琉球王国時代の貴重な資料や珍しい工芸品を初公開! 沖縄県

2018年10月11日(木)配信 

中山門図

首里城公園(沖縄県那覇市)は2018年10月6日(土)から、南殿二階特別展示室で新収蔵品展「守れ!琉球の宝~琉球関係文化財収集初お披露目展~」を開催している。同時期開催予定の「御後絵と琉球絵画」も10月12日(金)にスタートする。

 「守れ!琉球の宝~琉球関係文化財収集初お披露目展~」は、これまでに沖縄美ら島財団が収集した収蔵品のうち、初公開となる資料と、修繕を行った資料の展示を行う。貴重な琉球王国の宝を守り、後世に残していく同財団の取り組みも広く紹介する。

 展示品の中には、今は見ることの出来ない「中山門」が描かれた絵図もあり、数少ない大変貴重な資料のひとつ。香りを楽しむ香炉のような「鉄釉丁子風炉」は、初めての展示となり、目にすることが少ない珍しい工芸品という。

企画展 概要

■南殿二階特別展示室:守れ!琉球の宝~琉球関係文化財収集初お披露目展~

会期:2018年10月6日(土)~12月13日(木)

 これまでに新たに収蔵された美術工芸品や、修繕後に初公開となる資料を展示。

■黄金御殿特別展示室:御後絵と琉球絵画

会期:2018年10月12日(金)~11月29日(木)

 琉球国王の肖像画である御後絵と琉球の絵師が描いた人物画を展示。

首里城公園 概要

所在地:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1丁目2番地

入館料:大人820円、高校生620円、小・中学生310円、6歳未満無料

開園時間:

 4月~6月 /午前8:30~午後7:00

 7月~9月 /午前8:30~午後8:00

 10月~11月/午前8:30~午後7:00

 12月~3月 /午前8:30~午後6:00

※入館券販売締切は閉館30分前

URL:

台湾で日本精神を学ぶ!“大人の修学旅行”募集開始

2018年10月11日(木) 配信

元総統・李登輝氏登場の可能性も

リアルインサイト(鳥内浩一社長、東京都中央区)はこのほど、台湾で日本の歴史を肌で学ぶ“大人の修学旅行”「日台友好歴史探訪ツアー」の募集を開始した。毎年企画しているもので、今回は5回目。12月31日(月)まで募集を受け付け、2019年1月24日(木)~1月27日(日)にツアーを実施する。

 全国修学旅行研究協会が行っている修学旅行調査の2016年度データによると、台湾へ修学旅行を行ったのは262校4万1878人となりトップ。次ぐ米国(ハワイ、グアム、サイパンを含む)は254校3万6661人。台湾は2006年度の3552人と比べ約11・8倍となり、校数、人数とも初めて1位となった。同協会の木田一彦・国際担当部長は「親日的で治安も良いのが人気の理由。旅費が安価な点も大きい」と分析する。

 修学旅行先でも人気の高い台湾で、大人向けに日本の精神を学ぶ旅として実施する「日台友好歴史探訪ツアー」は、参加費だけで24万8千円(航空券代・ホテル代別途)と高額にも関わらず、過去開催の全4回のツアーでは全国から参加希望者が殺到。経営者をはじめ、学校教師や医療関係者、シニア層、台湾生まれの日本人、学生の子供を連れて参加する人などで、毎回100人の定員が埋まる人気のツアー。

 ガイドブックに掲載されている人気観光スポットには一切行かず、台湾元総統・李登輝氏や台湾に「日勝生加賀屋」を誘致した徳光重人氏の講演など、台湾に今も残る日台友好の歴史を辿り、日本人が失いかけている精神を学ぶ。台湾の教科書に載り、台湾人なら誰もが知っている台湾に功績を残した有名な日本人は多数存在するが、日本ではあまり知られていない。現地台湾の人々が今でもその日本人たちに感謝をしていることやその功績を守り、語り継いでくれていることを知り、参加者は感動を覚えるという。

