体験プログラム「飛騨みんなの博覧会」ウェブサイト公開 予約受付は8月31日から

2019年8月22日(木) 配信

飛騨みんなの博覧会2019(秋)

 岐阜県飛騨市はこのほど、秋に開催する体験プログラム「飛騨みんなの博覧会」の日程を決定し、公式ウェブサイトを公開した。飛騨市ならではの食材やコンテンツなどを活用したプログラムとなっており今年は夏に続く2回目の開催となる。予約受付は8月31日(土)午前10:00から始まる。

 夏に開催した「自然栽培の枝豆を植えよう!」の第2弾として、NHK「きょうの料理」をはじめ、テレビや雑誌などで活躍中の料理研究家枝元ほなみさんと、各地の食材を活かした料理提案や郷土料理の取材などで活躍中の料理家&フォトグラファーのminokamoこと長尾明子さんの2人による「秋のえだまめ収穫祭! 土に触れ、飛騨を食べよう!」が開かれる。夏に植えた枝豆を収穫し、農薬や肥料を使わず育てた旬の食材約15種類と共にランチとして食べられる。

 このほかにも面積の93%が森林になっている飛騨市ならではの「飛騨の樹でつくる毎日のアロマ体験」や市に250種類が自生しているといわれる薬草を用いた「お肌が喜ぶハーブティーを作ろう♪」「薬草七味づくり」「水戸黄門が愛した!? クズの花玉づくり」など特徴的なプログラムがそろっている。

飛騨みんなの博覧会2019(秋)概要

名称:飛騨みんなの博覧会2019(秋)

ウェブサイトオープン:8月19日(月)

申込開始:8月31日(土)午前10:00

プログラム数:39プログラム

その他:冬の開催も計画中

新潟で自然を体験できる「未来につながる環境教室」参加者募集開始

2019年8月22日(木) 配信

秋の美人林

 ノエビアグリーン財団は10月27日(日)、新潟県の十日町市立里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロで「未来につながる環境教室」を小学生の親子を対象に開く。参加者の募集は始まっており、期間は9月3日(火)午後5時までとなっている。

 ブナの二次林「美人林(びじんばやし)」や、里山の田んぼを舞台としたさまざまな体験を通して親子で自然を楽しめる。また、館内の展示や米粉を使った地元の伝統食づくり体験を通して、里山の生物多様性や文化、歴史を身近に感じることができる日帰り自然体験教室となっている。

 当日はプロカメラマンが同行し、参加者のようすを撮影する。写真や動画、アンケートへのコメントを、ホームページやSNSなどに掲載する。また、撮影した写真は後日参加者に記念として送られる。

スケジュール

午前7:30  東京駅構内「銀の鈴」集合、順次受付

上越新幹線 MAXたにがわ403号 午前8:04東京発 午前9:35越後湯沢着 乗車

午前10:00 観光バスで越後湯沢駅出発(車内で環境教室開催のあいさつ)

午前11:00 里山科学館「森の学校」キョロロ到着

午前11:30 ブナの森「美人林」で自然観察(約45分)

午後0:15 昼食 ~棚田でとれた新米おにぎりをつくろう!~

午後1:00 館内探検

午後1:20 田んぼと池の生き物観察(約50分)

午後2:20 伝統食「あんぼ」づくり(約75分)

午後3:50 里山科学館「森の学校」キョロロ出発(車内で環境教室閉会式)

午後5:00 越後湯沢駅到着・解散

上越新幹線 MAXとき336号 午後5:37越後湯沢発 午後7:00東京着 乗車

※荒天時は内容、スケジュールが変更になる場合がある。

※復路は大宮駅や上野駅など途中駅で降りることが可能。

「未来につながる環境教室」概要

募集期間:2019年8月21日(水)~9月3日(火)午後5:00

日程:2019年10月27日(日)

開催場所:十日町市立里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロ

新潟県十日町市松之山松口1712-2

参加費:無料

※東京から越後湯沢の往復の新幹線の切符はノエビアグリーン財団が負担

※集合場所「東京駅」までの交通費は自己負担

対象:小学1~6年生の子供とその親(1組3人まで)

