旅行新聞新社 22年度版「100選」本発売へ 8月20日から全国書店で

2021年8月20日(金) 配信

2022年度版「プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿」表紙

 2022年度版「プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿」(発行・旅行新聞新社、発売・自由国民社)の書籍が8月20日から全国の主要書店で販売されています。

 本書は20年12月に発表した「第46回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の入選施設と選考審査委員特別賞「日本の小宿」を受賞した歴代の宿など79軒を北から順に掲載。各宿の料理や温泉、客室などの魅力を文章とカラー写真、新型コロナウイルス感染症対策についても掲載しました。

 さらに当社が事務局の「ピンクリボンのお宿ネットワーク」加盟施設にはロゴマークを付けて紹介しています。

 なお、巻末には「総合100選」のほか「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門100選の入選施設を一覧表で掲載しました。

 定価は2200円(税込)。A4判変形、オールカラー132㌻。

無観客でも最大限の働きを オリ・パラで「観光行政の役目果たす」(和田観光庁長官)

2021年8月19日(木) 配信

観光庁の和田浩一長官は8月18日(水)、会見を開いた

 観光庁の和田浩一長官は8月18日(水)に開いた会見で、新型コロナ感染拡大の影響で無観客開催となった東京オリンピックについて、「観光行政の立場としては、無観客という決断のなかで最大限の働きをすることが役目。日本の観光のプロモーションや、限られたなかで来られたお客様に対応するなど尽力した」と振り返った。24日(火)に開かれるパラリンピックにおいても「我われの責任を果たしていく」考えだ。

 

オリ・パラを通じたプロモ効果を検証

 観光庁は、オリ・パラ期間中のプロモーションについて、日本政府観光局(JNTO)による大会特設Webサイトでの情報発信や、海外メディアでの日本の魅力を放映する番組、著名アスリートを起用したCM配信などを行っている。

 和田長官は、「訪日できなかった海外メディアに対しても、最新の日本の観光情報をニュースレターなどで発信しており、今大会を契機に日本への関心が高まるよう情報発信をしていただきたい」と期待を語った。

 オリ・パラを通じたプロモーションの効果については、今後JNTOで検証したうえで、これからのインバウンド誘客に生かしていく。

 

事業・雇用維持と観光復興を目指す

 2022年度概算要求については、「観光産業の事業・雇用の維持に全力を尽くすとともに感染拡大対策への支援を徹底する」意向を示した。

 また、昨年12月に決定した「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」に基づき、ポストコロナを見据えた宿泊施設のリニューアル、廃屋撤去などによる魅力ある観光地への再生・高付加価値化、多様な関係者が連携した地域の観光資源を磨き上げ──などの対応を行っている。

 「これらを継続・強化していけるように、危機に瀕する観光地や観光産業の存続に万全を期しながら、ポストコロナを見据えた観光の本格的な復興の実現に向けて、さまざまな検討を行っていく」(和田長官)予定だ。

 

県民割支援交付は計41道府県に

 「地域観光事業支援」の県内旅行の割引事業に対する支援状況を発表した。17日(火)時点での交付申請は41道府県。青森、茨城、長野、愛知、滋賀、京都、兵庫、香川、福岡、沖縄──の10府県に対して、新たに交付決定を行った(計41道府県)。

 このうち、事業を実施しているのは、秋田、山形、長野、和歌山、島根、徳島、佐賀、大分──の8県。

 地域観光事業支援に追加措置として加えられた「宿泊事業者による感染防止対策などへの支援」では、47都道府県すべてから交付申請を受け、このすべてに交付決定を行った。

 同支援事業は、各都道府県が行う、宿泊事業者が感染拡大防止策の強化に取り組むときの費用を財政支援する。

NAVITIME、国内航空券や新幹線、レンタカー予約が可能に

2021年8月19日(木) 配信

アプリ内でルート検索から交通手段をまとめて予約できる

 ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都港区)の総合ナビゲーションアプリ「NAVITIME」は8月19日(木)から、国内航空券、JR新幹線・特急電車チケット、レンタカーの予約が可能になった。

 同アプリは、これまでもルート検索結果に含まれる飛行機やJR新幹線・特急電車ら交通手段のチケット購入を、旅行プランニング・予約サイト「NAVITIME Travel」に遷移することで可能にしていた。一方で、利用者は2つのサービスを閲覧する必要があり、2つ以上の交通手段を予約する際などはアプリとサイトを往復する必要があった。

 今回、ルート検索結果に含まれる交通手段の予約・決済機能を「NAVITIME」アプリ内にまとめたことで、交通手段の予約までをよりシームレスに利用できるようになった。

