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阪急交通社、光触媒の施工事業を開始 自社の観光バス「菫」に抗菌対策

2020年12月1日
編集部:木下 裕斗

2020年12月1日(火) 配信

施行のようす。交通機関や宿泊施設からの受注をはかる

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)の国際旅行営業本部はこのほど、新規事業として抗ウイルス・ 抗菌効果が期待される光触媒の施工を始めた。コロナ禍で新しい生活様式での旅のスタイルが創生されることを見据えた。

 同事業は日本独自の特許技術。光触媒溶剤をコーティングし、溶剤に含まれる酸化チタンナノ粒子と光が反応し、ウイルスや菌などを長期間、無力化する。国内のバス会社や鉄道会社などの交通機関やホテル、レストランなどからの受注をはかる。また、パートナー会社と協業し、国内外の取引先に溶剤卸販売や技術提供なども行う。

 阪急交通社は11月19日(木)と23日(月)に、同事業における最初の事例として、同社が保有する観光バスクリスタルクルーザー「菫」に施工した。

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