東急ホテルズ運営39ホテルにWebチェックインシステムを導入 プレゼントキャンペーンも

2021年10月1日(金) 配信

利用イメージ

 東急ホテルズ(村井淳社長、東京都渋谷区)は10月1日、運営する全国の東急ホテルズ39店舗にWebチェックインシステムを導入した。併せて、12月31日(金)まで、同システム利用者の中から抽選で2000人にデジタルギフトチケットが当たるプレゼントキャンペーンも実施している。

 東急ホテルズの会員組織「コンフォートメンバーズ」に入会後(入会済みの人は除く)、宿泊予約し、Webサイトの会員ページから「宿泊者情報の登録」と「クレジットカードでの事前精算」をすると、チェックイン時に使用するQRコードが発行される同システム。

 宿泊当日は、フロントに設置したタブレット端末などにQRコードをかざすことでチェックインが行われ、カードキーが発行される。また、事前に顔写真を登録しておくことで顔認証でのチェックインも可能。

 ホテルスタッフや利用者同士の接触機会を減らし、混雑時にも少ない待ち時間でスムーズに入室できるほか、事前に精算を済ませているのでチェックアウトも簡単になる。さらに、領収書もデジタルデータで発行することができる。

記念日を人生の特別な瞬間として演出 旅する旅するレストラン「52席の至福でSpecial Anniversaryプラン」

2021年10月1日(金) 配信

1 号車 サプライズ演出例 (イメージ)

 西武鉄道(喜多村樹美男社長、埼玉県所沢市)はこのほど、全席レストラン車両の「西武 旅するレストラン『52席の至福』での「Special Anniversaryプラン」を売り出した。11月6日(土)乗車分から利用できる1組限定の同プランは、ディナーコースで利用できる。

52席の至福

 1号車の多目的スペースを貸切で行うサプライズ演出や、利用者の希望のメッセージを描いたデザートプレートの提供、記念品のプレゼント、記念写真の撮影など、プロポーズや大切な人と過ごす記念日を人生の特別な瞬間として演出するのに最適な内容になっている。

 料金は1万5000円(税込)で、利用予定の2週間前までの予約が必要となる。

ジェットスター・ジャパン、旅色お取り寄せとコラボ 就航地グルメ1万円相当が抽選で当たる

2021年10月1日(金) 配信

ジェットスター・ジャパンはこのほど、就航地グルメプレゼントCPを実施する

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は、各地のグルメをお取り寄せできるサービス「旅色お取り寄せ」と連携し、ジェットスター就航地のグルメ詰め合わせが当たる「ジェットスター×旅色お取り寄せ おうちで旅する就航地グルメプレゼントキャンペーン」を実施している。

 オンラインでの応募で、ジェットスター就航地のグルメ詰め合わせ各1万円相当が、抽選で50人に当たる。

 成田空港を拠点に、北海道や沖縄・宮古(下地島)、四国3県、九州6県をつなぐ、バラエティ豊かなジェットスターの就航地グルメを自宅で楽しみ、「次の旅先に思いをはせる機会にしてほしい」(同社)考えだ。

 CPは、11月4日(木)午後4時まで応募を受け付ける。なお、就航地グルメの内容は選択不可。詰め合わせパターンは合計5つ、9月30日(木)から毎週木曜日にCPホームページで更新される。

〈旬刊旅行新聞10月1日号コラム〉コロナ禍の旅館の変化――音楽一つで客層も変える力がある  

2021年10月1日(金) 配信

 旅先で飲むお酒は、私にとって大きな楽しみの1つである。まだ子供が小さかったころ、安い旅館に宿泊し、4人の息子たちが重なり合って眠っている顔を眺めながら、妻とゆっくり広縁でお酒を飲むのが楽しかった。

 ビジネスホテルなどに宿泊し、街に出て美味しい料理屋や酒場をはしごするのも好きだが、温泉旅館で大浴場に入り、浴衣姿になって豪華な料理を食べることは、やはりいいなと思う。何と言っても、料理は旅館の華である。


 

 近年は、個室の食事処を用意する旅館が増えた。誕生日や結婚記念日などで旅館を利用するときに、静かな環境で、一品ずつ手の込んだ料理を提供される時間は、この上ないものとなる。実際に、記念日を祝う「ハレ」の日を大切にしている旅館も数多くある。素晴らしい思い出づくりができれば、毎年訪れるリピーターにもなりやすい。
 

