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〈旬刊旅行新聞5月11・21日合併号コラム〉消費者に伝えてほしい コロナ後に「もう一度、旅の楽しさを」  

2020年5月21日
編集部:増田 剛

2020年5月21日(木) 配信

もう一度、旅の楽しさを

 政府は5月14日に39県の緊急事態宣言を解除した。19日現在、残るは東京都や大阪府など8都道府県となった。

 
 休業を続けていた旅館やホテルなども徐々に営業を再開する施設が増えてきたことは、とてもうれしいニュースであり、気分が明るくなる。このまま潮が静かに引くように新型コロナウイルスの感染が終息してほしいと願っているが、そう簡単にいかないのがこのウイルスの厄介なところだ。
 
 かれこれ3カ月近く、旅ができない環境にいると、自分のやりたい旅をあれこれと思い描く日々だ。
 
 今、どのような旅がしたいかといえば、クルマのハンドルを握って、日本中をゆっくりと回りたい。まだ見たことのない道を走り、その土地の名前を一つずつ確認しながら、記憶に留めていく。そして夕方になると、どこかの宿の安い部屋で体を休める。朝になると、再びクルマに戻り、エンジンをかけ、アクセルをゆっくりと踏む。その繰り返しだ。海が見えれば、浜辺を少し歩き、山道の見晴らしの良い高台に辿り着けば、缶コーヒーを買って、思いっきり深呼吸する。漠然としているが、コロナ終息後には、そんな旅をしたいと、夢見ている。
 
 頭の中がすっきりしないとき、夜の道路が空いている時間帯にクルマに乗って、自宅近くの国道16号から横浜方面に向かい、国道1号で五反田方面を目指し、環状7号線と交差する地点で左折し、世田谷通りで戻るという周回コースが自分のお気に入りだ。随分と長い距離ではあるが、FM放送から流れるクラシック音楽を聴きながら、暗い街並みを走っていると、気持ちが良くなってくる。
 
 その都度、クルマを運転することは、楽しいのだと思う。
 
 トヨタのスローガン「FUN TO DRIVE,AGAIN」は、「もう一度、クルマの楽しさを創造したい」という決意表明である。
 
 自らスポーツカーを操る豊田章男社長の「うるさくてガソリン臭いクルマが好きだ」という言葉に胸が沸き立つ。時代に逆行するようなリスクを含んでいるが、「人生を楽しむ」ことを忘れない姿勢に共感する。
 
 世の中の潮流は「エコ」であり、「安心・安全」である。そしてAI(人工知能)による自動運転の時代である。豊田社長はそんなものは百も承知である。「エコ」にも「安心・安全」にも、他のライバル社に決して負けない意識と、企業努力を継続している。そのうえで、「クルマを運転する楽しさ」を届けたいという、魂を込めた経営者の“想い”が直に伝わってくる。逃亡劇を演じた日産のカルロス・ゴーン元社長も、「クルマが好き」なことでは、負けていない。
 
 そして、小さな自動車修理工場の住み込み見習い職人からスタートして、「世界のHONDA」へと育て上げた本田宗一郎氏も、より良い「エンジン」を作ることへの執着は、常人の域をはるかに超えた存在だった。
 
 買い物をする際には、経営トップの企業哲学や、製品への“想い”の強さがとても大事である。旅行会社や、観光施設は、「形のないサービス」を売っているが、「旅をする楽しさ」をどれだけ消費者の胸に伝えることができるかが勝負となる。コロナ禍後に、「FUN TO TRAVEL,AGAIN」だ。
(編集長・増田 剛)
 

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