※子供は兄弟姉妹であれば2人まで参加可能。ただし、2人とも小学1~6年生の場合に限る。

※子供のみの参加は不可

定員:親子12組

応募方法:ウェブサイトから申し込み

問い合わせ:公益財団法人ノエビアグリーン財団 事務局

TEL:03-5568-0305(午前9:00~午後5:30 土日祝日除く)

メール:

エアアジアX 成田―クアラルンプール(マレーシア)線開設へ 就航記念セールも実施中

2019年8月22日(木) 配信

新路線の行先であるクアラルンプール

 エアアジアX(マレーシア)は11月20日(水)から、東京(成田)-マレーシア(クアラルンプール)線の運航を始める。エアバスA330型機で、週4往復8便を予定する。航空券は8月20日(火)から売り出している。

 同社は現在東京(羽田)-クアラルンプール線を週7往復14便運航しており東京路線は2路線目となる。新路線が加わることで、同社のハブがあるクアラルンプールを経由してアジアのさまざなま都市を結ぶ路線の利用拡大を目指す。

 今回の就航を記念して、エアアジアでは8月20日(火)から25日(日)まで、東京(成田)-クアラルンプール線を同社の会員制ポイントサービスであるBIGメンバー向けに座席数限定で片道9千円で売り出した。対象搭乗機関は11月20日(水)から3月28日(土)までとなっている。

時間はすべて現地時間

JTB、社員家族を対象にした職場見学会「JTBファミリデー2019」を開催

2019年8月22日(木) 配信

盛り上がったクイズ大会

 JTB(髙橋広行社長)は8月21日(水)、新宿ブロックの同社社員と家族を対象にした職場見学会「JTBファミリーデー2019」を行った。0~15歳の子供を含む約220人が参加し、親が働く職場を見学したほか、クイズ大会や名刺作り、せんべいを使った食育体験などを楽しんだ。

 今年で2回目を迎えた同イベントは、昨年と比べて参加者が2倍に増加。初めて日本航空(JAL)の協力も加わり、規模も拡大した。パイロットなどの制服を着て客室乗務員と写真が撮れるコーナーなども設けられ、職場を訪れて楽しむ我が子をスマートフォンのカメラに収める姿も見られた。

 初めて母の職場を見学した小学4年生の久保田創太君は「最初はあまり行きたいと思わなかったけれど、来てみたら楽しかった。お母さんは“旅行”を通して夢を売っているけれど、僕はおもちゃを作って夢を売る仕事がしたい。来年もまた来たい」と目を輝かせた。

 同イベントは、新宿エリアを拠点とする法人事業本部所管の社員たちが自主的に企画・実施し、社員同士の横のつながりを構築するきっかけを作り、相互理解を深めることを目的としている。子供たちには家族が働く会社を知ってもらうとともに、仕事に対する意識の向上も目指している。新宿エリアのほか、霞ケ関エリアなどでも行われている。

パイロットの制服を着てポーズをとる社員家族

プログラム内容

JTB クイズ大会  、こども名刺作り 、スタンプラリー 、こども縁日 ・フォトブース 、食育体験 、チャリティーバザー(発展途上国などへの寄付を目的としている)、JAL 空コーナー(ぬり絵、紙ヒコーキゲーム、制服を着て写真撮影)【特別参加】

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(175)」物語化から産業創造へ(石川県小松市)

2019年8月22日(木) 配信

会場となった九谷セラミック・ラボラトリー

 小松市郊外に5月24日オープンした「九谷セラミック・ラボラトリー(CERABO KUTANI)」を訪ねた。施設は九谷陶石の加工場(製土工場)であったが、リニューアル後は九谷焼の後継者育成、若手作家の創作工房などを加え、新たな産業創造・産業観光の拠点施設として蘇った。設計は建築家・隈研吾氏である。

 その真新しい施設で8月初旬、「産業観光ワークショップ」を開催した。小松市と隣の能美市が連携し、地域の多様な工場・工房などの産業資源の活用をはかる狙いである。地域の多様な事業者が集まり、年度内4回の開催と現場視察などを予定する。

