地域ならではの工夫が集客に影響か 外客に人気のスポットTOP20 ナビタイム

2017年12月19日(火) 配信

ナビタイムジャパンが、「外国人観光客に人気のスポットランキング」(トップ20)を発表した

ナビタイムジャパンがこのほど、「外国人観光客に人気のスポットランキング」(トップ20)を発表した。トップ10のうち、奈良公園(奈良県)以外は、東京都と大阪府、京都府が占める結果となり、依然ゴールデンルートの人気が根強い結果となった。富士山を擁する山梨県は、20位となっている。

 同ランキングは、同社が開発・提供する「NAVITIME for Japan Travel」アプリ(訪日外国人向けナビゲーションアプリ)で、目的地に設定されたスポットの検索情報を集計したもの。ゴールデンルート以外では、先述の奈良県のほか、兵庫県(姫路城、11位)と新潟県(ガーラ湯沢、16位)、静岡県(御殿場プレミアム・アウトレット、18位)、岐阜県(白川郷、19位)、がそれぞれランクイン。東京ディズニーシー(12位)と東京ディズニーランド(15位)を擁する千葉県も健闘した。

表1:外国人観光客に人気のスポットランキング(ナビタイムジャパン調べ)

 訪日外国人旅行消費額(観光庁調べ)を見ると、消費額は旅行者数と同様、年々増加傾向にある。一方、新潟県と静岡県、兵庫県、岐阜県、奈良県、千葉県の各期間(2017年現在まで)の訪問率は右の通り。

表2:2017年 訪日外国人消費動向調査(観光庁調べ、クリックで拡大)

 千葉県を除く5県の訪問率は高いとは言い難く、東京と大阪で、各期間通じて40%超えの続くなか、5県への訪問率は奈良県(7-9月期)を除き10%に満たない。

 訪問率の違いが大きく異るなか、同ランキングトップ20入りすることは、訪日外国人旅行者からの注目度が高い証左といえる。

 奈良県の奈良公園は、鹿との触れ合いがインスタグラムをはじめとしたSNS(交流サイト)で人気を集め、新潟県のガーラ湯沢については、スキー客を上手に取り込んだ格好だ。新幹線とリフト券のセット販売など、鉄道会社の施策も功を奏した。本格的な滑りだけでなく、雪遊びスポットとしても人気を集めている。

 岐阜県の白川郷は、世界遺産として国内外に知られており、着地型コンテンツの創出に定評がある。御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県)は、礼拝所や免税対応を充実させるなど、早くからインバウンドの受け入れに力を入れてきた実績を持つ。兵庫県の姫路城は、公式Webサイトを多言語化するなど、認知度を高める取り組みに余念がない。イルミネーションも人気だ。

 地方への訪問率を上げる取り組みは、行政をはじめ、観光業界共通の課題としてあるが、観光資源の利活用や受入体制の充実など、地域ならではの工夫が集客に及ぼす可能性も高いことが、同ランキングを通じて分かったといえる。地域の特徴を掴み、活用する仕組みの創出が重要だ。

 なお、同ランキングは、「2017目的地検索スポットランキングTOP100」と同時に発表されており、下記サイトより詳細を知ることができる。

“値付け”課題に、企業らからヒヤリング 観光庁

2017年12月19日(火) 配信 

楽しい国 日本の検討会を開く

観光庁は12月19日に東京・国立新美術館で、第3回「楽しい国 日本」を開いた。日本文化・生活体験や電子チケットなどのヒヤリングを実施。先進的な取り組みや問題点を吸い上げた。有識者からは「(体験などの)価格が安いのでは」と指摘があり、値付けや客単価の低さが課題に挙がった。

 今回は10者からヒヤリングを行った。能楽協会や日本芸能実演家団体協議会、全国のお祭りを扱うオマツリジャパン、京都で生活文化を伝えるワックジャパンらが取り組みを紹介した。共通の課題は海外への情報発信や、多言語化対応など。観光情報を集めた一元的なWebサイト構築、オンライン決済の導入などの要請もあった。

