No.473 観光で平和な世界実現、EXPO、第2ステージに

2017年10月2日(月) 配信

□観光で平和な世界実現 EXPO、第2ステージに

 9月21日に開いた開会式で山口会長は「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、全国津々浦々で国際交流の場ができる観光大国の実現に貢献したい。進化を続け、観光で平和な世界の実現に貢献するイベントになるよう約束する」とあいさつした。

 実行委員長の田川会長は専門紙の取材に対し、「ツーリズムEXPOは新しい第2ステージに入った。皆さんに新しい旅を体感していただきたい」と期待。今後の見通しは、来年は第2ステージの完成形を作り上げ、再来年以降は地方開催とし、地域の良さを生かした展開をはかる意向を示した。五輪後は再び東京開催を予定し、第3ステージと位置付ける。「五輪を経てどう市場が動くのかを見極めて展開したい」。BtoCの展示会については、田川会長自身は必要だと考える一方、「消費者はインターネットでリアルに情報が取れるので、どこまで価値が残っているのか分からない」との見方も示した。

     ◇

□持続可能な観光を、13カ国の観光大臣登壇

 ツーリズムEXPOジャパンフォーラムは、国際連合が2017年を「持続可能な観光国際年」に定めたことから、世界観光機構(UNWTO)との共催で、基調講演や観光大臣会合を設定。13カ国の観光大臣や観光局長らが登壇してそれぞれの国の政策などを発表した。

 基調講演に立った、マレーシアのダス・スリ・モハメッド・ナズリ・ビン・アブドウル・アジズ観光文化大臣は、マレーシアを世界屈指の自然ツーリズムのデスティネーションにする計画を紹介。

 国際エコツーリズム協会が、今後6年間で旅行市場の25%をエコツーリズムが占めると推定していることから、可能性が大きいとした。「エコツーリズムは責任あるツーリズムという意味もある。地域の人に大々的所得権をもたらすことで、自然を壊して農地にするようなことがなくなり、生物多様性の損失を軽減させる重要な役割を果たす。我われは、ツーリズムにより自然や文化、遺産を保存できると考えている」と述べた。

 観光大臣会合では、包括的で持続可能な経済発展や雇用拡大、貧困の撲滅などの観点から各登壇者が発言。観光産業が経済的に地域を救っている一方、観光客の増加で物価が上がり、住民が住めなくなってしまっている例なども示された。

 そのなかで、タイのコプカーン・ワタナワランクーン観光スポーツ大臣は「観光産業を数字だけでみると単なる商品になってしまい、利益ばかりをみるとコスト削減に走ることになる」と指摘。「我われは尺度を数字からどれだけ人のためになっているかに変えた。将来の世代に向け観光産業はお金儲けではなく、ありのままの自分たちを大切にすることだと訴えていく」と語った。

石川県金沢市で、工芸とまちの魅力を発信!金沢21世紀工芸祭が10月14日からスタート

2017年10月2日(月) 配信ワークショップや茶会など多彩なプログラムを楽しめる

ワークショップや茶会など多彩なプログラムを楽しめる

石川県金沢市で10月14日(土)-11月26日(日)までの約2カ月間、「金沢21世紀工芸祭」が開かれる。2回目の開催となる今年は「工芸を遊ぼう。」をメインテーマに、ワークショップや展示など計122プログラムを実施。金沢の工芸とまちの魅力を発信する。
 

 クラフト分野で認定を受けたユネスコ創造都市・金沢市が開催する工芸の振興・発信イベント。これまで個別に開いていた工芸イベントを集結し、新たなコンテンツを加えて、2016年に初めて開催した。金沢の街を、工芸の集積・発信地となる「ポート(港)」にすることを目指すとともに、工芸の交流と対流を生み出す仕掛けをつくり、工芸界全体の発展と地域活性化の基盤づくりをはかる。今回は、来年に金沢市が開催を予定している「東アジア文化都市2018金沢」のプレイベントとして、さまざまな工芸の多様性・可能性を提示する。

工芸祭の魅力を伝えるPRムービー第1弾完成!