 この地域は九谷焼の一大産地。明治期に欧米で「ジャパンクタニ」と称賛された九谷焼は、江戸後期から小松市花坂地区で発見された陶石を用いる。陶石粉砕から九谷焼陶土ができるまでの昔ながらの工程が今も残り、この輝かしい歴史の裏には、地域の多様なルーツが眠っている。

 その1つが、2016(平成28)年に日本遺産に認定された「石の文化」(「珠玉と歩む物語」小松)である。弥生時代、自然・生命と権力の象徴として、朝鮮半島から伝わった「緑の玉」への憧れから、その原石産地探しが始まった。小松の碧玉は、きめ細かさと埋蔵量で他に抜きん出ていた。那谷・菩提・滝ヶ原で産出される碧玉を原料に、八日市地方で「玉つくり」を開始する。硬質な碧玉による管玉製作は当時の最先端加工技術であった。奇しくもその遺跡(八日町地方遺跡)の真上が、今日の世界的メーカー、コマツの発祥の地である。弥生から現在・未来につながる先端技術が受け継がれているのである。

日本遺産「石の文化」の石切場(小松市滝ケ原)

 また、小松発展の祖・加賀藩前田利常公以来、近世のまちづくりが本格化すると石材需要が高まり、各地で本格的な石切り場の開発が始まった。日本遺産構成資産「滝ケ原」など、現在確認される石切場の多くはこの時期に開発されたものだ。

 小松でもう1つ忘れてはならないのが小松織物である。加賀絹の発祥地といわれ、ルーツは4世紀の雄略天皇時代に遡る。江戸時代、コマツは機業地としての基盤を確立した。とくに明治初期には足踏み手織からバッタン機を導入、その後ジャカード機による紋織物が始まり、一大産地に発展した。太平洋戦争時の混乱、戦後の全国的な繊維不況のなかで当時の面影はなくなったが、ニッチトップ分野でかつての技術が生かされている。

 今回の小松・能美のワークショップは、全国産業観光推進協議会(副会長は和田愼司小松市長)が手掛ける海外からの産業訪問「インダストリアルツーリズム」のモデルコースづくりも兼ねている。九谷焼をはじめ、石材や鉱山からスタートしたコマツの先端技術、繊維産業などなど、地域の多様な資源の物語化(編集)を通じた、新たな産業創造とこれらを生かす仕組みづくりの試みでもある。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

訪日客7月は過去最高 中国は全市場通じ初の100万人超えも韓国は7・6%減 観光庁

2019年8月22日(木) 配信

韓国市場について説明する田端長官(8月21日、東京・霞が関)

 観光庁の田端浩長官は8月21日に会見を開き、2019年7月の訪日外国人旅行者数は299万1200人(前年同期比5・6%増)で単月として過去最高だったと発表した。中国は同19・5%増の105万500人と、全市場を通じ初となる単月での100万人超えを記録した。一方、韓国は日韓関係の悪化などで同7・6%減の56万1700人となり、7月までの累計は前年と比べ20万人ほど減少。訪日市場で中国に次ぐ2番目のシェアを誇る同国の落ち込みは深刻化しそうだ。

 田端長官は「日本政府観光局(JNTO)のソウル事務所が韓国の航空・旅行会社などに聞き込みをしているが、訪日旅行の取り消しと予約の鈍化が生じていると報告があった」と述べた。とくに団体旅行を中心にキャンセルがあったという。

 JNTOと韓国側で観光促進などに関する共同広告にこれまで取り組んできたが、7月に予定していた共同広告を延期していたことも分かった。

 ただ、訪韓日本人出国者は6月までの累計で、前年から3割ほど伸びているなど好調に推移している。「相互交流が重要。航空路線の減便、休止などの報道があるが、状況を注視しつつも、あらゆる取り組みを進め、影響を減らしていきたい」(田端長官)とし、引き続き観光による日韓間の相互理解促進に努めていく考えだ。

 このほか、中国・韓国を除く訪日市場上位5カ国をみると、台湾が同0・3%減の45万9200人で、香港が同4・4%減の21万6800人、米国が同6・9%増の15万6900人だった。これら5カ国で訪日市場(7月)の8割以上を占めた。

