるトランジット。最初の訪問地は日本の福島県ほどのモンテネグロ。早朝の首都のポトゴリツァの空港に着くとすぐにバスで港町コトルに向かった。

 モンテネグロはその名前の通り、国土の殆どを黒い山々で覆われているが、コトルはその山々が迫る海岸に沿ったフィーヨルド状の複雑な湾奥に築造された城壁都市である。

 同じ城壁都市としては、お隣のクロアチアのドゥブロヴニクが挙げられるが、近年ではこのコトルに人気が集まっている。コトルは一時、中世のベネチアが交易の世界的センターとして隆盛を誇っていた時期の属領であったこともあって、この小さな町にも世界の文化や技術が集積していた。その文化や技術を狙って、オスマン帝国が侵略してきたが、旧市街地は峻嶮な山々と4・5㌔にわたる城壁がそれを阻んでいた。征服への圧力を撥ね退け、文明への門戸は開いているコトルは、時代の優秀な航海者を輩出し、造船センターでもあったろう。その世界を航海する船には、有能な航海者だけではなく、積み荷のネズミを捕らえる猫たちも活躍していた。帰還した猫たちは、コトルでは勇者だった。航海者の家々だけでなく、街路も帰還猫たちの自由な空間だった。

 コトルの街に入っていくと、その航海猫の子孫が今でも街角の隅々に、奥まった路地で揺れる海原の夢と誇りを胸にして、まどろんでいる。そう、コトルは猫の街である。小さな広場の一画に「キャッツミュージアム」を見つけた。世界の海を駆け抜けた航海者の夢の堆積だけでなく、勇者猫の夢までもこの街では博物館になっている。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

「登録有形文化財 浪漫の宿めぐり(92)」(山口県下関市) 玉椿旅館 ≪大阪相撲の関取が開業した温泉宿≫

2018年12月9日(日)配信 

小ぢんまりした正面入口だが奥が深い。横綱の誕生ごとに建て増しした結果だという

大相撲の力士が開業した飲食店はよく聞くが、旅館を開いた例は珍しい。館内には相撲にまつわる雰囲気が色濃く、古くからの相撲ファンなら興味が尽きない。下関市川棚温泉にある玉椿旅館は、そんな宿だった。
 
 旅館名の玉椿が、旅館を創業した力士のしこ名でもある。玉椿は大阪相撲の十両で活躍し、1920(大正9)年の5月場所で引退している。当時は東京と大阪のどちらにも相撲協会があったのだ。
 
 旅館の開業は1923(大正12)年。その2年前に温泉の浴場を開き、旅館へと発展したものである。建物は浴場オープンの頃の建築とされているので、当初から旅館営業を考えていたのかもしれない。歴史の古い川棚温泉は、宿へ泊って外湯へ通う湯治スタイルだったから、玉椿旅館は川棚温泉で初めて内湯を備えた宿になったという。
 
 建物は木造2階建てで、全館が登録有形文化財。玄関を入ると第35代横綱双葉山の写真があった。化粧まわしをつけ、太刀を持った堂々たる立ち姿である。ロビーにはまだ髷もない若き玉椿の写真をはじめ、32代横綱玉錦や背広姿の46代横綱朝潮太郎など、大相撲ゆかりの写真がずらり。「引退後も相撲とかかわりの深い仕事を多く続けていました」と、3代目女将の藤井晶代さんは言う。玉椿の本名の藤井光太郎の名前で、日本大相撲協会の目代になった確認証も掲示されている。大相撲の地方巡業に協力し、とくに顕著な業績の人に与えられる地位だ。
 
 客室には横綱の名前が付けられた。現在は使用していない客室にも谷風、不知火、双葉などの名が残る。一時は横綱が誕生するとその名を付けた部屋を建て増ししていたそうだ。
 
 今も使用中の客室は4室で、1階の栃木山の間は12畳の本間に2間の幅で床の間と床脇があり、筬欄間の書院障子付き。2階の常陸山の間は猿頬面の棹縁天井で、吊柱の床の間に筆返しのある床脇がついている。梅ケ谷の間は平天井だが、床框の材は黒柿だ。いずれも書院造で控えの間が付き、客室名の横綱の手形が飾られている。
 