 2016年の費用別旅行消費額で「娯楽サービス費」は全体の3・0%(1136億円)。訪日外国人1人当たりで4725円と、十分な消費額とは言い難い。一方で伝統芸能の他にも、世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」や軍艦島など、潜在的な観光資源は多い。

 これらを踏まえ、A.T.カーニーの日本法人会長の梅澤高明氏は「神社仏閣や軍事拠点などの『場所・資源』と、宿泊やアート展などの『機能・コンテンツ』をかけ合わせることが重要だ」と強調。旅行者が多く消費するためのインフラを整備し、客単価を上げるべきだと訴えた。

 例えば、米・カルフォルニアのアルカトラズ島は1963年まで、軍事監獄・刑務所として使用。現在は一般開放し、イベントやツアーなどで、年間約170万人が訪問する観光地だと紹介した。このほか富裕層の取り込みや、外国人材の登用の必要性を提言した。

 電子チケットに関しては、playground(プレイグラウンド、伊藤圭史代表)の河野貴裕執行役員が取り組みを紹介。同社の電子チケット発券システム「QuickTicket」は市場で急速に伸びている。専用アプリは不要で、既存の販売会社からのチケットを、LINEやfacebookなどで簡単に受け取れる。

 ただ現在は各社ごとに規格を開発し、電子チケットの普及にブレーキがかかっている。

 「電子チケット規格は統一されている方がいい」(河野氏)。不正転売の防止や、データ収集、インバウンド対応など、「流通のコントロール」と「流通性の向上」が本質的な課題と指摘。業界横断的に流通性が高く、データトラッキングに優れた電子チケットが必要だと話した。

 観光庁は今後、12下旬にヒヤリングを1度行い、18年1月に論点を整理。その後提言の骨子を検討し、3月に取りまとめを行う。政府として必要な取り組みを、19年度の予算要求に反映させていく見通し。

 

 

「赤ちゃんごきげん沖縄の旅」開催!

2017年12月19日(火) 配信

赤ちゃんと一緒に沖縄旅行を楽しもう

全日空商事と主婦の友社は2017年12月15日(金)、2歳以下の赤ちゃん連れの旅行者限定ツアー「赤ちゃんごきげん沖縄の旅」を発売した。同ツアーは、赤ちゃん連れ(2歳以下)の旅行者限定で実施する2泊3日のツアー。「赤ちゃんと一緒に旅行に出かけたい」や「飛行機に乗りたいけど心配」などの旅行者の要望に応え、両社の共同プロジェクト「@baby(アットベビー)」の一環として実施する。

おむつ交換台付トイレ付近のおむつコーナー(イメージ)

 同ツアーでは、羽田~那覇間の往復便の機内後方に専用ゾーンを設け、おむつを利用できるスペースを設置。ママさんCAを配置するなど、機内でも安心して過ごすことができる。また、花王をはじめとした協力企業により、機内やホテルで使う紙おむつなどのベビーグッズを用意しているため、最小限の荷物で参加することができる。

 現地では、主婦の友社が発行する育児雑誌Baby-moで活躍しているトップカメラマンによる撮影会(事前予約制)も実施。安心して旅を楽しむことができるプランも用意している(有料オプションあり)。

「赤ちゃんごきげん沖縄の旅」概要

「旅行期間」
2018年2月18日(日)出発限定・2泊3日 ※羽田発着

「販売開始」
2017年12月15日(金)午前 9:30~

「定  員」
最大41組 (同ツアーに参加できる赤ちゃん(0~2才)は41人限定)

「旅行代金」
3日間Sクラスレンタカープラン/1人)
・0~2歳(航空座席なし、ベッドなし、食事なし)  無料
・0~5歳(航空座席あり、ベッドなし、食事なし) 3万4800円
・大人(12歳以上) 5万8500 ~ 9万5300円
・小人(3歳~11歳) 5万4100円