 なお、日本人出国者数は同6・5%増の165万9200人と堅調に推移した。

〈出番です〉コンテンツ作りで誘客 皆生温泉活性化も急務

2019年8月22日(木) 配信

米子市観光協会 事務局長
石倉 准次郎さん

 10年前に協会で働き始め、今年4月から事務局長を務める。それ以前はスポーツ関係の仕事に従事。トライアスロン皆生大会に4回の出場経験を持つ。

 協会に入った当時は、ウェブ活用の重要性が増していた時期で、2年目には協会のホームページのリニューアルを担当した。「米子だけでなく、大山や境港を含め広域的な観光情報を発信することを意識した」と振り返る。同市の皆生温泉を宿泊拠点にして、広域で売っていかないと米子への誘客はうまくいかないという思いがあった。

 「情報発信はもちろん大切だが、最近はコンテンツ作りが重要だと実感している」として、皆生温泉海水浴場の隣りに今夏、海上に巨大フロート設備を並べたマリンアスレチックを開設。目標を超える集客を見せている。「夏の恒例企画として今後も取り組んでいきたい。市が取り組むナイトタイムエコノミーの施策と連動させ、夜営業なども視野に入れたい」と話す。

 もう1つは、米子城跡の活用だ。城山の頂上は大山や、日本海の見渡す絶景スポット。近年は石垣などを照らすライトアップ事業を市が行っているが、「事業委託を受け、来年の桜の時期には桜まつりとライトアップを連動させる予定」という。

 また、英・中・韓3カ国語の観光パンフレットを現在作成中。「協会会員以外の施設は掲載しないというような慣例はやめにして、具体的に使えるパンフ」として、10月上旬に完成予定だ。

 今後の展開について、「やはり皆生温泉の活性化。10年前に45万人前後あった年間宿泊者数が現在40万人を割っている。来年開湯120周年を迎えるにあたり、イメージ戦略を明確にし、誘客強化をはかりたい」と強調する。

東武トップ 東京五輪応援デザインのラッピング水上バス運航

2019年8月21日(水)配信

水上バスイメージ(写真はラッピング装飾前)

 東京2020オリンピック・パラリンピックオフィシャル旅行サービスパートナーの東武トップツアーズ(坂巻伸昭社長、東京都墨田区)はこのほど、東京都公園協会(佐野克彦理事長、東京都新宿区)と連携協定を締結した。2019年8月28日(水)~東京五輪の終了までの期間限定で、東京都の所有船舶である水上バス「さくら」に、東京2020マスコットと同社ロゴのラッピングを施したラッピング船を運航する。

 運航日同日の28日に、東京・墨田区役所前発着場でラッピング水上バスのお披露目式を開催する。当日は東京2020マスコットが登場予定。式典会場は関係者のみの入場だが、式典のようすは会場周辺からも観覧できる。

 東武トップツアーズは、ラッピング水上バスを使ったイベントを実施することで、大会の機運醸成や水辺のにぎわいをはかっていく狙い。

運航の概要

期間:2019年8月28日(水)~東京2020オリンピック・パラリンピック終了まで

運航ルート:東京水辺ライン運航ルート(浅草~お台場間など)

※詳細は下記の東京水辺ライン公式HPで確認をお願いする

お披露目式の概要

日時:2019年8月28日(水) 午前10:00~10:30まで予定

場所:墨田区役所前発着場(所在地:墨田区吾妻橋1-23地先)

内容:ラッピング水上バスの披露、東京2020マスコット登場、記念撮影など

その他:

 式典会場は関係者のみの入場。式典のようすは、会場周辺から観覧できる。

 お披露目式の当日に、報道機関による撮影が入る場合がある。

アレックス・カー氏講演、ゼロドルツーリズムに危機感 量より質の「観光管理」を 【読売Bizフォーラム東京】

2019年8月21日(水) 配信

会場のようす。フォーラムは8月20日に東京・読売新聞ビルで行われ、当日は旅行会社の担当者や観光関係者らが多く訪れた

 読売新聞社グループの読売調査研究機構は8月20日(火)、第1回「読売Bizフォーラム東京」を開いた。テーマはインバウンドとオーバーツーリズム(観光公害)。講師の東洋文化研究家であるアレックス・カー氏は、景観を損ねる看板などの視覚汚染や、地域にお金が落ちないゼロドルツーリズムに危機感を示した。今後は観光公害対策としても、「量より質」の「観光管理」が重要になると強調した。