 さらに、「NAVITIME Travel」で既提供のレンタカー予約機能も、新たに「NAVITIME」で対応。交通手段の予約と合わせて、滞在先の移動のためにレンタカーを一緒に手配できる。また、時刻表や運賃・料金の比較は、マイページ上で予約情報をすぐに確認できる。

日観振「観光の灯を消さない」 2022年度国の概算要求へ要望書を提出

2021年8月19日(木) 配信

観光庁の村田次長(オンライン画面上)と意見交換をする日観振の久保田穣理事長(左)と鈴木昭久副理事長(右)

 日本観光振興協会(山西健一郎)はこのほど、2022年度の国の概算要求に関する要望書を観光庁の和田浩一長官に提出したと発表した。新型コロナウイルスによる甚大な影響が続くなか、同協会が3月に発出した「日本の観光再生宣言」を踏まえ、地域経済の重要な役割を果たす観光の灯を消さないことや観光産業の生産性、プレゼンスの向上に重点を置いた。

 要望書は7月29日(木)、久保田穣理事長名で提出。8月10日(火)には、久保田理事長らが観光庁の村田茂樹次長と要望書について、オンラインで意見交換を行った。

 このなかで、今を乗り越えるための施策として、国主導での観光需要喚起策の継続や、観光の機運醸成に向けた取り組みを求めた。

 また、観光の再生とレジリアンスを高めるため、ワーケーションなど観光による働き方改革の推進へ向けた支援を要望。観光産業の持続的発展にはデジタル化が不可欠とし、観光DXに関する予算規模の拡大も盛り込んだ。

 さらに、地域社会の発展に貢献するため、地域資源の磨き上げや広域連携DMOの安定的運営・財源確保、地域内観光消費の経済波及効果調査への支援も望んだ。

 なお、コロナ禍で予想以上の観光需要消失が起きていることから、①事業継続と雇用の維持・確保への支援継続と強化②地方自治体の観光振興への各種交付金・補助金の維持・強化③災害時や感染症流行時の自治体や観光協会の危機管理への支援④感染症対策や非接触型サービスの導入、事業再生などへの支援――も合わせて要望した。

Airbnb、パラ選手らと対話できる体験開く 金メダル2回獲得のジョニーさんら参加

2021年8月19日(木) 配信

ジョニー・ピーコックさん。過去に経験した困難への対処について語る

 Airbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)と連携し、利用者が出場選手らと対話することなどができるオンライン体験をスタートした。

 同体験ではパラリンピックに参加する選手や引退した選手が参加する。パラリンピックの陸上100㍍走で、2回金メダルを獲得したジョニー・ピーコックさんは、東京2020パラリンピック出場後の9月10日(金)、これまで体験した困難への対処について語る。さらに、ゲストの問題に対しても、相談に応じる。

 競泳選手のイブラヒム・アル・フセインさんは9月3日(金)に、足を失い難民となった経緯や、幼少期に抱いたオリンピックへの夢を水泳への情熱で支えてきたことを話す。

 難民パラリンピックチームの選手団団長であるイリアナ・ロドリゲスさんらは8月28日(土)、難民であることの意義やパラリンピック選手であることなどをテーマに語らう。

 走り幅跳びのオーストラリア代表で、リオ2016パラリンピックで金メダリスト兼世界記録保持者となり、今大会にも出場するヴァネッサ・ローさんは8月21日(土)に、登壇する。さまざまな困難や限界を超えて、想像を絶する挑戦へのチャレンジ方法などを説く。

 同社は、気功で心身ともに回復してインスピレーションを得た経験や金メダリストと目標設定を行うプログラム、パラリンピックの英雄から学ぶポジティブ思考などを伝える体験を開く。

国内線搭乗率は51.7%に JALのお盆期間利用実績

2021年8月19日(木) 配信

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 日本航空(JAL)がこのほど発表した、お盆期間(8月6~15日)のJALグループの利用実績によると、国内線の搭乗率は前年同期比15.4ポイント増の51.7%となった。提供座席数は同9.7%減の94万2908席、総旅客数は28.6%増の48万7442人。

 国際線は提供座席数が同160.5%増の8万7240席、総旅客数が200.7%増の2万5862人、搭乗率が3.9ポイント増の29.6%。

 国内線、国際線ともに新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年と比べ低調な結果となった。また、同期間を含めて減便対応を実施している。

「るるぶ 国立公園へ行こう」を販売 密を避けた大自然の旅提案 JTBパブリッシング

2021年8月19日(木) 配信

全34カ所の国立公園を紹介

 JTBパブリッシング(今井敏行社長)は8月16日(月)、旅行情報誌「るるぶ 国立公園へ行こう」の販売を始めた。全国各地にある全34カ所の国立公園情報を1冊にまとめ、密を避けた大自然の旅を提案する。

