「街のデッサン(210)」天然の無常 観光政策にも「応災」の思想を

2018年10月2日(火) 配信

3・11の崩壊した防潮堤が「応災」を直感させた

今年のこれまでの日本を見ると、「自然災害列島」の想いがリアルに実感される。この半年間で、これでもか、これでもかと痛みつけられる日本列島が気の毒になるくらいだ。6月には、大阪北部を震源にした地震が人々を震撼させた。どこに行ったらよいのか、逃げ惑う外国人観光客の姿が、新聞をにぎわし嘆息をさそった。

 7月になると想定外の大雨が四国、中国地方の各県を襲い溢れた河川が多くの地域を水浸しにした。8月は記録的な「猛暑」が、私の表現で言えば「超暑(ちょうしょ)」が列島をくまなく囲い各都市を焦がしまくった。8月末から9月になると今度は台風が連続的にやってきて歴史にも記録されなかったコースを通り、21号は25年ぶりの非常に巨大な勢力で猛威を振るった。そしてそのダメージも癒えぬ間に、北海道全体を機能不全に陥らせた地震が発生した。こんなことが続けば、人間であれば自暴自棄になってもおかしくない事態であろう。心配なのは、観光立国宣言以来順調に伸びてきたインバウンドである。輻輳する災害体験のない外国人観光客がネガティブ情報を聞いて、日本に足を向けなくなることである。

 しかし、よく見ると災害を受けた各地域がそれぞれ驚異的ともいえる「コミュニティレジリエンス(地域的復元力)」を発揮していることに気付かされる。無論、水害で家を流され、土砂崩れで田畑を埋め尽くされた人々がそう簡単には恢復する見込みは難しい。それらの困難な災害体験が、実は私たち日本人の遺伝子にしみ込み、へたれこむよりも再起への気力にエネルギーを注ぎ込む構造になっている、といったのは物理学者で随筆家の寺田寅彦だった。

 2011年の東日本大震災以来、その日本人の一人ひとりの遺伝情報が覚醒し、西に台風被害があれば多くのボランティアが駆けつけ、東に地震があれば近在の人々が濃密に助け合う、という社会叡智(ソーシャルウイズダム)が実働しているのだ。インバウンドで日本にやってきた外国人が、地元企業の無償の炊き出しに出会い、若者たちが経営するコミュンティイン(街の宿泊施設)に無料で滞在できたとしたら、彼らは再び日本の美風のファンになるだろう。

 寺田寅彦は「天災の無常」を説く。無常だからこそ人々は助け合わなければならないという天災は「防災」でも「減災」でもなく、「応災」の思想が心底にある。どんな災害にもめげずに柔軟に対応する日本人こそが、観光の宝であることを、災害列島日本は教えてくれる。(エッセイスト 望月 照彦)

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

観光庁発足10周年に 田端浩長官、改めて決意語る

2018年10月2日(火) 配信 

田端浩長官(9月19日会見時)

 

観光庁は10月1日(月)に発足から10周年を迎えたこと受け、田端浩長官のコメントを公表した。同庁は観光振興の旗振り役として多くの施策を打ってきた。田端長官は10年間を振り返り、関係省庁や民間企業、地方自治体らに、これまでの協力に謝意を述べた。そのうえで「今こそ、災害にも負けない『観光先進国』の実現に向けて、さらなる高みを目指していく」とこれからの10年を見据え、改めて決意を語った。

 訪日外国人旅行者数は発足当時の835万人から、17年で2861万人と約3・4倍にまで増えた。一方で数だけでなく、観光による効果を日本の成長戦略や地方創生に具体的に結び付けていく必要がある。田端長官は「国民の目から見ても分かるような取り組みを進めていく」と、今後は経済効果などの客観的な指標を用いた戦略を練る考えだ。

 訪日外国人旅行者の好調さが続けば、毎年3千万人以上が訪れる時代はすぐに来る。訪日外国人旅行者が大挙する時代を前提とし、田端長官は「現在の日本のさまざまなシステムやルールが対応できているか」を常に問いかける必要があると指摘した。