「日台友好歴史探訪ツアー」詳細

日程:2019年1月24日(木)~1月27日(日)

申し込み期限:2018年12月31日

参加費:24万8千円(航空券代・ホテル代別途、早期割引あり)

<主な訪問先>

・台湾で唯一本殿と拝殿が残る桃園神社

・日本軍人 杉浦茂峰少尉が祀られる鎮安堂飛虎将軍廟

・鳥山頭ダム(非公開の地下を含む)、八田與一記念館(台湾加賀屋誘致者・徳光重人氏の解説・案内)

・日本の警察官 森川清治郎巡査が祀られる義愛公

・台湾教育の聖地 芝山巌、国立台湾博物館

・日本統治時代を経験された友愛グループ(美しく正しい日本語を台湾に残す会)との交流会と会食

・文筆家 片倉圭史氏 講演

・新亜旅行 会長 張幹男氏 講演

・李登輝元台湾総統あいさつ・会食(昨年は参加したが、現在95歳と高齢のため、体調不良などの理由により、当日参加できない場合がある)

ツアー詳細、申し込み方法はホームページから。

http://realinsight.co.jp/taiwan2018/lp/
http://realinsight.co.jp/taiwan2018/lp/

浅草に妖怪が集結!広島・三次市が花やしきとコラボイベント

2018年10月11日(木) 配信

広島県三次市は10月13日(土)、浅草はなやしきの「ハロウヰン妖夜祭」とコラボレーションしたイベントを「まるごとにっぽん」(東京・浅草)で開く。2019年4月26日、三次市に開館する「日本妖怪博物館」の誕生記念イベント。妖怪メイクの無料体験や妖怪によるパフォーマンスなどが楽しめる。

 当日は約5千点を超える妖怪コレクションを同市に寄贈した、妖怪研究家の湯本豪一氏のトークショーや妖怪をモチーフにしたアクセサリーやお面、雑貨などを販売する「妖店百貨展」などを企画。また、広島県のアンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」も出張出店し、県内各地の名産品も販売する。なお、物産展は翌日の14日(日)も展開する。

 また、13日の夜は浅草花やしきで、閉園後に「ハロウヰン妖夜祭」が開かれる。妖怪のみ(仮装可)が入れるイベントで、例年定員が満員となるほど人気という。

広島県三次市日本妖怪博物館誕生記念イベント

日時:10月13日(土)午前10:00~午後5:00

場所:まるごとにっぽん1階広場

イベントスケジュール:

・午前10時~各ブース販売開始

・正午~12:30 オープニング

・午後1:00~1:30 妖怪グリーティング①

・2:00~2:30 妖怪グリーティング②

・3:00~3:50 妖怪研究家・湯本豪一氏トークイベント

・4:00~4:50 妖怪くじ

関東地方の紅葉見ごろは「例年並み」

2018年10月11日(木) 配信

全国観るなびサイト画面

日本観光振興協会はこのほど、今年の関東地方の紅葉の見ごろは「例年並み」の見込みだと発表した。紅葉スポットの情報は運営する観光情報サイト「全国観るなび」で確認できる。

 「紅葉の見ごろ」は紅葉樹や黄葉樹が全体に紅(黄)葉したころとしており、9月の平均気温から予想する気象庁が作成した予測式を使って算出する。日本観光振興協会は気象庁が1965(昭和40)年から行っていた関東地方の17スポットの紅葉見ごろ予想を引き継ぎ、2008年から毎年10月上旬に発表している。

 また、関東地区に限らず全国約180カ所の主要紅葉スポットを対象に、11月末日までの毎週木曜日に色づき情報を更新して案内している。なお、今後の天候の推移によって紅葉の見ごろ時期は前後する可能性があるため、サイトでの確認を呼び掛けている。