 金沢21世紀工芸祭のメインコンテンツ「趣膳食彩」に向け、準備を進めるアーティストの制作の様子を追ったショートムービーがこのほど公開された。彼らの真剣な眼差しと、現場の静謐な雰囲気に引き込まれ、工芸への興味が駆り立てられる作品となっている。ディレクターを務めたのは、クリエイティブ/アート業界をつなぐビジネスプロデューサーで、BrutoとNION(いずれも東京)を率いる守屋貴行氏。制作現場ならではの空気感と映像美が楽しめる。

ムービーの視聴は公式サイトへ

守屋貴行氏プロフィール

守屋貴行氏

 企業で映像制作やアプリ開発などを手がけた後、2013年にウェブソリューションを提供するBrutoを立ち上げ、 人工知能開発や映像制作など多岐にわたるクリエイティブワークを行う。16年には新しい映像ビジネスを構築するNIONを設立、ビジネスプロデューサーとして活躍する。

金沢21世紀工芸祭を彩る8つのメインコンテンツ

【趣膳食彩(しゅぜんしょくさい)】10月14日(土)-11月26日(日)開催

 「つくる」を生業とする料理人と工芸作家が真摯に向き合い、食と工芸の素晴らしさを五感で味わうプレミアムな世界をつくり出す。江戸期の金沢の町人・梅田甚三久(うめだじんさく)による日記をひもとき、歴史に思いを馳せながら「野掛け振る舞い(=ピクニック)」を行うプログラム「『梅田日記』とともに幕末の金澤をめぐる」や、石川・富山・福井の北陸3県の料理人がコラボレーションする「理~コトワリ~」など合計9プログラムを実施する。

各プログラム日程

・10月14日(土) 「『梅田日記』とともに幕末の金澤をめぐる」

・10月15日(日) 「理~コトワリ~」

・10月21日(土)、22日(日) 「ドールヌーヴォー」

・10月28日(土) 「不二之門」、「ホネブト~骨太~」

・11月 4日(土) 「共鳴する才能~光悦と金沢~」

・11月11日(土) 「日就月将」

・11月18日(土) 「紅(あか)の味覚/サヴール・ルージュ」

・11月26日(日) 「身土不二〜自分と大地の距離を味わう〜」

【工芸回廊】10月19日(木)-同22日(日)開催

 金沢らしい風情が残る、東山・主計町(かずえまち)の町家に、作家とギャラリーが工芸作品を出展する。新たな街の魅力を知り、アートや工芸が身近になるきっかけを提供する回遊型展示イベントだ。通常の展示空間とは異なる場所と作品のマッチング、作家やギャラリストとの交流も楽しみ。画像の投稿でアイスクリームなどがもらえるSNSキャンペーンも実施する。会場は協力店を含め33カ所、参加作家は60人以上。

▼参加ギャラリー名
・東山エリア

菜菓匠 奈加川、金座和アイス、桃組+晴組、福光屋ひがし、Bar 粋蓮、金澤町家職人工房 観音通り、カフェ&ギャラリー 三味、経田屋米店、茶屋美人、森八 うつわの器、町屋塾、浅の川 吉久、東山菅原神社、昆布・海産物處しら井(1F)

 

・主計町エリア

Bar 一葉、町家カフェ土家、彩賀、金澤 數 鮨処 あいじ、主計町検番、八百萬本舗、佃邸、佃の佃煮本店(1F、2F)、大樋ギャラリー

 

・サテライトギャラリー(「使う」「贈る」「飾る」をテーマに展示)

東山 一久、昆布・海産物處しら井(2F)

 

・タイアップギャラリー(協力店)

群青の広見内wonderspace、金沢市立安江金箔工芸館、金銀箔工芸さくだ、玉匣、能加万菜 THE SHOP 東山、茶房一笑、serif s typography books & gallery