 一方で、「もう少しくだけた旅館の使い方をしたい」お客もいる。その場合、コマ割りした大広間での食事が多い。そういえば、最近、大型の団体客がカラオケや酒を飲んで大声で騒ぐ“騒音”に遭遇することがなくなった。
 

 大広間では、知らない家族や小グループ、そして1人旅の宿泊客もごった混ぜで、食事会場はざわざわと話し声が聞こえてくる。私は、この大広間での食事がわりと好きなのである。
 

 というのは、奇遇の極みである同宿の旅人を色々と想像をすることが面白いからだ。旅館の大広間での食事ほど、それぞれの旅人の人間模様を垣間見ることができる空間を、私は他に知らない。
 

 「この家族はどこから来たのだろう」「まったく会話がないが、大丈夫だろうか」「この男女は歳が離れているが夫婦なのか、それとも……」など、さまざまな推理をしてみる。


 

 さて、コロナ禍になって旅館の大広間での食事風景も静かになった。「黙食」とまではいかないが、「必要以上におしゃべりをしない」というムードが漂う。

 このような風景は、コロナ禍以前にも目撃や経験したことがある。食事会場は宿の空気を象徴している。活気のない宿の特徴として、「料理が宿泊客に語るべき言葉を生まない」ことが共通している。これはとても悲しいことだ。

 「食べてしまうのがもったいないほど、綺麗」「これ、すごく美味しい!」「どうやって作ったのだろう」といった会話が生まれない。


 

 リゾートホテルの朝食会場にはクラシックや環境音楽などが静かに流れているが、旅館では無音のところが多かった。コロナ禍では、食事会場にBGM旅館を流す旅館も増えた。夕食では、趣味の良いジャズを流している秘湯の宿などもあり、主人のセンスとこだわりを感じることがある。

 音楽によって、酒の進み具合も違ってくる。バーなどでいい気持ちになり、2杯くらいで出るつもりが、3杯目を注文することもある。北の街の赤ちょうちんで、静かに八代亜紀や、森昌子、石川さゆりが流れ、ハマり過ぎて熱燗を数本求めたこともある。

 食事会場の音楽を大切にすれば、ムードも良くなり、お酒の量も増えるかもしれない。宿は音楽1つで客層も変える力がある。

(編集長・増田 剛)

海外旅行気分を味わう 国際線で行く「富士山遊覧チャーターツアー」(阪急交通社)

2021年10月1日(金) 配信

阪急交通社鹿児島支店は11月7日(日)、「富士山遊覧チャーターツアー」を実施する

 阪急交通社(酒井淳社長)鹿児島支店は11月7日(日)、日本航空の国際線機材B737をチャーターし、鹿児島航空を発着する「富士山遊覧チャーターツアー」を企画した。

 国際線機材を利用する遊覧フライトは初。「海外旅行に出掛けることが難しいなかで、少しでも海外旅行気分を味わっていただければ」(同社)とし、国際線の機内食を昼食として提供するなど、海外旅行気分を味わえる工夫を施す。

 鹿児島空港を出発後、富士山上空まで遊覧飛行し、富士山頂のようすを観賞できる。このほか、日本アルプスや琵琶湖、瀬戸内海上空を飛行する。

 機内では、客室乗務員による飛行機に関する豆知識の紹介や、機内アナウンス体験など、およそ3時間の空の旅を楽しむことができる。

 また、鹿児島空港では、海外旅行気分を盛り上げるフラダンスで見送るサービスや、鹿児島空港の施設で使用可能なクーポン券1千円分をプレゼントする。

 おまかせプランが5万9800円、3席2人利用プランが6万9800円、窓際確約プランが7万1800円。いずれも大人1人当たり、エコノミークラス料金。

名阪近鉄旅行、バス座席生地を使用 クッションなど限定発売

2021年10月1日(金)配信

背当てクッション(左)とイス用座布団(右)

 名阪近鉄旅行(田端英明社長、名古屋市中村区)は10月1日(金)、名阪近鉄バスが運行する観光バスと同じシート生地で仕上げた「背当てクッション」「イス用座布団」を各50個限定で売り出した。同商品は、バスのシート生地メーカー「住江織物」との共同企画で、名阪近鉄バスオリジナル商品の第2弾。自宅でバス座席気分を味わえる。

 今回の柄は、第1弾の「トートバッグ」と異なるシート生地で、名阪近鉄バスオリジナルの柄。名阪近鉄バスでは、約10年を目途にバス車内のリニューアル工事を行っており、その際に新しく張り替えた生地の余りを再利用し、今回のクッションと座布団に仕立てた。