「全国観るなび」について

 全国各地約13万件の観光施設などの観光情報と紅葉やお祭りなどの季節情報を提供している。また、昨年2月から英語サイト「Must-see Japan」をテストリリースし、外国人旅行者に向けて情報提供も行っている。提供する季節情報は、今回の紅葉情報のほかに11月にはイルミネーション、12月にスキー・スノーボード、1月に初詣・初日の出、3月に桜、7月に花火大会、さらに毎月約400件の行・祭事情報のなど、全国各地の魅力的ある観光地の情報を国内外の消費者に提供している。なお、これらの情報の収集・更新は現地の自治体、観光協会や関係者の協力のもとに行っている。

電子地域通貨サービス実用化へ DeNAベイスターズ、トークイベント開く

2018年10月11日(木) 配信

11月のテーマは、「地域通貨」

横浜DeNAベイスターズは11月7日(水)、「地域通貨」をテーマにCREATIVE SPORTS LABでトークイベントを行う。日本政策投資銀行地域企画部の坂本広顕課長による基調講演や、しま共通地域通貨発行委員会の久保雄策氏、処デザイン学舎齋藤美和子代表を交えたトークイベントを通じて、地域通貨の可能性を探る。同時に地域通貨を使用した実証実験も行われる。

 同社は今年5月、ギフティを「BAYSTARS Sports Accelerator」(ベイスターズ スポーツ アクセラレータ)の第 1 期プログラム参加企業に決定し、電子地域通貨 「BAYSTARS coin(仮)」の開発の検討をスタートした。横浜スタジアムや対象エリアの加盟店での電子地域通貨の利用を可能にし、観戦客などの利便性を向上させるとともに、まちへの回遊も促すことを目的とする。今回のイベントでは、当日のみブールバードカフェ「&9」で利用できる2千円分の電子地域通貨を付与し、利用者、店舗従業員の声などを集め、実用化に向けた検討に生かす。

地域通貨 イメージ図

イベント概要

日時:11月7日(水)、午後 7:00開始(午後6:30開場)

場所:CREATIVE SPORTS LAB(横浜市中区日本大通34 THE BAYS 2F)

参加費:1千円(税込み)

〈旬刊旅行新聞10月11日号コラム〉客との会話  語り始めのひと言とタイミングが命

2018年10月11日(木)配信 

接客では、語り始めのひと言とタイミングが命

さわやかな秋晴れの休日に、横浜まで洋服を買いに行った。

 根がズボラなので「本当にこだわりたいもの以外はこだわらない」のだが、今回は必要が生じてちょっと変わった秋モノのジャケットを買いに行こうと思い立ったのだ。

 「さあ洋服を買いに行こう」と意気込む一方で、一抹の不安がよぎってしまう。それは、店員が執拗に話し掛けてくる積極販売の手法が苦手だからだ。

 店舗に一歩足を踏み入れた瞬間に、自分が獲物になった気分になる。「どのくらいの価格の店なのだろう」と入り口近くに並ぶスーツの値札を指で摘まんで見ていると、「今日はスーツをお探しですか」と声を掛けられる。「ええ、まあ」などと曖昧に答えると、想定予算をはるかに超えるスーツを持って来て、「今年はこの色がどうで、生地がどうの……」などと始まる。シャツやネクタイ、コートなど買う予定が無いものも自由に眺めてみたいと内心思いながらも、そんな客の「遊びの時間」を一切与えてくれない店がほとんど。

 実際、今回の洋服選びもそうだった。何軒かのお店を訪れたが、店員との不毛な会話によって疲れてしまい、結局何も買わなかった。

 手ぶらの帰り道、お腹が空いているのに気づき、寿司が食べたくなった。目についた店は回転寿司の体裁を取りながらカウンターの中で寿司職人が握るスタイルの店だった。美味しそうな店だったが、寿司を注文するたびに、職人と会話を交わさなければならないことが煩わしく感じ、足が前に進まなかった。それで、もう少し先にあるパネルで選べる回転寿司店に入った。誰とも会話を交わすことなく食事ができる回転寿司店のありがたみを改めて認識できた。