 

【金沢みらい茶会】10月15日(日)-11月26日(日)開催

「茶の湯」文化が根付く金沢ならではのイベント。「トラディショナル」「コンテンポラリー」の2大テーマで茶会を開き、思い思いの解釈でおもてなしの場を創造する。普段は一般開放していない国指定登録有形文化財や、鈴木大拙館、ホテルなどバラエティに富む会場も見もの。

 

▼各プログラム日程(カッコ内は会場)

10月15日(日) 青宝茶会(宝円寺)、十間町四四茶会(谷庄・国指定登録有形文化財)

10月22日(日) ○△□茶会(鈴木大拙館)

11月 3日(金) 鏡花幻想茶会(かなざわ紋)

11月 5日(日) 本阿弥(香梅)茶会(経王寺)

11月12日(日) 十間町五三茶会(石黒商店・国指定登録有形文化財)

11月26日(日) 武家茶道「淡月の釜」(KUMU KANAZAWA-THE SHARE HOTELS-)

 

【金沢みらい工芸部】10月14日(土)-11月25日(土)開催

子どもから大人まで幅広い層が参加できるワークショップ。若手工芸作家の指導のもと、金工や漆芸、染色など伝統工芸の技法に触れ、作家の想いを追体験してもらいながら、未来の工芸を支える“使い手”となる道を拓くことを目指す。工芸を楽しみながら体験できる、部活動のようなプログラム。

 

▼各プログラム日程

10月14日(土) 「世界にひとつのキーホルダーを作ろう!」

「刻印でオリジナルペンダントヘッドを作ろう!」

10月21日(土) 「型染の手提トートバッグを作ろう!」

「沈金体験 お箸に模様を彫ろう!」

10月28日(土) 「大人の工芸部/じっくりこっとり干支作り(犬)」

「ネコブローチを作ろう!」

11月 4日(土)  「大人の工芸部/シルクストールのしぼり染め体験」

「KANAZAWAモチーフでオリジナルの器を作ろう!」

11月11日(土) 「サンドブラストで自分だけのお皿を作ろう!」

「親子で型染めハンカチとブローチを作ろう!」

11月18日(土) 「大人の工芸部/My酒器をのみながら作ろう!」

「どうぶつの形をしたお皿に上絵付けをしよう!」

11月25日(土) 「大人の工芸部/ミニゆびぬき作り体験」

「水引のみみかざりとかみかざりを作ろう!」

 

【金沢アートスペースリンク】10月14日(土)-11月26日(日)開催

※10月13日(金)まではプレ期間、11月11日(土)-11月26日はコア期間。

 金沢市と近郊に点在するアートスペース23カ所が連携して行う企画。展示のほか、参加アートスペースをインターネットなどで紹介する「アートスペースインタビューズ」、工芸/現代美術にこだわらず地元のアートスペースが一堂に会するアートフェアも開催する。展示やイベントの総数は55を数える。

 

▼参加アートスペース

ギャラリーアルトラ、ギャラリートネリコ、高木糀商店、cafe & gallery musee、ガレリアポンテ、Kapo、金沢アートグミ、ギャラリー椋、陶庵、ルンパルンパ、山ノ上ギャラリー、問屋まちスタジオ、As baku B、芸宿、THE ROOM BELOW、Badass gallery、Books under Hotchkiss、A.SPACE gallery、atelier & gallery creava、Artshop 月映、serif s、FUZON KANAZAWA、玄羅アート

 

【「工芸建築」展】11月7日(火)-19日(日)、金沢21世紀美術館・市民ギャラリー

 「建築を、ひとつの工芸として考える」。このテーマに、工芸作家や建築家など多彩なプレイヤーが応じる初の展覧会。伝統と革新が呼応し合い、独自の文化を発信する金沢から「工芸建築」が生み出す新たな可能性を提案する。アトリエ・天工人主宰の建築家・山下保博氏や陶芸家・中村卓夫氏、SIMPLICITY代表でデザイナーの緒方慎一郎氏ら11名が参加。