 宴会場は2カ所ある。小宴会場の鳳の間は奥行き3尺の床の間や玉杢の天井板が見事だ。そして力強さを感じるのが2階にある80畳の大広間。豪快な折り上げ格天井、両端に4間幅の床の間と舞台が設けられている。床柱はごつごつとした木肌のエンジュの大木で、落し掛けには床の間から床脇までつなぎ目の無い1本の良材を使用。かつては大相撲巡業の常宿であり、大広間に力士たちが並ぶようすは壮観であっただろう。
 
 現在は相撲にかかわる宿泊客は少ないが、女将の晶代さんはあらためて建物と相撲にかかわる歴史の良さを感じている。長女の優子さんもネットでPRし、旅館の継承に意欲的とか。横綱の手形を眺めながら、ちゃんこ料理が味わえるといい。

 

コラムニスト紹介

旅のルポライター 土井 正和氏

旅のルポライター。全国各地を取材し、フリーで旅の雑誌や新聞、旅行図書などに執筆活動をする。温泉、町並み、食べもの、山歩きといった旅全般を紹介するが、とくに現代日本を作る力となった「近代化遺産」や、それらを保全した「登録有形文化財」に関心が強い。著書に「温泉名山1日トレッキング」ほか。

 

「味のある街」「信州サーモン丼」――小柴屋(長野県安曇野市)

2018年12月9日(日)配信 

 

信州サーモン丼(味噌汁・漬物・小鉢・煎茶付き)1080円(税込)▽小柴屋▽長野県安曇野市豊科4911▽電話:0263(72)2201。

 
信州サーモンは長野県水産試験場が10年以上かけて開発し、2004年に承認された養殖品種だ。育てやすく肉質のよいニジマスのメスと、病気に強いブラウントラウトのオスをバイオテクノロジー技術で交配した。卵を産まない一代限りの魚で、産卵に要するエネルギーが旨味として身に凝縮される。銀色の身体がサーモンを思わせることが名前の由来だ。
 
 長野県安曇野市のJR豊科駅前にある小柴屋では、この信州サーモンを使った「信州サーモン丼」「信州サーモン特製づけ丼」「信州サーモンお造り」を提供している。今回は信州サーモン丼をいただいた。口に運ぶと、信州サーモンにとろりと脂が乗ってとてもおいしい。ご飯にかけられた青のりの、磯の香りとのマッチングでさらに奥深い味わいになっている。上から振りかけられたごまや、安曇野市の特産品でもあるわさびの風味もきいた、ボリュームたっぷりの一杯だ。
 
 「丼なら信州サーモンを一番ダイレクトに味わっていただけると思いました」と話すのは小柴屋4代目である代表取締役の柴野和哉さん。信州サーモンを使うなかで「うちに合う食材を見極めてきた」という。「より脂の乗ったものを」と、以前よりも大きめの個体を使うように。また水草の臭みが魚に移るのが気になるため、湧き水を引き入れる養魚場から仕入れている。さらに丼に仕上げるうえでは、当初はすし飯を使うことを考えたが、苦手な客も意外に多いと分かり、普通のご飯に青のりやごまで風味をつけた。「旅行中のお客様が『信州サーモンを食べたくて探していたんです』と来店されることもあります。うちではいつでもお出しできるような状態にしておきたいと思っています」。

 小柴屋では他にも安曇野のご当地メニューを提供している。今年10月から11月には「安曇野やさいスイーツフェア」に合わせて、地元産のほうれん草と夏秋イチゴを使った「至福のリングシュー」を出した。「林檎ナポリタン」も提供しており、「地元の食を通して安曇野のアピールができれば」と笑顔で話す。(トラベルキャスター)

 

コラムニスト紹介

トラベルキャスター 津田令子氏

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。