 客は我がままで、人恋しい時もあれば、疲れてしまい、あまり人と話をしたくない時もある。どの業種であれ、お客のようすを見ながら臨機応変に対応するのがベストだと思うのだが、洋服店の場合、そうはいかないのが残念である。

 観光地を歩いていると、道を歩くお客に積極的に声を掛け、半ば強引に試食を迫る店もある。繁華街でよく目にする居酒屋への呼び込みに似ている。

 旅館のおもてなしは、人の温もりがあって、旅で疲れた体に心地よさを与える。一方で、私自身も宿に着くと、「誰とも話さずに1人でのんびり過ごしたい」と感じることもある。仲居さんが客室でお茶を淹れながら「お客さん、どこから来られました?」と聞かれることも多々あるが、会話の糸口としては、あまりに芸がなく、具体的な質問は客に疲労を与えてしまう。

 酒を飲みながら議論するのが嫌で、最近は「1人で静かに酒を飲みたい」と思うことが増えてきた。1人で飲むのが好きだが、本当に1人で飲むのは虚しい。そんな夜には、適度な雑音が聞こえるバーで飲むのが最適だ。安っぽい店は「お客さん、初めてですか」「お仕事の帰りですか」とすぐに聞いてくる。1流と2流の違いは、客に話し掛ける頃合いを理解しているかどうかだ。

 バーテンダーにとって、語り始めのひと言と、語り掛けるタイミングが命である。寡黙な客が3杯目のスコッチを頼んだときに、店の入口を見ながら静かに、「今夜もまた雨が降っていますね……」などはどうだろうか。

(編集長・増田 剛)

【特集No.505】産業観光 第2ステージへ 地域に密着した持続的な観光へ

2018年10月11日(木) 配信

全国産業観光推進協議会(須田寬会長)は9月21日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で全国産業観光フォーラムを開いた。地域と企業の交流の場を設け効率的な事業支援をはかるため、ツーリズムEXPOジャパン主催者プログラムとした。今年度は、受入態勢の強化や国際展開などを重点施策に掲げる。須田会長は、産業観光の発展には地域に密着した持続的な観光であることが必要と語る。今年度からを第2ステージと位置付け、データに基づき活動を深化させる。

 産業観光の歴史は古い。1950年にフランスの経営者協会が輸出の振興をはかるため、外国人の産業施設視察に便宜を与えるよう産業界に呼び掛け、受入態勢の整備と宣伝・斡旋の制度を始めたことに由来している。

 日本では2005年に開催した「愛知万博」の誘致を契機に、中部地方から本格的な取り組みがスタートした。前年には推進、普及役となる「全国産業観光推進協議会」が日本観光振興協会に設置された。「愛知万博」開催時には、約30の産業資料館や博物館、工場を場外展示場として活用し、入場者数の大幅増という結果をもたらした。その後「産業観光」は、地方自治体の観光施策に加えられるようになり、地域観光の中核として定着するところも見られるようになった。

 工場や工房などの生産現場のほか、産業遺産、市場など幅広い観光対象を含む産業観光は、最近では工場夜景の人気も定着している。

 須田会長は「全国産業観光フォーラム」の冒頭で、これまでの産業観光の歩みを振り返り、「産業観光は昨年、国連観光倫理憲章に相応しい観光として第3回ジャパン・ツーリズム・アワード『UNWTO部門賞』を受賞した。これを機に、より持続的で、地域に密着した観光にする必要がある」と語り、今年度からを第2ステージに位置付ける。「具体的な調査に裏付けられた事業であることが大事になる」と強調し、産業観光推進協議会発足からこれまでの実績調査や、今後の需要予測などに基づき推進する。併せて、18年度は①産業観光の国際化②産業観光」の受入体制強化③研究会、イベントなどの積極的展開――を重点施策として定めた。