 以下、観光庁が公表したコメント全文。

 今から10年前の2008年10月、観光立国の実現に向け、政府を挙げた施策を強力に推進することを目的として、観光庁が発足しました。 

 振り返って見ると、私自身、旅行振興課長として観光行政に携わっていた当時は、まだ国土交通省の観光部という一部局であり、課の数も3課だけでした。

 そのなかで、当時の小泉内閣において、観光立国の実現を政府の重要な政策課題と位置づけ、日本を訪れる外国人旅行者の数を倍増して1千万人にするという目標を立て、ビジット・ジャパン・キャンペーンという取り組みをスタートさせました。

 一方、国会においても、観光立国推進基本法の制定により、今後の我が国にとって目指すべき方向は観光立国であることを国会の意思として示していただきました。

 こうした後押しを受け、観光に関係する他の行政機関、さらには地域の皆様方や民間の方々など、幅広い方々との連携をしっかりはかり、観光立国の実現に向けた旗振り役として発足したのが観光庁です。

 以来10年が経ちました。その間、安倍内閣が発足して初めて訪日外国人旅行者数が1千万人を突破しました。さらに、この勢いを加速すべく、安倍総理の強いリーダーシップのもと、観光を日本の成長戦略と位置づけ、外国人旅行者数2020年4千万人などの目標を掲げた「明日の日本を支える観光ビジョン」を策定し、関係省庁等と協力して、日本の魅力の発信や外国人旅行者の受入環境の整備、戦略的なビザ緩和や免税制度の拡充などに取り組みました。

 その結果、2017年の訪日外国人旅行者数は2869万人まで拡大し、インバウンドという言葉も普通に使われるようになりました。

 このような成果に結びついたことは、ひとえに関係する省庁や民間企業、地方自治体等、民と官、地方と国の関係者の皆様が観光立国の実現という同じ方向に向かってご尽力いただいた結果です。改めて御礼申し上げます。

 また、観光庁発足に当たっては、「従来の枠にとらわれず、役所らしくない役所になるべき」などの期待が寄せられました。そのため「開かれた観光庁」というビジョンを掲げ、この10年間、多くの企業、団体、自治体等のご協力を得て、さまざまな人材が力を合わせて観光庁という組織を形作ってきました。

 この場を借りて、これまで観光庁に在籍した職員の方々の貢献に感謝するとともに、ご協力いただいた関係省庁や民間企業、自治体などの関係者に対し改めて御礼申し上げます。

 さて、これからの10年を見据えたときに、観光ビジョンで示された「訪日外国人旅行者数を2020年4千万人、2030年6千万人」などの目標達成に向けてさらに高次元の取り組みが必要になります。

 ただ、これからは「数」の達成だけでなく、観光先進国を目指して、その効果を日本の成長戦略や地方創生に具体的に結びつけるという視点が必要です。旅行消費や観光関連投資等による経済効果という目に見える指標も念頭に戦略を考えることや、利用者の目線に立ち、国民の目から見ても分かるような取り組みを進めてまいります。

 また、観光先進国を目指すうえでは、インバウンドの拡大とともに、日本人自身もこれまで以上に積極的に外に出かけ、諸外国との双方向の交流により、相互理解を深め、日本を真に世界に開かれた国にすることが重要です。

 さらに、毎年これだけ多くの方々が日本を訪れるようになると、日本に期待するニーズも多種多様になってきます。最近の例で言うと民泊がスタートしましたが、旅行者に対してさまざまな選択肢を提供できる環境を作っていくことが重要です。

 急激な外国人の増加が地域の生活環境にも影響を及ぼしている事例も見受けられます。地域住民に受け入れられ、そして支持されるためにも、国民の理解が得られるよう一層努力する必要があります。