「参加条件」
0~2才の乳幼児同行が条件。
※2015年2月21日以降に生まれた子供(旅行中に3才にならないこと)
※乳幼児1人につき、大人1人の同行が必要。(大人1人で乳幼児2人以上の参加不可)

「宿泊施設」
カヌチャベイホテル&ヴィラズ(沖縄県名護市)

カヌチャベイホテル&ヴィラズ(イメージ)

「詳細URL」

「赤ちゃんと沖縄」 で検索 ※詳しい旅行条件は、詳細URLから。

「同商品問い合せ」
ANA国内ツアーデスク tel:0570-081-860 (IP電話050-3819-9234) 

「@baby(アットベビー)」とは

@baby ロゴ

 @baby」とは、全日空商事と主婦の友社が共同で展開する、赤ちゃんとその家族のためのプロジェクト。2017年2月に実施した「赤ちゃんごきげん沖縄の旅」第1弾をきっかけに誕生し、「赤ちゃんを持つママ・パパの不安を解消し、ベビー連れの楽しい思い出作り」を応援したいという思いから、2017年7月より本格的なプロジェクトとしてスタートした。

 「@baby」では、商品・サービス目線でのマーケティング活動だけでなく、ママ・パパが共感して・信頼して・安心して、ベビーのために商品・サービスを選ぶような消費者目線での活動を目指す。

 

 

旬の南台湾を紹介!いま、南台湾がオモシロイ!

2017年12月19日(火) 配信

るるぶ片手に南台湾に出かけよう!

JTBパブリッシングは2017年12月19日(火)、台湾の南部に位置する台南、高雄、屏東、澎湖島を特集した「るるぶ台南・高雄・屏東・澎湖島(タイナン・タカオ・ピントン・ポンフータオ)」を発売した。るるぶ初のまるごと一冊、南台湾のガイドブック。台北とは違った南国特有ののんびりとした優しい空気が流れている南台湾の歴史と文化、山や海に恵まれた豊かな自然のある街のとっておき情報を紹介している。

特集内容

 巻頭特集は、「南台湾でしたい7つのこと」。古き良き台湾の面影を残す台南の古都さんぽや、アートや中国建築の融合が美しい高雄など、南台湾の魅力を余すことなく紹介。また、台湾旅で外せない夜市、マンゴー、スイーツなどの情報も満載だ。さらに、一青妙さんによるエッセイ記事や、話題のホテルやゲストハウスまで、幅広く特集している。

4エリアそれぞれの特集内容

「台南」
・最強パワスポ巡り
・台南産スイーツ
・林百貨で雑貨ハンティング ほか

「高雄」
・王道観光一日コース
・体が喜ぶ 高雄グルメ
・メイドイン高雄の雑貨 ほか

「恒春・墾丁(屏東)」
・墾丁 絶景ツーリング
・恒春 城塞都市を巡る
・リゾートファッション&名物みやげ ほか

「澎湖島」
・港町旅情と古跡を巡る
・島のおやつ
・島のおみやげほか

※2017年8月にリリースしたWebサイト「せかたび」では、同誌に掲載しきれなかった南台湾の情報や、取材中の体験記事を配信!旅行前にぜひWebもチェックしよう!!

