フィリピン航空、ワンワールドアライアンスに加盟

2026年6月8日(月) 配信

フィリピン航空がワンワールドアライアンスに加盟

 フィリピン航空(PR)は6月7日(日)、ワンワールドアライアンスに正式に加盟することを発表した。

 同社は1941年の創業以来、85年にわたりフィリピンと世界を結んできた、フィリピンで唯一のフルサービスキャリア。現在は、マニラとセブのハブ空港から、フィリピン国内29都市、アジア、北米、オーストラリア、中東の40都市へ定期便を運航している。

 フィリピン航空はAPEX社の「2026 APEX Four Star™ Major Airline」に認定されているほか、25年にはCirium社からアジア太平洋地域の航空会社の中で「最高の定時運航率を達成した」と評価されるなど、運航品質は高く認められている。

HIS、船や韓国文化を親子で学ぶ釜山4日間ツアー 子供の初海外や自由研究をサポート

2026年6月8日(月) 配信 

ニューかめりあ号
 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀太社長)はこのほど、韓国観光公社(KTO、朴成赫社長)とカメリアライン(石田裕晶社長、福岡県福岡市)と合同で、親子で船・港・物流のほか、韓国文化を見て、学んで、体験する特別ツアー「親子で学ぶ韓国・釜山4日間 ~海外デビュー&自由研究応援企画」を売り出した。
 
 「飛行機での海外旅行はまだ少しハードルが高い」「子供にとって学びや体験につながる有意義な旅をさせたい」などの家族の想いに応える。
 
 同ツアーで、参加者は博多港から釜山港まで「ニューかめりあ」を利用。フェリーの役割や貨物について学び、普段立入禁止となっている貨物エリアから乗船する。 さらに、救命胴衣の着用方法やロープの結び方などを実践的に学ぶ安全講習や、制服試着体験も開く。  
 
 韓国文化体験として、ハングル講座や韓国旅行で役立つキーリング作成を実施。韓国伝統の麺「ククス」を石臼を使い、手ごねで製麺する体験も行う。
 
 料金は2~3人1室利用時、大人1人6万9800円~12万9800円(燃油サーチャージ込、諸税別)出発日は8月3日(月)、6日(木)、20日(木)、22日(土)、9月18日(金)、19日(土)、20日(日)。
 

千草ホテル(北九州市) 1967年産ワインと極上クラシックフレンチの特別ディナー(7月27日)開催

2026年6月8日(月) 配信

当日提供ワイン(現物)

 創業112年を迎える福岡県北九州市のアニバーサリーホテル「千草ホテル」(小嶋亮社長、八幡東区)内にある「フランス料理 ミル・エルブ」は7月27日(月)に、1967年産の希少ヴィンテージワインとクラシックフレンチを楽しむ特別イベント「ボルドー5大シャトー&バローロを含む、1967年産ワインと極上のクラシックフレンチを楽しむ会」を開催する。

 同イベントでは、フランス・ボルドーの名門シャトーをはじめ、イタリアワインの名品バローロなど、すべて1967年産で統一した特別なラインアップを用意。「これだけのワインが一度にそろう機会は世界的にも極めて稀であり、まさに唯一無二のイベントとなる」(同ホテル)としている。

 長い年月を経て熟成されたワインと、千草ホテルシェフによるクラシックフレンチとのペアリングが楽しめる。

当日提供食材(イメージ)

 今回提供されるワインは、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」「シャトー・オー・ブリオン」「シャトー・ムートン・ロートシルト」の5大シャトーをはじめ、「シャトー・パルメ」、そしてイタリアワインの王「バローロ」まで、すべて1967年産(約60年熟成)で統一された至高のセレクション。1人あたり30~40ccずつ、じっくりとその歴史と深みを堪能できる。

 定員は限定18人。料金は1人8万8000円(税・サービス料込み)。

クラブツーリズム、料亭文化の魅力発信へ 百年料亭ネットワークと連携

2026年6月8日(月) 配信 

左から百年料亭ネットワークの大島誠事務局長、クラブツーリズムの中村朋広取締役、樋山智彦執行役員地域共創事業部長

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)は5月28日(木)、百年料亭ネットワーク(大島誠事務局長、新潟県上越市)と包括連携協定を結んだ。日本各地に受け継がれてきた料亭文化や地域固有の歴史・文化資源の価値を発信し、観光を通じた地域活性化と持続可能な発展を推進する。

 百年料亭ネットワークは、建物や周辺施設などが100年以上の歴史を持ち、現在も営業を続ける料亭が連携し、貴重な伝統建築の保存、日本料理やもてなし文化の継承などに取り組んでいる。

 今回の協定に基づき、両者はそれぞれが有するネットワークや知見、企画力を活用。100年以上にわたり地域に根差してきた料亭文化と、その土地ならではの歴史、伝統、食、産業、文化を組み合わせた高付加価値な観光コンテンツの造成や販路拡大に取り組む。