 須田会長は、「産業と地域は互いに連携しながら発展を続けてきた。産業活動がまちづくりにつながっているところも多いので、くにづくり、まちづくりを産業観光から進め、観光立国、地域再生をはかる」と語った……

【全文は、本紙1730号または10月19日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

19年度版冊子を発行 会員施設114軒の情報掲載(リボン宿ネット)

2018年10月11日(木)配信

2019年版のピンクリボン冊子

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(畠ひで子会長)はこのほど、会員施設の情報をまとめた2019年度版「ピンクリボンのお宿」冊子(A5判、88㌻)を発行した。10月のピンクリボン月間に合わせ毎年作成している。

 本文では加盟宿の一覧リストの中で露天風呂付き客室、貸切り風呂や大浴場の間仕切り、入浴着の着用、食事対応、禁煙客室、宿泊プラン、クーポンなどの有無を表示した。また、114の加盟宿を北から順に1ページに3軒掲載。宿の特徴やお風呂情報、日帰りや宿泊プラン、アクセスなどを文章とアイコンで細かく紹介している。

 このほか、観光協会や旅館組合などの団体会員のページではそれぞれの温泉地や観光のみどころを文章と写真で説明。さらに企業会員や賛助会員も掲載している。

 巻頭部分ではイラストを使用して旅行や温泉を楽しむコラムを、巻末には加盟宿が提供する特典クーポンも付く。

 冊子は10万部発行し、会員施設のほか、全国約800カ所の病院で無料配布している。

茨城県古河市など4者 古民家などの歴史的建築物活用で協定

2018年10月10日(水) 配信 

今回の協定での各者の役割イメージ図

茨城県古河市と茨城県古民家再生協会(茨城県古河市)、ホームアウェイ(米国テキサス州オースティン)、楽天ライフルステイ(東京都千代田区)の4者は2018年10月9日(火)、「古河市における歴史的建築物活用に関する協力協定」を締結した。古河市内の古民家などの歴史的建築物を活用した事業活動で連携・協力することで、地域経済の牽引と活性化をはかる。

 4者は、「歴史的建築物の情報共有」「歴史的建築物の保存・活用」「歴史的建築物を活用した観光振興」「歴史的建築物を活用した地域活性化」などについて連携、協力する。具体的には、古河市の古民家をはじめとする歴史的建築物をバケーションレンタル(民泊)用の宿泊施設として活用するほか、国内外の旅行客に向けて古民家や地域の魅力を発信し、長期滞在を促すことなどの施策を計画する。

築144年の古民家を民泊用に改装し運用予定

 活用第1弾として、古河市恩名にある築144年の物件を、2020年を目途にバケーションレンタル用に改装し、宿泊施設として運用する予定。同物件は、約10万平方㍍(東京ドーム約2個分)の敷地内に位置し、主に友人グループや家族連れの利用客がゆったり宿泊できる一軒家タイプの宿泊施設となる。

 古河市と茨城県古民家再生協会が物件情報を提供し、楽天ライフルステイが開業までのサポートや施設の運用代行を担い、ホームアウェイと楽天ライフルステイが共同で集客などのマーケティングを行う。また、全国古民家協会(東京都港区)による「古民家宿泊鑑定」も実施し、より安心して宿泊できる施設となる予定。

茨城県古河市は、どんな場所?

 茨城県古河市は、小京都と呼ばれ、古くは万葉集にも登場している。江戸時代には河川交通の要所として、譜代大名の城下町と日光街道の宿場町として栄え、現在も多くの歴史遺産が存在する。「古河提灯竿もみまつり」や「桃まつり」に代表されるさまざまな祭りや、甘露煮、地酒、各種野菜などの特産品もあり、観光地としての魅力にあふれている。

 都内から電車で約1時間の茨城県西端に位置し、アクセスが良い点も魅力の1つ。観光庁の調査によると、2017年での訪日外国人の61・4%がリピーター(訪日2回以上)であり、訪日回数が増えると、地方を訪れる割合が高くなる傾向がある。このような状況のなかで、今後は古河市もリピーター旅行客の旅行先の候補地の1つになることが期待される。