サイトURL:

Twitter:

Facebook:

「書誌概要」

書名:

「るるぶ台南・高雄 屏東・澎湖島 」

定価:

1100円(税別)

発売日:

2017年12月19日(火)

仕様:

B5変型、120㌻

発行:

JTBパブリッシング

販売:

全国の書店

 

プリンスホテルが会員制ホテル事業に参入 2019年度に開業

2017年12月19日(火)配信 

「プリンス バケーション クラブ」ロゴマーク

西武ホールディングス(後藤高志社長、東京都豊島区)は、2019年度を目途に連結子会社のプリンスホテルで会員制ホテル事業「プリンス バケーション クラブ」を開業することを発表した。

 「プリンス バケーション クラブ」は、会員権を購入することでプリンスホテルの複数の施設を利用できる、新しい会員制ホテル事業。軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に、新設・既存施設を転用して順次展開していく。現在、プリンスホテルは国内に43ホテルを運営しているが、将来的には会員制ホテル事業を全国に約20施設の展開を目指す。

 会員制ホテル事業は、プリンスホテルの多様な施設運営ノウハウと資産を活用し、ショッピングやゴルフ・スキー場、温泉など、隣接する既存のレジャー施設と連携する。会員制ホテルならではのプライベート性の高い滞在に加え、ホテルと別荘それぞれの良さを融合したプリンスホテルならではの新しい滞在スタイルを提供し、差別化をはかっていく。

事業開始の目的

 会員制ホテル事業「プリンス バケーション クラブ」は、プリンスホテルが保有するポテンシャルの高い資産を有効に活用し、既存施設と連携した新たなバケーションスタイルを提案することを目的に開始する事業。新たな滞在形態の提供により、新規顧客の取り込みと生涯顧客化の推進をはかっていく。

出店・販売計画

 2019年度を目途に着手し、軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に、将来的には全国に約20施設の展開を目指す。

 施設は、ホテル型施設や別荘型施設の新設、および既存施設の転用の両面で展開。会員権は、対象施設の不動産の権利(建物の共有持ち分)を保有する共有制と預託制の2種類で販売。西武グループの会員組織「SEIBU PRINCE CLUB」の顧客をはじめ、アクティブシニア層やファミリー層、法人を中心にプリンスホテルのチャネルを通じて販売する。

「プリンス バケーション クラブ」概要

名称:

和文表記:プリンス バケーション クラブ 英文表記:PRINCE VACATION CLUB

 プリンスホテルのブランドである「プリンス」、多様な施設を活かした価値ある滞在を想起させる「バケーション」、会員組織の特別感を表す「クラブ」を合わせ、事業名称とした。

ロゴ:

 「PRINCE VACATION CLUB」の頭文字を取ってエンブレムとした。新規事業として既存ブランドのロゴとは一線を画し、会員限定という特別感をシンプルに表現し、なおかつプリンスホテルの伝統を表すクラシカルな色合いを使用。

ロッテ免税店銀座店、日本ブランドの販売強化

2017年12月19日(火) 

公式イメージモデル イ・ジョンソクさんが銀座店を訪問(12月9日)

ロッテ免税店(本社・韓国ソウル)は、東京都内の銀座店で日本ブランドの販売や日本人顧客向けに韓流エンターテインメントを融合させた集客マーケティングを強化する。

韓流エンターテインメントのトップアーティスト起用

 12月9日(土)には、若手韓流スターのイ・ジョンソクが銀座店をサプライズ訪問。普段着の姿にもかかわらず、彼に気付いたお客が集まり、休日のショッピングを楽しむ人々を喜ばせた。

 ロッテ免税店は、ドラマ「冬のソナタ」で韓流ブームを巻き起こしたペ・ヨンジュンをイメージモデルに起用して以来、韓流マーケティングを進めてきた。現在は、女優チェ・ジウをはじめ、日本でも注目を集める9人組ガールズグループTWICE(トゥワイス)、BTS(防弾少年団)、SUPER JUNIOR、2PM、EXO、チャ・スンウォン、イ・ホンミ、イ・ジョンソク、イ・ジュンギらトップアーティストを起用。銀座店でも、ファンミーティングに参加できる会員特典を実施しているほか、今年4月にはKARA元メンバーのパク・ギュリが1日店長を務め、7月にはTWICEが記念撮影で訪問するなどしている。

