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京浜急行電鉄 三浦半島でのエリアマネジメント活動を強化 24年度にはヒューリックと「ふふ城ヶ島」(仮称)開業へ

2021年5月16日
営業部:後藤 文昭

2021年5月16日(日)配信

ふふシリーズ客室イメージ

 京浜急行電鉄(原田一之社長、神奈川県横浜市社長)はこのほど、2021年度からスタートする中期経営計画のなかで「都市近郊リゾートみうらの創生」を掲げ、三浦半島でのエリアマネジメント活動を強化することを発表した。

 外部事業者と共同で滞在拠点を再整備し、「日帰り客が多く長時間滞在が少ない」という地域課題を解決する。

 昨年5月に閉館した「城ヶ島京急ホテル」の跡地(城ヶ島エリア)には、ヒューリックと共同で、高級温泉旅館「ふふ城ヶ島」(仮称)を2024 年度ごろ開業する。同館は、地域住民や日帰り観光客にもレストランなどの利用を通じ、非日常感を提供する。

 相模湾、富士山、小網代湾の眺望を有し、温泉も湧出する油壺エリアでは、滞在拠点の一体開発に向けて大手デベロッパーと共同で検討を推進する。開業時期は、 2025年度(予定)。一方、「京急油壺マリンパーク」は、建物や設備の老朽化に対する措置として,また今後の一体開発を進めるため、今年9月30日(木)に閉館。「ホテル京急油壺 観潮荘」は営業を継続し、引き続き当エリア周辺敷地を活用しながら、さまざまなアクティビティなどを展開していく。

 長井エリアにある横須賀市の観光施設「長井海の手公園ソレイユの丘」は,2023年4月にリニューアル開業する計画を進めている。再整備と管理運営を京急のほか日比谷花壇など9社が担う。

 宿泊できるグランピング施設や大型アスレチック施設,飲食施設などを新設し、「海と大地と、人をつなぎ、新しい出会いと発見のある場所」をメインコンセプトに掲げ、公園を拠点として周辺観光を活性化。横須賀東西の繋がりを強化し、周辺地域も含めて魅力向上を目指す。

 また同社は、京急アクセラレータープログラム参加企業のschemeverge と共同で開発した観光型MaaS 「三浦Cocoon」や、地域事業者向け事業プラットフォーム 「三浦 Cocoon for bussiness 」を拡充する。

 京急沿線の自治体や観光振興団体など81団体からなる「三浦 CocoonFamily 」とともに観光コンテンツの開発やエリアマネジメントを通じた三浦半島の「 MaaS 版沿線まちづくり」 を推進。半島地域一体で観光活性化、交流、定住人口の拡大 、新規事業者の誘致などの社会課題の解決に取り組むことが狙いだ。

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