 加えて、今年に入り、豪雨や台風、地震など、日本は多くの災害に見舞われ、各地で大きな被害が発生しています。インバウンドをはじめ観光にも影響が生じています。

 災害等の非常時においても、外国人が安心して日本を旅行できるようにするのはもちろんのこと、マイナスとなる事象が発生しようとも、風評被害を最小限に食い止め、迅速に回復をはからなければなりません。

 まだまだ課題はありますが、観光先進国を目指すには、これからは毎年3千万人以上の方々が日本を訪れる時代であることを前提に、現在の日本のさまざまなシステムやルールが対応できているのか常に問いかけ、取組を持続可能なものとすることが必要です。

 2020年に訪日外国人旅行者数を4千万人にする等の目標達成に向け、これからが正念場です。必ず目標を達成するという強い決意のもと、観光庁の職員が一丸となって、あらゆる対策を総力を挙げて取り組まなければなりません。

 今こそ、観光庁は、この10年間で培ってきたノウハウや経験を活かしながら、災害にも負けない「観光先進国」の実現に向けて、さらなる高みを目指して参ります。

 引き続き皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。

渋谷のホテルが多言語AIスピーカー導入へ フロントと全客室に

2018年10月2日(火) 配信

AIスピーカー導入で業務の効率化をはかる(画像はイメージ)

「HOTEL EMIT SHIBUYA(ホテルエミット渋谷)」(東京・渋谷区)は10月1日(月)からAIスピーカーを全客室とフロント・ロビーに導入した。シダックス大新東ヒューマンサービス(関口昌太朗社長、東京都渋谷区)が受託運営する施設で、ボルテックス(宮沢文彦社長、東京都千代田区)、TradFit(戸田良樹社長、東京都千代田区)が連携した。

 インバウンド需要の増加で多言語対応のニーズが高まるなか、フロントへの問い合わせに音声サービスを行うAIスピーカーが対応する。独自開発のチャットボットサービスで、業務オペレーションの効率化をはかる。

 AIスピーカーが返答できない内容、言語で話しかけた場合は、AIスピーカーの画面にチャットボットのQRコードが表示される。これを利用者のモバイル端末でQRコードを読み込み、ネイティブ言語で質問を送信する。質問は自動翻訳されてホテルスタッフ側に届くため、チャットボットを通じて多言語でコミュニケーションがとれる。

 最大17言語(英語、日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語、フランス語、インドネシア語、ベトナム語、スペイン語、イタリア語、マレー語、ミャンマー語、ドイツ語、ロシア語、メキシコ語、ポルトガル語)に対応しており、ホテル周辺のレストランや観光スポット、交通案内などさまざまな情報を得ることができる。

導入予定のサービス内容

・フロントへの問い合わせの自動化/効率化
・問い合わせの管理画面への通知
・多言語対応チャットボット
(TradFit独自開発)
・周辺施設への送客レコメンド
・ニュース/音楽/アラーム設定
・客室間/フロント電話
・室内家電のIoT化

HOTEL EMIT SHIBUYA (ホテルエミット渋谷) 施設概要

※2018年3月1日(木)グランドオープン

所在地:東京都渋谷区神南1丁目8番11号
客室数:72室(シングル36室・ダブル16室・ツイン20室) 
定員:108人
 ※全室禁煙 内ダブル一室バリアフリー対応

構造:鉄骨造7階建*耐震等級2取得
アクセス:東急東横線・田園都市線/東京メトロ半蔵門線・副都心線・銀座線
 「渋谷」駅徒歩6分
  JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン/京王井の頭線 「渋谷」駅徒歩8分
サービス:フリーWi-Fi/インバウンドTV/アイロン貸出/携帯電話充電器貸出/荷物預かり/朝食(コンチネンタル・ブレックファスト)

「バス比較なび」に名称変更、記念キャンペーンも展開

2018年10月2日(火) 配信

LCL(村上公浩社長)が運営する高速バス・夜行バスの料金比較サイト「夜行バス比較なび」は10月1日(月)から、サービス名を「バス比較なび」へ変更した。 名称変更を記念したプレゼントキャンペーンを12月31日(月)まで展開している。