日本ブランド比率を5割に拡大へ

売上が好調な「TAX FREE ZONE」を拡充した

 日本ブランド強化については、「WORLD&JAPAN BRANDS@TOKYO GINZA」をキャッチフレーズに、5月から化粧品を中心に順次取り組んできた。12月には好調な「TAX FREE」売場を拡充、日本の化粧品10ブランドが新たに入店したほか、来年も売り場を増設する。将来的には今年7月の時点で2割程度だった日本ブランド比率を、5割程度まで増やす計画だ。

 売場全体は化粧品、美容小物、土産品、食品、医薬品、家電の大きく6つのゾーンに拡充する。化粧品は資生堂やクレ・ド・ポー・ボーテ、SK-Ⅱといった有名ブランドだけでなく、まかないコスメ、kiyo・miori、美健、MeDu(めづ)、KOBAKOといった日本各地に本社を持つ特産品や伝統を取り入れたコスメブランドも強化する。

 訪日客対策では人気の商品需要調査を毎月行い、新規ブランドの入店促進や、ポップ・アップストアを展開する。

日本人の海外旅行予定者の顧客を開拓

 ショッピングの中心地である銀座に位置し、消費税だけでなく関税や酒税なども免除される空港型免税店の特徴を生かし、免税品の購入対象となる「30日以内に出国を予定している日本人客」の来店販促も進める。

 旅行に出かける前に、時間を気にせず高額商品を手に取りじっくり選べるよう、時計や宝飾品など高級ブランドを扱う「VIPコーナー」も新設した。

 アクセサリやジュエリーブランドといった、日本人客が普段使える商品の拡充も図る。

ロッテ免税店銀座店 キャンペーン予定

1)Winter Special「ガチャガチャ」RVENT 開催中-来年1月31日(水)

2)WINTER SALE 来年1月2日(火)-2月20日(火)

3)お年玉Tポイント100ptがもらる! 12月22日(木)-来年1月12日(金)

4)EPOSカード会員様ご優待 開催中-来年10月31日(水)

5)AMAGING WINTER PROMOTION~ロッテアライリゾートギフトキャンペーン~  開催中(なくなり次第終了)

6)ビューカード会員限定 WINTER GIFT PROMOTION  来年1月中旬予定

7)インスタグラマー招聘イベント@ロッテ免税店銀座 12月26日(火)

8)AQUA PARK SHINAGAWA 入場券割引イベント 開催中-来年2月28日(木)

9)YOKOHAMA HAKKEIJIMA SEA PARADISE入場券割引イベント 開催中-2018年2月28日(木)

10)ロッテリア「ふるポテ」」割引特典 開催中

ロッテ銀座店 概要

所在地:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座8、9階

売場面積:約4400平方メートル

日本法人:ロッテ免税店JAPAN

 

免税手続きをもっと簡単に

2017年12月19日(火) 配信

セルフサービス式の免税手続きシステムが提供開始となった。業界標準となる可能性も

免税店にとってのデファクトスタンダードとなるか――。セルフサービス式の免税手続きシステム「GripsJ for Kiosk(グリップスジェイ フォー キオスク)」の提供が始まった。手続きの煩雑さ回避と、人件費削減、消費増につながることを期待したい。

 免税店手続きの簡易化は、「購入者誓約書」と「購入記録表」の電子化にある。同システムでは、「購入誓約書」の入力作業を、ユーザー自身が行う。旅券番号の入力と署名など、一連の入力作業をスマートフォン端末で済ませる仕組みは普及していたが、店舗スタッフによる対応を想定したものだった。

 ユーザーの利便性向上に重きを置く取り組みが多いなか、同システムは人件費削減という店舗側の課題にも応える仕様となっている。スタッフは申請内容の確認などを行うだけでよく、大幅な業務削減を期待できる。