 また、地域文化の継承や交流人口の拡大、地域経済への波及効果を創出することで、各地域の魅力向上とブランド力強化をはかり、日本文化の奥深さを体感できる新たな旅の価値創出を目指す。

 締結式は、新潟県上越市の「百年料亭 宇喜世」で行われた。百年料亭ネットワークに参画する料亭の代表者もリモートで出席し、日本文化や食文化の魅力発信に向けた新たな取り組みへの期待を共有した。

観光体験が1000円引きに 浜松・浜名湖観光キャンペーン実地中

2026年6月8日(月) 配信

来年2月19日までの体験が対象

 浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(静岡県浜松市)は同エリアの観光体験が1000円引きになる「浜松・浜名湖観光キャンペーン」を実施している。観光体験Web予約サイト「浜松・浜名湖やらまいかReserve」に掲載する観光体験プランが対象。

 対象となる観光体験プランを地域クーポンで1000円引きで利用できるもので、5月20日(水)以降の申し込みに適用する。期間は2027年2月19日(金)の体験分まで。なお、対象プランにはクーポンが自動適用される。

 同ビューローは「浜名湖をはじめとする豊かな自然、地域に根差した文化、アクティビティ、食などここでしか味わえない体験が数多くある」とアピール。キャンペーンを通し、地域ならではの観光体験への参加を促し、来訪者の満足度向上と地域事業者への送客につなげたい考え。

札幌パークホテル 閉館前最後の「パークビアガーデン」6月20日~8月31日まで開催

2026年6月8日(月) 配信

閉館前最後のビアガーデンに

 グランビスタ ホテル&リゾート(荒井幸雄社長、東京都千代田区)が経営する「札幌パークホテル」(齊広樹総支配人、北海道札幌市)は6月20日(土)~8月31日(月)まで、毎年恒例の札幌の夏を愉しむ「パークビアガーデン」開く。

 1964年の開業から60年以上にわたり親しまれてきた同ホテルは、2027年2月28日をもって閉館する。ビアガーデンも今年が最後の開催となる。

 緑豊かな中島公園の夜風に包まれながら、冷たいビールとともに、ジンギスカンや北海道産和牛カルビなど、夏を彩るメニューを満喫できる。

 グランピング気分で限定メニューも登場する「テントエリア」や、愛犬とくつろげる「ドッグフレンドリーエリア」、子供と手持ち花火を楽しめる「花火エリア」など、シーンに合わせた多彩なエリアを用意している。

 最後の開催となる今年は、「PARK BEER GARDENラストスタンプラリー」も実施。スタンプを集めると、お得な割引特典が受けられるほか、景品のプレゼントもある。

クラブツーリズム、「大人のゆるり旅」5周年 クラシックホテル巡りを発売

2026年6月8日(月) 配信 

日光金谷ホテル(外観)

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)はこのほど、75歳以上の旅行者も参加できるツアーブランド「大人のゆるり旅」の5周年を記念し、クラシックホテルに宿泊する2つの記念企画を売り出した。

 「大人のゆるり旅」は、年齢を重ねたことで旅に対して感じる「不安」を「安心」「快適」に変えることを目指し、2021年に販売開始。参加者の年齢層は75歳以上が60%以上を占め、ツアーによっては「75歳以上限定」の出発日を設けている。添乗員が同行して旅行をサポートするほか、歩く距離の短い観光地の選定や乗り物の利用で身体に負担の少ない行程を実現している。

 1つ目は、豪華バス「レグルス」で行く「旅の始まりは東京から 受け継がれてきた“品格”に出会う旅『5年間の感謝を込めて』東日本・クラシックホテル巡り5日間」。東京ステーションホテル、日光金谷ホテル、万平ホテル(温泉付き客室「愛宕館」)、ホテルニューグランドに宿泊し、4日目はマリーンルージュのディナークルーズで旅を締めくくる。出発日は8月19日(水)、9月1日(火)で、旅行代金は40万~62万円。

富士屋ホテル(外観)

 2つ目は、「リニューアル後の奈良ホテルに滞在 伝統のクラシックホテル巡り・中~西日本7日間」。富士屋ホテル「花御殿」、川奈ホテル、蒲郡クラシックホテル、奈良ホテル(西館・26年リニューアル)、雲仙観光ホテルに宿泊し、5泊目は「さんふらわあ」で船旅を楽しめる。出発日は9月5日(土)、10月6日(火)で、旅行代金は62万~83万円。

世界遺産・上賀茂神社がライトアップ、 7月11~22日まで 京の夏の旅の一環

2026年6月8日(月) 配信

足つけ夕涼み

 京都・上賀茂神社と京都市観光協会は7月11日(土)~22日(水)まで、世界遺産の上賀茂神社で「夏の夜間ライトアップ~龍神詣りと足つけ夕涼み~」を開く。文化財や特別公開施設を夜の時間にゆっくりと楽しめる。京都市と京都市観光協会主催の夏の観光キャンペーン「京の夏の旅」の一環。