 サイズは、クッションが縦横43㌢、座布団が同40㌢。商品はすべて、職人が1点ずつ仕上げるハンドメイドとなる。

 価格はクッションが5500円(税込)、座布団が4400円(同)。あわせて4点以上を購入の場合、商品合計金額から1000円引きのまとめ買い特典もある。発送希望の場合、別途送料・代引き手数料が掛かる。

 購入申し込みは、名阪近鉄旅行Webサイト内の注文フォームから。

【共立リゾート×札幌観光バス】 高級リムジンバスで北海道を周遊する宿泊プランを販売

2021年10月1日(金)配信

チャーターリムジン車内(9人乗りだが、5-6人程度までの利用を推奨)

 全国37カ所にリゾートホテル「共立リゾート」を展開する共立メンテナンス(中村幸治社長、東京都千代田区)は、札幌観光バス(福村泰司社、北海道札幌市)とタイアップし、高級リムジンバス「チャーターリムジン」で北海道の観光地を周遊する宿泊プラン「空港からリゾートへ北海道直幸往復便」を2021年9月中旬から販売している。

 この企画はコロナ禍でも安心して旅行を楽しみたい家族などに向けて、2泊3日で北海道の観光地と宿泊施設を送迎する旅行プランだ。新千歳空港に高級リムジンバス「チャーターリムジン」で出迎え、道内では他者と接することなく、感染対策を講じたラグジュアリーな車内で快適に移動することができる。

ラビスタ阿寒川

 観光ルートは、札幌観光バスが地元企業のノウハウを生かした3プランを用意。同行するアテンダントスタッフが、有名店から地元で人気の穴場スポットまで、天候や当日の気分に応じて立ち寄り先などを提案する。宿泊は、函館や大雪山、阿寒川エリアにある共立リゾート「ラビスタシリーズ」3棟から、観光エリアに合わせて選択できる。

【特集No.592】「観光ルネサンスの現場から」200回記念 地域づくりと文化観光とは

2021年10月1日(金) 配信 

丁野 朗氏(観光未来プランナー・日本観光振興協会総合研究所 顧問)に聞く

 2005年の2月21日号から本紙にて連載を開始した、観光未来プランナー・日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野朗氏によるコラム「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~」が、前号(9月21日号)で連載回数200回を達成した。これを記念して、9月7日に丁野氏へのインタビューを行った。新たな旅の受け皿や仕組み、ビジネスモデルを構築しようとする「観光ルネサンス」の現場を追い掛けてきたなかで感じた、地域の文化観光の変化や今後の在り方について伺った。

【聞き手=後藤 文昭、構成=長谷川 貴人】

観光の究極の資源は文化財、保全と活用の好循環が必要

 ――200回の連載を重ねるなか、日本遺産制度の創設や文化財保護法改正など、文化財行政もさまざまな変化を遂げました。この間、地域や文化財行政の変化をどのように感じていますか。

 文化財を活用しながら保全していくことへの理解と取り組みが、前向きに進んできていると感じます。文化財を活用して稼ぎ、そこで得た資金で文化財を保全する。こうした好循環の創出に、行政が舵を切り始めたことが大きいです。いま地域活性化を進めるうえで、文化に光が当たり始めたというのは間違いないし大きな変化ですね。

 そのきっかけになったのは、2016(平成28)年度に政府が策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」。このなかで、日本が観光先進国となるため、「3つの視点」と「10の改革」が打ち出されました。その改革の1つとして、文化財に対する新たな施策と観光目標が制定されました。振り返ると、それが文化財を生かした観光施策の転換にもなったと感じます。

 もちろん、そのなかで地域の文化・伝統をストーリーとして認定する、文化庁の「日本遺産」制度が創設されたことも大きかった。ここから現在の文化観光につながります。行政が文化財の保全と活用の制度をつくり、民間が制度を生かし活用していくという官民連携のカタチが出てきました。

 また、昨年5月には、文化についての理解を深める観光を「文化観光」と定義し、地域における文化観光を推進するための拠点計画や、地域計画などを認定する「文化観光推進法」が施行されました。

 日本遺産と文化観光はともに、文化の活用に軸足がおかれています。文化(財)を活用するうえでは、観光が一番わかりやすい。そこから「文化を保全するためには活用が大切」という考え方が明確に出てきました。