 

▼参加作家(順不同・敬称略)

緒方慎一郎(デザイナー)、山下保博(建築家)、浦淳(建築家)、小津誠一(建築家)、坂井直樹(金属造形作家)、中村卓夫(陶芸家)、三代・西村松逸(漆工)、眞壁陸二(画家)+HIPSQUARE、宮下智裕(金沢工業大学環境・建築学部准教授)、村本真吾(漆造形家)、吉村寿博(建築家)

 

▼関連プログラム 「工芸建築」展記念トーク「工芸建築の魅力と可能性について」

日程 :11月17日(金)19:00から

会場 :Fusion21(同美術館内)

定員 :80名

参加費:4,000円(飲食込み)

 

【国際工芸シンポジウム金沢「工芸の過去・現在・未来」】11月23日(木・祝)、金沢市文化ホール・大集会室

世界の第一線で活躍する研究者やキュレーター、オーガナイザーがパネリストを務めるシンポジウム。美術的な価値付け(キュレーション)と、市場の形成(マーケット)という、工芸を巡るふたつの課題から、工芸の現状を浮き彫りにし、将来性と可能性を探る。

 

▼スピーカー(順不同・敬称略)

・マルコム・フェリス

メイキングフューチャーインターナショナル

カンファフェンスシリーズ(英国)キュレーター、プリマス大学(英国)教授

・ナディーヌ・フィッシャー・クライン

Tresor Basel AG代表兼共同創設者

・クリスティーン・ノーク

国際民藝博物館(カリフォルニア州、サンディエゴ)展示監督、

チーフキュレーター

・ヘヨン・チョ

アートディレクター

 

【KOGEIトーク「技術か?コンセプトか?若手工芸作家と語る工芸の最前線」】11月10日(金)、KUMU KANAZAWA-THE SHARE HOTELS-

21世紀を生きる若手工芸作家は、どのような視点で自身の制作に向き合っているのか。金沢21世紀工芸祭の総合監修を務める秋元雄史氏が聞き手となり、工芸の最前線のテーマに迫る。

■開催概要

名称     :金沢21世紀工芸祭

会期     :2017年10月14日(土)~2017年11月26日(日)

公式サイト  : http://21c-kogei.jp/

総プログラム数:122(趣膳食彩:9、工芸回廊:33、金沢みらい茶会:7、

金沢みらい工芸部:14、「工芸建築」展:2、

金沢アートスペースリンク:55、

国際工芸シンポジウム金沢:1、KOGEIトーク:1)

場所     :金沢市及び近郊

主催     :金沢創造都市推進委員会/金沢市

共催     :公益社団法人金沢青年会議所/認定NPO法人趣都金澤/NPO法人金沢アートグミ

特別協力   :北國新聞社

事務局    :金沢21世紀工芸祭実行委員会(株式会社ノエチカ内)

金沢市下本多町六番丁40-1

旧軍港4市、市内の旧海軍遺産など一斉公開 旧軍港市日本遺産活用推進協議会、「日本遺産WEEK」を開催

2017年10月21日(土) 配信

今年も軍港4市で歴史を感じられる1週間が始まる

神奈川県横須賀市と広島県呉市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市で構成する旧軍港市日本遺産活用推進協議会は10月21日(土)から、各市で「日本遺産WEEK」を開催。旧海軍資産などの特別公開が行われる。

 4市は旧日本海軍の鎮守府が設置された軍港都市として発展。市内には現役で使用されている施設も含め、多くの遺産が残されている。「日本遺産WEEK」は、昨年4月に旧軍港四市の歴史ストーリーが日本遺産に認定されたのを契機にスタート。普段未公開の構成資産の特別公開を4市が連携して行う。あわせてパネル展「旧軍港近代化遺産展」も開き、4市の歴史と魅力を発信する。