 今回の協定を通じて4者は、さまざまなインバウンド需要にも対応しつつ、古河市の古民家をはじめとする歴史的建築物の活用を積極的に推進していく。

対象古民家概要

所在地:古河市恩名

土地面積:約10万平方㍍(約3万坪)

建物面積:約330平方㍍(約100坪)

築年数:144年

予約受付サイト:

 ホームアウェイ 

 楽天ライフルステイ 

予約受付開始予定:2020年

改装前の古民家

今回の協定の背景

 今回の協定は、6月にホームアウェイ、全国古民家再生協会、楽天ライフステイの3者が、古民家をバケーションレンタルとして活用し、国内外の旅行客に向けて、古民家の認知・価値拡大と地域の観光活性化を加速させることを目的として合意した業務提携における取り組みの第1弾に、古河市が賛同するカタチとなっている。

ホームアウェイ、全国古民家再生協会、楽天ライフルステイの業務提携イメージ図

家族、グループ層の約90%以上が、古民家宿泊に興味

 ホームアウェイが世界7カ国の約1千人に実施した調査結果では、ホームアウェイのメインユーザーである家族・グループ層の約90%以上が、古民家宿泊に興味を持っていることがわかりました(下記図)。訪日外国人は、日本の文化・歴史について関心を持っており、日本人の暮らしを体験することを望む傾向が見られる。家族・グループでの長期滞在を好む訪日外国人にとって、古民家滞在は魅力的な旅行目的になることが期待できる。

HomeAway古民家利用意向

調査対象:米国、イギリス、フランス、シンガポール、香港、オーストラリア、ニュージランドの7カ国の18歳以上 1,021人を対象に調査を行った。2018年4月実施。

北越急行が南田さん、久野さんと行くほくほく線の旅を企画

2018年10月10日(水) 配信

六日町車両基地

北越急行(新潟県南魚沼市)は11月10日(土)、「南田裕介さん・久野知美さんと行くほくほく線『鉄分“ほっくほく”ツアー』」を行う。参加者を10月15日(月)まで募集している。ツアーには、鉄道ファンに人気の南田裕介さん(ホリプロマネージャー)と久野知美さん(同社アナウンス室所属フリーアナウンサー)の2人が同行。北越急行主催ツアー時など、限られたときにしか入ることができない儀明斜坑などを巡る、鉄道ファンに向けた内容に仕上がっている。

 儀明斜坑では入口で風圧を体験したのち、斜坑内部の見学と通過列車の轟音を体感する。そのほか工程には、地下にホームがある「美佐島駅」や六日町車両基地の見学などが組み込まれており、車両基地では幕回しや撮影タイムなどの企画も用意。参加者には同社で使っているヘルメットの色違いをプレゼントする。担当者は鉄道ファンに向け、「普段は入れない場所、体験できない場所への旅を、南田さんと久野さんとお楽しみください」とPRする。

ほくほく線内3か所全ての信号場(赤倉・薬師峠・儀明)に停車 写真は、儀明信号場

ツアー詳細

運行日:11月10日(土)

行程:

十日町駅を午前9:50ごろに電車で出発し、儀明斜坑で列車の風圧体験と見学を行い、昼食後、六日町の車両基地と美佐島駅ホームを見学し、午後4:30ごろに十日町駅に帰着。

旅行代金:大人1万円、子供7千円

※運賃・料金・昼食代含む(税込)

募集人員:50人(未成年者単独の参加の場合は親権者の同意書が必要)

※応募者多数の場合は抽選

応募期間:~10月15日(月)(※15日必着)

応募方法:

メール・FAX(24時間受付)、電話・窓口受付(平日午前9:00~午後6:00)

受付窓口:北越急行営業企画課

TEL:025-750-1251

FAX:025-750-1252

メールアドレス:teisoku@hokuhoku.co.jp