 「夜行バス比較なび」は2006年にサービスを開始後、順次コンテンツを拡張し、現在は月間300万人強の利用がある。これまでサービス名に「夜行」と付いていることで、昼行バスの取り扱いが無い、夜行バス専門のサービスとユーザーに誤認されてしまい、サービス名とコンテンツの乖離が生じていた。そこで、サービス内容を明瞭にし、「バス」に関するサービスを今後も拡張していくことを考え、名称を変更。合わせてロゴも一新した。

◆サービス名変更記念!抽選で合計360名様に豪華賞品プレゼント! 
 「バス比較なび」へのサービス名変更を記念し、アンケートに協力した人の中から抽選で毎月120人、合計で360人に高速バス乗車運賃1万円分のキャッシュバック、デジタルカメラなど、総額350万円分の豪華賞品を用意する。 

<賞品概要>
Aコース 高速バス運賃 最大1万円分キャッシュバック  毎月100人
Bコース エース HaNT マイン スーツケース33リットル 毎月2人
Cコース キヤノン PowerShot G9 X Mark II  毎月1人
Dコース ワイヤレスイヤホン Jabra Elite 65t  毎月1人
Eコース Amazonギフト券 2千円分 毎月16人

【応募受付期間】
【第1弾】2018年10月1日(月)~10月31日(水)
【第2弾】2018年11月1日(木)~11月30日(金)
【第3弾】2018年12月1日(土)~12月31日(月)

【当選発表】
プレゼントに当選した人への通知は、選択したコースにより異なる。
【第1弾当選通知】11月上旬
【第2弾当選通知】12月上旬
【第3弾当選通知】1月上旬

キャンペーン詳細はこちら▼
https://www.bushikaku.net/content/renaming_campaign/

◆「バス比較なび」とは
 「バス比較なび」は、全国の高速バス・夜行バスの料金が比較できるサービス。「3列シート」や「女性専用」など細かい条件検索ができ、最安値カレンダーで日別の最安料金を分かりやすく表示。国内170社・2万8千件以上のプランを掲載する。スマートフォンアプリ「バス比較なび」では、プライスアラートや検索条件・お気に入りの保存など、アプリだけの機能も搭載している。

<公式SNS>
・Facebook   : https://www.facebook.com/bushikaku
・Twitter       : https://twitter.com/hikakubus

【会社概要】
会社名:株式会社LCL
代表者:代表取締役 村上 公浩
所在地:東京都中央区晴海1−8−10 晴海アイランドトリトンスクエア  オフィスタワーX棟40階
設 立:2011年1月12日
事 業:インターネットメディア事業
資本金:5千万円

大阪・梅田HEP FIVE に期間限定のホラー観覧車「怪談車」登場!

2018年10月2日(火) 配信

大阪梅田のファッションビルHEP FIVE(ヘップ ファイブ)に期間限定でホラー観覧車「怪談車」登場する。

 2018年10月1日(月)~10月31日(水)までの1カ月間、産学連携プロジェクトとして「史上最恐のHEP FIVE HALLOWEEN」を開催。「大阪電気通信大学」と共同制作したハロウィン期間限定のホラー観覧車 『怪談車』の運行をはじめ、「大阪ビューティーアート専門学校」の学生たちの協力による『ハロウィン メイクサービス』、「中西怪奇菓子工房。」(大阪府豊中市)制作協力によるHEP FIVEオリジナルの『ホラースイーツプレゼント』など、期間中は様々なホラーコンテンツを企画している。

みどころ1/怪談車

 地上106㍍の逃げ場のない観覧車の密室を舞台に繰り広げられる恐怖の物語。「ひとりぼっち」篇 「呪われた神無月」篇の2つのストーリーのホラー観覧車を制作。それぞれのストーリーや世界観に合わせて、観覧車の外装・内装にはホラー演出を施し、視覚的にも恐怖度をさらにアップ。声の出演は『千と千尋の神隠し』の主演を務めた女優の「柊 瑠美」さんなど、実力派俳優たちによる迫力の演技にも注目。さらに、車内に隠されたQRコードを読み取ると、各ストーリーのスピンオフ動画を視聴できる。