千代ヶ崎砲台跡
本庄水源地堰堤水道施設

日本遺産WEEK 概要

期間: 10月21日(土)~29日(日) 横須賀市、舞鶴市 11月4日(土)~12日(日)佐世保市 11月18日(土)~26日(日)呉市 内容: 構成文化財の一般公開とパネル展「旧軍港近代化遺産展」

「ENGLISH(英語)×RAKUGO(落語)」を楽しめる無料イベント開催。英語で落語を浅草のホテルで体験

2017年10月31日(火) 開催

浅草 雷門(画像はイメージ)

アゴーラ・ホテルアライアンスのアゴーラ・プレイス浅草は、日本文化の落語を“英語”で楽しめる無料のイベント「RAKUGO – Japanese Traditional Narrative Art -」を2017年10月31日(火)から、毎月最終火曜日に開く。訪日外国人旅行者が気軽に落語の世界を体験してもらえるようにした。

 浅草にある同ホテルの宿泊者は、約75%が海外からだという。これまで、日本文化の深さや面白さを感じてもらおうと、 江戸切子グラスの製作体験プランや、着物を着て浅草散策ができるプランなど、日本文化体験シリーズを展開してきた。このシリーズをさらに多くの客に、気軽に体験してもらうため、伝統話芸「落語」を英語で楽しめる無料イベントを月1回開催するに至った。

外国人に分かりやすい演目を英語で披露

「RAKUGO(落語)」を訪日外国人旅行者に伝える

 落ちのある話“落とし咄(ばなし)”から生まれた言葉「落語」。江戸中期から後期にかけて各地で「寄席」が作られ、浅草にも今日まで続く落語定席があり、日本人には非常になじみ深い、シンプルで身近な芸能として浸透した。身振り・手振り・表情のみで1人で何役も演じる演者の技巧と、聴き手の想像力で、世界が広がる趣深い伝統芸能だ。

 今回の演者には、鹿鳴家英楽(かなりやえいらく)氏を迎える。鹿鳴家氏は、2代目桂枝雀師匠の影響を受けて英語落語を始めた。落語立川流に属した経緯もあり、現在はキャナリー英語落語教室を主宰し、英語落語の普及に務めている。

 今回のイベントについて、 鹿鳴家氏は「歌舞伎・日本舞踊ではなく、『落語』という日本ならではの言葉を通じた文化を知ってもらえる場になれば」と期待を寄せる。当日は、訪日外国人旅行者も分かりやすい演目を英語で披露してもらう。今回は同ホテルの宿泊客はもちろん、宿泊していない人も自由に聞くことができる。

宿泊客以外も自由に聞くことができる

RAKUGO – Japanese Traditional Narrative Art – 開催概要

開催日:初回2017年10月31日(火)。以降、毎月最終火曜日開催 時間:午後1:00~午後1:40(2演目) 場所:アゴーラ・プレイス浅草 2階共用エリア 出演者:鹿鳴家英楽氏 ※演目の内容は回によって変更する。宿泊者だけでなく、宿泊客以外も自由に落語を聞ける。

鹿鳴家英楽(かなりや えいらく)氏

神田外語大学・駒澤大学講師。愛知県生まれ。1981年、上智大学外国語学部を卒業。1991年、テンプル大学大学院を卒業し、教育学修士。

 落語は立川談志に強い影響を受け、 1983年に談志が落語立川流を創設した直後に立川流に参加している。英語落語は、同じころ、英語落語を始めた上方の桂枝雀の活動に触発されたことが始めるきっかけとなり、現在は「キャナリー英語落語教室」を主宰。落語の他、色物としてウクレレを弾き、端唄、俗曲、都々逸、 Jポップスなどを日英両語で歌う活動も行っている。