セルフ免税手続きシステム GripsJ for Kioskの端末

 開発を担うグローバルブルーティエフエスジャパン社は2014年、NTTデータと共同で、免税書類発行システム「GripsJ」の提供を開始。大手百貨店などで普及が進む。免税店の利用実態データを、経済産業省らのプロジェクトに提供するなど、免税を通じた地域活性化にも貢献してきた。

 最新の統計によると、国内の免税店数は約4万2千件。昨年と比べ1割の増加で、各社インバウンドを取り込もうと必至だ。旅館の売店でも対応が進んでおり、手続きの電子化を行う施設も少なくない。同システムも、インバウンドに気持ちよく消費してもらう仕掛けづくりの一環として、取り入れる余地がある。

 アリペイ(支付宝)や、ウィーチャット(微信支付)など、スマートフォン決済(スマートペイ)が普及の兆しを見せ始めた今年。決済時の顧客体験向上をホスピタリティの1つと捉え、充実させることは、消費額拡大を目指すうえでも欠かせない。

 なお、国の定める訪日外国人旅行消費額の目標額は、年間8兆円(2020年)。今年9月までの消費額は約3兆3千億円で、前年同期と比べて15%の増加となっているものの、先はまだ長い。目標達成のためにも、決済・免税手続き時の顧客体験向上は見過ごせない要素となりそうだ。

ダイワロイヤルがビジネスアドバンテージ継続

2017年12月19日(火) 配信 

ビジネスアドバンテージを導入

 

トリップアドバイザー(牧野友衛代表)はこのほど、ダイワロイヤルが運営する、ダイワロイネットホテルズの全45施設で、宿泊施設向けのツール「ビジネスアドバンテージ」のサービスを継続し、一部新規導入すると発表した。

 ビジネスアドバンテージは、Webサイト上部で最近の高評価の口コミを掲載できるなど、世界中の見込み客へ効果的にアピールできるツールとして、今年からサービスを開始。同ホテルでは、いち早く本サービスを導入していた。今回の継続でトリップアドバイザーとのパートナーシップを深め、追加される新機能も活用していく。今後は顧客との直接のエンゲージメントの強化をはかる。

 トリップアドバイザーのホテル事業部長の斉藤拓美は「ダイワロイヤルは、グループホテルの約8割が、弊社のエクセレンス認証※を取得する国内トップレベルのホテルブランド。今後はデータアナリティクスの分析結果を元にしたコンサルティングサポートの一層の強化していく。このほか、競合施設との差別化をはかるフォトツールやビデオツールなどの、各種プロモーション機能を活用し、ビジネス拡大へ寄与していく」とコメントした。

ビジネスアドバンテージに関する詳細などは下記から

※エクセレンス認証:一貫して最高のホスピタリティを提供し続けている、厳選された宿泊施設、観光名所、およびレストランに与えられる認証。認定を受けるには、トリップアドバイザーのバブル評価で 5 段階中 4 以上の総合評価を維持しており、最低限の口コミ数を獲得しているほか、トリップアドバイザーへの掲載期間が 12 カ月以上である必要がある。

ダイワロイネットホテルズについて

ふくしまでの学びを紹介 1/30都内でフォーラム 

2017年12月19日(火) 

福島県は来年1月30日(火)、東京都内で首都圏の学校関係者や企業の研修担当者を対象に「チャレンジふくしまフォーラムin首都圏」を開催する。参加は無料で現在、参加者を募集している。

 福島県では、風評払拭及び震災の風化防止を図るため、企業や団体、市町村等の関係者を対象に「チャレンジふくしまフォーラム」を全国各地で開催し、復興の状況や力強く前に進む県民の姿などの「ふくしまの今」と、食や観光などの「ふくしまの魅力」を知事や県内事業者らが伝えている。