みどころ2/イベント情報

(1)ホラースイーツプレゼント

 1千円以上の買い物で、「中西怪奇菓子工房。」とコラボした怖カワイイ!?ホラージェニックなHEP FIVEオリジナル「ホラースイーツ」をプレゼント。

日時:10月20日(土)・21日(日)
場所:1Fエントランスアトリウム
※2日間 合計444個(先着順)

(2)ハロウィンメイクサービス

 「大阪ビューティーアート専門学校」の学生たちの協力のもと、ハロウィン気分を盛り上げる血や傷などのタトゥーシールを利用した怖カワイイ!?ホラーメイクを無料で施術する。

日時:10月27日(土)・28日(日)午前 11:00~午後8:00(最終受付午後7:30)
場所:1Fエントランスアトリウム
※先着順の時間予約制

施設情報

名称:HEP FIVE
所在地:大阪府大阪市北区角田町5-15

九州の自然を満喫 秋の「九州オルレ」フェア 10月13日―11月23日

2018年10月2日(火) 配信

茶畑の道を歩く(八女)

 九州オルレ認定地域協議会(事務局:九州観光推進機構)は、九州の自然を体感しながら、自分のペースで歩く秋の「九州オルレ」フェアを10月13日から11月23日までの期間、8コースで展開する。それぞれの地域が工夫を凝らしたイベントを実施する。

 「オルレ」は韓国・済州島が発祥のトレッキングで、「家に帰る細い道」が言葉の意味。「済州オルレ」は2007年にスタートし、現在では韓国のトレッキング愛好者が年間200万人訪れている。

 「九州オルレ」は九州観光推進機構が「済州オルレ」をモデルに2012年からスタート。毎年コースを増設し、現在は21コースが九州7県に設定されている。

 秋のフェアでは、福岡、長崎、大分の3県に設定された8コースで開催する。

 福岡県ではみやま・清水山(10月14日)、宗像・大島(10月28日)、八女(11月11日)、筑豊・香春(11月17日)、久留米・高良山(11月18日)の5コース。長崎県が平戸(11月10日)、南島原(11月23日)の2コース。大分県がさいき・大入島(10月13日)で開催される。

 各地ではスープやスイーツなどのもてなしで歓迎。記念缶バッチなどプレゼントされる。参加費はコースによって1人1千円から1500円。

旅行ついでにお使いしてお駄賃をゲット!「コレカッテ」

2018年10月1日(月) 配信

「corekatte」サイトのトップ画面

旅行のついでにお使いをして、お駄賃をゲット!――。コレカッテCompany(楠本義明社長、東京都品川区)は10月1日(月)、商品売買のマッチングサイト「corekatte(コレカッテ)」をオープンした。同サイトは、自分の周辺で購入できる希少価値の高い商品などを紹介して買いたい人を募ったり、自分が欲しい商品を買ってきてくれる人を探すことができるサービス。発送する側は、購入代金に加え購入者から「お駄賃1千円」が支払われる仕組みだ。

 各地には取り寄せを行っていない逸品や、時期や地域限定で販売展開される商品など、「現地でしか手に入らないモノ」が多数存在する。例え、近場であっても自分で買いに行く余裕がない人もいるだろう。そんな声に応えるのが、今回のサービス。

 サービス内容は「これ買って!」と「これ買ってきて!」の2つ。「これ買って!」は自分が買うことができる商品を紹介し、購入者を探す機能。依頼を受けてから発送するため、在庫を持つ必要がなく、リスクがない。

 「これ買ってきて!」はテレビや雑誌で紹介されたモノや、以前旅行した先で購入して気に入ったモノなど、特定の地でしか手に入らない商品を在住者や旅行者に依頼できる機能。リクエストを見た閲覧者が手を挙げ、依頼者から指名されれば取り引きが成立する。