□アゴーラプレイス浅草 問い合わせ

tel:03(3842)8421 〒111―0042 東京都台東区寿2―2―9

外国人留学生が日本の大学とその地域の魅力を紹介!「Catch Your Dream!― Study in Japan―」今年も放送決定

2017年10月2日(月) 配信

留学生目線で日本の魅力を紹介する

WAKUWAKU JAPAN(川西将文社長、東京都港区)は昨年に引き続き、日本各地のローカル局と連携。2017年10月7日(土)から、外国人留学生の目線で、日本各地の大学や周辺地域を紹介するテレビ番組「Catch Your Dream!― Study in Japan―」を各国で順次放送する。

 同番組は、現役外国人留学生が大学やその周辺地域を紹介することで、留学先または旅行先として、日本の魅力を伝えることを目的に作られたもの。昨年から放送をスタートさせ、好評により今年は60分に拡大して毎週土曜日に放送する。

現役留学生ならではの体験談を紹介

写真②取材をもとに体験談を紹介

 同番組では、留学生らがどのような夢を持って日本に来たのか、どのような学生生活を送っているのかなどを全力取材。大学のカリキュラムや留学生支援制度、サークルなどの大学情報はもちろんのこと、地域に関する情報や日本へ来て驚いたことなど、留学生ならではの体験談を紹介する。

 また、放送を見て興味を持った視聴者に向け、留学や訪日旅行につなげるためのイベントを実施。インドネシアでは、日本留学フェアを2018年1月に行う予定だ。

放送概要

番組名:Catch Your Dream!― Study in Japan― 放送国:インドネシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、台湾、スリランカ、モンゴル、ベトナム(未定) 放送期間:2017年10月7日(土)~毎週土曜日 放送予定:九州大学、工学院大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学ほか(五十音順) 放送時間: インドネシア・シンガポール・台湾 午後7:00~午後8:00 ミャンマー 午後7:30~午後8:00 タイ 2017年11月25日(土)午前9:30~10:30 スリランカ 午後6:30~午後7:30 モンゴル 午後9:00~午後10:00

「Catch Your Dream!― Study in Japan―」専用サイト

http://japan-study.com/ja/

全商品の購入可能に ビットコインで旅行へ HIS

2017年10月1日(日) 配信

加納氏(右)と吉野氏。ビットコインで体験を購入

エイチ・アイ・エス(HIS)の旅行商品がすべてビットコインで購入できるようになった。渡航先の縛りもない。HISは国内最大のビットコイン取引所ビットフライヤー(加納裕三代表)と提携。9月23日から、9拠点38店舗でのビットコイン決済を導入した。旅行会社として初の取り組みで、「旅行×ビットコイン」の新たな市場で開拓する。

 仮想通貨のビットコインは「国に帰属しない通貨」といわれ、特定の発行体がない。「国境をまたげるので、旅行との親和性が高い」。加納代表は9月21日に開かれた会見で、旅行との相性に期待感を示した。

国内のビットコイン市場は急拡大中

 「旅行という体験を購入できるのは、新たな取り組み」(同)。これまで家電などのモノを決済することはあったが、実体のない旅行体験の販売は初めてだという。
 国内のビットコイン取引市場は急拡大している。HISの資料によれば、2017年は16年に比べ、4倍ほどの約8兆5千億円規模になる見通し。HISは市場の拡大を見越し、早い段階で店頭決済を決めたかたちだ。

 同社の店頭利用の年代別割合は20―30代が6割を占めるが、40―50代は28%と低い。一方でビットコインは、市場拡大し20―30代も多いが、40代の利用者がメインとなる。

 HIS関東販売事業部販売管理部グループの吉野真司グループリーダーは、「ビットコイン決済導入で若年層の利便性向上と、40代の層を新規開拓する狙いもある」と説明した。