 境内奥に鎮座する上賀茂神社の摂社・新宮神社は水を司どる龍神・高龗神(たかおかみのかみ)を祀る社で、毎月7月第4日曜に水の恵みに感謝し酷暑を無事に過ごせるよう祈る「水まつり」が行われる。この祭り前にあたる12日間、特別に新宮神社を開門し、水の神様への参拝ができるのが今回の企画だ。

 境内には1000個以上の風鈴を飾り、その音色や青やグリーンを基調とした涼やかな光で夏の夜を演出。境内を流れる清流「ならの小川」に足を浸すこともでき、心身共に清められ、夕涼みならではの風情を体感することができる。川にかかる橋殿では、水の神へ奉納される神秘的な巫女舞「賀茂の舞」、篠笛や箏の奉納演奏なども行われるという。

 夜間特別拝観は午後6~8時30分まで。大人は1200円、小学生600円。また、予約制で、通常は入れない神域「内庭」から、国宝の本殿と権殿を神職の案内で特別参拝できるツアーも実施する。午後6時からと7時からの1日2回で、所要時間は約30分。大人は2500円、小学生は1900円、小学生未満は1300円。

【JR九州】忘れ物を最短即日、「新幹線」でお返し 新サービス6月17日(水)スタート

2026年6月8日(月) 配信

新サービス「最短即日!はやっ!便お忘れ物スピードお返しサービス」6月17日から開始

  九州旅客鉄道(JR九州)は、九州新幹線で実施している列車荷物輸送サービス「はやっ!便」を活用し、対象駅や新幹線車内などで忘れたスマートフォンや鍵、薬、土産、鞄などを、最短即日で、JR九州博多駅・熊本駅・鹿児島中央駅で受け取れる新サービス「最短即日!はやっ!便お忘れ物スピードお返しサービス」を6月17日(水)からスタートする。

 同サービスは、JR九州が2023年から導入している、お客自身がチャットを使って忘れ物の問い合わせができる「find chat」、または対象駅(JR九州博多駅・熊本駅・鹿児島中央駅)の窓口での申し出により、対象となる忘れ物の返送方法に1つとして同サービスを利用できる。利用料金は1つに付き2500円。

 JR九州は「利便性向上のためのサービスの拡大を目指し、今後も検討を進めていく」考えだ。

「観光人文学への遡航(72)」 国益を考えた外交に観光が足かせにならないために

2026年6月7日(日) 配信

 ここまで、特定の国から観光を武器に外交の方向性の転換を求められたときの対応をパラオと日本を比較してきた。覇権国家がその国にとってのアウトバウンド観光をハードパワーとして行使してきたとき、それが機能するか否かは、観光客数そのものではなく、市場構造、政策設計、社会的認識、経済基盤といった複合的要因によって規定されることが明らかとなった。

 とくに特定市場への依存度が高い場合に、観光流動の変化が国家の意思決定に対する外部圧力として機能しやすい。一方で市場の多様性や政策的分散が確保されている場合には、その影響は相対的に限定される。

 したがって、観光政策は単なる需要拡大ではなく、リスク管理および構造的安定性の観点から再設計される必要がある。その意味では、これからの観光政策や観光教育においては、少なくとも次の4点に留意する必要がある。

 第一に、受入市場を特定の一国に偏らせないことである。観光需要の多様化は、経済的リスクの分散であると同時に、外交的圧力への耐性を高めることにもつながる。これは国家としての対応はもちろん、民間の個別のマネジメントにおいても肝に銘じるべき点である。

 第二に、観光の成功を単純に入込客数の多さだけで評価しないことである。大量送客は短期的な成果をもたらす一方で、政治的・経済的依存を深める危険を伴う。とりわけ、国家の意向によって流れが左右されやすい団体旅行に過度に依存することは、長期的には脆弱性を高める。

 第三に、観光には外交的側面があることを、教育のなかで明確に位置付けることである。観光を学ぶ学生には、観光が時に国家間関係のなかで戦略的に用いられることがあるという現実も教えていく必要がある。

 第四に、たとえ観光が政治的な道具として用いられる場面があったとしても、覇権国家からの個々の観光客に対しては、可能な限り誠実なホスピタリティを保つことである。国家の政策と、現場を訪れる旅行者個人とは区別して考えなければならない。観光の現場で働く人々が守るべき倫理は、対立をそのまま目の前のお客様に向けることではなく、人と人との関係を丁寧に築くことにある。

 結局、観光はソフトパワーとしてのみならず、ハードパワー的に行使され得る政治的資源であることを、すべての観光に関わる人は肝に銘じておく必要がある。とくに観光流動の統制を通じた影響力行使は、受入国の経済のみならず、社会構造および政策決定過程にも影響を及ぼす可能性を持つ。

 今後、観光研究においては、観光の経済的・文化的側面に加え、その政治的機能を統合的に分析する視点が求められる。また、観光教育においても、観光の持つ多面的性格を踏まえた理論的枠組みの構築が必要である。

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。