 「国立公園の旅」をテーマに編成した同書は、北海道から九州・沖縄エリアにある各国立公園の見どころをはじめ、海や山、ネイチャーアクティビティの紹介、モデルコース、ビジターセンターの活用情報に至るまで、幅広く解説している。

 その土地ならではのグルメや土産情報、地図だけでなく、国立公園の歴史や年表、Q&Aなど豆知識も掲載し、読み物としても楽しめる内容となっている。

 価格は1100円(税込)で、全国の書店やネット書店で購入できる。

7月の訪日外客数、19年同月比98.3%減の5万1100人 前月比では五輪関連で4万人増加

2021年8月18日(水) 配信

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 日本政府観光局(JNTO、清野智理事長)が8月18日(水)に発表した7月の訪日外客数(推計値)は、コロナ禍前の前々年同月比98.3%減の5万1100人だった。新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として、国境をまたぐ往来が停止し、ビジネストラック・レジデンストラックの運用停止や、観光目的の入国が認められていないなど、検疫強化の措置が取られていることから低水準となった。

 一方で、東京五輪の選手や大会関係者の入国もあり、前月の9300人から約4万2000人増加し、前年同月比では1251.1%増と大幅に増加した。

 市場別の人数は、米国の6100人が最も多く、次いで中国の3900人、英国3400人、フランス2500人、ドイツ2200人と続いた。

 日本人の出国人数は、前々年同月比97.4%減(前年同月比112.9%増)の4万3200人だった。

9月に「小惑星探査機 『はやぶさ 2』の旅×ロマンスカーの旅」開く、ロマンスカーミュージアム

2021年8月18日(水) 配信

「はやぶさ2」インスツルメントモジュール

 ロマンスカーミュージアム (神奈川県海老名市)を運営する小田急電鉄はこのほど、9月3日(金)~7日(木)まで特別展示「小惑星探査機 『はやぶさ 2』の旅×ロマンスカーの旅」を行うと発表した。宇宙航空研究開発機構 (JAXA)と連携し、「はやぶさ 2」帰還カプセルなどを展示する。

 今回の特別展示は、JAXAが発信した「小惑星探査機『はやぶさ 2』帰還カプセル展示」 協力団体公募の選考を経て開催が決定したもので、巡回展示を行う21施設のうち同館が最初の展示施設となる。

 歴代ロマンスカーが並ぶ「ロマンスカーギャラリー」 では、 「インスツルメントモジュール」や「 前 面ヒートシールド (レプリカ)」、「背面ヒートシールド」、「搭載電子機器部」「パラシュート」を展示する。 ジオラマパークにはmJAXA 相模原キャンパスや 「はやぶさ 2」などを忠実に 再現。エントランスでも「はやぶさ 2」に関する展示を行う。

 また 生命の起源 の 謎を解き明かすために地球を出発した「はやぶさ 2」の旅と、長年にわたり多くの人や想いを乗せて走り続けているロマンスカーの旅を比較するパネル展示も実施する。

武家男子の洒落た一面をテーマに 永青文庫で「美しき備えー大名細川家の武具・戦着ー」

2021年8月18日(水) 配信

「鳥毛九曜紋付陣羽織」 細川斉樹所用 桃山~江戸時代(16世紀末~17世紀前半) 永青文庫蔵

 永青文庫(東京都文京区)で9月20日(月・祝)まで、「美しき備えー大名細川家の武具・戦着ー」が行われている。

 細川家歴代藩主たちが誂えた武具や戦着のこだわりに注目し、武家男子の洒落た一面をテーマに展覧会を構成。細川忠興が考案した具足形式「三斎流」の甲冑や、忠利所用と伝わる変わり兜などを観ることができる。

 また、8月24日~9月20日まで、細川藤孝が室町幕府13代将軍足利義輝から拝領したと伝わる国宝「柏木菟螺鈿鞍」も展示される。

国宝「柏木菟螺鈿鞍」 鎌倉時代(13世紀) 永青文庫蔵 ※展示期間:8/24(火)~9/20(月・祝)

 同展覧会に合わせ、展示作品の調査も実施した。その結果、注目作品の一つで19世紀に制作されたと伝えられる「鳥毛九曜紋付陣羽織」の制作年代が、形式的なものが創られていた17世紀中盤以降ではなく、16世紀末から17世紀前半に制作された可能性が浮上した。同展覧会では、こうした最新の調査結果も報告する。

 同館は昭和初期に細川家の家政所(事務所)として使用されていた建物を改装し、展示施設としている。細川家に伝わる美術工芸品や歴史資料、細川護立の蒐集品からなる所蔵品は、国宝8件、重要文化財34件含め約9万4千点にのぼるという。