 日本遺産と並行して、文化庁による市町村の文化財の保存・活用に関する基本的なアクション・プラン「文化財保存活用地域計画」の作成の支援も始まりました。地域社会全体で、未指定文化財も含めた地域の文化財を継続的に保存・活用していくことを目的としたものです。

 この策定の委員会に参加した際に、お寺の住職さんからお寺の維持の困難さを聞きました。重要文化財に指定されている由緒正しいお寺でも、行政からの補助金が少なく、残りは自己負担。その負担に四苦八苦しているといったお話でした。昔は檀家が多く、地域の皆さんが地域の文化財を保全するという仕組みがありました。それができなくなっているのが現状です。

 ――文化資源の維持については、各地域が抱える大きな課題です。

 この10年間で、文化財の破却スピードがものすごく早くなってきていると感じています。1980年代や90年代までは、文化と観光というテーマでさまざまな議論が重ねられました。しかし、もう議論を重ねている段階ではなく、そもそも文化財そのものが維持できない状況まできている。国としても活用しながら文化財を保全していく。つまり、保全と活用を好循環させることをやらざるを得なくなっています。

 また過去には、元文化庁長官の青柳正規氏が「文化財で稼ぐ」と発言されたことがありました。当時は、文化財を保全するために稼ぐとか活用することはあり得ないとの認識がありましたが、現在そういう時代になってきたということでしょう。……

【全文は、本紙1843号または10月7日(木)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

〈観光最前線〉鬼滅の刃はブーム再来となるのか

2021年10月1日(金) 配信

テレビアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」のキービジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 アニプレックスは、テレビアニメ「鬼滅の刃」の続編となる「無限列車編」と「遊郭編」の放送スケジュールを発表した。

 無限列車編は映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を元に制作、10月10日より全7話で放送する。第1話は煉獄杏寿郎が鬼殺隊本部を旅立ち無限列車へと向かう道中の任務を描いた完全新作エピソード。第2話から第7話は、劇場版の映像に約70の新規カットや新規BGMを追加して再構成。主題歌も一新した。

 当初予定になかった無限列車編の追加であるが、竈門炭治郎立志編、遊郭編につながるエピソードである無限列車編をテレビアニメというかたちで再構築することで一時的なブームではなく息の長い作品に昇華させるのが狙いだろう。遊郭編は12月5日からの放送となる。

【古沢 克昌】

クラツー、サブスク「クラブツーリズムパス」提供開始 KDDIと業務提携

2021年9月30日(木) 配信

サービス提供開始は10月1日午前10時

 クラブツーリズム(酒井博社長)は10月1日(金)から、趣味を探求できるオンライン講座や、会員限定の旅行特典などを提供するサブスクリプションサービス「クラブツーリズムパス」(月額利用料550円)の提供を始める。KDDI(髙橋誠社長)と業務提携契約を結び、スマートフォンを起点とした旅行や趣味の新たな楽しみ方を提案する。

 同サービスは、「趣味」と「旅行」の2つを軸に、共通の趣味を持つ仲間と楽しみ、趣味の理解を深めることができる。趣味は実践的なオンライン講座をはじめ、著名人がゲスト出演するオンラインライブイベント、オフ会などを実施する。また、日本や海外の旅行ガイドブックや、趣味に特化した月刊雑誌の最新号の読み放題サービスもある。

趣味は多彩なカテゴリーを用意

 趣味を「歴史」や「鉄道」、「登山」、「写真」などのカテゴリーに分類し、それぞれの趣味のテーマにおいて新しい講座が毎月アップデートされる。初期のラインナップは100本以上を予定している。

 旅行は、クラブツーリズムの旅行・ツアーにおいて、会員限定の割引や特典がついた旅行サービス「推しタビ」を提供。ツアーの取消料が免除される「国内旅行取消料安心サポート」(一定の条件あり)も付く。

 毎月15日には、特選ツアーの販売や割引、人気ツアーの先行販売を24時間限定で行うほか、会員のみ申込めるツアーもある。また、間際申込割引として、出発7日前以降の日帰りバスツアーと現地集合ツアーを2000円引きする。

 今後は、他企業や自治体とのタイアップによるコンテンツ開発にも取り組む。

 サービスの提供開始は、10月1日(金)午前10時で、利用料は月額550円(税込)となる。来年3月までの申込者には、入会から翌日末日まで最大2カ月間を無料になるキャンペーンも実施する。

 同社では、幅広い年齢層を取り込むことよる旅行事業の伸長に加え、新たなライフスタイルを提案する「新・クラブ1000事業」を開始し、相乗効果による成長を目指していく。