 「旅行ついでに、ちょっとしたお小遣い稼ぎをしてみてはどうでしょう。特産品などの紹介にもお役に立てると思います。旅行好きや買い物好きなら、商品を見ているだけでも楽しい気分になれます」(楠本社長)とアピールする。

KAYAK、「今訪れるべき」ネクストブレイク旅行先ランキング発表

2018年10月1日(月) 配信 

韓国・チェジュが1位に

旅行検索エンジンのKAYAKはこのほど、 「今訪れるべき」ネクストブレイク旅行先ランキングトップ10を発表した。検索数トップ30の人気旅行先を除いて、検索率が上昇し、今後さらなる検索が見込まれる旅行先を選んだ。

 これによると、日本人が検索した旅行先のなかで、前年比323%増の伸び率を示した韓国・チェジュが1位となった。2位の台湾・高雄の同160%と比べて倍以上の伸び率だった。上位2都市は平均旅行日数が3日間で、ほかの旅行先に比べて短く距離も近い。同社は「日本ユーザーにとって気軽に訪れることのできる新たな旅行先として、注目が集まっている」とみる。

 一方、近隣アジアへの旅行熱から一転し、オーストラリアからは3都市がランクインしたほか、ヨーロッパやアメリカなど、中長距離の都市への注目が集まっていたという。

 アジア太平洋(APAC)全体では、W杯開催で注目が集まったロシア・ウラジオストクが年間検索上昇率150%超で1位となった。2位は日本人旅行者からも高検索率を記録した台湾・高雄だった。

 このほか、同調査ではAPACの旅行者のうち60%以上が旅行先を選択するさいに、新たな旅行先を検索していた。「一度訪れた旅行先だけでなく新たな土地での体験を求め、意欲的に旅行先選定を行っていることが分かった」(同社)と調査を振り返った。

ロシアと台湾、釜山の順に

愛知県豊田市「小原四季桜まつり」 11月1~30日に開催

2018年10月1日(月) 配信 

小原四季桜(川見四季桜の里)イメージ1

鮮やかに染まる紅葉に、雪のように吹雪く薄紅の桜……愛知県豊田市小原地区の秋は、少し変わった景色が広がっている。季節外れのように感じる桜の正体は「四季桜」といい、春はもちろん、秋の彼岸ごろから雪の降る冬にも花が咲くという全国的にも珍しい桜だ。

 春の桜のように鮮やかに咲いて散っていくのではなく、四季桜は次々に花が開いていき美しい花の時期を長く楽しめるのが特徴。ソメイヨシノより小さめで可愛らしい花をつけるが、たくさん咲くのでカスミソウのように華やかな印象がある。

 「四季桜」を楽しめる11月には、地区内4カ所に設けられた会場で「小原四季桜まつり」が開催され、地域が一体となって来場者をもてなし、年間約16万人(2016年度)の観光客が訪れる。

小原四季桜(川見四季桜の里)イメージ2

「豊田市小原四季桜まつり」概要

イベント名: 豊田市小原四季桜まつり

日時:2018年11月1日(木)~30日(金)

場所:愛知県豊田市 小原ふれあい公園、川見四季桜の里 ほか

アクセス:東海環状自動車道「豊田藤岡IC」より約30分

URL:

小原四季桜について

 小原地区では地元の漢方医・藤本玄碩が初めて植えた四季桜に脚光を当て、1978(昭和53)年に小原村の木に制定されたことを機に、地域の方々の手で熱心に植栽が進められてきた。インクをひとつ垂らすかのように、ぽつぽつと色づきつつあらわれ、開花の時期はまるで一枚の絵のような美しい風景になる小原の四季桜。今では愛知県豊田市足助地区の香嵐渓と同様に、秋となれば大勢の人が訪れる景勝地となっている。この美しい景色は、地元の“花咲かじいさん”たちの地道な活動によるもので、現在、小原地区内には約1万本の四季桜が花を咲かせる。