 近年、日本を訪れる外国人旅行者は急増。2018年は3119万人で5年前と比べ3倍ほどとなり、国内ではとくに地方部で人口減少や高齢化が進むなか、「観光の力で救いがみえてきた」(同氏)とする。

講演をするアレックス・カー氏

 一方で、外国人旅行者を受け入れる際、日本特有の課題も目立つようになった。日本には風光明媚な観光地も多いが、「派手な看板や多くの電柱、電線などが景観を壊してしまっている。この『視覚汚染』は避けるべきだ」(同氏)と指摘する。

 無電柱化は海外に後れを取っている。国土交通省によれば、パリ、ロンドン、香港、シンガポールの無電柱化率は100%だが、東京23区で8%、大阪では6%に留まっている。「美しい景観を目指していくことは、訪日外国人旅行者だけでなく、地域住民のためにもなるはずだ」と語った。

欧米やアジアの主要都市と日本の無電柱化の現状 ※国交省HPより

 

 ゼロドルツーリズムについても警鐘を鳴らした。観光ツアーで、バスやガイド、立ち寄るレストラン、土産屋が域外資本によるものであれば、地域経済に利潤は生まれにくい。「東京・渋谷のスクランブル交差点もゼロドルツーリズム。外国人旅行者は多く訪れ混雑しているが、渋谷の街にお金は落ちていない」。

 大型クルーズ船も同じ傾向にあるという。宿泊や食事などは船内ですまし、地域にお金が落ちにくいうえ、受入側の負担も大きすぎると懸念点を挙げた。

 さらに、急増する外国人旅行者は地域の受入能力を超え、一部で地域環境や住民生活などに影響を及ぼすようになった。混雑やマナー違反、ゴミの問題なども出てきており、これら観光公害に対しては「観光管理」の必要性を繰り返した。

東京・浅草で本堂を囲う塀に座る外国人旅行者

 人込みやマナー問題の管理方法として、日本ではパンフレットや看板を置くが、海外では罰金制度などもあるという。

 適切な価格設定も課題だ。近年、日本のマチュピチュと呼ばれ人気を博す竹田城跡(兵庫県)は、観覧料金が大人1人500円しか掛からない。外国人旅行者にも人気の富士山は、入山料が「任意」で1千円の徴収のみ。

 同氏は、「今後は『量より質へ』をより意識することが大事。管理していかなければならない。何もせず、政府目標の4千万人、6千万人の外国人旅行者が訪れるようになれば、観光立国ではなく観光亡国になってしまう」と述べた。

成田国際空港 自動手荷物預け機と自動チェックイン機を合わせた「Smart Check-in」導入へ

2019年8月21日(水) 配信

「Smart Check-in」ゾーンに設置される自動手荷物預け機(イメージ)

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は2019年夏から20年春にかけてすべてのターミナルで自動手荷物預け機が本格導入されることに合わせて、自動チェックイン機と自動手荷物預け機を利用したセルフサービス型の登場手続き「Smart Check-in」をスタートする。20年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催時期に混雑が予想される同空港で、待ち時間の短縮やチェックインカウンター周辺の混雑緩和をはかる。

 同社は、第1ターミナル北ウィングで自動手荷物預け機の実証実験と運用検証を行ってきた。結果、待ち時間の短縮やチェックインカウンター周辺の混雑緩和など導入効果が大きいと判断し、第1ターミナル南ウィングに端を発し、全ターミナルに合計72台導入する。

 自動手荷物預け機の本格導入に伴い、自動チェックイン機と自動手荷物預け機を集中的に配置するエリアを「Smart Check-in」ゾーンと位置づけた。案内表示のリニューアルを行うことにより、利用者動線の円滑化もはかるとともに、航空会社の限られた人的資源の最適化を促進する。

自動手荷物預け機導入予定台数と導入予定時期

参加予定航空会社