 今回の取り組みもその一環。首都圏会場では、震災・原発事故の教訓や復興好況を学ぶ視察旅行「ホープツーリズム」をテーマに開催する。

チャレンジふくしまフォーラムin首都圏

開催日時:2018年1月30日(火) 午後1:30-午後6:00

     当日は3部構成で開催。一部のプログラムのみの参加も可。

開催場所:コートヤード・マリオット銀座東武ホテル

     東京都中央区銀座6-14-10

プログラム

【第一部】ホープツーリズム・教育旅行商談会(午後1:30-同2:50)

 福島県の関係団体・自治体による被災地をフィールドとした新たな学び、歴史や自然体験等の学びに関する商談会を開催。

【第二部】講演など(午後3:00-4:50)

  (1) 主催者挨拶・講演「ふくしまの“今”」

     福島県知事 内堀雅雄氏

  (2) 基調講演「尾木ママ流ふくしまホープ・トーク」

    教育評論家・臨床教育研究所「虹」所長・法政大学特任教授 尾木直樹氏

  (3) トークセッション「ふくしまを訪れて感じたこと」

         スタディツアーで実際に福島県を訪問した学校及び企業6人によるトークセッションを開催。

 [ファシリテーター]ふくしま学びのネットワーク理事・事務局長 前川直哉氏

 [コメンテーター]尾木 直樹氏

 [出演者]学校)お茶の水女子大学附属高校、筑波大学附属駒場中・高校

      企業)みずほフィナンシャルグループ、三井不動産

【第三部】交流会(午後5:00-同6:00)

対象者:学校関係者・企業等の関係者

定員:200人

参加費:無料

申込み先:下のフォーラムWebサイトで、来年1月22日(月)まで受付中

訂正】定員になり次第締め切りと記載しておりましたが、誤りでした。正しくは期日まで募集を行い、応募者多数の場合は抽選となります。(12月26日)

   

問合せ先

 チャレンジふくしまフォーラムin首都圏事務局 TEL:024-933-2727

「愛妻の日」、群馬県・嬬恋村でイベント

2018年1月31日(愛妻の日・水) 開催予定

嬬恋村観光商工課が、1月31日(水)、愛妻の日にイベントを行う。参加費をは原則無料。申し込みは、下記電話番号とメールアドレスから受け付ける

「愛妻の日」スノーシュー&星空鑑賞会が、1月31日(水)、群馬県・万座温泉で行われる。 「愛妻家の聖地」として知られる嬬恋村(群馬県)が主催するもので、スノーシューや温泉を通じ、夫婦仲を一層深めてほしいという。

 「嬬恋」という村名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、その妻「弟橘媛(おとたちばなひめ)」を偲び、「吾嬬者耶(あづまはや)」と嘆いた故事に基づく。集客に活用しようと、村ではこれまで、オリジナルイベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(キャベチュー) 」(9月実施、今年で12回目)を開くなど、PRを重ねてきた。

 嬬恋村は、高原を鮮やかなピンク色に染めるシャクナゲの景観や、スキー、温泉など、季節と楽しみ方を問わないコンテンツも豊富で、群馬県を代表する名実一体を成す観光地として知られている。

 夫婦仲を深めてもらい、愛を改めて確かめる機会を目指した今イベント。スノーシューでの共同作業でともに汗を流し、星空鑑賞では美しい夜空を2人で共有できる企画内容となっている。参加要項は以下の通り。電話とメールで受け付ける。なお、飛び入り参加は不可のため、注意が必要だ。

申し込み詳細

実施日:2018年1月31日(水、愛妻の日)

場所:ノーシュー(万座カラマツ天然母樹林) 、星空観察(万座温泉スキー場)

参加費:無料( スノーシューレンタルの場合はレンタル料金が必要となる)

申し込み方法:電話(0279-96-1515)、もしくはメール( kankou☆vill.tsumagoi.gunma.jp
、☆を半角アットマークに変えて送信)で。 嬬恋村観光商工課にて受付。

申し込み期限:2018 年 1 月 22 日(月)

定員:30人を予定。夫婦ペアでの申し込みを奨励するとのこと。