 なお、加納代表は今後の同社の目標値について「加盟店数は年内に1万店舗。利用者数は現在60万人を超えているが、年内に100万人超えを目指す」と話した。

10月が旬!!京丹波町(京都府)・黒豆の枝豆街道 31カ所の直売所がオープン

2017年10月1日(日) 配信

味が濃く、さらに甘みもあると評判の「黒豆の枝豆」

京都府の京丹波(きょうたんば)町では10月、特産の「黒豆の枝豆」が旬を迎える。沿道には農家の直売所が31カ所も並ぶほか、収穫体験ができる店もあり楽しみにしている人も多いという。

京丹波の黒豆の枝豆は、特産の「黒大豆」を朝採りしたもの。普通の枝豆に比べて豆の味が濃く、さらに甘みもあるのが特徴。時期が遅くなるにつれ、味が濃厚になるとも言われ、一度食べるとやみつきになると人気だ。豆本来の味、ホクホクとした食感など、この時期ならではの味わいを楽しみたい。

□直売所情報

9月下旬から11月上旬にかけて、町内の国道9号や同27号沿いに、31の直売所が開かれる。ドライブの際は黒豆の枝豆街道の「のぼり」を目印に。畑で収穫体験ができる店も11カ所ある。直売所の場所を紹介した「2017年度の黒豆の枝豆街道マップ」はこちらから入手できる。(クリックすると京丹波町観光協会のページに移動)

直売所は「のぼり」が目印

□アクセス情報

京丹波町へは京都縦貫自動車道の丹波インター(IC)下車が便利。京都市西京区の同道・沓掛ICからは約30㌔、車で30分だ。京都縦貫自動車道は、丹波IC以北の通行料が、各インター間の区間料金のため、天橋立や舞鶴方面から京都方面に戻る際は、丹波ICで下車しても同料金になる。「秋の行楽帰りに京丹波の黒豆をぜひ」(京丹波町商工観光課)とPRしている。

□丹波ブランドの町「京丹波町」

京丹波町は夏から秋にかけて夜間と日中の温度差がきわめて高く、しばしば「丹波霧」とよばれる霧が発生する。町では古くからこうした独特の気候、風土を生かした農業に力を入れてきた。名産の黒大豆や小豆は丹波霧の冷却効果を受けることで、通常より大粒でおいしく育つと言われている。

この地位で生産される食材は「丹波ブランド産品」と呼ばれている。なかでも「丹波黒大豆」「大納言小豆」「丹波マツタケ」「丹波クリ」は最高級の一品として全国に名をはせている。

□10月22日(日)には食のイベントも

昨年は約1万5千人が訪れた

京丹波ならではのうまいものが集合する「京丹波 食の祭典」が10月22日(日)に丹波自然運動公園など町内2つの会場で開かれる。「丼物」をテーマにした屋台や食のブースで来場者を迎える。

名称:京丹波食の祭典

会場:京都府立丹波自然運動公園、京都府立須知高校

日時:

10月22日(日)

午前10:00-午後3:00(丹波自然運動公園)

午前10:30-午後2:00(須知高校)

アクセス:京都縦貫自動車道丹波インターから国道9号を北へ約5分。

両会場間は徒歩20分(無料巡回バスも運行)

問い合わせ:京丹波町観光協会 tel 0771-89-1717

コンテナモジュールホテルが、栃木県佐野市にオープン 「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」 ホテル不足解消につながる可能性も

2017年10月28日(土) オープン

ホテルフロント&カフェ(イメージ)

デベロップ(岡村健史代表、千葉県市川市)は、栃木県佐野市に「HOTEL R9 SANOFUJIOKA(ホテル アールナイン サノフジオカ)」をオープンする。コンテナモジュールホテルを移設・再利用した、国内初のホテルとなる。 

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを3年後に控え、訪日外国人旅行者は増加の一途を辿ると予測されている。

 9月20日(水)、観光庁の記者会見で田村明比古長官は、訪日外国人旅行者が2千万人(9月15日時点)を突破したと報告。昨年よりも45日早い、2千万人達成となった。訪日旅行者数が好調な一方、宿泊施設不足は国内観光やビジネス客にも影響を与えているのも事実。