住民が支える奇跡の桜・四季桜

 現在、1200本の四季桜と600本の紅葉が同時に見られ、絶景とうたわれる「川見四季桜の里」も、川見町の有志約50人の活動によるもの。植栽とは植えて終わりではない。苗木が雑草に負けなくなる背丈になるまでは、「剪定」「施肥」などの手入れが欠かせない。また、夏場の草刈、石交じりの山を切り崩しながらの散策路の整備などの過酷な作業も、この景観を生むために必要な手入れだ。他にも、地元中学校でも新入生が四季桜の挿し木を行い、3年間大切に育てて卒業のとき自宅に持ち帰り、地域に植えて四季桜を増やす取り組みを行っている。

 このように、四季桜は長い間、小原地区を支える一方で、地域住民によって大切に守られてきた。そして、四季桜を愛する心は若い世代へと受継がれ、これからも大切に守られていく。ここでしか見られない絶景は”花咲かじいさん”と、その子供や孫世代の地元を愛する思いが長年かけて生み出した奇跡といえるのかもしれない。

小原四季桜(イメージ)1
小原四季桜(イメージ)2

四季桜の品種

 四季桜は豊田市小原地区周辺で植栽されているヒガンザクラの地方型で、小原地区特産の桜。春はもちろん、秋の彼岸頃から雪の降る冬にも花が咲くので、四季に咲く桜という意味から四季桜と名づけられた。親は「マメザクラ×エドヒガン」でその種間雑種と考えられている。一重5弁の平開形、白また淡紅色の小さな花を数多くつける。

「一般社団法人ツーリズムとよた」概要

商号:一般社団法人ツーリズムとよた

代表者:会長 太田 稔彦

所在地:愛知県豊田市小坂本町1丁目25番地

設立:2017年2月

事業内容:愛知県豊田市の観光振興

URL:

近畿日本ツーリスト首都圏×温泉むすめ 「秩父にみんなで来ちゃいなYO!」売り出す

2018年10月1日(月) 配信

秩父 美祭 © 温泉むすめ/Enbound, Inc.

近畿日本ツーリスト首都圏はこのほど、埼玉県と埼玉県物産観光協会が実施した「発見!体験!埼玉県宿泊型旅行商品コンテスト」で優秀賞を受賞した国内旅行企画商品「秩父にみんなで来ちゃいなYO!」を売り出した。

 同コンテストは、現在埼玉県を訪問する観光客の多くが日帰りであることから、宿泊することで新たな魅力を発見し、体験してもらうために実施された埼玉県初の宿泊型ツアー販売促進の取り組み。埼玉県の「自然」「歴史・文化」「グルメ・お酒」「スポーツ体験・アクティビティ」「アニメ聖地・ドラマロケ地巡り」の5つのテーマ(部門)に対し、全体で旅行会社10社から47本の提案があり、14本のツアーが優秀賞に選ばれた。

 同社が応募・受賞したツアー「秩父にみんなで来ちゃいなYO!」は、「アニメ聖地・ドラマロケ地巡り」部門に提案したもので、「温泉むすめ」とコラボレーションした秩父地区対象の宿泊プラン。宿泊者限定の特典として、「温泉むすめ」のキャラクターで、秩父をモチーフとした「秩父美祭」のイラストが入ったオリジナルTシャツがついてくる。

「秩父にみんなで来ちゃいなYO!」 概要 

設定期間:10月6日~2019年1月30日(宿泊)

プラン設定宿泊施設:

[秩父地区]

和銅鉱泉 ゆの宿 和どう/ナチュラルファームシティ農園ホテル/ ホテル美やま/いこいの村ヘリテイジ美の山

[長瀞地区] 花のおもてなし 長生館/長瀞レクリエーションホテル養浩亭

宿泊者限定特典:「温泉むすめ」のキャラクター「秩父 美祭」イラスト入りオリジナルTシャツ旅行代金一例

ナチュラルファームシティ農園ホテル(1~5人1室利用/朝食付プラン):

8400円~2万800円