 2017年1月に発表された「インバウンドの展望と中期的なホテル不足の試算」(みずほ総合研究所)では、東京での新規ホテルオープンが急増しているものの、外国人観光客の宿泊需要が上振れする場合には、依然ホテル不足感は否めないと結論付けている。

 コンテナモジュールの移設・再利用は、ホテル建設を容易にするため、今後予測される課題の解消につながる可能性を持つ。

環境への影響小さく、快適さも追求。

 工期の短縮のほか、資材を再利用することになるため、環境への不可を最小限に抑えることも、コンテナ型モジュール建築の特徴だという。

 同社は今年4月、中区国際空港セントレア・ターミナルビル内にオープンしたカプセルホテル「TUBE Sq(チュウブ・スクエア)」の開発にも出資している。同施設は、カプセルホテルながら快適さを追求したつくりで話題となっており、10月オープン予定の「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」も、居心地の良さを実感できるホテルとなりそうだ。

ホテル概要

施設名称:HOTEL R9 SANOFUJIOKA (ホテル アールナイン サノフジオカ)

施設場所:栃木県佐野市浅沼町615-10 (佐野藤岡IC、佐野SAスマートICから各々車で約7分)

オープン日:2017年10月28日(土)

予約受付開始日:2017年9月20日(水)

 ※電話受付:平日のみ午前10:00~1午後5:00

客室数:【シングル】11m2 24室(料金:5,600円/室~)、【ツイン】 11m2 16室(料金:8,000円/室~) オープン記念キャンペーン: シングルルーム+朝食無料サービス=4,980円キャンペーン

※2017年12月15日チェックインまで

※ホテル公式予約ページ等からのご予約に限ります

駐車場: 35台(うち軽自動車専用5台) tel/fax:0283-25-8660/8661

「クラテラスたつの」が10月にオープン 醤油のまち「龍野町」に体験型の複合施設が誕生 兵庫県たつの市

2017年10月8日(木) オープン

複合施設「クラテラスたつの」が10月、兵庫県たつの市にオープンする

複合施設「クラテラスたつの」が10月8日(木)、兵庫県たつの市(栗原一市長)オープンする。大正期につくられた醤油蔵をリノベーションし、カフェやイベントスペースを備える。

 

醤油醸造や手延べ素麺製造で有名な兵庫県たつの市。龍野城といった観光スポットも多く、下町は「播磨の小京都」とよばれた町並みが自慢だ。天満神社本殿(1544年建立)や元禄期の賀茂神社の本殿、永富家住宅など、国指定の重要文化財も多い。

「クラテラスたつの」は、地域の商店会や産業界が集う「たつの地域産業研究会」によって推進されてきたファインドたつのプロジェクトの第1弾。醤油や素麺といった特産品のほか、農産物や水産物の国内外に対する発信も視野に入れる。

まちあるきツアーや工場見学も実施予定

「クラテラスたつの」では、まちあるきツアーや工場見学も実施する予定で、さまざまな体験型コンテンツを用意し、国内外からの来訪者をもてなす。地域住民との交流も計画しており、今後の展開が楽しみだ。

Local food cafe

地元で採れた食材をつかったオリジナルメニューが味わえる、ウッドデッキのあるカフェ。好みの醤油を選んで作る卵かけご飯や、オリジナルスイーツの作成も実施する。

Local industry store

地域に根づく醤油メーカー8社の製品を一堂に集め、これまで歴史やこだわりの味をPR。テイスティングも可能だ。

Workshop&Event

人とモノ、コトに焦点を据えた体験プログラムが充実。発酵インストラクターが教える醤油仕込みワークショップや、味噌作りワークショップを開催する。つくったモノは、お土産として持ち帰ることもできる。工場見学ツアーも行う予定だ。

施設概要

開館時間:午前9:00~午後4:00

定休日:月曜と火曜日(祝日の場合はその翌日)

所在地:兵庫県たつの市龍野町上霞城126